JP2003117127A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2003117127A
JP2003117127A JP2001313815A JP2001313815A JP2003117127A JP 2003117127 A JP2003117127 A JP 2003117127A JP 2001313815 A JP2001313815 A JP 2001313815A JP 2001313815 A JP2001313815 A JP 2001313815A JP 2003117127 A JP2003117127 A JP 2003117127A
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game ball
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JP2001313815A
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English (en)
Inventor
Hachiro Omotegawa
八郎 表側
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉じかけた入賞手段の開閉扉に遊技球が挟ま
れて開閉扉が閉鎖できなくなる不具合を防止できる弾球
遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技盤13の前側に向けて開口する入賞
口と、入賞口の前側にその下部側の水平枢軸47により
前向きに開閉可能に軸支され且つ入賞口を遊技球が入賞
可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な
開閉扉32とを有する入賞装置25を備えた弾球遊技機
で、開閉扉32の裏側に、その上縁部に沿って開閉扉3
2の面外方向に傾斜する傾斜部64a,64bを設けた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機には、遊技盤
の前側に向けて開口する例えば横長矩形状の入賞口と、
この入賞口の前側に設けられ且つ下部側の横軸廻りに開
閉可能な開閉扉とを有する、所謂大入賞手段を備えたも
のが知られている。
【0003】この大入賞手段は、通常の遊技状態では開
閉扉が入賞口を閉鎖して遊技球が入賞不可能な状態とな
っており、例えば所定の始動手段への遊技球の入賞等を
契機として変動表示される遊技図柄が予め定められた特
定態様となるなどの所定の条件が満たされたときに、開
閉扉が前側に開放され、その上に落下してきた遊技球を
入賞口内に誘導し、遊技者に多大な利益を還元するよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】大入賞手段は、例えば
チューリップ式などの入賞手段とは異なり、開閉扉が下
部側の横軸廻りに遊技盤の前側に向けて開閉するように
なっており、閉状態では開閉扉が遊技盤の前面と略面一
となって入賞口を完全に閉鎖して遊技球が入賞不可能な
状態となるため、開閉扉が閉じる際にその上縁側と入賞
口の上縁側との間に遊技球が挟まって開閉扉が閉じられ
なくなり、本来の遊技動作が行えなくなるという不具合
が発生する場合があった。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑み、閉じ
かけた入賞手段の開閉扉に遊技球が挟まれて開閉扉が閉
鎖できなくなる不具合を防止できる弾球遊技機を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技盤13の
前側に向けて開口する入賞口45と、該入賞口45の前
側にその下部側の水平枢軸47により前向きに開閉可能
に軸支され且つ前記入賞口45を遊技球が入賞可能な開
状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉扉3
2とを有する入賞装置25を備えた弾球遊技機におい
て、前記開閉扉32の裏側に、その上縁部に沿って該開
閉扉32の面外方向に傾斜する傾斜部64を設けたもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1〜図11は本発明を第1種パチ
ンコ機として具現化した第1の実施形態を例示してい
る。1は遊技機本体で、矩形状の外枠2の前側に、上下
一対のヒンジ4を介して前枠3が開閉自在に枢着されて
いる。5はガラス扉、6は前面開閉板で、これらは前枠
3の窓孔7に対応して上下に配置され、前枠3に開閉自
在に枢支されている。
【0008】8は発射用の遊技球を貯留する上皿で、前
面開閉板6の前側に装着され、上皿カバー9により覆わ
れている。また、10は余剰球等を貯留する下皿、11
は灰皿で、これらは前面開閉板6の下側で前枠3の前側
に左右に配置され、下皿カバー12により覆われてい
る。13は遊技盤で、前枠3の窓孔7に対応するよう
に、前枠3の裏側に設けられた図外の遊技盤装着枠に裏
側から着脱自在に装着され、窓孔7の下部側で前枠3の
裏側に装着された図外の支持板により下側から支持され
ている。
【0009】16は発射手段で、下皿10の一側で前枠
3の前側に装着された発射ハンドル17と、支持板の前
側に装着された発射レール18と、前枠3の裏側に配置
された発射モータ19及び打撃槌20等を備え、発射ハ
ンドル17を操作したときに発射モータ19により打撃
槌20が作動して、前面開閉板6の裏側に装着された図
外の球送り手段により発射レール18上に1個ずつ供給
される遊技球を遊技盤13側に発射させるようになって
いる。
【0010】遊技盤13の前側には、図2に示すよう
に、発射手段16により発射された遊技球を案内するガ
イドレール21が環状に装着されると共に、そのガイド
レール21の内側の遊技領域22に、液晶表示手段2
3、特別図柄始動手段24、大入賞手段25(入賞装置
の一例)、普通図柄始動手段26、普通入賞手段27等
の各種遊技部品が配置されている。液晶表示手段23
は、遊技領域22の略中央に配置され、その下側に特別
図柄始動手段24と大入賞手段25とが上下に配置され
ている。また、遊技領域22の最下部には、アウト口2
8が設けられている。
【0011】液晶表示手段23は、特別図柄表示手段2
9を構成するもので、更にその上部に普通図柄表示手段
30が設けられている。
【0012】普通図柄表示手段30は、1個又は複数
個、例えば1個の普通図柄を表示可能な例えば7セグメ
ント等の表示手段により構成され、通過ゲート等よりな
る普通図柄始動手段26が遊技球を検出することを条件
に普通図柄が所定時間変動して停止するようになってい
る。
【0013】特別図柄始動手段24は、例えば左右一対
の開閉爪31を備えた電動チューリップ等の開閉入賞手
段により構成されており、普通図柄表示手段30の変動
後の停止図柄が予め定められた「7」等の当たり態様と
なったときに、開閉爪31を所定時間(例えば0.2秒
間)開放するようになっている。
【0014】特別図柄表示手段29は、1個又は複数
個、例えば左右方向に3個の特別図柄を液晶表示手段2
3の例えば上下方向略中央部分に表示し、特別図柄始動
手段24が遊技球を検出することを条件に、各特別図柄
が上下方向又は左右方向にスクロールする等、所定の変
動パターンで所定時間変動して停止するようになってい
る。
【0015】特別図柄表示手段29の変動後の特別図柄
が所定の大当たり態様(全て同種図柄となるなどの所定
の組み合わせ)となった場合には、大入賞手段25の開
閉扉32が開放して遊技球が入賞可能な状態となり、遊
技者に多大な利益が還元されるようになっている。
【0016】大入賞手段25は、図3に示すように、本
体ケース41と、後部構造体42と、開閉扉32とを備
えており、遊技盤13の取り付け孔13aに前側から例
えば圧入により着脱自在に装着されている。本体ケース
41は、取り付け孔13aの内面側に沿って形成された
枠体部43と、その枠体部43の前側を覆う装飾カバー
44とを一体に備えている。
【0017】装飾カバー44は遊技盤13の盤面に平行
な板状で、その周縁部が枠体部43の外側に張り出す鍔
部44aとなっており、その鍔部44aの裏面側には遊
技盤13の前面側に設けられた位置決め孔に対応する複
数の位置決め突起(図示省略)が設けられている。大入
賞手段25が遊技盤13の取り付け孔13aに前側から
装着されたとき、装飾カバー44の鍔部44aは、位置
決め突起を遊技盤13側の位置決め孔に嵌合させた状態
で遊技盤13の前面側に当接するようになっている。な
お、装飾カバー44の左右両端側には普通入賞手段27
が設けられている。
【0018】装飾カバー44には、枠体部43よりも内
側の左右方向中央部分に、横長矩形状の入賞口45が枠
体部43の上縁側に沿って形成されており、この入賞口
45の前側を塞ぐように開閉扉32が取り付けられてい
る。装飾カバー44の裏面側には、図3及び図6に示す
ように、入賞口45の左右両縁部に沿って前部側壁46
が後方に向けて突設されており、その後縁側には、開閉
扉32側の左右の枢軸47を回動自在に軸支する軸受け
部48が、後方に開口する凹状に形成されている。な
お、前部側壁46の前後方向の幅は、軸受け部48が形
成できる程度、即ち枢軸47の直径よりも若干大きく形
成されている。
【0019】枠体部43は、その前後方向長さが遊技盤
13の厚さと略等しく形成されており、上壁部43aの
下面側には、開閉扉32の閉鎖方向への移動を規制する
突条部49が一体に設けられている。
【0020】開閉扉32は、図3〜図11に示すよう
に、入賞口45を略塞ぐ大きさに形成された矩形状の扉
本体51と、この扉本体51の下部側両側部から左右に
突出する枢軸47と、扉本体51の側縁部に沿って配置
された左右の側板部52,53と、扉本体51の上縁部
に沿って配置された突出部54とを一体に備え、枢軸4
7が前部側壁46側の軸受け部48により回動自在に軸
支されており、後述する開閉扉駆動用ソレノイド58の
駆動により前側に開いて、遊技領域22を落下する遊技
球を入賞口45内の入賞室45aに案内するようになっ
ている。
【0021】側板部52,53は、扉本体51の上端部
側から下端部側に向けて扉本体51の前後に徐々に広が
る側面視山形状に形成されている。側板部52,53の
前側には、図3等に示すように、扉本体51の下端部よ
りも若干上側の位置に前方突起部55が一体に形成され
ている。この前方突起部55は、開閉扉32が前側に開
いてその上端側がガラス扉5のガラス板5aに近接する
位置にきたときに装飾カバー44の前側に当接して、開
閉扉32の開放方向への移動をその位置で規制するよう
になっている。
【0022】側板部52,53の後側下部には、扉本体
51の斜め下方に向けて大きく突出する後方突起部56
が形成されている。側板部52側の後方突起部56は、
開閉扉32が前側に開いてその上端側がガラス扉5のガ
ラス板5aに近接する位置にきたときに後述する開放規
制部57に下側から当接して、開閉扉32の開放方向へ
の移動をその位置で規制するようになっている。また、
側板部53側の後方突起部56には、後述する開閉扉駆
動用ソレノイド58に連結された駆動連結部材59が嵌
合する凹状の駆動受け部60が後ろ向きに一体に設けら
れている。
【0023】突出部54は、扉本体51の裏面側に突出
する形状に形成されており、扉本体51の上縁部に沿っ
てその左右方向全域にわたって設けられている。この突
出部54は、例えば図11に示すように、扉本体51に
略垂直な上端面61と、この上端面61と鋭角をなす傾
斜面62とで断面尖形状に形成されており、開閉扉32
が入賞口45を閉鎖したときに枠体部43側の突条部4
9に前側から当接して、開閉扉32の閉鎖方向への移動
がその位置で規制されるようになっている。
【0024】突出部54の先端部分、即ち上端面61と
傾斜面62との交線は、その左右方向中央部63を後ろ
向きの頂点としてその左右両側で扉本体51の面外方向
に傾斜する左右対称の傾斜部64を形成している。即
ち、上端面61は傾斜部64を構成する左右傾斜部64
a,64bを2辺に持つ1つの五角形、傾斜面62は左
右傾斜部64a,64bを夫々1辺に持つ左右2つの四
角形(左傾斜面62a,右傾斜面62b)により構成さ
れている。
【0025】傾斜面62は、開閉扉32が開放状態にあ
るときに上方から落下してきた遊技球を後向き、即ち入
賞口45内に案内するようになっている。また、傾斜部
64は、開閉扉32が閉じる際にその上縁側と入賞口4
5の上縁側との間に遊技球が挟まれたとき、その遊技球
を左右方向に案内しつつ遊技盤13の下方、或いは入賞
口45側に誘導して球詰まりを防止するようになってい
る。
【0026】後部構造体42は、図3,図4,図6等に
示すように、本体ケース41の後側に着脱自在に装着さ
れており、本体ケース41側の枠体部43の後縁側に着
脱自在に装着される支持板71を備えている。
【0027】支持板71は、枠体部43を後側から略塞
ぐように取り付けられており、その前面側には、開閉板
32の左右両側に設けられ且つその前縁側が本体ケース
41側の前部側壁46の後縁側に当接する左右一対の後
部側壁72が一体に設けられている。この後部側壁72
により、軸受け部48が後側から閉鎖され、開閉扉32
の枢軸47が軸受け部48内に保持されるようになって
いる。左側の後部側壁72の入賞室45a側には、開放
規制部57が、支持板71側に跨って一体に設けられて
いる。
【0028】更に、支持板71の前面側には、開閉扉3
2の駆動受け部60を入賞室45a側から覆うカバー壁
73が、後部側壁72と平行に一体に設けられている。
このカバー壁73、左側の後部側壁72、及び支持板7
1により入賞室45aの左右及び後方の三方が取り囲ま
れている。
【0029】支持板71の下部側には、入賞口45の後
側下部に特定通路部74と一般通路部75とを形成する
入賞案内ケース部76が、支持板71の後側に張り出す
ように一体に設けられている。特定通路部74と一般通
路部75とは、開閉扉32によって入賞口45内の入賞
室45aに案内された遊技球を夫々遊技盤13の裏側に
案内するもので、入賞室45aの右端側に左右に隣接し
て設けられている。
【0030】入賞案内ケース部76の上側には、特定通
路部74、一般通路部75を通過する遊技球を夫々検出
する特定検出スイッチ77及び一般検出スイッチ78が
着脱自在に装着されている。特定検出スイッチ77及び
一般検出スイッチ78は、後部構造体42を本体ケース
41に装着した状態で、その前端部側が装飾カバー44
の裏面側で且つ入賞口45の下側に形成された嵌合凹部
79に嵌合するようになっている。
【0031】なお、枠体部43の下壁部43bの上面側
には、図3に示すように、特定通路部74と一般通路部
75とを通過する遊技球を夫々後向きに案内する三角状
の案内リブ80が、装飾カバー44側に跨って一体に設
けられている。
【0032】入賞室45aの下部左側には、入賞室45
a内に入った遊技球を特定通路部74及び一般通路部7
5側に案内する第1傾斜案内板81が、右下がりの傾斜
状に配置されている。また、特定通路部74と一般通路
部75との間の上側には、遊技球を一般通路部75側に
案内する第2傾斜案内板82が、右下がりの傾斜状に配
置されている。これら第1傾斜案内板81及び第2傾斜
案内板82は、例えば支持板71の前側に一体に設けら
れている。
【0033】また、特定通路部74の上側には、特定通
路部74を開閉する特定通路部開閉板83が左右方向移
動可能に配置されている。この特定通路部開閉板83
は、開閉板駆動用ソレノイド84の駆動により、特定通
路部74を閉鎖する右位置と開放する左位置との間で切
り換え可能となっている。
【0034】特定通路部開閉板83は、支持板71の後
側に配置された駆動連結部材85の前側に一体に設けら
れ、支持板71に形成された案内孔71aを介して前側
に突出しており、特定通路部74を開放した状態では第
1傾斜案内板81の下側に格納されると共に、特定通路
部74を閉鎖した状態では、上面側に設けられた右下が
りの傾斜面83aにより、遊技球を第2傾斜案内板82
を経て一般通路部75側に案内するようになっている。
【0035】開閉板駆動用ソレノイド84は、支持板7
1の裏側で且つ第1傾斜案内板81の後方に左右方向に
配置され、その可動鉄心84aが右向きに突出してバネ
により突出方向に付勢されており、この可動鉄心84a
に駆動連結部材85が固定されている。この開閉板駆動
用ソレノイド84のON/OFFにより可動鉄心84
a、駆動連結部材85を介して特定通路部開閉板83が
左右方向に移動して、特定通路部74を開閉するように
なっている。
【0036】支持板71の裏側で且つ入賞案内ケース部
76の右側には、開閉扉32を開閉するための開閉扉駆
動用ソレノイド58が上下方向に配置され、その可動鉄
心58aが下向きに突出してバネにより突出方向に付勢
されている。可動鉄心58aには、駆動連結部材59の
一端側が固定されており、図4に示すように、その駆動
連結部材59の他端側が支持板71の図示しない案内孔
を介して開閉扉32側の駆動受け部60に後側から嵌合
している。開閉扉駆動用ソレノイド58のON/OFF
を切り換えることにより可動鉄心58a及び駆動連結部
材59が上下に移動し、この上下動が駆動受け部60に
伝達されて枢軸47廻りの回転運動となり、開閉扉32
が前後に開閉するようになっている。
【0037】次に上記パチンコ機における動作について
説明する。ゲームに際して発射手段16により遊技球を
発射すると、その遊技球はガイドレール21を経て遊技
領域22に入った後、その遊技領域22内を落下する間
に普通入賞手段27等に入賞するか、普通図柄始動手段
26を通過しながら下方へと落下する。
【0038】遊技球が普通図柄始動手段26を通過する
と、普通図柄表示手段30の普通図柄が所定時間変動し
た後に当たり態様、外れ態様の何れかで停止する。普通
図柄の変動後の停止図柄が「7」等の当たり態様となっ
た場合には、特別図柄始動手段24の開閉爪31が所定
時間(例えば0.2秒間)開放し、この特別図柄始動手
段24に遊技球が入賞し易くなる。
【0039】特別図柄始動手段24の開閉爪31が開放
して遊技球が入賞し、この特別図柄始動手段24が遊技
球を検出すると、特別図柄表示手段29の特別図柄が所
定の変動パターンに従って所定時間変動した後、大当た
り態様、外れ態様の何れかで停止する。特別図柄の変動
後の停止図柄が「7・7・7」等の大当たり態様となっ
た場合には、大入賞手段25の開閉扉32が前側に開放
する。
【0040】即ち、開閉扉駆動用ソレノイド58がON
され、可動鉄心58a及び駆動連結部材59が上昇して
駆動受け部60が上向きに押し上げられ、開閉扉32が
枢軸47廻りに回動して前上がり状に開放した状態(図
3に2点鎖線で示す状態)となる。このとき、左右側板
部52,53の前方突起部55が装飾カバー44の前側
に当接し、且つ左側板部52の後方突起部56が開放規
制部57の下側に当接して、開閉扉32の開放がその位
置で規制されると共に、開閉扉32の上端側がガラス扉
5のガラス板5aに近接する。
【0041】また、開閉扉32の開放と同時に、開閉板
駆動用ソレノイド84がONされて可動鉄心84a及び
駆動連結部材85が左方向に移動し、これによって特定
通路部開閉板83が特定通路部74の上方から第1傾斜
案内板81の下側に退去して特定通路部74が開放され
る。
【0042】開閉扉32が開放すると、遊技領域22内
を落下してくる遊技球の多くが開閉扉32に案内されて
入賞口45内に吸い込まれていく。このとき、例えばガ
ラス扉5側の取り付けガタの影響でガラス板5aが通常
よりも前側の位置にあったり、或いは何らかの理由で開
閉扉32の開放角度が通常よりも小さい等の理由によ
り、開閉扉32の上端側とガラス板5aとの間の隙間が
通常よりも大きくなって遊技球が開閉扉32の突出部5
4とガラス板5aとの間に載ってしまったとしても(図
7及び図8)、その遊技球は突出部54の先端側の傾斜
部64に案内されて左右何れかの方向に転がっていくた
め、開放状態の開閉扉32上に遊技球が引っ掛かってし
まうことはない。
【0043】開閉扉32に案内されて入賞口45内の入
賞室45aに入った遊技球は、第1傾斜案内板81によ
って右向きに案内されて特定通路部74、一般通路部7
5の何れかを通過する。特定通路部74を通過する遊技
球は特定検出スイッチ77で、一般通路部75を通過す
る遊技球は一般検出スイッチ78で夫々検出された後、
案内リブ80によって後方に案内され、遊技盤13の裏
側から下向きに排出される。
【0044】開閉扉32は、開放してから所定時間(例
えば30秒)が経過するか、或いは所定時間内に所定数
(例えば10個)の遊技球が入賞することにより閉鎖さ
れる。即ち、開閉扉駆動用ソレノイド58がOFFされ
て可動鉄心58a及び駆動連結部材59が下降し、駆動
受け部60が下向きに押し下げられて開閉扉32が枢軸
47廻りに回動して入賞口45を閉鎖する。そして、特
定通路部74を遊技球が通過することを条件に、最大所
定回数(例えば16回)まで開閉を繰り返す。
【0045】なお、遊技球が特定通路部74を通過する
と、開閉板駆動用ソレノイド84がOFFされて可動鉄
心84a及び駆動連結部材85が右方向に移動し、これ
によって特定通路部開閉板83が第1傾斜案内板81の
下側から特定通路部74の上方に進出して特定通路部7
4が閉鎖される。特定通路部74が閉鎖された後に入賞
室45aに入った遊技球は、第1傾斜案内板81、特定
通路部開閉板83、及び第2傾斜案内板82によって右
向きに案内され、その全てが一般通路部75を通過す
る。
【0046】開閉扉32が閉じる際、例えば遊技球が開
閉扉32の上縁側と入賞口45の上縁側との間に挟まっ
た場合でも(図9及び図10)、開閉扉32の上縁側に
設けられた突出部54の先端側には開閉扉32の面外方
向に傾斜する傾斜部64が形成されているため、遊技球
はその傾斜部64によって入賞口45の上縁側に押し付
けられることによって左右方向への分力が作用する。こ
の分力により、開閉扉32の上縁側と入賞口45の上縁
側との間に挟まった遊技球は左右方向の何れかに移動し
て遊技盤13の下方、或いは入賞口45側に落下するた
め、開閉扉32の上縁側と入賞口45の上縁側との間で
遊技球が停止してしまうことはなく、開閉扉32が閉じ
られなくなって本来の遊技動作が行えなくなる不具合を
未然に防止できる。
【0047】以上説明したように、本実施形態では、大
入賞手段25の開閉扉32の裏側に、その上縁部に沿っ
て開閉扉32の面外方向に傾斜する傾斜部64を設けて
いるため、開閉扉32の上縁側と入賞口45の上縁側と
の間で遊技球が停止してしまうことはなく、開閉扉32
が閉じられなくなって本来の遊技動作が行えなくなる不
具合を未然に防止できる。
【0048】また、傾斜部64を、開閉扉32の裏面側
に突出する突出部54上に設けているため、遊技球がよ
り挟まりにくくなっている。
【0049】更に、傾斜部64をその左右方向中央部6
3が開閉扉32の後方に向けて突出するように略左右対
称に形成しているため、遊技球が左右均等に振り分けら
れ、遊技球の流下方向に偏りが生じることがない。
【0050】また、傾斜部64は開閉扉32の上縁部の
略全域にわたって設けられているため、左右方向のどの
位置でも開閉扉32の上縁側と入賞口45の上縁側との
間に挟まった遊技球を確実に案内して遊技球の詰まりを
確実に防止できる。
【0051】傾斜部64の下部側に、遊技球を入賞口4
5側に案内する傾斜面62を設けているため、開閉扉3
2の上縁側と入賞口45の上縁側との間に挟まりかけた
遊技球を入賞口45側にスムーズに案内できる。
【0052】図12は本発明の第2の実施形態を例示
し、開閉扉32の扉本体51の裏面側上部をその左右方
向中央部分から左右両端側にかけて徐々に薄肉状に形成
して、その上縁部に沿って開閉扉32の面外方向に傾斜
する傾斜部64を形成した例を示している。このよう
に、傾斜部64は必ずしも開閉扉32の裏側に突出する
突出部54上に設ける必要はない。
【0053】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、本発明はこれら各実施形態に限定されるものでは
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が
可能である。例えば、傾斜部64は左右非対称に形成し
てもよい。また、開閉扉32の上端面61には装飾を施
してもよい。
【0054】大入賞手段25は、内部に例えば3つの通
路を設け、それら3つの通路の1つを特定通路部74と
してもよく、上記実施形態のように必ずしも特定通路部
74を開閉する特定通路部開閉板83を備えた構成とす
る必要はない。
【0055】更に、実施形態では第1種パチンコ機を例
に挙げて説明したが、第2種パチンコ機、第3種パチン
コ機、アレンジボール機、雀球遊技機等のその他の弾球
遊技機であっても、上記大入賞手段と同様の構成を有す
る入賞装置を有するものであれば同様に実施可能である
ことは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、遊技盤13の前側に向
けて開口する入賞口45と、入賞口45の前側にその下
部側の水平枢軸47により前向きに開閉可能に軸支され
且つ入賞口45を遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可
能な閉状態とに切り換え可能な開閉扉32とを有する入
賞装置25を備えた弾球遊技機において、開閉扉32の
裏側に、その上縁部に沿って該開閉扉32の面外方向に
傾斜する傾斜部64を設けているため、開閉扉32の上
縁側と入賞口45の上縁側との間に挟まった遊技球は左
右方向の何れかに移動して遊技盤13の下方、或いは入
賞口45側に落下し、開閉扉32の上縁側と入賞口45
の上縁側との間で遊技球が停止してしまうことはなく、
開閉扉32が閉鎖できなくなって本来の遊技動作が行え
なくなる不具合を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正
面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の遊
技盤の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の大
入賞手段の縦断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の大
入賞手段の部分断面斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の開
閉扉開放状態での大入賞手段の正面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の開
閉扉開放状態での横断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態における開閉扉の上縁
側に遊技球が載った状態を示す大入賞手段の縦断面図で
ある。
【図8】本発明の第1の実施形態における開閉扉の上縁
側に遊技球が載った状態を示す大入賞手段の斜視図であ
る。
【図9】本発明の第1の実施形態における開閉扉の上縁
側と入賞口の上縁側との間に遊技球が挟まった状態を示
す大入賞手段の縦断面図である。
【図10】本発明の第1の実施形態における開閉扉の上
縁側と入賞口の上縁側との間に遊技球が挟まった状態を
示す大入賞手段の斜視図である。
【図11】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の
開閉扉の部分断面斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を示すパチンコ機の
開閉扉の部分断面斜視図である。
【符号の説明】
13 遊技盤 25 大入賞手段 32 開閉扉 45 入賞口 47 枢軸 54 突出部 62 傾斜面 63 左右方向中央部 64 傾斜部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤(13)の前側に向けて開口する
    入賞口(45)と、該入賞口(45)の前側にその下部
    側の水平枢軸(47)により前向きに開閉可能に軸支さ
    れ且つ前記入賞口(45)を遊技球が入賞可能な開状態
    と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉扉(3
    2)とを有する入賞装置(25)を備えた弾球遊技機に
    おいて、前記開閉扉(32)の裏側に、その上縁部に沿
    って該開閉扉(32)の面外方向に傾斜する傾斜部(6
    4)を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記傾斜部(64)を、前記開閉扉(3
    2)の裏面側に突出する突出部(54)上に設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記傾斜部(64)を、その左右方向中
    央部(63)が前記開閉扉(32)の後方に向けて突出
    するように形成したことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記傾斜部(64)は、前記開閉扉(3
    2)の上縁部の略全域にわたって設けられていることを
    特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記傾斜部(64)の下部側に、遊技球
    を前記入賞口(45)側に案内する傾斜面(62)を設
    けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の弾
    球遊技機。
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