JP2003111793A - 開放型の使い捨ておむつ - Google Patents

開放型の使い捨ておむつ

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JP2003111793A
JP2003111793A JP2001310452A JP2001310452A JP2003111793A JP 2003111793 A JP2003111793 A JP 2003111793A JP 2001310452 A JP2001310452 A JP 2001310452A JP 2001310452 A JP2001310452 A JP 2001310452A JP 2003111793 A JP2003111793 A JP 2003111793A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 おむつの交換時にティッシュペーパーを別途
用意しなくても、着用者に付着した***物を拭き取るこ
とができる開放型の使い捨ておむつを提供する。 【解決手段】 表面シート2と裏面シート3との間にコ
ア4が介在し、前後胴周り域5,7を縦方向へ延びる胴
周り側部9,10を有する開放型の使い捨ておむつ1A
であり、おむつ1Aが、裏面シート3とコア4との間に
介在する不透液性中間シート14と、裏面シート3と中
間シート14との間に介在する拭き取りシート15,1
6と、胴周り側部9,10に形成された切り取り線1
7,18とを有し、おむつ1Aでは、切り取り線17,
18で切り離した胴周り側部9,10を横方向外方へ引
っ張ることで、拭き取りシート15,16を裏面シート
3と中間シート14との間から引き出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、***物を吸収、保
持する開放型の使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】透液性表面シートと不透液性裏面シート
との間に吸液性コアが介在し、縦方向に前胴周り域およ
び後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域
とを備え、前後胴周り域の胴周り側部どうしを連結して
着用する開放型の使い捨ておむつは公知である。そのよ
うなおむつとしては、特開平8−196565号公報や
特開平8−317950号公報に開示されている。
【0003】介助者が***物で汚れた開放型のおむつを
新しいそれに交換する手順は、以下のとおりである。介
助者は、前後胴周り域の連結を解除して着用者から汚れ
たおむつを脱がせ、着用者の臀部や股間部に付着した排
泄物をティッシュペーパーで拭き取った後、ティッシュ
ペーパーをおむつの内側に載せる。介助者は、汚れたお
むつを縦方向へ丸め、後胴周り域の胴周り側部を丸めら
れたおむつの外面に止着しておむつをゴミ箱に捨てる。
介助者は、新しいおむつの前後胴周り域の胴周り側部ど
うしを連結して着用者におむつを装着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにおむつの交
換時には、着用者に付着した***物を拭き取るためのテ
ィッシュペーパーを別途用意する必要がある。しかし、
おむつを交換する場所にティッシュペーパーが備え付け
られていなかったり、介助者がティッシュペーパーを所
持していないと、着用者に付着した***物を拭き取るこ
とができない。
【0005】本発明の課題は、おむつの交換時にティッ
シュペーパーを別途用意しなくても、着用者に付着した
***物を拭き取ることができる開放型の使い捨ておむつ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の前提は、透液性表面シートと不透液性裏面シ
ートとの間に吸液性コアが介在し、縦方向に前胴周り域
および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股
下域とを備え、前記コアの両側縁の外側に位置して前記
前後胴周り域を縦方向へ延びる第1および第2胴周り側
部を有し、前記前後胴周り域の第1胴周り側部どうしを
連結するとともに、前記前後胴周り域の第2胴周り側部
どうしを連結して着用する開放型の使い捨ておむつであ
る。
【0007】前記前提における本発明の特徴は、実質的
に不透液性の中間シートが、前記裏面シートと前記コア
との間に介在し、***物を拭き取ることが可能な少なく
とも1枚の第1拭き取りシートが、前記裏面シートと前
記中間シートとの間に介在して前記前胴周り域を横方向
へ延び、前記縦方向へ間欠的に並ぶ多数のスリットから
なる第1切り取り線が、前記第1拭き取りシートを除く
前記前胴周り域の第1胴周り側部に形成され、第1拭き
取りシートが、前記第1切り取り線の外側に位置して前
記前胴周り域の第1胴周り側部に固着された固定側部
と、前記固定側部から前記前胴周り域の第2胴周り側部
へ向かって延びる自由側部とを有し、前記おむつでは、
前記第1切り取り線で前記前胴周り域の第1胴周り側部
を該おむつから切り離すことが可能であり、かつ、切り
離した前記前胴周り域の第1胴周り側部を該おむつの横
方向外方へ引っ張ることで、前記第1拭き取りシートを
前記裏面シートと前記中間シートとの間から引き出すこ
とが可能であることにある。
【0008】本発明の実施の態様の一例としては、***
物を拭き取ることが可能な少なくとも1枚の第2拭き取
りシートが、前記裏面シートと前記中間シートとの間に
介在して前記前胴周り域を横方向へ延び、前記縦方向へ
間欠的に並ぶ多数のスリットからなる第2切り取り線
が、前記第2拭き取りシートを除く前記前胴周り域の第
2胴周り側部に形成され、第2拭き取りシートが、前記
第2切り取り線の外側に位置して前記前胴周り域の第2
胴周り側部に固着された固定側部と、前記固定側部から
前記前胴周り域の第1胴周り側部へ向かって延びる自由
側部とを有し、前記おむつでは、前記第2切り取り線で
前記前胴周り域の第2胴周り側部を該おむつから切り離
すことが可能であり、かつ、切り離した前記前胴周り域
の第2胴周り側部を該おむつの横方向外方へ引っ張るこ
とで、前記第2拭き取りシートを前記裏面シートと前記
中間シートとの間から引き出すことが可能である。
【0009】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記第1および第2拭き取りシートの自由側部が、前記
横方向へ折り畳まれた状態で前記裏面シートと前記中間
シートとの間に介在している。
【0010】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記第1および第2拭き取りシートが、ドライティッシ
ュペーパー、または、透液性のドライ繊維不織布のいず
れかである。
【0011】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記第1および第2拭き取りシートが、水とアルコール
とのうちの少なくとも一方を含むウェットティッシュペ
ーパー、または、水とアルコールとのうちの少なくとも
一方を含む透液性のウェット繊維不織布のいずれかであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照し、本発明にか
かる開放型の使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下
のとおりである。
【0013】図1,2は、使い捨ておむつ1Aの部分破
断斜視図と、図1のA−A線端面図とであり、図3,4
は、図1のB−B線端面図と、おむつ1Aの平面図とで
ある。図1,4では、横方向を矢印Xで示し、縦方向を
矢印Yで示す。図4では、第1および第2拭き取りシー
ト15,16の一部を裏面シート3と中間シート14と
の間から引き出した状態で示す。なお、表裏面シート
2,3と中間シート14との内面とは、コア4に対向す
る面をいい、それらシート2,3,14の外面とは、コ
ア4に非対向の面をいう。
【0014】このおむつ1Aの主要な構成部材は、肌当
接側に位置する透液性表面シート2と、肌非当接側に位
置する不透液性裏面シート3と、それらシート2,3の
間に介在する吸液性コアとである。おむつ1Aは、それ
ら部材の他に、実質的に不透液性の中間シートと、着用
者に付着した大便や小便等の***物を拭き取ることが可
能なそれぞれ1枚の第1および第2拭き取りシートとを
有する。
【0015】おむつ1Aは、縦方向に前胴周り域5およ
び後胴周り域7と、それら胴周り域5,7の間に位置す
る股下域6とを有する。おむつ1Aは、前後胴周り域
5,7を横方向へ延びる胴周り端部8と、前後胴周り域
5,7を縦方向へ延びる第1および第2胴周り側部9,
10と、股下域6を縦方向へ延びる脚周り側部11とを
有する。おむつ1Aでは、脚周り側部11がおむつ1A
の横方向内方へ向かって弧を画いており、その平面形状
が実質的に砂時計型を呈する。
【0016】胴周り端部8には、横方向へ延びる帯状の
胴周り用弾性部材12が伸長状態で取り付けられてい
る。脚周り側部11には、縦方向へ延びる複数条の脚周
り用弾性部材13が伸長状態で取り付けられている。
【0017】中間シート14は、裏面シート3とコア4
との間に介在している。コア4は、表面シート2と中間
シート14との内面に固着されている。コア4は、その
肌対向面の全域が表面シート2に被覆され、その肌非対
向面の全域が中間シート14に被覆されている。
【0018】第1拭き取りシート15と第2拭き取りシ
ート16とは、裏面シート3と中間シート14との間に
介在し、前胴周り域5を横方向へ延びている。前胴周り
域5の第1胴周り側部9には、縦方向へ延びる第1切り
取り線17が形成されている。前胴周り域5の第2胴周
り側部10には、縦方向へ延びる第2切り取り線18が
形成されている。それら切り取り線17,18は、表面
シート2と裏面シート3とをその厚み方向へ貫通する多
数のスリットから形成されている。スリットは、第1お
よび第2胴周り側部9,10を縦方向へ間欠的に並んで
いる。前胴周り域5のそれら胴周り側部9,10は、第
1および第2切り取り線17,18でおむつ1Aから切
り離すことが可能である。
【0019】第1拭き取りシート15は、第1切り取り
線17の外側に位置して前胴周り域5の第1胴周り側部
9に固着された固定側部15aと、固定側部15aから
前胴周り域5の第2胴周り側部10へ向かって延びる自
由側部15bとを有する。第2拭き取りシート16は、
第2切り取り線18の外側に位置して前胴周り域5の第
2胴周り側部10に固着された固定側部16aと、固定
側部16aから前胴周り域5の第1胴周り側部9へ向か
って延びる自由側部16bとを有する。
【0020】それら拭き取りシート15,16の自由側
部15b,16bは、表裏面シート2,3と中間シート
14とのいずれにもに固着されていない。それら拭き取
りシート15,16は、ドライティッシュペーパー、ま
たは、透液性のドライ繊維不織布のいずれか一方を使用
することができる。それら拭き取りシートは、水とアル
コールとのうちの少なくとも一方を含むウェットティッ
シュペーパー、または、水とアルコールとのうちの少な
くとも一方を含む透液性のウェット繊維不織布のいずれ
か一方を使用することもできる。アルコールには、エタ
ノールとフェノキシエタノールとのうちの少なくとも一
方を使用することができる。
【0021】後胴周り域7の第1および第2胴周り側部
9,10には、横方向内方へ延びる一対のテープファス
ナ19が取り付けられている。前胴周り域5の裏面シー
ト3の外面には、テープファスナ19の止着域となる矩
形のターゲットテープ20が取り付けられている。テー
プファスナ19の自由端部には、粘着剤(図示せず)が
塗布され、自由端部が粘着剤を介して後胴周り域7の第
1および第2胴周り側部9,10に取り付けられた離型
シート(図示せず)に着脱可能に仮着されている。ター
ゲットテープ20は、可撓性を有するプラスチックフィ
ルムから形成されている。
【0022】胴周り端部8は、コア4の両端縁4aから
縦方向外方へ延びる表裏面シート2,3の端部2a,3
aと中間シート14の端部14aとから形成されてい
る。胴周り端部8では、中間シート14の端部14aが
表裏面シート2,3の端部2a,3a内面に固着されて
いる。胴周り用弾性部材12は、裏面シート3の端部3
aと中間シート14の端部14aとの間に介在し、それ
らシート3,14の端部3a,14a内面に固着されて
いる。
【0023】第1および第2胴周り側部9,10と脚周
り側部11とは、コア4の両側縁4bから横方向外方へ
延びる表裏面シート2,3の側部2b,3bから形成さ
れている。第1および第2胴周り側部9,10と脚周り
側部11とでは、中間シート14の側部14bがコア4
の両側縁4bから横方向外方へわずかに延び、側部14
bからさらに横方向外方へ表裏面シート2,3の側部2
b,3bが延びている。それら側部9,10では、中間
シート14の側部14b内面が表面シート2の側部2b
内面に固着され、裏面シート3の側部3bに固着されて
いない。
【0024】第1および第2胴周り側部9,10では、
第1および第2切り取り線17,18の外側において表
裏面シート2,3の側部2b,3bどうしが固着されて
いる。脚周り側部11では、表裏面シート2,3の側部
2b,3bどうしが固着されている。第1および第2拭
き取りシート15,16の固定側部15a,16aは、
表面シート2の側部2bと裏面シート3の側部3bとの
間に介在し、第1および第2切り取り線17,18の外
側においてそれらシート2,3の側部2b,3b内面に
固着されている。脚周り用弾性部材13は、表面シート
2の側部2bと裏面シート3の側部3bとの間に介在
し、それらシート2,3の側部2b,3b内面に固着さ
れている。
【0025】おむつ1Aを着用するには、テープファス
ナ19の自由端部を離型シートから剥がし、自由端部を
おむつ1Aの横方向外方へ折り返した後、後胴周り域7
の第1胴周り側部9を前胴周り域5の第1胴周り側部9
の外側に重ね合わせるとともに、後胴周り域7の第2胴
周り側部10を前胴周り域5の第2胴周り側部10の外
側に重ね合わせ、粘着剤を介してテープファスナ19の
自由端部をターゲットテープ20に止着する。前後胴周
り域5,7のそれら胴周り側部9,10が連結されたお
むつ1Aには、胴周り開口とその下方に一対の脚周り開
口(図示せず)とが形成される。
【0026】***物で汚れたおむつ1Aを交換するに
は、第1および第2胴周り側部9,10の連結を解除
し、第1切り取り線17で前胴周り域5の第1胴周り側
部9をおむつ1Aから切り離すとともに、第2切り取り
線18で前胴周り域5の第2胴周り側部10をおむつ1
Aから切り離す。おむつ1Aでは、図4に示すように、
切り離した前胴周り域5のそれら胴周り側部9,10を
おむつ1Aの横方向外方へ引っ張ることによって、第1
および第2拭き取りシート15,16を裏面シート3と
中間シート14との間から引き出すことができる。
【0027】介護者は、それら拭き取りシート15,1
6を使用して着用者の臀部と股間部とに付着した***物
を拭き取った後、切り離したそれら胴周り側部9,10
とともに拭き取りシート15,16をおむつ1Aの内側
に載せる。介護者は、おむつ1Aを前胴周り域5から後
胴周り域7に向かって縦方向へ丸め、テープファスナ1
9の自由端部を丸められたおむつ1Aの裏面シート3の
外面に止着し、おむつ1Aをゴミ箱に捨てる。介助者
は、新しいおむつの前後胴周り域の第1胴周り側部どう
しを連結するとともに、前後胴周り域の第2胴周り側部
どうしを連結して着用者におむつを装着する。
【0028】おむつ1Aでは、裏面シート3と中間シー
ト14との間に***物を拭き取ることが可能な第1およ
び第2拭き取りシート15,16が介在するので、着用
者に付着した***物を拭き取るためのティッシュペーパ
ーを別途用意する必要はない。おむつ1Aでは、それを
交換する場所にティッシュペーパーが備え付けられてい
なかったり、介助者がティッシュペーパーを所持してい
なくても、着用者に付着した***物を拭き取ることがで
きる。また、おむつ1Aでは、それら拭き取りシート1
5,16を裏面シート3と中間シート14との間に介在
させることによって、その着用中にそれら拭き取りシー
ト15,16がおむつ1Aから不用意に脱落してしまう
ことを防ぐことができる。
【0029】おむつ1Aでは、コア4の肌非対向面が不
透液性の中間シート14に被覆されているので、コア4
に吸収された***物が中間シート14を透過して拭き取
りシート15,16に付着することはなく、それら拭き
取りシート15,16の衛生状態を維持することができ
る。おむつ1Aでは、それら拭き取りシート15,16
がウェットティッシュペーパー、または、透液性のウェ
ット繊維不織布のいずれか一方であったとしても、コア
4とそれら拭き取りシート15,16との間に中間シー
ト14が介在するので、それら拭き取りシート15,1
6に含まれる水やアルコールがコア4に吸収されてしま
うことはない。
【0030】図5,6は、他の実施の形態を示す使い捨
ておむつ1Bの部分破断斜視図と、図5のC−C線端面
図とである。図5では、横方向を矢印Xで示し、縦方向
を矢印Yで示す。図5のおむつ1Bが図1のそれと異な
る点は、以下のとおりである。
【0031】このおむつ1Bでは、それぞれ1枚の第1
および第2拭き取りシート15,16の自由側部15
b,16bが横方向へ折り畳まれた状態で裏面シート3
と中間シート14との間に介在している。おむつ1Bで
は、第1および第2切り取り線17,18で前胴周り域
5の第1および第2胴周り側部9,10をおむつ1Bか
ら切り離し、切り離したそれら胴周り側部9,10をお
むつ1Bの横方向外方へ引っ張ることによって、それら
拭き取りシート15,16を裏面シート3と中間シート
14との間から引き出すことができる。***物で汚れた
おむつ1Bを交換する手順は、図1のそれと同一であ
る。
【0032】このおむつ1Bでは、第1および第2拭き
取りシート15,16が横方向へ折り畳まれているの
で、それら拭き取りシート15,16の横方向の長さ寸
法を図1のそれらよりも長くすることができ、拭き取り
シート15,16で多量の***物を拭き取ることができ
る。おむつ1Bでは、図1のそれと同様に、裏面シート
3と中間シート14との間に第1および第2拭き取りシ
ート15,16が介在するので、着用者に付着した***
物を拭き取るためのティッシュペーパーを別途用意する
必要はない。
【0033】それら図示のおむつ1A,1Bでは、第2
拭き取りシート16は必ずしも必要ではなく、第1拭き
取りシート15のみが裏面シート3と中間シート14と
の間に介在していればよい。この場合では、第1切り取
り線17のみが前胴周り域5の第1胴周り側部9に形成
される。図1のおむつ1Aでは、第1および第2拭き取
りシート15,16が2枚以上重なり合った状態で裏面
シート3と中間シート14との間に介在していてもよ
い。この場合では、2枚以上の拭き取りシート15,1
6の固定側部15a,16aが互いに重なり合った状態
で前胴周り域5の第1および第2胴周り側部9,10に
固着される。
【0034】表面シート2には、親水性繊維不織布、多
数の開孔を有する疎水性繊維不織布、微細な多数の開孔
を有するプラスチックフィルムのいずれかを使用するこ
とができる。裏面シート3や中間シート14には、疎水
性繊維不織布、通気不透液性のプラスチックフィルム、
疎水性繊維不織布を重ね合わせた複合不織布、疎水性繊
維不織布と通気不透液性のプラスチックフィルムとを重
ね合わせた複合シートのいずれかを使用することができ
る。
【0035】裏面シート3や中間シート14には、高い
耐水性を有するメルトブローン法による繊維不織布を、
高い強度を有しかつ柔軟性に富んだスパンボンド法によ
る繊維不織布で挟んだ複合不織布を使用することもでき
る。拭き取りシート15,16が透液性の繊維不織布で
ある場合は、その繊維不織布として、親水性繊維不織布
を使用することができる。
【0036】不織布としては、スパンレース、ニードル
パンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンポン
ド、ケミカルボンド、エアースルー、の各製法により製
造されたものを使用することができる。不織布の構成繊
維としては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリ
アミド系、の各繊維、ポリエチレン/ポリプロピレンや
ポリエチレン/ポリエステルからなる芯鞘型複合繊維ま
たは並列型複合繊維を使用することができる。
【0037】コア4は、フラッフパルプと高吸収性ポリ
マー粒子との混合物、または、フラッフパルプと高吸収
性ポリマー粒子と熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であ
り、所要の厚みに圧縮されている。コア4は、それの型
崩れやポリマー粒子の脱落を防止するため、全体が透液
性シートに被覆されていることが好ましい。ポリマー粒
子としては、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー
系のものを使用することができる。
【0038】表裏面シート2,3の固着や中間シート1
4の固着、拭き取りシート15,16の固着、コア4の
固着、弾性部材12,13の固着には、ホットメルト型
接着剤、または、ヒートシールやソニックシール等の熱
による溶着手段を利用することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明にかかる開放型の使い捨ておむつ
によれば、裏面シートと中間シートとの間に***物を拭
き取ることが可能な少なくとも1枚の拭き取りシートが
介在するので、着用者に付着した***物を拭き取るため
のティッシュペーパーを別途用意する必要はない。この
おむつでは、それを交換する場所にティッシュペーパー
が備え付けられていなかったり、介助者がティッシュペ
ーパーを所持していなくても、着用者に付着した***物
を拭き取ることができる。
【0040】拭き取りシートの自由側部が横方向へ折り
畳まれた状態で裏面シートと中間シートとの間に介在す
るおむつでは、拭き取りシートが折り畳まれていない場
合と比較し、拭き取りシートの横方向の長さ寸法を長く
することができ、拭き取りシートで多量の***物を拭き
取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使い捨ておむつの部分破断斜視図。
【図2】図1のA−A線端面図。
【図3】図1のB−B線端面図。
【図4】おむつの平面図。
【図5】他の実施の形態を示す使い捨ておむつの部分破
断斜視図。
【図6】図5のC−C線端面図。
【符号の説明】
1A,1B 開放型の使い捨ておむつ 2 透液性表面シート 3 不透液性裏面シート 4 吸液性コア 4b 両側縁 5 前胴周り域 6 股下域 7 後胴周り域 9 第1胴周り側部 10 第2胴周り側部 14 中間シート 15 第1拭き取りシート 15a 固定側部 15b 自由側部 16 第2拭き取りシート 16a 固定側部 16b 自由側部 17 第1切り取り線 18 第2切り取り線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透液性表面シートと不透液性裏面シート
    との間に吸液性コアが介在し、縦方向に前胴周り域およ
    び後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域
    とを備え、前記コアの両側縁の外側に位置して前記前後
    胴周り域を縦方向へ延びる第1および第2胴周り側部を
    有し、前記前後胴周り域の第1胴周り側部どうしを連結
    するとともに、前記前後胴周り域の第2胴周り側部どう
    しを連結して着用する開放型の使い捨ておむつにおい
    て、 実質的に不透液性の中間シートが、前記裏面シートと前
    記コアとの間に介在し、***物を拭き取ることが可能な
    少なくとも1枚の第1拭き取りシートが、前記裏面シー
    トと前記中間シートとの間に介在して前記前胴周り域を
    横方向へ延び、前記縦方向へ間欠的に並ぶ多数のスリッ
    トからなる第1切り取り線が、前記第1拭き取りシート
    を除く前記前胴周り域の第1胴周り側部に形成され、 第1拭き取りシートが、前記第1切り取り線の外側に位
    置して前記前胴周り域の第1胴周り側部に固着された固
    定側部と、前記固定側部から前記前胴周り域の第2胴周
    り側部へ向かって延びる自由側部とを有し、 前記おむつでは、前記第1切り取り線で前記前胴周り域
    の第1胴周り側部を該おむつから切り離すことが可能で
    あり、かつ、切り離した前記前胴周り域の第1胴周り側
    部を該おむつの横方向外方へ引っ張ることで、前記第1
    拭き取りシートを前記裏面シートと前記中間シートとの
    間から引き出すことが可能であることを特徴とする前記
    おむつ。
  2. 【請求項2】 ***物を拭き取ることが可能な少なくと
    も1枚の第2拭き取りシートが、前記裏面シートと前記
    中間シートとの間に介在して前記前胴周り域を横方向へ
    延び、前記縦方向へ間欠的に並ぶ多数のスリットからな
    る第2切り取り線が、前記第2拭き取りシートを除く前
    記前胴周り域の第2胴周り側部に形成され、 第2拭き取りシートが、前記第2切り取り線の外側に位
    置して前記前胴周り域の第2胴周り側部に固着された固
    定側部と、前記固定側部から前記前胴周り域の第1胴周
    り側部へ向かって延びる自由側部とを有し、 前記おむつでは、前記第2切り取り線で前記前胴周り域
    の第2胴周り側部を該おむつから切り離すことが可能で
    あり、かつ、切り離した前記前胴周り域の第2胴周り側
    部を該おむつの横方向外方へ引っ張ることで、前記第2
    拭き取りシートを前記裏面シートと前記中間シートとの
    間から引き出すことが可能である請求項1記載のおむ
    つ。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2拭き取りシートの自
    由側部が、前記横方向へ折り畳まれた状態で前記裏面シ
    ートと前記中間シートとの間に介在している請求項2に
    記載のおむつ。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2拭き取りシートが、
    ドライティッシュペーパー、または、透液性のドライ繊
    維不織布のいずれかである請求項2または請求項3に記
    載のおむつ。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2拭き取りシートが、
    水とアルコールとのうちの少なくとも一方を含むウェッ
    トティッシュペーパー、または、水とアルコールとのう
    ちの少なくとも一方を含む透液性のウェット繊維不織布
    のいずれかである請求項2または請求項3に記載のおむ
    つ。
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