JP2003130946A - レーダ信号処理装置 - Google Patents

レーダ信号処理装置

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JP2003130946A
JP2003130946A JP2001325451A JP2001325451A JP2003130946A JP 2003130946 A JP2003130946 A JP 2003130946A JP 2001325451 A JP2001325451 A JP 2001325451A JP 2001325451 A JP2001325451 A JP 2001325451A JP 2003130946 A JP2003130946 A JP 2003130946A
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JP
Japan
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pulse
radar
processing unit
transmission
target
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Application number
JP2001325451A
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English (en)
Inventor
Ichiro Fujii
一郎 藤井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ECMに対して強いレーダ信号処理装置を提
供する。 【解決手段】 複数目標が互いに近接し、レーダの距
離,方位及び仰角の最小分解能内に存在する場合に、ビ
ーム内でパルスを送信周波数を変えて送信し、受信した
信号にパルス毎の送信周波数変化分の位相補正処理を行
って、パルスドップラー処理を行ない、機数判定を行な
うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーダの目標検
出を行なうレーダ信号処理装置に関し、複数目標が互い
に近接し、レーダの距離、方位及び仰角の最小分解能内
に存在する場合に、機数判定を行なうものに係わる。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の機数判定を行うものに係わ
るレーダ信号処理装置のブロック図である。このレーダ
信号処理装置は、送信処理部1、受信処理部2、パルス
ドップラー処理部3、機数判定処理部4を持つ。
【0003】動作について説明を行う。送信処理部1に
おいて、送信周波数、パルス繰返し周期(PRT)を設
定し、送信信号を送出する。多目標からの反射波である
受信信号が入力されると、受信処理部2にて、多目標の
信号を取り出す。次に、パルスドップラー処理部3に
て、各目標のドップラー周波数の差(目標の速度差に相
当)から各目標を分離抽出する。分離された目標のデー
タにより、機数判定処理部4で機数判定を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の機数判定では、
ドップラー周波数の差から機数判定を行なう為に、機数
判定を行なうビームでは、ビーム内で全ての送信パルス
が同一周波数、同一PRTである必要があり、これはE
CM(electronic countermeasure:対レーダ妨害電波
発信装置)に対して弱いという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、送信周波数、PRTが既知であ
ることを利用し、ECMに対して強いレーダ信号処理装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるレーダ
信号処理装置は、レーダの目標検出を行なうレーダ信号
処理装置において、複数目標が互いに近接し、レーダの
距離,方位及び仰角の最小分解能内に存在する場合に、
ビーム内でパルスを送信周波数を変えて送信し、送信周
波数が既知であることを利用し、受信した信号にパルス
毎の送信周波数変化分の位相補正処理を行って、パルス
ドップラー処理を行ない、機数判定を行なうようにした
ものである。
【0007】また、レーダの目標検出を行なうレーダ信
号処理装置において、複数目標が互いに近接し、レーダ
の距離,方位及び仰角の最小分解能内に存在する場合
に、ビーム内でパルスをパルス繰返し周期を変えて送信
し、パルス繰返し周期が既知であることを利用し、受信
した信号にパルス毎のパルス繰返し周期変化分の位相補
正処理を行って、パルスドップラー処理を行ない、機数
判定を行なうようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明に係る機
数判定では、最小分解能内の複数目標を機数判定するの
に、各目標はそれぞれ違う速度で飛行していると考える
と、ドップラー周波数も違うものとなり、この違いで機
数判定を行っている。ドップラー周波数fdは、fを送
信周波数、vを移動速度、cを光速度として fd=2vf/c で表される。 また、移動目標の反射波の位相は、 Φ=2πfdT=4πvfT/c だけずれる。(Tはパルス繰返し周期を表す。) ここで、レーダのECCMとしての性能の向上のため、
送信周波数f、パルス繰返し周期Tを故意に可変制御し
ても自分で制御すれば既知であり、f,Tの差分だけ受
信信号の位相を補正した後、パルスドップラー処理をす
ることにより、近接した複数目標の各ドップラー周波数
を正確に測定することができ、機数判定が可能になる。
【0009】以下図面と共に具体的に説明する。図1は
この発明の実施の形態1におけるレーダ信号処理装置の
ブロック図である。このレーダ信号処理装置は、送信処
理部1、受信処理部2、位相補正処理部5、パルスドッ
プラー処理部3、機数判定処理部4を持つ。
【0010】送信処理部1において、ビーム(パルスド
ップラー処理を行ういくつかの送信パルスの集合)内で
送信周波数及びPRTのいずれかを単独、又は同時に変
更し、送信信号を送出する。図2は、ビーム内の送信パ
ルスの状況を示す説明図である。この例では、1ビーム
内で送信パルスは5個で、各送信周波数f1,f2
3,f4,f5を送信パルス毎又は数パルスで変更して
いる。1ビーム内の送信パルスのパルス繰返し周期PR
1,PRT2,PRT3,PRT4,PRT5は、同一と
している。
【0011】実施の形態1では、図2に示すように、ビ
ーム内でパルス毎に、又は数パルスで送信周波数fを変
更して送信することにより、ECM(electronic count
ermeasure:対レーダ妨害電波発信装置)はレーダ1基
に対して必要なパワーが増大することになり、レーダの
ECCM(electronic counter−counter measure:妨
害電波防御装置)としての性能が向上する。
【0012】多目標からの反射波である受信信号が入力
されると、受信処理部2にて、多目標の信号を取り出
す。取り出された各目標の信号は、位相補正処理部5に
より位相補正されてパルスドップラー処理部3に出力さ
れる。ここで、位相補正処理部5の処理について説明す
る。位相補正処理部5には、送信処理部1における送信
周波数のパルス毎の変更情報(各パルスの送信時刻とそ
の送信周波数)が入力されており、位相補正処理部5
は、この変更情報に基づいて受信処理部2より取り出さ
れた各目標からの反射信号について位相補正を行う。即
ち、目標からの反射信号は、各パルスの送信周波数に応
じてその位相が異なっているが、これら各パルスの送信
周波数は既知であり、その位相差を既知である各送信パ
ルス毎の送信周波数に基づいて補正することが可能であ
る。
【0013】例えば、任意に選択した送信周波数f1
受信パルスを基準とし、この受信パルスの位相Φ1に対
する各受信パルスの位相差ΔΦをそれぞれの送信周波数
の変化分に基づいて補正すれば、各受信パルスの位相を
送信周波数f1により送信された受信パルスの位相と同
一のものとすることができ、同一の送信周波数f1の受
信パルスとして処理することができる。位相補正された
各目標からの反射信号はパルスドップラー処理部3に出
力され、各目標のドップラー周波数の差から各目標が分
離抽出される。
【0014】このように、ビーム内でパルス毎に、又は
数パルス毎に送信周波数を変更して送信信号を送信する
ので、目標に対してECM能力を向上させることができ
る。一方目標からの反射信号について位相補正処理を行
うので、パルスドップラー処理部3において、同一の送
信周波数により送信した場合と同様の処理を行うことが
でき、パルスドップラー処理部3において分離された目
標データにより、機数判定処理部4において機数判定を
行うことができる。なお、基準とする送信周波数は任意
のものを設定することができ、各受信パルスの位相を設
定した基準の送信周波数との変化分に基づいて補正すれ
ばよい。
【0015】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2におけるレーダ信号処理装置のブロック図である。
このレーダ信号処理装置は、送信処理部1、受信処理部
2、位相補正処理部5、パルスドップラー処理部3、機
数判定処理部4を持つ。送信処理部1において、ビーム
(パルスドップラー処理を行ういくつかの送信パルスの
集合)内で送信周波数及びPRTのいずれかを単独、又
は同時に変更し、送信信号を送出する。実施の形態2で
は、図2で説明すると、各送信パルスの送信周波数
1,f2,f3,f4,f5を同一にし、各送信パルスの
パルス繰返し周期PRT1,PRT2,PRT3,PR
4,PRT5を、パルス毎又は数パルスについて異なら
せている。ビーム内でパルス毎に、又は数パルスでPR
T(パルス繰返し周期)を変更して送信することによ
り、ECMはレーダ1基に対して必要なパワーが増大す
ることになり、この実施の形態2のレーダのECCMと
しての性能が向上する。
【0016】多目標からの反射波である受信信号が入力
されると、受信処理部2にて、多目標の信号を取り出
す。取り出された各目標の信号は、位相補正処理部5に
より位相補正されてパルスドップラー処理部3に出力さ
れる。ここで、位相補正処理部5の処理について説明す
る。位相補正処理部5には、送信処理部1における(送
信周波数を有する)送信波のパルス毎の変更情報(各パ
ルスの送信時刻とそのパルス繰返し周期PRT)が入力
されており、位相補正処理部5は、この変更情報に基づ
いて受信処理部2より取り出された各目標からの反射信
号について位相補正を行う。即ち、目標からの反射信号
は、各パルスのPRTに応じてその位相が異なっている
が、これら各パルスのPRTは既知であり、その位相差
を既知である各送信パルス毎のPRTに基づいて補正す
ることが可能である。
【0017】例えば、任意に選択した送信波の受信パル
スのPRT1を基準とし、この受信パルスの位相Φ1に対
する各受信パルスの位相差ΔΦをそれぞれのPRTの変
化分に基づいて補正すれば、各受信パルスの位相をPR
1により送信された受信パルスの位相と同一のものと
することができ、同一のPRT1の受信パルスとして処
理することができる。位相補正された各目標からの反射
信号はパルスドップラー処理部3に出力され、各目標の
ドップラー周波数の差から各目標が分離抽出される。
【0018】このように、ビーム内でパルス毎に、又は
数パルス毎にPRTを変更して送信信号を送信するの
で、目標に対してECM能力を向上させることができ
る。一方目標からの反射信号について位相補正処理を行
うので、パルスドップラー処理部3において、同一のP
RTにより送信した場合と同様の処理を行うことがで
き、パルスドップラー処理部3において分離された目標
データにより、機数判定処理部4において機数判定を行
うことができる。なお、基準とするPRTは任意のもの
を設定することができ、各受信パルスの位相を設定した
基準のPRTとの変化分に基づいて補正すればよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のレーダ
信号処理装置によれば、複数目標が互いに近接し、レー
ダの距離,方位及び仰角の最小分解能内に存在する場合
に、ビーム内でパルスを送信周波数を変えて送信し、受
信した信号にパルス毎の送信周波数変化分の位相補正処
理を行って、パルスドップラー処理を行ない、機数判定
を行なうようにしたので、ECMはレーダ1基に対して
必要なパワーが増大することになり、このレーダのEC
CMとしての性能が向上する。
【0020】また、複数目標が互いに近接し、レーダの
距離,方位及び仰角の最小分解能内に存在する場合に、
ビーム内でパルスをパルス繰返し周期を変えて送信し、
受信した信号にパルス毎のパルス繰返し周期変化分の位
相補正処理を行って、パルスドップラー処理を行ない、
機数判定を行なうようにしたので、ECMはレーダ1基
に対して必要なパワーが増大することになり、このレー
ダのECCMとしての性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるレーダ信号
処理装置のブロック図である。
【図2】 ビーム内の送信パルスの状況を示す説明図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態2におけるレーダ信号
処理装置のブロック図である。
【図4】 従来の機数判定を行うもののレーダ信号処理
装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 送信処理部 2 受信処理部 3 パルスドップラー処理部 4 機数判定処
理部 5 位相補正処理部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーダの目標検出を行なうレーダ信号処
    理装置において、複数目標が互いに近接し、レーダの距
    離,方位及び仰角の最小分解能内に存在する場合に、ビ
    ーム内でパルスを送信周波数を変えて送信し、受信した
    信号にパルス毎の送信周波数変化分の位相補正処理を行
    って、パルスドップラー処理を行ない、機数判定を行な
    うようにしたレーダ信号処理装置。
  2. 【請求項2】 レーダの目標検出を行なうレーダ信号処
    理装置において、複数目標が互いに近接し、レーダの距
    離,方位及び仰角の最小分解能内に存在する場合に、ビ
    ーム内でパルスをパルス繰返し周期を変えて送信し、受
    信した信号にパルス毎のパルス繰返し周期変化分の位相
    補正処理を行って、パルスドップラー処理を行ない、機
    数判定を行なうようにしたレーダ信号処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012002797A (ja) * 2010-05-17 2012-01-05 Japan Radio Co Ltd レーダ装置
CN110108162A (zh) * 2019-06-18 2019-08-09 北京电子工程总体研究所 一种运动平台远距自动投掷的落点修正制导控制方法

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