JP2003133982A - 複数周波数帯域用アンテナシステム - Google Patents

複数周波数帯域用アンテナシステム

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JP2003133982A
JP2003133982A JP2001326897A JP2001326897A JP2003133982A JP 2003133982 A JP2003133982 A JP 2003133982A JP 2001326897 A JP2001326897 A JP 2001326897A JP 2001326897 A JP2001326897 A JP 2001326897A JP 2003133982 A JP2003133982 A JP 2003133982A
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JP
Japan
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antenna
frequency band
frequency
antenna element
circuit
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Application number
JP2001326897A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Imoto
哲治 井元
Kazuo Takayama
一男 高山
Naoki Kushima
直樹 久島
Kazushige Ogino
和滋 荻野
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない数のアンテナエレメントで、広い周波
数帯域で使用可能にする。 【解決手段】 アンテナエレメント2に対し、切換回路
7でFM用マッチング回路5とTV用マッチング回路6
とを切換、FM放送受信とTV放送受信とを可能にす
る。FM用マッチング回路5は、VHF帯の比較的低い
周波数帯域で、FM用アンプ3の入力側とアンテナエレ
メント2とのインピーダンスマッチングを図る。TV用
マッチング回路6は、VHF帯のうち、FM放送の周波
数帯域よりも高い周波数帯域でアンテナエレメント2と
TV用アンプ4の入力側との間のインピーダンスマッチ
ングを図る。1つのアンテナエレメント2で、FM放送
とTV放送とを感度よく受信することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジオ放送やテレ
ビジョン放送などを、それぞれの放送が割当てられてい
る周波数帯域に切換えて受信することなどが可能な複数
周波数帯域用アンテナシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車の車両などでは、中波
(LF,MF)帯域のAMラジオ放送、超短波(VH
F)帯域のFMラジオ放送やテレビジョン放送、極超短
波(UHF,SHF)帯域のテレビジョン放送などを受
信するために、各受信周波数帯域毎に適応させた個別の
アンテナエレメントを使用している。また、車両では走
行して移動しながら各種放送を受信するので、同一周波
数帯域でも複数のアンテナエレメントを切換えて受信を
行うダイバシティ方式も用いられることがある。
【0003】特開昭60−136433号公報には、車
両の窓ガラス上に配置した一対のアンテナパターンを切
換えてダイバシティ方式で放送を受信する先行技術が開
示されている。特開平7−283767号公報には、自
動車のリア窓ガラスに複数のアンテナを形成し、ダイバ
シティ方式の切換えを行って一つのアンテナアンプで受
信信号を増幅する先行技術が開示されている。
【0004】実開平5−68146号公報や特開平10
−242730号公報には、2つのFM放送受信用のア
ンテナを用い、FMラジオ放送受信時にはいずれかのア
ンテナに切換えてダイバシティ方式を実現し、AMラジ
オ放送受信時には両方のアンテナの受信信号を合成する
先行技術が開示されている。特開平10−242730
号公報のFM受信用アンテナは、自動車の2つの窓ガラ
スにそれぞれ設けられている。特開2000−5912
4号公報には、自動車のリアガラスに、FM受信を主目
的とし、AM受信特性を兼備するパターンを有するAM
/FM兼用アンテナ導体と、AM受信特性を確保できる
パターンを有するAMアンテナ導体とを備え、2つのア
ンテナ導体をローパスフィルタを介して結合し、AM受
信を行う先行技術が開示されている。さらに特開平7−
7319号公報には、フレキシブルフィルム基板上に、
形状の異なる2本のアンテナエレメントパターンを配置
し、車内側からウィンドウのガラス面に貼付け、複数の
フレキシブルフィルム基板を用いればダイバシティ方式
も可能となる先行技術が開示されている。
【0005】なお、自動車などのガラスに形成するアン
テナとしては、実開平7−42205号公報に、室内側
アンテナと室外側アンテナとを、誘電体部材を介して接
合する先行技術が開示されている。また特開平7−12
2921号公報には、横長の接地用パターンと、縦長の
放射用パターンとを絶縁フィルムに隣接させて配置し、
絶縁フィルムの一方の面をゴム等の絶縁部材で覆い、他
方の面を自動車用窓ガラスに貼付ける先行技術が開示さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、自動車にはナビ
ゲーション装置のためにディスプレイ表示器を搭載する
ことが多くなってきているので、ディスプレイ表示器を
利用してテレビジョン放送の受信も行われるようになっ
てきている。またナビゲーション装置では、VICS
(Vehicle Information and Communication System)な
どのように、FM多重放送を利用して送信される道路交
通情報を受信する必要もある。さらに従来からのカーラ
ジオやカーオーディオで、AMラジオ放送やFMラジオ
放送を受信する必要もある。これらは周波数帯域が異な
り、従来は、各受信周波数帯域毎に適応させた個別のア
ンテナエレメントを使用し、各周波数帯域毎に1つのア
ンテナエレメントを選択して使用するようにしている。
自動車などでは、窓ガラスのようにアンテナエレメント
を搭載可能なスペースは限られており、アンテナエレメ
ント数が多くなると、搭載スペースが不足し、システム
を成立させることができなくなってしまう。
【0007】また、アンテナエレメントに受信される信
号を増強するためにアンテナアンプをアンテナエレメン
ト毎に設けているので、アンテナエレメント数が増加す
ると、アンテナエレメントとアンテナアンプとの接続に
多くの工数を必要とし、コスト低減の妨げとなってい
る。実開平7−42205号公報や特開平7−1229
21号公報に開示されているような形式のアンテナは、
AMラジオ放送やFMラジオ放送などでは周波数帯域が
低すぎて使用することができない。
【0008】本発明の目的は、少ない数のアンテナエレ
メントで、多くの周波数帯域使用可能な複数周波数帯域
用アンテナシステムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の周波数
帯域を切換えて使用可能な複数周波数帯域用アンテナシ
ステムであって、アンテナエレメントと、各周波数帯域
毎に設けられ、アンテナエレメントに受信される信号の
処理が可能な該複数の信号処理回路と、各周波数帯域毎
に設けられ、それぞれの周波数帯域でアンテナエレメン
トと信号処理回路との間のインピーダンスマッチングを
行う該複数のマッチング回路と、アンテナエレメントと
信号処理回路との間で、周波数帯域に応じて該複数のマ
ッチング回路を切換える切換回路とを含むことを特徴と
する複数周波数帯域用アンテナシステムである。
【0010】本発明に従えば、複数周波数帯域用アンテ
ナシステムは、複数の周波数帯域を切換えて使用可能で
あり、アンテナエレメントと、信号処理回路と、周波数
帯域の数を有するマッチング回路と、マッチング回路を
切換えてアンテナエレメントと信号処理回路との間のイ
ンピーダンスマッチングを行う切換回路とを含む。アン
テナエレメントを、マッチング回路を切換えて複数の周
波数帯域で使用するので、アンテナエレメントの数に比
べて周波数帯域の数を多くすることができ、多くの周波
数帯域を少ない数のアンテナエレメントで利用すること
ができる。アンテナエレメントの数が少なくなるので、
少ないスペースにも設置可能となり、設置時などに要す
る部品数や工数も少なくしてコスト低減を図ることがで
きる。
【0011】さらに本発明は、複数の周波数帯域を切換
えて使用可能な複数周波数帯域用アンテナシステムであ
って、各周波数帯域毎に設けられる該複数のアンテナエ
レメントと、各周波数帯域毎に設けられ、アンテナエレ
メントに受信される信号の処理が可能な該複数の信号処
理回路と、各周波数帯域毎に設けられ、それぞれの周波
数帯域でアンテナエレメントと信号処理回路との間のイ
ンピーダンスマッチングを行う該複数のマッチング回路
と、アンテナエレメントと信号処理回路との間で、周波
数帯域に応じて該複数のマッチング回路を切換える切換
え回路とを含み、マッチング回路には、信号周波数に応
じて連続的にインピーダンスマッチングの状態を可変す
る機能を備えるものを有することを特徴とする複数周波
数帯域用アンテナシステムである。
【0012】本発明に従えば、複数のアンテナエレメン
ト、マッチング回路および信号処理回路を周波数帯域に
応じて切換え、複数の周波数帯域で使用することができ
る。マッチング回路のうちに、信号周波数に応じて連続
的に前記インピーダンスマッチングの状態を可変する機
能を備えるものを有するので、その周波数帯域では広帯
域にインピーダンスマッチングをとることができ、広い
範囲の周波数を高感度で受信することができる。アンテ
ナエレメントを広帯域で使用することができるので、数
を減らすことができ、少ないスペースにも設置可能とな
り、設置時などに要する部品数や工数も少なくしてコス
ト低減を図ることができる。
【0013】また本発明で、前記アンテナエレメント
は、共振させて使用する周波数帯域が異なるものを複数
有し、該複数のアンテナエレメントのいずれの共振周波
数よりも低い周波数で、該複数のアンテナエレメントを
相互に結合し、各アンテナを共振させて使用する周波数
帯域では該複数のアンテナエレメントを分離する結合分
離回路をさらに含むことを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、異なる周波数帯域用に使
用するアンテナエレメントを、それぞれの共振周波数よ
りも低い周波数では、結合分離回路によって相互に結合
し、受信感度を高めることができる。それぞれのアンテ
ナエレメントを共振させて使用する周波数帯域では、結
合分離回路で分離して使用することができる。
【0015】また本発明で、前記結合分離回路は、前記
複数のアンテナエレメントのいずれの共振周波数よりも
低い周波数ではインピーダンスが低く、前記各アンテナ
エレメントを共振させて使用する周波数帯域ではインピ
ーダンスが高くなるインダクタで、前記結合および前記
分離を行うことを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、結合分離回路ではインダ
クタンスを用いて異なる周波数帯域に使用するアンテナ
エレメントを、それぞれの共振周波数よりも低い周波数
帯域では低インピーダンスで結合し、それぞれが共振す
る周波数では高インピーダンスとなって分離することが
できる。
【0017】また本発明は、前記アンテナエレメントを
導電性パターンとして搭載する合成樹脂フィルムと、前
記信号処理回路を搭載する回路基板とをさらに含み、合
成樹脂フィルムの少なくとも一部は、回路基板上に接続
されて、合成樹脂フィルムと回路基板とが一体化されて
いることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、複数の周波数帯域に使用
可能なアンテナエレメントを合成樹脂フィルム上に導電
性パターンとして搭載し、信号処理回路を搭載する回路
基板と一体化させ、アンテナ設置時などの作業を簡単に
して、コスト低減を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の第1形態
として、複数の周波数帯域を切換えて使用可能な複数周
波数帯域用アンテナシステム1の基本的な電気的構成を
示す。本実施形態の複数周波数帯域用アンテナシステム
1は、FMラジオ放送やFM多重放送などのFM放送
と、テレビジョン放送とを、FM/TV兼用のアンテナ
エレメント2で受信することができる。FM放送は、た
とえば76MHz〜90MHzなど、VHF帯で比較的
低い範囲の周波数帯域を使用する。テレビジョン放送
は、たとえば90MHz〜770MHzなど、FM放送
よりも高い範囲の周波数帯域のVHF帯とUHF帯とを
使用する。
【0020】FM用アンプ3およびTV用アンプ4は、
FM放送およびテレビジョン放送をそれぞれ受信した微
弱な信号を増幅する信号処理が可能である。アンテナエ
レメント2と、各周波数帯域毎に設けられる信号処理回
路としてのFM用アンプ3およびTV用アンプ4の入力
側には、各周波数帯域毎に設けられ、それぞれの周波数
帯域でアンテナエレメント2との間のインピーダンスマ
ッチングを行うFM用マッチング回路5およびTV用マ
ッチング回路6が設けられる。切換回路7は、アンテナ
エレメント2とFM用マッチング回路5およびTV用マ
ッチング回路6との間で、周波数帯域に応じて切換えを
行う。切換回路7は、シリコン(Si)のPINダイオ
ードや、ガリウム砒素(GaAs)のFETなどの半導
体スイッチング素子を用いて構成することができる。F
M用アンプ3、TV用アンプ4、FM用マッチング回路
5、TV用マッチング回路6および切換回路7は、回路
基板8上に一体的に形成し、アンテナエレメント2に近
接して配置する。
【0021】図2は、図1のFM用マッチング回路5お
よびTV用マッチング回路6の等価的な構成を(a)お
よび(b)でそれぞれ示す。図2(a)に示すように、
FM用マッチング回路5は、インダクタ11のみで構成
することができる。インダクタ11のインダクタンスL
は、たとえば0.4μHとする。図2(b)に示すよう
に、TV用マッチング回路6は、インダクタ12および
キャパシタ13による並列回路と、インダクタ14およ
びキャパシタ15による並列回路とで構成することがで
きる。インダクタ12,14のインダクタンスLは、た
とえば0.1μHおよび0.001μHであり、キャパ
シタ13,15のキャパシタンスCは、たとえば15p
Fおよび10pFである。
【0022】図3は、(a)および(b)で図2のFM
用マッチング回路5およびTV用マッチング回路6を用
いる効果をそれぞれ示し、(c)ではマッチング回路を用
いないでアンテナエレメント2を共用する場合を比較と
して示す。アンテナエレメント2としては、全長500
mmの直線状アンテナパターンを用い、テレビジョン放
送用のVHF帯のHigh側の下、たとえば130MH
z程度の周波数にチューニングしておく。図3(a)に
示すように、FM用マッチング回路5を用いることによ
って、図3(c)に比べ、76MHz〜90MHzの周
波数帯域で、7dB程度の感度を改善することができ
る。図3(b)に示すように、TV用マッチング回路6
を用いることによって、VHF帯のLow側では3d
B、VHF帯のHigh側では2dB程度の感度を改善
することができる。なお、UHF帯では0dBであり、
実質的な感度改善はないけれども、感度の低下もない。
【0023】以上で説明したように、本実施形態の複数
周波数帯域用アンテナシステム1は、切換回路7でFM
用マッチング回路5とTV用マッチング回路6とを切換
えて、複数の周波数帯域で使用するので、アンテナエレ
メント2の数に比べて周波数帯域の数を多くすることが
でき、多くの周波数帯域を少ない数のアンテナエレメン
ト2で利用することができる。アンテナエレメント2の
数が少なくなるので、少ないスペースにも設置可能とな
り、設置時などに要する部品数や工数も少なくしてコス
ト低減を図ることができる。
【0024】図4は、本発明の実施の第2形態である複
数周波数帯域用アンテナシステム19の概略的な電気的
構成を示す。本実施形態の複数周波数帯域用アンテナシ
ステム19は、自動車の窓ガラスなどに貼付けるフィル
ム基板20上に、複数のガラスアンテナパターン21,
22,23,24を形成し、アンプモジュール30の可
変マッチング回路31,32,33,34を介してそれ
ぞれインピーダンスマッチングを行いセレクタ35で切
換える。セレクタ35は、PINダイオードやFETな
どの半導体スイッチング素子を使用する電子スイッチで
あり、デコーダ36からの選択信号に従って切換えを行
う。セレクタ35によって選択的に切換えられた信号
は、AGC回路37を経て、ブースタアンプ38に入力
される。AGC回路37は、目的の信号周波数またはそ
の近接周波数に過大な入力信号が存在するときに、信号
を減衰させ、混変調特性などが低下するのを防ぐ。ブー
スタアンプ38は、受信信号の増幅を行う。セレクタ3
5での切換えの指示は、コネクタ39を介してデコーダ
に与えられるダイバシティ方式用の切換え信号によって
行われる。
【0025】自動車の車内などには、受信機40が設置
され、コネクタ41,42などを備える。コネクタ41
には、アンプモジュール30のコネクタ39との間を接
続する制御用ケーブル42が装着される。コネクタ42
には、アンプモジュール30のブースタアンプ38から
のアンテナ出力が信号用ケーブル46を介して入力され
る。
【0026】本実施形態の可変マッチング回路31,3
2,33,34は、信号周波数に応じて連続的にインピ
ーダンスマッチングの状態を可変する機能を備える。各
可変マッチング回路31,32,33,34は、たとえ
ば図1の実施形態のFM用マッチング回路5とTV用マ
ッチング回路6とを内蔵して、PINダイオードなどの
電子スイッチで切換え、TV用マッチング回路6に相当
する構成でキャパシタ13,15に相当する部分に可変
容量ダイオードなどを使用して、キャパシタンスを変化
させ、インピーダンスマッチング可能な周波数範囲を広
げることができる。これによって、たとえば、FM帯
域、VHF−Low帯域、VHF−High帯域、UH
F−Low帯域およびUHF−High帯域をカバーさ
せることができる。セレクタ35でガラスアンテナ2
1,22,23,24および可変マッチング回路31,
32,33,34を切換えることによって、ダイバシテ
ィ方式の受信を行うことができる。
【0027】図5は、本実施形態の複数周波数帯域用ア
ンテナシステム19を、自動車の車両50に搭載してい
る状態を示す。フィルム基板20は、リアガラス51に
車室内側から貼付ける。リアガラス51の上縁付近の屋
根52には、アンプモジュール30が設置される。アン
プモジュール30には、GPS、VICS、ETCや携
帯電話などの通信用のアンテナを設置することができ
る。
【0028】本実施形態の可変マッチング回路31,3
2,33,34は、信号周波数に応じて連続的にインピ
ーダンスマッチングの状態を可変する機能を備えるの
で、広帯域にインピーダンスマッチングをとることがで
き、広い範囲の周波数を高感度で受信することができ
る。したがって、複数のアンテナエレメントを設置し、
広帯域でダイバシティ方式による受信感度向上を図るこ
ともできる。
【0029】このように、複数の周波数帯域に使用可能
なアンテナエレメントを合成樹脂フィルムなどのフィル
ム基板20上に導電性パターンとして搭載し、アンプモ
ジュール30などの信号処理回路を搭載する回路基板と
一体化させ、アンテナ設置時などの作業を簡単にして、
コスト低減を図ることができる。
【0030】図6は、本発明の実施の第3形態である複
数周波数帯域用アンテナシステム59の概略的な電気的
構成を示す。本実施形態では、AMラジオ放送受信用に
AM用アンテナエレメント60を設け、アナログテレビ
ジョン受信用をダイバティ方式で行うために2つのAT
V用アンテナエレメント61,62を設ける。AM用ア
ンテナエレメント60、およびATV用アンテナエレメ
ント61,62の受信信号は、それぞれアンテナ出力線
63,64,65を介して取出される。
【0031】AM用アンテナエレメント60は、共振さ
せて使用する周波数帯域がATV用アンテナエレメント
61,62とは異なり、より低い周波数にしておく。た
だし、中波に適合する共振周波数はかなり低いので、A
M用アンテナエレメント60は、共振周波数よりも低い
周波数帯域で微小アンテナとして動作させる。このた
め、AM放送帯域では、相対的にアンテナ利得が小さく
なってしまう。AM放送帯域でのアンテナ利得の低下
は、ATV用アンテナエレメント61,62をインダク
タ66,67をそれぞれ介して、AM用アンテナエレメ
ント60と結合して補う。インダクタ66,67は、A
M用アンテナエレメント60およびATV用アンテナエ
レメント61,62のいずれの共振周波数よりも低い周
波数は相互間を結合し、各アンテナエレメントを共振さ
せて使用する周波数帯域ではアンテナエレメントを分離
する結合分離回路として機能する。インダクタ66,6
7を用いることによって、各アンテナエレメントの共振
周波数よりも低い周波数帯域では低インピーダンスで結
合し、それぞれが共振する周波数では高インピーダンス
となって分離することができる。
【0032】図7は、本発明の実施の第4形態として、
実施の第1形態と第3形態とを含む複数周波数帯域用ア
ンテナシステム69の構成を示す。本実施形態で、実施
の第1形態と第3形態とに対応する部分には同一番号と
なる参照符を付し、重複する説明は省略する。デジタル
テレビジョン放送は、2つのアンテナエレメント71,
72で受信する。アナログテレビジョン受信に対しては
アンテナエレメント73,74とATV用アンテナエレ
メント61,62とを、セレクタ75によって切換え、
ダイバシティ方式を実現する。ATV用アンテナエレメ
ント61,62は、FM放送受信用と兼用し、TV用マ
ッチング回路6a,6bを用いてインピーダンスマッチ
ングを行う。FM放送受信には、FM用マッチング回路
5a,5bを用いてインピーダンスマッチングを行う。
FMとTVとの切換えは、切換回路7a,7bによって
行う。AM放送およびFM放送の受信に関連するアンプ
などの構成は、AM/FM信号処理回路76としてまと
める。TV受信に関連するアンプなどの構成は、TV信
号処理回路77としてまとめる。AM/FM信号処理回
路76およびTV信号処理回路77の詳細な説明は省略
する。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、アンテナ
エレメントを、マッチング回路を切換えて複数の周波数
帯域で使用するので、アンテナエレメントの数に比べ
て、使用可能な周波数帯域の数を多くすることができ
る。周波数帯域の数が多くなっても、アンテナエレメン
トの数を少なくすることができるので、少ないスペース
にも設置可能となり、部品数や工数も少なくしてコスト
低減を図ることができる。
【0034】さらに本発明によれば、マッチング回路の
うち、信号周波数に応じて連続的にインピーダンスマッ
チングの状態を可変する機能を備えるものの周波数帯域
を広帯域にすることができ、広い範囲の周波数を高感度
で受信することができる。
【0035】また本発明によれば、異なる周波数帯域用
に使用するアンテナエレメントを、それぞれの共振周波
数よりも低い周波数では、相互に結合させて受信感度を
高め、それぞれのアンテナエレメントを共振させて使用
する周波数帯域では、分離して使用することができるの
で、アンテナエレメントの数よりも多くの数の周波数帯
域で使用することができる。
【0036】また本発明によれば、インダクタンスを用
いて、異なる周波数帯域に使用するアンテナエレメント
を、それぞれの共振周波数よりも低い周波数帯域では低
インピーダンスで結合し、それぞれが共振する周波数帯
域では高インピーダンスとなって分離することができ
る。
【0037】また本発明によれば、複数の周波数帯域に
使用可能なアンテナエレメントと、信号処理回路とを一
体化させ、アンテナ設置時などの作業を簡単にして、コ
スト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態である複数周波数帯域
用アンテナシステム1の基本的な電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1のFM用マッチング回路5およびTV用マ
ッチング回路6の等価回路図である。
【図3】図1のFM用マッチング回路5およびTV用マ
ッチング回路6を用いる効果を、用いない場合と比較し
て示す周波数特性図である。
【図4】本発明の実施の第2形態である複数周波数帯域
用アンテナシステム19の概略的な電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図4の複数周波数帯域用アンテナシステム19
を車両50に搭載している状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の第3形態である複数周波数帯域
用アンテナシステム59の概略的な電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図7】本発明の実施の第4形態である複数周波数帯域
用アンテナシステム69の概略的な電気的構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1,19,59,69 複数周波数帯域用アンテナシス
テム 2,71,72,73,74 アンテナエレメント 3 FM用アンプ 4 TV用アンプ 5,5a,5b FM用マッチング回路 6,6a,6b TV用マッチング回路 7,7a,7b 切換回路 11,12,14,66,67 インダクタ 13,15 キャパシタ 20 フィルム基板 21,22,23,24 ガラスアンテナパターン 30 アンプモジュール 31,32,33,34 可変マッチング回路 35,75 セレクタ 50 車両 51 リアガラス 60 AM用アンテナエレメント 61,62 ATV用アンテナエレメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久島 直樹 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 荻野 和滋 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Fターム(参考) 5J046 AA04 AB06 AB17 LA01 LA05 LA15 LA16 TA03 5J047 AA04 AB06 AB17 EC02 5K062 AA05 AA06 AB10 AB11 AC01 AE05 BA01 BB03 BF07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の周波数帯域を切換えて使用可能な
    複数周波数帯域用アンテナシステムであって、 アンテナエレメントと、 各周波数帯域毎に設けられ、アンテナエレメントに受信
    される信号の処理が可能な該複数の信号処理回路と、 各周波数帯域毎に設けられ、それぞれの周波数帯域でア
    ンテナエレメントと信号処理回路との間のインピーダン
    スマッチングを行う該複数のマッチング回路と、 アンテナエレメントと信号処理回路との間で、周波数帯
    域に応じて該複数のマッチング回路を切換える切換え回
    路とを含むことを特徴とする複数周波数帯域用アンテナ
    システム。
  2. 【請求項2】 複数の周波数帯域を切換えて使用可能な
    複数周波数帯域用アンテナシステムであって、 各周波数帯域毎に設けられる該複数のアンテナエレメン
    トと、 各周波数帯域毎に設けられ、アンテナエレメントに受信
    される信号の処理が可能な該複数の信号処理回路と、 各周波数帯域毎に設けられ、それぞれの周波数帯域でア
    ンテナエレメントと信号処理回路との間のインピーダン
    スマッチングを行う該複数のマッチング回路と、 アンテナエレメントと信号処理回路との間で、周波数帯
    域に応じて該複数のマッチング回路を切換える切換え回
    路とを含み、 マッチング回路には、信号周波数に応じて連続的にイン
    ピーダンスマッチングの状態を可変する機能を備えるも
    のを有することを特徴とする複数周波数帯域用アンテナ
    システム。
  3. 【請求項3】 前記アンテナエレメントは、共振させて
    使用する周波数帯域が異なるものを複数有し、 該複数のアンテナエレメントのいずれの共振周波数より
    も低い周波数で、該複数のアンテナエレメントを相互に
    結合し、各アンテナを共振させて使用する周波数帯域で
    は該複数のアンテナエレメントを分離する結合分離回路
    をさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載の
    複数周波数帯用アンテナシステム。
  4. 【請求項4】 前記結合分離回路は、前記複数のアンテ
    ナエレメントのいずれの共振周波数よりも低い周波数で
    はインピーダンスが低く、前記各アンテナエレメントを
    共振させて使用する周波数帯域ではインピーダンスが高
    くなるインダクタで、前記結合および前記分離を行うこ
    とを特徴とする請求項3記載の複数周波数帯域用アンテ
    ナシステム。
  5. 【請求項5】 前記アンテナエレメントを導電性パター
    ンとして搭載する合成樹脂フィルムと、 前記信号処理回路を搭載する回路基板とをさらに含み、 合成樹脂フィルムの少なくとも一部は、回路基板上に接
    続されて、合成樹脂フィルムと回路基板とが一体化され
    ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の複数周波数帯域用アンテナシステム。
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