JP2003104519A - ピッキング設備 - Google Patents

ピッキング設備

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JP2003104519A JP2001298806A JP2001298806A JP2003104519A JP 2003104519 A JP2003104519 A JP 2003104519A JP 2001298806 A JP2001298806 A JP 2001298806A JP 2001298806 A JP2001298806 A JP 2001298806A JP 2003104519 A JP2003104519 A JP 2003104519A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、従来のディジタルピッキングシス
テム、ソーターシステム、ピッキングカートシステムそ
れぞれの課題を、それぞれのシステムで補うことで、効
率的なピッキング設備を提供することを目的とする。 【解決手段】 ディジタルピッキング設備Xと、この設
備Xのベルトコンベヤ装置16により搬送される物品を連
続搬送しながら、搬送脇に配置される各仕分けシュート
23へ物品の仕分けを行うソーター設備Yと、ピッキング
カート41を使用して物品のピッキング作業を行うピッキ
ングカート設備Zとが設けられ、ソーター設備Yで仕分
けられる物品とピッキングカート設備Zで集品される物
品を合わせることで仕分け先毎の物品の仕分けを行う構
成とする。この構成によれば、従来の上記各システムそ
れぞれの課題を、それぞれの設備X,Y,Zで補うこと
で可能となり、効率的なピッキング設備を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仕分け先毎に物品
の仕分けを可能としたピッキング設備に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の上記ピッキング設備には、下記デ
ィジタルピッキングシステム、ソーターシステム、ピッ
キングカートシステムなどあり、各ピッキング設備は、
これらシステムのうちの一つから構成されている。
【0003】上記ディジタルピッキングシステムは、仕
分け先(ユーザーや店舗)毎の集品用のバケット(集品
容器)を集品ラインのコンベヤで移動させながら、この
集品容器に対して物品の保管棚(ピッキング棚)の各間
口から、この間口毎に設けられた間口表示器の表示(ピ
ッキング数量など)にしたがって作業者が物品を移載す
ることにより仕分け先毎の物品のピッキングが行われる
システムである。
【0004】また上記ソーターシステムは、集品作業者
が物品を集約ピッキングし、投入作業者に渡し、この投
入作業者が集約ピッキングされた物品をソーターへ投入
し、ソーターが物品を連続搬送しながら、搬送脇に配置
される、予め仕分け先(ユーザーや店舗)が設定された
各仕分けシュートへ仕分けを行うことにより、仕分け先
毎に物品の仕分けが行われるシステムである。
【0005】また上記ピッキングカートシステムは、ピ
ッキングカート(移動車)を移動させながら、ピッキン
グカート上の集品容器に対して物品の保管棚(ピッキン
グ棚)の各間口から、ピッキングカートに設けられる表
示画面に指示されるピッキング情報にしたがって作業者
が物品を取り出し、集品することにより、物品のピッキ
ング作業を行われるシステムである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の各シス
テムにはそれぞれ課題があった。上記ディジタルピッキ
ングシステムにおいては、ピッキング作業後の検品の機
能がないため、作業者が物品を取り間違うとその時点で
ピッキングミスとなってしまう。これを解決するためら
は、別途全数検品するラインを設ける必要があった。
【0007】また上記ソーターシステムにおいては、ソ
ーターにより各仕分けシュートへ仕分けられた後、作業
者がシュート終端部で物品を箱詰めする必要があった。
また仕分けシュートの数を、「仕分け先の数÷バッチ
(1回の仕分けで物品を仕分ける仕分けの単位)回数」
分、必要であった。またソーターの機械的制約により、
仕分ける物品に大きさ・重さの制限があり、必ずしもソ
ーターで物品全ての仕分けを行うというわけにはいかな
かった。
【0008】また上記ピッキングカートシステムにおい
ては、作業者がピッキングカートを押してピッキング作
業を実行する必要があり、ピッキングを行う物品の種類
が増えると、作業者の移動距離が増え、作業者に負担を
かけることになる。また細かな物品を1つの間口から複
数取り出すとき、数え間違いなどが生じやすくなる。
【0009】そこで、本発明は、これらディジタルピッ
キングシステム、ソーターシステム、ピッキングカート
システムそれぞれの課題を、それぞれのシステムで補う
ことで、効率的なピッキング設備を提供することを目的
としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、物品収
納用の複数の間口を備え、各間口毎に、ピッキングする
物品の情報を表示する間口表示手段を備え、前記間口に
沿って敷設される物品搬送手段と前記各間口との間で、
前記間口表示手段にしたがって、物品のピッキング作業
を行う第1ピッキング手段と、前記第1ピッキング手段
の物品搬送手段により搬送される物品を連続搬送しなが
ら、搬送脇に配置される各仕分け間口へ前記物品の仕分
けを行う第2ピッキング手段と、物品収納用の複数の間
口を有するピッキングエリアと、前記ピッキングエリア
の間口からの物品の取り出し情報が指示される指示手段
および前記物品を集品する集品容器を載置する載置部を
有する移動車を備え、前記ピッキングエリアに沿って前
記移動車を移動しながら、前記指示手段の指示にしたが
ってピッキングエリアの間口から物品を取り出し、前記
集品容器へ集品することにより、物品のピッキング作業
を行う第3ピッキング手段とが設けられ、前記第2ピッ
キング手段で仕分けられる物品と前記第3ピッキング手
段で集品される物品を合わせることで仕分け先毎の物品
の仕分けを行うことを特徴とするものである。
【0011】上記構成によれば、第1ピッキング手段に
おいて、物品搬送手段と各間口との間で間口表示手段に
したがって、物品のピッキング作業が行われ、ピッキン
グされた物品は、物品搬送手段により搬送され、続いて
第2ピッキング手段において、物品は連続搬送されなが
ら、搬送脇に配置される目的の各仕分け間口へ前記物品
の仕分けが行われる。また第3ピッキング手段におい
て、ピッキングエリアに沿って移動車を移動させなが
ら、指示手段の指示にしたがってピッキングエリアの間
口から物品が取り出され、集品容器へ集品されることに
より、物品の仕分けが行われる。そして、第2ピッキン
グ手段で仕分け間口に仕分けられる物品と前記第3ピッ
キング手段で集品容器に集品される物品を合わせること
で仕分け先毎の物品の仕分けが行われる。このように、
第1ピッキング手段と第2ピッキング手段と第3ピッキ
ング手段を備えることにより、従来のディジタルピッキ
ングシステム、ソーターシステム、ピッキングカートシ
ステムそれぞれの課題を、それぞれの手段で補うことで
可能となり、効率的なピッキング設備を提供できる。
【0012】また請求項2に記載の発明は、上記請求項
1に記載の発明であって、第2ピッキング手段による仕
分け先単位の物品の仕分けが、第3ピッキング手段によ
る前記仕分け先単位の物品の集品より先に実行されるこ
とを特徴とするものである。
【0013】上記構成によれば、同じ仕分け先単位の物
品の仕分けが、第2ピッキング手段により実行された
後、第3ピッキング手段により実行される。よって、第
2ピッキング手段により仕分けられた物品を第3ピッキ
ング手段の集品容器に移載してピッキング作業を実行す
ることが可能となる。
【0014】また請求項3に記載の発明は、上記請求項
1に記載の発明であって、移動車の指示手段に、集品容
器に合わせる物品が仕分けられる第2ピッキング手段の
仕分け間口の情報が指示され、作業者はこの指示手段に
指示される仕分け間口より移動車の集品容器へ、前記仕
分け間口に仕分けられる物品を合わせることを特徴とす
るものである。
【0015】上記構成によれば、指示手段に指示される
仕分け間口より移動車の集品容器へ、前記仕分け間口に
仕分けられた物品が合わされる。よって同じ仕分け先の
物品をまとめる作業者が不要となる。
【0016】また請求項4に記載の発明は、上記請求項
1〜請求項3のいずれかに記載の発明であって、各仕分
け先の受注情報の各物品は、第1ピッキング手段と第3
ピッキング手段に振り分けられ、この振り分け情報に基
づいて、前記第1ピッキング手段の各間口の間口表示手
段に表示され、第3ピッキング手段の移動車の指示手段
に指示される、物品のピッキング情報が形成され、前記
ピッキング情報により前記第1ピッキングエリアの各間
口の間口表示手段が表示され、時間差を設けて、前記ピ
ッキング情報により前記移動車の指示手段に指示される
ことを特徴とするものである。
【0017】上記構成によれば、受注情報の各物品は第
1ピッキング手段と第3ピッキング手段のいずれでピッ
キングされるか判断されて振り分けられ、この振り分け
情報に基づいて、第1ピッキング手段の各間口の間口表
示手段に表示され、かつ第3ピッキング手段の移動車の
指示手段に指示される「物品のピッキング情報」が形成
される。そして、前記「物品のピッキング情報」により
第1ピッキング手段の各間口の間口表示手段が表示さ
れ、時間差を設けて、前記「物品のピッキング情報」に
より第3ピッキング手段の移動車の指示手段に指示され
る。よって、第2ピッキング手段により仕分けられた物
品を第3ピッキング手段の集品容器に移載してピッキン
グ作業を実行することが可能となる。
【0018】また請求項5に記載の発明は、上記請求項
1〜請求項4のいずれかに記載の発明であって、第2ピ
ッキング手段の各仕分け間口には、この仕分け間口に仕
分けられる物品を収納する仕分け収納容器が配置され、
この仕分け収納容器に仕分けられた物品が、移動車の集
品容器へ移載されると、再度仕分け間口へ戻され、前記
仕分け収納容器は循環使用されることを特徴とするもの
である。
【0019】上記構成によれば、第2ピッキング手段の
各仕分け間口に配置された仕分け収納容器に、この仕分
け間口に仕分けられる物品が収納される。そして、この
仕分け収納容器より仕分けられた物品が、移動車の集品
容器へ移載されると、再度仕分け間口へ戻され、再使用
される。このように仕分け収納容器は循環して使用され
る。
【0020】また請求項6に記載の発明は、上記請求項
5に記載の発明であって、各仕分け間口にそれぞれ、物
品の仕分け済みの仕分け収納容器が貯留されるラインを
設けたことを特徴とするものである。
【0021】上記構成によれば、物品の仕分け済みの仕
分け収納容器は次々にラインに貯留され、この貯留され
ている収納容器より仕分けられた物品が、移動車の集品
容器へ移載されると、再度仕分け間口へ戻され、再使用
される。
【0022】また請求項7に記載の発明は、上記請求項
5または請求項6に記載の発明であって、第2ピッキン
グ手段の仕分け収納容器と第3ピッキング手段の集品容
器には、それぞれ異なる容器を使用することを特徴とす
るものである。
【0023】上記構成によれば、仕分け収納容器とし
て、再使用に耐える、たとえばコンテナが使用され、ま
た集品容器として、出荷用の容器としてそのまま出荷可
能な、たとえばダンボールが使用される。
【0024】また請求項8に記載の発明は、上記請求項
1〜請求項7のいずれかに記載の発明であって、第1ピ
ッキング手段と第2ピッキング手段による物品の仕分け
は、1の仕分けの単位毎に実行され、各仕分けの単位毎
に仕分け先の仕分け間口が設定されることを特徴とする
ものである。
【0025】上記構成によれば、各仕分けの単位毎に仕
分け先の仕分け間口が設定され、この設定された仕分け
間口に、仕分け単位毎の物品の仕分けが行われる。また
請求項9に記載の発明は、上記請求項8に記載の発明で
あって、第2ピッキング手段の仕分け間口は複数に分割
され、分割される間口は仕分けの単位毎に順に使用され
ることを特徴とするものである。
【0026】上記構成によれば、各仕分けの単位毎に、
分割される間口が使用されることにより、使用されてい
ない仕分け間口において、先に仕分けられた物品を取り
出す時間が生まれ、よって第2ピッキング手段を連続し
て使用することが可能となる。
【0027】また請求項10に記載の発明は、上記請求
項8または請求項9に記載の発明であって、各仕分け先
はそれぞれ特定の仕分け間口に設定されることを特徴と
するものである。
【0028】上記構成によれば、特定の仕分け間口に同
じ仕分け先の物品が仕分けられ、よって仕分け間口に仕
分けられた物品を仕分け先毎に取り出すときに、間違い
が発生する恐れが少なくなる。
【0029】また請求項11に記載の発明は、上記請求
項1〜請求項10のいずれかに記載の発明であって、各
移動車に、集品容器用に仕分け先を表示する仕分け先表
示手段を発行する印字手段を設けたことを特徴とするも
のである。
【0030】上記構成によれば、第3ピッキング手段に
おいてピッキング作業が終了すると、印字手段により発
行された仕分け先表示手段が集品容器に取り付けられ、
仕分け先へ出荷される。
【0031】また請求項12に記載の発明は、上記請求
項1〜請求項11のいずれかに記載の発明であって、第
1ピッキング手段による物品の仕分けの結果生じる欠品
の情報が、移動車の指示手段に転送され、この欠品の情
報に基づいて第3ピッキング手段において物品のピッキ
ング作業が行われることを特徴とするものである。
【0032】上記構成によれば、第1ピッキング手段に
よる物品の仕分けの結果、欠品が生じるとその情報は移
動車の指示手段へ転送され、この欠品の情報に基づいて
第3ピッキング手段においてピッキング作業が実行され
物品が補完される。
【0033】また請求項13に記載の発明は、上記請求
項1〜請求項12のいずれかに記載の発明であって、第
1ピッキング手段および第2ピッキング手段と、第3ピ
ッキング手段とが面して配置されていることを特徴とす
るものである。
【0034】上記構成によれば、第1ピッキング手段と
第2ピッキング手段による物品のピッキング作業に続い
て、第3ピッキング手段においてピッキング作業が実行
される際の効率が改善される。
【0035】また請求項14に記載の発明は、上記請求
項1〜請求項13のいずれかに記載の発明であって、第
3ピッキング手段の指示手段に、仕分け先の受注情報
と、集品容器に合わせる物品が仕分けられる第2ピッキ
ング手段の仕分け間口の情報と、物品を取り出すピッキ
ングエリアの間口の情報が指示されることを特徴とする
ものである。
【0036】上記構成によれば、第3ピッキング手段の
指示手段に、仕分け先の受注情報と、集品容器に合わせ
る物品が仕分けられる第2ピッキング手段の仕分け間口
の情報と、物品を取り出すピッキングエリアの間口の情
報が指示され、作業者はこの指示手段の情報にしたがっ
てピッキング作業を行う。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態におけ
るピッキング設備の概略配置図であり、基本的に、第1
ピッキング手段に相当するディジタルピッキング設備
(システム)Xと第2ピッキング手段に相当するソータ
ー設備(システム)Yが連続して配置され、これらディ
ジタルピッキング設備Xおよびソーター設備Yに面し
て、第3ピッキング手段に相当するピッキングカート設
備(システム)Zが配置されている。 『ディジタルピッキング設備』まず、ディジタルピッキ
ング設備Xについて説明する。
【0038】このディジタルピッキング設備Xは、図1
〜図3に示すように、ピッキングされる物品が保管され
る第1ピッキング棚1と、ピッキングする物品の情報を
表示する間口表示器(間口表示手段の一例)2と、バッ
チ(1回の仕分けで物品を仕分ける仕分けの単位)毎
に、ピッキングされた物品を搬送していくベルトコンベ
ヤ装置(物品搬送手段の一例)16から構成されている。 「第1ピッキング棚1」第1ピッキング棚1は、ベルト
コンベヤ装置16を挟んで配置された一対の流動棚から形
成され、前方に傾斜している複数段(図では4段)のラ
ック(段)3を有し、各ラック3にはそれぞれ、物品4
を収納した物品収納用容器5を格納する物品収納用の複
数の間口6が形成され、各間口6毎に上記間口表示器2
が設けられている。また第1ピッキング棚1には、各間
口6毎にローラコンベヤ7が設けられ、各ローラコンベ
ヤ7の前端にはストッパ8が設けられている。この構成
により、ストッパ8により係止された物品収納用容器5
から必要な物品4を取り出し、物品収納用容器5が空に
なればその物品収納用容器5を除去することにより、次
の物品収納用容器5が前面にでてくる。また各間口6で
は、物品収納用容器5の開口を横向きにし、容器5の長
い辺を下にして配置している。 「間口表示器2」第1ピッキング棚1のラック3毎に、
その前面に、図3に示すように、電源ライン9と信号ラ
イン10からなる表示器レール11が敷設され、各間口6毎
に、表示器レール11上に、表示器レール11から電源が供
給され、信号の送受信を行う間口表示器2がスライド・
移動自在に取り付けられている。間口表示器2は、ピッ
クアップする物品4の数量を示す2桁のディジタル表示
器12と、ピックアップ作業があることを表示する表示ラ
ンプとボタンスイッチを兼ねた表示/完了ボタン(間口
作業終了入力手段)13から形成されている。 「ベルトコンベヤ装置16」ベルトコンベヤ装置16は、第
1ピッキング棚1に沿って配置されており、搬送面に、
各間口6の物品収納用容器5からピッキングされた物品
4が載せられ、ソーター設備Yへ搬送される。またベル
トコンベヤ装置16の終端には搬送中の物品4に取り付け
られているバーコードを読み取るバーコードリーダ17が
設けられている。 『ソーター設備』次に、ソーター設備Yについて説明す
る。
【0039】図1,図4〜図6に示すように、ソーター
装置21と、搬入コンベヤ22と、ソーター装置21による物
品4の搬送方向20とは直角な方向に(搬送脇に)配置さ
れる複数の仕分けシュート(仕分け間口の一例)23と、
各仕分けシュート23の物品払い出し位置に供給され、仕
分けられる物品4を収納するコンテナ(仕分け収納容器
の一例)24と、これらコンテナ24を仕分けシュート23下
より払い出す払い出しコンベヤ25と、この払い出しコン
ベヤ25ヘ仕分けシュート23の裏側よりコンテナ24を供給
する空コンテナ供給装置26と、払い出しコンベヤ25より
払い出されたコンテナ24を滑らしてコンテナ取り出し位
置まで移動させるとともにコンテナ24をストレージ(貯
留)するスライダからなるシュートバッファライン(物
品の仕分け済みの仕分け収納容器が貯留されるラインの
一例)27と、空コンテナ24を空コンテナ供給装置26まで
戻す複数の組合せコンベヤ装置からなるコンテナ戻しラ
イン28から構成されている。
【0040】空コンテナ供給装置26は、ソーター装置21
による物品4の搬送方向20とは逆の方向へコンテナ24を
ソーター装置21に沿って各仕分けシュート23位置へ搬送
するローラコンベヤ装置29と、このローラコンベヤ装置
29から各コンテナ24を各仕分けシュート23の物品払い出
し位置に供給する移載装置30から構成されている。 「ソーター装置21」ソーター装置21は、前後一対のチェ
ーンホイール33と、これらチェーンホイール33に無端状
に張架され、上記搬送方向20とは直角な左右方向に所定
幅を空けて搬送方向20へ駆動される左右一対のチェーン
ベルト34と、このチェーンベルト34に左右方向に架設さ
れた物品搬送用のスラット35と、このスラット35に沿っ
て左右方向へ駆動され物品4を仕分けシュート23へ払い
出す押し部材36と、各仕分けシュート23に対向して配置
され、押し部材36を仕分けシュート23側へ駆動する駆動
装置37(図9)と、チェーンホイール33を回転駆動する
駆動装置38から構成されている。前記スラット35の並列
によって物品4の搬送面が形成されている。
【0041】この構成によれば、駆動装置38によりチェ
ーンホイール33は常に回転駆動され、このチェーンホイ
ール33の回転駆動によりチェーンベルト34に架設された
物品搬送用のスラット35は、常に搬送方向20へ移動して
いる。そして、仕分けシュート23への物品4の仕分け信
号(詳細は後述する)により駆動装置37が駆動される
と、図4に示すように、スラット35の押し部材36は仕分
けシュート23側へ移動し、これによってスラット35上の
物品4は、仕分けシュート23へ払い出される(仕分けら
れる)。 『ピッキングカート設備Z』次に、ピッキングカート設
備Zについて説明する。
【0042】図1、図7に示すように、ピッキングカー
ト(移動車の一例)41と、このピッキングカート41を移
動させる走行経路42に沿って配置された第2ピッキング
棚(ピッキングエリアの一例)43と、ピッキングカート
41との間でデータの送受信を行う無線通信装置(情報の
伝達手段)44から構成されている。 「第2ピッキング棚43」第2ピッキング棚43は、走行経
路42側へ傾斜した流動棚から構成され、各ピッキング棚
43には物品4が入った物品収納用容器5が収納される複
数の間口45が設けられており、各間口45には固有の棚番
号Nと収納された物品4のデータ(商品名や種類等)を
表すバーコードが印刷されたラベル46が取り付けられて
いる。上記棚番号Nは、図7に示す列毎および区画毎に
設定された固有の番号(たとえば、01〜99)と、各
間口45毎に設定された段(たとえば、1〜3)と連番
(たとえば、01〜03)から構成され、たとえば棚番
号Nが「01−12−303」の間口45は、第1列の第
12区画の3段目の3番の間口45を示す。 「ピッキングカート41」ピッキングカート41は、複数の
車輪51に支持された台車52から構成されており、台車52
には、上下にそれぞれ2箱の集品容器54を載置できる載
置部55が設けられている。また台車52には、作業車がピ
ッキングカート41を押すときに掴む把手57が設けられ、
この把手57の上面にパネル58が設けられ、このパネル58
上に、ピッキング端末機(指示手段の一例)59と、この
ピッキング端末機59に接続されたラベルプリンタ(印字
手段の一例)60が設けられ、さらにピッキング端末機59
に接続されたハンディ式のバーコードコーダ61が設けら
れている。
【0043】ピッキング端末機59は、液晶表示器62(図
9)と、この液晶表示器62上に配置されたタッチパネル
63(図9)と、無線通信装置(情報の伝達手段)64(図
9)と、これら液晶表示器62、タッチパネル63および無
線通信装置64、さらに上記ラベルプリンタ60、ハンディ
式のバーコードコーダ61が接続されたコントローラ65
(図9)から構成されている。図7において66は無線通
信装置64のアンテナである。
【0044】図8にピッキング端末機59に表示されるピ
ッキング作業画面を示す。図8(a)は、ピッキング開
始時の初期画面であり、ピッキング作業が可能な受注番
号からなるピッキングリストが表示されている。また、
この受注番号の位置はタッチパネル63のスイッチ位置と
しており、操作により受注番号を選択すると、図8
(b)に示す画面が表示される。図8(b)には、受注
番号(受注情報)、集品容器54に合わせる物品4が仕分
けられる仕分けシュート23の番号(情報)およびコンテ
ナ24の数、およびピッキング作業を行う間口45の情報、
すなわち間口45の棚番号Nおよびピッキングする物品4
の数量が表示され、さらにタッチパネル63のスイッチ位
置(表示)として、バーコードリーダ61により間口45の
ラベル46のバーコードを読み取ったとき、または操作
(タッチ)によりピッキング開始を表示する「検品」ス
イッチ、ピッキング作業の終了を入力する「終了」スイ
ッチが表示されている。
【0045】上記集品容器54は、ダンボールから構成さ
れ、ピッキング終了時にラベルプリンタ60より発行され
る出荷ラベル(仕分け先表示手段の一例)67が貼り付け
られる。 『制御ブロック』上記構成による制御ブロック図を図9
に示す。
【0046】71は上位のコンピュータ(図示せず)より
各店舗(仕分け先の一例)より受注した受注情報とし
て、図10(a)に示す、『受注番号(仕分け先の店舗
データに相当する)+複数の「ピッキングする物品の情
報およびピッキングする物品の個数(以下、ピッキング
数量と略す)」』からなるデータが入力される受注コン
ピュータであり、この受注コンピュータ71に、上記ディ
ジタルピッキング設備(DPS)Xのコントローラ(以
下、DPSコントローラと称す)72と、ソーター設備Y
のコントローラ(以下、ソーターコントローラと称す)
73と、ピッキングカート設備Zのコントローラ(以下、
カートコントローラと称す)74が接続されている。
【0047】前記DPSコントローラ72に、上記第1ピ
ッキング棚1の各間口6の間口表示器2とベルトコンベ
ヤ装置16が接続され、またソーターコントローラ73に、
各仕分けシュート23に対応した駆動装置37と払い出しコ
ンベヤ25と移載装置30が接続され、さらにカートコント
ローラ74に上記無線通信装置44が接続されている。 「受注コンピュータ71」受注コンピュータ71は、データ
作成部76とメモリ部77から構成されている。 「メモリ部77」メモリ部77には予め、図10(b)に示
す、第1ピッキング棚1の各間口6に収納されている物
品4を特定する情報(商品名や種類など)を表す物品コ
ードと1個当たりの物品4が占める容積からなる第1ピ
ッキング棚間口情報(「間口番号−物品コード−容積」
からなるデータ)と、図10(c)に示す、第2ピッキ
ング棚43の各間口45に収納されている物品4を特定する
情報(商品名や種類など)を表す物品コードと1個当た
りの物品4が占める容積からなる第2ピッキング棚間口
情報(「棚番号N−物品コード−容積」からなるデー
タ)が記憶されている。なお、ソーター装置21により仕
分け可能な大きさ(比較的に軽くて小さいサイズ)で、
仕分け量が多いと予測される物品4を第1ピッキング棚
1の間口6ヘ優先的に割り振り、他の物品4を第2ピッ
キング棚43の間口45へ割り振っている。 「データ作成部76」データ作成部76による下記DPS情
報、ソーター情報、およびピッキングカート向け情報の
形成手順を図11のフローチャートにしたがって説明す
る。
【0048】まず受注情報を入力すると、各受注番号毎
に、メモリ部77に記憶されている第1ピッキング棚間口
情報と第2ピッキング棚間口情報を受注した物品(受注
物品)により検索して、受注物品が収納されているピッ
キング棚1または43を求め、受注情報を2の受注情報に
分離して、図12に示すように、第1ピッキング棚1に
てピッキングする物品4からなるDPS受注情報と第2
ピッキング棚43にてピッキングする物品4からなるピッ
キングカート受注情報を形成する。
【0049】次に、図12(a)に示すDPS受注情報
の各受注物品の容積を第1ピッキング棚間口情報を検索
して求め、この物品の容積にピッキング数量を乗算して
これら物品をピッキングしたときのトータル容積を求
め、各受注番号毎に、各物品のトータル容積を加算して
各受注番号毎に仕分けを実行したときに必要な容積Lを
求め、この容積Lを予め設定されたコンテナ24に収納可
能な容積Pで除算して、各受注番号毎に仕分けに必要な
コンテナ24の個数(コンテナ数)Qを求める。
【0050】次に、各受注番号毎に、図13に示すよう
に、ピッキングカート41の集品容器54用の受注番号およ
びコンテナ24用の受注番号として必要なコンテナ数Qに
合わせて梱包番号(枝番)を付す。図13では、受注番
号「M3172964」に対して、ピッキングカート41
の集品容器54用に、「0」が付され、新受注番号「M3
172964−0」が形成され、仕分けシュート23のコ
ンテナ24用に、2箱分の「1」「2」が付され、新受注
番号「M3172964−1」と「M3172964−
2」が形成されている。
【0051】次に、DPS受注情報とコンテナ数Qに合
わせて形成された新受注番号毎に基づいて、物品4が1
のコンテナ24内に収まるように、受注物品を分離して、
図12(a)に示すように新DPS受注情報を形成す
る。
【0052】また図14に示すように、コンテナ24用の
新受注番号を各仕分けシュート23にシュート順に繰り返
し割り振る。このとき、梱包番号(枝番)を除く受注番
号が同じ、すなわち仕分け先が同じ店舗の新受注番号を
同一仕分けシュート23に連続して並べる。図14では、
新受注番号「M3172964−1」と「M31729
64−2」がナンバー01の仕分けシュート23に割り振
られている。
【0053】そして、仕分けシュート23を複数(図では
2)に分離して、仕分けシュート23群毎に割り振られた
新受注番号により交互にバッチ(1の仕分け単位)を形
成する。いま、ナンバー01〜10に割り振られた10
の新受注番号により第1のバッチが形成され、続いてナ
ンバー11〜20に割り振られた10の新受注番号によ
り第2のバッチが形成されている。
【0054】次に、図15に示すように、バッチ毎に、
バッチを形成する10の新受注番号でピッキングされる
物品4とピッキング数量をまとめ、続いて第1ピッキン
グ間口情報に基づいてピッキングされる物品4が収納さ
れている間口6を求め、図16に示すように、バッチ毎
に各間口6でピッキングされる数量からなる上記DPS
情報を形成する。
【0055】また図12(a)に示す新DPS情報と図
14に示す各仕分けシュート23に割り振られた新受注番
号により、図17に示すように、各バッチ毎に、各仕分
けシュート23にて仕分けられる物品4(コード)とその
数量からなる上記ソーター情報を形成する。
【0056】また図12(b)に示すピッキングカート
受注情報の各受注番号を、先に求めた新受注番号に変更
し、続いて各受注物品が収納されている第2ピッキング
棚43の間口45の棚番号Nを上記第2ピッキング棚間口情
報を検索して求めて、新ピッキングカート受注情報を形
成する。
【0057】次にこの新ピッキングカート受注情報の各
新受注番号毎に、同じ受注番号の物品4が仕分けられる
仕分けシュート23のナンバーとコンテナ数を、図14に
示す仕分けシュート23に割り振られた梱包番号(枝番)
を除く新受注番号で求め、図18に示すように、各新受
注番号毎に、仕分けシュート23のナンバーとコンテナ数
と棚番号Nとピッキング数量からなる上記ピッキングカ
ート向け情報を形成する。
【0058】これらデータ作成部76において形成された
DPS情報、ソーター情報、およびピッキングカート向
け情報はそれぞれ、DPSコントローラ72、ソーターコ
ントローラ73、およびカートコントローラ74へ出力さ
れ、またカートコントローラ74へ、図10(c)へ示す
第2ピッキング間口情報と図14に示す仕分けシュート
毎およびバッチ毎の新受注番号の情報が出力され、各コ
ントローラ71,72,73に記憶される。 「DPSコントローラ72」DPSコントローラ72の動作
を説明する。上記DPS情報(図16)を入力すると、
バッチのナンバー順にピッキングのための間口表示器2
の制御を開始する。
【0059】まずナンバー1のバッチの各間口6でピッ
キングされる数量から、このバッチで物品4をピッキン
グするかどうかを判断し、ピッキング有りと判断した各
間口6の間口表示器2の表示/完了ボタン13(表示ラン
プ)を点灯させ、また同時にディジタル表示器12にピッ
キング数量を表示させ、また同時にピッキング作業を行
うバッチのナンバーをソーターコントローラ73とカート
コントローラ74へ出力する。
【0060】続いて、各間口表示器2の表示(ピッキン
グ情報)に基づいて、間口6から物品4がピッキングさ
れベルトコンベヤ装置16上へ載置され、表示/完了ボタ
ン13が操作されると、この操作信号を記憶し、ピッキン
グ有りと判断した各間口6の全ての操作信号を入力する
と、ベルトコンベヤ装置16を、一定時間(コンベヤ上の
物品を全てソーター設備Yへ搬送するに必要な時間)駆
動する。またベルトコンベヤ装置16の駆動信号をソータ
ーコントローラ23へ出力する。
【0061】ベルトコンベヤ装置16を停止させると、次
のバッチの間口表示器2の制御を開始する。上記制御を
バッチ毎に繰り返す。上記動作により、バッチ毎にピッ
キング作業を行う間口表示器2が点灯され、このバッチ
のピッキング作業が終了すると、ベルトコンベヤ装置16
が一定時間駆動され、ピッキングされた物品4はソータ
ー設備Yへ搬送される。 「ソーターコントローラ73」ソーターコントローラ73の
動作を説明する。
【0062】上記DPSコントローラ72よりバッチのナ
ンバーを入力すると、このバッチのナンバーによりソー
ター情報(図17)を検索して各仕分けシュート23へ仕
分ける物品4(コード)と数量のデータを求めて待機
し、ベルトコンベヤ装置16の駆動信号を入力すると、バ
ーコードリーダ17より搬入コンベヤ22に移載された物品
4のデータ(バーコードデータ)を入力する毎に、この
物品4を仕分ける仕分けシュート23を判断し、追跡して
この仕分けシュート23位置に到達するとこの仕分けシュ
ート23に対向する駆動装置37へ仕分け信号を出力して物
品4を目的の仕分けシュート23へ仕分ける。
【0063】また仕分けの際に検品を実行する。すなわ
ち、目的の仕分けシュート23を特定できない物品4、す
なわち誤ってピッキングされた物品4は、リジェクトラ
イン(図示せず)へ排出し、またベルトコンベヤ装置16
の駆動信号を入力した際に、前回のバッチにおいて、未
だに仕分けシュート23へ仕分ける物品4のバーコードデ
ータを入力していないとき、この物品4のデータおよび
数量を、バッチおよび仕分けシュート23のナンバーとと
もに欠品データとしてカートコントローラ74へ出力す
る。
【0064】そして、このバッチの全ての物品4の仕分
けが終了すると、払い出しコンベヤ25を駆動してコンテ
ナ24をシュートバッファライン27へ払い出し、続いて移
載装置30を駆動して空のコンテナ24を仕分けシュート23
位置へ移動させ待機する。
【0065】上記動作をDPSコントローラ72よりバッ
チのナンバーを入力する毎に実行する。 「カートコントローラ74」カートコントローラ74の動作
を説明する。
【0066】上記DPSコントローラ72よりバッチのナ
ンバーを入力すると、このバッチのナンバーにより、図
14に示す仕分けシュート毎およびバッチ毎の新受注番
号の情報を検索して、実行されているバッチの10個の
新受注番号を求める。
【0067】続いてこれら新受注番号よりピッキングカ
ート向け情報(図18)を検索して、新受注番号毎にピ
ッキングデータ、すなわち仕分けシュート23のナンバー
とコンテナ数と棚番号Nとピッキング数量を求める。こ
のとき、コンテナ数が2以上のとき、このコンテナ数と
上記検索した新受注番号の梱包番号(枝番)が一致して
いるかを確認し、確認すると、新受注番号のピッキング
データに基づくピッキング作業を開始できると判断し
て、時間差を設けて(たとえば5分後など一定時間後)
に、上述したピッキングリスト{図8(a)}に載せ
る。
【0068】またソーターコントローラ73より欠品デー
タを入力すると、そのバッチおよび仕分けシュート23の
ナンバーにより、図14に示す仕分けシュート23毎およ
びバッチ毎の新受注番号の情報を検索して、欠品が発生
した新受注番号を求める。続いて、欠品データの物品4
のデータより第2ピッキング間口情報を検索してこの物
品4を収納している間口45の棚番号Nを求め、この棚番
号Nとピッキング数量からなるデータを形成し、求めた
新受注番号のピッキングデータに付加する。これによ
り、欠品となった物品4がピッキングカート設備Zにお
いて補完されることになる。
【0069】またピッキングリストのデータを無線通信
装置44を介してピッキングカート41へ送信する。なお、
ピッキングリストの上位には先にピッキング作業を開始
できると判断した受注番号(古い番号)が載せられ(新
しい受注番号は最後に付加され)、よってシュートバッ
ファライン27の先端部にあるコンテナ24の受注番号が優
先的に表示される。
【0070】次に、ピッキングカート41より、無線通信
装置44を介してピッキングリストに基づいて選択された
受注番号の選択データ(後述する)を入力すると、この
受注番号のピッキングデータ(受注番号を含む)を無線
通信装置44を介してピッキングカート41へ送信する。
【0071】またピッキングカート41より、無線通信装
置44を介して受注番号を含むピッキング終了データ(後
述する)を入力すると、この受注番号のピッキングデー
タを消去する。 「ピッキングカート41のピッキング端末機59のコントロ
ーラ65」ピッキング端末機59のコントローラ65の動作を
説明する。
【0072】初期画面として、カートコントローラ74よ
りアンテナ66および無線通信装置64を介して受信してい
る上記ピッキングリスト{図8(a)}を液晶表示器62
へ表示する。
【0073】続いてタッチパネル63の操作により検出し
た位置の受注番号のデータを、受注番号の選択データと
して無線通信装置64およびアンテナ66を介してカートコ
ントローラ74へ送信する。
【0074】この送信に応答してカートコントローラ74
よりアンテナ66および無線通信装置64を介してピッキン
グデータ(受注番号を含む)を受信すると、図8(b)
に示すように液晶表示器62に、受注番号、仕分けシュー
ト23の番号およびコンテナ24の数、およびピッキング作
業を行う作業データ、すなわち「間口45の棚番号Nおよ
びピッキングする物品4の数量」、さらに「検品」スイ
ッチ、「終了」スイッチを表示する。この表示によりピ
ッキング作業が開始される。
【0075】続いてバーコードリーダ61より物品4がピ
ッキングされた間口45のラベル46のバーコードデータ
(棚番号Nに相当する)を入力すると、このデータが上記
作業データと一致しているかを確認し、確認すると確認
した作業データを消去する(なお、ピッキング数量に相
当する回数、バーコードデータは入力されるものとす
る)。間違っていると、液晶表示器62にエラーを表示さ
せ、間違いを警告する。
【0076】そして、全ての作業データの消去を確認す
ると、ラベルプリンタ60へ上記コンテナ数に1を加算し
た枚数の出荷ラベル67を出力させる。出荷ラベル67へ印
字するデータとしては上記受注番号をラベルプリンタ60
へ送信する。
【0077】また全ての作業データの消去を確認した
後、「終了」スイッチの位置の操作を確認すると、受注
番号を含むピッキング終了データを無線通信装置64およ
びアンテナ66を介してカートコントローラ74へ送信す
る。 『作用』上記構成によるピッキング作業の動作を説明す
る。 1.ピッキング作業前 受注コンピュータ71に受注情報が入力されると、受注コ
ンピュータ71において、DPS情報、ソーター情報、お
よびピッキングカート向け情報が形成され、それぞれ、
DPSコントローラ72、ソーターコントローラ73、およ
びカートコントローラ74へ出力され、また図14に示す
仕分けシュート毎およびバッチ毎の新受注番号の情報が
形成され、この情報と図10(c)へ示す第2ピッキン
グ間口情報がカートコントローラ74へ出力される。これ
ら情報は、各コントローラ71,72,73に記憶される。 2.ディジタルピッキング設備Xおよびソーター設備Y
におけるピッキング作業 DPSコントローラ72は、1バッチ分のピッキングを行
う間口6の間口表示器2を点灯させ、作業者に1バッチ
分のピッキング作業を実行させる。このとき、実行して
いるバッチのナンバーをソーターコントローラ73、およ
びカートコントローラ74へ出力する。
【0078】ピッキング作業者はピッキングする間口6
の間口表示器2にピッキング数量が表示され、表示/完
了ボタン13が点灯されると、この間口表示器2の表示に
したがって、その間口6からピッキング数量の物品4を
ピッキングしてベルトコンベヤ装置16へ物品4のバーコ
ードが上になるように直接載せ、表示/完了ボタン13を
押す。DPSコントローラ72は、この表示/完了ボタン
13の入力を確認すると、間口表示器2を消灯し、全ての
間口6のピッキング作業完了を確認すると、ベルトコン
ベヤ装置16を駆動して、載せられている物品4をソータ
ー設備Yへ搬送させる。前記一定時間後、DPSコント
ローラ72は、次の1バッチ分のピッキングを行う間口6
の間口表示器2を点灯させる。
【0079】ソーターコントローラ73は、入力したバッ
チのナンバーにより、ソーター情報に基づいて物品4を
仕分ける仕分けシュート23を特定する。このとき、特定
される仕分けシュート23は、全体の半数となる。そし
て、ベルトコンベヤ装置16のより物品4が搬送され、こ
のバーコードデータがバーコードリーダ17より入力され
ると、このバーコードデータにより物品4を判別し、目
的の仕分けシュート23へ仕分ける。この仕分けシュート
23により仕分けられた物品4は、自動供給されているコ
ンテナ24へ投入される。
【0080】また、ソーター設備Yにおける検品を実行
する。すなわち、目的の仕分けシュート23が見つからな
い物品4をリジェクトライン(図示せず)へ搬送し、こ
れにより、誤ってピッキングされた物品4を排除し、ま
たバッチ終了時に仕分けシュート23へ仕分ける物品4が
搬送されてこないとき、不足した物品4に応じた上記欠
品データを形成し、カートコントローラ74へ出力する。
【0081】そして、このバッチの仕分けが終了する
と、払い出しコンベヤ25を駆動して仕分けが終了したコ
ンテナ24をシュートバッファライン27へ払い出し、シュ
ートバッファライン27にストレージさせる。このように
ストレージさせることで1仕分けシュート23により複数
のバッチ、すなわち複数の仕分け先をこなせるようにな
る。続いて移載装置30を駆動して仕分けシュート23へコ
ンテナ24を補完する。
【0082】このように、バッチ毎に仕分けが実行され
るとき、ソーター情報から判るように、半数の仕分けシ
ュート23が1バッチの仕分けに使用され、図19に示す
ように、バッチ毎に半数の仕分けシュート23が交互に使
用される。よって、仕分けを中断しているシュートバッ
ファライン27からコンテナ24を取り出すことができ、か
つコンテナ24を取り出している間にも、ソーター装置21
を止めることなくピッキング作業を続行することが可能
となる。またシュートバッファライン27にストレージさ
れる同じ受注番号のコンテナ24は、図20に示すよう
に、同じ仕分けシュート23に仕分けられる(図14に示
す各仕分けシュート23毎、バッチ毎の受注番号参照)。 3.ピッキングカート設備Zにおけるピッキング作業 カートコントローラ74は、入力したバッチのナンバーに
より、ピッキングカート向け情報およびバッチ毎の受注
番号に基づいて受注番号毎にピッキングデータ、すなわ
ち仕分けシュート23のナンバーとコンテナ数と棚番号N
とピッキング数量を求め、時間差をおいて(たとえば5
分後に)、ピッキングリストに載せ、このピッキングリ
ストのデータを無線通信装置44を介してピッキングカー
ト41へ送信する。なお、コンテナ数が2以上のとき、こ
のコンテナ数と検索した受注番号の梱包番号が一致して
いるかを確認し、確認したときピッキングリストに載せ
る。また入力した欠品データに基づいて補充する物品4
をピッキングデータに付加する。上記時間差により、デ
ィジタルピッキング設備Xおよびソーター設備Yにおけ
る作業と、ピッキングカート設備Zにおける作業の時間
差を吸収している。
【0083】ピッキングカート41の作業者は、作業開始
時に、初期画面のピッキングリストの中から先頭の受注
番号を選択し、タッチパネル63を操作する。すると、そ
の受注番号の選択データはカートコントローラ74へ送信
され、その応答により、液晶表示器62に、受注番号、仕
分けシュート23の番号およびコンテナ24の数、およびピ
ッキング作業を行う作業データ、すなわち「間口45の棚
番号Nおよびピッキングする物品4の数量」、さらに
「検品」スイッチ、「終了」スイッチが表示される。な
お、ピッキングリストの中から先頭の受注番号(上記古
い番号)を選択することにより、シュートバッファライ
ン27の先端部にあるコンテナ24の受注番号(最も速くピ
ッキング作業を実行する必要がある受注番号)が優先的
に選択される。
【0084】次に、ピッキングカート41の作業者は、仕
分けシュート23の番号に基づいてこの番号の仕分けシュ
ート23までピッキングカート41を移動させて、この仕分
けシュート23から表示されたコンテナ数のコンテナ24を
取り出し、中の物品4を集品容器54へ移し替え、空にな
ったコンテナ24をコンテナ戻しライン28へ載せる。この
空のコンテナ24は、コンテナ戻しライン28を介して空コ
ンテナ供給装置26へ移送され、空コンテナ供給装置26に
より各仕分けシュート23の待機位置(移載装置30位置)
まで搬送される。
【0085】ピッキングカート41の作業者は、次に、作
業データの棚番号Nの間口45から作業データのピッキン
グ数量の物品4をピッキングして集品容器54へ投入し、
この間口45のバーコードラベル46よりバーコードリーダ
61を使用してバーコードデータをピッキング数量の回数
読み取らせる。この操作により、ピッキングした物品4
が検品され、正常なとき、「検品」スイッチが点灯し、
実行した作業データが消去される。ピッキングカート41
の作業者は、この検品スイッチの点灯および前記消去を
確認して次の作業データによるピッキング作業を続行す
る。なお、コンテナ24を取り出した物品4を含めて物品
4を収納する集品容器54は、コンテナ数に1を加算した
個数は必要となる。
【0086】カートコントローラ74は、作業データに基
づくピッキング作業が終了すると、ラベルプリンタ60に
よりコンテナ数に1を加算した枚数の出荷ラベル67を発
行する。ピッキングカート41の作業者は、これら出荷ラ
ベル67を集品容器に貼り付け、「終了」スイッチを操作
する。これにより、このピッキングを実行した受注番号
の作業が終了したと判断され、液晶表示器62に初期画面
が表示される。
【0087】続いてピッキングカート41の作業者は、出
荷エリアへ移動して集品容器54を卸して、初期画面で次
の受注番号を選択することにより、次のピッキング作業
を開始する。
【0088】なお、ピッキングカート41の作業者は、最
初に仕分けシュート23のコンテナ24より物品4を集品容
器54へ移載しているが、作業データに基づくピッキング
作業を先に実行し、その後に仕分けシュート23のコンテ
ナ24より物品4を集品容器54へ移載してもよい。
【0089】このように、仕分ける物品(受注情報の物
品)4が第1ピッキング棚1(ディジタルピッキング設
備Xおよびソーター設備Y)と第2ピッキング棚43(ピ
ッキングカート設備Z)へ各棚間口情報{図10
(b),図10(c)}に基づいて割り振られ、この割
り振りのデータに基づいて、ディジタルピッキング設備
Xおよびソーター設備Yで仕分けられる物品4と、ピッ
キングカート設備Zで集品される物品4とを合わせる
(組み合わせる)ことで受注番号(仕分け先毎)の物品
4の仕分けが行われる。
【0090】以上のように本実施の形態によれば、上記
ディジタルピッキング設備Xとソーター設備Yとピッキ
ングカート設備Zを備えることにより、従来のディジタ
ルピッキングシステム、ソーターシステム、ピッキング
カートシステムそれぞれの課題を、それぞれの設備X,
Y,Zで補うことで可能となり、効率的なピッキング設
備を提供できる。
【0091】すなわち、ディジタルピッキング設備Xと
ソーター設備Yを連続して設けることにより、従来のソ
ーターシステムの投入作業者が不要となり、省力化を実
現でき、またソーター設備Yにより検品を行うことによ
り、ディジタルピッキング設備Xにおけるピッキングミ
スを解消することができ、検品ラインを不要とすること
ができる。また仕分ける物品(受注情報の物品)4のう
ち、ソーター装置21により仕分け可能な大きさ(比較的
に軽くて小さいサイズ)で、仕分ける量が多いと予測さ
れる物品4を第1ピッキング棚1ヘ優先的に割り振り、
他の物品4を第2ピッキング棚43へ割り振りすることに
より、効率的なピッキング作業を行うことができるとと
もに、ピッキングカート41によりピッキングする物品4
は一部の物品4となり、ピッキングカート41を押しなが
らピッキング作業を行う作業者の移動距離を減らすこと
ができ、省力化を実現できる。
【0092】またピッキングカート設備Zにおいても検
品が実行され、ピッキングミスを防止することができ
る。すなわち、集品容器54へピッキングした物品4を投
入した間口45のバーコードラベル46のバーコードを、バ
ーコードリーダ61を使用してピッキング数量読み取らせ
ることにより、棚番号Nとピッキング数量を確認でき、
ピッキングミスを防止できる。
【0093】また実施の形態によれば、同じ受注番号
(仕分け先)単位の物品4の仕分けが、ソーター設備Y
により実行された後、ピッキングカート設備Zにより実
行されることによって、ソーター設備Yにより仕分けら
れた物品4をピッキングカート設備Zの集品容器54に移
載してピッキング作業を実行することが可能となる。
【0094】また実施の形態によれば、ピッキングカー
ト41のピッキング端末機59に指示される仕分けシュート
23よりピッキングカート41の集品容器54へ、前記仕分け
シュート23に仕分けられた物品4が合わされることによ
って、同じ受注番号(仕分け先)の物品4をまとめる作
業者が不要となり、省力化を実現できる。
【0095】また実施の形態によれば、ソーター設備Y
の各仕分けシュート23に配置されたコンテナ24に、この
仕分けシュート23に仕分けられる物品4が収納され、こ
のコンテナ24より仕分けられた物品4が、ピッキングカ
ート41の集品容器54へ移載されると、再度仕分けシュー
ト23へ戻され、再使用されることにより、コンテナ24を
循環して使用でき、コストを低減することができる。
【0096】また実施の形態によれば、物品4の仕分け
済みのコンテナ24はシュートバッファライン27に貯留さ
れることにより、ディジタルピッキング設備Xおよびソ
ーター設備Yにおける仕分け作業とピッキングカート設
備Zにおける仕分け作業の時間差を吸収することができ
る。またシュートバッファライン27を設けることによ
り、同じ仕分けシュート23を異なるバッチで連続して使
用することができ、仕分けシュート23の数を減らすこと
ができ、よってソーター装置21を駆動装置37の少ない小
型なもの、また長さの短いものを使用でき、コストおよ
び設置スペースを少なくすることができる。
【0097】また実施の形態によれば、仕分け収納容器
として、再使用に耐えるコンテナ24が使用され、また集
品容器として、出荷用の容器として出荷可能なダンボー
ルが使用されることにより、用途に応じて容器の使い分
けることができるとともに、コストの低減が可能とな
る。
【0098】また実施の形態によれば、各受注番号単位
(仕分けの単位)毎に仕分け先の仕分けシュート23が設
定され、この設定された仕分けシュート23に、仕分け単
位毎の物品の仕分けが行われることにより、必要なコン
テナ数が複数になったときに、ピッキングカート41の作
業者が、複数の仕分けシュート23に渡って移動する必要
がなくなり、負担を軽減することができ、さらに特定の
仕分けシュート23に同じ受注番号(仕分け先)の物品が
仕分けられることにより、仕分けシュート23に仕分けら
れた物品を仕分け先毎に取り出すときに、この作業者が
誤って異なる仕分けシュート23のコンテナ24より物品4
を移載する恐れを少なくすることができる。
【0099】また実施の形態によれば、各受注番号単位
(仕分けの単位)毎に、分割される仕分けシュート23が
使用されることにより、使用されていない仕分けシュー
ト23において、先に仕分けられた物品4を取り出す時間
が生まれ、ソーター設備Yを連続して使用することが可
能となる。
【0100】また実施の形態によれば、ピッキングカー
ト設備Zにおいてピッキング作業が終了すると、ラベル
プリンタ60により発行された出荷ラベル67が集品容器54
に取り付けられることにより、集品容器54が誤った仕分
け先へ出荷される恐れを少なくすることができる。
【0101】また実施の形態によれば、ディジタルピッ
キング設備Xによる物品4の仕分けの結果、欠品が生じ
るとその情報(欠品データ)はピッキングカート41のピ
ッキングデータに付加され、ピッキングカート41のピッ
キング端末機59へ転送され、この欠品の情報に基づいて
ピッキングカート設備Zにおいてピッキング作業が実行
されることにより、ディジタルピッキング設備Xにおい
て欠品が生じてもピッキングカート設備Zにおいて物品
4を補充でき(バックアップすることができ)、よって
仕分け先において物品4が不足しているという事態を避
けることができる。
【0102】また実施の形態によれば、ディジタルピッ
キング設備Xおよびソーター設備Yと、ピッキングカー
ト設備Zとが面して配置されていることにより、ディジ
タルピッキング設備Xとソーター設備Yによる物品のピ
ッキング作業に続いて、ピッキングカート設備Zにおい
てピッキング作業が実行される際の作業効率を改善する
ことができる。
【0103】また実施の形態によれば、ピッキングカー
ト設備Zのピッキング端末機59に、仕分け先の受注情報
と、集品容器54に合わせる物品4が仕分けられるソータ
ー設備Yの仕分けシュート23の情報と、物品4を取り出
すピッキングカート設備Zの間口45の情報が指示される
ことにより、ピッキングカート41の作業者はこの情報の
みにしたがってピッキング作業を実行することができ、
作業効率を改善することができる。
【0104】なお、本実施の形態では、第2ピッキング
手段(ソーター設備Y)において物品4を仕分ける手段
として、スラット35と、このスラット35に沿って左右方
向へ駆動され物品4を仕分けシュート23へ払い出す押し
部材36を備えたソーター装置21を使用しているが、この
ようなソーター装置に限ることはなく、目的の仕分けシ
ュート23位置で仕分けシュート23側へ傾くことで物品4
を仕分けることができるトレイを連ねたトレイ式ソータ
ー装置等を使用することもできる。
【0105】また本実施の形態では、ピッキングカート
41のピッキング端末機59(液晶表示器62)に仕分けシュ
ート23の番号およびコンテナ24の数を表示し、ピッキン
グカート41の作業者がコンテナ24を取り出す仕分けシュ
ート23およびコンテナ数を表示しているが、図20に仮
想線で示すように、各仕分けシュート27の先端に、それ
ぞれディジタル表示器81を設けて、仕分けシュート27よ
り取り出すコンテナ数を表示するようにすることもでき
る。このとき、各ディジタル表示器81はカートコントロ
ーラ74に接続され、ピッキングカート41において選択さ
れた受注番号よりピッキングカート向け情報が検索さ
れ、この受注番号の仕分けシュート番号のディジタル表
示器81に、この受注番号のコンテナ数のデータが出力さ
れて表示される。
【0106】また本実施の形態では、第1ピッキング手
段(ディジタルピッキング設備X)において、物品収納
用の複数の間口6を備え、各間口6毎にピッキングする
物品の情報を表示する間口表示器2を備えた手段として
第1ピッキング棚1を使用しているが、棚に限ることは
なく、平置き場(床面)に、物品収納用の複数の間口を
設け、各間口毎にピッキングする物品の情報を表示する
間口表示手段を備えるようにしてもよい。また第3ピッ
キング手段(ピッキングカート設備Z)において、物品
収納用の複数の間口45を備えたピッキングエリアとし
て、第2ピッキング棚43を使用しているが、棚に限るこ
とはなく、平置き場(床面)に、物品収納用の複数の間
口を備えるようにしてもよい。もちろん、一般棚でもよ
い。
【0107】また本実施の形態では、仕分け先を店舗別
として受注情報を形成しているが、店舗に限ることはな
く、オーダー別、商品などのカテゴリー別あるいは区分
別、地域別、搬送トラック別などとすることもできる。
【0108】また本実施の形態では、ラベルプリンタ60
により出荷ラベル67を発行しているが、ラベルに代え
て、または加えて、受注番号毎にピッキングされる物品
4とその数量が印刷された明細書(仕分け先表示手段の
一例)を発行するようにすることもできる。この明細書
により、ピッキングカート41の作業者は、最終的な物品
4の検品を行うことができ、受注先(仕分け先)におい
て物品4の過不足が発生する事態を避けることができ
る。またラベルプリンタ60により発行した出荷ラベル67
を集品容器54に貼り付けているが、インクを噴射する手
段(たとえば、インクジェットプリンタなど)により出
荷先を集品容器54に直接印字するようにしてもよい。ま
たラベルプリンタ60は固定されているが、ハンディタイ
プとすることもできる。
【0109】また本実施の形態では、第1ピッキング棚
1の各間口6に間口作業終了入力手段として表示/完了
ボタン13(間口表示器2)を設けているが、作業範囲の
単位(たとえば列)内の1つの間口6のみに1台の表示
/完了ボタン13を設けるようにしてもよい。このとき、
この表示/完了ボタン13の操作により作業範囲単位内全
ての間口6におけるピッキング終了が入力される。な
お、他の間口6の間口表示器2はピッキング数量を表示
するディジタル表示器12のみとなる。また表示/完了ボ
タン13の操作回数によりピッキングした物品4の数量を
入力するようにすることができる。このとき、DPSコ
ントローラ72は表示/完了ボタン13の操作回数によりピ
ッキングされた物品4の数量を算出し、ピッキング数量
のミスの発生を監視することができる。
【0110】また本実施の形態では、第3ピッキング手
段(ピッキングカート設備Z)の集品容器54としてダン
ボールを使用しているが、バケットやケースやコンテナ
など、あるいは蓋付きのもの(封函可能なもの)を使用
することも可能である。また第2ピッキング手段(ソー
ター設備Y)の仕分け収納容器としてコンテナ24を使用
し、第3ピッキング手段(ピッキングカート設備Z)の
集品容器54としてダンボールを使用し、それぞれ異なる
容器を使用しているが、同じ容器を使用することも可能
である。
【0111】また本実施の形態では、第3ピッキング手
段(ピッキングカート設備Z)の間口45(棚番号N)を
特定する符号としてバーコードを使用し、また第2ピッ
キング手段(ソーター設備Y)において物品4を特定す
る符号として物品4に付けられているバーコードを使用
しているが、バーコードに限ることはなく、数字やアル
ファベットなどの文字や絵文字、画像などを使用するこ
ともできる。このとき、バーコードリーダ17,61に代え
て、画像認識装置を使用する。
【0112】また本実施の形態では、第1ピッキング手
段(ディジタルピッキング設備X)において、ベルトコ
ンベヤ装置16を挟んで第1ピッキング棚1を配置してい
るが、片方に配置してもよく、さらにベルトコンベヤ装
置16による物品4の搬送方向とは直角な向きに配置する
ことも可能である。また第1ピッキング手段(ディジタ
ルピッキング設備X)における物品搬送手段として、ベ
ルトコンベヤ装置16を使用しているが、ベルトコンベヤ
装置16に限ることはなく、ローラ駆動コンベヤ装置など
他の物品4の搬送手段を備えてもよい。
【0113】また本実施の形態では、第1ピッキング棚
1、第2ピッキング棚43として流動棚を使用している
が、物品収納用容器5が移動しない一般棚を使用するよ
うにすることもできる。
【0114】また本実施の形態では、間口表示器2の表
示/完了ボタン13として押しボタンスイッチを使用して
いるが、これらのスイッチ機能をひもを引っ張ることに
よりオンするスイッチやフットスイッチに代えることも
できる。また各間口6に、仕分けする物品4あるいは収
納容器5が無くなったことを報知(入力)する補充報知
(入力)手段を設けるようにすることもできる。また、
この補充報知(入力)手段の機能を間口表示器2に持た
せてもよい。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1ピッキング手段と第2ピッキング手段と第3ピッキン
グ手段を備えることにより、従来のディジタルピッキン
グシステム、ソーターシステム、ピッキングカートシス
テムそれぞれの課題を、それぞれの手段で補うことで可
能となり、効率的なピッキング設備を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるピッキング設備の
概略配置図である。
【図2】同ピッキング設備のディジタルピッキング設備
の側面図である。
【図3】同ピッキング設備のディジタルピッキング設備
のピッキング棚の正面図である。
【図4】同ピッキング設備のソーター設備の要部斜視図
である。
【図5】同ピッキング設備のソーター設備の仕分けシュ
ート部側面図である。
【図6】同ピッキング設備のソーター設備の空コンテナ
供給部側面図である。
【図7】同ピッキング設備のピッキングカート設備の要
部斜視図である。
【図8】同ピッキング設備のピッキングカート設備のピ
ッキング端末機に表示される画面図である。
【図9】同ピッキング設備の制御構成図である。
【図10】同ピッキング設備の受注情報およびピッキン
グ棚の間口情報の説明図である。
【図11】同ピッキング設備のデータ作成のフローチャ
ートである。
【図12】同ピッキング設備のディジタルピッキング設
備とピッキングカート設備における受注情報の説明図で
ある。
【図13】同ピッキング設備の受注番号毎のディジタル
ピッキング設備とピッキングカート設備における受注番
号の説明図である。
【図14】同ピッキング設備の仕分けシュート毎、バッ
チ毎の受注番号の割り振りの説明図である。
【図15】同ピッキング設備のディジタルピッキング設
備のピッキングデータの説明図である。
【図16】同ピッキング設備のディジタルピッキング設
備のDPS情報の説明図である。
【図17】同ピッキング設備のソーター設備のソーター
情報の説明図である。
【図18】同ピッキング設備のピッキングカート設備の
ピッキングカート向け情報の説明図である。
【図19】同ピッキング設備のソーター設備による仕分
け動作の説明図である。
【図20】同ピッキング設備のソーター設備による仕分
け動作の説明図である。
【符号の説明】
1 第1ピッキング棚 2 間口表示器 4 物品 5 物品収納用容器 6 間口 16 ベルトコンベヤ装置 17 バーコードリーダ 21 ソーター装置 23 仕分けシュート 24 コンテナ 25 払い出しコンベヤ 26 空コンテナ供給装置 27 シュートバッファライン 28 コンテナ戻しライン 30 移載装置 35 スラット 36 押し部材 37 駆動装置 41 ピッキングカート 43 第2ピッキング棚 45 間口 46 バーコードラベル 54 集品容器 59 ピッキング端末機 60 ラベルプリンタ 65 ピッキングカートのコントローラ 67 出荷ラベル 71 受注コンピュータ 72 DPSコントローラ 73 ソーターコントローラ 74 カートコントローラ X ディジタルピッキング設備 Y ソーター設備 Z ピッキングカート設備

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品収納用の複数の間口を備え、各間口
    毎に、ピッキングする物品の情報を表示する間口表示手
    段を備え、前記間口に沿って敷設される物品搬送手段と
    前記各間口との間で、前記間口表示手段にしたがって、
    物品のピッキング作業を行う第1ピッキング手段と、 前記第1ピッキング手段の物品搬送手段により搬送され
    る物品を連続搬送しながら、搬送脇に配置される各仕分
    け間口へ前記物品の仕分けを行う第2ピッキング手段
    と、 物品収納用の複数の間口を有するピッキングエリアと、
    前記ピッキングエリアの間口からの物品の取り出し情報
    が指示される指示手段および前記物品を集品する集品容
    器を載置する載置部を有する移動車を備え、前記ピッキ
    ングエリアに沿って前記移動車を移動しながら、前記指
    示手段の指示にしたがってピッキングエリアの間口から
    物品を取り出し、前記集品容器へ集品することにより、
    物品のピッキング作業を行う第3ピッキング手段とが設
    けられ、 前記第2ピッキング手段で仕分けられる物品と前記第3
    ピッキング手段で集品される物品を合わせることで仕分
    け先毎の物品の仕分けを行うことを特徴とするピッキン
    グ設備。
  2. 【請求項2】 第2ピッキング手段による仕分け先単位
    の物品の仕分けは、第3ピッキング手段による前記仕分
    け先単位の物品の集品より先に実行されることを特徴と
    する請求項1に記載のピッキング設備。
  3. 【請求項3】 移動車の指示手段に、集品容器に合わせ
    る物品が仕分けられる第2ピッキング手段の仕分け間口
    の情報が指示され、 作業者はこの指示手段に指示される仕分け間口より移動
    車の集品容器へ、前記仕分け間口に仕分けられる物品を
    合わせることを特徴とする請求項1に記載のピッキング
    設備。
  4. 【請求項4】 各仕分け先の受注情報の各物品は、第1
    ピッキング手段と第3ピッキング手段に振り分けられ、
    この振り分け情報に基づいて、前記第1ピッキング手段
    の各間口の間口表示手段に表示され、第3ピッキング手
    段の移動車の指示手段に指示される、物品のピッキング
    情報が形成され、 前記ピッキング情報により前記第1ピッキングエリアの
    各間口の間口表示手段が表示され、時間差を設けて、前
    記ピッキング情報により前記移動車の指示手段に指示さ
    れることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに
    記載のピッキング設備。
  5. 【請求項5】 第2ピッキング手段の各仕分け間口に
    は、この仕分け間口に仕分けられる物品を収納する仕分
    け収納容器が配置され、 この仕分け収納容器に仕分けられた物品が、移動車の集
    品容器へ移載されると、再度仕分け間口へ戻され、前記
    仕分け収納容器は循環使用されることを特徴とする請求
    項1〜請求項4のいずれかに記載のピッキング設備。
  6. 【請求項6】 各仕分け間口にそれぞれ、物品の仕分け
    済みの仕分け収納容器が貯留されるラインを設けたこと
    を特徴とする請求項5に記載のピッキング設備。
  7. 【請求項7】 第2ピッキング手段の仕分け収納容器と
    第3ピッキング手段の集品容器には、それぞれ異なる容
    器を使用することを特徴とする請求項5または請求項6
    に記載のピッキング設備。
  8. 【請求項8】 第1ピッキング手段と第2ピッキング手
    段による物品の仕分けは、1の仕分けの単位毎に実行さ
    れ、各仕分けの単位毎に仕分け先の仕分け間口が設定さ
    れることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに
    記載のピッキング設備。
  9. 【請求項9】 第2ピッキング手段の仕分け間口は複数
    に分割され、分割される間口は仕分けの単位毎に順に使
    用されることを特徴とする請求項8に記載のピッキング
    設備。
  10. 【請求項10】 各仕分け先はそれぞれ特定の仕分け間
    口に設定されることを特徴とする請求項8または請求項
    9に記載のピッキング設備。
  11. 【請求項11】 各移動車に、集品容器用に仕分け先を
    表示する仕分け先表示手段を発行する印字手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記
    載のピッキング設備。
  12. 【請求項12】 第1ピッキング手段による物品の仕分
    けの結果生じる欠品の情報が、移動車の指示手段に転送
    され、この欠品の情報に基づいて第3ピッキング手段に
    おいて物品のピッキング作業が行われることを特徴とす
    る請求項1〜請求項11のいずれかに記載のピッキング
    設備。
  13. 【請求項13】 第1ピッキング手段および第2ピッキ
    ング手段と、第3ピッキング手段とが面して配置されて
    いることを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか
    に記載のピッキング設備。
  14. 【請求項14】 第3ピッキング手段の指示手段に、仕
    分け先の受注情報と、集品容器に合わせる物品が仕分け
    られる第2ピッキング手段の仕分け間口の情報と、物品
    を取り出すピッキングエリアの間口の情報が指示される
    ことを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記
    載のピッキング設備。
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