JP2003100267A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2003100267A
JP2003100267A JP2001291883A JP2001291883A JP2003100267A JP 2003100267 A JP2003100267 A JP 2003100267A JP 2001291883 A JP2001291883 A JP 2001291883A JP 2001291883 A JP2001291883 A JP 2001291883A JP 2003100267 A JP2003100267 A JP 2003100267A
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悟己 増田
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  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池から発生するガスが外部に漏れることを
防止できる電源装置を提供する。 【解決手段】 電源装置1は電池集合体と電池保持部と
を備えている。電池集合体は複数の電池4を備えてい
る。電池4は外壁8を貫通したガス逃がし孔10を備え
ている。電池保持部は保持板9とシール部材14と押圧
部材15とを備えている。保持板9はガス逃がし孔10
と重なる通し孔20を備えている。シール部材14は保
持板9に取り付けられる。シール部材14は部材本体3
0とシール突起31を備えている。部材本体30はガス
逃がし孔10と通し孔20と重なる孔34を備えてい
る。シール突起31は輪状に形成されかつ孔34を囲ん
でいる。シール突起31は一対の壁37を備えている。
シール部材14は一対の壁37を連結する連結壁39を
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電池が直列
に接続されて得られかつ内燃機関と電動機との双方の動
力で走行可能なハイブリット車や電気自動車などに搭載
される電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関と電動機との双方の動力で走行
可能なハイブリット車や電気自動車などには、電源装置
100(図9に一部を断面にして示す)が搭載される。
電源装置100は、図9に示すように、複数の電池10
1と、図示しない保持部材と、を備えている。
【0003】電池101は、それぞれ一端に正の電極
(以下正極と呼ぶ)を設け、他端に負の電極(以下負極
と呼ぶ)を設けている。また、電池101には、図9に
示すように、充電及び放電時に発生するガスを外部に排
出するためのガス逃がし孔102が設けられている。電
池101は、前記正極と負極とが互いに隣り合う状態で
重ねられている。
【0004】保持部材は、板状に形成されており、前記
電池101に重ねられる。保持部材は、前記電池101
に重ねられると、前記ガス逃がし孔102と相対する。
保持部材には、ガスの排出経路をなすダクト部材103
(図9に一部を断面にして示す)が取り付けられる。
【0005】ダクト部材103は、ゴムなどの弾性変形
自在な合成樹脂からなる。ダクト部材103は、図9に
示すように、ダクト本体104と、複数のシール突起1
05と、を備えている。ダクト本体104は、筒状に形
成されている。ダクト本体104には、前記ガス逃がし
孔102と相対するガス通し孔106が複数設けられて
いる。シール突起105は、ダクト本体104から突出
した壁107を複数備えて、平面形状が輪状に形成され
ている。シール突起105は、内側にガス通し孔106
を収容している。即ち、シール突起105は、ガス通し
孔106の外縁部に設けられ、ガス通し孔106を囲ん
でいる。シール突起105は、ダクト本体104からガ
ス逃がし孔102に向かって突出している。
【0006】シール突起105は、保持部材に各電池1
01とダクト部材103とが取り付けられると、前記ガ
ス逃がし孔102の外縁部に接触する。シール突起10
5は、ガス逃がし孔102外縁部即ち電池101との間
を気密に保つ。シール突起105は、ガス逃がし孔10
2とガス通し孔106の内側を気密に保つ。
【0007】前述した構成の電源装置100は、保持部
材にダクト部材103を取り付け、保持部材に各電池1
01を取り付ける。すると、シール突起105がガス逃
がし孔102の外縁部に接触する。そして、充電及び放
電時に各電池101から発生するガスは、シール突起1
05などによって、電池101とダクト部材103との
間などから漏れない。そして、前記ガスは、前記ガス逃
がし孔102とシール突起105の内側とガス通し孔1
06とダクト本体104の内側などを通って、電源装置
100の外部に排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した電源装置10
0は、前記電池101を直列に接続するために、前記電
池101を前述したように重ねる必要があった。このた
め、前記電池101を重ねた方向(図9中の矢印H1に
沿う方向)に沿って長くなる傾向であった。このため、
図9に示すように、前記シール突起105の前記矢印H
1に沿って相対する一対の壁107が、電池101と接
触した際に、倒れる虞があった。このため、前記電池1
01とシール突起105との間を気密に保つことが困難
となり、前記電池101とシール突起105との間から
前述したガスが漏れる虞があった。
【0009】したがって、本発明の目的は、電池から発
生するガスが外部に漏れることを確実に防止できる電源
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】課題を解決し目的を達成
するために、請求項1に記載の本発明の電源装置は、一
端に正の電極、他端に負の電極を設けた電池を複数備え
た電池集合体と、前記電池集合体に取り付けられる保持
部材と、各電池から充放電時に発生するガスを排出する
排出経路と、を備えた電源装置において、前記電池はそ
れぞれ前記ガスを外部に排出するためのガス逃がし孔を
備えており、前記保持部材に取り付けられるダクト部
と、各電池のガス逃がし孔それぞれに対応して設けられ
た輪状のシール部と、を備えたシール部材を備え、前記
シール部は、互いに間隔をあけて相対するとともに前記
ダクト部から突出した一対の壁を備えているとともに、
前記一対の壁を互いに連結する連結壁を備え、前記シー
ル部材が前記保持部材に取り付けられかつ保持部材が前
記電池集合体に取り付けられると、前記シール部が対応
する電池のガス逃がし孔の外縁部に接触して、ガス逃が
し孔と前記シール部と前記ダクト部との内側が気密に保
たれることを特徴としている。
【0011】請求項2に記載の本発明の電源装置は、請
求項1に記載の電源装置において、前記連結壁は、前記
シール部の内側に設けられていることを特徴としてい
る。
【0012】請求項3に記載の本発明の電源装置は、請
求項1または請求項2に記載の電源装置において、前記
保持部材に着脱自在であるとともに、前記保持部材に取
り付けられると、前記シール部材を前記電池集合体に向
かって押す押圧部材を備え、前記連結壁は、前記シール
部材と押圧部材が前記保持部材に取り付けられると、前
記押圧部材に接触することを特徴としている。
【0013】請求項1に記載された本発明によれば、連
結壁がシール部の互いに相対する一対の壁を連結してい
る。このため、シール部が電池に接触して該電池との間
を気密に保つ際に、一対の壁が倒れることを防止でき
る。
【0014】請求項2に記載された本発明によれば、連
結壁がシール部の内側に設けられている。このため、シ
ール部が電池に接触して該電池との間を気密に保つ際
に、一対の壁が倒れることをより確実に防止できる。
【0015】請求項3に記載された本発明によれば、連
結壁が押圧部材と接触する。このため、シール部が電池
との間を気密に保つ際に、連結壁が、倒れることを防止
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態にかかる電源
装置を、図1ないし図8を参照して説明する。
【0017】本発明の一実施形態にかかる図1に示す電
源装置1は、内燃機関と電動機との双方の駆動力で走行
可能なハイブリッド車や、電動機の駆動力によって走行
可能な電気自動車に搭載される。
【0018】電源装置1は、図1に示すように、電池集
合体2と、電池保持部3と、を備えている。電池集合体
2は、複数の電池4を備えている。電池4は、方体状の
電池本体5と、正の電極(以下正極と呼ぶ)6と、負の
電極(以下負極と呼ぶ)7と、を備えている。
【0019】正極6は、電池本体5の一端に設けられて
いる。負極7は、電池本体5の他端に設けられている。
正極6と負極7とは、棒状に形成されており、前記電池
本体5の一つの外壁(図7などに示す)8から同方向に
突出している。正極6と負極7とは、互いに並行(平
行)であるとともに、外周面にねじ溝が形成されてい
る。
【0020】複数の電池4は、正極6と負極7とが互い
に隣り合いかつ前記外壁8が互いに同一平面上に位置す
る状態で、一方向(図1中の矢印H)に沿って並べられ
ている。互いに隣り合う電池4同士は、正極6と負極7
とが互いに隣り合っている。即ち、複数の電池4は、正
極6と負極7とが交互に逆向きとなる状態で重ねられて
いる。なお、前記矢印Hは、前記電池4が重ねられる方
向をなしている。
【0021】また、各電池4には、外壁8を貫通したガ
ス逃がし孔10(図7及び図8に示す)が設けられてい
る。ガス逃がし孔10は、前記正極6と負極7との中央
に設けられている。ガス逃がし孔10は、充電及び放電
時(以下充放電時と呼ぶ)に各電池4から発生するガス
を、該電池4外に排出するためのものである。ガス逃が
し孔10は、前記電池4が前述したように重ねられる
と、前記矢印Hに沿って並ぶ。
【0022】電池保持部3は、保持部材としての保持板
9と、バスバ22と、シール部材14と、押圧部材15
と、を備えている。保持板9は、絶縁性の合成樹脂から
なりかつ平面形状が矩形状の板状に形成されている。保
持板9には、前述したように並べられた各電池4の正極
6と負極7とを通すことのできる電極通し孔11(図2
ないし図5に示す)と、バスバ収容室12(図2及び図
3などに示す)と、シール固定部16(図2及び図3な
どに示す)と、が形成されている。
【0023】保持板9は、前記電極通し孔11内に正極
6及び負極7を通して、前記電池集合体2を構成する電
池4の外壁8に重ねられる。こうして、保持板9は、電
池集合体2に取り付けられる。このとき、保持板9の長
手方向が、矢印Hと平行となる。バスバ収容室12は、
前記外壁8に重ねられた際に、保持板9の外側に露出す
る表面9aに、複数設けられている。バスバ収容室12
は、図2及び図3などに示すように、前記表面9aから
立設した複数の隔壁13によって形成されている。バス
バ収容室12には、一つの正極6を通す電極通し孔11
と、一つの負極7を通す電極通し孔11とが開口してい
る。すなわち、バスバ収容室12には、電極通し孔11
を通して、互いに隣り合う電池4の正極6と負極7とが
侵入する。
【0024】バスバ収容室12は、前記一方向Hに沿っ
て並べられた複数の電池4のうち一端に位置する一つの
電池4(以下符号4aで示す)の正極6(以下符号6a
で示す)と重なる位置と、他端に位置する他の電池4
(以下符号4bで示す)の負極7(以下符号7aで示
す)と重なる位置と、を除いた位置に配されている。
【0025】また、各バスバ収容室12には、図2及び
図3に示すように、前記バスバ22を固定するための係
止爪17が複数設けられている。係止爪17は、隔壁1
3の内面からバスバ収容室12の内側に向かって突出し
ている。係止爪17は、バスバ22の外縁に係止して、
該バスバ22をバスバ収容室12内に固定する。
【0026】シール固定部16は、保持板9の表面9a
でかつ前記保持板9の幅方向の中央に設けられている。
シール固定部16は、図1ないし図5及び図7に示すよ
うに、前記表面9aから突出した一対の隔壁18を備え
ている。隔壁18は、保持板9の長手方向に沿って延び
ている。隔壁18は、保持板9の幅方向に沿って互いに
間隔をあけて配されている。隔壁18は互いに平行であ
る。これらの隔壁18には、それぞれ係止爪19が設け
られている。係止爪19は、これら一対の隔壁18が互
いに近づく方向に、各隔壁18の表面から突出してい
る。係止爪19は、押圧部材15の外縁に係止して、シ
ール部材14と押圧部材15と保持板9とを固定する。
【0027】また、シール固定部16には、図2、図
4、図7及び図8に示すように、複数の通し孔20が設
けられている。通し孔20は、一対の隔壁18間に設け
られている。通し孔20は、保持板9を貫通している。
通し孔20は、保持板9の長手方向に沿って並んでい
る。それぞれの通し孔20は、保持板9が電池集合体2
の電池4の外壁8に重ねられると、ガス逃がし孔10と
重なる。
【0028】バスバ22は、導電性を有する金属からな
り、帯板状に形成されている。バスバ22は、正極6と
負極7とを通すことのできる孔25を一対備えている。
バスバ22は、一対の孔25それぞれに正極6と負極7
とを通して、前記バスバ収容室12内に収容される。バ
スバ22は、隔壁13の内面に設けられた係止爪17に
係止されて、バスバ収容室12内に固定される。
【0029】シール部材14は、ゴムなどの弾性を有す
る合成樹脂からなる。シール部材14は、図2、図4及
び図6ないし図8などに示すように、ダクト部としての
部材本体30と、複数のシール突起31とを一体に備え
ている。部材本体30は、図1、図2、図4及び図6な
どに示すように、平面形状が矩形状の底板32と、複数
の周壁33と、を備えて箱状に形成されている。部材本
体30は、保持板9に取り付けられる。底板32の長手
方向の長さは、保持板9の長手方向の長さと略等しい。
底板32の幅方向の長さは、前記一対の隔壁18間の間
隔と略等しい。
【0030】底板32には、図1、図2、図4ないし図
8に示すように、孔34が複数設けられている。孔34
は、勿論底板32を貫通している。孔34は、シール部
材14が、シール固定部16に取り付けられると、前記
通し孔20と重なる。すなわち、ガス逃がし孔10と通
し孔20と孔34とは、互いに重なって連通する。
【0031】また、シール突起31は、本明細書に記し
たシール部に相当する。シール突起31は、底板32か
ら周壁33の逆向きに立設している。シール突起31
は、平面形状が輪状(小判状)に形成されている。シー
ル突起31は、孔34それぞれに対応して一つずつ設け
られている。即ち、シール突起31は、ガス逃がし孔1
0それぞれに対応して一つずつ設けられている。シール
突起31は、前記孔34の外縁部に設けられている。シ
ール突起31は、孔34を囲んでいる。
【0032】シール突起31は、平面形状が小判状に形
成されている。シール突起31は、前記矢印Hに沿って
互いに間隔をあけて相対する一対の壁37(図8などに
示す)と、これら一対の壁37を互いに連ねる一対の円
弧壁38(図7などに示す)と、を備えている。壁37
は、平板状である。一対の壁37は、互いに平行であ
る。一対の円弧壁38は、前記矢印Hに対し直交する方
向に沿って、互いに間隔をあけて相対する。円弧壁38
は、円弧状に形成されている。前記一対の壁37と、円
弧壁38とは、底板32即ち部材本体30から電池集合
体2に向かって突出している。なお、前記壁37と、円
弧壁38とは、本明細書に記した壁をなしている。
【0033】また、シール部材14は、前記一対の壁3
7を互いに連結する一対の連結壁39(図7及び図8な
どに示す)を備えている。連結壁39は、シール突起3
1の内側に設けられている。一対の連結壁39は、それ
ぞれ平板状に形成されている。一対の連結壁39は、前
記矢印Hに対し直交する方向に沿って、互いに間隔をあ
けて相対している。一対の連結壁39は、前記底板32
から電池集合体2に向かって突出しているとともに、周
壁33と同方向に突出している。シール部材14に押圧
部材15が後述するように取り付けられると、前記一対
の連結壁39は、後述する天井壁40と接触する。そし
て、連結壁39は、前記天井壁40即ち押圧部材15に
よって、電池集合体2に向かって押される。
【0034】シール突起31は、図7及び図8などに示
すように、前記底板32から離れた縁部31aにリップ
42を設けている。リップ42は、前記縁部31aから
電池集合体2に向かって突出している。リップ42は、
シール突起31の全周に亘って設けられている。また、
シール突起31は、通し孔20内に侵入可能である。
【0035】シール突起31は、通し孔20内に侵入す
ると、図7及び図8に示すように、前記リップ42が、
ガス逃がし孔10の外縁部に位置する外壁8に接触す
る。シール突起31のリップ42は、外壁8との間を気
密状態に保つ。シール突起31のリップ42は、外壁8
に接触すると、ガス逃がし孔10を囲む。こうして、シ
ール突起31のリップ42がガス逃がし孔10の外縁部
に位置する外壁8に接触することを、本明細書では、シ
ール突起31がガス逃がし孔10の外縁部に接触すると
いう。このため、リップ42即ちシール突起31は、ガ
ス逃がし孔10の外縁部と、気密状態で接触する。
【0036】周壁33は、底板32の外縁に連なってお
り、該底板32に対し立設している。周壁33のうち、
前記矢印Hに対し直交する方向に沿って相対する一対の
周壁33の内面には、図7などに示すように、複数の第
2リップ43が設けられている。第2リップ43は、前
記周壁33の全長に亘って設けられている。第2リップ
43は、周壁33の内面から突出している。第2リップ
43は、シール部材14に押圧部材15が取り付けられ
ると、押圧部材15の後述する側壁41と接触して、該
側壁41との間を気密に保つ。また、シール部材14の
複数の周壁33のうち一つの周壁33には、図示しない
パイプが取り付けられている。パイプは、シール部材1
4の部材本体30の内側と外側とを連通している。
【0037】押圧部材15は、保持板9に着脱自在であ
る。押圧部材15は、図1、図2、図4、図6及び図7
に示すように、天井壁40と、該天井壁40の幅方向の
両縁に連なる一対の側壁41とを備えて、断面コ字形の
樋状に形成されている。押圧部材15の長手方向の長さ
は、保持板9の長手方向の長さより短い。押圧部材15
の幅方向の長さは、前記一対の隔壁18間の間隔より短
い。
【0038】押圧部材15は、図7に示すように、天井
壁40が底板32と間隔をあけて相対しかつ側壁41が
周壁33の内側に位置した状態で、シール部材14内に
挿入される。こうして、押圧部材15は、シール部材1
4に取り付けられる。そして、これらの押圧部材15と
シール部材14とは、前記シール固定部16の一対の隔
壁18間に挿入される。押圧部材15の天井壁40の外
縁に、係止爪19が係止して、シール部材14と押圧部
材15とが、保持板9に固定される。
【0039】すると、押圧部材15は、連結壁39即ち
シール部材14を保持板9即ち電池集合体2に向かって
押す。また、押圧部材15の側壁41は、第2リップ4
3に接触する。第2リップ43は、押圧部材15の側壁
41との間を気密状態に保つ。
【0040】なお、前述した、ガス逃がし孔10と、シ
ール部材14と、押圧部材15とは、本明細書に記した
ガスの排出経路36を構成している。排出経路36は、
前記ガスを電源装置1外へ排出するためのものである。
【0041】前述した構成の電源装置1を組み立てる際
には、まず、正極6と負極7とが互いに隣り合う状態
に、複数の電池4を重ねる。そして、前記正極6と負極
7を電極通し孔11内に挿入して保持板9を電池4の外
壁8に重ねる。
【0042】孔25内に互いに隣り合う正極6と負極7
とを通したバスバ22をバスバ収容室12内に挿入す
る。係止爪17をバスバ22に係止させて、該バスバ2
2をバスバ収容室12内に固定する。その後、各正極6
と負極7の外周にナット26などをねじ込んで、前記電
池4と保持板9とバスバ22を固定する。
【0043】シール部材14の周壁33内に、押圧部材
15を挿入する。第2リップ43が、シール部材14と
押圧部材15との間を気密に保つ。その後、シール突起
31を通し孔20内に通して、一対の隔壁18間にシー
ル部材14を挿入する。押圧部材15の外縁に係止爪1
9を係止させる。シール突起31のリップ42が、ガス
逃がし孔10の外縁部に気密状態で接触する。こうし
て、排出経路36即ちガス逃がし孔10とシール突起3
1と部材本体30の内側が気密状態に保たれて、前述し
た構成の電源装置1が組み立てられる。
【0044】こうして、組み立てられた電源装置1は、
前記一方向Hの一端に位置する一つの電池4aの正極6
aと、前記一方向Hの他端に位置する他の電池4bの負
極7aと、を除いて、前記バスバ22により互いに隣り
合う正極6と負極7が電気的に接続される。そして、電
池4が互いに直列に電気的に接続される。
【0045】本実施形態によれば、連結壁39が、シー
ル突起31の一対の壁37を互いに連結している。さら
に、連結壁39が、シール突起31の内側に設けられて
いる。このため、シール突起31が電池4の外壁8に接
触して該電池4の外壁8との間を気密に保つ際に、一対
の壁37が倒れることを防止できる。したがって、シー
ル突起31と電池4との間を確実に気密に保つことがで
き、電池4から発生するガスが、排出経路36以外から
電源装置1外へ漏れることを確実に防止できる。
【0046】また、連結壁39が押圧部材15の天井壁
40と接触する。このため、シール突起31が電池4の
外壁8との間を気密に保つ際に、連結壁39が倒れるこ
とを防止できる。このため、シール突起31が電池4の
外壁8に接触して該電池4の外壁8との間を気密に保つ
際に、一対の壁37が倒れることをより確実に防止でき
る。したがって、シール突起31と電池4との間をより
確実に気密に保つことができ、電池4から発生するガス
が、排出経路36以外から電源装置1外へ漏れることを
より確実に防止できる。
【0047】また、シール部材14は、部材本体30と
シール突起31とを一体に形成している。部材本体30
にシール突起31を一つずつ取り付けることなく、シー
ル部材14を保持板9に取り付けて、該保持板9に電池
集合体2を取り付けると、電池4のガス逃がし孔10か
ら前記部材本体30に亘って気密に保つことができる。
このように、容易に組み立てることが可能となり、組立
にかかる手間や工数を抑制できる。したがって、電源装
置1のコストの高騰を抑制できる。
【0048】また、保持板9の通し孔20にシール突起
31を通すことができるので、シール部材14を保持板
9に取り付けて、該保持板9に電池集合体2を取り付け
ると、電池4のガス逃がし孔10から前記部材本体30
に亘ってより確実に気密に保つことができる。したがっ
て、より容易に組み立てることができ、電源装置1のコ
ストの高騰を抑制できる。
【0049】更に、保持板9に取り付けられると、押圧
部材15はシール部材14を電池集合体2に向かって押
す。このため、シール突起31とガス逃がし孔10の外
縁部とがより確実に気密状態で接触する。このため、電
池4から発生するガスの排出経路36を確実に気密に保
つことができる。
【0050】また、押圧部材15とシール部材14と
が、電池4から発生するガスを排出するための排出経路
36を構成する。このため、押圧部材15とシール部材
14を保持板9に取り付けることによって、前記排出経
路36を組み立てることができる。このように、より一
層容易に組み立てることができ、電源装置1のコストの
高騰をより一層抑制できる。
【0051】なお、前述した実施形態では、表面9aに
対し直交する方向に沿って、押圧部材15を保持板9に
近づけて、保持板9とシール部材14と押圧部材15と
を固定している。しかしながら、本発明では、押圧部材
15を表面9aに沿ってスライドさせて、保持板9とシ
ール部材14と押圧部材15とを固定しても良い。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明は、一対の壁を互いに連結する連結壁を備えてい
る。このため、シール部が電池に接触して該電池との間
を気密に保つ際に、一対の壁が倒れることを防止でき
る。したがって、シール部と電池との間を確実に気密に
保つことができ、電池から発生するガスが排出経路以外
の電源装置外へ漏れることを確実に防止できる。
【0053】請求項2に記載の本発明は、連結壁がシー
ル部の内側に設けられているため、シール部が電池に接
触して該電池との間を気密に保つ際に、一対の壁が倒れ
ることをより確実に防止できる。したがって、シール部
と電池との間を確実に気密に保つことができ、電池から
発生するガスが排出経路以外の電源装置外へ漏れること
をより確実に防止できる。
【0054】請求項3に記載の本発明は、連結壁が押圧
部材と接触する。このため、シール部が電池との間を気
密に保つ際に、連結壁が倒れることを防止できる。この
ため、シール部が電池に接触して該電池との間を気密に
保つ際に、一対の壁が倒れることをより一層確実に防止
できる。したがって、シール部と電池との間を確実に気
密に保つことができ、電池から発生するガスが排出経路
以外の電源装置外へ漏れることをより一層確実に防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる電源装置を分解し
て示す斜視図である。
【図2】図1に示された電源装置の保持板とシール部材
と押圧部材とを示す斜視図である。
【図3】図2に示された保持板とシール部材と押圧部材
とを互いに組み付けた状態を示す斜視図である。
【図4】図2に示された電源装置の保持板とシール部材
と押圧部材とを裏側からみた斜視図である。
【図5】図4に示された保持板とシール部材と押圧部材
とを互いに組み付けた状態を示す斜視図である。
【図6】図1に示された電源装置のシール部材と押圧部
材とを示す斜視図である。
【図7】図3中のVII−VII線に沿った断面図であ
る。
【図8】図3中のVIII−VIII線に沿った断面図
である。
【図9】従来の電源装置の一部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電源装置 2 電池集合体 4 電池 6 正極(正の電極) 7 負極(負の電極) 9 保持板(保持部材) 10 ガス逃がし孔 14 シール部材 15 押圧部材 30 部材本体(ダクト部) 31 シール突起(シール部) 36 排出経路 37 壁 38 円弧壁(壁) 39 連結壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H040 AA33 AS07 CC32 5H115 PA00 PC06 PG04 PI14 PI16 UI35 UI40

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に正の電極、他端に負の電極を設け
    た電池を複数備えた電池集合体と、 前記電池集合体に取り付けられる保持部材と、 各電池から充放電時に発生するガスを排出する排出経路
    と、を備えた電源装置において、 前記電池はそれぞれ前記ガスを外部に排出するためのガ
    ス逃がし孔を備えており、 前記保持部材に取り付けられるダクト部と、各電池のガ
    ス逃がし孔それぞれに対応して設けられた輪状のシール
    部と、を備えたシール部材を備え、 前記シール部は、互いに間隔をあけて相対するとともに
    前記ダクト部から突出した一対の壁を備えているととも
    に、 前記一対の壁を互いに連結する連結壁を備え、 前記シール部材が前記保持部材に取り付けられかつ保持
    部材が前記電池集合体に取り付けられると、前記シール
    部が対応する電池のガス逃がし孔の外縁部に接触して、
    ガス逃がし孔と前記シール部と前記ダクト部との内側が
    気密に保たれることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記連結壁は、前記シール部の内側に設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の電源装
    置。
  3. 【請求項3】 前記保持部材に着脱自在であるととも
    に、前記保持部材に取り付けられると、前記シール部材
    を前記電池集合体に向かって押す押圧部材を備え、 前記連結壁は、前記シール部材と押圧部材が前記保持部
    材に取り付けられると、前記押圧部材に接触することを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の電源装置。
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