JP2003099738A - 携帯型情報処理機器及び印刷媒体 - Google Patents

携帯型情報処理機器及び印刷媒体

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JP2003099738A
JP2003099738A JP2001290238A JP2001290238A JP2003099738A JP 2003099738 A JP2003099738 A JP 2003099738A JP 2001290238 A JP2001290238 A JP 2001290238A JP 2001290238 A JP2001290238 A JP 2001290238A JP 2003099738 A JP2003099738 A JP 2003099738A
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Giichi Akamine
義一 赤嶺
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光学的に読み取り可能な符号化画像として印刷
媒体に印刷されたデータを、その機種やOS等にかかわ
らず利用できるようにすること。 【解決手段】OSやアプリケーションプログラムが互い
に異なるコード読取機能付き携帯電話14A,14B,
14Cで光学的に読取可能な符号化画像としてのコード
10に、各機種用のアプリケーション用データファイル
12A,12B,12Cを記録しておく。そして、各携
帯電話14A,14B,14Cは、上記コード10を光
学的に読み取った際に、そのコード10から上記データ
ファイル12A,12B,12Cを再生し、それらの中
から自己のアプリケーションプログラムに対応したもの
を判別して抽出し、その判別抽出された自己のアプリケ
ーションプログラムに対応したデータファイルと自己の
アプリケーションプログラムとに従って情報処理を行う
よう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データが光学的に
読み取り可能なドットコード等の符号化画像で印刷され
ている印刷媒体、及び、そのような印刷媒体から上記符
号化画像を読み取って上記データを再生する携帯型の情
報処理機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、文字,記号,図形,絵柄,写真画
像,又はコンピュータグラフィック画像等の人間が目視
にて直接読み取ることができる可読画像と、音声等のデ
ータを圧縮や変調、エラー訂正符号化等を含む符号化処
理して得られる1次元や2次元のバーコードを含む光学
的に読み取り可能な符号化画像とを、紙やフィルム等の
シート状の印刷媒体上に印刷記録する画像記録方法乃至
画像記録装置は種々提案されている。
【0003】例えば、特開昭60−244146号公
報、特開平6−231466号公報、同7−18160
6号公報、及び同10−51645号公報等である。
【0004】これらに開示されているものによれば、紙
面上に音声が印刷記録されるため、その紙面において可
読画像と音声との一体化が実現でき、専用の読取装置で
その符号化画像を読み取ることによって、可読画像を見
ながらその場で簡単に音声を聞くことができる。
【0005】中でも、本出願人による上記特開平6−2
31466号公報や同7−181606号公報、及び同
10−51645号公報においては、音声等のデータ
を、手動走査によって簡単に光学的に読み取ることがで
きるようにした符号化画像としてのドットコードに符号
化処理して、これを可読画像と共に紙等のシート状の印
刷媒体上に印刷記録することが開示されている。
【0006】そのドットコードの物理フォーマット構成
を図11に示す。
【0007】即ち、ドットコード1は、複数個のブロッ
ク2が2次元に隣接配列されて構成されるものである。
そして、その各ブロック2は、記録すべき音声データの
各ブロック毎に分割されたデータがその値である「1」
又は「0」に対応した黒ドット又は白ドット(実際には
印刷媒体の地色である白色がそのまま読み取られること
が多い。)のドットイメージとして所定の2次元配列に
て存在するデータドットパターン部3と、該データドッ
トパターン部3内のドット(データドット)を読み取る
ための基準点を見つけるために使用される各ブロックの
四隅に配置された一定の黒の連続数を有するマーカ4
と、上記複数の異なるブロックを読み取り時に識別でき
るようにマーカ間に配置されたエラー検出又はエラー訂
正符号を含むブロックアドレスパターン5と、から構成
されている。なお、同図における縦横の線は、各ドット
の位置を示すために便宜的に描いたものであり、また、
白ドットは紙面自体の地色が相当することになる。更
に、同図では、説明のために、ブロックアドレスの値
を、ブロックを表す四角形の枠内に表記して示している
ものであり、実際に数値が記録されるものではない。
【0008】而して、このドットコード1によれば、全
体の大きさが読取装置の撮像視野6より大きくても、換
言すれば、当該ドットコード1を読取装置によってワン
ショットにて撮像することができなくても、上記の各ブ
ロック2に付与された各アドレスをブロック内に含まれ
るデータドットと共にブロック単位で検出できさえすれ
ば、各ブロックに含まれるデータから元の全体のデータ
を再構築することが可能となる。
【0009】従って、紙面に対する音声等のデータ記録
が現実的に可能になると共に、手動走査でも簡便に読み
取れるようになる。
【0010】ところで、このようなドットコードは、前
述したような音声データに限らず、映像データやテキス
トデータ等を含めた所謂マルチメディア情報全般を含む
ことができる。
【0011】一方、近年、携帯型情報処理機器として、
Webブラウザやメール機能、Java(登録商標)使
用環境を装備した携帯電話やPDA(Personal Digital
Assistants),モバイル型PCが爆発的に普及してお
り、同時に、このような携帯型情報処理機器のWebブ
ラウザやメール機能、Java(登録商標)使用環境を
利用したコンテンツの配信も頻繁に行われるようになっ
てきている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯電
話を例にとってみれば、メーカによってWebコンテン
ツの記述言語が異なる場合もあるし、Java(登録商
標)アプリケーション・コンテンツについてもJava
(登録商標)使用環境そのものが異なるコンテンツや、
Java(登録商標)使用環境が同じであってもメーカ
毎の拡張API(アプリケーション・プログラム・イン
タフェース)が使用されているコンテンツが存在し、そ
の場合、その対応するメーカの機種でしか使用出来ない
といった問題があった。
【0013】また、通常、操作者はある目的を持って携
帯電話のキー操作を行う。
【0014】例えば、携帯電話の壁紙設定を行う、ある
いはメールの受信確認を行う、あるいは累積通話時間を
表示する、あるいはダイヤルロックを行う、などであ
る。
【0015】このうち、ある機種で壁紙設定を行う場合
には、図示しないファンクションキーを押下して、図示
しない数値キーを数回、携帯電話の表示板に表示される
メニューを参照しながら押下していき、ようやく目的の
設定に到達する。
【0016】最近の携帯電話にはこのようにキー操作に
よって実現される機能が数多くあり、今後もますます増
えていくと思われるが、操作者は目的の機能を使用する
ために煩雑なキー操作を行わなければならなかった。特
に、Webブラウザを起動してURLを入力したり、メ
ーラを起動してメール文を入力する場合、携帯電話のキ
ー入力においては同じキーが漢字と数字と英字全角と半
角を兼ねており、別キーによってそれらを切り替えなが
ら編集しなければならないため、なおさら面倒であっ
た。
【0017】更に、機種が異なっても大抵の機能は同じ
であり、操作者の使用目的も利用場面も殆ど同じである
のに、もともと煩雑なキー操作手順が機種によって更に
異なるので、機種を買い換えた時などには操作マニュア
ル等を熟読しなければ簡単に使いこなせないといった問
題があった。
【0018】これらの問題を解決する為に、機種毎、あ
るいはアプリケーション毎に、異なるWebコンテンツ
やJava(登録商標)アプリケーション、あるいは、
異なるキー操作の自動実行用コマンドや機能設定コマン
ドをCD−ROM等に記録して配信するという方法が先
ず考えられるが、一般的に、携帯型情報処理機器におい
てCD−ROMドライブ等を装備することは、携帯性を
考慮したハードウェアのサイズ、持ち運びや様々な利用
場面における信頼性や耐久性、操作者に対するコストの
面からいって困難である。また、通信手段を用いて前記
複数コンテンツを配信することも考えられるが、これだ
と操作者に余分な通信費用を負担させるし、レスポンス
的にも問題があり、また、前記コンテンツがキー操作の
自動実行コマンドであった場合、このコマンドを通信手
段からキー操作によって入手しなければならずキー操作
を簡便にするという目的から考えると効果的ではなかっ
た。
【0019】本発明者はそこで、前述したようなドット
コード等の符号化画像を利用すれば、上記CD−ROM
や通信手段を利用した場合の問題点を解決できるとの一
つの知見を得た。
【0020】しかしながら、ここで、どのようにコンテ
ンツを印刷媒体に一つの符号化画像として記録すれば良
いか、そして、携帯型情報処理機器において、そのよう
な符号化画像を読み取って使用するにはどのような機能
が必要であるのか、についてはまだ十分な考察がなされ
ていなかった。
【0021】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、光学的に読み取り可能な符号化画像として印刷媒体
に印刷されたデータを、その機種やOS等にかかわらず
利用できるようにした携帯型情報処理機器及びそのため
の印刷媒体を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による携帯型情報処理機器は、プログラム
に従って所定の情報処理を行うように構成された携帯型
情報処理機器であって、上記所定の情報処理のためのプ
ログラムが互いに異なる複数の上記機器それぞれにおい
て利用可能な当該各プログラムに対応したデータが光学
的に読み取り可能な一つの符号化画像で印刷されている
部分を具備する印刷媒体から、上記符号化画像を光学的
に読み取る読取手段と、上記読取手段で読み取られた符
号化画像から上記各プログラムに対応したデータを再生
するデコード手段と、上記デコード手段で再生された上
記各プログラムに対応したデータの中から自己のプログ
ラムに対応したデータを判別して抽出する判別手段と、
上記判別手段で判別抽出された上記自己のプログラムに
対応したデータと上記自己のプログラムとに従って情報
処理を行う情報処理手段と、を具備することを特徴とす
る。
【0023】また、本発明による印刷媒体は、プログラ
ムに従って所定の情報処理を行うように構成されると共
に、データが光学的に読み取り可能な符号化画像で印刷
されている部分を具備する印刷媒体から上記符号化画像
を光学的に読み取る読取手段を具備した携帯型情報処理
機器のための上記印刷媒体であって、上記データは、上
記所定の情報処理のためのプログラムが互いに異なる複
数の上記機器それぞれにおいて利用可能な当該各プログ
ラムに対応したデータを含むことを特徴とする。
【0024】即ち、本発明の携帯型情報処理機器及び印
刷媒体によれば、所定の情報処理のためのプログラムが
互いに異なる複数の機器が、印刷媒体上の一つの符号化
画像から、それぞれ利用可能なデータを再生できるよう
になる。
【0025】また、本発明による携帯型情報処理機器
は、プログラムに従って所定の情報処理を行うように構
成された携帯型情報処理機器であって、上記所定の情報
処理のためのプログラムが互いに異なる複数の上記機器
それぞれにおいて利用できる形態に変換可能な共用デー
タが光学的に読み取り可能な符号化画像で印刷されてい
る部分を具備する印刷媒体から、上記符号化画像を光学
的に読み取る読取手段と、上記読取手段で読み取られた
符号化画像から上記共用データを再生するデコード手段
と、上記デコード手段で再生された上記共用データを自
己のプログラムに適合するように変換処理する変換手段
と、上記変換手段で変換処理されたデータと上記自己の
プログラムとに従って情報処理を行う情報処理手段と、
を具備することを特徴とする。
【0026】また、本発明による印刷媒体は、プログラ
ムに従って所定の情報処理を行うように構成されると共
に、データが光学的に読み取り可能な符号化画像で印刷
されている部分を具備する印刷媒体から上記符号化画像
を光学的に読み取る読取手段を具備した携帯型情報処理
機器のための上記印刷媒体であって、上記データは、上
記所定の情報処理のためのプログラムが互いに異なる複
数の上記機器それぞれにおいて利用できる形態に変換可
能な共用データを含むことを特徴とする。
【0027】即ち、本発明の携帯型情報処理機器及び印
刷媒体によれば、上記符号化画像の印刷領域が小さい面
積で済み、印刷媒体上の一つの符号化画像に上記共用デ
ータを一つだけ含ませることで、所定の情報処理のため
のプログラムが互いに異なる複数の機器においてそれぞ
れが利用可能なデータをその符号化画像から再生できる
ようになる。
【0028】また、本発明による携帯型情報処理機器
は、複数の異なる各プログラムに従ってそれぞれ対応す
る所定の情報処理を行うように構成された携帯型情報処
理機器であって、上記複数の各プログラムにおいてそれ
ぞれ利用可能な当該各プログラムに対応したデータが光
学的に読み取り可能な一つの符号化画像で印刷されてい
る部分を具備する印刷媒体から、上記符号化画像を光学
的に読み取る読取手段と、上記読取手段で読み取られた
符号化画像から上記各プログラムに対応したデータを再
生するデコード手段と、上記デコード手段で再生された
上記各プログラムに対応したデータの中から現在起動中
のプログラムに対応したデータを判別して抽出する判別
手段と、上記判別手段で判別抽出された上記起動中のプ
ログラムに対応したデータと上記現在起動中のプログラ
ムとに従って情報処理を行う情報処理手段と、を具備す
ることを特徴とする。
【0029】また、本発明による印刷媒体は、複数の異
なる各プログラムに従ってそれぞれ対応する所定の情報
処理を行うように構成されると共に、データが光学的に
読み取り可能な符号化画像で印刷されている部分を具備
する印刷媒体から上記符号化画像を光学的に読み取る読
取手段を具備した携帯型情報処理機器のための上記印刷
媒体であって、上記データは、上記複数の各プログラム
においてそれぞれ利用可能な当該各プログラムに対応し
たデータを含むことを特徴とする。
【0030】即ち、本発明の携帯型情報処理機器及び印
刷媒体によれば、複数の異なる各プログラムに従ってそ
れぞれ対応する所定の情報処理を行う機器が、印刷媒体
上の一つの符号化画像から、それぞれのプログラムで利
用可能なデータを再生できるようになる。
【0031】また、本発明による携帯型情報処理機器
は、複数の異なる各プログラムに従ってそれぞれ対応す
る所定の情報処理を行うように構成された携帯型情報処
理機器であって、上記複数の各プログラムにおいて利用
できる形態に変換可能な共用データが光学的に読み取り
可能な符号化画像で印刷されている部分を具備する印刷
媒体から、上記符号化画像を光学的に読み取る読取手段
と、上記読取手段で読み取られた符号化画像から上記共
用データを再生するデコード手段と、上記デコード手段
で再生された上記共用データを現在起動中のプログラム
に適合するように変換処理する変換手段と、上記変換手
段で変換処理されたデータと上記現在起動中のプログラ
ムとに従って情報処理を行う情報処理手段と、を具備す
ることを特徴とする。
【0032】また、本発明による印刷媒体は、複数の異
なる各プログラムに従ってそれぞれ対応する所定の情報
処理を行うように構成されると共に、データが光学的に
読み取り可能な符号化画像で印刷されている部分を具備
する印刷媒体から上記符号化画像を光学的に読み取る読
取手段を具備した携帯型情報処理機器のための上記印刷
媒体であって、上記データは、上記複数の各プログラム
において利用できる形態に変換可能な共用データを含む
ことを特徴とする。
【0033】即ち、本発明の携帯型情報処理機器及び印
刷媒体によれば、上記符号化画像の印刷領域が小さい面
積で済み、印刷媒体上の一つの符号化画像に上記共用デ
ータを一つだけ含ませることで、複数の異なる各プログ
ラムに従ってそれぞれ対応する所定の情報処理を行う機
器が、それぞれのプログラムで利用可能なデータをその
符号化画像から再生できるようになる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0035】[第1の実施の形態]図1の(A)は、本
発明の第1の実施の形態にかかる印刷媒体に記録された
光学的に読み取り可能な符号化画像としてのコード10
のデータ構造を示す図である。ここで、該コード10
は、本出願人による特開平6−231466号公報や同
7−181606号公報、及び同10−51645号公
報に開示されたようなドットコード1とすることができ
るが、勿論、他のフォーマットのコードであっても良
い。
【0036】同図に示すように、このコード10は、ヘ
ッダファイル11と、機種A上で使用される機種A用ア
プリケーションプログラムに対応したデータファイルで
ある機種A用アプリケーション用データファイル12A
と、機種B上で使用される機種B用アプリケーションプ
ログラムに対応したデータファイルである機種B用アプ
リケーション用データファイル12Bと、機種C上で使
用される機種C用アプリケーションプログラムに対応し
たデータファイルである機種C用アプリケーション用デ
ータファイル12Cとを含む。ヘッダファイル11に
は、少なくとも各々のデータファイル12A,12B,
12Cの機種用アプリケーションプログラム種別を含む
ファイル概要情報が記録されている。
【0037】なお、この図では、3種類のデータファイ
ルを含むものとしたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、2種類であっても良く、また、4種類以上で
あっても良いことは勿論である(以下、同様。)。
【0038】図1の(B)は、コード10の別のデータ
構造を示す図である。即ち、コード10は、上記ヘッダ
ファイル11及びデータファイル12A,12B,12
Cに加えて、機種A,機種B,機種Cから共通に利用可
能なデータファイルである共通利用可能なデータファイ
ル13、例えば、画像データファイル13−1、或いは
音声データファイル13−2、又はテキストデータファ
イル13−3、もしくはその他バイナリファイル等を含
んでいても良い。なお、これらの共通に利用可能なデー
タファイル13は、必ずしも全てが使用されなくても良
い。また、上記機種A,B,C用アプリケーション用デ
ータファイル12A,12B,12Cは、各々バイナリ
ファイルであっても良いが、テキストファイルやスクリ
プトファイル、或いはデータであっても良い。
【0039】なお、図1の(A)及び(B)では、上記
ヘッダファイル11は、一つのヘッダファイルとしてま
とまっているものとして示したが、個々のデータファイ
ル12A,12B,12C,13−1,13−2,13
−3毎に存在しても良い(以下、同様。)。
【0040】このようなコード10は、図1の(C)に
示すように、それぞれ本発明の第1の実施の形態にかか
る携帯型情報処理機器としての、コード読取機能付き携
帯電話(機種A)14A、コード読取機能付き携帯電話
(機種B)14B、コード読取機能付き携帯電話(機種
C)14Cでそれぞれ光学的に読み取られ、その携帯電
話で、その読み取られたコード10から各データファイ
ルが再生され、当該機種用アプリケーション用データフ
ァイル(及び共通利用可能なデータファイル13)が判
別抽出されて、そのデータファイルのみが用いられて情
報処理が行われるようになる。
【0041】また、本発明の第1の実施の形態にかかる
携帯型情報処理機器は、上記のような全ての機能が同一
の筐体に含まれているコード読取機能付き携帯電話に限
定されるものではなく、例えば、図1の(D)に示すよ
うに、コード10の読み取り、再生及びデータファイル
の判別抽出機能を備えた専用リーダ15と、該専用リー
ダ15から与えられる当該機種で利用可能なデータファ
イルを用いて情報処理を行う携帯電話(機種A)16
A,携帯電話(機種B)16B,及び携帯電話(機種
C)16Cというように、それぞれ別の筐体に含まれる
ように構成されていても良い。
【0042】図2の(A)は、上記本発明の第1の実施
の形態にかかる携帯型情報処理機器としてのコード読取
機能付き携帯電話(機種A)14Aの構成を示すブロッ
ク図である。なお、上記コード読取機能付き携帯電話
(機種B)14B及びコード読取機能付き携帯電話(機
種C)14Cも同様の構成である(以下、同様。)。
【0043】即ち、このコード読取機能付き携帯電話
(機種A)14Aは、(機種A用アプリケーションによ
る)携帯電話側情報処理部14A1、レンズ14A2、
撮像部14A3、デコード部14A4、情報判別部14
A5、情報入力部14A6、操作部14A7、記憶部1
4A8、通信部14A9、及び表示部14A10から構
成されている。
【0044】ここで、上記携帯電話側情報処理部14A
1は、機種A用のアプリケーションプログラムによって
当該コード読取機能付き携帯電話(機種A)14A側の
情報処理を行う情報処理手段である。即ち、上記情報入
力部14A6から入力されたデータファイルと、上記操
作部14A7及び上記記憶部14A8によって得られた
情報と、上記通信部14A9によって得られた情報とを
用いて各種の情報処理を行い、上記通信部14A9を用
いた情報の送信、或いは上記表示部14A10を用いた
情報の表示、又は上記記憶部14A8への情報の格納を
行う。また、アプリケーションプログラムの種別を自動
的に検出して、その種別を示すアプリケーション識別情
報を上記情報判別部14A5に供給する。なお、このア
プリケーションプログラムの種別の自動検出は、電気的
に行うものであっても良いし、機械的に行うものであっ
ても良い。
【0045】上記撮像部14A3は、上記レンズ14A
2を経由してコード10を撮像する読取手段であり、上
記デコード部14A4は、この撮像部14A3によって
読み取られたコード10からヘッダファイル11とデー
タファイル12A,12B,12C(及び13−1,1
3−2,13−3)とを再生するデコード手段である。
また、上記情報判別部14A5は、上記携帯電話側情報
処理部14A1から上記アプリケーション種別情報を得
て、上記デコード部14A4によって再生されたコード
10のヘッダファイル11からプログラム種別を自動的
に参照し、機種A用アプリケーションプログラムで利用
可能なデータファイル12A(及び13−1,13−
2,13−3)を判別し、抽出する判別手段である。そ
して、上記情報入力部14A6は、この情報判別部14
A5によって判別抽出されたデータファイル12A(及
び13−1,13−2,13−3)を上記携帯電話側情
報処理部14A1に入力する入力手段である。
【0046】なお、上記操作部14A7は携帯電話が備
える各種キーであり、上記記憶部14A8は当該機種A
用のアプリケーションプログラムや電話帳データ等の各
種プログラムやデータを不揮発性に記憶するメモリであ
る。上記通信部14A9は、通話を行ったりインターネ
ットに接続するためのものであり、上記表示部14A1
0は各種情報を表示する液晶ディスプレイ等である。
【0047】また、上記携帯電話側情報処理部14A1
でアプリケーションプログラムの種別を自動検出して上
記情報判別部14A5に入力する代わりに、図2の
(B)に示すように、アプリケーションプログラムの種
別設定を、手動設定部14A11によって手動設定する
ように構成しても良い。
【0048】このような手動設定部14A11は、この
図では、専用のスイッチやボタン等として独立に設ける
ものとして示している。しかしながら、上記操作部14
A7が持つキーの所定操作手順に従った操作を行うこと
で設定されるようにしても良いし、上記撮像部14A3
を利用して識別用のコードを読み込ませる事によって、
又は、紙面上の文字や物理的パターンを認識させる事に
よって設定するようにしても良い。
【0049】なお、これら図2の(A)及び(B)の構
成において、上記レンズ14A2乃至情報入力部14A
6でなるモジュール14A12は、上記携帯電話14A
の中に内蔵されていても良いが、図1の(D)に示した
ような専用リーダ15として、携帯電話16Aと別体構
成の同一の筐体に含まれる構成としても良い(以下、同
様。)。このような別体構成の場合は、上記情報入力部
14A6は専用リーダ15のインタフェース部分に相当
し、上記内蔵の場合においては、該情報入力部14A6
は不要となる場合があり、上記情報判別部14A5より
上記携帯電話側情報処理部14A1に直接入力しても良
い。
【0050】何れの場合であっても、予め上記携帯電話
側情報処理部14A1のアプリケーションプログラム種
別が判っている場合には、その都度、上記アプリケーシ
ョン種別情報を自動的に取得する必要もなく、或いは、
アプリケーション種別設定を手動で行う必要もない。
【0051】なお、アプリケーション種別設定を手動で
行う際、上記別体構成の場合には、上記撮像部14A3
で携帯電話本体を撮像することによって、機種を識別さ
せることで設定を行っても良い。
【0052】図3の(A)は、上記本発明の第1の実施
の形態にかかる携帯型情報処理機器としてのコード読取
機能付き携帯電話(機種A)14Aの更に別の例を示す
ブロック構成図である。この例は、上記デコード部14
A4に代えてデコード部14A4’を備え、情報判別部
14A5と情報入力部14A6との間に伸長部14A1
3を追加したものである。
【0053】即ち、上記デコード部14A4’は、上記
撮像部14A3によって読み取られたコード10からデ
ータファイルをデータ伸長前の状態まで再生する。そし
て、上記情報判別部14A5は、上記携帯電話側情報処
理部14A1からアプリケーション種別情報を得て、上
記デコード部14A4’によって再生されたコード10
のヘッダファイル11(これは通常、データ圧縮されて
いないのでデータ伸長しなくても良い)からプログラム
種別を自動的に参照し、機種A用アプリケーションプロ
グラムで利用可能な、上記デコード部14A4’によっ
てデータ伸長前の状態まで再生されたデータファイルを
判別し抽出する。而して、この情報判別部14A5によ
って抽出されたデータ伸長前の状態まで再生されたデー
タファイルが、上記伸長部14A13でデータ伸長され
て、上記情報入力部14A6によって上記携帯電話側情
報処理部14A1に入力されることになる。
【0054】図3の(B)は、図3の(A)のような構
成の携帯型情報処理機器としてのコード読取機能付き携
帯電話(機種A)14Aにおいて上記コード10を撮像
した場合の動作フローチャートを示す図である。
【0055】即ち、コード読み取り開始後、コードは撮
像部14A3によって撮像され、デコード部14A4’
によってデータ伸長前のデータファイルまで再生処理さ
れる(ステップS11)。ここで、上記情報判別部14
A5は、上記携帯電話側情報処理部14A1からの上記
アプリケーション種別情報を参照して、上記(機種A用
アプリケーションによる)携帯電話側情報処理部14A
1がアプリケーションプログラムAによって動作してい
ることを認識し(ステップS12)、上記デコード部1
4A4’によって再生された伸長前のコード10のヘッ
ダファイル11を参照して、上記コード10に記録され
た個々のデータファイルのアプリケーション種別が合致
しているか否かを判断する(ステップS14)。
【0056】そして、合致していない場合は、アプリケ
ーション種別に係わらず共通利用可能なデータファイル
13であるか否かを判断し(ステップS15)、このよ
うに共通利用可能なデータファイル13であった場合
も、上記のようにアプリケーション種別が合致していた
場合も、上記伸長部14A13は、上記データファイル
を伸長する(ステップS16)。アプリケーション種別
が合致せず、共通利用可能なデータファイル13でもな
かった場合には、伸長部14A13は伸長処理を行わな
い。
【0057】このような繰り返しを、コード10に記録
された全てのデータファイルに対して行う(ステップS
17)。その後、情報入力部14A6が、上記伸長部1
4A13で伸長されたデータファイルを上記携帯電話側
情報処理部14A1に入力する(ステップS18)。
【0058】これによって、個々のデータファイルに伸
長するのに時間がかかる場合、不要なデータファイルの
伸長処理にかかる時間を節約することが出来る。
【0059】ここで、本第1の実施の形態の理解を助け
るために、以下に、機種毎に異なるファイルの例とその
使用例を挙げておく。
【0060】即ち、共通的な操作マニュアルや操作シー
トに、携帯電話の壁紙設定を行う、或いはメールの受信
確認を行う等、それぞれの目的を実現するコマンドをコ
ード10として記録する。ここで、上記コマンドとして
は、機種A,機種B,機種C毎に、同じ目的或いは制御
ではあるが、それぞれ機種毎に異なるキー操作手順を自
動実行するコマンド等を記録しておくものとする。
【0061】上記コード10が撮像部14A3により撮
像された結果、上記情報判別部14A5は上記機種情報
の判断基準に基づき対応する機種のコマンド(例えば機
種A用コマンド)を抜き取り、上記(機種A用アプリケ
ーションによる)携帯電話側情報処理部14A1で対応
するコマンドが実行された結果、操作者に変わって目的
のキー操作手順を自動実行することとなる。
【0062】従って、操作者は、上記操作マニュアルや
操作シート等ファンクションマップの一つのコードを撮
像するだけで、異なる機種においても同一目的の操作結
果や設定を得る事が出来る。
【0063】以上、本第1の実施の形態においては、携
帯電話のそれぞれ機種の異なる場合を例に説明したが、
本発明は携帯電話に限定されることなく、例えば、PD
A、電子手帳、その他の携帯型情報処理装置であっても
良いことは勿論である。
【0064】例えば、以下のような、機種・機器毎に異
なるデータファイルとその使用例が挙げられる。
【0065】即ち、コード10に、図示しないメーカA
社の携帯電話用のデータファイルと、A社とは通信事業
者も機種も異なるメーカB社用の携帯電話用データファ
イルと、PDA用のデータファイルとを記録しておく。
【0066】携帯電話については、通常、メーカが異な
ると機種も異なり、機種の上で動作する携帯電話側情報
処理部14A1のアプリケーション種別も異なるが、更
には、メーカが同じ場合であっても、機種の上で動作す
る携帯電話側情報処理部14A1のアプリケーション種
別が異なる場合もあれば、同一の場合もある。
【0067】そこで、例えばコード10には、PDA用
データファイルとして、汎用のWebブラウザ用記述言
語であるHTML(Hypertext Markup Language)と、
携帯電話の機種A用データファイルとして、機種AのW
ebブラウザ用記述言語であるCHTML(Compact H
TML)と、携帯電話の機種B用データファイルとして
HDML(Handheld Device Markup Language)と、が
記述されているものとなる。併せて、該コード10に
は、上記HTMLファイルとCHTMLから共通に使用
されるGIF画像ファイルと、HDMLファイルからの
み使用されるPNG画像ファイルとが記録されることと
なる。これにより、GIF画像とPNG画像の内容は同
じであり、各ブラウザで表示した結果も殆ど同じである
ので、操作者は、一つのコードを撮像するだけで、異な
る機器、機種においてもそれぞれのWebブラウザで同
一のコンテンツを得る事が出来るようになる。
【0068】なお、図1の(A)で示したコード10の
データ構造の更なる別の例として、図4に示すようなデ
ータ構造を挙げることができる。
【0069】即ち、同図に示すように、このコード10
は、互いにOS等が異なる機器A、機器B、機器Cから
共通に利用可能なデータファイルである共通利用可能な
データファイル13(データファイルX、データファイ
ルY及びデータファイルZを含む。)と、機器A上で上
記データファイルX、Y又はZの起動方法についての制
御を行う機器A用アプリケーション用データファイル1
2A(以下、機器A用データファイル起動方法記述デー
タという。)と、機器B上で上記データファイルX、Y
又はZの起動方法についての制御を行う機器B用アプリ
ケーション用データファイル12B(以下、機器B用デ
ータファイル起動方法記述データという。)と、機器C
上で上記データファイルX、Y又はZの起動方法につい
ての制御を行う機器C用アプリケーション用データファ
イル12C(以下、機器C用データファイル起動方法記
述データという。)と、を含む。
【0070】つまり、本例では、機器A用アプリケーシ
ョン用データファイル12A、機器B用アプリケーショ
ン用データファイル12B及び機器C用アプリケーショ
ン用データファイル12Cが、それぞれ、互いに異なる
機器の各プログラムに対応したデータとなる。
【0071】そしてこのようなコード10は、例えば、
図2の(A)に示した携帯型情報処理機器としてのコー
ド読取機能付き携帯電話(機種A)14Aと同様の構成
を有するコード読取機能付き携帯電話(機器A)で光学
的に読み取られ、その読み取られたコード10から各デ
ータファイルが再生され、当該携帯電話(機器A)で利
用可能なデータファイルが判別抽出されて、そのデータ
ファイルと、機器Aに搭載された自己のプログラムの一
つのOSとに従って所定の情報処理が行われる。
【0072】即ち、デコード部において、データファイ
ルX、Y、Zを含むデータファイル13と、機器A用デ
ータファイル起動方法記述データ12Aと、機器B用デ
ータファイル起動方法記述データ12Bと、機器C用デ
ータファイル起動方法記述データ12Cとが再生され、
情報判別部では、携帯電話側情報処理部から自己の種別
を示す機器種別情報が入力されて、機器A用データファ
イル起動方法記述データ12Aが判別抽出され、また、
その記述データ12Aに指定されたアプリケーションプ
ログラムであって、携帯電話側情報処理部にて使用可能
なアプリケーションプログラムに対応するデータファイ
ルX、Y又はZが判別抽出される。
【0073】そして、情報入力部では、その判別抽出さ
れたデータファイルX、Y又はZを、上記記述データ1
2Aに記述された内容に従って、携帯電話側情報処理部
に入力し、対応するアプリケーションプログラムをそれ
ぞれ起動させる。
【0074】以下に、機器A、B、Cとデータファイル
X、Y、Zと機器A、B、C用データファイル起動方法
記述データについての具体的な使用例を説明する。
【0075】先ず、機器AがWebブラウザ機能付き携
帯電話であり、機器BがWebブラウザ機能付きPDA
であり、機器Cが携帯可能なPCであるとする。そし
て、データファイルXがHDMLファイル、データファ
イルYがHTMLファイル、データファイルZが上記H
DMLファイルから利用可能な画像ファイル「.PN
G」であるとする。
【0076】ここで、機器A用データファイル起動方法
記述データ12Aには、上記データファイルXのHDM
Lファイルを起動してデータファイルYのHTMLファ
イルは読み込まず、データファイルZのPNG画像を読
み込んでHDMLファイルから利用可能とするような内
容が記述されているものとする。
【0077】上記コード10は、機器Aに読み取られた
結果、データファイルXとデータファイルZの内容のみ
が抜き取られ、その機器Aにおいて、そのデータファイ
ルXとデータファイルZの内容に基づいたコンテンツが
出力表示される。
【0078】なお、ここで、上記データファイルX、Y
又はZは、ファイル形式に限定されるものではなく、例
えば、URL(Uniform Resource Locator)やURI
(Uniform Resource Identifier)等のデータであって
も良いことは勿論である。
【0079】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。
【0080】図5の(A)は、本発明の第2の実施の形
態にかかる印刷媒体に記録された光学的に読み取り可能
な符号化画像としてのコード10のデータ構造を示す図
である。
【0081】同図に示すように、このコード10には、
機種A,機種B,機種Cに共通の目的あるいは事実(例
えば氏名や住所)が記述されたデータファイル17が、
スクリプトファイル、つまり複数の各機種で利用できる
形態に変換可能な共用データとして記録されている。
【0082】あるいは、コード10には、図5の(B)
に示すように、上記共通の目的あるいは事実が記述され
たデータファイル17に加えて、機種A,機種B,機種
Cから共通に利用可能であって、改めて変換処理を必要
としない画像データファイルや音声データファイル、テ
キストデータファイル、その他バイナリファイル等を含
む共通利用可能なデータファイル13が記録されていて
も良い。なお、これらのデータファイル13は必ずしも
全てが使用されなくても良い。
【0083】図5の(C)は、本発明の第2の実施の形
態にかかる携帯型情報処理機器としてのコード読取機能
付き携帯電話(機種A)14Aの構成を示すブロック図
である。
【0084】即ち、このコード読取機能付き携帯電話
(機種A)14Aは、(機種A用アプリケーションによ
る)携帯電話側情報処理部14A1、レンズ14A2、
撮像部14A3、デコード部14A4、情報入力部14
A6、操作部14A7、記憶部14A8、通信部14A
9、表示部14A10、情報変換部14A14、及び機
種固有のコマンドデータベース(DB)14A15から
構成されている。
【0085】ここで、(機種A用アプリケーションによ
る)携帯電話側情報処理部14A1乃至表示部14A1
0は上記第1の実施の形態のそれらと同様であるので、
ここではその説明を省略する。
【0086】上記情報変換部14A14は、上記デコー
ド部14A4によって再生された上記共通の目的あるい
は事実が記述されたデータファイル17(スクリプトフ
ァイル)を個々の機種固有のアプリケーションプログラ
ムで利用可能なデータファイルに変換する。上記機種固
有のコマンドDB14A15は、この情報変換部14A
14が機種毎に異なるコマンドを参照するためのデータ
ベースである。
【0087】そして、本実施の形態では、この情報変換
部14A14にて変換された機種固有のコマンド列やス
クリプトファイルと、上記デコード部14A4によって
再生されたファイルやデータのうち、機種Aで利用可能
な画像データファイルや音声データファイル、テキスト
データファイル、その他バイナリファイルとが、上記情
報入力部14A6によって上記携帯電話側情報処理部1
4A1に入力され、上記携帯電話側情報処理部14A1
にて、その入力されたデータファイルと、操作部14A
7及び記憶部14A8によって得られた情報と、上記通
信部14A9によって得られた情報とを用いて情報処理
を行い、通信部14A9を用いた情報の送信、あるいは
表示部14A10を用いた情報の表示あるいは記憶部1
4A8への情報の格納を行うことになる。
【0088】ここで、上記機種固有のコマンドDB14
A15は、図5の(D)に示すように、該コード読取機
能付き携帯電話(機種A)14Aとは別体で、該コード
読取機能付き携帯電話(機種A)14Aに着脱自在な着
脱式記憶媒体18として構成しても良い。
【0089】また、上記第1の実施の形態と同様に、レ
ンズ14A2、撮像部14A3、デコード部14A4、
情報入力部14A6、情報変換部14A14、及び機種
固有のコマンドDB14A15でなるモジュール14A
12を専用リーダ15として、携帯電話16Aと別体構
成の同一の筐体に含まれる構成としても良いし、図5の
(E)に示すように、上記機種固有のコマンドDB14
A15を、専用リーダ15に着脱自在な着脱式記憶媒体
18として構成しても良い。
【0090】なお、上記機種固有のコマンドDB14A
15は、上記携帯電話14Aに内蔵の場合には予め機種
情報が把握できる為、予め機種A固有のコマンドDBと
なる。また、上記モジュール14A12が携帯電話とは
別体の場合の機種固有のコマンドDB14A15も、予
め機種Aの携帯電話16Aに接続されることを前提とし
ているのであれば、機種A固有のコマンドDBとなる。
【0091】しかしながら、ここで、上記モジュール1
4A12が携帯電話と別体で、機種B又は機種Cにも接
続されることが可能である場合には、上記機種固有のコ
マンドDB14A15は、カード式固体メモリ等の着脱
式記憶媒体18にそれぞれの機種固有のコマンドが記録
されたものであることが好ましい。あるいは、着脱式で
はなくて、上記機種固有のコマンドデータの外部からの
書き換えが可能であっても良い。この場合、そのための
書き換え手段は、有線、無線の何れであっても良く、ま
た、無線の場合は、赤外線やRF、ブルートゥース、音
波等の何れを用いても良い。
【0092】以下に、機種毎に異なるデータファイルの
例とその使用例を説明する。
【0093】通常、操作者は、ある目的を持って携帯電
話のキー操作を行う。
【0094】例えば、携帯電話の壁紙設定を行う、ある
いはメールの受信確認を行う、あるいは累積通話時間を
表示する、あるいはダイヤルロックを行う、などであ
る。
【0095】上記コード10が撮像部14A3により撮
像された結果、上記情報変換部14A14は、上記機種
固有のコマンドDB14A15の情報に基づき、上記共
通の目的あるいは事実が記録されたデータファイル17
としてのスクリプトファイルを、上記携帯電話側情報処
理部14A1が上記目的を達成出来るような、上記機種
固有のスクリプトファイルあるいはコマンド列に変換す
る。これにより、上記携帯電話側情報処理部14A1
は、対応するコマンドを実行することとなる。
【0096】従って、操作者は、例えば操作マニュアル
や操作シート等のファンクションマップとして提供され
た印刷媒体上のコード10の一つのコードを撮像するだ
けで、異なる機種の携帯電話においても同一目的の操
作、設定を行う事が出来るようになる。
【0097】以上、本第2の実施の形態においては携帯
電話のそれぞれ機種の異なる場合を例に説明したが、本
発明は、携帯電話に限定されることなく、それぞれPD
A、その他の携帯型情報処理機器であっても良く、光学
的読み取り可能な一つの符号化画像に、携帯電話、PD
Aなど、それぞれ異なる機器に対応するデータファイル
17が記録されているものであっても良い。
【0098】以下に、このような機種・機器毎に異なる
ファイルの例とその使用例を説明する。
【0099】例えば、図6の(A)に示すように、コー
ド10に、上記共通の目的あるいは事実が記述されたデ
ータファイル17に相当するものとして、PDA用、携
帯電話(機種A)用、携帯電話(機種B)用にかかわら
ず、Webコンテンツの共通部分がXML(Extensible
Markup Language)ファイル17−1として記述されて
いる。このXMLは、ユーザが自由に定義出来る開始タ
グと終了タグを使って構造化されたデータを表してい
る。
【0100】また、コード10には、上記共通利用可能
なデータファイル13の一つである画像データファイル
13−1として、上記PDA用と携帯電話(機種A用)
のWebブラウザから共通に使用されるGIF画像ファ
イル13−1Aと、携帯電話(機種B用)のWebブラ
ウザからのみ使用されるPNG画像ファイル13−1B
とが記録されている。
【0101】更に、コード10には、PDA用のもので
あるPDA用XSL(Extensible Stylesheet Languag
e)ファイル19−1、携帯電話(機種A)用のもので
ある携帯機種A用XSLファイル19−2、携帯電話
(機種B)用のものである携帯機種B用XSLファイル
19−3が各機種別に利用可能なデータファイル19と
して記録されている。ここで、XSLファイルとは、上
記XMLに特化したスタイルシートを記述するマークア
ップ言語であって、XMLと共にXMLパーサ(XML
Parser)を通す事によって、XMLをHTMLやその
他のコンテンツ記述言語に変換出来るものである。な
お、XMLパーサとは、XMLドキュメントをXML仕
様に基づいてエレメントで構成する階層構造に解釈し、
プログラムが扱えるようにするソフトウェアである。即
ち、XMLをプログラムから利用するときに必要となる
ものである。
【0102】そこで、本実施の形態においては、図6の
(B)に示すように、上記情報変換部14A14と上記
機種固有のコマンドDB14A15とを、そのようなX
MLパーサ14A16に置き換える。その結果、現在の
機種に対応したXSLファイルのみを抜き出して、上記
XMLファイルを参照して、その機種に対応したコンテ
ンツ記述言語で記述されたスクリプトファイル(HTM
L)と、上記スクリプトファイルから使用される(GI
F)画像ファイル等が上記情報入力部14A6を介して
上記携帯電話側情報処理部14A1に入力されることに
なる。従って、操作者は、一つのコード10を撮像する
だけで、異なる機器、機種においてもそれぞれのWeb
ブラウザで同一のコンテンツを得る事が出来る。
【0103】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態を説明する。
【0104】図7の(A)は、本発明の第3の実施の形
態にかかる印刷媒体に記録された光学的に読み取り可能
な符号化画像としてのコード10のデータ構造を示す図
である。
【0105】同図に示すように、このコード10に記録
されるデータファイルは、一つの機種において、アプリ
ケーションAで使用されるアプリケーションA用データ
ファイル20Aと、アプリケーションBで使用されるア
プリケーションB用データファイル20Bと、アプリケ
ーションCで使用されるアプリケーションC用データフ
ァイル20Cとを含む。
【0106】あるいは、コード10には、図7の(B)
に示すように、それらのデータファイル20A,20
B,20Cに加えて、アプリケーションA,アプリケー
ションB,アプリケーションCから共通に利用可能なも
のである各アプリケーションに共通的に利用可能なデー
タファイル21、即ち、画像データファイルや音声デー
タファイル、テキストデータファイル、その他バイナリ
ファイル等が記録されている。なお、これらの共通に利
用可能なデータファイル21は必ずしも全てが使用され
なくても良い。
【0107】また、上記アプリケーションA用データフ
ァイル20A、アプリケーションB用データファイル2
0B、アプリケーションC用データファイル20Cは各
々バイナリファイルであっても良いが、スクリプトファ
イル等のテキストファイルであっても良く、数値や文字
列であっても良い。
【0108】本発明の第3の実施の形態にかかる携帯型
情報処理機器としてのコード読取機能付き携帯電話(機
種A)14Aでは、図7の(C)に示すように、上記の
ようなコード10を撮像した場合、現在起動中のアプリ
ケーションプログラムが何であるかに応じて、そのアプ
リケーションプログラムに対応したデータファイル(ア
プリケーション用データファイル)を判別抽出して、そ
のデータファイルと現在起動中のアプリケーションプロ
グラムとに従って情報処理を行うことができる。つま
り、同一の機器で同一のコード10を撮像したにもかか
わらず、得られる処理結果が異なる。
【0109】図7の(D)は、本発明の第3の実施の形
態にかかる携帯型情報処理機器としてのコード読取機能
付き携帯電話(機種A)14Aの構成を示すブロック図
である。
【0110】即ち、このコード読取機能付き携帯電話
(機種A)14Aは、上記第1の実施の形態と同様に、
(機種A用アプリケーションによる)携帯電話側情報処
理部14A1、レンズ14A2、撮像部14A3、デコ
ード部14A4、情報判別部14A5、情報入力部14
A6、操作部14A7、記憶部14A8、通信部14A
9、及び表示部14A10から構成されている。
【0111】この場合、該携帯電話14Aは、コード読
取機能に加えて、Webブラウザ機能、メール作成送信
機能、住所録DB機能を備えている。そのため、上記携
帯電話側情報処理部14A1の中には、プログラムメモ
リ等の機種プログラム格納領域14A1Aを有してお
り、該機種プログラム格納領域14A1Aに上記Web
ブラウザ機能、メール作成送信機能、住所録DB機能を
実現するアプリケーションプログラムが格納されてい
る。これらアプリケーションプログラムは、各々、上記
機種プログラム格納領域14A1Aから携帯電話側情報
処理部14A1の中のワークRAM14A1B上に呼び
出され、起動するものとする。
【0112】ここで、上記のようなコード10が撮像さ
れたとき、情報判別部14A5は、撮像部14A3によ
って読み取られたコード10からデコード部14A4で
再生されたファイルやデータのうち、上記ワークRAM
14A1Bから入手した現在起動中のアプリケーション
プログラムに関する情報と、上記アプリケーションA用
データファイル20A,アプリケーションB用データフ
ァイル20B,及びアプリケーションC用データファイ
ル20Cの拡張子やヘッダ等の情報とを参照して、上記
デコード部14A4から上記起動中のアプリケーション
プログラムに対して該当するデータやファイルを抽出す
る。例えば、上記ワークRAM14A1B上でアプリケ
ーションプログラムAが起動中であれば、上記デコード
部14A4からアプリケーションA用データファイル2
0Aと、アプリケーションプログラムAで使用されるデ
ータファイル21(画像データファイルや音声データフ
ァイル、テキストデータファイル、その他バイナリファ
イル等)のデータやファイルを抽出する。そして、こう
して抜き出されたデータやファイルが上記情報入力部1
4A6によって、上記ワークRAM14A1B上で実行
中のアプリケーションプログラムに入力される。
【0113】なお、本実施の形態においても、図7の
(E)に示すように、レンズ14A2乃至情報入力部1
4A6でなるモジュール14A12は、専用リーダ15
として、携帯電話16Aと別体構成の同一の筐体に含ま
れる構成としても良いことは勿論である。
【0114】以下、携帯電話の場合を例に取り、アプリ
ケーションプログラム毎に異なるファイルやデータの例
とその使用例を説明する。なお、アプリケーションプロ
グラムAとしてはメールソフトウェア、アプリケーショ
ンプログラムBとしては住所録DBソフトウェアを例と
する。
【0115】例えば、図8の(A)に示すように、印刷
媒体としての名刺22などに印刷されたコード10に、
同図の(B)に示すように、住所録DBソフト用データ
ファイル20aとして、住所、氏名、年齢、電話番号、
Eメールアドレス等の個人情報データが住所録DBへの
登録用の書式で記録されていると共に、メールソフト用
データファイル20bとして、それらの個人情報データ
がメールフォーム入力用の書式で記録されているとす
る。
【0116】ここで、現在、上記ワークRAM14A1
B上では住所録DBソフトウェアが起動中であり、表示
部14A10の画面上では住所等の登録画面が表示され
ているとする。
【0117】通常、操作者は、住所録DBに必要事項を
登録する為に煩雑な操作を行わなければならない。
【0118】しかしながら、本実施の形態によれば、上
記名刺22上に印刷されたコード10が撮像部14A3
により撮像された結果、上記情報判別部14A5はワー
クRAM14A1Bから現在起動中の住所録DBソフト
ウェアに関する情報、例えば現在起動中のアプリケーシ
ョンプログラムの種類や画面上のオブジェクト等の状態
に関する情報を入手し、上記コード10の記録内容を参
照して判別を行い、上記情報入力部14A6を介して、
対応するDBソフトウェアの対応するオブジェクト、即
ち住所、氏名、年齢、電話番号、Eメールアドレス等の
入力フォーム等に対して、上記住所録DBソフト用デー
タファイル20aから該当するデータを入力する。これ
によって、操作者は、住所録DBにこれらの個人情報を
登録する為に煩雑な操作を行う必要がなくなる。
【0119】一方、現在、上記ワークRAM14A1B
上ではメールソフトウェアが起動中であり、表示部14
A10の画面上ではメール作成後の送信画面が表示さ
れ、送信先のEメールが未入力であったとする。
【0120】通常、操作者は送り先の名刺等を見て、メ
ールの送信毎に送信先の入力の為の煩雑な操作を行わな
ければならない。
【0121】これに対して、本実施の形態によれば、図
8の(C)に示すように、上記名刺22上の上記住所録
DBソフトウェア起動中に撮像したのと同一のコード1
0を撮像することで、その結果、上記情報判別部14A
5は上記ワークRAM14A1Bから現在起動中のメー
ルソフトウェアに関する情報、例えば現在起動中のアプ
リケーションプログラムの種類や画面上のオブジェクト
等の状態に関する情報を入手し、上記コード10の記録
内容を参照して判別を行い、上記メールソフト用データ
ファイル20bから、上記情報入力部14A6を介し
て、対応するメールソフトウェアの対応するオブジェク
ト、即ちEメールアドレス等の入力フォーム等に対して
のみ該当するデータを入力する。
【0122】なお、ここで、上記情報判別部14A5
は、現在ワークRAM14A1B上で表示中のオブジェ
クトの情報も取得して、メール入力用のデータのうち、
更にここで入力の必要なデータのみを抜き出して入力を
行っている。従って当然、表示されている画面上でオブ
ジェクトの種類が異なれば、メールソフト用データファ
イル20bの中から抜き出され、画面上に入力されるデ
ータも異なってくる。
【0123】これによって、操作者はメール送信毎に毎
回、先方のEメールアドレスを打ち込まなくても良くな
る。
【0124】なお、ワークRAM14A1B上で現在起
動中のアプリケーションプログラムが無い状態で、コー
ド10が撮像されたときには、操作者の設定で予め決め
られたアプリケーションプログラム、例えば住所録DB
ソフトウェアを自動的に起動して、対応するアプリケー
ション用データファイルを判別抽出するようにしても良
い。
【0125】[第4の実施の形態]次に、本発明の第4
の実施の形態を説明する。
【0126】図9の(A)は、本発明の第4の実施の形
態にかかる印刷媒体に記録された光学的に読み取り可能
な符号化画像としてのコード10のデータ構造を示す図
である。
【0127】同図に示すように、このコード10に記録
されるデータファイルは、同一の機種において、アプリ
ケーションプログラムA,アプリケーションプログラム
B,アプリケーションプログラムC等の各アプリケーシ
ョンに共通の目的あるいは事実が記述されたデータファ
イル23が、複数の各アプリケーションプログラムで利
用できる形態に変換可能な共用データとして含まれてい
る。
【0128】あるいは、コード10には、図9の(B)
に示すように、上記各アプリケーションに共通の目的あ
るいは事実が記述されたデータファイル23に加えて、
アプリケーションA,アプリケーションB,アプリケー
ションCから共通に利用可能であって、改めて変換処理
を必要としないデータファイル21、即ち、画像データ
ファイルや音声データファイル、テキストデータファイ
ル、その他バイナリファイル等が記録されていても良
い。なお、これらの共通に利用可能なデータファイル2
1は必ずしも全てが使用されなくても良い。
【0129】図9の(C)は、本発明の第4の実施の形
態にかかる携帯型情報処理機器としてのコード読取機能
付き携帯電話(機種A)14Aの構成を示すブロック図
である。
【0130】即ち、このコード読取機能付き携帯電話
(機種A)14Aは、(機種A用アプリケーションによ
る)携帯電話側情報処理部14A1、レンズ14A2、
撮像部14A3、デコード部14A4、情報入力部14
A6、操作部14A7、記憶部14A8、通信部14A
9、表示部14A10、及び情報変換部14A14から
構成されている。
【0131】この場合、該携帯電話14Aは、コード読
取機能に加えて、Webブラウザ機能、メール作成送信
機能、住所録DB機能を備えている。そのため、上記携
帯電話側情報処理部14A1の中には、プログラムメモ
リ等の機種プログラム格納領域14A1Aを有してお
り、該機種プログラム格納領域14A1Aに上記Web
ブラウザ機能、メール作成送信機能、住所録DB機能を
実現するアプリケーションプログラムが格納されてい
る。これらアプリケーションプログラムは、各々、上記
機種プログラム格納領域14A1Aから携帯電話側情報
処理部14A1の中のワークRAM14A1B上に呼び
出され、起動するものとする。
【0132】ここで、上記のようなコード10が撮像さ
れたとき、情報変換部14A14は、上記ワークRAM
14A1Bから現在起動中のアプリケーションプログラ
ムに関する情報を得て、上記デコード部14A4から上
記共通の目的あるいは事実が記述されたデータファイル
23を、そのアプリケーションプログラム固有(且つ機
種固有の)のデータ(コマンド列やスクリプトファイ
ル)に変換するものである。
【0133】そして、情報入力部14A6は、この情報
変換部14A14にて変換された機種固有のコマンド列
やスクリプトファイルと、上記デコード部14A4によ
って再生されたファイルやデータのうちの、上記起動中
のアプリケーションプログラムで利用可能な画像データ
ファイルや音声データファイル、テキストデータファイ
ル、その他バイナリファイルとを、ワークRAM14A
1B上のアプリケーションプログラムに入力する。
【0134】なお、本実施の形態においても、レンズ1
4A2乃至情報入力部14A6及び情報変換部14A1
4を含むモジュール14A12を、専用リーダ15とし
て、携帯電話16Aと別体構成の同一の筐体に含まれる
構成としても良いことは勿論である。
【0135】以下に、携帯電話の場合を例に取り、各ア
プリケーションに共通の目的あるいは事実の例とその使
用例を説明する。なお、アプリケーションプログラムA
としてはメールソフトウェアを、アプリケーションプロ
グラムBとしては住所録DBソフトウェアを考える。
【0136】例えば、名刺などに印刷されたコード10
に、図10の(A)に示すように、住所、氏名、年齢、
電話番号、Eメールアドレス等の個人情報データが、ア
プリケーション毎に記述方法は変わらない、共通に利用
できる形態に変換可能な事実データ23Aとして記録さ
れているとする。
【0137】この場合、図10の(B)に示すように、
コードが撮像されると、デコード部14A4によって、
上記コード10として記録されたヘッダファイル11及
びデータファイルが再生される(ステップS21)。こ
こで、その再生されたヘッダファイル11は情報入力部
14A6により携帯電話側情報処理部14A1に入力さ
れ、該携帯電話側情報処理部14A1には、そのヘッダ
ファイル11により、上記再生されたデータファイル
が、上記各アプリケーションに共通の目的あるいは事実
が記録されたデータファイル23としての上記共通に利
用できる形態に変換可能な事実データ23Aであるか否
かを判別する(ステップS22)。そして、そうでなけ
れば、情報入力部14A6により、該携帯電話側情報処
理部14A1に、上記再生したデータファイルを入力さ
せる(ステップS23)。
【0138】これに対して、上記再生したデータファイ
ルが上記共通に利用できる形態に変換可能な事実データ
23Aであった場合には、情報変換部14A14の動作
を開始させ、その情報変換部14A14内の図示しない
ワークメモリに上記再生された共通に利用できる形態に
変換可能な事実データ23Aを展開させる(ステップS
24)。その後、情報変換部14A14は、ワークRA
M14A1Bより現在起動中のアプリケーションプログ
ラムを認識し(ステップS25)、上記展開した上記共
通に利用できる形態に変換可能な事実データ23Aを、
その現在起動中のアプリケーションプログラムの書式に
変換する(ステップS26)。そして、上記ステップS
23に進み、その変換されたデータを上記情報入力部1
4A6により携帯電話側情報処理部14A1に入力する
ことになる。
【0139】例えば、現在、上記ワークRAM14A1
B上で住所録DBソフトウェアが起動中であったとき
は、表示部14A10の画面上では住所等の登録画面が
表示されている。
【0140】通常、操作者は、この住所録DBに必要事
項を登録する為に煩雑な操作を行わなければならない。
【0141】しかしながら、本実施の形態によれば、上
記コード10が撮像部14A3により撮像された結果、
上記情報変換部14A14は、上記ワークRAM14A
1Bから現在起動中のアプリケーションプログラムに関
する情報、例えば現在起動中のアプリケーションの種類
(この場合は住所録DBソフトウェア)や画面上のオブ
ジェクト等の状態に関する情報を入手し、上記共通に利
用できる形態に変換可能な事実データ23Aを、上記携
帯電話側情報処理部14A1が上記目的を達成出来るよ
うに、住所、氏名、年齢、電話番号、Eメールアドレス
等のデータに変換し、情報入力部14A6によって、対
応するDBソフトウェアの対応するオブジェクト、即ち
住所、氏名、年齢、電話番号、Eメールアドレス等の入
力フォーム等に対して、該当するデータを入力する。こ
れによって、操作者は、住所録DBにこれらの個人情報
を登録する為に煩雑な操作を行う必要がなくなる。
【0142】また、現在、上記ワークRAM14A1B
上ではメールソフトウェアが起動中であり、表示部14
A10の画面上ではメール作成後の送信画面が表示さ
れ、送信先のEメールが未入力であった場合には、通
常、操作者は、送り先の名刺等を見て、メールの送信毎
に送信先の入力の為の煩雑な操作を行わなければならな
い。
【0143】これに対して、本実施の形態では、上記コ
ード10が撮像部14A3により撮像された結果、上記
情報変換部14A14は上記ワークRAM14A1Bか
ら現在起動中のアプリケーションプログラムに関する情
報、例えば現在起動中のアプリケーションの種類(この
場合はメールソフトウェア)や画面上のオブジェクト等
の状態に関する情報を入手し、上記共通に利用できる形
態に変換可能な事実データ23Aを、上記携帯電話側情
報処理部14A1が上記目的を達成出来るように、Eメ
ールアドレス等のデータに変換し、情報入力部14A6
によって、対応するメールソフトウェアの対応するオブ
ジェクト、即ちEメールアドレス等の入力フォーム等に
対して、該当するデータを入力する。
【0144】なお、ここで、上記情報変換部14A14
は、現在ワークRAM14A1B上で表示中のオブジェ
クトの情報も取得して、変換したデータのうち入力の必
要なデータのみを抜き出している。従って当然、表示さ
れている画面上でオブジェクトの種類が異なれば、抜き
出され入力されるデータも異なってくる。
【0145】これによって、操作者はメール送信毎に毎
回、先方のEメールアドレスを打ち込まなくても良くな
る。
【0146】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能なことは勿論である。
【0147】ここで、本発明の要旨をまとめると以下の
ようになる。
【0148】(1) プログラムに従って所定の情報処
理を行うように構成された携帯型情報処理機器におい
て、上記所定の情報処理のためのプログラムが互いに異
なる複数の上記機器それぞれにおいて利用可能な当該各
プログラムに対応したデータが光学的に読み取り可能な
一つの符号化画像で印刷されている部分を具備する印刷
媒体から、上記符号化画像を光学的に読み取る読取手段
と、上記読取手段で読み取られた符号化画像から上記各
プログラムに対応したデータを再生するデコード手段
と、上記デコード手段で再生された上記各プログラムに
対応したデータの中から自己のプログラムに対応したデ
ータを判別して抽出する判別手段と、上記判別手段で判
別抽出された上記自己のプログラムに対応したデータと
上記自己のプログラムとに従って情報処理を行う情報処
理手段と、を具備することを特徴とする携帯型情報処理
機器。
【0149】即ち、この構成によれば、所定の情報処理
のためのプログラムが互いに異なる複数の機器が、印刷
媒体上の一つの符号化画像から、それぞれ利用可能なデ
ータを再生できるようになる。
【0150】(2) 上記各プログラムに対応したデー
タは、対応する上記各機器に対し、当該各機器間で共通
の制御を行うためのデータを含むことを特徴とする
(1)に記載の携帯型情報処理機器。
【0151】即ち、この構成によれば、所定の情報処理
のためのプログラムが互いに異なるそれぞれの機器に対
し、一つの符号化画像で、共通の制御を行うことが可能
になる。
【0152】(3) 上記読取手段と上記デコード手段
と上記判別手段と上記情報処理手段とが同一の筐体に含
まれていることを特徴とする(1)又は(2)に記載の
携帯型情報処理機器。
【0153】即ち、この構成によれば、読取手段を一体
化した携帯型情報処理機器が提供できる。
【0154】(4) 上記読取手段と上記デコード手段
と上記判別手段とが第1の筐体に含まれ、上記情報処理
手段が上記第1の筐体と接続可能に構成された第2の筐
体に含まれているとき、上記判別手段は、上記自己のプ
ログラムに関する情報を外部から入力するための入力手
段を含むことを特徴とする(1)又は(2)に記載の携
帯型情報処理機器。
【0155】即ち、この構成によれば、上記判別手段と
上記情報処理手段とが別体である時、上記判別手段は上
記自己のプログラムに関する情報を外部から入力出来
る。
【0156】(5) プログラムに従って所定の情報処
理を行うように構成されると共に、データが光学的に読
み取り可能な符号化画像で印刷されている部分を具備す
る印刷媒体から上記符号化画像を光学的に読み取る読取
手段を具備した携帯型情報処理機器のための上記印刷媒
体であって、上記データは、上記所定の情報処理のため
のプログラムが互いに異なる複数の上記機器それぞれに
おいて利用可能な当該各プログラムに対応したデータを
含むことを特徴とする印刷媒体。
【0157】即ち、この構成によれば、所定の情報処理
のためのプログラムが互いに異なる複数の機器が、印刷
媒体上の一つの符号化画像から、それぞれ利用可能なデ
ータを再生できるようになる。
【0158】(6) 上記各プログラムに対応したデー
タは、対応する上記各機器に対し、当該各機器間で共通
の制御を行うためのデータを含むことを特徴とする
(5)に記載の印刷媒体。
【0159】即ち、この構成によれば、所定の情報処理
のためのプログラムが互いに異なるそれぞれの機器に対
し、一つの符号化画像で、共通の制御を行うことが可能
になる。
【0160】(7) プログラムに従って所定の情報処
理を行うように構成された携帯型情報処理機器におい
て、上記所定の情報処理のためのプログラムが互いに異
なる複数の上記機器それぞれにおいて利用できる形態に
変換可能な共用データが光学的に読み取り可能な符号化
画像で印刷されている部分を具備する印刷媒体から、上
記符号化画像を光学的に読み取る読取手段と、上記読取
手段で読み取られた符号化画像から上記共用データを再
生するデコード手段と、上記デコード手段で再生された
上記共用データを自己のプログラムに適合するように変
換処理する変換手段と、上記変換手段で変換処理された
データと上記自己のプログラムとに従って情報処理を行
う情報処理手段と、を具備することを特徴とする携帯型
情報処理機器。
【0161】即ち、この構成によれば、上記符号化画像
の印刷領域が小さい面積で済み、印刷媒体上の一つの符
号化画像に上記共用データを一つだけ含ませることで、
所定の情報処理のためのプログラムが互いに異なる複数
の機器においてそれぞれが利用可能なデータをその符号
化画像から再生できるようになる。
【0162】(8) 上記読取手段、上記デコード手
段、上記変換手段、及び上記情報処理手段が、同一の筐
体に含まれていることを特徴とする(7)に記載の携帯
型情報処理機器。
【0163】即ち、この構成によれば、読取手段を一体
化した携帯型情報処理機器が提供できる。
【0164】(9) 上記読取手段、上記デコード手
段、及び上記変換手段が第1の筐体に含まれ、上記情報
処理手段が上記第1の筐体と接続可能に構成された第2
の筐体に含まれているとき、上記変換手段は、上記自己
のプログラムに関する情報を外部から入力するための入
力手段を含むことを特徴とする(7)に記載の携帯型情
報処理機器。
【0165】即ち、この構成によれば、上記変換手段と
上記情報処理手段とが別体であるとき、上記変換手段は
上記自己のプログラムに関する情報を外部から入力でき
る。
【0166】(10) プログラムに従って所定の情報
処理を行うように構成されると共に、データが光学的に
読み取り可能な符号化画像で印刷されている部分を具備
する印刷媒体から上記符号化画像を光学的に読み取る読
取手段を具備した携帯型情報処理機器のための上記印刷
媒体であって、上記データは、上記所定の情報処理のた
めのプログラムが互いに異なる複数の上記機器それぞれ
において利用できる形態に変換可能な共用データを含む
ことを特徴とする印刷媒体。
【0167】即ち、この構成によれば、上記符号化画像
の印刷領域が小さい面積で済み、印刷媒体上の一つの符
号化画像に上記共用データを一つだけ含ませることで、
所定の情報処理のためのプログラムが互いに異なる複数
の機器においてそれぞれが利用可能なデータをその符号
化画像から再生できるようになる。
【0168】(11) 複数の異なる各プログラムに従
ってそれぞれ対応する所定の情報処理を行うように構成
された携帯型情報処理機器において、上記複数の各プロ
グラムにおいてそれぞれ利用可能な当該各プログラムに
対応したデータが光学的に読み取り可能な一つの符号化
画像で印刷されている部分を具備する印刷媒体から、上
記符号化画像を光学的に読み取る読取手段と、上記読取
手段で読み取られた符号化画像から上記各プログラムに
対応したデータを再生するデコード手段と、上記デコー
ド手段で再生された上記各プログラムに対応したデータ
の中から現在起動中のプログラムに対応したデータを判
別して抽出する判別手段と、上記判別手段で判別抽出さ
れた上記起動中のプログラムに対応したデータと上記現
在起動中のプログラムとに従って情報処理を行う情報処
理手段と、を具備することを特徴とする携帯型情報処理
機器。
【0169】即ち、この構成によれば、複数の異なる各
プログラムに従ってそれぞれ対応する所定の情報処理を
行う機器が、印刷媒体上の一つの符号化画像から、それ
ぞれのプログラムで利用可能なデータを再生できるよう
になる。
【0170】(12) 上記読取手段、上記デコード手
段、上記判別手段、及び上記情報処理手段が、同一の筐
体に含まれていることを特徴とする(11)に記載の携
帯型情報処理機器。
【0171】即ち、この構成によれば、読取手段を一体
化した携帯型情報処理機器が提供できる。
【0172】(13) 上記読取手段、上記デコード手
段、及び上記判別手段が第1の筐体に含まれ、上記情報
処理手段が上記第1の筐体と接続可能に構成された第2
の筐体に含まれているとき、上記判別手段は、上記現在
起動中のプログラムに関する情報を外部から入力するた
めの入力手段を含むことを特徴とする(11)に記載の
携帯型情報処理機器。
【0173】即ち、この構成によれば、上記判別手段と
上記情報処理手段とが別体であるとき、上記判別手段は
上記現在起動中のプログラムに関する情報を外部から入
力できる。
【0174】(14) 複数の異なる各プログラムに従
ってそれぞれ対応する所定の情報処理を行うように構成
されると共に、データが光学的に読み取り可能な符号化
画像で印刷されている部分を具備する印刷媒体から上記
符号化画像を光学的に読み取る読取手段を具備した携帯
型情報処理機器のための上記印刷媒体であって、上記デ
ータは、上記複数の各プログラムにおいてそれぞれ利用
可能な当該各プログラムに対応したデータを含むことを
特徴とする印刷媒体。
【0175】即ち、この構成によれば、複数の異なる各
プログラムに従ってそれぞれ対応する所定の情報処理を
行う機器が、印刷媒体上の一つの符号化画像から、それ
ぞれのプログラムで利用可能なデータを再生できるよう
になる。
【0176】(15) 複数の異なる各プログラムに従
ってそれぞれ対応する所定の情報処理を行うように構成
された携帯型情報処理機器において、上記複数の各プロ
グラムにおいて利用できる形態に変換可能な共用データ
が光学的に読み取り可能な符号化画像で印刷されている
部分を具備する印刷媒体から、上記符号化画像を光学的
に読み取る読取手段と、上記読取手段で読み取られた符
号化画像から上記共用データを再生するデコード手段
と、上記デコード手段で再生された上記共用データを現
在起動中のプログラムに適合するように変換処理する変
換手段と、上記変換手段で変換処理されたデータと上記
現在起動中のプログラムとに従って情報処理を行う情報
処理手段と、を具備することを特徴とする携帯型情報処
理機器。
【0177】即ち、この構成によれば、上記符号化画像
の印刷領域が小さい面積で済み、印刷媒体上の一つの符
号化画像に上記共用データを一つだけ含ませることで、
複数の異なる各プログラムに従ってそれぞれ対応する所
定の情報処理を行う機器が、それぞれのプログラムで利
用可能なデータをその符号化画像から再生できるように
なる。
【0178】(16) 上記読取手段、上記デコード手
段、上記変換手段、及び上記情報処理手段が、同一の筐
体に含まれていることを特徴とする(15)に記載の携
帯型情報処理機器。
【0179】即ち、この構成によれば、読取手段を一体
化した携帯型情報処理機器が提供できる。
【0180】(17) 上記読取手段、上記デコード手
段、及び上記変換手段が第1の筐体に含まれ、上記情報
処理手段が上記第1の筐体と接続可能に構成された第2
の筐体に含まれているとき、上記変換手段は、上記現在
起動中のプログラムに関する情報を外部から入力するた
めの入力手段を含むことを特徴とする(15)に記載の
携帯型情報処理機器。
【0181】即ち、この構成によれば、上記変換手段と
上記情報処理手段とが別体であるとき、上記変換手段
は、上記現在起動中のプログラムに関する情報を外部か
ら入力できる。
【0182】(18) 複数の異なる各プログラムに従
ってそれぞれ対応する所定の情報処理を行うように構成
されると共に、データが光学的に読み取り可能な符号化
画像で印刷されている部分を具備する印刷媒体から上記
符号化画像を光学的に読み取る読取手段を具備した携帯
型情報処理機器のための上記印刷媒体であって、上記デ
ータは、上記複数の各プログラムにおいて利用できる形
態に変換可能な共用データを含むことを特徴とする印刷
媒体。
【0183】即ち、この構成によれば、上記符号化画像
の印刷領域が小さい面積で済み、印刷媒体上の一つの符
号化画像に上記共用データを一つだけ含ませることで、
複数の異なる各プログラムに従ってそれぞれ対応する所
定の情報処理を行う機器が、それぞれのプログラムで利
用可能なデータをその符号化画像から再生できるように
なる。
【0184】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
光学的に読み取り可能な符号化画像として印刷媒体に印
刷されたデータを、その機種やOS等にかかわらず利用
できるようにした携帯型情報処理機器及びそのための印
刷媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の第1の実
施の形態にかかる印刷媒体に記録された光学的に読み取
り可能な符号化画像としてのコードのデータ構造例を示
す図、(C)は第1の実施の形態にかかる携帯型情報処
理機器の一例としてのコード読取機能付き携帯電話での
コード読取状態を示す図であり、(D)は専用リーダと
携帯電話でなる第1の実施の形態にかかる携帯型情報処
理機器の別の例によるコード読取状態を示す図である。
【図2】(A)及び(B)はそれぞれ第1の実施の形態
にかかる携帯型情報処理機器としてのコード読取機能付
き携帯電話(機種A)の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】(A)は第1の実施の形態にかかる携帯型情報
処理機器としてのコード読取機能付き携帯電話(機種
A)の更に別の例を示すブロック構成図であり、(B)
は(A)のコード読取機能付き携帯電話(機種A)にお
いてコードを撮像した場合の動作フローチャートを示す
図である。
【図4】第1の実施の形態にかかる印刷媒体に記録され
た光学的に読み取り可能な符号化画像としてのコードの
データ構造の更に別の例を示す図である。
【図5】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の第2の実
施の形態にかかる印刷媒体に記録された光学的に読み取
り可能な符号化画像としてのコードのデータ構造例を示
す図、(C)は第2の実施の形態にかかる携帯型情報処
理機器としてのコード読取機能付き携帯電話(機種A)
の構成例を示すブロック図、(D)は第2の実施の形態
にかかる携帯型情報処理機器の一例としてのコード読取
機能付き携帯電話でのコード読取状態を示す図であり、
(E)は専用リーダと携帯電話でなる第2の実施の形態
にかかる携帯型情報処理機器の別の例によるコード読取
状態を示す図である。
【図6】(A)は第2の実施の形態にかかる印刷媒体に
記録された光学的に読み取り可能な符号化画像としての
コードのデータ構造の具体例を示す図であり、(B)は
第2の実施の形態にかかる携帯型情報処理機器としての
コード読取機能付き携帯電話(機種A)の別の構成例を
示すブロック図である。
【図7】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の第3の実
施の形態にかかる印刷媒体に記録された光学的に読み取
り可能な符号化画像としてのコードのデータ構造例を示
す図、(C)は第3の実施の形態にかかる携帯型情報処
理機器の一例としてのコード読取機能付き携帯電話での
コード読取状態を示す図、(D)は第3の実施の形態に
かかる携帯型情報処理機器としてのコード読取機能付き
携帯電話(機種A)の構成例を示すブロック図であり、
(E)は専用リーダと携帯電話でなる第3の実施の形態
にかかる携帯型情報処理機器の別の例によるコード読取
状態を示す図である。
【図8】(A)は住所録DBソフトウェア起動中のコー
ド読取機能付き携帯電話でのコード読取状態を示す図、
(B)は第3の実施の形態にかかる印刷媒体に記録され
た光学的に読み取り可能な符号化画像としてのコードの
データ構造の具体例を示す図であり、(C)はメールソ
フトウェア起動中のコード読取機能付き携帯電話でのコ
ード読取状態を示す図である。
【図9】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の第4の実
施の形態にかかる印刷媒体に記録された光学的に読み取
り可能な符号化画像としてのコードのデータ構造例を示
す図であり、(C)は第4の実施の形態にかかる携帯型
情報処理機器としてのコード読取機能付き携帯電話(機
種A)の構成例を示すブロック図である。
【図10】(A)は第4の実施の形態にかかる印刷媒体
に記録された光学的に読み取り可能な符号化画像として
のコードのデータ構造の具体例を示す図であり、(B)
は(A)のコードを撮像した場合の第4の実施の形態に
かかる携帯型情報処理機器としてのコード読取機能付き
携帯電話(機種A)の動作フローチャートを示す図であ
る。
【図11】符号化画像の一例としてのドットコードの物
理フォーマット構成を示す図である。
【符号の説明】
10 コード 11 ヘッダファイル 12A,12B,12C 機種A用,機種B用,機
種C用アプリケーション用データファイル 13 共通利用可能なデータファイル 14A,14B,14C コード読取機能付き携帯
電話(機種A),(機種B),(機種C) 14A1 (機種A用アプリケーションによる)携
帯電話側情報処理部 14A1A 機種プログラム格納領域 14A1B ワークRAM 14A3 撮像部 14A4,14A14’ デコード部 14A5 情報判別部 14A6 情報入力部 14A11 手動設定部 14A12 モジュール 14A13 伸長部 14A14 情報変換部 14A15 機種固有のコマンドデータベース(D
B) 14A16 XMLパーサ 15 専用リーダ 16A,16B,16C 携帯電話(機種A),
(機種B),(機種C) 17 共通の目的あるいは事実が記述されたデータ
ファイル 17−1 XMLファイル 18 着脱式記憶媒体 19 各機種別に利用可能なデータファイル 20A,20B,20C アプリケーションA用,
アプリケーションB用,アプリケーションC用データフ
ァイル 20a 住所録DBソフト用データファイル 20b メールソフト用データファイル 21 各アプリケーションに共通的に利用可能なデ
ータファイル 22 名刺 23 各アプリケーションに共通の目的あるいは事
実が記述されたデータファイル 23A 共通に利用できる形態に変換可能な事実デ
ータ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムに従って所定の情報処理を行
    うように構成された携帯型情報処理機器において、 前記所定の情報処理のためのプログラムが互いに異なる
    複数の前記機器それぞれにおいて利用可能な当該各プロ
    グラムに対応したデータが光学的に読み取り可能な一つ
    の符号化画像で印刷されている部分を具備する印刷媒体
    から、前記符号化画像を光学的に読み取る読取手段と、 前記読取手段で読み取られた符号化画像から前記各プロ
    グラムに対応したデータを再生するデコード手段と、 前記デコード手段で再生された前記各プログラムに対応
    したデータの中から自己のプログラムに対応したデータ
    を判別して抽出する判別手段と、 前記判別手段で判別抽出された前記自己のプログラムに
    対応したデータと前記自己のプログラムとに従って情報
    処理を行う情報処理手段と、 を具備することを特徴とする携帯型情報処理機器。
  2. 【請求項2】 前記各プログラムに対応したデータは、
    対応する前記各機器に対し、当該各機器間で共通の制御
    を行うためのデータを含むことを特徴とする請求項1に
    記載の携帯型情報処理機器。
  3. 【請求項3】 前記読取手段と前記デコード手段と前記
    判別手段と前記情報処理手段とが同一の筐体に含まれて
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯型情
    報処理機器。
  4. 【請求項4】 前記読取手段と前記デコード手段と前記
    判別手段とが第1の筐体に含まれ、前記情報処理手段が
    前記第1の筐体と接続可能に構成された第2の筐体に含
    まれているとき、 前記判別手段は、前記自己のプログラムに関する情報を
    外部から入力するための入力手段を含むことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の携帯型情報処理機器。
  5. 【請求項5】 プログラムに従って所定の情報処理を行
    うように構成されると共に、データが光学的に読み取り
    可能な符号化画像で印刷されている部分を具備する印刷
    媒体から前記符号化画像を光学的に読み取る読取手段を
    具備した携帯型情報処理機器のための前記印刷媒体であ
    って、 前記データは、前記所定の情報処理のためのプログラム
    が互いに異なる複数の前記機器それぞれにおいて利用可
    能な当該各プログラムに対応したデータを含むことを特
    徴とする印刷媒体。
  6. 【請求項6】 前記各プログラムに対応したデータは、
    対応する前記各機器に対し、当該各機器間で共通の制御
    を行うためのデータを含むことを特徴とする請求項5に
    記載の印刷媒体。
  7. 【請求項7】 プログラムに従って所定の情報処理を行
    うように構成された携帯型情報処理機器において、 前記所定の情報処理のためのプログラムが互いに異なる
    複数の前記機器それぞれにおいて利用できる形態に変換
    可能な共用データが光学的に読み取り可能な符号化画像
    で印刷されている部分を具備する印刷媒体から、前記符
    号化画像を光学的に読み取る読取手段と、 前記読取手段で読み取られた符号化画像から前記共用デ
    ータを再生するデコード手段と、 前記デコード手段で再生された前記共用データを自己の
    プログラムに適合するように変換処理する変換手段と、 前記変換手段で変換処理されたデータと前記自己のプロ
    グラムとに従って情報処理を行う情報処理手段と、 を具備することを特徴とする携帯型情報処理機器。
  8. 【請求項8】 前記読取手段、前記デコード手段、前記
    変換手段、及び前記情報処理手段が、同一の筐体に含ま
    れていることを特徴とする請求項7に記載の携帯型情報
    処理機器。
  9. 【請求項9】 前記読取手段、前記デコード手段、及び
    前記変換手段が第1の筐体に含まれ、前記情報処理手段
    が前記第1の筐体と接続可能に構成された第2の筐体に
    含まれているとき、 前記変換手段は、前記自己のプログラムに関する情報を
    外部から入力するための入力手段を含むことを特徴とす
    る請求項7に記載の携帯型情報処理機器。
  10. 【請求項10】 プログラムに従って所定の情報処理を
    行うように構成されると共に、データが光学的に読み取
    り可能な符号化画像で印刷されている部分を具備する印
    刷媒体から前記符号化画像を光学的に読み取る読取手段
    を具備した携帯型情報処理機器のための前記印刷媒体で
    あって、 前記データは、前記所定の情報処理のためのプログラム
    が互いに異なる複数の前記機器それぞれにおいて利用で
    きる形態に変換可能な共用データを含むことを特徴とす
    る印刷媒体。
  11. 【請求項11】 複数の異なる各プログラムに従ってそ
    れぞれ対応する所定の情報処理を行うように構成された
    携帯型情報処理機器において、 前記複数の各プログラムにおいてそれぞれ利用可能な当
    該各プログラムに対応したデータが光学的に読み取り可
    能な一つの符号化画像で印刷されている部分を具備する
    印刷媒体から、前記符号化画像を光学的に読み取る読取
    手段と、 前記読取手段で読み取られた符号化画像から前記各プロ
    グラムに対応したデータを再生するデコード手段と、 前記デコード手段で再生された前記各プログラムに対応
    したデータの中から現在起動中のプログラムに対応した
    データを判別して抽出する判別手段と、 前記判別手段で判別抽出された前記起動中のプログラム
    に対応したデータと前記現在起動中のプログラムとに従
    って情報処理を行う情報処理手段と、 を具備することを特徴とする携帯型情報処理機器。
  12. 【請求項12】 前記読取手段、前記デコード手段、前
    記判別手段、及び前記情報処理手段が、同一の筐体に含
    まれていることを特徴とする請求項11に記載の携帯型
    情報処理機器。
  13. 【請求項13】 前記読取手段、前記デコード手段、及
    び前記判別手段が第1の筐体に含まれ、前記情報処理手
    段が前記第1の筐体と接続可能に構成された第2の筐体
    に含まれているとき、 前記判別手段は、前記現在起動中のプログラムに関する
    情報を外部から入力するための入力手段を含むことを特
    徴とする請求項11に記載の携帯型情報処理機器。
  14. 【請求項14】 複数の異なる各プログラムに従ってそ
    れぞれ対応する所定の情報処理を行うように構成される
    と共に、データが光学的に読み取り可能な符号化画像で
    印刷されている部分を具備する印刷媒体から前記符号化
    画像を光学的に読み取る読取手段を具備した携帯型情報
    処理機器のための前記印刷媒体であって、 前記データは、前記複数の各プログラムにおいてそれぞ
    れ利用可能な当該各プログラムに対応したデータを含む
    ことを特徴とする印刷媒体。
  15. 【請求項15】 複数の異なる各プログラムに従ってそ
    れぞれ対応する所定の情報処理を行うように構成された
    携帯型情報処理機器において、 前記複数の各プログラムにおいて利用できる形態に変換
    可能な共用データが光学的に読み取り可能な符号化画像
    で印刷されている部分を具備する印刷媒体から、前記符
    号化画像を光学的に読み取る読取手段と、 前記読取手段で読み取られた符号化画像から前記共用デ
    ータを再生するデコード手段と、 前記デコード手段で再生された前記共用データを現在起
    動中のプログラムに適合するように変換処理する変換手
    段と、 前記変換手段で変換処理されたデータと前記現在起動中
    のプログラムとに従って情報処理を行う情報処理手段
    と、 を具備することを特徴とする携帯型情報処理機器。
  16. 【請求項16】 前記読取手段、前記デコード手段、前
    記変換手段、及び前記情報処理手段が、同一の筐体に含
    まれていることを特徴とする請求項15に記載の携帯型
    情報処理機器。
  17. 【請求項17】 前記読取手段、前記デコード手段、及
    び前記変換手段が第1の筐体に含まれ、前記情報処理手
    段が前記第1の筐体と接続可能に構成された第2の筐体
    に含まれているとき、 前記変換手段は、前記現在起動中のプログラムに関する
    情報を外部から入力するための入力手段を含むことを特
    徴とする請求項15に記載の携帯型情報処理機器。
  18. 【請求項18】 複数の異なる各プログラムに従ってそ
    れぞれ対応する所定の情報処理を行うように構成される
    と共に、データが光学的に読み取り可能な符号化画像で
    印刷されている部分を具備する印刷媒体から前記符号化
    画像を光学的に読み取る読取手段を具備した携帯型情報
    処理機器のための前記印刷媒体であって、 前記データは、前記複数の各プログラムにおいて利用で
    きる形態に変換可能な共用データを含むことを特徴とす
    る印刷媒体。
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