JP2003126303A - 縫いボールにおける縫製部分の補強方法 - Google Patents

縫いボールにおける縫製部分の補強方法

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JP2003126303A
JP2003126303A JP2001329826A JP2001329826A JP2003126303A JP 2003126303 A JP2003126303 A JP 2003126303A JP 2001329826 A JP2001329826 A JP 2001329826A JP 2001329826 A JP2001329826 A JP 2001329826A JP 2003126303 A JP2003126303 A JP 2003126303A
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Japan
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sewing
sewn
superposed
skin pieces
ball
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JP2001329826A
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Zenjiro Shiozu
善治郎 潮津
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Mikasa KK
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Mikasa KK
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Publication date
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】縫いボールの縫い糸の部分を、簡単な手段によ
り、補強することにより、表皮と同等の強度を与えるこ
きにより、縫いボールの耐久性の向上を図ろうとする,
縫いボールにおける表皮の補強方法を開発・提供するも
のである。 【解決手段】複数の表皮片(1a,1b)を縫い合わせて形成
する縫いボールにおいて、二枚の表皮片1a,1bを重ね合
わせ、かつ、これら重ね合わせた表皮片1a,1bの端面Y
付近の両面にテープをそれぞれ設け、これら重ね合わせ
た端面付近を縫い糸3(3a)にて縫着することにより縫製
部分を補強する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、縫いボールにお
ける縫製部分の補強方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、球技用のボールには、補強層に表
皮を設ける貼りボール、補強層へゴム層を設けるゴムボ
ール、そして、図1に示すように、複数に分割された表
皮片を、多数縫い合わせて球形に縫製した縫いボールが
存在する。
【0003】そして、この縫いボールは、競技に使用す
る際、縫製部分の糸と表皮に強い力がかかり、糸が、表
皮に比較して弱いと切れてしまい、糸に強度があると、
表皮が破れるものである。
【0004】これらの表皮片を表面同士を重ね合わせ
て、これらの縁部を、手縫い、あるいはミシンで縫着す
るが、手縫いの縫目、あるいはミシンの縫目を境に折り
返してボールの表皮となるため、縫製部分が表皮片の端
部に近いこと,即ち、縫い代が狭いことが要求される
が、余り、縫い代の幅を狭くすると、強度的弱く、ま
た、縫い代の幅を広くすると、その部分が表皮片の表面
に突出して伝わり、手触りが悪くなるという欠点があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
縫いボールの縫い糸の部分を、簡単な手段により、補強
することにより、表皮と同等の強度を与えるこきによ
り、縫いボールの耐久性の向上を図ろうとする,縫いボ
ールにおける表皮の補強方法を開発・提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、縫いボール
において、表皮片と、縫い糸との強度を均等に保つた
め、縫い糸側を、断目かがりやバイアステープで補強す
ることにより、縫い糸の強度を、表皮の強度と同等にす
ることにより、縫いボールにおける縫製部分の強度を保
つことにより、縫いボール全体の強度を高めようとする
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施例を図1に
従って説明すると、複数の表皮片を縫い合わせて形成す
る縫いボールにおいて、二枚の表皮片(1a)(1b)
を重ね合わせ、かつ、これら重ね合わせた表皮片の端面
付近(X)の両面にテープ(2)をそれぞれ設け、これ
ら重ね合わせた端面付近を縫い糸(3)にて縫着したこ
とを特徴とする縫いボールにおける縫製部分の補強方法
から構成されるものである。
【0008】また、この発明の第2の実施例を図2に基
づいて説明すると、複数の表皮片を縫い合わせて形成す
る縫いボールにおいて、二枚の表皮片(1a)(1b)
を重ね合わせ、これら重ね合わせた表皮片の端面付近
(X)を、接着、あるいは、高周波で加熱または/およ
び圧着し、この接着、加熱または/および圧着部分を、
縫い糸(3)にて縫着することを特徴とする縫いボール
における縫製部分の補強方法から構成される。
【0009】さらに、この発明の第3の実施例を図3に
基づいて説明すると、複数の表皮片を縫い合わせて形成
する縫いボールにおいて、二枚の表皮片(1a)(1
b)を重ね合わせ、この重ね合わせた表皮片の端面付近
(X)に接着フィルム(4)を挟み、これらを重ね合わ
せた端面付近を加熱または/および圧着し、該加熱また
は/および圧着した部分を、一体に縫い糸(3)にて縫
製することを特徴とする縫いボールにおける縫製部分の
補強方法から構成される。
【0010】そして、この発明の第4の実施例を図4に
基づいて説明すると、複数の表皮片を縫い合わせて形成
する縫いボールにおいて、二枚の表皮片(1a)(1
b)を重ね合わせ、これら重ね合わせた両表皮片の端面
(Y)に、接着フィルムテープ(4′)を設け、該接着
フィルムテープ(4′)を接着するか、あるいは熱接着
フィルムテープ(4″)を設け、該熱接着フィルムテー
プ(4″)を熱接着し、これら重ね合わせた端面付近を
縫い糸(3)にて縫着することを特徴とする縫いボール
における縫製部分の補強方法から構成される。
【0011】また、この発明の第5の実施例を図5に基
づいて説明すると、複数の表皮片を縫い合わせて形成す
る縫いボールにおいて、二枚の表皮片(1a)(1b)
を重ね合わせ、これら重ね合わせた端面付近(X)を縫
い糸(3)にて縫着し、かつこの縫着した端面付近
(X)を、縫い糸(3a)で断ち目かがりをすることを
特徴とする縫いボールにおける縫製部分の補強方法から
構成される。
【0012】さらに、この発明の第6の実施例を図6に
基づいて説明すると、複数の表皮片を縫い合わせて形成
する縫いボールにおいて、二枚の表皮片(1a)(1
b)を重ね合わせ、かつ、これら重ね合わせた両端面付
近(X)および端面(Y)をバイヤステープ(5)で覆
い、該バイヤステープ(5)の上から一体に縫い糸
(3)にて縫製することを特徴とする縫いボールにおけ
る縫製部分の補強方法から構成される。
【0013】そして、この発明に使用するテープ(2)
およびバイヤステープ(5)の素材は、天然・合成の
布、合成樹脂・ゴム・接着フィルム・熱接着フィルム
(ウレタン系・熱可塑性樹脂)から選ばれたものから構
成されるものであり、縫着手段は、手縫いでも、機械縫
いでもよいものである。
【0014】
【発明の効果】この発明によると、複数の表皮片を縫い
合わせて形成する縫いボールにおいて、二枚の表皮片を
重ね合わせ、かつ、これら重ね合わせた表皮片の端面付
近の両面にテープをそれぞれ設け、これら重ね合わせた
端面付近を縫い糸にて縫着したことにより、両表皮片と
それぞれのテープの上から、一体に縫い糸で縫製される
ため、強度が高まるという効果がある。
【0015】また、複数の表皮片を縫い合わせて形成す
る縫いボールにおいて、二枚の表皮片を重ね合わせ、こ
れら重ね合わせた表皮片の端面付近を接着、あるいは、
高周波で加熱または/および圧着するため、両表皮片を
溶着し、両表皮片の表面の分子を締め、この部分を縫い
糸にて縫着することにより、強度が高まる効果を有する
ものである。
【0016】さらに、複数の表皮片を縫い合わせて形成
する縫いボールにおいて、二枚の表皮片を重ね合わせ、
この重ね合わせた表皮片の端面付近に接着フィルムを挟
み、接着するか、または、熱接着フィルムを挟み、これ
らを重ね合わせた端面付近を加熱または/および圧着
し、該加熱または/および圧着した部分を、一体に縫い
糸にて縫製することにより、両表皮片の重なった面の強
度を高める効果を有するものである。
【0017】そして、複数の表皮片を縫い合わせて形成
する縫いボールにおいて、二枚の表皮片を重ね合わせ、
これら重ね合わせた両表皮片の端面に接着テープあるい
は、熱接着フィルムテープを設け、該接着テープを接着
したり、熱接着フィルムテープを熱接着すると共に、こ
れら重ね合わせた端面付近を縫い糸にて縫着することに
より、両表皮片の端面の強度を高める構造となる効果を
有するものである。
【0018】また、複数の表皮片を縫い合わせて形成す
る縫いボールにおいて、二枚の表皮片を重ね合わせ、か
つ、これら重ね合わせた表皮片の両面にテープをそれぞ
れ設け、これら重ね合わせた端面付近を縫い糸にて縫着
し、かつこの縫製部分を、断ち目かがりをすることによ
り、表皮片の端面付近を強固にすることができる。
【0019】さらに、複数の表皮片を縫い合わせて形成
する縫いボールにおいて、二枚の表皮片を重ね合わせ、
かつ、これら重ね合わせた両端面付近および端面をバイ
ヤステープで覆い、該バイヤステープの上から一体に縫
い糸にて縫製することにより、両表皮片とバイアステー
プとを一体に縫着できるため、強固に固定できる。
【0020】また、テープおよびバイヤステープの素材
が、天然・合成の布、合成樹脂・ゴム・接着テープ・熱
接着フィルムから選ばれたものを使用することにより、
合成皮革で薄くて、現在ではボールとして使用不可能な
ものであっても、使用が可能となる等極めて有益なる効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す一部欠截拡大断面図
である。
【図2】この発明の他の実施例を示す一部欠截拡大断面
図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す一部欠截拡大断面
図である。
【図4】この発明の他の実施例を示す一部欠截拡大断面
図である。
【図5】この発明の他の実施例を示す一部欠截正面図で
ある。
【図6】この発明の他の実施例を示す一部欠截正面図で
ある。
【図7】この発明の使用状態を示す一部欠截断面図であ
る。
【符号の説明】
1a 表皮片 1b 表皮片 2 テープ 3 縫い糸 3a 縫い糸 4 接着フィルム 4′接着フィルムテープ 4″熱接着フィルムテープ 5 バイヤステープ X 端面付近 Y 端面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の表皮片を縫い合わせて形成する縫
    いボールにおいて、二枚の表皮片を重ね合わせ、かつ、
    これら重ね合わせた表皮片の端面付近の両面にテープを
    それぞれ設け、これら重ね合わせた端面付近を縫い糸に
    て縫着したことを特徴とする縫いボールにおける縫製部
    分の補強方法。
  2. 【請求項2】 複数の表皮片を縫い合わせて形成する縫
    いボールにおいて、二枚の表皮片を重ね合わせ、これら
    重ね合わせた表皮片の端面付近を加熱・圧着し、この加
    熱・圧着部分を縫い糸にて縫着することを特徴とする縫
    いボールにおける縫製部分の補強方法。
  3. 【請求項3】 複数の表皮片を縫い合わせて形成する縫
    いボールにおいて、二枚の表皮片を重ね合わせ、この重
    ね合わせた表皮片の端面付近に接着フィルムを挟み、こ
    れらを重ね合わせた端面付近を加熱または/および圧着
    し、該加熱または/および圧着した部分を、一体に縫い
    糸にて縫製することを特徴とする縫いボールにおける縫
    製部分の補強方法。
  4. 【請求項4】 複数の表皮片を縫い合わせて形成する縫
    いボールにおいて、二枚の表皮片を重ね合わせ、これら
    重ね合わせた両表皮片の端面に接着フィルムテープを設
    け、該接着フィルムテープを接着すると共に、これら重
    ね合わせた端面付近を縫い糸にて縫着することを特徴と
    する縫いボールにおける縫製部分の補強方法。
  5. 【請求項5】 複数の表皮片を縫い合わせて形成する縫
    いボールにおいて、二枚の表皮片を重ね合わせ、かつ、
    これら重ね合わせた表皮片の両面にテープをそれぞれ設
    け、これら重ね合わせた端面付近を縫い糸にて縫着し、
    かつこの縫製部分を、断ち目かがりをすることを特徴と
    する縫いボールにおける縫製部分の補強方法。
  6. 【請求項6】 複数の表皮片を縫い合わせて形成する縫
    いボールにおいて、二枚の表皮片を重ね合わせ、かつ、
    これら重ね合わせた両端面付近および端面をバイヤステ
    ープで覆い、該バイヤステープの上から一体に縫い糸に
    て縫製することを特徴とする縫いボールにおける縫製部
    分の補強方法。
  7. 【請求項7】 テープおよびバイヤステープの素材が、
    天然・合成の布、合成樹脂・ゴム・接着フィルム・熱接
    着フィルムから選ばれたものであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第6項記載の縫いボールにお
    ける縫製部分の補強方法。
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