JP2003122937A - 情報提供システムおよび方法 - Google Patents

情報提供システムおよび方法

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JP2003122937A
JP2003122937A JP2001319337A JP2001319337A JP2003122937A JP 2003122937 A JP2003122937 A JP 2003122937A JP 2001319337 A JP2001319337 A JP 2001319337A JP 2001319337 A JP2001319337 A JP 2001319337A JP 2003122937 A JP2003122937 A JP 2003122937A
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Naoji Matsuo
直司 松尾
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の検索要求に応じて情報を仲介し、情
報仲介サーバへのアクセスを適切に評価してインセンテ
ィブを与える情報提供システムを提供する。 【解決手段】 サービス提供サーバ１００は商品などに
関する情報を情報仲介サーバ２００に提供し、情報格納
部２１０に格納する(1)。情報仲介部２２０は利用者端
末３００から情報検索要求を受け付け(2)、該当情報を
情報格納部２１０から検索し(3)、利用者端末３００に
仲介し(4)、情報検索要求や情報仲介の内容を利用者ア
クセス情報制御部２３０に渡し(5)、評価部２３１で情
報仲介サーバ２００への利用者アクセス情報を作成し、
サービス提供サーバ１００に通知する(6)。インセンテ
ィブ調整部１２０は利用者アクセス情報に従ってインセ
ンティブを調整し(7)、実行部１３０が利用者ＩＤ情報
の提示とともに利用依頼を受け(8)、インセンティブ内
容に従って処理を実行する(9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者からの検索
要求に応じて、サービス提供サーバが提供するサービス
に関する情報を提供するシステムに関する。ここで、サ
ービス提供サーバが提供するサービスとは、例えば、店
舗での商品販売、役務提供、ネットワーク上でのオンラ
イン商品販売、音楽配信などのオンライン情報提供など
のサービスを言う。
【０００２】
【従来の技術】店舗での商品販売や役務提供のみなら
ず、ネットワーク上でのオンライン商品販売、音楽配信
などのオンライン情報提供など商取引の形態も多様化が
進んでいる。これら商品販売主体、役務提供主体にとっ
て、商品や役務の内容を利用者に知ってもらい、その利
用を促進することが重要である。インターネットの発達
により、商品販売主体、役務提供主体自らが、ウェブサ
ーバを開設して自らの商品や役務の内容に関する情報を
発信したり、特定の優良顧客に対して個別にダイレクト
メールとして電子メールなどを送信することも可能とな
っている。
【０００３】しかし、商品販売主体、役務提供主体自ら
が、ウェブサーバを開設して管理することは多大な労力
とコストを必要とし、また、小さな運用主体が開設、管
理しているウェブサーバにアクセスしてくれる利用者の
数も限られている。また、顧客に対して個別にダイレク
トメールとして電子メールを送信する場合、当該顧客に
とっては必要ではない電子メールが送りつけられること
となり、顧客が迷惑する場合も多い。
【０００４】そこで、商品販売主体、役務提供主体など
から提供されたサービス内容に関する情報を管理し、ア
クセスしてきた利用者の検索要求に応じて、商品販売主
体が販売する商品や役務提供主体が提供する役務に関す
る情報を仲介する情報提供システムがある。
【０００５】図５（ａ）および（ｂ）は、従来の情報提
供システムの概略構成を示す図である。
【０００６】５００は、サービス提供サーバである。商
品販売主体や役務提供主体は当該サービス提供サーバ５
００を用いて、販売する商品や提供する役務などのサー
ビスに関する情報を情報仲介サーバ５１０に提供する。
【０００７】５１０は、情報仲介システムであり、利用
者からのアクセスを受け、利用者の検索要求に応じて、
商品販売主体が販売する商品、役務提供主体が提供する
役務に関する情報を仲介するものである。
【０００８】５２０は、利用者端末であり、情報仲介サ
ーバ５１０に対してアクセスし、検索要求通知を当該情
報仲介サーバ５１０に渡し、サービス提供サーバ５００
が提供した情報の仲介を受けるものである。
【０００９】ここで、従来の情報提供システムにおい
て、サービス提供サーバ５００、情報仲介システム５１
０、利用者端末５２０の３者間の関係や、３者間でやり
取りされる情報の流れを大別すると、図５（ａ）と図５
（ｂ）の２つ通りが想定される。
【００１０】以下、説明の便宜上、サービス提供サーバ
５００の主体がスーパーマーケットであり、商品を販売
する場合を例にして説明する。
【００１１】図５（ａ）の流れによる従来の情報提供シ
ステムの処理の流れは、概ね以下のようになる。
【００１２】サービス提供サーバ５００は利用者に対し
て仲介してもらいたい情報を生成して、あらかじめ情報
仲介サーバ５１０に提供する（（１）情報提供）。
【００１３】次に、利用者が利用者端末５２０を用い
て、情報仲介サーバ５１０にアクセスし、情報の検索要
求を出す（（２）情報検索）。
【００１４】情報仲介サーバ５１０は情報検索要求に沿
った情報を仲介する（（３）情報仲介）。なお、あらか
じめ、利用者が利用者端末５２０を介して、仲介しても
らいたい情報の分野、種類を情報仲介サーバ５１０に設
定しておき、サービス提供サーバ５００から該当する情
報が提供される度に自動的に利用者端末３００に仲介す
る運用も可能である。
【００１５】次に、利用者は、仲介された情報を参考に
して、サービス提供サーバ５００の運用主体の店舗に訪
れ、仲介された情報にかかる商品の購入を行う。この際
に利用者に対して料金割引等のインセンティブを与える
ことも可能である（（４）商品購入）。
【００１６】上記の図５（ａ）のシステム構成による従
来の情報提供方法は、従来の新聞広告のような情報提供
方法と言える。情報提供元となるスーパーマーケット
が、販売を促進したい商品に関する情報（例えば、特売
商品に関する値引き情報など）を編集した広告チラシを
作成し、この広告チラシを新聞配達業者などに渡す（上
記（１）情報提供に相当）。新聞業者などは、この広告
チラシを配布する。利用者は広告チラシを閲覧して所望
の情報を探し（上記（２）の情報検索に相当）、好みの
商品とその値引き情報を得る（上記（３）の情報仲介に
相当）。その後、利用者がスーパーマーケットを訪れて
該当商品を値引きされた価格で購入する（上記（４）の
商品購入に相当）。この場合は、店舗に訪れた顧客は、
広告チラシを見たか否かにかかわらず、誰であっても、
値引き価格で商品購入が可能である。
【００１７】次に、図５（ｂ）の流れによる従来の情報
提供処理の流れは、概ね以下のようになる。
【００１８】図５（ｂ）の（１）情報提供と（２）情報
検索については、図５（ａ）の（１）情報提供と（２）
情報検索と同様で良い。
【００１９】次に、図５（ｂ）の構成による情報提供処
理の流れでは、利用者に情報を仲介するとともに、サー
ビス提供者に対してインセンティブを請求しうる権利も
提供する（（３）情報仲介およびインセンティブ請求権
利の付与）。ここで、インセンティブ請求権利の付与
は、例えば、利用者に割引チケットを付与することや、
利用者に対して会員証を発行し、当該会員証を持つ者に
対して優待価格を設定することなどによって行われる。
【００２０】次に、利用者は、仲介された情報を参考に
して、サービス提供サーバの運用主体である店舗などに
訪れ、該当商品の購入などを行う（（５）商品購入）。
利用者は、商品の購入などの際に、インセンティブ請求
権利を保有している者である証明を行い（（４）インセ
ンティブ請求権利保有の証明）、商品販売主体、役務提
供主体は、当該インセンティブ請求権利保有の証明を行
なった利用者のみに値引き等のインセンティブを提供す
る。ここで、利用者によるインセンティブ請求権利保有
の証明は、例えば、割引チケットを提示することによる
証明や、会員証を提示することによる証明などによって
行われる。
【００２１】上記の図５（ｂ）のシステム構成による情
報提供は、商品割引チケットによる商品広告情報の提供
や、会員の優待価格情報を掲載した広告情報の提供と言
える。前者であれば、例えば、商品割引チケットなどを
提示した顧客のみ、その場で価格を割り引いて商品を販
売するという仕組みである。後者であれば、例えば、会
員証を提示した利用者のみ、会員優待価格で商品を販売
するという仕組みである。いずれであっても、顧客自身
が、値引きというインセンティブの請求権利を有する者
であるという証明を、割引チケットや会員証など特別な
ツールを用いて行なわなければならない。
【００２２】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の情報提供
システムには以下の問題点がある。
【００２３】第１の問題は、上記従来の図５（ａ）の流
れでは、情報仲介サーバの情報仲介の効果が分かりにく
いという問題である。つまり、利用者は誰であっても値
引きなどのインセンティブを受け得るので、サービス提
供サーバ５００にアクセスしてきた利用者が、情報仲介
サーバ５１０の情報の仲介を受けて当該情報を参考にし
てアクセスしてきた者であるか、情報仲介サーバ５１０
の情報仲介を受けずに一般利用者としてアクセスしてき
た者であるかの判別が難しい。図５（ａ）の流れでは、
情報仲介サーバ５１０による情報仲介の効果を判断でき
ない。
【００２４】第２の問題は、上記従来の図５（ｂ）の構
成では、商品値引きというインセンティブが、情報仲介
サーバの情報を閲覧することに対して直接には働かない
という問題である。商品の値引きというインセンティブ
が得られるのは、優待会員証や当該割引チケットなど
の、インセンティブの請求権利を保有していることを示
す特別な証明書を提示することにより得られるものであ
って、情報仲介サーバから情報の仲介を受けたというこ
と自体によって得られるものではない。つまり、利用者
にとって、会員になろうとすることや割引チケットを取
得しようということにインセンティブが働いてしまい、
情報仲介サーバから情報の仲介を受けることに対してイ
ンセンティブが働かない。
【００２５】第３の問題は、利用者が、あらかじめ仲介
してもらいたい情報の分野、種類を情報仲介サーバ５１
０に設定しておく構成を採用する場合、利用者にとって
不要な情報が多く混在した大量の情報が仲介され、所望
の情報が埋もれてしまうという問題である。情報仲介サ
ーバ側から利用者端末側への情報の能動的供給、いわゆ
るプッシュ型の情報提供の仕組みでは、情報提供システ
ムの規模が大きくなると、該当する分野、種類の情報が
大量に提供されることも想定され、利用者にとって必要
な情報が埋もれてしまう。
【００２６】第４の問題は、利用者による情報仲介サー
バへの利用者アクセス内容を評価したインセンティブの
提供ができないという問題があった。つまり、情報仲介
サーバに頻繁にアクセスしてくれる利用者や、情報検索
の過程で利用者の趣味趣向など、商品販売上、価値ある
利用者情報を入力してくれた利用者に対しても、他の利
用者と同一のインセンティブしか与えない処理であれ
ば、情報仲介サーバの利用促進が期待できない。
【００２７】そこで、本発明は、利用者の検索要求に応
じて利用者所望の情報を仲介し、インセンティブの請求
権利を保有していることを証明する特別な証明書などの
提示を求めることなく、情報仲介サーバへの利用者アク
セス内容を適切に評価してインセンティブを与えること
ができる情報提供システムおよび方法を提供することを
目的とする。
【００２８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の情報提供システムは、一又は複数の利用者
端末と、前記利用者端末に対してサービスを提供するサ
ービス提供サーバと、前記サービス提供サーバが提供し
うるサービス内容に関する情報を前記利用者端末へ仲介
する情報仲介サーバを備えた情報提供システムであっ
て、前記情報仲介サーバは、利用者端末からの情報の検
索要求通知を受け付け、当該検索要求に応じて、該当す
る情報を前記利用者端末へ仲介する情報仲介部と、前記
利用者による情報検索行為と前記利用者に仲介した情報
の内容に基づいて、前記利用者による前記情報仲介サー
バへのアクセス内容を評価して生成した利用者アクセス
情報を、前記サービス提供サーバに対して通知する利用
者アクセス情報制御部を備え、前記サービス提供サーバ
は、前記利用者端末の利用者からサービス提供依頼通知
を受けた場合に、前記情報仲介サーバから通知された利
用者アクセス情報に基づいて、当該利用者に対して与え
るインセンティブ内容を調整するインセンティブ調整部
と、前記利用者からのサービス提供依頼通知を受け付
け、当該サービス提供依頼に応じたサービスを前記イン
センティブ内容に従って実行する実行部を備えたことを
特徴とする。
【００２９】上記構成により、情報仲介サーバは、利用
者の検索要求に応じて利用者所望のサービスに関する情
報を仲介し、情報仲介サーバからサービス提供サーバへ
の利用者アクセス情報の通知により、利用者にインセン
ティブの請求権利保有を証明する特別な証明書の提示を
求めることなく、当該利用者がインセンティブを受け得
る者か否かを判断できる。また、インセンティブの提供
にあたり、情報仲介サーバへの利用者アクセス内容を適
切に評価してその内容を決定することができる。
【００３０】ここで、情報仲介サーバが、さらに、前記
利用者端末の情報閲覧環境に関する情報を検知する情報
閲覧環境検知部と、前記情報閲覧環境検知部が検知した
前記情報閲覧環境に関する情報に基づいて、前記サービ
ス提供サーバから提供された情報を編集する情報編集部
を備え、前記情報仲介部は、前記情報編集部が編集した
情報を前記利用者端末に仲介するものであれば、情報の
仲介にあたり、利用者端末の構成、例えば、ディスプレ
イの有無、ディスプレイの大きさ、解像度、動画再生処
理の可否、スピーカの有無など、利用者端末の構成に応
じて、もっともプレゼンテーションに効果的なデータ形
式で情報仲介を実行することができる。
【００３１】特に、利用者端末の情報閲覧環境において
テキスト情報が提示できる場合、情報編集部が、前記サ
ービス提供サーバから提供された情報の一部にバナー広
告を組み入れる編集を行なう仕組みとすれば、情報仲介
画面にバナー広告を併せて表示することができ、広告主
から広告料を得ることも可能である。
【００３２】なお、利用者による情報仲介サーバへのア
クセス内容の評価は、利用者の情報検索履歴、利用者が
情報の検索要求通知に含めた利用者情報の内容などを考
慮した評価を行なうものとすれば、利用者による情報仲
介サーバへのアクセス内容を適切に評価することができ
る。
【００３３】次に、情報仲介サーバにおける前記利用者
端末に仲介する情報が、主情報と副情報を備え、前記主
情報が、前記利用者からの情報検索要求に対応した情報
であり、前記副情報が、前記利用者からの情報検索要求
に対応しない情報とすることもできる。
【００３４】このように、仲介する情報が主情報と副情
報を備えるものであれば、利用者が興味のある主情報に
対して、いわゆる「抱き合わせ」として、利用を促進し
たい他の情報を併せて仲介することができる。特に、主
情報を提供したサービス提供サーバとは異なるサービス
提供サーバの情報を副情報とすれば、当該利用者と取引
の少ない業者のサービスに関する情報などを仲介するこ
とができ、新たなビジネスチャンスを創出できる。
【００３５】なお、利用者が、サービス提供サーバに対
して、主情報に関するサービス提供依頼の通知ととも
に、副情報に関するサービス提供依頼の通知を併せて行
なう場合、インセンティブ調整部が、利用者アクセス情
報と、主情報および副情報に関するサービス提供依頼の
通知に基づいて、利用者に付与すべきインセンティブの
内容を調整することとすれば、副情報に関する利用の促
進を図ることができる。
【００３６】また、上記情報提供システムを実現する処
理プログラムを提供することにより、パーソナルコンピ
ュータなどを用いて、安価かつ手軽に本発明の情報提供
処理を実現することができる。
【００３７】
【発明の実施の形態】本発明の情報提供システムについ
て図面を参照しつつ説明する。
【００３８】（実施形態１）図１は、本発明の実施形態
１にかかる情報提供システムの構成および処理の流れの
概略を示す図である。
【００３９】１００はサービス提供サーバ、２００は情
報仲介サーバ、３００は利用者端末である。
【００４０】サービス提供サーバ１００は、情報提供部
１１０、インセンティブ調整部１２０、実行部１３０を
備えている。
【００４１】情報提供部１１０は、サービス提供サーバ
１００の運用主体が行なう商品販売や役務提供などに関
する情報を、情報仲介サーバ２００に対して提供する部
分である。
【００４２】インセンティブ調整部１２０は、情報仲介
サーバ２００の利用者アクセス情報制御部２３０から通
知される利用者アクセス情報を受信し、当該利用者アク
セス情報に基づいて、利用者が当該サービス提供サーバ
１００を利用する場合に与えるインセンティブ内容を調
整する部分である。
【００４３】実行部１３０は、商品販売や役務提供な
ど、利用者からの依頼内容に応じた処理を、インセンテ
ィブ調整部１２０が調整したインセンティブ内容に従っ
て実行する部分である。
【００４４】なお、上記の例では、インセンティブ調整
部１２０は、サービス提供サーバ１００に含まれている
が、インセンティブ調整部１２０が情報仲介サーバ２０
０に含まれている構成も可能であり、この場合、情報仲
介サーバ２００のインセンティブ調整部１２０からイン
センティブ内容の調整に関する指示情報を情報提供サー
バ１００に対して通知することとなり、実行部１３０
は、当該指示情報に基づいたインセンティブ内容により
利用者からの依頼内容に応じた処理を実行する。
【００４５】情報仲介サーバ２００は、情報格納部２１
０、情報仲介部２２０、利用者アクセス情報制御部２３
０を備えている。
【００４６】情報格納部２１０は、サービス提供サーバ
１００の情報提供部１１０から情報の提供を受け、当該
情報を格納する部分である。
【００４７】情報仲介部２２０は、利用者からの情報検
索要求通知を受け付け、情報格納部２１０の中から該当
する情報を検索し、当該情報を利用者端末３００に対し
て仲介する部分である。なお、ここで、利用者からの情
報検索要求通知には、利用者を識別し得る情報が含まれ
ているものとする。利用者を識別し得る情報は、利用者
を識別し得る情報であれば良いが、例えば、利用者ＩＤ
情報であれば、当該ＩＤ情報を照合することにより利用
者を識別することができ、また、利用者の音声情報であ
れば、事前に登録しておいた利用者音声情報と入力され
た音声情報を照合することにより利用者を識別すること
ができる。このように、利用者を識別し得る情報であれ
ば、どのような情報であっても構わない。
【００４８】なお、情報検索要求の受け付けにあたり、
利用者端末３００に対し、検索要求インタフェースを提
供する。例えば、データベースシステムで用いられてい
るＳＱＬコマンドを入力させるインタフェースでも良
く、メニュー情報から項目を選択させるインタフェース
でも良い。また、利用者端末３００がウェブブラウザを
持つ場合、情報仲介サーバ２００がウェブサーバとして
ウェブブラウザ用のインタフェースを提供し、利用者端
末３００からの情報検索要求を受け付けるものでも良
い。
【００４９】利用者アクセス情報制御部２３０は、評価
部２３１と通知部２３２を備えている。
【００５０】評価部２３１は、情報仲介部２２０が受け
付けた利用者の情報検索行為と、利用者に仲介した情報
の内容に基づいて、利用者による情報仲介サーバ２００
への利用者アクセス内容を評価し、当該評価結果に基づ
いて利用者アクセス情報を生成する。ここで、情報検索
行為とは、利用者の情報検索の行為を言うが、アクセス
内容の評価に利用し得る下記の多様な情報も、情報検索
行為に関する情報として利用可能である。例えば、上記
した利用者からの情報検索要求通知に含まれた利用者を
識別し得る情報や、利用者が入力したサービスの分野、
内容、値段、品質など、サービスの検索項目に関する情
報や、検索がいつ行なわれたか、検索の頻度はどのくら
いかなど検索の利用に関する情報や、利用者が入力した
利用者の名前、性別、年齢、年収などの利用者に関する
情報など、検索行為を評価する上で利用可能な多様な情
報を利用することが可能である。
【００５１】アクセス内容の評価は、多様なものが想定
されるが、例えば、上記情報検索行為と利用者に仲介し
た情報の内容のうち、利用者を識別し得る情報と利用者
に仲介した情報を抽出して利用者アクセス情報としても
良い。さらに、評価関数を用いて上記の情報検索行為に
関する情報と利用者に仲介した情報の評価を行ない、利
用者アクセス情報を、利用者に対して仲介したサービス
内容に関する情報と、評価関数により数値化された評価
結果に関する情報を含めたものとして生成しても良い。
【００５２】評価関数としては多様なものがある。例え
ば、利用者の情報検索履歴情報をパラメータとして、当
該利用者の現在までの情報検索の頻度を評価する評価関
数、当該利用者の過去のサービス利用回数や利用金額を
パラメータとして、過去のサービス利用実績を評価する
評価関数がある。また、利用者が情報の検索要求通知に
含めた利用者情報をパラメータとし、利用者が開示した
個人情報の内容を評価する評価関数もある。例えば、利
用者情報として、利用者ＩＤ、年齢、性別、家族構成、
年収、趣味趣向、近々購入を予定している物などがあ
る。これら項目に重みを付けた評価関数を用いて利用者
から開示された個人情報の内容を評価する。
【００５３】なお、複数の評価関数による評価結果を組
み合わせることもできる。
【００５４】通知部２３２は、サービス提供サーバ１０
０に対して、評価部２３１が評価した利用者アクセス情
報を通知する。
【００５５】図１の構成に基づく、本発明の情報提供シ
ステムの処理の流れは以下のようになる。
【００５６】（１）情報の提供 まず、サービス提供サーバ１００は、仲介してもらいた
い情報を情報仲介サーバ２００に提供する。サービス提
供サーバ１００の運用主体が販売する商品、提供する役
務などに関する情報を情報提供部１１０から情報仲介サ
ーバ２００に対して提供する。商品の仕様や品質、役務
の内容や質、価格、特徴など多様な情報内容が想定され
る。また、割引情報など、インセンティブに関する情報
も含めても良い。
【００５７】情報仲介サーバ２００は、サービス提供サ
ーバ１００の情報提供部１１０から受け取った情報を、
情報格納部２１０に格納する。情報を情報格納部２１０
に格納後、利用者端末からの情報検索要求を待つ。
【００５８】（２）情報検索要求 利用者は、利用者端末３００を用いて、情報仲介サーバ
２００の情報仲介部２２０にアクセスし、所望の情報検
索要求を出す。この例では、情報検索のインタフェース
として、情報仲介サーバ２００から利用者端末３００に
対してメニュー情報が示され、メニュー選択により情報
仲介サーバ２００に情報検索要求を出すものとする。
【００５９】ここでは、例えば、利用者Ａさんが商品ａ
に関する情報について検索要求を出したとする。
【００６０】（３）情報検索 情報仲介部２２０は、利用者端末３００から受け付けた
情報検索要求に応じて情報格納部２１０から該当する情
報を検索して取り出す。
【００６１】（４）情報仲介 情報仲介部２２０は、情報格納部２１０の中から取り出
した情報を利用者端末３００に対して仲介し、閲覧させ
る。
【００６２】ここでは、利用者Ａさんが、サービス提供
サーバ１００が提供した、商品ａに関する情報について
仲介を受ける。
【００６３】（５）検索行為、情報仲介内容の通知 情報仲介サーバ２００の情報仲介部２２０は、上記情報
仲介とともに、利用者端末３００を介した利用者の検索
行為の内容および仲介した情報の内容を利用者アクセス
情報制御部２３０に通知する。
【００６４】利用者の検索行為の内容とは、例えば、利
用者の出した検索要求項目、利用者が情報の検索の過程
で検索要求通知に含めた利用者情報の内容などがある。
利用者情報は、上述したように、利用者ＩＤ、年齢、性
別、家族構成、年収、趣味趣向、近々購入を予定してい
る物などが想定できる。
【００６５】仲介した情報の内容とは、利用者が閲覧し
た情報の内容である。例えば、サービス提供サーバ１０
０が複数ある場合、どのサービス提供サーバが提供した
情報が仲介されたのか、また、どの商品、どの役務に関
する何の情報が仲介されたかという情報などが想定され
る。
【００６６】ここでは、利用者Ａさんの商品ａに関する
検索行為の内容、仲介を受けた情報の内容について通知
される。
【００６７】（６）利用者アクセスの評価、利用者アク
セス情報の通知 まず、利用者アクセス情報制御部２３０は、情報仲介部
２２０から利用者の検索行為の内容および仲介した情報
の内容の通知を受け、評価部２３１を用いて利用者のア
クセスを評価し、利用者アクセス情報を作成する。
【００６８】評価部２３１における利用者アクセスの評
価は、例えば、上述したように、所定の評価関数を用い
て評価値を算出することによる行なう。
【００６９】次に、利用者アクセス情報制御部２３０
は、評価部２３１が評価作成した利用者アクセス情報
を、通知部２３２を介してサービス提供サーバ１００に
対して通知する。
【００７０】ここでは、利用者Ａさんのアクセスが評価
され、利用者アクセス情報がサービス提供サーバ１００
に対して通知される。
【００７１】（７）インセンティブ内容の調整、インセ
ンティブ内容の通知 情報仲介サーバ２００の利用者アクセス情報制御部２３
０から利用者アクセス情報の通知を受けたインセンティ
ブ調整部１２０は、利用者ごとに、当該利用者アクセス
情報に従って、提供するインセンティブ内容を調整す
る。
【００７２】ここでは、例えば、利用者Ａさんには、商
品ａに関して１０％の割引価格で販売するというインセ
ンティブ内容が設定される。なお、このインセンティブ
内容の調整は、利用者ごと、商品ごとに可能である。例
えば、利用者Ａさん以外の利用者Ｂさんには、商品ａに
関して１５％の割引価格で販売し、利用者Ｃさんには、
商品ａに関して２０％の割引価格で販売し、商品ｂに関
して２５％の割引価格で販売するなどの調整が可能であ
る。
【００７３】インセンティブ調整部１２０は、当該調整
済みのインセンティブ内容に関する情報を実行部１３０
に対して通知する。
【００７４】ここでは、利用者Ａさんに対しては、商品
ａに関して１０％の割引価格で販売するというインセン
ティブ内容が実行部１３０に通知される。
【００７５】（８）利用依頼の通知、利用者ＩＤ情報の
提示 利用者端末３００を介して、情報仲介サーバ２００から
情報の仲介を受けた利用者は、仲介情報を参考に、サー
ビス提供サーバ１００の主体である商品販売業者や役務
提供業者に利用依頼を出す。実行部１３０は当該利用依
頼を受ける。
【００７６】ここでは、商品ａの購入依頼が出されたと
する。
【００７７】利用者は、サービス提供サーバ１００の主
体である、商品販売業者や役務提供業者に利用依頼を出
すとともに、利用者ＩＤ情報を提示する。この利用者Ｉ
Ｄ情報は、利用者を特定するための情報であって、従来
のように、インセンティブの請求権利を証明する特別な
証明書などではない。
【００７８】ここでは、利用者Ａさんが利用者ＩＤ情報
を提示し、実行部１３０は、利用者がＡさんであること
を識別する。
【００７９】なお、本実施形態の構成では、実行部１３
０が、利用依頼の受け付けインタフェースを提供する構
成としているが、実行部１３０とは別に利用者インタフ
ェース部分を提供する構成としても良い。
【００８０】（９）インセンティブ内容に沿った商品購
入、役務提供 実行部１３０は、上記（６）で通知されたインセンティ
ブ内容のうち、当該利用者に対して調整済みのインセン
ティブ内容を調べる。
【００８１】ここでは、利用者はＡさんなので、商品ａ
に関して１０％の割引価格で販売するというインセンテ
ィブ内容に調整されている。
【００８２】実行部１３０は、当該インセンティブ内容
に沿って利用依頼の内容を実行する。
【００８３】ここでは、利用者Ａさんの利用依頼通知の
内容が、商品ａの購入依頼であるので、１０％の割引価
格で販売する。利用者Ａさんは、サービス提供サーバ１
００に対して、何ら特別に、インセンティブの請求権利
を証明する特別な証明書などを提示することなく、利用
者Ａさんに対して調整されているインセンティブを受け
ることができる。例えば、利用者Ｄさんが同じように商
品ａの購入依頼を出しても、利用者Ｄさんには、情報仲
介サーバ２００を介して商品ａに関する情報仲介を受け
ていないので何らインセンティブが設定されておらず、
利用者Ａさんのように割引価格で購入することができな
い。
【００８４】この特徴は、利用者Ａさんが情報仲介サー
バに対して情報検索要求を出し、該当する情報の仲介を
受け、かかる検索行為、仲介情報の内容が評価された利
用者アクセス情報が、情報仲介サーバ２００からサービ
ス提供サーバ１００に通知され、サービス提供サーバ１
００内で動的にインセンティブ内容が調整されたことに
よるものと言える。
【００８５】なお、上記説明において、（７）のインセ
ンティブ調整部１２０から実行部１３０へインセンティ
ブ内容の通知のタイミングと、（８）の利用依頼の通
知、利用者ＩＤ情報の提示の順序は、入れ替わっても良
い。例えば、最初に、利用者ＩＤ情報の提示があり、次
に、利用者の利用依頼の通知を受け付け、その次に、当
該利用者に対して調整されているインセンティブ内容の
通知という順番などでも良い。
【００８６】以上、本発明の情報提供システムは、利用
者の検索要求に応じて利用者所望の情報を仲介し、イン
センティブを受けられることを示す特別な証明書の提示
を求めることなく、情報仲介サーバへの利用者アクセス
内容を適切に評価してインセンティブを与えることがで
きる。
【００８７】（実施形態２）実施形態２の情報提供シス
テムについて説明する。
【００８８】実施形態２の情報提供システムは、利用者
が用いる利用者端末の情報閲覧環境を検知し、仲介する
情報を情報閲覧環境に合わせて編集し、利用者端末上で
もっともプレゼンテーションに効果的なデータ形式によ
って情報仲介を実行するものである。
【００８９】図２は、本発明の実施形態２にかかる情報
提供システムの構成および処理の流れの概略を示す図で
ある。
【００９０】サービス提供サーバ１００の構成は実施形
態１で示した図１と同様で良いが、情報仲介サーバ２０
０ａのシステム構成が図１の情報仲介サーバ２００のシ
ステム構成と異なっている。
【００９１】情報仲介サーバ２００ａは、情報格納部２
１０、情報仲介部２２０ａ、利用者アクセス情報制御部
２３０に加え、さらに、情報閲覧環境検知部２４０と情
報編集部２５０を備えている。図２の例では、情報仲介
部２２０ａが、情報閲覧環境検知部２４０と情報編集部
２５０を含む構成となっているが、情報閲覧環境検知部
２４０と情報編集部２５０が情報仲介部２２０ａに含ま
れない構成も可能である。
【００９２】情報閲覧環境検知部２４０は、利用者端末
３００の情報閲覧環境を検知し、検知した情報閲覧環境
に関する情報を情報編集部２５０に通知する部分であ
る。
【００９３】ここで、利用者端末３００における情報閲
覧環境とは、例えば、ディスプレイの有無、ディスプレ
イの大きさ、解像度、動画再生処理の可否、スピーカの
有無など、利用者端末３００のプレゼンテーションに関
する利用者端末３００の環境を言う。利用者端末３００
に情報閲覧環境通知部３１０を設け、あらかじめ登録さ
れている利用者の情報閲覧環境情報を情報仲介サーバの
情報閲覧環境検知部２４０が検知する。このように、情
報仲介サーバ２００ａの情報閲覧環境検知部２４０と利
用者端末３００に情報閲覧環境通知部３１０との間で、
利用者端末３００における情報閲覧環境情報のやり取り
を行なうための手続を決めておく。
【００９４】情報閲覧環境検知部２４０は、利用者端末
３００に対して情報閲覧環境を問い合わせ、利用者端末
３００から情報閲覧環境に関する情報を得る。
【００９５】なお、利用者端末３００側に情報閲覧環境
通知部３１０を必要としない簡易な情報閲覧環境の検知
方法として、次の方法を用いることもできる。一つに
は、利用者端末３００との間で利用されている通信シス
テムが公衆回線である場合、いわゆる番号案内サービス
を利用すれば、利用者端末３００が携帯電話であるか固
定電話であるかが検知できる。他には、利用者端末３０
０との間で利用されている通信システムが電子メールシ
ステムである場合、電子メールアドレスなどから、利用
者端末３００が、パーソナルコンピュータであるか、イ
ンターネットに接続している携帯電話であるかが検知で
きる。
【００９６】情報編集部２５０は、情報仲介部２２０ａ
における検索によって情報格納部２１０から得られた情
報を、情報閲覧環境検知部２４０から通知された情報閲
覧環境に合わせて編集する部分である。
【００９７】例えば、利用者端末３００における情報閲
覧環境においてディスプレイが装備されている場合は、
情報をテキスト情報、画像情報として編集し、さらに、
ディスプレイのデータ表示能力を考慮した編集も行な
う。例えば、利用者端末３００が小さい液晶画面しかな
い携帯電話である場合は、仲介情報をテキスト情報のみ
で編集したり、利用者端末３００が動画再生可能なパー
ソナルコンピュータである場合は、仲介情報をテキスト
情報、静止画像情報、動画像情報を組合わせて編集する
ことが可能である。また、利用者端末３００における情
報閲覧環境においてスピーカがある場合は、音声情報も
組合わせて編集することができる。
【００９８】なお、情報編集部２５０がバナー広告編集
機能を備えることも好ましい。当該機能を利用し、情報
編集部２５０は、仲介情報の一部にバナー広告を組み入
れる編集を行なう。なお、バナー広告は短いテキスト情
報であることが想定されるので、利用者端末の情報閲覧
環境においてテキスト情報が提示できることが必要であ
る。例えば、利用者端末３００がディスプレイ付きのパ
ーソナルコンピュータである場合や、液晶表示画面付き
の携帯電話である場合や、液晶表示画面付きのカーナビ
ゲーションシステムである場合などは、短いテキスト情
報などを表示することが可能であるので、情報仲介画面
の一部にバナー広告を表示する。このように、バナー広
告を組み込んだ仲介情報を編集すれば、利用者への情報
仲介に併せて、他の商品の効果的な宣伝も可能となり、
広告主からの広告料金徴収というビジネスチャンスを広
げることも可能である。
【００９９】なお、組み入れるバナー広告に関する情報
は、あらかじめ、情報編集部２５０内に保持されている
構成でも良く、外部から動的に与えられる構成でも良
い。
【０１００】図２の構成に基づく、本実施形態２の情報
提供システムの処理の流れは以下のようになる。なお、
図１に示した処理の流れと同様の部分の説明は簡略化
し、異なる部分の説明を中心に記述する。
【０１０１】（１）情報の提供 実施形態１の図１と同様、サービス提供サーバ１００
は、仲介してもらいたい情報を情報仲介サーバ２００ａ
に提供する。情報仲介サーバ２００ａは、サービス提供
サーバ１００の情報提供部１１０から受け取った情報
を、情報格納部２１０に格納する。サービス提供サーバ
１００から提供された情報を情報格納部２１０に格納
後、利用者端末からの情報検索要求を待つ。
【０１０２】（２）情報検索要求 実施形態１の図１と同様、利用者は、利用者端末３００
を用いて、情報仲介サーバ２００ａの情報仲介部２２０
ａにアクセスし、所望の情報の検索要求通知を出す。
【０１０３】（３）情報検索 情報仲介部２２０ａは、利用者端末３００から受け付け
た情報検索要求通知に応じて情報格納部２１０から該当
する情報を検索して取り出す。取り出した情報は情報編
集部２５０に入力される。
【０１０４】（４）情報閲覧環境の検知 情報仲介部２２０ａは、情報閲覧環境検知部２４０を介
して、利用者端末３００の情報閲覧環境を検知する。例
えば、情報閲覧環境検知部２４０は、利用者端末３００
に対して利用者端末３００の情報閲覧環境に関する情報
を問い合わせ、利用者端末３００が、ディスプレイの有
無、ディスプレイの大きさ、解像度、動画再生処理の可
否、スピーカの有無など、利用者端末３００のプレゼン
テーションに関するシステム環境に関する情報を応答す
る。
【０１０５】情報閲覧環境検知部２４０は、利用者端末
３００から得られた情報閲覧環境に関する情報を情報編
集部２５０に通知する。
【０１０６】（５）情報の編集、編集した情報の仲介 情報編集部２５０は、（３）において情報検索の結果と
して渡された情報を、（４）において情報閲覧環境検知
部２４０から通知された情報閲覧環境に合わせて編集す
る。上述したように、バナー広告を組み入れる編集を行
なう場合、当該処理も行なう。
【０１０７】情報編集部２５０は、編集した情報を利用
者端末３００に対して仲介し、閲覧させる。
【０１０８】以下、（６）検索行為、仲介内容の通知か
ら（１０）インセンティブ内容に沿った商品購入、役務
提供までは、実施形態１の図１の（５）から（９）と同
様であるのでここでの説明は省略する。
【０１０９】また、実施形態１と同様、図２においても
（８）のインセンティブ調整部１２０から実行部１３０
へインセンティブ内容の通知のタイミングと、（９）の
利用依頼、利用者ＩＤ情報の提示の順序は、入れ替わっ
ても良い。
【０１１０】以上、実施形態２の情報提供システムによ
れば、利用者が用いる利用者端末の情報閲覧環境を検知
し、仲介する情報を情報閲覧環境に合わせて編集し、も
っともプレゼンテーションに効果的なデータ形式によ
り、情報仲介を実行することができる。
【０１１１】（実施形態３）実施形態３の情報提供シス
テムについて説明する。
【０１１２】実施形態３の情報提供システムは、情報仲
介サーバが利用者端末に仲介する情報が、主情報と副情
報を備え、主情報が、利用者からの情報検索要求にかか
る情報であり、副情報が、利用者からの情報検索要求に
かかる情報以外の情報とするものである。これは、利用
者から検索要求があった主情報に対して副情報を抱き合
わせて利用者に仲介するものである。
【０１１３】図３は、本発明の実施形態３にかかる情報
提供システムの構成および処理の流れの概略を示す図で
ある。
【０１１４】サービス提供サーバ１００の構成は実施形
態１で示した図１と同様で良いが、情報仲介サーバ２０
０ｂのシステム構成が図１の情報仲介サーバ２００のシ
ステム構成と異なっている。
【０１１５】情報仲介サーバ２００ｂは、情報格納部２
１０ｂ、情報仲介部２２０ｂ、利用者アクセス情報制御
部２３０に加え、さらに、情報編集部２５０と副情報選
択部２６０を備えている。図３の例では、情報仲介部２
２０ｂが、情報編集部２５０と副情報選択部２６０を含
む構成となっているが、情報編集部２５０と副情報選択
部２６０が情報仲介部２２０ｂに含まれない構成も可能
である。
【０１１６】情報格納部２１０ｂは、提供された情報を
サービス提供サーバごとに管理する。サービス提供サー
バごとの提供情報を格納する部分として、パーティショ
ン領域２１１を持っている。この例では、図示の都合
上、サービス提供サーバ１００は１つのみしか図示して
いないが、サービス提供サーバが２つ存在するものと
し、それぞれに対応して２つのパーティション領域２１
１，２１２があるものとする。
【０１１７】副情報選択部２６０は、利用者端末３００
の情報検索要求にかかる主情報に対して抱き合わせる副
情報を選択する部分である。この例では、副情報選択部
２６０はあらかじめ、副情報選択のルールを保持してい
るものとする。
【０１１８】副情報を選択するルールは、特に限定され
ないが、例えば、各情報に対してあらかじめ他の情報を
関連づけておき、情報検索要求の出された主情報に対し
て関連付けられた情報を副情報として選択するルールが
ある。例えば、パーソナルコンピュータに関する情報と
デジタルカメラに関する情報を関連付けておくなど、関
連性のある商品同士の情報を関連付けておく。
【０１１９】他のルールとしては、主情報を提供したサ
ービス提供サーバとは異なるサービス提供サーバが提供
した情報を副情報として選択するルールがある。このル
ールに従って副情報を選択すれば、情報検索要求がない
情報であっても利用者に仲介する機会が得られる。
【０１２０】さらに、他のルールとしては、あらかじ
め、サービス提供サーバの運用主体から顧客リストを提
供してもらい、利用者端末３００の利用者が顧客リスト
に含まれていないサービス提供サーバの運用主体が提供
した情報を優先的に選択するルールがある。このルール
に従って副情報を選択すれば、当該利用者との取引が少
なく、当該利用者が顧客リストに入っていない業者の商
品情報を利用者に仲介することができ、新たなビジネス
チャンスを創出できる。
【０１２１】情報編集部２５０は、情報仲介部２２０ｂ
における検索によって情報格納部２１０から得られた主
情報と、副情報選択部２６０から得られた副情報から、
利用者端末３００に仲介する情報を編集する。
【０１２２】図３の構成に基づく、本実施形態３の情報
提供システムの処理の流れは以下のようになる。なお、
図１に示した処理の流れと同様の部分の説明は簡略化
し、異なる部分の説明を中心に記述する。
【０１２３】（１）情報の提供 それぞれのサービス提供サーバ１００は、仲介してもら
いたい情報を情報仲介サーバ２００ｂに提供する。情報
仲介サーバ２００ｂは、サービス提供サーバ１００から
受け取った情報を、情報格納部２１０ｂに格納する。こ
の例では、サービス提供サーバ１００が２つあるものと
し、情報仲介サーバ２００ｂそれぞれのサービス提供サ
ーバ１００から情報の提供を受け、一方の情報を情報格
納部２１０ｂのパーティション領域２１１に格納し、他
方の情報をパーティション領域２１２に格納する。
【０１２４】情報仲介サーバ２００ｂは、利用者端末か
らの情報検索要求を待つ。
【０１２５】（２）情報検索要求 実施形態１の図１と同様、利用者は、利用者端末３００
を用いて、情報仲介サーバ２００ｂの情報仲介部２２０
ｂにアクセスし、所望の情報の検索要求を出す。
【０１２６】（３）情報検索、主情報取り出し 情報仲介部２２０ｂは、利用者端末３００から受け付け
た情報検索要求に応じて情報格納部２１０ｂから該当す
る情報を検索して取り出す。ここでは、取り出した情報
を情報編集部２５０に渡す。ここで取り出した情報が主
情報となる。
【０１２７】（４）副情報選択、副情報取り出し 情報仲介部２２０ｂの副情報選択部２６０は主情報に対
して抱き合わせる副情報を選択し、情報格納部２１０ｂ
から取り出す。
【０１２８】取り出された副情報は情報編集部２５０に
渡される。
【０１２９】（５）情報の編集、編集した情報の仲介 情報編集部２５０は、（３）において取り出された主情
報と、（４）において取り出された副情報を合わせて編
集する。
【０１３０】情報編集部２５０は、編集した情報を利用
者端末３００に対して仲介し、閲覧させる。
【０１３１】（６）検索行為、情報仲介内容の通知 実施形態１の図１と同様、検索行為、情報仲介内容の通
知を行なうが、ここでは、情報仲介部２２０ｂは、仲介
した主情報と副情報の内容を利用者アクセス情報制御部
２３０に通知する。また、サービス提供サーバ１００が
複数あるので、どのサービス提供サーバが提供した情報
が仲介されたのか、どの商品、どの役務に関する何の情
報が仲介されたかという情報も併せて通知する。
【０１３２】（７）利用者アクセスの評価、利用者アク
セス情報の通知 利用者アクセス情報制御部２３０の評価部２３１は、主
情報と副情報の抱き合わせを考慮して利用者の情報仲介
サーバ２００ｂへのアクセスを評価し、利用者アクセス
情報を作成する。主情報に対する評価、副情報に対する
評価、主情報と副情報を組合わせた場合の評価など多面
的な評価を行なうことが可能である。
【０１３３】利用者アクセス情報制御部２３０は、評価
部２３１が評価作成した利用者アクセス情報を、通知部
２３２を介してサービス提供サーバ１００に対して通知
する。
【０１３４】（８）インセンティブ内容の調整、インセ
ンティブ内容の通知 情報仲介サーバ２００ｂの利用者アクセス情報制御部２
３０から利用者アクセス情報の通知を受けたインセンテ
ィブ調整部１２０は、利用者ごとに、利用者アクセス情
報の評価値に従って、提供するインセンティブ内容を調
整する。
【０１３５】ここで、主情報に関する利用依頼ととも
に、副情報に関する利用依頼が行われる場合、インセン
ティブを大きく設定することが効果的である。例えば、
主情報に関する商品ａの購入のみ、副情報に関する商品
ｂの購入のみであれば各々１０％の割引価格で販売する
というインセンティブ内容が設定される場合、商品ａと
商品ｂを併せて購入する場合であれば各々２０％の割引
価格で販売するという高いインセンティブとする。
【０１３６】インセンティブ調整部１２０は、当該調整
済みのインセンティブ内容に関する情報を実行部１３０
に対して通知する。
【０１３７】（９）の利用依頼の通知、利用者ＩＤ情報
の提示、（１０）インセンティブ内容に沿った商品購
入、役務提供については、実施形態１の図１の（８）と
（９）と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【０１３８】なお、実施形態１と同様、図３においても
（８）のインセンティブ調整部１２０から実行部１３０
へインセンティブ内容の通知のタイミングと、（９）の
利用依頼、利用者ＩＤ情報の提示の順序は、入れ替わっ
ても良い。
【０１３９】以上、実施形態３の情報提供システムによ
れば、仲介する情報が主情報と副情報を備えるものと
し、利用者が興味のある主情報に対して、利用を促進し
たい他の情報を抱き合わせて仲介することができる。特
に、主情報を提供したサービス提供サーバとは異なるサ
ービス提供サーバの情報を副情報とすれば、当該利用者
と取引の少ない業者の情報を仲介することができ、新た
なビジネスチャンスを創出できる。
【０１４０】（実施形態４）実施形態４の情報提供シス
テムは、上記実施形態１から３に示した情報提供システ
ムにおいてやり取りされる情報を音声情報としたもので
あり、音声を用いたボイスポータルの考えを情報提供シ
ステムに適用したものである。
【０１４１】利用者は、利用者端末を介して音声で検索
要求を入力する。利用者端末は、音声認識機能を備え、
音声により入力された情報検索要求の内容を認識し、当
該内容をテキストデータに変換する。さらに、入力され
た音声情報から音声特徴量を抽出し、情報検索要求を示
すテキストデータと当該音声特徴量を情報検索要求通知
として情報仲介サーバに送付する。
【０１４２】情報仲介サーバは、情報検索要求通知に含
まれた音声特徴量を利用者を識別し得る情報として抽出
し、さらに、情報検索要求通知に従い、実施形態１から
３と同様に、利用者に対して情報を検索し、該当する情
報を仲介する。
【０１４３】情報仲介サーバの利用者アクセス情報制御
部は、当該音声特徴量を利用者アクセス情報に含めて、
サービス提供サーバに送付する。
【０１４４】利用者は、サービス提供サーバに対して、
音声によりサービス提供依頼通知を入力する。
【０１４５】サービス提供サーバは音声によるサービス
提供依頼通知の内容を認識するとともに、当該利用者の
音声特徴量の抽出を行ない、情報仲介サーバから渡され
た当該利用者の音声特徴量との比較照合を行なう。比較
照合の結果、利用者が特定される。
【０１４６】サービス提供サーバは、実施形態１から３
と同様に、情報仲介サーバから通知された利用者アクセ
ス情報に基づいて、インセンティブ調整部により当該利
用者に対して与えるインセンティブ内容を調整する。利
用者はサービス利用にあたり決められたインセンティブ
を受けることができる。
【０１４７】このように、音声情報を利用した本実施形
態４の情報提供システムでは、利用者は音声特徴量を用
いて特定されるので、サービス提供サーバに対して利用
者ＩＤ情報を提示する必要がない。
【０１４８】（実施形態５）本発明の情報提供システム
は、上記に説明した構成を実現する処理ステップを記述
したプログラムとして記述することができ、当該プログ
ラムをコンピュータに読み取らせることにより、本発明
の情報提供システムを構築することができる。本発明の
情報提供システムを実現する処理ステップを備えたプロ
グラムは、図４に図示した例のように、ＣＤ−ＲＯＭ１
００２やフレキシブルディスク１００３等の可搬型記録
媒体１００１だけでなく、ネットワーク上にある記録装
置内の記録媒体１０００や、コンピュータのハードディ
スクやＲＡＭ等の記録媒体１００５に格納して提供する
ことができ、ネットワークからダウンロードすることも
できる。プログラム実行時には、プログラムはコンピュ
ータ１００４上にローディングされ、主メモリ上で実行
される。
【０１４９】
【発明の効果】本発明の情報提供システムおよび方法に
よれば、利用者の検索要求に応じて利用者所望の情報を
仲介し、インセンティブを受けられることを証明する特
別な証明書などの提示を求めることなく、情報仲介サー
バへの利用者アクセス内容を適切に評価してインセンテ
ィブを与えることができる。
【０１５０】また、本発明の情報提供システムおよび方
法によれば、利用者が用いる利用者端末の情報閲覧環境
を検知し、仲介する情報を情報閲覧環境に合わせて編集
し、もっともプレゼンテーションに効果的なデータ形式
により、情報仲介を実行することができる。
【０１５１】また、本発明の情報提供システムおよび方
法によれば、利用者が興味のある主情報に対して、利用
を促進したい他の情報を抱き合わせて仲介することがで
きる。特に、主情報を提供したサービス提供サーバとは
異なるサービス提供サーバの情報を副情報とすれば、当
該利用者と取引の少ない業者の情報を仲介することがで
き、新たなビジネスチャンスを創出できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施形態１にかかる情報提供システ
ムの構成および処理の流れの概略を示す図
【図２】 本発明の実施形態２にかかる情報提供システ
ムの構成および処理の流れの概略を示す図
【図３】 本発明の実施形態３にかかる情報提供システ
ムの構成および処理の流れの概略を示す図
【図４】 本発明の実施形態４の情報提供システムを実
現する処理プログラムを記録した記録媒体の例を示す図
【図５】 従来の情報提供システムの概略構成を示す図
【符号の説明】
１００ サービス提供サーバ １１０ 情報提供部 １２０ インセンティブ調整部 １３０ 実行部 ２００，２００ａ，２００ｂ 情報仲介サーバ ２１０，２１０ｂ 情報格納部 ２１１，２１２ パーティション領域 ２２０，２２０ｂ 情報仲介部 ２３０ 利用者アクセス情報制御部 ２３１ 評価部 ２３２ 通知部 ２４０ 情報閲覧環境検知部 ２５０，２５０ｂ 情報編集部 ２６０ 副情報選択部 ３００ 利用者端末 ３１０ 情報閲覧環境通知部 １０００ 回線先のハードディスク等の記録媒体 １００１ ＣＤ−ＲＯＭやフレキシブルディスク等の可
搬型記録媒体 １００２ ＣＤ−ＲＯＭ １００３ フレキシブルディスク １００４ コンピュータ １００５ コンピュータ上のＲＡＭ／ハードディスク等
の記録媒体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 一又は複数の利用者端末と、前記利用者
    端末に対してサービスを提供するサービス提供サーバ
    と、前記サービス提供サーバが提供しうるサービス内容
    に関する情報を前記利用者端末へ仲介する情報仲介サー
    バを備えた情報提供システムであって、 前記情報仲介サーバは、 利用者端末からの情報の検索要求通知を受け付け、当該
    検索要求に応じて、該当する情報を前記利用者端末へ仲
    介する情報仲介部と、 前記利用者による情報検索行為と前記利用者に仲介した
    情報の内容に基づいて、前記利用者による前記情報仲介
    サーバへのアクセス内容を評価して生成した利用者アク
    セス情報を、前記サービス提供サーバに対して通知する
    利用者アクセス情報制御部を備え、 前記サービス提供サーバは、 前記利用者端末の利用者からサービス提供依頼通知を受
    けた場合に、前記情報仲介サーバから通知された利用者
    アクセス情報に基づいて、当該利用者に対して与えるイ
    ンセンティブ内容を調整するインセンティブ調整部と、 前記利用者からのサービス提供依頼通知を受け付け、当
    該サービス提供依頼に応じたサービスを前記インセンテ
    ィブ内容に従って実行する実行部を備えたことを特徴と
    する情報提供システム。
  2. 【請求項２】 前記情報仲介サーバは、さらに、 前記利用者端末の情報閲覧環境に関する情報を検知する
    情報閲覧環境検知部と、 前記情報閲覧環境検知部が検知した前記情報閲覧環境に
    関する情報に基づいて、前記サービス提供サーバから提
    供された情報を編集する情報編集部を備え、 前記情報仲介部は、前記情報編集部が編集した情報を前
    記利用者端末に仲介する請求項１に記載の情報提供シス
    テム。
  3. 【請求項３】 前記情報閲覧環境に関する情報により、
    前記利用者端末においてテキスト情報が提示できること
    が検知された場合、前記情報編集部は、前記サービス提
    供サーバから提供された情報の一部にバナー広告を組み
    入れる編集を行なう請求項２に記載の情報提供システ
    ム。
  4. 【請求項４】 前記情報仲介サーバにおける前記利用者
    アクセス情報制御部は、前記利用者による前記情報仲介
    サーバへのアクセス内容の評価において、前記利用者の
    情報検索履歴、前記利用者が前記検索要求通知に含めた
    利用者情報の内容を考慮した評価を行なう請求項１に記
    載の情報提供システム。
  5. 【請求項５】 前記情報仲介サーバにおける前記利用者
    端末に仲介する情報が、主情報と副情報を備え、 前記主情報が、前記利用者からの情報検索要求に対応し
    た情報であり、 前記副情報が、前記利用者からの情報検索要求に対応し
    ない情報である請求項１に記載の情報提供システム。
  6. 【請求項６】 前記利用者が、前記サービス提供サーバ
    に対して、前記主情報に関するサービス提供依頼の通知
    とともに、副情報に関するサービス提供依頼の通知を併
    せて行なう場合、前記インセンティブ調整部が、前記利
    用者アクセス情報と、前記主情報および副情報に関する
    サービス提供依頼の通知に基づいて、前記利用者に付与
    すべきインセンティブの内容を調整する請求項５に記載
    の情報提供システム。
  7. 【請求項７】 前記情報仲介サーバが複数あり、 前記主情報が、前記利用者からの情報検索要求に対応し
    た情報であり、 前記副情報が、前記主情報を提供したサービス提供サー
    バ以外の他のサービス提供サーバが提供する情報である
    請求項５に記載の情報提供システム。
  8. 【請求項８】 前記インセンティブ調整部が、前記利用
    者アクセス情報と、前記利用者によるサービス提供依頼
    の履歴に基づいて、前記利用者に付与すべきインセンテ
    ィブの内容を調整する請求項１に記載の情報提供システ
    ム。
  9. 【請求項９】 サービスを提供するサービス提供サーバ
    のサービス内容に関する情報を一又は複数の利用者端末
    へ仲介する情報仲介サーバであって、 前記利用者端末からの情報の検索要求通知を受け付け、
    当該検索要求に応じて、該当する情報を前記利用者端末
    へ仲介する情報仲介部と、 前記利用者による情報の検索行為と前記利用者に仲介し
    た情報の内容に基づいて、前記利用者による前記情報仲
    介サーバへのアクセス内容を評価して生成した利用者ア
    クセス情報を、前記サービス提供サーバに対して通知す
    る利用者アクセス情報制御部を備えたことを特徴とする
    情報仲介サーバ。
  10. 【請求項１０】 一又は複数の利用者端末と、前記利用
    者端末に対してサービスを提供するサービス提供サーバ
    と、前記サービス提供サーバが提供しうるサービス内容
    に関する情報を前記利用者端末へ仲介する情報仲介サー
    バを利用した情報提供方法であって、 前記情報仲介サーバは、 前記利用者端末からの情報の検索要求通知を受け付け、
    当該検索要求に応じて、該当する情報を前記利用者端末
    へ仲介し、 前記利用者による情報検索行為と前記利用者に仲介した
    情報の内容に基づいて、前記利用者による前記情報仲介
    サーバへのアクセス内容を評価して生成した利用者アク
    セス情報を、前記サービス提供サーバに対して通知し、 前記サービス提供サーバは、 前記利用者端末の利用者からサービス提供依頼通知を受
    けた場合に、前記情報仲介サーバから通知された利用者
    アクセス情報に基づいて、当該利用者に対して与えるイ
    ンセンティブ内容を調整し、 前記利用者からのサービス提供依頼通知を受け付け、当
    該サービス提供依頼に応じたサービスを前記インセンテ
    ィブ内容に従って実行することを特徴とする情報提供方
    法。
  11. 【請求項１１】 一又は複数の利用者端末と、前記利用
    者端末に対してサービスを提供するサービス提供サーバ
    と、前記サービス提供サーバが提供しうるサービス内容
    に関する情報を前記利用者端末へ仲介する情報仲介サー
    バを利用した情報提供処理を行なうプログラムであっ
    て、 前記情報仲介サーバのプログラムが、 前記利用者端末からの情報の検索要求通知を受け付け、
    当該検索要求に応じて、該当する情報を前記利用者端末
    へ仲介する情報仲介処理ステップと、 前記利用者による情報検索行為と前記利用者に仲介した
    情報の内容に基づいて、前記利用者による前記情報仲介
    サーバへのアクセス内容を評価して生成した利用者アク
    セス情報を、前記サービス提供サーバに対して通知する
    利用者アクセス情報制御処理ステップを備え、 前記サービス提供サーバのプログラムが、 前記利用者端末の利用者からサービス提供依頼通知を受
    けた場合に、前記情報仲介サーバから通知された利用者
    アクセス情報に基づいて、当該利用者に対して与えるイ
    ンセンティブ内容を調整するインセンティブ調整処理ス
    テップと、 前記利用者からのサービス提供依頼通知を受け付け、当
    該サービス提供依頼に応じたサービスを前記インセンテ
    ィブ内容に従って実行する実行処理ステップを備えたこ
    とを特徴とするプログラム。
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