JP2003104419A - プラスチック容器用キャップ - Google Patents

プラスチック容器用キャップ

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JP2003104419A JP2001294662A JP2001294662A JP2003104419A JP 2003104419 A JP2003104419 A JP 2003104419A JP 2001294662 A JP2001294662 A JP 2001294662A JP 2001294662 A JP2001294662 A JP 2001294662A JP 2003104419 A JP2003104419 A JP 2003104419A
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plug
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Tomoyasu Yamashita
知康 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーシングによって支持された栓体に刺入さ
れた針等を栓体から引き抜いた際に生じる管状の空隙が
十分にふさがらず、プラスチック容器内部に封入されて
いた液状物が外部に漏出してしまう。 【解決手段】 ケーシング5a、5bと栓体1とを備え
たプラスチック容器用キャップであって、前記栓体に容
器側に凸部2を備え、前記凸部2の境界面の面積が前記
栓体の上面4における面積の25%以上であるキャップ
を用いる。また、全体の容器側に複数個の凸部を備えた
キャップを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輸液用容器、食品
用容器などのプラスチック容器用のキャップに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、点滴液等の液状薬剤等や液状食
品等を収容するプラスチック容器のキャップは、弾性を
有する栓体と前記栓体を固定するためにケーシングとを
具備するものである。前記栓体は、容器内部を密封する
ことができるものである。また、前記栓体は、注射針等
に代表されるような先端が鋭利な筒状の針等の先端が貫
通した場合には、前記針等を介してプラスチック容器内
部の薬剤等が外部に流出できるように、注射器内部の薬
剤を注入することによりプラスチック容器内部の薬剤等
と混合するために注射針を刺すことができるようにキャ
ップに備えられているものである。このため、前記栓体
は針等が貫通しやすいように弾性を有する材料で構成さ
れているのが通常である。
【0003】また、前記キャップは、プラスチック容器
内部を外部から遮断するものであり、プラスチック容器
内に収容される液状物が外部に漏れないようにするもの
である。このためにキャップを構成するケーシングと栓
体とはケーシングが栓体を内側に支持する構造が採用さ
れ、前記栓体と前記ケーシングは融着または密着してい
るものであるのが通常である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ケーシングによって支
持された栓体に先端が鋭利な針等を刺した場合には、前
記栓体は前記針等によってケーシング方向に加圧されて
体積収縮を生じるのであるが、刺入した針の径が太い場
合や針の栓体への刺入が長期間である場合には、栓体を
構成する弾性体材料が応力緩和を起こし、針を栓体から
抜いても栓体の体積収縮が復元しない場合がある。前記
栓体の体積収縮が十分に復元しない場合には、刺入され
た針等を栓体から引き抜いた際に生じる管状の空隙が十
分にふさがらず、プラスチック容器内部に封入されてい
た液状物が外部に漏出してしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討の
結果、ケーシングと栓体とを備えたプラスチック容器用
キャップにおいて、容器側に凸部を備えたものであり、
前記凸部の境界面の面積が前記栓体の上面における面積
の25%以上である栓体を用いることで、上記課題を解
決し、本発明に至ったものである。また、ケーシングと
栓体とを備えたプラスチック容器用キャップにおいて、
容器側に複数個の凸部を備えた栓体を用いて、上記課題
を解決することをも見出したのである。
【0006】
【発明の実施の形態】本願における第一の発明は、ケー
シングと栓体とを備えたプラスチック容器用キャップに
おいて、前記栓体は容器側に凸部を備えたものであり、
前記凸部の境界面の面積は前記栓体の上面における面積
の25%以上であることを特徴とするキャップである。
【0007】図1は第一の発明の一実施形態を示すプラ
スチック容器用キャップの概断面図である。図1におい
て、栓体は栓体主部と凸部とで構成され、1は栓体主
部、2は栓体の凸部、3は栓体固定部、4は栓体の上面
である。5a及び5bは栓体主部1を支持するためのケ
ーシングである。なお、図1中の点線で示されたXにつ
いては、凸部の仮想の境界面である。境界面とは、栓体
主部と凸部との境界面、すなわちケーシングに拘束され
ている部分とケーシングにより拘束されていない部分の
境界を面で表したものである。
【0008】図1の実施形態においては、栓体主部1は
栓体の固定部3においてケーシングと固定され、凸部2
はケーシングと固定されていない状態にある。前記凸部
は、ケーシング及び容器によっては拘束されない部分で
ある。この実施形態において針を刺入した場合には、図
2に示す状態となる。上面4から容器内部へ垂下して凸
部2に至るまでの栓体主部は、栓体主部1が固定部3に
おいて固定されているために、水平方向(固定部方向)
には広がることができないために体積収縮を生じる。こ
の体積収縮により栓体主部を構成する弾性体が応力緩和
を生じてしまい、栓体主部については、針7を引抜いた
際には栓体主部の形状が十分に復元せず、針の引抜き跡
を十分にふさがない場合がある。しかし、図2の状態の
凸部については、ケーシングと固定されておらず、水平
方向(固定部方向)に広がりながら変形するために体積
収縮が起こらないので、針の刺入まえの弾性を保持し、
針の引抜き跡を十分にふさぐことができる。
【0009】図3は、第一の発明の他の実施形態を示す
プラスチック容器用キャップの概断面図である。栓体主
部1の上面4において上面の外周41の付近に凹部6を
備えている。この実施形態において、凹部6が上面の中
央に設けられるのではなく、外周部41付近に設けられ
ていることにより、前記凹部より針を刺入した後に針を
引抜いた場合には、図4に示すように凹部から凸部の端
部に至る湾曲した引抜き跡8が生じる。図5に示すよう
に、針7の先端部が凸部2の側面10に近い位置を貫通
する際に、刺入の際の針先端部からの圧力を受け止める
弾性体の量が凸部の側面付近と凸部中央付近とでは異な
るので、前記凸部は前記圧力を受け止める弾性体の量が
少ない凸部側面付近が伸び易い。したがって、図4にお
ける引抜き跡8は、凸部2の伸び度合いの違いにより、
凸部付近で湾曲して、凸部中央付近に針を刺入した場合
の針の引抜き跡に比べて湾曲した分だけ距離の長い引抜
き跡になっている。図4における引抜き跡8は、距離の
長い引抜き跡であるので、針の刺入による弾性体の変形
が復元されて引抜き跡を十分にふさぐために、距離の短
い引抜き跡に比べて有利である。また、先端部分が湾曲
して弧を描いている引抜き跡は幅が上下方向に形成され
ている部分があり、この部分が針の刺入時の圧力に対す
る弾性体の復元力により塞がり易いので、直線状の引抜
き跡に比べて密封しやすい性質を持つものである。ま
た、凸部は、針等の刺入により体積収縮が起こらないの
で応力緩和を生じておらず、十分な変形の復元能力を保
持しているので引抜き跡を十分にふさぐことができるも
のである。つまり、栓体主部1の上面4に凹部を備える
ことは、前記栓体を具備するキャップで密封した容器に
おいて内部の液状物の漏れを防ぐために好ましい。
【0010】前記凹部は、栓体主部の上面の外周付近に
1個以上が設けられていればよく、特に限定されるもの
ではないが、2〜5個が設けられていることが製造上好
ましい。前記凹部の形状は、特に限定されるものではな
いが、空間部分が円錐状であっても円柱状であっても良
いが、針刺し時の目印として見やすく、また針刺し時の
導びき用として効果があるよう円錐状であることが好ま
しい。前記凹部の深さは、0.3〜2mmであることが
好ましく、0.5mm未満である場合には目立たない為
に目印とならず、1.5mmより大きい場合には栓体栓
体の厚みが減るために液漏れに影響が出やすくなるから
である。なお、前記凹部が針を刺しやすくするためのも
のであり、前記凹部から刺した針の先端部は凸部を貫通
するものであることから、前記凹部が設けられる位置
は、前記凹部の中心が栓体主部における前記凸部の設け
られている位置の鉛直上であることが好ましい。また、
栓体に凸部を設けたために針が栓体に刺入する経路の長
さが増えるので、針の刺入を容易にするために、凸部を
設けなかった場合と同程度の刺入の経路長となるような
深さの凹部を設けても良い。
【0011】第一の発明の栓体の材質は、針の引抜き跡
をふさぐための十分な弾性を有するものであれば良く、
特に限定されるものではないが、熱可塑性エラストマー
を含む樹脂を用いることができる。前記熱可塑性エラス
トマーは、水素添加タイプを含むポリエチレン系エラス
トマー、ポリ塩化ビニル系エラストマー、ポリオレフィ
ン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、ポリ
エステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマーな
どを挙げることができるが、殺菌をすることが出来る程
度の水蒸気などに対する耐熱性が必要なためにポリスチ
レン系エラストマーであることが好ましい。前記の熱可
塑性エラストマーを含む樹脂は、熱可塑性エラストマー
のみからなる場合のほか、熱可塑性エラストマーとゴム
との混合物を用いることができ、前記ゴムとしては、特
に限定されるものではないが、シリコンゴムを用いるこ
とが耐久性等の物性が良好なので好ましい。
【0012】第一の発明における栓体に設けられた凸部
は、図1の実施形態及び図3の実施形態にかかわらず、
形状が特に限定されるものではなく、錐状や柱状などを
していてもよいが柱状が好ましく、円柱状であっても四
角柱状であっても良いが、円柱状であることがより好ま
しい。なお、前記凸部は、針の刺入の際の圧力により体
積収縮を殆ど起こさないものであるので、前記凸部の壁
面がケーシングまたはプラスチック容器の内壁面に接し
ないものであることが好ましい。
【0013】前記凸部の厚みは、特に限定されるもので
はないが0.3〜6mmであることが好ましい。0.3
mmより低い場合には針の引抜き後をふさぐ効果が得ら
れないために好ましくなく、6mmより大きい場合に
は、すでに針の引抜き後をふさぐ効果が十分であり、厚
みを増しても効果が向上せずに材料をロスしてしまうた
めに好ましくない。
【0014】第一の発明における栓体の凸部において、
図1における凸部の底部15は略平面状となっている
が、凸部の境界面に小さな凸部若しくは小さな凹部を複
数設けても良い。前記の小さな凸部は、特に形状は限定
されるものではないが、半円状や円錐状のように曲面部
または傾斜部が凸部の表面積の半分以上を占めるものが
好ましい。針の刺入時に前記曲面部または前記傾斜部を
貫通した場合には、針を引抜いた際に図3の針の引抜き
跡8のような先端が弧を描く引抜き跡が得られるからで
ある。前記の小さな凹部は、特に形状は限定されるもの
ではないが、前記の小さな凸部と同様の理由により、凹
部の空間部分が半円状や円錐状となる形状のように曲面
部または傾斜部が凸部の表面積の半分以上を占めるもの
が好ましい。また、前記凸部の側面は、上記の理由と同
様に先端が弧を描く引抜き跡を得ることができるので、
小さな凸部や小さな凹部を設けることが好ましい。
【0015】前記凸部の境界面の面積は、栓体の上面に
おける面積の25%以上であることが好まく、容器の形
状によっては100%であっても良い。前記凸部の境界
面の面積が栓体主部の上面の面積に対して少なくとも2
5%以上を有していれば、栓体が封入するプラスチック
容器の口部中央付近に前記凸部が設けられている場合に
は、針を前記栓体の上面の中央に正確に刺入する必要は
なく、針の刺入の作業を用意にすることができるために
好ましい。
【0016】前記凸部は、前記全体と実質的に一体とし
て構成されていればよく、金型により一体に成形されて
いても良く、針の刺入により栓体から凸部が脱落しない
程度に融着、溶着または接着されていてもよい。
【0017】第一の発明のプラスチック容器用キャップ
は、ケーシングと栓体とを備えたプラスチック容器用キ
ャップであるが、必要に応じて、図6に示すように、封
止体を栓体上に設けてプルトップ型キャップとすること
が好ましい。封止体を設けることにより、栓体を保護す
ることができ、栓体の劣化を防止して、針等の引抜き跡
を十分にふさぐための変形に対する復元能力を維持する
ことが容易となるからである。
【0018】また、本願における第二の発明は、ケーシ
ングと栓体とを備えたプラスチック容器用キャップであ
って、前記栓体は容器側に複数個の凸部を備えたキャッ
プでもある。
【0019】図7は、第二の発明の一実施形態を示すプ
ラスチック容器用キャップの概断面図であり、刺入した
針を抜いた後の図である。図7において、1は栓体、2
1、22、23、24及び25は栓体の凸部、3は栓体
固定部、4は栓体の上面である。5a及び5bは栓体1
を支持するためのケーシングである。
【0020】図7の実施形態においては、栓体1は、栓
体の固定部3においてケーシングと固定され、凸部2
1、22、23、24及び25はケーシングと固定され
ていない状態にある。前記凸部は、ケーシング及び容器
によっては拘束されない部分である。上面4から容器内
部へ垂下して凸部2に至るまでの栓体の部分は、栓体1
が固定部3において固定されているために、図1の実施
形態と同様に、水平方向(固定部方向)には広がること
ができないために体積収縮を生じる。しかし、図7の実
施形態の凸部は、ケーシングと固定されておらず、容易
に変形することができるために体積収縮が起こらないの
で、針の刺入前の弾性を保持し、針の引抜き跡を十分に
ふさぐことができる。
【0021】また、図7の実施形態では、栓体の中央付
近にある凸部23において、栓体に刺入した針が凸部の
側面14を貫通した場合の針跡8が示されている。栓体
に刺入した針が凸部の側面14を貫通する際には、図5
に示したような伸びの差異が刺入針付近の部分に生じ、
図4に示した針跡8と同様な、先端付近が弧を描く針跡
8が得られる。図7の実施形態においては、凸部が複数
個あるために、針を栓体に刺入した場合に針が凸部の傾
斜部貫通する確率が高いので、図1の実施形態において
上面外周付近に針を刺入した場合に得られる針跡と同様
の針跡を容易に得ることができる。つまり、第二の発明
である図7の実施形態では、図1の実施形態の栓体に比
べて、刺入した針を抜いた後に先端付近で弧を描く針跡
を得やすいので、容器に封入されていた液状物を密閉し
易くするものである。
【0022】第二の発明において、図7では凸部21と
22、22と23、23と24、24と25との間に谷
部が形成されている。一の凸部とその隣接する凸部との
間に形成される谷部は、特に限定されるものではなく、
図7では浅く形成されることにより栓体固定部3の付近
における栓体の幅Yに比べて谷部付近の栓体の幅Zが広
くとられているが、深く形成されることにより栓体固定
部3の付近における栓体の幅Yに比べて谷部付近の栓体
の幅Zが狭くてもよい。前記幅Zが前記幅Yに比べて同等
もしくは狭く形成されている場合には、栓体に刺入した
針が谷部を貫通すると封入した内容物が漏れやすいの
で、上面に凹部を備えることが好ましい。
【0023】第二の発明においては、第一の発明の図3
の実施形態と同様に上面に凹部を備えていてもよい。前
記凹部は、針の刺入を導くものであるから、前記凹部の
中央が凸部の頂点または傾斜部の鉛直上に位置すること
が好ましい。
【0024】第二の発明において、栓体に設けられてい
る凸部の数は、複数個であればよく、2個以上であれば
特に限定されるものではない。前記凸部の形状として
は、特に限定されるものではなく、略円錐状であっても
柱状であってもよく、四角錐、三角錐やランダムな凹凸
形状であってもよいが、略円錐状またはランダムな凹凸
形状であることが凸部を形成し易いので好ましい。ま
た、図7のように、谷部が浅く形成されているために、
栓体主部付近の各凸部が一体となって凸部幹部16を形
成し、前記凸部幹部の先から凸部が分離して複数の凸部
を形成してもよく、図1の実施形態における凸部の底面
に複数の小さな凸部を設けた形態と実質的に同一となっ
てもよい。凸部幹部の外側面の傾斜部17は、先端が弧
を描く引抜き跡を得ることが容易であるので、小さな凸
部や小さな凹部を設けることが好ましい。
【0025】第二の発明における栓体の材質は、特に限
定されるものではないが、第一の発明と同様に熱可塑性
エラストマーを含む樹脂を用いることができ、前記熱可
塑性エラストマーは、水素添加タイプを含むポリエチレ
ン系エラストマー、ポリ塩化ビニル系エラストマー、ポ
リオレフィン系エラストマー、ポリウレタン系エラスト
マー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラ
ストマーなどを挙げることができるが、殺菌をすること
が出来る程度の水蒸気などに対する耐熱性が必要なため
にポリスチレン系エラストマーであることが好ましい。
前記の熱可塑性エラストマーを含む樹脂は、熱可塑性エ
ラストマーのみからなる場合のほか、熱可塑性エラスト
マーとゴムとの混合物を用いることができ、前記ゴムと
しては、特に限定されるものではないが、シリコンゴム
を用いることが耐久性等の物性が良好なので好ましい。
【0026】第二の発明における凸部の厚みは、特に限
定されるものではないが、第一の発明と同様に0.3〜
6mmであることが好ましい。0.3mmより低い場合
には針の引抜き後をふさぐ効果が得られないために好ま
しくなく、6mmより大きい場合には、すでに針の引抜
き後をふさぐ効果が十分であり、厚みを増しても効果が
向上せずに材料をロスしてしまうために好ましくない。
【0027】また、第二の発明においても、第一の発明
と同様に、必要に応じて封止体を栓体上に設けてプルト
ップ型キャップとすることが好ましい。
【0028】
【発明の効果】本願の第一の本発明は、ケーシングと栓
体とを備えたプラスチック容器用キャップにおいて、前
記栓体は容器側に凸部を備えたもので、前記凸部の境界
面の面積は前記栓体の上面における面積の25%以上で
あるキャップであり、第二の発明は、ケーシングと栓体
とを備えたプラスチック容器用キャップにおいて、前記
栓体が容器側に複数個の凸部を備えるキャップである。
これら第一の発明及び第二の発明により長時間針を刺し
た状態で放置したものであっても、針の径が太いものを
用いても、針を抜いた際に生じる針の引抜き跡を十分に
ふさぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の第一の発明における一実施形態を示す
プラスチック容器用キャップの概略断面図である。
【図2】 図1の実施形態のプラスチック容器用キャッ
プに針を刺入した状態の概略断面図である。
【図3】 本願の第一の発明における他の実施形態示す
プラスチック容器用キャップの概略断面図である。
【図4】 図3の実施形態のプラスチック容器用キャッ
プに刺入した針を引抜いた状態の概略断面図である。
【図5】 図3の実施形態のプラスチック容器用キャッ
プに針を刺入した状態の概略断面図である。
【図6】 図3の実施形態のプラスチック容器用キャッ
プに封止体を備えたプルトップ型キャップの概略断面図
である。
【図7】 本願の第二の発明における他の実施形態を示
すプラスチック容器用キャップの概略断面図である。
【符号の説明】
1 栓体 2 凸部 21、22、23、24、25 凸部 3 栓体固定部 4 上面 41 上面の外周部付近 5a、5b ケーシング 6 凹部 7 針 8 針の引抜き跡 9 封止体 10 側面 11 プルトップ片 12 封止体 13 谷部 14 凸部曲面 15 凸部の底部 16 凸部幹部 17 傾斜部 X 仮想の凸部境界面 Y 栓体固定部付近の栓体
の幅 Z 谷部付近の栓体の幅

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと栓体とを備えたプラスチッ
    ク容器用キャップにおいて、前記栓体は容器側に凸部を
    備えたものであり、前記凸部の境界面の面積は前記栓体
    の上面における面積の25%以上であることを特徴とす
    るキャップ。
  2. 【請求項2】 前記栓体の凸部は少なくとも実質的に栓
    体主部と一体に形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載のキャップ。
  3. 【請求項3】 前記栓体の上面において上面外周付近に
    凹部を備えていることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のキャップ。
  4. 【請求項4】 前記凹部の中心は前記栓体における前記
    凸部の設けられている位置の鉛直上であることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3に記載のキャップ。
  5. 【請求項5】 ケーシングと栓体とを備えたプラスチッ
    ク容器用キャップにおいて、前記栓体は容器側に凸部を
    備えたものであり、前記凸部が複数個であることを特徴
    とするキャップ。
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