JP2003111988A - ミシンの布送り差動機構 - Google Patents

ミシンの布送り差動機構

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ズボンの裾を三つ巻縫いするミシンにおい
て、上下一対の布送りローラの回転速度を各々独自に変
えられる安価な布送り差動機構を提供する。 【解決手段】 上送りローラ6は、上送り軸3、上送り
第2ギヤ2、上送り第1ギヤ1を介して、また下送りロ
ーラ18は、下送り第4ギヤ15、下送り第3ギヤ1
4、中空連動軸13、下送り第2ギヤ12、下送り第1
ギヤ11を介して各々送りローラ駆動軸20に連結さ
れ、また中空連動軸13と送りローラ駆動軸20はミシ
ンベッド42中央に固定されたブロック状の軸受5に、
上送り軸3は中空連動軸13内に、各々回転可能に設け
たミシンの布送り差動機構。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、筒状の裾周りの布
地を上下一対の送りローラにて挟圧しながら送るズボン
の裾を三つ巻縫いするミシンの布送りローラ機構に関す
るものであり、上下一対の送りローラの回転を各々独自
に変えられるようにしたことを特徴とするものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ズボンの裾を三つ巻縫いするミシ
ン(以下、単に「ミシン」とも言う)として、特許第3
0038577号のズボンの裾を三つ巻するミシンの布
送りローラ機構がある。このミシン40における布送り
ローラ機構70は、図5に示すように、サーボモータ7
1及び72を駆動源としてベルト、軸、ギヤ等を介して
上送りローラ6及び下送りローラ18を各々独自に回転
させるように構成され、それらのサーボモータを制御部
を介して任意にコントロールすることにより、種々の布
地特有の性質(特に伸縮性)の違いによって発生する布
地の移送量の変化に対応して上下の送りローラ6と18
の回転を各々任意に変えて、端部を折り曲げた裾周り布
60の外側と内側の布地61と62が互いに同期して移
動するようにしたものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の布送りロー
ラ機構70においては、上下の送りローラ6、18を各
々別個に駆動するためにミシン上軸41の駆動用モータ
とは別に前記サーボモータ2台が必要となり、またそれ
らの駆動用制御装置に加えミシン上軸41との同期回転
用制御システムが必要となり、製作費が非常に高価とな
る欠点があった。 【0004】そこで、本発明は、ズボンの裾を三つ巻縫
いするミシンにおいて、安価にて製作可能な、上下の布
送りローラの回転速度を各々独自に変更しうる上下布送
りローラ差動機構を提供することを技術的課題とするも
のである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、端部を外側に
二つ折りにされた筒状の裾周り布60を内側より張る裾
ガイドローラ51と裾周り布60の外側の布地61を折
り込む折り曲げガイド52とを備え、上軸41の回転に
より縫い針45を作動し、この縫い針45の側部に配置
した上下一対の上送りローラ6と下送りローラ18にて
裾周り布60の布地を挟圧しながら前記縫い針45の下
方へ移送することによりズボンの裾を三つ巻縫いするミ
シンにおいて、裾ガイドローラ51にて筒状の裾周り布
60を内側より張った後、折り曲げガイド52を裾周り
布60の外側の布地61をすくうように寄せた状態で、
縫い針45を作動させない最初の三つ巻形成時にはブレ
ーキ付モータ28により駆動され、縫い針45作動時に
は前記上軸41により駆動される送りローラ駆動軸20
を介して該送りローラ駆動軸20の下送り第1ギヤ11
と中空連動軸13上の下送り第2ギヤ12との歯数比に
よって回転速度が決まる下送りローラ18及び該送りロ
ーラ駆動軸20の上送り第1ギヤ1と上送り軸3の上送
り第2ギヤ2との歯数比によって回転速度が決まる上送
りローラ6にて裾周り布60の布地を挟圧しながら、そ
の内側の布地62と外側の布地61を各々独自の速度で
移送するように構成してあるズボンの裾を三つ巻縫いす
るミシンの布送り差動機構である。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の代表的な実施の形
態を図面に基づき説明する。図1は、本発明に係るズボ
ンの裾を三つ巻縫いするミシン40の布送りローラ差動
機構10を簡略的に図示した右側面図で、図中、左側が
ミシン40の前部、右側が後部である。図2は、図1の
左方より見た部分正面図で、図中の6はミシン40の縫
い針45の左側部に上下動可能に設けられた上送りロー
ラで、18はミシン40の針板47の左側部に設けられ
た下送りローラである。 【0007】そして、この上下一対の送りローラ6と1
8は、従来の上下の送りローラと同形態のもので、各々
がN矢印方向及びS矢印方向へ回転することにより、一
点鎖線で示されているズボンの裾周り布60の布地を左
方向(Q矢印方向)へ移送し得るようになっている。 【0008】また、図2、図3で示すように、このミシ
ン40は端部を二つ折りにされたズボンの裾周り布60
を裾ガイドローラ51により内側から張った状態にて折
り曲げガイド52を裾周り布60に係合させ、先ず上下
の送りローラ6と18を回転させて裾周り布60の布地
を挟圧しながらQ矢印方向へ移送させることにより、縫
製に先立って裾周り布60に最初の三つ巻65を形成
し、次いで押え金46を下げて縫い針45を上下動させ
ると共に、前記上下の送りローラ6と18を再度回転さ
せることにより、裾周り布60の布地をQ矢印方向に移
送して三つ巻縫いするように構成されている。 【0009】次に、本発明における前記上下送りローラ
6と18を各々独自の速度にて回転させる差動機構につ
いて説明する。すなわち、図1に示すように、上送りロ
ーラ6はフレキシブルシャフト4、上送り軸3、上送り
第2ギヤ2、上送り第1ギヤ1を介して、また下送りロ
ーラ18は下送り軸16、下送り第4ギヤ15、下送り
第3ギヤ14、中空連動軸13、下送り第2ギヤ12、
下送り第1ギヤ11を介して各々送りローラ駆動軸20
に連結される。また中空連動軸13と送りローラ駆動軸
20はミシンベッド42の中央に固定されたブロック状
の軸受5に、上送り軸3は中空連動軸13内に、各々回
転可能に設ける。これにより、上送りローラ6は上送り
第1ギヤ1と上送り第2ギヤ2の歯数比により、また下
送りローラ18は下送り第1ギヤ11と下送り第2ギヤ
12の歯数比により各々独自に回転速度を決めることが
できる。 【0010】また、下送り第1ギヤ11と上送り第1ギ
ヤ1は送りローラ駆動軸20の軸端にネジ止めで固定
し、下送り第2ギヤ12は中空連動軸13の、上送り第
2ギヤ2は上送り軸3の各々の軸端にネジ止めで固定し
て、交換容易にしてある。 【0011】そして、前記の縫製に先立つ最初の三つ巻
形成時には送りローラ駆動軸20を、ミシン40の側部
に設置したブレーキ付モータ28、ワンウェイクラッチ
25を組み込んだスプロケット23、チェーン22、ス
プロケット21により回転させ、また縫い針45作動開
始と同時に送りローラ駆動軸20を、ミシンの上軸4
1、ウォーム37、ウォームホイール36、縦軸35、
ワンウェイクラッチ34、縦中間軸33、傘歯車32、
傘歯車31により回転させる。 【0012】 【作用】次に、上記のように構成されたズボンの裾を三
つ巻縫いするミシン40の布送りローラ差動機構10の
作用を説明する。あらかじめ、種々の布地特有の性質の
違いによって発生する布地の移送量の変化に対応して、
下送りローラ18の周速に対し上送りローラ6の周速を
速くする、あるいはその逆に遅くする、すなわち布を差
動送りしたいとき、所望の差動量に応じた歯数の下送り
第1及び第2ギヤ11、12、並びに上送り第1及び第
2ギヤ1、2をセットする。 【0013】そしてミシンを始動すると、上送りローラ
6と下送りローラ18が上記各ギヤの歯数によって決ま
る回転速度にて差動回転し、種々の布地特有の性質の違
いによって発生する布地の移送量の変化を修正しながら
ズボンの裾周り布60に安定した三つ巻縫いを形成す
る。 【0014】 【発明の効果】本発明によれば、ズボンの裾を三つ巻す
るミシンの布送りローラ機構において、複数のサーボモ
ータ並びにそれらの制御装置とさらにミシン上軸との同
期回転用制御システムを必要とするために製作費が非常
に高価となる従来方式を用いなくても、実使用上不足無
い機能を有しながら安価な製作費にて上と下の布送りロ
ーラの回転速度を各々独自に変えることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の布送りローラ差動機構を簡略的に示す
右側面図。 【図2】図1の左方より見た部分正面図。 【図3】上下の送りローラが作動して裾周りに最初の三
つ巻が形成された状態を示す工程図。 【図4】図3のC−C断面図。 【図5】従来の布送りローラ機構を簡略的に示す右側面
図。 【符号の説明】 1 上送り第1ギヤ 2 上送り第2ギヤ 3 上送り軸 6 上送りローラ 11 下送り第1ギヤ 12 下送り第2ギヤ 13 中空連動軸 18 下送りローラ 20 送りローラ駆動軸 25 ワンウェイクラッチ 28 ブレーキ付モータ 34 ワンウェイクラッチ 41 上軸 45 縫い針 47 針板

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 上送りローラ6は、上送り軸3、上送り
    第2ギヤ2、上送り第1ギヤ1を介して、また下送りロ
    ーラ18は、下送り第4ギヤ15、下送り第3ギヤ1
    4、中空連動軸13、下送り第2ギヤ12、下送り第1
    ギヤ11を介して各々送りローラ駆動軸20に連結さ
    れ、また中空連動軸13と送りローラ駆動軸20はミシ
    ンベッド42中央に固定されたブロック状の軸受5に、
    上送り軸3は中空連動軸13内に、各々回転可能に設け
    たミシンの布送り差動機構。
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