JP2003120136A - 複層ガラス障子及びその製造方法 - Google Patents

複層ガラス障子及びその製造方法

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JP2003120136A
JP2003120136A JP2001319438A JP2001319438A JP2003120136A JP 2003120136 A JP2003120136 A JP 2003120136A JP 2001319438 A JP2001319438 A JP 2001319438A JP 2001319438 A JP2001319438 A JP 2001319438A JP 2003120136 A JP2003120136 A JP 2003120136A
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Kenji Yamaguchi
健治 山口
Hideo Hirabayashi
英雄 平林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障子の見込み方向に対向する2枚のガラス板
を最大限にまで離隔させることで、障子の強度を複層ガ
ラスによって負担させるとともに断熱性能を高めさせ、
しかもフレームレスでシンプルな視覚を与えるようにし
た。 【解決手段】 框部21と、該框部21の一側面に一体
的に設けたスペーサ部22とで框部材2を構成し、該框
部材2を、前記スペーサ部22が内側になるように予め
枠組みした障子用框枠本体3の室外面および室内面に、
前記スペーサ部22を挟んでそれぞれガラス板4がシー
ル材5で固定されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、障子の見込み方向
に対向する2枚のガラス板を最大限にまで離隔させるこ
とで、障子の強度を複層ガラスによって負担させるとと
もに断熱性能を向上させ、しかもフレームレスでシンプ
ルな視覚を与えるようにした複層ガラス障子及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、建築物の省エネルギー対策と
して、断熱効果の高い複層ガラスを使用した金属サッシ
が利用されている。例えば、特開2000−35607
5号公報には複層ガラス障子が記載され、第6図、第7
図には、従来例として、2枚のガラス板間にスペーサを
介して密閉空間が形成される複層ガラスの端縁に、グレ
ーチングチャンネルを介して框が固定されるので、框の
面積が大きく、本来あるべき障子構造として採光機能が
劣り、また、ガラス板の面積に対して框の面積が大きい
ので開放感のない構造であると記載されている。
【0003】そして、そのような従来技術を解消させる
ため、前記公報に記載の発明は、2枚のガラス板の周縁
部内側に、凹陥部が形成されるようにスペーサを介して
配置することにより複層ガラスを形成し、この複層ガラ
スの周縁部に、前記凹陥部に介在するように保持枠を嵌
入させた構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した公報
に記載されている従来の複層ガラスの障子であっても、
予めスペーサによって2枚のガラス板を固定して複層ガ
ラスを製造し、この複層ガラスの周縁部に保持枠(框)
を取り付けるので、従来と全く変わらない製造方法であ
る。即ち、ガラス板の取扱工程において2枚のガラス板
をスペーサを介して複層ガラスを製造し、この複層ガラ
スをガラス板の取扱工程とは全く別工程のサッシ製造工
程において保持枠(框)を組み付けることになる。
【0005】そのため、複層ガラス障子を製造するのに
全く異なる2つの製造工程が必要であり、多大な手間や
労力と時間とを要することになる。また、ガラス板の取
扱工程においては、ガラス板の組み込みとシール作業、
及びサッシ製造工程において框端部の加工や框の組立作
業など、高度の熟練や技術を必要とする。しかも、前記
従来の障子の保持枠(框)には、エッジカバーを設けて
ガラス保護材を配設しているし保持枠の面積が小さいの
で、保持枠自体が強度の高い部材を使用する必要があ
る。したがって本発明は、断熱機能が高くて製造がきわ
めて簡単なばかりでなく、2枚のガラス板により耐風圧
強度を持たせることができ、しかも現在の建築業界で要
求されているフレームレスデザインでシンプルな視覚を
与えるスリムな複層ガラスの障子を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的の達成のため、
本発明は、框部と、該框部の一側面に一体的に設けたス
ペーサ部とで框部材を構成し、該框部材を、前記スペー
サ部が内側になるように予め枠組みした障子用框枠本体
の室外面および室内面に、前記スペーサ部を挟んでそれ
ぞれガラス板がシール材で固定されていることを特徴と
する複層ガラス障子を提供するものである。
【0007】また本発明は、前記框部材は、框部と、該
框部より見込み寸法が短いスペーサ部とを一体に設けた
構成で、前記框部とスペーサ部との見込み寸法の差によ
り形成される室外側及び室内側の段状受け部にガラス板
を嵌め込んでシール材で固定されている構成を含むもの
である。
【0008】また本発明は、前記框部材は、框部とスペ
ーサ部との見込み寸法がほぼ等しくて、框部表面及びス
ペーサ部表面のほぼ全面にガラス板がシール材で固定さ
れている構成を含むものである。
【0009】さらに本発明は、框部と、該框部の一側面
に一体的に設けたスペーサ部とで框部材を構成し、該框
部材を、前記スペーサ部が内側になるように予め枠組み
した障子用框枠本体の室外面および室内面に、前記スペ
ーサ部を挟んでそれぞれガラス板をシール材で固定する
ようにしたことを特徴とする複層ガラス障子の製造方法
を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施の
態様に基づいて説明する。図1は本発明の複層ガラス障
子を製造する過程の概略斜視図、図2は本発明の第1実
施例の一部を拡大した正面図、図3は本発明の第1実施
例の縦断面図、図4は図3の横断面図、図5は本発明の
第2実施例の縦断面図、図6は本発明の第3実施例の一
部の横断面図、図7は本発明の第4実施例の縦断面図、
図8は本発明の第5実施例の縦断面図、図9は本発明の
第6実施例の縦断面図、図10は本発明の第7実施例の
縦断面図である。
【0011】本発明の複層ガラス障子1は、框部材2に
より予め組み付けた障子用框枠本体3の室内面及び室外
面に、それぞれガラス板4を嵌め付けてシール材5によ
り液密に、気密に固定した構成で、前記シール材として
は、例えばシリコン系の接着剤を使用することができ
る。
【0012】図2から図4に示す本発明の第1実施例に
よれば、前記框部材2は中空な框部21と、前記框部2
1の一側面から突出するようにして一体的に設けたスペ
ーサ部22とからなる金属の押し出し成形材である。
【0013】したがって、前記框部21とスペーサ部2
2とは金属による一体の成形品であり、前記スペーサ部
22には表面に通気孔が開設されて乾燥剤23が封入さ
れている。そして、前記スペーサ部22は、見込み寸法
が框部21より短いので、框部材2の左右に、前記寸法
の差により形成される段状の受け部24が長さ方向に沿
って設けてある。前記乾燥剤23としては、粒状のも
の、乾燥剤入り接着性ゴム質のものなど、特に材質が限
定されるものではない。
【0014】本発明の第1実施例の障子用框枠本体3
は、前記した構成の框部材2を組み付けて構成されるも
ので、具体的には、所定の寸法に切断した4本の框部材
2を、上下の横框部材2−1、左右の縦框部材2−2と
し、各框部材2を、スペーサ部22が内側となるように
して縦通し若しくは横通しにしてビスで止着する。
【0015】したがって、障子用框枠本体3は4本の框
部材2により予め額縁状に組み付けられて構成され、内
周縁の室内面及び室外面には前記段状の受け部24が形
成され、この受け部24にガラス板4を嵌め付けてシー
ル材5により液密に、気密に固定して複層ガラス障子1
を製造するものである。
【0016】本発明の第1実施例の前記複層ガラス障子
1によれば、室内面及び室外面の前記受け部24に、ガ
ラス板4を嵌め込んでシール材5により固定するので、
室外面及び室内面の各ガラス板4は、スペーサ部22の
見込み寸法の長さだけの間隔で対向することになる。
【0017】したがって、前記複層ガラス障子1には、
周縁が4本の框部材2により密閉されてスペーサ部22
の見込み寸法の間隔に等しい幅の空間部6が対向するガ
ラス板4により形成され、この空間部6は、乾燥剤23
により除湿されているので断熱効果が大きい。そして、
前記段状の受け部24の深さをガラス板4の厚み分にほ
ぼ等しくすると、各框部材2の表面、即ち障子用框枠本
体3の表面とガラス板4の表面とが平坦な面一状になっ
てスリムで体裁よいものとなる。
【0018】また、前記複層ガラス障子1によれば、ガ
ラス板4の周縁に框部材2による障子用框枠本体3を設
けてあるだけであるから、例えば図3で示すように、下
横框部材2−1に戸車7を設けて引き戸にすることがで
きるし、図示していないが嵌め殺し窓、回転戸として利
用することもできる。
【0019】図5に示す本発明の第2実施例は、各框部
材2を中実な金属、合成樹脂により成形してなる構成
で、前記第1実施例と同様に框部21と、前記框部21
より見込み寸法が短いスペーサ部22とを一体的に設け
てあり、スペーサ部22の内面には、スペーサ部22と
ほぼ同一の見込み寸法の乾燥剤を封入した乾燥剤収納枠
材8を接着剤などで固定して長さ方向に沿って設けてあ
り、前記乾燥剤収納枠材8の表面には通気孔が開設され
ている。前記乾燥剤収納枠材8は、框部材2と別に成形
してあるので、上下の横框部材、左右の縦框部材の内の
1本以上に設けて、空間部6を乾燥状態に維持させるこ
とができる。
【0020】そして、前記構成の框部材2には、框部2
1とスペーサ部22との見込み寸法の差による段状の受
け部24が前後に形成されるので、前記した構成の4本
の框部材2を、スペーサ部22が内側になるように予め
額縁枠状に組み付けて障子用框枠本体3を構成し、内周
縁に形成される室内面、室外面の受け部24にガラス板
4を嵌め付け、シール材5で固定して液密、気密に密閉
する空間部6を形成することにより、複層ガラス障子1
を製造するものである。第2実施例のその他の構成は、
前記第1実施例と変わらないので、同一構成部分には同
一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0021】前記本発明の第2実施例によれば、各框部
材2が金属、合成樹脂から成って中実であるから、各框
部材2による障子用框枠本体3を一体成形することがで
きて強度が高くなる。また、室内面、室外面の段状の受
け部24は、スペーサ部22の側面と乾燥剤収納枠材8
の側面とで形成されるので、シール材5の固定面積が広
くなってガラス板の固定強度を高めることができる。
【0022】図6に示す本発明の第3実施例は、例えば
スチールからなる金属板をロールフォーミング成形によ
り、框部21とスペーサ部22とを凸形状にして一体に
屈曲成形した中空な框部材2を示すもので、前記框部材
2には框部21とスペーサ部22との見込み寸法の差に
よる段状の受け部24が前後に形成される。したがっ
て、スペーサ部22の表面に乾燥剤収納枠材8を設けて
なる4本の框部材2を、スペーサ部22が内側になるよ
うに予め組み付けて障子用框枠本体3を構成し、内周縁
に形成される室内面、室外面の受け部24にガラス板4
を嵌め付け、シール材5で固定して液密に、気密に密閉
する空間部6を形成して複層ガラス障子1を製造するこ
とができる。
【0023】前記した本発明の第3実施例においては、
ロールフォーミングした框部材2の表面に乾燥剤収納枠
材8を設け、隅角部を構成する4点で直角に屈曲成形し
て端部を溶接加工することにより、額縁状の障子用框枠
本体3を組み付けて、室内面、室外面にガラス板を嵌め
付けてシール材5で固定することにより、複層ガラス障
子1を製造することもできる。
【0024】この本発明の第3実施例によれば、框部材
2がロールフォーミングによる中空な枠部材であるか
ら、きわめて簡単な製造方法によって、強度の高い複層
ガラス障子を製造することができ、また軽量であって多
目的のサッシとして利用することができる。また、前記
第2実施例と同様に、乾燥剤収納枠材8は框部材2と別
に成形してあるので、上下の横框部材、左右の縦框部材
の内の1本以上に設けて、空間部6を乾燥状態に維持さ
せることができる。
【0025】図7に示す本発明の第4実施例は、上横框
部材2−1−1の見付け寸法が下横框部材2−1−2の
見付け寸法より短くて、しかも框部21とスペーサ部2
2との見込み寸法がほぼ等しくなっている構成であり、
また框表面211とスペーサ表面221とにガラス板4
が添設されてシール材5により固定されている構成であ
る。そして、前記スペーサ部22は、乾燥剤収納枠材を
兼ねている。
【0026】上記第4実施例においても、各框部材2に
よって予め障子用框枠本体3を組み立てた後、室内側、
室外側にガラス板4を添設し、シール材5で密に固定す
る。
【0027】上記第4実施例によれば、各框部材4の框
表面211と、スペーサ表面221とでガラス板4が固
定されているし、2枚のガラス板が框部材2の表面によ
り最大限に離隔して対向状に設置されているので、障子
に作用する風圧などの強度を複層ガラス自体で補うこと
ができる。したがって、框部材に大きな強度を期待する
必要がないので、本実施例の複層ガラス障子1は、上横
框部材2−1−1では上面が開放する溝状の断面にして
鴨居のレールを嵌め込み、下横框部材2−1−2では下
面が開放する溝状の断面にして戸車を取り付け、敷居の
レールに載せて引き違い障子に利用することができる。
また、2枚のガラス板が最大限に離隔して設置されてい
るので対向間隔が大きくなり、そのためにブラインドB
などを収納することができる。
【0028】図8に示す本発明の第5実施例は、前記第
4実施例と同様の構成であるが、前記上横框部材2−1
−1と下横框部材2−1−2との端縁に、前記ガラス板
4の端縁の外側を覆う保護片25を延在させて設け、ガ
ラス板4の端縁部分と保護片25との間にもシール材5
を介在させてある構成において相違する。したがって、
前記第4実施例と同様の作用効果を奏するものである
が、さらにガラス板の端縁を補強して風圧などの強度を
高めることができる。
【0029】図9に示す本発明の第6実施例は、前記第
4実施例と同様に上横框部材2−1−1の見付け寸法が
下横框部材2−1−2の見付け寸法より短くて、しかも
框部21とスペーサ部22との見込み寸法がほぼ等しく
なっている構成であり、また框表面211とスペーサ表
面221とにガラス板4が添設されてシール材5により
固定されている構成である。そして、前記スペーサ部2
2の対向する内面に、見込み寸法がスペーサ部22より
短い乾燥剤収納枠材8を設けている。前記乾燥剤収納枠
材8は、框部材とは別に成形して取り付けた構成である
から、横框部材、縦框部材の何れか1本以上に設けて空
間部6を乾燥状態に維持させることができる。
【0030】上記第6実施例においても、各框部材2に
よって予め障子用框枠本体3を組み立てた後、室内側、
室外側にガラス板4を添設し、シール材5で密に固定す
る。
【0031】上記第6実施例によれば、前記第4実施例
と同様に各框部材4の框表面211と、スペーサ表面2
21とでガラス板4が固定されているし、2枚のガラス
板が框部材2により最大限に離隔して対向状に設置され
ているので、障子に作用する風圧などの強度を複層ガラ
ス自体で補うことができる。したがって、框部材に大き
な強度を期待する必要がないので、本実施例の複層ガラ
ス障子1は、上横框部材2−1−1では上面が開放する
溝状の断面にして鴨居のレールを嵌め込み、下横框部材
2−1−2では下面が開放する溝状の断面にして戸車を
取り付け、敷居のレールに載せて引き違い障子に利用す
ることができる。また、乾燥剤収納枠材8は、必要な框
部材にのみ設けることができるので、その分だけ低廉な
障子を供することができる。
【0032】図10に示す本発明の第7実施例は、框部
21とスペーサ部22とを有し、またガラス板4の側縁
を嵌め付ける段状の受け部24を室外側、室内側に設け
た上下の横框部材2−1及び左右の縦框部材(図示せ
ず)の見込み寸法を長くして、室内側に框延長部26を
設け、この各框部材によって障子用框枠部材3を予め組
み付けた構成である。そして、各框部材の框延長部26
によって構成される部分に、例えばよろい戸9やブライ
ンド(図示せず)を組み込んで複層ガラス障子1の付加
価値を高めることができる。
【0033】なお、図7から図10の各実施例におい
て、説明していない符号は前記第1実施例などの同一符
号と同一の構成であるから、詳細な説明を省略する。
【0034】以上本発明を図面に示す複数の実施例に基
づいて説明したが、本発明は前記各実施例に限定される
ものではなく、特許請求の範囲に記載された構成を変更
しない限り、どのようにでも実施することができる。例
えば、框部材の必要な位置に召し合わせ、補強部材、取
っ手などを設けることができるし、框部とスペーサ部と
の構成も前記各実施例に限定されるものではない。ま
た、前記各実施例では引き違い障子に基づいて説明した
が、片引き障子、回転障子、すべり出し障子、嵌め殺し
障子などあらゆる種類の障子に利用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば、框部
と、該框部の一側面に一体的に設けたスペーサ部とで框
部材を構成し、該框部材を、前記スペーサ部が内側にな
るように予め枠組みした障子用框枠本体の室外面および
室内面に、前記スペーサ部を挟んでそれぞれガラス板が
シール材で固定されていることを特徴とする。
【0036】したがって、2枚のガラス板の対向する間
隔を、障子の最大限にまで離隔することができるので、
風圧などによる障子の強度を、複層ガラスそのものによ
って作用させることができ、框部材によって作用させる
必要がない。このため、框部材は強度の低い構成でよ
く、低廉な障子を供することができる。また、2枚のガ
ラス板の対向間隔を大きくすることにより、充分な空気
層が発生して断熱機能を著しく向上させることができ
る。また、周縁が框部だけであるから、現在の建築業界
で要求されているフレームレスなデザインでシンプルな
視覚を与えるスリムな複層ガラスの障子を供することが
できる。
【0037】また、予め枠組みされた障子用框枠本体の
室内側と室外側とにガラス板をあてがってシール材で密
に固定するだけであるから、ガラス板の取扱工程で障子
を製造することができる。したがって、従来のように、
ガラス板の取扱工程で複層ガラスを製造し、流通過程を
経て障子の組立工程でグレーチングチャンネルを介して
框を固定する工程によって障子を製造する複雑な過程を
要することなく、ガラス板の製造工場から直接建築現場
に搬入することができ、物流経費や製造時間の軽減によ
って低廉で、商品価値の高い障子を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複層ガラス障子を製造する過程の概略
斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例の一部を拡大した正面図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例の縦断面図である。
【図4】図3の横断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の縦断面図である。
【図6】本発明の第3実施例の一部の横断面図である。
【図7】本発明の第4実施例の縦断面図である。
【図8】本発明の第5実施例の縦断面図である。
【図9】本発明の第6実施例の縦断面図である。
【図10】本発明の第7実施例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 複層ガラス障子 2 框部材 2−1 横框部材 2−1−1 上横框部材 2−1−2 下横框部材 2−2 縦框部材 3 障子用框枠本体 4 ガラス板 5 シール材 6 空間部 7 戸車 8 乾燥剤収納枠材 21 框部 211 框表面 22 スペーサ部 221 スペーサ表面 23 乾燥剤 24 段状の受け部 25 保護片 26 框延長部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E016 AA03 BA01 BA02 CA01 CB01 CC02 HA03 HA04 JA01 KA02 KA05 KA06 LA01 LB09 LC02 MA01 MA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 框部と、該框部の一側面に一体的に設け
    たスペーサ部とで框部材を構成し、該框部材を、前記ス
    ペーサ部が内側になるように予め枠組みした障子用框枠
    本体の室外面および室内面に、前記スペーサ部を挟んで
    それぞれガラス板がシール材で固定されていることを特
    徴とする複層ガラス障子。
  2. 【請求項2】 前記框部材は、框部と、該框部より見込
    み寸法が短いスペーサ部とを一体に設けた構成で、前記
    框部とスペーサ部との見込み寸法の差により形成される
    室外側及び室内側の段状受け部にガラス板を嵌め込んで
    シール材で固定されている請求項1に記載の複層ガラス
    障子。
  3. 【請求項3】 前記框部材は、框部とスペーサ部との見
    込み寸法がほぼ等しくて、框部表面及びスペーサ部表面
    のほぼ全面にガラス板がシール材で固定されている請求
    項1に記載の複層ガラス障子。
  4. 【請求項4】 框部材のスペーサ部に乾燥剤が封入され
    ている請求項1から3の何れか1項に記載の複層ガラス
    障子。
  5. 【請求項5】 上下の横框部材、左右の縦框部材の内の
    1本以上に、スペーサ部の内側に位置するようにして乾
    燥剤収納枠材を設けてある請求項1から3の何れか1項
    に記載の複層ガラス障子。
  6. 【請求項6】 框部と、該框部の一側面に一体的に設け
    たスペーサ部とで框部材を構成し、該框部材を、前記ス
    ペーサ部が内側になるように予め枠組みした障子用框枠
    本体の室外面および室内面に、前記スペーサ部を挟んで
    それぞれガラス板をシール材で固定するようにしたこと
    を特徴とする複層ガラス障子の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記框部材は、框部と、前記框部より見
    込み寸法が短いスペーサ部とを一体に設けた構成で、前
    記框部とスペーサ部との見込み寸法の差により形成され
    る室外側及び室内側の段状受け部にガラス板を嵌め込ん
    でシール材により固定するようにした請求項6記載の複
    層ガラス障子の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記框部材は、框部とスペーサ部との見
    込み寸法がほぼ等しくて、框部表面及びスペーサ部表面
    のほぼ全面にガラス板をシール材で固定するようにした
    請求項6に記載の複層ガラス障子の製造方法。
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