JP2003131229A - 発光装置及び該発光装置を用いた表示装置 - Google Patents

発光装置及び該発光装置を用いた表示装置

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JP2003131229A
JP2003131229A JP2001330066A JP2001330066A JP2003131229A JP 2003131229 A JP2003131229 A JP 2003131229A JP 2001330066 A JP2001330066 A JP 2001330066A JP 2001330066 A JP2001330066 A JP 2001330066A JP 2003131229 A JP2003131229 A JP 2003131229A
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green
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Kenichi Iwauchi
謙一 岩内
Naoko Arai
尚子 荒井
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤・緑・青の補助光源を用いた場合に、色純
度を向上させることが可能な表示装置を提供する。 【解決手段】 発光色が赤・緑・青である3種類の光源
1a,1b,1cと、主としてそれぞれ赤・緑・青を透
過させるフィルタ5とを備えた発光装置において、前記
赤を透過させるフィルタは、その最大透過率が、前記緑
を透過させるフィルタもしくは前記青を透過させるフィ
ルタの少なくとも一方の最大透過率より低いことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光色が赤・緑・
青である3種類の光源と、主としてそれぞれ赤・緑・青
を透過させるフィルタとを備えた補助光源装置、及び該
補助光源装置を用いた表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置などの表示装置において、
色純度を向上させる方法として種々の従来技術が提案さ
れており、その代表的な一つとしては、カラーフィルタ
そのものの色純度を向上させる方法がある。例えばカラ
ーフィルタを透過させる波長の波長域を狭くすること
で、色純度が向上する。
【0003】また、カラーフィルタの分光特性を変えな
くとも、用いる補助光源に発光スペクトルが急峻な光源
を用いることによって、色純度を上げることが可能であ
る。
【0004】これら2種類の手段は異なっているもの
の、表示装置として見たときの発光スペクトルは同等の
ものとなり、効果は同じである。
【0005】ここで、これらの一例として、赤のカラー
フィルタのスペクトルを図6のように模式的に考え、標
準の光D65のようなブロードな光源とLED光源のような急
峻なスペクトルでの色度座標の違いを表す。図7に標準
の光D65のスペクトルを破線で、LEDのスペクトルの一例
を実線で表した。
【0006】これらスペクトルによる図6の色度座標
は、図8に示すように、標準の光D65ではcのように、LE
D光源ではdのようになる。色度座標においては、最も外
枠の線(単色光軌跡)が色純度が高いことから、標準の
光D65よりLED光源のほうが色純度が向上していることが
分かる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来用いられていたカ
ラーフィルタのスペクトルの一例を図9に示す。ここ
で、光の利用効率と色純度にはトレードオフの関係があ
るため、光の利用効率を上げようとしてフィルタの透過
波長域を広げると色純度が下がり、また色純度を上げよ
うとしてフィルタの透過波長域を狭くすると光の利用効
率が下がってしまうという問題があり、光の利用効率を
考えると波長域を狭くするのには限界があった。
【0008】また、従来は冷陰極管などのブロードな白
色光源を用いていたため、カラーフィルタの色純度を高
く設計すると、光の利用効率が非常に悪くなるため、色
純度が高いカラーフィルタは使用されず、また使用した
としても十分な性能が発揮できなかった。
【0009】そこで、光の利用効率をあまり悪くせずに
色純度を上げる方法として、赤・緑・青のLEDを用いる
方法があるが、この場合従来のカラーフィルタを用いる
だけである程度の効果はあるが、十分に期待した色純度
の向上の効果が得られない。それは、従来のカラーフィ
ルタはブロードな光源に対しての設計を中心に行われて
きたためである。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、赤・緑・青の補助光源を用いた場合に、色純度
を向上させることが可能な表示装置を提供するものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、発
光色が赤・緑・青である3種類の光源と、主としてそれ
ぞれ赤・緑・青を透過させるフィルタとを備えた発光装
置において、前記赤を透過させるフィルタは、その最大
透過率が、前記緑を透過させるフィルタもしくは前記青
を透過させるフィルタの少なくとも一方の最大透過率よ
り低いことを特徴とする。
【0012】本願の第2の発明は、前記3種類の光源と
して、発光ダイオードを用いたことを特徴とする。
【0013】本願の第3の発明は、前記第1又は2の発
明のいずれかの発光装置を用いた表示装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。ここで、図1は本
実施形態の表示装置の概略構成を示す説明図、図2は本
実施形態において赤フィルタに用いる色材のスペクトル
の一例を示す説明図、図3は本実施形態におけるカラー
フィルタのスペクトルを示す説明図である。
【0015】図4は本実施形態で用いた赤フィルタと従
来用いられていた赤フィルタとのD65光源に対する色度
座標を示す説明図、図5は本実施形態で用いた赤フィル
タと従来用いられていた赤フィルタとのLED光源に対す
る色度座標を示す説明図である。
【0016】図1において、1a・1b・1cはそれぞ
れ赤・緑・青のLEDで、補助光源として用いる。これら
光源1a・1b・1cから導光板2へ光が伝わり、偏光
板3を通り液晶デバイス4へ入力される。液晶デバイス
4に入力された画像信号に応じて液晶が駆動され、階調
表示を行うことができる。ここでは、入力画像信号は図
示していない。
【0017】液晶デバイス4からの光は、カラーフィル
タ5により色成分が分離されて、光学フィルム6と偏光
板7とを通ることにより、画像として表示することがで
きる。
【0018】本実施形態においては、赤のフィルタの色
純度を向上させるために、赤のフィルタに用いる色材の
吸収スペクトルを、図2に示すように、青の波長域を主
に吸収するよう、その色材を設計している。
【0019】このような色材の一例としては、(株)日
本感光色素研究所製のNK-3390や同じくNK-2638などの色
材を用いることができる。また、これら色材は複数種合
わせて用い、所望のスペクトルを得るようにしてもよ
い。
【0020】従来から用いられていた赤のフィルタにこ
のような色材を用いた結果のスペクトルを図3に示す。
なお、青と緑のフィルタに関しては従来とまったく同じ
ものを用いている。
【0021】図2で示した色材を赤のフィルタに用いて
いるため、図3においては、赤のフィルタの青領域での
透過がほぼなくなっていることが確認できる。しかし、
青の波長域を主に吸収するとは言え、他の波長域も吸収
するため、赤のフィルタの赤領域の透過率が下がる結果
となる。
【0022】すなわち、図3と図9とを比較すると、図
9では赤のフィルタの最大透過率が緑のフィルタの最大
透過率よりも高くなっているが、図3では赤のフィルタ
の最大透過率が緑のフィルタの最大透過率よりも低くな
っていることが分かる。これは、図2で示した色材の吸
収の影響によるものである。
【0023】尚、これらの最大透過率を議論する際に、
可視光の波長域である380nmから780nmの範囲の波長域で
議論するのは当然で、特に色度座標の算出に影響の大き
い400nmから700nmの範囲の波長域で最大透過率を議論す
ることが望ましい。
【0024】また、これら赤のスペクトルの色度座標を
標準の光D65により算出した結果を図4に示す。図4に
おいてeで示された座標が従来の赤のフィルタ(スペク
トルは図9)で、fで示された座標が本実施形態で用い
た赤のフィルタ(スペクトルは図3)である。なお、緑
と青のフィルタに関しては、同一のものなので、図示し
ない。
【0025】色度座標においては、最も外枠の線(単色
光軌跡)が色純度が高いことから、新規の赤のフィルタ
について色純度が向上していることが分かる。この時の
視感透過率は22.7%から21.1%へ若干下がっているもの
の、大きな問題ではなく、色純度の向上による効果が見
られる。
【0026】また、図5において、LED光源による色度
座標を、従来カラーフィルタに対して求めたものをa
で、本実施形態で用いたカラーフィルタに対して求めた
ものをbで示す。本実施形態においては、青の光源を考
慮して赤のカラーフィルタを設計しているため、D65光
源と比較し更に色純度が向上していることが分かる。
【0027】また、LED光源を用いた色度座標は、色純
度の高いまま長波長側へシフトしているが、これはLED
光源に比較的長波長の赤光源を用いたためで、結果とし
て色域が広くなることになり、望ましい結果となる。こ
の色域は一般に赤・緑・青の色度座標で囲まれた面積で
比較するため、赤はできるだけ長波長であると座標の右
下へ移動し、結果として面積が増える方向にある。
【0028】尚、本実施形態においては、液晶デバイス
を用いたが、これに限定されるものではない。また、本
実施形態ではカラーフィルタと液晶デバイスとを分離し
て構成しているが、カラーフィルタを液晶デバイスの一
部に組み込んで構成してもよく、例えば液晶デバイスを
構成するガラス基板がカラーフィルタであってもよい。
【0029】さらに、本実施形態では、液晶デバイスの
背面に補助光源を設けたが、これに限定されるものでは
なく、例えば反射型の液晶を用いてフロントライトとし
て使用してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
前記赤のフィルタに青の波長域を吸収するような色材を
用いて、該赤のフィルタの最大透過率を、緑もしくは青
のフィルタの少なくとも一方の最大透過率より低く設定
することにより、純度の高い赤を発光する発光装置を得
ることができる。
【0031】さらに、3種類の光源として発光ダイオー
ドを用いているため、より効果的に色純度の高い赤を発
光する発光装置を得ることができる。そしてまた、前記
発光装置を表示装置に用いることにより、色純度の高い
赤を表示する表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における表示装置の概略構
成を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施形態において赤フィルタに用い
る色材のスペクトルの一例を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるカラーフィルタの
スペクトルを示す説明図である。
【図4】本発明の一実施形態で用いた赤フィルタと従来
用いられていた赤フィルタとのD65光源に対する色度座
標を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施形態で用いた赤フィルタと従来
用いられていた赤フィルタとのLED光源に対する色度座
標を示す説明図である。
【図6】赤フィルタのスペクトルを示す説明図である。
【図7】LED光源とD65光源との発光スペクトルを示す説
明図である。
【図8】従来例の赤フィルタにおけるD65光源とLED光源
とに対する色度座標を示す説明図である。
【図9】従来の表示装置で用いられていたカラーフィル
タのスペクトルの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1a 赤LED 1b 緑LED 1c 青LED 2 偏光板 3 導光板 4 液晶デバイス 5 カラーフィルタ 6 光学フィルム 7 偏光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/35 G09F 9/35 Fターム(参考) 2H048 BB02 BB10 BB42 2H091 FA02X FA02Y FA02Z FA23X FA23Z FA45X FA45Z FD06 LA15 LA30 5C094 AA08 BA43 CA23 ED02 5G435 AA04 BB12 BB15 BB16 CC12 EE22 EE25 GG12 GG26 GG27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光色が赤・緑・青である3種類の光源
    と、 主としてそれぞれ赤・緑・青を透過させるフィルタとを
    備えた発光装置において、 前記赤を透過させるフィルタは、その最大透過率が、前
    記緑を透過させるフィルタもしくは前記青を透過させる
    フィルタの少なくとも一方の最大透過率より低いことを
    特徴とする発光装置。
  2. 【請求項2】 前記3種類の光源として、発光ダイオー
    ドを用いたことを特徴とする前記請求項1に記載の発光
    装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載の発光装置を
    用いたことを特徴とする表示装置。
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