JP2003121887A - 電気泳動表示装置 - Google Patents

電気泳動表示装置

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JP2003121887A
JP2003121887A JP2001318161A JP2001318161A JP2003121887A JP 2003121887 A JP2003121887 A JP 2003121887A JP 2001318161 A JP2001318161 A JP 2001318161A JP 2001318161 A JP2001318161 A JP 2001318161A JP 2003121887 A JP2003121887 A JP 2003121887A
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electrophoretic
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JP2001318161A
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Toshihiro Ebine
俊裕 海老根
Noburu Fujisawa
宣 藤沢
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】無色透明な絶縁基板と分散層の屈折率差を考慮
することなく、高いコントラストを有する。 【解決手段】下部基板2に設けた下部電極3に対向して
凸レンズ機能を有する凸曲面形状で無色透明の絶縁基板
4を設ける。絶縁基板4の両側または周囲に上部電極6
を設け、上部電極6を支持する上部基板5は遮光性を有
している。上部電極6と下部電極3は略平行で、電圧印
加時の電界の強さを均一にする。上下部電極3,6、絶
縁基板4間で隔壁8に仕切られた空間10に電気泳動粒
子12を含む無色透明の流体11を封入する。隔壁8の
側面8aは臨界角より小さい傾斜角θに設定する。電気
泳動粒子12は同一の電荷を有し、着色する。下部電極
3及び隔壁8の側面8aに着色絶縁層9を設けて電気泳
動粒子12と対比する色に着色する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に低消費電力で
目に優しい反射型表示装置等に用いられる電気泳動表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、反射型表示装置としては液晶を用
いたものが主に開発されているが、液晶の旋光性を用い
た一般的な液晶セルでは必ず偏光子を必要とし、反射光
は少なくとも2回偏光子を通過しなければならない。こ
れにより反射光は50%以上減衰し、反射型表示装置と
しての特性を大きく左右する画面の明るさを低下させる
等の致命的な要因となっている。これに対して電気泳動
表示装置を用いた反射型表示装置は、低消費電力化、目
に対する疲労削減などの利点がある。電気泳動表示装置
を用いた反射型表示装置の用途としては、例えば案内表
示などの看板掲示、パーソナルコンピュータ用の一時出
力表示、移動体通信装置や携帯端末用の表示、広告表
示、新聞、書籍等の表示装置といった分野などを挙げる
ことができる。
【0003】このような反射型表示装置に用いられる電
気泳動表示装置として、例えば日本国特許第90096
3号、第2551783、また米国特許5930026
号に記載されているような装置が知られている。これら
の電気泳動表示装置は二枚の電極の間に電気泳動粒子と
色素を溶解させた絶縁性液体からなる分散層を挟み、電
気泳動粒子と色素の対比色により画像を得るものであ
る。つまり、各画素において、電気泳動粒子が観測者に
近い一方の電極の表面に付着する場合には電気泳動粒子
の色を目視でき、電気泳動粒子が観測者から遠い他方の
電極の表面に付着する場合には、電気泳動粒子の色は絶
縁性液体に隠蔽されるとともに絶縁性液体の色を目視で
きる。そしてこれらの画素が横方向(水平方向)に多数
配列された状態で各画素の表示色を選択して表示装置全
体でモノクロ画像等を表示できることになる。またカラ
ー画像を表示するには電気泳動粒子または絶縁性流体を
シアン、マゼンタ、イエロー、黒色に設定した各画素を
配列すればよい。
【0004】これらの電気泳動表示装置は、広視野角、
高コントラスト、低消費電力という利点を備えてはいる
ものの、絶縁性液体に溶解した色素の電気泳動粒子への
吸着や、電気泳動粒子が吸着された電極表面と電気泳動
粒子との間への絶縁性液体の浸透などの悪影響により、
高い反射率すなわち明るさと高いコントラストを両立さ
せることが困難であるという大きな問題があった。ま
た、マトリックス表示する場合、電気泳動粒子の泳動時
間を短くして応答を速くしなければならない。そのため
には電極間距離を短くする必要があるが、短くすると今
度は着色された絶縁性液体による電気泳動粒子の色の吸
収能力または遮蔽能力が小さくなり、隠蔽性低下により
コントラストが低くなるという問題があった。
【0005】これらの問題を解決する手段として、画素
毎に凹レンズ機能を有する上部基板を備えた電気泳動表
示装置が特開2001−174853に示されている。
この方法では絶縁性液体を無色透明とし、電気泳動粒子
と隔壁側面に配した着色層や着色フィルターとで色の対
比を得るようにしている。しかも上部電極を曲面構造に
して電気泳動粒子を吸着する二つの電極間距離を一定に
することで高速応答と高コントラストを得ることができ
る。また曲面構造とした上部電極の外側に設けた上部基
板が凹レンズの役割を果たすので下部電極を小さく見せ
てこの電極に吸着された電気泳動粒子を目立たなくして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の電
気泳動表示装置では、コントラストを向上させるために
凹レンズ機能を利用しているにすぎないため下部電極に
吸着された電気泳動粒子の隠蔽が十分でなくコントラス
ト発現に限界があり、電気泳動粒子の隠蔽を利用した方
法に比べると必然的にコントラストが劣るという大きな
問題がある。また、観測側の上部基板に凹レンズ機能を
持たせるために分散層の絶縁性液体の屈折率を上部基板
の屈折率より小さくするとしているが、事実上ガラスや
プラスチックなど無色透明の絶縁層である上部基板と比
較して非常に小さな屈折率を有する絶縁性流体を得るこ
とは材料面から見て極めて困難であるという実用上の問
題も有する。本発明は、上述のような実情に鑑みて、高
いコントラストを有する電気泳動表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による電気泳動表
示装置は、複数の画素を有する電気泳動表示装置におい
て、各画素は、第1の基板と、第1の基板上に設けられ
ている第1の電極と、第1の電極に対向して設けられて
いて第1の電極側に凸の曲面構造を具備する無色透明の
絶縁基板と、絶縁基板に隣接して設けられてる第2の基
板と、該第2の基板上で第1の電極に対向して配置され
た第2の電極と、第1及び第2の電極間にあって無色透
明の流体及び同極性の電荷を持つ着色された電気泳動粒
子を含む分散層と、画素を分離する隔壁とからなり、第
2の基板または第2の電極に遮光性を付与すると共に、
少なくとも第1の電極の表面が電気泳動粒子と対比し得
る色を有することを特徴とする。従って、第1及び第2
の電極に異なる極性の電圧を印加することで第1の電極
に電気泳動粒子が吸着されれば凸レンズ機能を有する絶
縁基板を通して電気泳動粒子の色を拡大して観察するこ
とができ、逆に第2の電極に電気泳動粒子が吸着されれ
ば第1の電極の表面(と隔壁の側面)の色を拡大観察で
きる。そのためいずれの場合も高いコントラストが得ら
れ、流体についてもガラスやプラスチック等の無色透明
な絶縁基板より屈折率の小さい材質に限定されることな
く材料を選択できる。尚、第1の電極表面だけでなく隔
壁の側面にも電気泳動粒子と対比し得る色を付与するこ
とで、絶縁基板を通した目視の際に目視方向の角度に係
わらず同一の色のみを視認でき、目視角度に係わらずコ
ントラストが高い。
【0008】また隔壁の側面は第1の電極及び第2の電
極間に位置していて第1の電極に近づくにつれて対向す
る前記側面間の距離が次第に小さくなるようにしてもよ
い。コントラストが高い上に各画素の専有面積を小さく
できる。第1の電極は各画素面積より小さい面積にでき
る。また第1の電極及び第2の電極間の距離がほぼ一定
になるようにしてもよい。第1及び第2の電極の電圧の
印加や極性切り換えに際して、吸着された電気泳動粒子
が各電極の一部に集中することを防止してほぼ均一に電
極を被覆するからコントラストを高めることができる。
【0009】また着色表示に際して、各画素の電気泳動
粒子が白色で、第1の電極の表面および隔壁の側面(及
び第2の基板)が黒色であってもよい。或いは各画素の
電気泳動粒子が黒色で、第1の電極の表面および隔壁の
側面(及び第2の基板)が白色であるようにしてもよ
い。各画素についてモノクロ表示ができる。また複数の
画素について、各電気泳動粒子が白色で、第1の電極の
表面、第2の基板および隔壁の側面(及び第2の基板)
がそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー、黒色からなる
の各画素からなり、これらの各画素が横配列されていて
もよい。電気泳動表示装置全体でこれら多数の画素によ
ってカラー画像表示が行える。また各電気泳動粒子がそ
れぞれシアン、マゼンタ、イエロー、黒色からなる複数
の画素が縦方向に積層配列されており、これら複数の画
素において、少なくとも最上部の画素における第2の基
板が白色であると共に、最下部の画素における第1の電
極の表面および隔壁の側面が白色で、それ以外の画素で
は第1の基板、第1の電極、第2の電極および隔壁が無
色透明であるように構成してもよい。複数の画素を積層
配列した構成でカラー画像表示できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の
形態による電気泳動表示装置における一画素の縦断面図
である。図1に示す実施の形態による電気泳動表示装置
1は単一の画素の縦断面を示すもので、任意の絶縁性材
料からなる下部基板2(第1の基板)上に下部電極3
(第1の電極)が配設されており、下部電極3は例えば
ライン状またはドット状にパターン化された金属膜であ
る。下部電極3に対向する位置に下部電極3に向かって
凸曲面形状をなす無色透明の絶縁基板4が設けられてい
る。絶縁基板4は例えば同一厚さの凸曲面板状を呈して
おり、下部基板2側に凸をなす構成を持つことで凸レン
ズ機能を有している。この絶縁基板4は下部電極3が例
えばライン状の場合には円筒周面状に形成され、ドット
状の場合には球面状となる。絶縁基板4の両側または周
囲には遮光性を有する上部基板5が設けられ、上部基板
5の下側には下部電極3とは反対の極性を有する上部電
極6(第2の電極)が設けられている。上部電極6は各
画素毎に絶縁基板4が例えば球面状である場合には絶縁
基板4の周囲に略リング状に形成され、絶縁基板4が円
筒周面状であれば絶縁基板4を挟んで両側に分離して形
成されている。
【0011】そして、下部電極3と上部電極6とは互い
に対向して略平行に配設され、図1において下部電極3
の幅Lに対して絶縁基板4を挟んで二つに分離して見え
る上部電極6はそれぞれL/2づつの幅で同一面積を有
していることが好ましい。上部電極6は好ましくは下部
電極3よりも狭い面積を有している。また絶縁基板4は
上部電極6よりも下部電極3側に凸曲面形状の一部が突
出して位置している。また下部電極3と上部電極6との
間は隔壁8で仕切られており、隔壁8の内側の側面8a
は下部電極3の両端から上部電極6の両端に向けて外側
に傾斜して形成されており、その傾斜角は適宜の値θに
設定されている。隔壁8は両電極3,6間のギャップ
(距離)と絶縁性を保つ役割を果たし、側面8aの傾斜
角θが臨界角(通常、約41°)となった場合、外部か
ら入射する入射光が絶縁基板4及び流体11(通常、ほ
ぼ同一の屈折率を有しているといえる)で屈折して側壁
8aで反射した際、反射光が絶縁基板4を通して外部に
通過しないと全反射の状態となってしまい外部から視認
できずデッドスペースになる。反射光の全反射に起因し
てデッドスペースが形成されるとコントラストの低下を
生じるため、これを回避するために傾斜角θは臨界角よ
り小さな値に設定することが好ましい。例えば空気の屈
折率をn1(≒1)、プラスチックやガラス等の絶縁基
板4及び無色透明な流体11の屈折率をn2(≒1.
5)とした場合、臨界角はarcsin(n1/n2)
で求まる。そのため、全反射を防ぐにはθ<arcsi
n(n1/n2)に設定すればよい。一般に臨界角は4
1°であるから、傾斜角θは41°未満に設定すればよ
い。
【0012】また画像切り換えや電極のオン、オフに際
して、応答速度を速め、視野角依存性を小さくするため
に両電極3、6間の距離は短い方が好ましく、そのため
に隔壁8の高さはできるだけ低い方が好ましい。隔壁8
の側面8aと下部電極3の表面は適宜の色に着色されて
おり、本実施の形態では着色絶縁層9が被覆されてい
る。そして上下電極3,6と隔壁8と絶縁基板4で仕切
られた空間10内には無色透明の流体11と着色された
電気泳動素子12とからなる分散層13が封入されてい
る。電気泳動粒子12と着色絶縁層9とは例えば黒と白
等、互いに対比し得る色に設定されている。着色した複
数の電気泳動粒子12は流体11の中で同極性の電荷を
持って分散している。流体11としては可視域の光の透
過性が良く、電気泳動粒子12に対する溶解能が小さく
電気泳動粒子12を安定に分散でき、イオンを含まずか
つ電圧印加によりイオンを生じない絶縁性のものが望ま
しい。また電気泳動粒子12の浮沈防止のためには電気
泳動粒子12と比重がほぼ等しく、電圧印加時における
電気泳動粒子12の迅速な移動を促すために粘性の低い
ものが好ましい。下部電極3と上部電極6とは電気回路
14に電気的に接続されており、両電極3,6において
電圧の印加と切断、極性の切り換え等を適宜行うことに
なる。一旦下部電極3または上部電極6に電気泳動粒子
12が吸着された後で電圧印加を遮断した場合でも、電
気泳動粒子12はその位置に保持されるというメモリ機
能を有する。
【0013】ここで、下部基板2と上部基板5は、十分
な絶縁性及び微視的な平面性を保ち、十分な構造を維持
する強度を有するものであれば、特に限定されない。セ
ルの構造が保たれる限りフレキシブルな基板でもよい。
具体的な材料としてはガラス、プラスチック、セラミッ
クが好ましい。下部電極3及び上部電極6を構成する電
極材料としては、アルミニウム、銅、銀、金、白金など
の良導電性のものが好ましい。また、透明電極材料とし
ては、酸化スズ、酸化インジウム、ITO、ATO、ヨ
ウ化銅などの薄膜を用いることが好ましい。電極形成は
蒸着、スパッタリング、フォトリソグラフィーなど通常
の方法で行うことができる。凸曲面形状からなる無色透
明の絶縁基板4としては、十分な絶縁性及び無色透明性
を有し、凸レンズ構造を作製できるものとする。具体的
な材料としては、ガラス、プラスチック、セラミックが
好ましい。また、その加工の方法は材料に応じて、スタ
ンパ成形法、ドライエッチング法、ウエットエッチング
法、テンプレート法などを用いることができる。また上
部電極6を配置する遮光性の上部基板5の場合、もしく
は下部電極3を配置する下部基板2に電気泳動粒子12
との対比色を担わせる場合には、適当な顔料や染料をガ
ラス、プラスチックまたはセラミックに混合したものや
有色セラミックを基板として用いることができる。上部
基板5が無色透明の場合には、遮光性を有する着色電極
を上部電極6として設けても良いし、また上部基板5の
上部電極6とは反対側の表面上に、遮光性付与のための
着色絶縁層9を設けても良い。
【0014】隔壁8の材料として、ガラス、プラスチッ
ク、セラミックなどの絶縁性材料が好ましい。また、着
色絶縁層9を設けることなく隔壁8自体に電気泳動粒子
12との対比色を担わせる場合は、適当な顔料、染料を
ガラスやプラスチック、セラミックに混合したものや有
色セラミックを用いることができる。電気泳動粒子12
の対比色を担わせる着色絶縁層9には、この絶縁層自身
が対比色を有するもの、あるいは対比色を担う顔料、染
料をこの絶縁層に混合したものを使用することができ
る。着色絶縁層9の材料および厚さは、分散層13に十
分な電圧が印加され、かつ表示ムラを生じない限りにお
いて、特に限定されるものではない。着色絶縁層9用の
材料としては、例えば酸化チタン、酸化珪素、酸化アル
ミニウムなどの無機物、あるいはポリエチレン、ポリス
チレン、フェノール樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポ
リプロピレン、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル、フッ素
樹脂、シリコン樹脂などの有機物を用いることができ
る。電気泳動粒子12との対比色を担う顔料や染料を混
合する場合、その材料は特に限定されないが安定且つ均
一に着色絶縁層9に保持されるものが選択される。電極
3,6あるいは基板2,5上への絶縁層の形成には、材
料に応じてスパッタリング、蒸着、溶液塗布、溶液浸
漬、スピンコート、ラングミュアブロジェット法などの
通常の手法を用いることができる。誘電体層の厚さは、
例えば、数nmから数μmが考えられる。なお、電気泳
動粒子12の電極表面上への不可逆的な吸着、および電
極表面での水等の不純物の電気化学反応を防止するため
に、下部電極3のみならず上部電極6表面にも必要に応
じてフッ素樹脂などの絶縁層を設けることが望ましい。
【0015】また電気泳動粒子12は、流体11中に安
定に分散されており単一の極性を有するとともにその粒
径分布が小さいことが、表示装置の寿命、コントラス
ト、解像度などの観点から望ましい。その粒径は0.1
μmから5μmが好ましく、この範囲内であれば光散乱
効率が低下せず、電圧印加時において十分な応答速度が
得られる。電気泳動粒子12の材料としては、有機顔料
や無機顔料など特に限定されないが、有機顔料として
は、例えばアゾ系顔料、ポリ縮合アゾ系顔料、メタルコ
ンプレックスアゾ系顔料、フラバンスロン系顔料、フタ
ロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、アントラキノ
ン系顔料、アントラピリジン系顔料、ピランスロン系顔
料、ジオキサジン系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系
顔料、イソインドリノン系顔料、キノフタロン系顔料、
チオインジゴ系顔料、インダンスレン系顔料等がある。
また無機顔料としては、例えば亜鉛華、酸化チタン、酸
化亜鉛、酸化ジルコニウム、アンチモン白、カーボンブ
ラック、鉄黒、ベンガラ、マピコエロー、鉛丹、カドミ
ウムエロー、硫化亜鉛、リトポン、硫化バリウム、セレ
ン化カドミウム、硫酸バリウム、クロム酸鉛、硫酸鉛、
炭酸バリウム、炭酸カルシウム、鉛白、アルミナホワイ
ト等が挙げられる。
【0016】また上述の電気泳動粒子材料に対して用い
ることのできる絶縁性液体である流体11としては、ガ
ラスやプラスチックなど無色透明の絶縁基板4との屈折
率差を特に考慮することなく、例えば、ヘキサン、デカ
ン、ドデカン、ヘキサデカン、ドデシルベンゼン、ケロ
セン、トルエン、キシレン、オリーブ油、大豆油、ごま
油、リン酸トリクレシル、イソプロパノール、トリクロ
ロトリフルオロエタン、ジブロモテトラフルオロエタ
ン、テトラクロロエチレン、シリコーンオイル、フルオ
ロカーボン、フッ素化ポリエーテル、純水などの一般的
な絶縁性液体を挙げることができる。なお、電気泳動粒
子12の浮沈防止のために電気泳動粒子12との比重整
合を行う場合などは流体11として混合流体の利用も可
能である。本実施の形態において、電気泳動粒子12及
び流体11からなる分散層13における混合重量率は、
電気泳動粒子12の電気泳動性が阻害されずかつ分散層
13の反射制御が十分に行える限り特に限定されるもの
ではないが、例えば1重量%から20重量%が好まし
い。
【0017】また電気泳動粒子12の電荷を増加させる
ため、あるいは同極性にするために、必要に応じて前述
の流体11に樹脂、界面活性剤等の添加剤を加えること
ができる。分散層13の厚さは電気泳動粒子12の外径
より大きく、電気泳動粒子12の運動を妨げない限り特
に限定されるものではないが、電圧印加時の応答速度を
速め、視野角依存性を小さくするためには、できるだけ
薄いことが望ましい。このような観点から、分散層13
の好ましい厚さは5μmから200μmである。本実施
の形態において、電気回路14は特に限定されるもので
はないが、例えば、最大定格電圧100V、電源容量1
0mAの電源を擁し、その極性を任意に設定できるもの
などを用いることができる。
【0018】この電気泳動表示装置1を用いてアクティ
ブマトリックス駆動を行う場合は、下部基板2上にスイ
ッチング素子(TFT等)を形成し、多数の上部電極6
を構成する信号電極群と多数の下部電極3を構成する走
査電極群を略直交させて設ける。反射型表示の場合、透
過型表示装置と比較して開口率を考慮する必要が無いの
で下部基板2上でのスイッチング素子の設計には場所的
な余裕がある。またパッシブマトリクス駆動を行うには
信号電極群と走査電極群とを略直交配置すればよい。
【0019】本実施の形態による電気泳動表示装置1は
各画素が上述の構成を有しているから、下部電極3に電
気泳動粒子12とは異なる極性の電圧を印加し、上部電
極6には電気泳動粒子12と同一の極性を印加した場
合、電気泳動粒子12は下部電極3上に吸着されて集め
られる。これを凸曲面部を備えた絶縁基板4を通して外
部から目視すると、無色透明の絶縁基板4の凸レンズ効
果により下部電極3に吸着された電気泳動粒子12が拡
大された状態で見え、画素全体に電気泳動粒子12の着
色が表示されることになる。この場合、隔壁8の側面8
aに設けた着色絶縁層9の色は電気泳動粒子12の色と
は異なる対比色ではあるが、絶縁基板4を通した拡大像
の視野の外に位置するためにほとんど視認できない。ま
た、上部電極6に電気泳動粒子12と異なる極性の電圧
を印加し下部電極3に電気泳動粒子12と同一極性の電
圧を印加すると、電気泳動粒子12は遮光性を有する上
部基板5の裏面に位置する上部電極6に吸着されるため
に上部基板5によって隠蔽される。そのため、絶縁基板
4を通して外部から見ると下部電極3や側壁8aの表面
に被覆する着色絶縁層9の色が拡大された状態で見える
ことになる。しかも下部電極3と上部電極6との間の距
離を一定に設定したことで、図2に示すように両電極
3,6間に電圧を印加した際に電界の強さを一定にする
ことができて電気力線を一定にすることができる。その
ため各電極3,6間の距離の短い一部分に電気泳動粒子
12が集中することがなく、電気泳動粒子12の両電極
3,6間の移動が迅速且つスムーズで各電極全体に均一
に電気泳動粒子12が吸着され、高いコントラストを得
られる。
【0020】したがって本実施の形態によれば、基本的
には電気泳動粒子12の色と下部電極3の表面等の着色
絶縁層9の色の対比から高いコントラストが得られるこ
とになる。しかも電気泳動表示装置1の各画素につい
て、隔壁8の高さを低くして電極3,6間の距離を短く
することで遮蔽性の問題を生じることなく応答速度を速
めることができる。また電気泳動粒子12を下部電極3
に吸着させた際、凸曲面形状を有する絶縁基板4を通し
て見る角度(視野角)によって電気泳動粒子12から外
れた側面8aの着色絶縁層9が視認されることを防止で
き、視野角依存性を小さくすることができる。更に上部
電極6と下部電極3の距離を一定にすることで電界の強
さを一定にできて電気力線を一定にすることができるか
ら、電気泳動粒子12が片寄って下部電極3または上部
電極6に吸着されることがなく、この点からもコントラ
ストを向上できる。
【0021】次に上述の実施形態による電気泳動表示装
置1の一画素分の構成が複数設けられた電気泳動表示装
置(便宜的に符号20を用いる)の全体構成について図
3により説明する。本実施の形態による電気泳動表示装
置20には、図1に示す一画素分の構成が複数、横方向
即ち平面方向に配列されている。このような電気泳動表
示装置20は、例えば図3に示すように、下部基板10
2(下部基板2)上に複数の下部電極3を構成する走査
電極群103が形成され、その表面には着色絶縁層10
9が設けられている。下部基板102上には各側面10
8aに着色絶縁層109が設けられた隔壁108(隔壁
8)が設けられており、隔壁108は複数の空間110
(空間10)が走査電極群103に略直交する方向に延
在するように配列され、各空間110は一対の側壁10
8a,108a(側壁8a)で仕切られている。隔壁1
08の上部には複数の上部電極6を構成する信号電極群
106と絶縁基板104(絶縁基板4)とを有する上部
基板105(上部基板5)が設けられている。絶縁層1
04は空間110の上部に位置してその延在方向に円筒
周面形状の凸レンズ構造が連続する凸曲面部を有してお
り、その両側には絶縁基板104に沿って各一対の信号
電極群106が連続して設けられている。そして走査電
極群103は信号電極群106と互いに略直交するよう
に延在しており、単純マトリクス駆動が可能である。そ
して走査電極103と信号電極106の間の空間110
内には図示しない電気泳動粒子12と流体11を含む分
散層13が封入されることになる。
【0022】尚、図3に示す電気泳動表示装置20はモ
ノクロ表示画像を得るための構成であり、例えば各画素
における電気泳動粒子12を白色に着色し、走査電極1
03(下部電極2)及び隔壁108の側面108aの着
色絶縁層109と、上部基板105とを黒色とする方法
が採用されている。他の方法として、逆に各画素におけ
る電気泳動粒子12を黒色とし、走査電極103(下部
電極2)及び隔壁108の側面108aの着色絶縁層1
09と、上部基板105とを白色とする方法も挙げるこ
とができる。モノクロ画像表示の場合、1つの空間11
0の延在方向に沿って複数の走査電極103(下部電極
3)が配列されており、走査電極103の数に応じた一
列の複数の画素を構成するが、これら一列の各画素間は
隔壁108で仕切られていない。この場合、電気泳動粒
子12が隣の画素の電極に吸着されることもあり得る
が、同一の色であるためにコントラストの低下等の不具
合は生じない。これに対して、電気泳動表示装置20で
カラー表示画像を得るためには、隣り合う画素間で電気
泳動粒子12の色が異なることがあるから、1つ1つの
画素毎に隔壁108で仕切る必要がある。
【0023】電気泳動表示装置20においてカラー表示
画像を得るための一つの方法として、複数の画素におけ
る各電気泳動粒子12が白色で、走査電極103(下部
電極3)の表面及び隔壁108の側面108aの着色絶
縁層109と上部基板105とを各画素毎にそれぞれシ
アン、マゼンタ、イエロー、黒色に設定して、各画素を
横方向(水平方向)に配置する方法が挙げられる。或い
は電気泳動粒子12と走査電極103等の着色絶縁層1
09等との配色を逆に設定してもよい。更にもう一つの
方法として複数の画素において、電気泳動粒子12がそ
れぞれシアン、マゼンタ、イエロー、黒色とされた各画
素を順次縦方向(積層方向)に配置し、積層された画素
のうち少なくとも最上部の画素における上部基板105
が白色で、走査電極103(下部電極3)の表面および
隔壁108の側面108aが最下部の画素のみ白色の着
色絶縁層109で、それ以外の画素では下部基板10
2、走査電極103、隔壁108を無色透明とする方法
を挙げることができる。この場合、着色絶縁層109を
設けなくてもよい。
【0024】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を示す。一画
素分が図1に示した電気泳動表示装置1の構造と同様の
構造を有し、しかも全体に図3に示す構成と同様の構成
を有する電気泳動表示装置20において、各部材の選
択、形成及び設定を以下のようにして行った。下部基板
2は厚さ1mmの無色透明のガラス製基板102とし、
下部電極3は幅30μm、間隔50μmにパターニング
されたITOとした。また上部基板5はポリカーボネイ
ト製とし、上部電極6は幅30μm、間隔50μmにパ
ターニングされたITOとした。上部基板5において上
部電極6とは反対側の表面上に、スクリーン印刷法を用
いて遮光のための黒色絶縁層パターンを設けた。続いて
図1の構造に基づき、当該黒色絶縁層の間にスタンパ形
成法を用いて幅50μm、中央部のくぼみ深さ10μm
の円筒周面状をなす凸レンズ構造として形成した無色透
明の絶縁基板4を作製した。
【0025】隔壁8を低融点ガラスにてスクリーン印刷
法を用いて形成し、臨界条件を回避するために図1にお
ける隔壁8は側面8aの傾斜角θ=約30度となるよう
に高さを17μmに設定した。図1に示す縦断面で分散
層13を挟む隔壁8の間隔は50μmとした。着色絶縁
層9は硫酸バリウム微粉末をフッ素樹脂に混入したもの
をディップコートにより厚さ約0.5μmで側面8a上
に形成した。電気泳動粒子12として黒色樹脂トナー
(粒径1μm)を、また透明な流体11としてイソプロ
パノールを用い、両者を電気泳動粒子12の混合重量率
が10%となるように混合し、さらに分散安定性の向上
のために微量の界面活性剤を添加し、分散層13を準備
した。この場合、電気泳動粒子12は表面が負に帯電し
ている。
【0026】このようにして得られた電気泳動表示装置
1の一画素分の作用を以下に述べる。まず電気回路10
により下部電極3と上部電極6を各々正極、負極となる
ように電圧30Vの直流電圧を印加すると、負に帯電し
た電気泳動粒子12は下部電極3に移動し着色絶縁層9
表面に吸着される。このとき、無色透明な絶縁基板4を
通して外部から観測すると絶縁基板4の凸レンズ効果に
より電気泳動粒子12の黒色が拡大されて観察できた。
この状態は電気回路10と電極との電気的接続を切り、
電圧印加を遮断した後も持続され、本電気泳動表示装置
1がメモリ機能を有することを示した。次に、先の場合
と極性を反転して電圧印加を行った。すなわち下部電極
3が負極、上部電極6が正極となるように30Vの直流
電圧を印加すると、電気泳動粒子12は上部電極6に吸
着されるため、遮光性の上部基板5により隠蔽される。
観測者からは絶縁基板4による凸レンズの効果により着
色絶縁層9の白色を視認できた。この場合も、電気回路
10と電極との電気的接続を遮断した後も電気泳動粒子
12の吸着状態が保持され、電気泳動表示装置1がメモ
リ機能を有することが確認された。光学反射特性は、白
表示、黒表示とも各々着色絶縁層9および電気泳動粒子
6単独の場合とほぼ等しく、当該電気泳動表示装置が広
視野角、明るさに加えて、高コントラストをも与えるこ
とを確認できた。
【0027】尚、絶縁基板4を通して画素を目視する場
合、下部電極3のみを目視できる程度に隔壁8の高さや
下部電極3の面積を設定した場合には、着色絶縁層9は
下部電極3のみ被覆すればよく、隔壁8については着色
絶縁層9を設ける必要はない。また着色絶縁層9は必ず
しも設ける必要はなく、隔壁8や下部電極3自体を着色
して構成してもよい。いずれの場合も隔壁8の側面や下
部電極3の表面が着色状態で視認できればよい。なお、
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本
発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これら
を本発明の範囲から排除するものではない。
【0028】
【発明の効果】上述のように本発明による電気泳動表示
装置では、各画素は、第1の電極に対向して設けられて
いて第1の電極側に凸の曲面構造を具備する無色透明の
絶縁基板と、絶縁基板に隣接して設けられている第2の
基板上で第1の電極に対向して配置された第2の電極
と、無色透明の流体及び同極性の電荷を持つ着色された
電気泳動粒子を含む分散層と、画素を分離する隔壁とか
らなり、第2の基板または第2の電極に遮光性を付与す
ると共に、第1の電極の表面及び隔壁の側面が電気泳動
粒子と対比し得る色を有するから、屈折率の小さな分散
層を使用することに限定されることなく、拡大観察でき
て高コントラストの電気泳動表示装置を得ることができ
る。
【0029】また隔壁の側面は第1の電極及び第2の電
極間に位置していて第1の電極に近づくにつれて対向す
る前記側面間の距離が次第に小さくなるようにしたか
ら、コントラストが高い上に各画素の専有面積を小さく
できる。また第1の電極及び第2の電極間の距離がほぼ
一定になるようにしたため、第1及び第2の電極の電圧
の印加や極性切り換えに際して、電気泳動粒子が各電極
の一部に集中することを防止してほぼ均一に電極を被覆
してコントラストを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態による電気泳動表示装置
の一画素の縦断面図である。
【図2】 図1に示す電気泳動表示装置の電極に電圧を
印加した際の電界を示す説明図である。
【図3】 図1に示す画素の構造が複数設けられた電気
泳動表示装置の全体構成を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1、20 電気泳動表示装置 2 下部基板(第1の基板) 3 下部電極(第1の電極) 4 絶縁基板 5 上部基板(第2の基板) 6 上部電極(第2の電極) 8、108 隔壁 8a、108a 側面 9 着色絶縁層 10 電気回路 11 流体 12 電気泳動粒子 103 走査電極群 106 信号電極群

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素を有する電気泳動表示装置に
    おいて、 前記各画素は、第1の基板と、該第1の基板上に設けら
    れている第1の電極と、該第1の電極に対向して設けら
    れていて第1の電極側に凸の曲面構造を具備する無色透
    明の絶縁基板と、該絶縁基板に隣接して設けられている
    第2の基板と、該第2の基板上で前記第1の電極に対向
    して配置された第2の電極と、前記第1及び第2の電極
    間にあって無色透明の流体及び同極性の電荷を持つ着色
    された電気泳動粒子を含む分散層と、画素を分離する隔
    壁とからなり、 前記第2の基板または第2の電極に遮光性を付与すると
    共に、少なくとも前記第1の電極の表面が前記電気泳動
    粒子と対比し得る色を有する電気泳動表示装置。
  2. 【請求項2】 前記隔壁の側面は前記第1の電極及び第
    2の電極間に位置していて第1の電極に近づくにつれて
    対向する前記側面間の距離が次第に小さくなるようにし
    た請求項1記載の電気泳動表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の電極及び第2の電極間の距離
    がほぼ一定になるようにした請求項1または2記載の電
    気泳動表示装置。
  4. 【請求項4】 前記電気泳動粒子が白色で、前記第1の
    電極の表面、第2の基板および隔壁の側面が黒色である
    請求項1乃至3のいずれか記載の電気泳動表示装置。
  5. 【請求項5】 前記電気泳動粒子が白色で、前記第1の
    電極の表面、第2の電極および隔壁の側面がそれぞれシ
    アン、マゼンタ、イエロー、黒色の各画素からなり、当
    該各画素が横配置された請求項1乃至3のいずれか記載
    の電気泳動表示装置。
  6. 【請求項6】 前記電気泳動粒子が黒色で、前記第1の
    電極の表面、第2の基板および隔壁の側面が白色である
    請求項1乃至3のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
  7. 【請求項7】 前記電気泳動粒子がそれぞれシアン、マ
    ゼンタ、イエロー、黒色からなり縦方向に積層配置され
    た各画素において、少なくとも最上部の画素における前
    記第2の基板が白色であり、第1の電極の表面および隔
    壁の側面が最下部の画素のみ白色でそれ以外の画素では
    第1の基板、第1の電極および第2の電極及び隔壁が無
    色透明である請求項1乃至3のいずれか記載の電気泳動
    表示装置。
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