JP2003127096A - 基板分割装置および基板分割方法 - Google Patents

基板分割装置および基板分割方法

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JP2003127096A
JP2003127096A JP2001326246A JP2001326246A JP2003127096A JP 2003127096 A JP2003127096 A JP 2003127096A JP 2001326246 A JP2001326246 A JP 2001326246A JP 2001326246 A JP2001326246 A JP 2001326246A JP 2003127096 A JP2003127096 A JP 2003127096A
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pressing
dividing
axis
divided
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JP2001326246A
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English (en)
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Takushi Matsunari
託志 松成
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常に効率よく個片化を実現するとともに、
各種の個片基板の大きさに対応して個片化が可能な基板
分割装置および基板分割方法を実現することを目的とす
る。 【解決手段】 周囲が弾性手段によって均一に保持され
た第1および第2の保持手段と、前記第1および第2の
保持手段の内側の面にそれぞれ設けられた前記実装済基
板を挟持するための第1および第2の緩衝手段とを備
え、前記実装済基板の分割溝が形成されていない側の前
記第1または第2の保持手段の裏面から押圧手段を当接
させて押圧することにより前記実装済基板を前記分割溝
で個片に分割することを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板の片面または
両面に電子部品が既に実装された実装済基板を個片に分
割するための基板分割装置および基板分割方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の基板分割装置は、基板の
片面または両面に電子部品が既に実装された実装済基板
の所定間隔毎に設けられた各分割溝に対して、分割した
い分割溝の両側を均等に機械的に挟んで一方をまたは両
側を少しひねることにより一旦長尺状の基板に分割し、
その後別途長尺状の基板を専用の機械で分割して個片化
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では生産性が非常に悪く、また長尺状の基板を
個片化するための機械が個片基板の大きさに応じてそれ
専用の装置を作る必要があり、非常に汎用性が悪いもの
であった。
【0004】本発明は、上記従来の課題を解決するため
のものであり、非常に効率よく個片化を実現するととも
に、各種の個片基板の大きさに対応して個片化が可能な
基板分割装置および基板分割方法を実現することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の基板分割装置は、基板の片面または両面に電
子部品が既に実装された実装済基板を個片に分割する基
板分割装置であって、周囲が弾性手段によって均一に保
持された第1および第2の保持手段と、前記第1および
第2の保持手段の内側の面にそれぞれ設けられた前記実
装済基板を挟持するための第1および第2の緩衝手段と
を備え、前記実装済基板の分割溝が形成されていない側
の前記第1または第2の保持手段の裏面から押圧手段を
当接させて押圧することにより前記実装済基板を前記分
割溝で個片に分割することを特徴とするものである。
【0006】この構成により、実装済基板を長尺状の基
板に分割するための装置と、長尺状の基板を個片基板に
分割するための装置とを別々に分けることなく同一の装
置内で個片化を行うことが可能になるとともに、個片基
板の大きさが変わっても同じ装置を用いて個片化を行う
ことが可能になるものである。
【0007】また、本発明は、特に、押圧手段がX軸ロ
ーラとY軸ローラからなり、それぞれ実装済基板の分割
溝のX軸方向とY軸方向に平行に前記実装済基板の分割
溝が形成されていない側の第1または第2の保持手段の
裏面を押圧しながら移動することを特徴とするものであ
り、これにより、より効率よくより確実に個片化を実現
することができるものである。
【0008】また、本発明は、特に、押圧手段がX軸ロ
ーラとY軸ローラに替えて一つの共通ローラからなり、
前記共通ローラを90度回転させることにより一方の軸
方向から他方の軸方向への押圧方向の変更を可能にした
ことを特徴とするものであり、これにより、非常に簡単
な構成によりローラの共有化を図ることができるもので
ある。
【0009】また、本発明は、特に、個片化された際の
個片基板の長辺側に対応する各分割溝を先に分割するこ
とを特徴とするものであり、これにより、より効率よく
より確実に個片化を実現することができるものである。
【0010】また、本発明は、特に、X軸ローラおよび
Y軸ローラがそれぞれ実装済基板の分割溝が形成されて
いない側の第1または第2の保持手段の裏面の一端側か
ら他端側を押圧しながら移動することを特徴とするもの
であり、これにより、より効率よくより確実に個片化を
実現することができるものである。
【0011】また、本発明は、特に、X軸ローラおよび
Y軸ローラがそれぞれ実装済基板の分割溝が形成されて
いない側の第1または第2の保持手段の裏面のほぼ中央
を押圧後、軸を対象にその左右に押圧ポイントが移動す
ることを特徴とするものであり、これにより、より効率
よくより確実に個片化を実現することができるものであ
る。
【0012】また、本発明は、特に、X軸ローラおよび
Y軸ローラがそれぞれ複数のローラからなり、一方の軸
のローラ群が実装済基板の分割溝が形成されていない側
の第1または第2の保持手段の裏面のほぼ中央を押圧
後、少なくとも1つのローラを残して残りのローラが外
周側に向かって移動しながら押圧するとともに、他方の
軸のローラ群も同様の動作を行うことを特徴とするもの
であり、これにより、より効率よくより確実に個片化を
実現することができるものである。
【0013】また、本発明は、特に、X軸ローラおよび
Y軸ローラがそれぞれ複数のローラからなり、一方の軸
のローラ群が実装済基板の分割溝が形成されていない側
の第1または第2の保持手段の裏面のほぼ中央を押圧
後、前記複数のローラによりほぼ左右均等に外周側に向
かって移動しながら押圧するとともに、他方の軸のロー
ラ群も同様の動作を行うことを特徴とするものであり、
これにより、より効率よくより確実に個片化を実現する
ことができるものである。
【0014】また、本発明は、特に、第1および第2の
緩衝手段の実装済基板を挟持する側の表面に前記実装済
基板の分割溝のX軸方向およびY軸方向と平行に複数の
スリットをそれぞれ設けたことを特徴とするものであ
り、これにより、より効率よくより確実に個片化を実現
することができるものである。
【0015】また、本発明は、特に、X軸方向およびY
軸方向のスリットの間隔がそれぞれ実装済基板の分割溝
のX軸方向およびY軸方向の間隔よりも狭いことを特徴
とするものであり、これにより、各種の大きさ、形状を
有する大判基板の個片化をより柔軟に対応することがで
きるとともに、より確実に行うことができるものであ
る。
【0016】また、本発明は、特に、押圧手段が複数の
押圧部を有し、実装済基板の分割溝のX軸方向とY軸方
向に平行にそれぞれ順次前記実装済基板の分割溝が形成
されていない側の第1または第2の保持手段の裏面を押
圧して押圧ポイントを移動させていくことを特徴とする
ものであり、これにより、より効率よくより確実に個片
化を実現することができるものである。
【0017】また、本発明は、特に、個片化された際の
個片基板の長辺側に対応する各分割溝を先に分割するこ
とを特徴とするものであり、これにより、より効率よく
より確実に個片化を実現することができるものである。
【0018】また、本発明は、特に、複数の押圧部がマ
トリクス状に配置されており、任意の押圧部を順次押圧
させることにより押圧ポイントを移動させていくことを
特徴とするものであり、これにより、より効率よくより
確実に個片化を実現することができるものである。
【0019】また、本発明は、特に、個片化された際の
個片基板の長辺および短辺の長さに応じて任意の押圧部
のみを押圧させることを特徴とするものであり、これに
より、より効率よくより確実に個片化を実現することが
できるものである。
【0020】また、本発明は、特に、複数の押圧部が一
方の軸に平行な複数の半楕円筒状の押圧部からなり、一
方の軸に平行に任意の半楕円筒状の押圧部を押圧させる
ことにより押圧ポイントを移動させていくとともに、他
方の軸に平行な押圧を行っていく際に、前記複数の半楕
円筒状の押圧部全体を90度回転させて任意の前記半楕
円筒状の押圧部を押圧させることを特徴とするものであ
り、これにより、より効率よくより確実に個片化を実現
することができるものである。
【0021】また、本発明は、特に、個片化された際の
個片基板の長辺および短辺の長さに応じて任意の半楕円
筒状の押圧部のみを押圧させることを特徴とするもので
あり、これにより、より効率よくより確実に個片化を実
現することができるものである。
【0022】また、本発明は、特に、押圧手段が半楕円
筒状の押圧部からなり、実装済基板の分割溝のX軸方向
とY軸方向のいずれか一方の軸に平行に前記実装済基板
の分割溝が形成されていない側の第1または第2の保持
手段の裏面から押圧後、前記半楕円筒状の押圧部の可動
手段により押圧ポイントを移動させていくとともに、他
方の軸に平行な押圧を行っていく際に、前記半楕円筒状
の押圧部全体を90度回転させて押圧後、前記半楕円筒
状の押圧部の可動手段により押圧ポイントを移動させて
いくことを特徴とするものであり、これにより、より効
率よくより確実に個片化を実現することができるもので
ある。
【0023】また、本発明は、特に、個片化された際の
個片基板の長辺側に対応する各分割溝を先に分割するこ
とを特徴とするものであり、これにより、より効率よく
より確実に個片化を実現することができるものである。
【0024】また、本発明は、特に、個片化された際の
個片基板の長辺および短辺の長さに応じて半楕円筒状の
押圧部の内部に設けられた可動部材の移動のさせ方を変
えて押圧ポイントを移動させていくことを特徴とするも
のであり、これにより、より効率よくより確実に個片化
を実現することができるものである。
【0025】また、本発明の基板分割方法は、基板の片
面または両面に電子部品が既に実装された実装済基板を
個片に分割する基板分割方法であって、搬入手段によっ
て前記実装済基板を周囲が弾性手段によって均一に保持
された第1および第2の保持手段の内側の面にそれぞれ
設けられた前記実装済基板を挟持するための第1および
第2の緩衝手段のいずれか一方上に載置する工程と、前
記実装済基板の分割溝が形成されていない側の前記第1
および第2の保持手段の裏面から押圧手段を当接させて
押圧することにより前記実装済基板を前記分割溝で個片
に分割する工程と、前記各個片を搬出手段によって次の
工程へと搬出する工程とを有するものである。
【0026】これにより、実装済基板を長尺状の基板に
分割するための装置と、長尺状の基板を個片基板に分割
するための装置とを別々に分けることなく同一の装置内
で個片化を行うことが可能になるとともに、個片基板の
大きさが変わっても同じ装置を用いて個片化を行うこと
が可能になるものである。
【0027】また、本発明は、特に、押圧手段により実
装済基板の分割溝のX軸方向とY軸方向に平行にそれぞ
れ順次前記実装済基板の分割溝が形成されていない側の
第1または第2の保持手段の裏面から押圧して押圧ポイ
ントを移動させることにより、前記実装済基板を前記分
割溝に沿って分割して個片化させることを特徴とするも
のであり、これにより、より効率よくより確実に個片化
を実現することができるものである。
【0028】また、本発明は、特に、個片化された際の
個片基板の長辺側に対応する各分割溝を先に分割するこ
とを特徴とするものであり、これにより、より効率よく
より確実に個片化を実現することができるものである。
【0029】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施の形態1を図面を用いて説明する。図1は実施の形
態1における基板分割装置の概略構成を示した斜視概念
図、図2は同実施の形態におけるローラによる基板分割
動作を説明するための断面模式図、図3(a)は大判基
板の構成を示す断面図、(b)は個片化された個片基板
の構成を示す斜視図である。
【0030】図1において、1,2はそれぞれバネ鋼板
等からなる第1および第2の保持手段であり、4辺の周
囲を複数個のコイルバネ等からなる第1および第2の弾
性手段3a,3bによってそれぞれ均一に引っ張られて
保持されている。この第1および第2の保持手段1,2
の対向面側にはそれぞれシリコンゴム等からなる第1お
よび第2の緩衝手段4,5(4は図示せず)が固定され
て設けられており、この第1および第2の緩衝手段4,
5の間で個片化される前の大判基板6が挟持されるよう
に構成されている。
【0031】なお、この第1および第2の緩衝手段4,
5の表面にはX軸方向およびY軸方向に複数のスリット
4a,5a(4aは図示せず)が形成されているととも
に、大判基板6の表面にもX軸方向およびY軸方向に複
数の分割溝6aが形成されており、お互いのX軸方向お
よびY軸方向が一致するように大判基板6が第1および
第2の緩衝手段4,5の間に載置されるように構成され
ている。
【0032】ここで、第1および第2の緩衝手段4,5
のそれぞれの表面に設けられたX軸方向およびY軸方向
の各スリット4a,5aの間隔は、大判基板6の表面に
設けられたX軸方向およびY軸方向の各分割溝6aの間
隔よりも狭く形成されており、これにより、各種の大き
さ、形状を有する大判基板6の個片化をより柔軟に対応
することができるとともにより確実に行うことができ
る。
【0033】次に、7a,7bはそれぞれX軸ローラお
よびY軸ローラであり、第1および第2の緩衝手段4,
5および大判基板6のX軸方向およびY軸方向と一致す
るように保持されているとともに、大判基板6の分割溝
6aが形成されていない側の第2の保持手段2の裏面を
それぞれX軸方向およびY軸方向に沿って押圧しながら
移動できるように構成されている。なお、図示されてい
ないが、X軸およびY軸ローラ7a,7bはそれ自身も
回転するように保持されており、これにより、第2の保
持手段2の裏面を押圧移動する際に、よりスムーズな移
動を可能にすることができる。
【0034】次に、8,9はそれぞれ搬入手段および搬
出手段であり、また8a,9aはそれぞれ搬入用吸着手
段および搬出用吸着手段である。搬入手段8により既に
前工程で各種電子部品6bが実装された大判基板6の四
角を吸着して第2の緩衝手段5の所定位置に載置させる
とともに、個片化後、搬出手段9により各個片基板6c
を吸着して次工程へと移動させるように構成されてい
る。
【0035】以下に、以上のように構成された基板分割
装置の動作について説明する。
【0036】まず、搬入手段8により前工程で各種電子
部品6bがその両面または片面に実装された大判基板6
(図3(a)参照)の四角を吸着して第2の緩衝手段5
上に載置されるとともに、その際大判基板6のX軸およ
びY軸と第2の緩衝手段5のX軸およびY軸とが一致す
るように載置される。続いてこの載置された大判基板6
は第1の保持手段1または/および第2の保持手段2が
相手側に移動することにより第1および第2の緩衝手段
4,5の間でしっかりと挟持され固定される。
【0037】なお、大判基板6上には予め各種電子部品
6bが実装されているが、第1および第2の緩衝手段
4,5の間で挟持しにくい部品、例えば大型部品や背の
高い部品等については、個片化後に改めて実装した方が
変形や接続不良等をより防止することができる。
【0038】次に、大判基板6の分割溝6aが形成され
ていない側の第2の保持手段2の裏面をそれぞれX軸ロ
ーラ7aおよびY軸ローラ7bがX軸方向およびY軸方
向に沿って押圧しながら移動するが、この際、まず個片
化された際の個片基板6cの長辺側に対応する分割溝6
aが分割されるように、図1の場合ではまずY軸ローラ
7bが移動し、長辺側の分割後、続いてX軸ローラ7a
が移動して短辺側の分割を行うように構成されており、
これにより、より効率よくより確実に個片化することが
できる。
【0039】また、各ローラの押圧移動は、個片化され
た際の個片基板6cの大きさに応じて、すなわち個片基
板6cが大きい場合は分割溝6aの間隔も広くなるた
め、図2の矢印Aで示されるような大きな弧を描いた軌
跡で移動するとともに、個片基板6cが小さな場合は分
割溝6aの間隔も狭くなるため、図2の矢印Bで示され
るような小さい弧を描いた軌跡で移動するように構成さ
れており、これにより、より効率よくより確実に個片化
することができる。
【0040】さらに、各ローラの押圧移動を第2の保持
手段2の裏面の一端側から他端側に移動することによ
り、または第2の保持手段2の裏面の中央部を押圧後、
軸を対象に左右に移動することにより、個片化をより効
率よくより確実に行うことができる。
【0041】なお、本実施の形態ではX軸ローラ7aと
Y軸ローラ7bとを別々に設けた構成としているが、共
通ローラを1つだけ設けた構成にすることができ(図示
せず)、その場合、共通ローラをX軸用からY軸用へあ
るいはその逆のY軸用からX軸用へ変換する際に、共通
ローラを90°回転させるだけで共通利用することがで
き、非常に簡単な構成で共有化が図れるものである。
【0042】また、本実施の形態のX軸ローラ7aおよ
びY軸ローラ7bをそれぞれ複数のローラで構成するこ
ともでき(図示せず)、これにより複数の押圧移動パタ
ーンを形成することができる。すなわち、第1の押圧移
動パターンとしてローラ群が第2の保持手段2の裏面の
一端側から他端側を移動するパターン、第2の押圧移動
パターンとしてローラ群が第2の保持手段2の裏面の中
央部を押圧後、少なくとも1つのローラを中央に残して
残りのローラが外周に向かって移動するパターン、第3
の押圧移動パターンとしてローラ群が第2の保持手段2
の裏面の中央部を押圧後、左右均等にローラが外周に向
かって移動するパターン等を形成することができ、より
効率よくより確実に個片化することができる。
【0043】最後に、第1の保持手段1または/および
第2の保持手段3が相手側から遠ざかるように移動し、
第2の緩衝手段5a上の個片化された各個片基板6cは
搬出手段9の搬出用吸着手段9aにより個々に吸着され
て次工程へと移動する。
【0044】以上のように本実施の形態によれば、実装
済基板を長尺状の基板に分割するための装置と、長尺状
の基板を個片基板に分割するための装置とを別々に分け
ることなく同一の装置内で個片化を行うことが可能にな
るとともに、個片基板の大きさが変わっても同じ装置を
用いて個片化を行うことが可能になるものである。
【0045】また、本実施の形態は、特に押圧手段とし
てローラを利用するものであり、ローラに関して各種の
工夫を加えることにより、より効率よくより確実に個片
化を実現することができるものである。
【0046】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2を図面を用いて説明する。図4は実施の形態2にお
ける基板分割装置の概略構成を示した斜視概念図であ
り、図5は同実施の形態におけるローラによる基板分割
動作を説明するための断面模式図である。なお、実施の
形態1と同様の構成については同一番号を付してその説
明を省略する。
【0047】図4において、実施の形態1と異なる部分
は、半楕円筒状(かまぼこ状)に形成された押圧手段1
0の構成である。この押圧手段10は、第1および第2
の緩衝手段4,5および大判基板6のX軸方向またはY
軸方向と一致するように保持されているとともに、大判
基板6の分割溝6aが形成されていない側の第2の保持
手段2の裏面を図示されていない可動手段によりX軸方
向またはY軸方向に沿って押圧しながら移動できるよう
に構成されている。また、押圧手段10はX軸とY軸と
で共通に利用できるように、その変換の際に押圧手段1
0が90°回転できるように構成されている。
【0048】また、押圧手段10はその先端部分の形状
を自由に変更できるように構成されており、個片化され
た際の個片基板6cの大きさに応じて、すなわち個片基
板6cが大きい場合は分割溝6aの間隔も広くなるた
め、図5で示されるような大きな弧を有する押圧手段1
0Aが用いられるとともに、個片基板6cが小さい場合
は分割溝6aの間隔も狭くなるため、図5で示されるよ
うな小さな弧を有する押圧手段10Bが用いられ、これ
により、より効率よくより確実に個片化することができ
る。
【0049】次に、押圧手段10の押圧移動であるが、
第2の保持手段2の裏面の一端側から他端側に移動する
ことにより、または第2の保持手段2の裏面の中央部を
押圧後、軸を対象に左右に移動することにより、個片化
をより効率よくより確実に行うことができる。
【0050】なお、図示されていないが、半楕円筒状
(かまぼこ状)の押圧手段10の代わりに、X軸または
Y軸に沿ってその先端が半円筒状の押圧部を複数列配置
しておき、押圧ポイントが第2の保持手段2の裏面の一
端側から他端側に順次移動するように該当個所の半円筒
状の押圧部の上下移動を制御することにより、または押
圧ポイントが第2の保持手段2の裏面の中央部を押圧
後、軸を対象に順次左右に移動するように該当個所の半
円筒状の押圧部の上下移動を制御することにより、個片
化をより効率よくより確実に行うことができるととも
に、押圧移動パターンを上記以外にもいろいろと工夫す
ることができる。
【0051】また、図示されていないが、半楕円筒状
(かまぼこ状)の押圧手段10の代わりに、X軸および
Y軸に沿ってマトリクス状にその先端が半球状の小さな
押圧部を複数個配置しておき、押圧ポイントが第2の保
持手段2の裏面の一端側から他端側に順次移動するよう
に該当個所の半球状の押圧部の上下移動を制御すること
により、または押圧ポイントが第2の保持手段2の裏面
の中央部を押圧後、軸を対象に順次左右に移動するよう
に該当個所の半球状の押圧部の上下移動を制御すること
により、個片化をより効率よくより確実に行うことがで
きるとともに、押圧移動パターンを上記以外にもいろい
ろと工夫することができる。
【0052】以上のように本実施の形態によれば、実装
済基板を長尺状の基板に分割するために装置と、長尺状
の基板を個片基板に分割するための装置とを別々に分け
ることなく同一の装置内で個片化を行うことが可能にな
るとともに、個片基板の大きさが変わっても同じ装置を
用いて個片化を行うことが可能になるものである。
【0053】また、本実施の形態は、特に押圧手段とし
て半楕円筒状(かまぼこ状)の押圧手段あるいは軸に沿
って複数列配置された半円筒状の押圧部あるいはマトリ
クス状に複数個配置された半球状の押圧部を利用するも
のであり、各種の工夫を加えることにより、より効率よ
くより確実に個片化を実現することができるものであ
る。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、実装済基板を長尺状の基板に分割するための
装置と、長尺状の基板を個片基板に分割するための装置
とを別々に分けることなく同一の装置内で個片化を行う
ことが可能になるとともに、個片基板の大きさが変わっ
ても同じ装置を用いて個片化を行うことが可能になるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における基板分割装置の
概略構成を示した斜視概念図
【図2】同実施の形態におけるローラによる基板分割動
作を説明するための断面模式図
【図3】(a)大判基板の構成を示す断面図(b)個片
化された個片基板の構成を示す斜視図
【図4】本発明の実施の形態2における基板分割装置の
概略構成を示した斜視概念図
【図5】同実施の形態におけるローラによる基板分割動
作を説明するための断面模式図
【符号の説明】
1 第1の保持手段 2 第2の保持手段 3a 第1の弾性手段 3b 第2の弾性手段 4 第1の緩衝手段 4a スリット 5 第2の緩衝手段 5a スリット 6 大判基板 6a 分割溝 7a X軸ローラ 7b Y軸ローラ 8 搬入手段 9 搬出手段

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の片面または両面に電子部品が既に
    実装された実装済基板を個片に分割する基板分割装置で
    あって、周囲が弾性手段によって均一に保持された第1
    および第2の保持手段と、前記第1および第2の保持手
    段の内側の面にそれぞれ設けられた前記実装済基板を挟
    持するための第1および第2の緩衝手段とを備え、前記
    実装済基板の分割溝が形成されていない側の前記第1ま
    たは第2の保持手段の裏面から押圧手段を当接させて押
    圧することにより前記実装済基板を前記分割溝で個片に
    分割することを特徴とする基板分割装置。
  2. 【請求項2】 押圧手段がX軸ローラとY軸ローラから
    なり、それぞれ実装済基板の分割溝のX軸方向とY軸方
    向に平行に前記実装済基板の分割溝が形成されていない
    側の第1または第2の保持手段の裏面を押圧しながら移
    動することを特徴とする請求項1記載の基板分割装置。
  3. 【請求項3】 押圧手段がX軸ローラとY軸ローラに替
    えて一つの共通ローラからなり、前記共通ローラを90
    度回転させることにより一方の軸方向から他方の軸方向
    への押圧方向の変更を可能にしたことを特徴とする請求
    項2記載の基板分割装置。
  4. 【請求項4】 個片化された際の個片基板の長辺側に対
    応する各分割溝を先に分割することを特徴とする請求項
    2記載の基板分割装置。
  5. 【請求項5】 X軸ローラおよびY軸ローラがそれぞれ
    実装済基板の分割溝が形成されていない側の第1または
    第2の保持手段の裏面の一端側から他端側を押圧しなが
    ら移動することを特徴とする請求項2記載の基板分割装
    置。
  6. 【請求項6】 X軸ローラおよびY軸ローラがそれぞれ
    実装済基板の分割溝が形成されていない側の第1または
    第2の保持手段の裏面のほぼ中央を押圧後、軸を対象に
    その左右に押圧ポイントが移動することを特徴とする請
    求項2記載の基板分割装置。
  7. 【請求項7】 X軸ローラおよびY軸ローラがそれぞれ
    複数のローラからなり、一方の軸のローラ群が実装済基
    板の分割溝が形成されていない側の第1または第2の保
    持手段の裏面のほぼ中央を押圧後、少なくとも1つのロ
    ーラを残して残りのローラが外周側に向かって移動しな
    がら押圧するとともに、他方の軸のローラ群も同様の動
    作を行うことを特徴とする請求項2記載の基板分割装
    置。
  8. 【請求項8】 X軸ローラおよびY軸ローラがそれぞれ
    複数のローラからなり、一方の軸のローラ群が実装済基
    板の分割溝が形成されていない側の第1または第2の保
    持手段の裏面のほぼ中央を押圧後、前記複数のローラに
    よりほぼ左右均等に外周側に向かって移動しながら押圧
    するとともに、他方の軸のローラ群も同様の動作を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の基板分割装置。
  9. 【請求項9】 第1および第2の緩衝手段の実装済基板
    を挟持する側の表面に前記実装済基板の分割溝のX軸方
    向およびY軸方向と平行に複数のスリットをそれぞれ設
    けたことを特徴とする請求項1記載の基板分割装置。
  10. 【請求項10】 X軸方向およびY軸方向のスリットの
    間隔がそれぞれ実装済基板の分割溝のX軸方向およびY
    軸方向の間隔よりも狭いことを特徴とする請求項9記載
    の基板分割装置。
  11. 【請求項11】 押圧手段が複数の押圧部を有し、実装
    済基板の分割溝のX軸方向とY軸方向に平行にそれぞれ
    順次前記実装済基板の分割溝が形成されていない側の第
    1または第2の保持手段の裏面を押圧して押圧ポイント
    を移動させていくことを特徴とする請求項1記載の基板
    分割装置。
  12. 【請求項12】 個片化された際の個片基板の長辺側に
    対応する各分割溝を先に分割することを特徴とする請求
    項11記載の基板分割装置。
  13. 【請求項13】 複数の押圧部がマトリクス状に配置さ
    れており、任意の押圧部を順次押圧させることにより押
    圧ポイントを移動させていくことを特徴とする請求項1
    1記載の基板分割装置。
  14. 【請求項14】 個片化された際の個片基板の長辺およ
    び短辺の長さに応じて任意の押圧部のみを押圧させるこ
    とを特徴とする請求項13記載の基板分割装置。
  15. 【請求項15】 複数の押圧部が一方の軸に平行な複数
    の半楕円筒状の押圧部からなり、一方の軸に平行に任意
    の半楕円筒状の押圧部を押圧させることにより押圧ポイ
    ントを移動させていくとともに、他方の軸に平行な押圧
    を行っていく際に、前記複数の半楕円筒状の押圧部全体
    を90度回転させて任意の前記半楕円筒状の押圧部を押
    圧させることを特徴とする請求項11記載の基板分割装
    置。
  16. 【請求項16】 個片化された際の個片基板の長辺およ
    び短辺の長さに応じて任意の半楕円筒状の押圧部のみを
    押圧させることを特徴とする請求項15記載の基板分割
    装置。
  17. 【請求項17】 押圧手段が半楕円筒状の押圧部からな
    り、実装済基板の分割溝のX軸方向とY軸方向のいずれ
    か一方の軸に平行に前記実装済基板の分割溝が形成され
    ていない側の第1または第2の保持手段の裏面から押圧
    後、前記半楕円筒状の押圧部の可動手段により押圧ポイ
    ントを移動させていくとともに、他方の軸に平行な押圧
    を行っていく際に、前記半楕円筒状の押圧部全体を90
    度回転させて押圧後、前記半楕円筒状の押圧部の可動手
    段により押圧ポイントを移動させていくことを特徴とす
    る請求項1記載の基板分割装置。
  18. 【請求項18】 個片化された際の個片基板の長辺側に
    対応する各分割溝を先に分割することを特徴とする請求
    項17記載の基板分割装置。
  19. 【請求項19】 個片化された際の個片基板の長辺およ
    び短辺の長さに応じて半楕円筒状の押圧部の内部に設け
    られた可動部材の移動のさせ方を変えて押圧ポイントを
    移動させていくことを特徴とする請求項18記載の基板
    分割装置。
  20. 【請求項20】 基板の片面または両面に電子部品が既
    に実装された実装済基板を個片に分割する基板分割方法
    であって、搬入手段によって前記実装済基板を周囲が弾
    性手段によって均一に保持された第1および第2の保持
    手段の内側の面にそれぞれ設けられた前記実装済基板を
    挟持するための第1および第2の緩衝手段のいずれか一
    方上に載置する工程と、前記実装済基板の分割溝が形成
    されていない側の前記第1または第2の保持手段の裏面
    から押圧手段を当接させて押圧することにより前記実装
    済基板を前記分割溝で個片に分割する工程と、前記各個
    片を搬出手段によって次の工程へと搬出する工程とを有
    する基板分割方法。
  21. 【請求項21】 押圧手段により実装済基板の分割溝の
    X軸方向とY軸方向に平行にそれぞれ順次前記実装済基
    板の分割溝が形成されていない側の第1または第2の保
    持手段の裏面から押圧して押圧ポイントを移動させるこ
    とにより、前記実装済基板を前記分割溝に沿って分割し
    て個片化させることを特徴とする請求項20記載の基板
    分割方法。
  22. 【請求項22】 個片化された際の個片基板の長辺側に
    対応する各分割溝を先に分割することを特徴とする請求
    項21記載の基板分割方法。
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