JP2003125820A - バンド - Google Patents

バンド

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JP2003125820A
JP2003125820A JP2001328550A JP2001328550A JP2003125820A JP 2003125820 A JP2003125820 A JP 2003125820A JP 2001328550 A JP2001328550 A JP 2001328550A JP 2001328550 A JP2001328550 A JP 2001328550A JP 2003125820 A JP2003125820 A JP 2003125820A
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JP2001328550A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Tanaka
利明 田中
Katsuaki Tamaru
勝秋 田丸
Hideo Taguchi
秀夫 田口
Keisuke Kikawa
計介 木川
Senji Kaneda
宣治 金田
Hirokuni Yamamoto
博邦 山本
Kimito Nakabayashi
公人 中林
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駒の配列を腕に馴染むように彎曲させ、腕に
馴染み易くフィットするバンドを提供することにある。 【解決手段】 このバンドにおいては、駒2と駒2との
間に弾力性を有する押圧部材6を配設している。押圧部
材6は、連結ピン4により支持されて互いに隣接する駒
2に当接してそれらのバンド長手方向端面の上部付近を
押圧する。これにより、各駒2には連結ピン4を軸とし
て回転しようとする力がかかり、バンドは裏面方向へ彎
曲する。この結果、バンドは腕に馴染み易くなり、また
腕にフィットする状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は時計バンドのように
腕等の曲面に装着するバンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、時計バンドのように腕等に装着す
るバンドにおいては、曲面に馴染むように皮、ゴム等の
彎曲し易い材料を用いたり、複数の金属製駒を連結ピン
等で回動自在に連結して彎曲するように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
彎曲し易い材料を用いたバンドは、曲面に馴染むが耐久
性が低く、また損傷し易いものであった。一方、金属製
駒を複数連結したバンドにおいては、連結ピンを軸とし
て各駒が回動するため彎曲し易くなり、金属等の硬質材
料を素材として使用しているにもかかわらず腕に馴染む
ように彎曲させることができるものであった。
【0004】しかしながら、このバンドにおいては、腕
にバンドを装着した後も、それぞれの駒が別々に回動
し、腕にフィットする感覚が得られないという問題があ
った。特に、腕とバンドとの間にある程度の隙間が生じ
ると、駒がそれぞれ回動して更に腕にフィットしない状
態となり、バンド全体が回転してしまうこともあった。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みな
されたもので、駒の配列を腕に馴染むように彎曲させ、
腕に馴染み易くフィットするバンドを提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のバンドは、請求
項1に示すように、バンド長手方向の端部に連結部を有
し、該連結部に貫通穴が設けられ、該連結部を隣接する
駒の連結部に組み付けて連結することにより、その間に
収納部を形成する駒と、該駒の貫通穴に組み込まれるこ
とにより前記駒を回動自在に連結する連結ピンと、連結
された前記駒の間に形成された収納部内に収められ、前
記連結ピンが組み込まれる穴部を有し、該穴部に組み込
まれた前記連結ピンにより支持されて連結された前記駒
を押圧して駒の配列を彎曲させる弾性を有する押圧部材
と、を備えるものである。
【0007】上記バンドにおいて、請求項2に示すよう
に、前記連結部は凸状連結部と凹状連結部とからなり、
隣接する一対の駒にそれぞれ設けられた前記凸状連結部
と凹状連結部とを組み付けて、その貫通穴に前記連結ピ
ンを組み込むことにより連結されている。また、上記バ
ンドにおいて、請求項3に示すように、前記駒は、前記
凸状連結部の中央に凹部を有し、該凹部とこれに対向す
る隣接する駒の前記凹状連結部により前記収納部が形成
されている。
【0008】また、上記バンドにおいて、請求項4に示
すように、前記駒はバンド長手方向端のバンド短手方向
の端部に切欠部を有し、該切欠部とこれに対向する隣接
する駒の前記切欠部により前記収納部が形成されてい
る。また、上記バンドにおいて、請求項5に示すよう
に、前記駒は前記収納部内に前記押圧部材を取り付ける
ために用いる取付穴を有し、前記押圧部材は前記駒の取
付穴に連通する貫通穴を有し、該押圧部材の貫通穴と前
記駒の取付穴に取付ピンを組み込むことにより前記押圧
部材を前記駒に取り付けている。
【0009】本発明のバンドは、請求項6に示すよう
に、バンド長手方向の端部に連結部を有し、該連結部に
貫通穴が設けられている駒と、該駒の連結部に組み付け
ることにより連通する貫通穴を有する連結駒と、前記駒
と連結駒の貫通穴に組み込まれることにより前記駒と連
結駒を回動自在に連結する連結ピンと、前記連結駒に取
り付けられ、前記連結駒に隣接する駒のバンド長手方向
の端面を押圧して前記駒と連結駒の配列を彎曲させる弾
性を有する押圧部材と、を備えている。
【0010】上記バンドにおいて、請求項7及び8に示
すように、前記駒或いは前記駒と連結駒は金属材料、硬
質樹脂又はセラミックス材料からなり、前記押圧部材は
軟質樹脂からなる。この硬質樹脂は、請求項9に示すよ
うに、ABS樹脂、POM樹脂、PBS樹脂、ポリカー
ボネイト樹脂、PC−ABS系アロイ樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ
アセタール樹脂、塩化ビニール樹脂の一つからなる。ま
た、軟質樹脂は、請求項10に示すように、ウレタン樹
脂、シリコン樹脂、ポリシリコン−ウレタン樹脂、オレ
フィン系樹脂、スチレン系樹脂、塩化ビニール系樹脂、
エステル系樹脂の一つからなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のバンドにおいては、駒と
駒との間に弾力性を有する押圧部材を配設している。こ
の押圧部材は、駒と駒との間に形成される収納部に収め
られるか又は駒間に設けられた連結駒に取り付けられて
いる。収納部は、駒の凸状連結部の中央に設けられた凹
部とこれに対向する隣接した駒の凹状連結部により形成
されるか、又は駒のバンド長手方向端のバンド短手方向
端部に設けられた切欠部とこれに対向する隣接した駒の
切欠部により形成されている。
【0012】上記のような収納部に収められた押圧部材
は、連結ピンにより支持されて互いに隣接する駒に当接
してそれらのバンド長手方向端面の上部付近を押圧す
る。また、連結駒に取り付けられた押圧部材も、連結駒
を介して連結される一対の駒に当接してそれらのバンド
長手方向端面の上部付近を押圧する。これにより、各駒
には連結ピンを軸として回転しようとする力がかかり、
バンドは裏面方向へ彎曲する。
【0013】上記のようにバンドが裏面方向へ彎曲する
ことにより、腕に馴染み易く、腕に装着した後も各駒の
回動が押圧部材の弾性で規制されて常に腕にフィットす
る状態にすることができる。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の第1実施例に係るバンドの要部分解
斜視図、図2は図1に示すバンドの横断面図、図3は図
1に示すバンドの縦断面図、図4及び図5は時計本体に
取り付けたときの状態を示す平面図と部分透視側面図で
ある。尚、図4は駒、押圧部材等の形状及び配置を明確
に図示するため部分的に細部を省略している。
【0015】2は金属、硬質樹脂又はセラミックス等の
硬質材料からなる駒であり、バンド長手方向の両端部に
連結部を有している。本実施例における連結部は、バン
ド長手方向の一方の端部に設けられた一対の凸状連結部
2aと、他方の端部に設けられた凹状連結部2cにより
構成されている。凸状連結部2aは凹状連結部2c内に
バンド短手方向端部が適合するように間隔が設定されて
おり、バンド短手方向に軸心が一致する貫通穴2bがそ
れぞれ設けられている。また、凹状連結部2cを挟む一
対の足部2dにはバンド短手方向に軸心が一致する貫通
穴2eがそれぞれ設けられている。更に、隣接する駒2
A,2Bにおいて、駒2A側の凸状連結部2aと駒2B
側の凹状連結部2cとを組み付けると、凸状連結部2a
の中央に設けられた凹部2fとこれに対向する凹状連結
部2cにより矩形状の空間からなる収納部Sが形成され
ている。
【0016】4は連結ピンであり、隣接する駒2A,2
Bの凸状連結部2aと凹状連結部2cとを組み付けるこ
とにより連通する貫通穴2b,2eに組み込まれてい
る。この連結ピン4を連通する貫通穴2b,2eに組み
込むと、連結ピン4が収納部Sをバンド短手方向に横切
ることになる。
【0017】尚、硬質材料のうち金属としては、ステン
レススチール、チタン、チタン合金、黄銅や洋泊等の銅
合金、タングステンカーバイトやタンタルカーバイト等
の超硬合金などを使用し、硬質樹脂としては、ABS樹
脂、POM樹脂、PBS樹脂、ポリカーボネイト樹脂、
PC−ABS系アロイ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアリ
レート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアセタール樹
脂、塩化ビニール樹脂などを使用し、セラミックスとし
ては、ジルコニア、アルミナなどを使用する。また、そ
れぞれの素材の選定については、目的とする外観品質、
機能品質等を考慮して適宜決められている。
【0018】6はシリコン、ウレタンゴム等の軟質樹脂
等の軟質材料からなる押圧部材である。この押圧部材6
は、収納部Sに適合する略横長矩形状の平面形状を有す
るものであり、バンド短手方向に穴部6aを有してい
る。また、本実施例における押圧部材6のバンド長手方
向の端面6bは、収納部Sのバンド長手方向の内面2
g,2h(図3)(即ち駒2A,2Bの本体のバンド長
手方向の端面)の上部を強く押圧するように、上方に向
かって広がるように傾斜した斜面となっている。また、
この凹圧部材6の上部6cは、弾性変形量を増して駒2
の回動に追従し易くするため、バンド短手方向に形成さ
れた溝を挟む略V形状に形成されている。
【0019】この押圧部材6は、隣接する駒2Aの凸状
連結部2aと駒2Bの凹状連結部2cを組み付けたとき
に形成される収納部S内に嵌め込まれる。そして、連結
ピン4を駒2A,2Bの貫通穴2b,2eに組み込むと
きに、連結ピン4が穴部6aに挿通することにより連結
ピン4に支持される。尚、連結ピン4の抜け止めは、凸
状連結部2aの貫通穴2bに組み込まれている割りパイ
プ又はパイプに連結ピン4が嵌合されていることでなさ
れている。
【0020】また、シリコンゴム、ウレタンゴムの他の
軟質樹脂としては、ポリシリコン−ウレタン樹脂、オレ
フィン系樹脂、スチレン系樹脂、塩化ビニール系樹脂、
エステル系樹脂などがあり、それぞれの素材の選定につ
いては、目的とする外観品質、機能品質等を考慮して適
宜決められている。また、軟質樹脂のゴム硬さとして
は、JIS−Aの規定に基づき、50度〜98度の範囲
が好ましく、更に好ましくは65度〜90度の範囲が最
適である。
【0021】上記構成からなる第1実施例のバンドにお
ける駒2は、連結ピン4により回動自在に連結される。
そして、隣接する駒2A,2B間に設けられた押圧部材
6は、図3に示すように、収納部S内の内面2g,2h
の上部を押圧して駒2A,2Bをそれぞれ矢印A1,A
2の方向へ回転させる。これにより、駒2は裏面方向に
彎曲するように並ぶことになる。
【0022】上記バンドに時計本体8と中留10を取り
付けると、図5に示すように、各駒2が押圧部材6によ
り押圧されてその配列が彎曲するため、腕12に沿うよ
うにバンドが彎曲する。これにより、腕12にごく自然
にバンドがフィットすることになる。
【0023】尚、上記実施例において、時計本体8の先
カン足(一対)と駒2の足部2d(一対)を相対するよ
うに配置したが、時計本体8の先カン足(一対)内に駒
2の凸状連結部2aを組み付けることにより形成される
収納部内に、押圧部材6を嵌め込むことでより一層腕に
沿うようにバンドが彎曲し、腕にバンドがフィットす
る。
【0024】図6は本発明の第2実施例を示すバンドの
要部分解斜視図、図7は図6に示すバンドの横断面図、
図8は図6に示すバンドの側面図、図9及び図10は時
計本体に取り付けたときの状態を示す平面図と部分透視
側面図である。尚、図9は駒、押圧部材の形状及び配置
あるいは時計本体や中留に接続するための他の駒を明確
に図示するため部分的に細部を省略している。
【0025】本実施例における駒22も第1実施例と同
様に金属、硬質樹脂、セラミックス等の硬質材料からな
るものである。この駒22の連結部は、バンド長手方向
の一方の端部中央に設けられた凸状連結部22aと、他
方の端部の中央に設けられた凹状連結部22cにより構
成されている。この凸状連結部22aは、凹状連結部2
2c内に適合するようにバンド短手方向の寸法が設定さ
れており、バンド短手方向に貫通穴22bが設けられて
いる。また、凹状連結部22cを挟む一対の足部22d
にはバンド短手方向に軸心が一致する貫通穴22eがそ
れぞれ設けられている。更に、この駒22のバンド長手
方向両端のバンド短手方向端部(駒22の本体の4隅)
には、バンド長手方向端毎に一対の切欠部22fと一対
の切欠部22gが設けられている。この切欠部22f,
22gは、隣接する駒22A,22Bにおいて、駒22
A側の凸状連結部22aと駒22B側の凹状連結部22
cとを組み付けると、駒22A側の切欠部22fと駒2
2B側の切欠部22gが対向することにより側方が開口
するコの字状の空間からなる収納部S1,S2が形成さ
れる。また、切欠部22f,22gには、それぞれバン
ド短手方向の取付穴22h,22iが設けられている。
【0026】連結ピン24は、隣接する駒22A,22
Bの凸状連結部22aと凹状連結部22cとを組み付け
ることにより連通する貫通穴22b,22eに組み込ま
れている。本実施例における連結ピン24は、図7に示
すように、貫通穴22b,22eを合わせた長さよりも
長く且つ駒22のバンド短手方向の寸法よりも短くなる
ように設定されており、中央部が径大で端部が径小とな
る段付ピンを用いている。
【0027】押圧部材26は、第1実施例と同様に軟質
樹脂等の軟質材料からなるものであり、収納部S1,S
2にそれぞれ適合する略縦長矩形状の平面形状をなすも
のである。この押圧部材26は、そのバンド短手方向に
有底の穴部26aと一対の貫通穴26bを有している。
本実施例における押圧部材26のバンド長手方向の端面
26cは、収納部S1,S2のバンド長手方向の内面2
2j,22k(図8)の上部を強く押圧するように、上
方に向かって広がるように傾斜した斜面となっている。
また、この押圧部材26の上部26dも弾性変形量を増
すためバンド短手方向に形成された2本の溝を挟む凹凸
形状に形成されている。
【0028】また、本実施例における押圧部材26は、
収納部S1,S2にそれぞれ嵌め込まれ、連結ピン24
を駒22A,22Bの貫通穴22b,22eに組み込む
と貫通穴22eから突出する連結ピン24の端部を押圧
部材26の穴部26aに嵌め込むことにより連結ピン2
4に取り付けられて支持される。尚、本実施例において
は、一端が径大となる段付の取付ピン28を押圧部材2
6の貫通穴26b及びこれに連通する収納部S1,S2
内の取付穴22h,22iに組み込むことにより、より
確実に駒22に取り付けられている。また、取付ピン2
8の抜け止めは、取付穴22h,22iに組み込まれて
いる割りパイプ又はパイプに取付ピン28が嵌合されて
いることでなされている。
【0029】上記構成からなる第2実施例のバンドにお
ける駒22は、連結ピン24により回動自在に連結され
る。そして、収納部S1,S2内に配設された押圧部材
26は、図8に示すように収納部S1,S2内の内面2
2j,22kの上部を押圧して駒22A,22Bをそれ
ぞれ矢印A1,A2の方向へ回転させる。これにより、
駒22は裏面方向へ彎曲するように並ぶことになる。
【0030】上記バンドにも第1実施例と同様に時計本
体8と中留10を取り付けると、図10に示すように、
各駒22が押圧部材26により押圧されて配列が彎曲す
る。これによりバンドが腕12に沿って馴染むようにな
り、腕にフィットすることになる。
【0031】上記第1及び第2実施例においては、何れ
も同一形状の駒2,22を複数連結し、その間に連結ピ
ン4,24で支持した押圧部材6,26を設けている
が、図11乃至図13に示す第3実施例においては、連
結駒を使用すると共に押圧部材を取り付けることで駒を
連結すると共にその配列を彎曲させている。
【0032】即ち、図11に示すように、駒32は、バ
ンド長手方向両端に凸状連結部32aを有し、この凸状
連結部32aにバンド短手方向の貫通穴32bが設けら
れている。連結駒38は、隣接する一対の駒32の凸状
連結部32aをバンド短手方向から挟み込む一対の端部
連結部38aと、その端部連結部38aを一体化する中
間部38bを有している。連結駒38の端部連結部38
aには、駒32の凸状連結部32aの貫通穴32bに連
通する一対の貫通穴38cがそれぞれ設けられている。
また、連結駒38の中間部38b上には、軟質樹脂等の
軟質材料からなる押圧部材36が設けられている。この
押圧部材36は、連結駒38をプラスチック等の硬質樹
脂で成形する場合には硬質樹脂と軟質樹脂の二色成形等
により一体形成される。また、連結駒38が金属等から
なる場合には、接着、あるいは図12に示すように、端
部連結部38aに設けた穴38dに押圧部材36のバン
ド短手方向端部に設けた突起36aを嵌め込むことによ
り取り付けることもできる。
【0033】上記構成からなる駒32と連結駒38は、
駒32の凸状連結部32aを連結部38の端部連結部3
8a間に組み付け、これにより連通する貫通穴32b,
38cに連結ピン34を組み込むことにより回動自在に
連結する。このように駒32と連結駒38を交互に連結
することにより、押圧部材36が駒32の凸状連結部3
2aの間に挟まれて密着する。このときに、押圧部材3
6は、連結駒38の中間部38bの上に設けられている
ため、凸状連結部32a端面の上方に密着し、それを押
圧することになる。このように押圧部材36によって凸
状連結部32aが押圧されると、前述した第1及び第2
実施例と同様に駒32及び連結部材38の配列を彎曲さ
せ、バンドが彎曲して腕に馴染んでフィットするように
なる。
【0034】尚、上記各実施例においては、押圧部材を
軟質樹脂等で構成しているが、金属等の硬質材料で構成
し、板バネや波形のバネのように、弾性を有する形状に
設定したものを使用しても良い。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、押圧部材を駒と駒との
間に設けて駒を押圧することにより、駒の配列を彎曲さ
せてバンドを裏面側へ彎曲させることができる。これに
より、腕のような曲面にもごく自然に馴染ませて、バン
ドをフィットさせることができる。
【0036】また、駒に硬質材料を使用し、押圧部材に
軟質材料を使用することにより、材質の違いによる質感
や色の違いを組み合わせて、斬新なデザインのバンドを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るバンドの要部分解斜
視図である。
【図2】図1に示すバンドの横断面図である。
【図3】図1に示すバンドの縦断面図である。
【図4】第1実施例に係るバンドを時計本体に取り付け
たときの状態を示す平面図である。
【図5】第1実施例に係るバンドを時計本体に取り付け
たときの状態を示す部分透視側面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示すバンドの要部分解斜
視図である。
【図7】図6に示すバンドの横断面図である。
【図8】図6に示すバンドの側面図である。
【図9】第2実施例に係るバンドを時計本体に取り付け
たときの状態を示す平面図である。
【図10】第2実施例に係るバンドを時計本体に取り付
けたときの状態を示す部分透視側面図である。
【図11】本発明の第3実施例を示すバンドの要部分解
斜視図である。
【図12】図11に示すバンドの一部変更例を示す要部
分解斜視図である。
【図13】図11に示すバンドの横断面図である。
【符号の説明】
2,22,32 駒 2a,22a,32a 凸状連結部 2b,22b,32b 貫通穴 2c,22c 凹状連結部 2d,22d 足部 2e,22e 貫通穴 2f 凹部 4,24,34 連結ピン 6,26,36 押圧部材 6a,26a 穴部 22f,22g 切欠部 38 連結駒 38c 貫通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木川 計介 東京都西東京市田無町六丁目1番12号 シ チズン時計株式会社内 (72)発明者 金田 宣治 東京都西東京市田無町六丁目1番12号 シ チズン時計株式会社内 (72)発明者 山本 博邦 東京都西東京市田無町六丁目1番12号 シ チズン時計株式会社内 (72)発明者 中林 公人 東京都西東京市田無町六丁目1番12号 シ チズン時計株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンド長手方向の端部に連結部を有し、
    該連結部に貫通穴が設けられ、該連結部を隣接する駒の
    連結部に組み付けて連結することにより、その間に収納
    部を形成する駒と、 該駒の貫通穴に組み込まれることにより前記駒を回動自
    在に連結する連結ピンと、 連結された前記駒の間に形成された収納部内に収めら
    れ、前記連結ピンが組み込まれる穴部を有し、該穴部に
    組み込まれた前記連結ピンにより支持されて連結された
    前記駒を押圧して駒の配列を彎曲させる弾性を有する押
    圧部材と、 を備えることを特徴とするバンド。
  2. 【請求項2】 前記連結部は凸状連結部と凹状連結部と
    からなり、隣接する一対の駒にそれぞれ設けられた前記
    凸状連結部と凹状連結部とを組み付けて、その貫通穴に
    前記連結ピンを組み込むことにより連結されていること
    を特徴とする請求項1記載のバンド。
  3. 【請求項3】 前記駒は、前記凸状連結部の中央に凹部
    を有し、該凹部とこれに対向する隣接する駒の前記凹状
    連結部により前記収納部が形成されることを特徴とする
    請求項2記載のバンド。
  4. 【請求項4】 前記駒はバンド長手方向端のバンド短手
    方向の端部に切欠部を有し、該切欠部とこれに対向する
    隣接する駒の前記切欠部により前記収納部が形成されて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載のバンド。
  5. 【請求項5】 前記駒は前記収納部内に前記押圧部材を
    取り付けるために用いる取付穴を有し、前記押圧部材は
    前記駒の取付穴に連通する貫通穴を有し、該押圧部材の
    貫通穴と前記駒の取付穴に取付ピンを組み込むことによ
    り前記押圧部材を前記駒に取り付けることを特徴とする
    請求項4記載のバンド。
  6. 【請求項6】 バンド長手方向の端部に連結部を有し、
    該連結部に貫通穴が設けられている駒と、 該駒の連結部に組み付けることにより連通する貫通穴を
    有する連結駒と、 前記駒と連結駒の貫通穴に組み込まれることにより前記
    駒と連結駒を回動自在に連結する連結ピンと、 前記連結駒に取り付けられ、前記連結駒に隣接する駒の
    バンド長手方向の端面を押圧して前記駒と連結駒の配列
    を彎曲させる弾性を有する押圧部材と、 を備えることを特徴とするバンド。
  7. 【請求項7】 前記駒は金属材料、硬質樹脂又はセラミ
    ックス材料からなり、前記押圧部材は軟質樹脂からなる
    ことを特徴とする請求項1乃至5のひとつに記載のバン
    ド。
  8. 【請求項8】 前記駒と連結駒は金属材料、硬質樹脂又
    はセラミックス樹脂からなり、前記押圧部材は軟質樹脂
    からなることを特徴とする請求項6記載のバンド。
  9. 【請求項9】 前記硬質樹脂は、ABS樹脂、POM樹
    脂、PBS樹脂、ポリカーボネイト樹脂、PC−ABS
    系アロイ樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアリレート樹脂、
    ポリプロピレン樹脂、ポリアセタール樹脂、塩化ビニー
    ル樹脂の一つからなることを特徴とする請求項7又は8
    記載のバンド。
  10. 【請求項10】 前記軟質樹脂は、ウレタン樹脂、シリ
    コン樹脂、ポリシリコン−ウレタン樹脂、オレフィン系
    樹脂、スチレン系樹脂、塩化ビニール系樹脂、エステル
    系樹脂の一つからなることを特徴とする請求項7又は8
    記載のバンド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009022757A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 G & F Chatelain Sa 金属ブレスレットの組立て方法
JP2017080605A (ja) * 2017-02-15 2017-05-18 カシオ計算機株式会社 バンド及び腕時計
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