JP2003097515A - シリンダ装置 - Google Patents

シリンダ装置

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JP2003097515A
JP2003097515A JP2001294538A JP2001294538A JP2003097515A JP 2003097515 A JP2003097515 A JP 2003097515A JP 2001294538 A JP2001294538 A JP 2001294538A JP 2001294538 A JP2001294538 A JP 2001294538A JP 2003097515 A JP2003097515 A JP 2003097515A
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piston
pressure chamber
port
sub
cylinder tube
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JP2001294538A
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English (en)
Inventor
Harumitsu Takizawa
春光 滝沢
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/08Characterised by the construction of the motor unit
    • F15B15/14Characterised by the construction of the motor unit of the straight-cylinder type
    • F15B15/149Fluid interconnections, e.g. fluid connectors, passages

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】外部からの電気的制御によらないで、シリンダ
装置の構造自体によってピストンの前進ストローク及び
後退ストロークの途中でピストンを減速移動させるよう
にする。 【解決手段】 シリンダ装置10を、シリンダチューブ
12及びピストン14と、第1圧力室20及び第2圧力
室22と、エアの供給・排出用の第1,第2主ポート2
4,26と、第1副ポート28及び第2副ポート30
と、第1副ポート閉鎖部29及び第2副ポート閉鎖部3
1と、第1連通路44及び第2連通路46とを有するよ
うに構成する。そしてこれによりピストン14の前進及
び後退移動時にピストン14が減速位置に到ったところ
で第1副ポート閉鎖部29,第2副ポート閉鎖部31が
第1副ポート28,第2副ポート30を閉鎖し、高速切
替位置に到ったところで第1連通路44,第2連通路4
6が第1圧力室20と第1副ポート28又は第2圧力室
22と第2副ポート30を連通させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はシリンダチューブ
とその内部に摺動可能に嵌合されたピストンとを有する
シリンダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、シリンダチューブとその内部に摺動可能に嵌合され
たピストンとを有するシリンダ装置が各種分野,用途に
広く使用されている。ところで、例えばこのシリンダ装
置を物品の昇降装置に適用したとき、ピストンを一定速
度で上昇させてピストンロッドに設けた支持部にて物品
をストローク途中で受取部から受け取り且つこれを支持
して持ち上げようとしたとき、ピストンの移動速度が速
いと支持部が物品にストローク途中で勢い良く衝突して
しまって、物品の荷崩れや位置ずれを生ぜしめてしま
い、或いはまた物品に損傷を与えてしまうといった不都
合を生じる。
【0003】同様に支持部上に物品を載せた状態でピス
トンを一定速度で速く下降させ、物品を下方の受渡部に
受け渡す際においても同じような問題が生ずる。即ち、
ピストンを一定速度で速く下降させると下方の受渡部に
対して物品が勢い良く当ってしまい、そこで荷崩れや位
置ずれを起したり、更にはまた物品に損傷を与えてしま
う問題を生ずる。
【0004】一方、これを避けようとしてピストンを一
定速度で遅く昇降させると上記のような問題は避けるこ
とができるが、この場合ピストンの往復動に要する時間
が長くなり能率が低下してしまう。従ってこの種シリン
ダ装置を用いた昇降装置にあっては、上昇又は下降移動
の際、即ちピストンの前進又は後退移動の際、当初は速
い速度でピストンを移動させ、途中でピストンの移動速
度を落として、即ちピストンの移動速度を減速してその
後再びピストンの移動速度を高速に切り替えるようにな
すのが望ましい。
【0005】このようにすれば、物品を受取部で受け取
って上昇させ或いは上昇位置から下降させて受渡部に物
品を受け渡すといった動作を高能率で行うことができ、
且つ物品を荷崩れさせたり位置ずれさせたり、更にはま
た損傷を与えたりすることを防止できる。
【0006】これを実現する手段として、ピストンの移
動位置(ストローク位置)を検出する位置センサ(近接
センサ等)を設け、その位置センサによる検出信号に基
づいて作動流体の供給・排出ないし流通を制御する多数
の切替弁を制御部により電気的に制御するといったこと
が考えられる。
【0007】しかしながらこの場合、位置センサや多数
の切替弁,複数の制御回路等が必要となって全体の部品
点数が多くなるとともに、装置の構成が複雑化して大幅
なコストアップを招く問題が生ずる。更にまた、位置セ
ンサや電気配線を設置施工する必要が生じ、装置の設置
のための作業が複雑化するとともにセンサ等の誤動作の
問題も生じ、またメンテナンスのための作業も複雑化す
るといった問題を生ずる。
【0008】以上シリンダ装置を昇降装置に適用した場
合を例として述べたが、かかるシリンダ装置を他の用途
に適用した場合においても同様の問題が生ずる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のシリンダ装置は
このような課題を解決するために案出されたものであ
る。而して請求項1のものは、シリンダチューブと、該
シリンダチューブ内に摺動可能に嵌合されたピストンと
を有するシリンダ装置であって、該ピストンの前進移動
又は後退移動の少なくとも何れかにおいて、外部からの
電気的制御によらず前記シリンダチューブ及びピストン
の構造自体によって該ピストンの移動速度が相対的に高
速から低速に、更に該低速から高速へと切り替わるよう
になしてあることを特徴とする。
【0010】請求項2のものは、(イ)シリンダチュー
ブと、(ロ)該シリンダチューブ内に摺動可能に嵌合さ
れたピストンと、(ハ)該ピストンによって区画形成さ
れた、該シリンダチューブ内の第1圧力室及び第2圧力
室と、(ニ)該ピストンの前進方向において該シリンダ
チューブの前端部と後端部とに且つ前記第1圧力室,第
2圧力室にそれぞれ連通する状態で設けられた、流体の
供給・排出用の第1及び第2主ポートと、(ホ)該第1
主ポートに対して前記ピストンの後退方向に所定距離離
隔した位置において前記シリンダチューブを貫通して設
けられ、前記第1圧力室に対し流体を供給し又は排出す
る第1副ポートと、(ヘ)前記ピストンと一体移動し、
該ピストンの移動時に該ピストンが減速位置に到ってか
ら高速切替位置直前までの間、前記第1副ポートを閉鎖
する第1副ポート閉鎖部と、(ト)該ピストンと一体移
動し、該ピストンが該高速切替位置に到ったところで又
は前記減速位置直前までの間、前記第1圧力室と前記第
1副ポートとを連通させる第1連通路とを有しているこ
とを特徴とする。
【0011】請求項3のものは、(イ)シリンダチュー
ブと、(ロ)該シリンダチューブ内に摺動可能に嵌合さ
れたピストンと、(ハ)該ピストンによって区画形成さ
れた、該シリンダチューブ内の第1圧力室及び第2圧力
室と、(ニ)該ピストンの前進方向において該シリンダ
チューブの前端部と後端部とに且つ前記第1圧力室,第
2圧力室にそれぞれ連通する状態で設けられた、流体の
供給・排出用の第1及び第2主ポートと、(ホ)該第2
主ポートに対して前記ピストンの前進方向に所定距離離
隔した位置において前記シリンダチューブを貫通して設
けられ、前記第2圧力室に対し流体を供給し又は排出す
る第2副ポートと、(ヘ)前記ピストンと一体移動し、
該ピストンの移動時に該ピストンが減速位置に到ってか
ら高速切替位置直前までの間、前記第2副ポートを閉鎖
する第2副ポート閉鎖部と、(ト)該ピストンと一体移
動し、該ピストンが該高速切替位置に到ったところで又
は前記減速位置直前までの間、前記第2圧力室と前記第
2副ポートとを連通させる第2連通路とを有しているこ
とを特徴とする。
【0012】請求項4のものは、請求項1〜3の何れか
において、前記シリンダ装置がピストンロッドと該ピス
トンロッドに設けられた物品の支持部とを備えており、
該支持部において該物品を昇降する昇降装置として構成
されていることを特徴とする。
【0013】
【作用及び発明の効果】以上のように請求項1のもの
は、ピストンの前進移動又は後退移動の少なくとも何れ
かにおいて、ピストンの移動速度が相対的に高速から低
速に、更に低速から高速へと切り替わる機能を、外部か
らの電気的制御によらないでシリンダ装置自体に構造的
に具備させたもので、本発明によれば、シリンダ装置自
体がピストンの移動ストロークの途中で減速する機能を
有しているため、これを実現するためにピストンのスト
ローク位置を検出する位置センサや多数の切替弁等を省
略ないし節減することができ、全体の装置構成を簡略化
することができ、装置の設置を簡単に行うことができる
とともに、その後のメンテナンス作業を簡便化すること
ができる。
【0014】本発明のシリンダ装置は昇降装置に適用し
て好適なもので(請求項4)、この場合ピストンの前進
によって物品を前進ストロークの途中で受け取って上昇
させる際、或いは上昇位置から物品を下降させてピスト
ンの後退ストローク途中で物品を受け渡す際、物品に衝
撃を与えることなく受取り或いは受渡しを行うことがで
き、また全体としての昇降動作を短時間で能率高く行う
ことができる。
【0015】次に請求項2のものは、シリンダチューブ
に第1副ポートを設ける一方、ピストンの移動時にピス
トンが減速位置に到ってから高速切替位置直前までの
間、第1副ポートを閉鎖する第1副ポート閉鎖部と、ピ
ストンが高速切替位置に到ったところで又は減速位置直
前までの間、第1圧力室と第1副ポートとを連通させる
第1連通路とを設けたもので、このようにしておけば、
ピストンの移動によって自動的にその移動速度を相対的
に高速から低速に、更に低速から高速へと切り替えるこ
とができる。
【0016】一方請求項3のものは、シリンダチューブ
における第2主ポート側に第2副ポートを設ける一方、
ピストンと一体移動し、ピストンの移動時にピストンが
減速位置に到ってから高速切替位置直前までの間、第2
副ポートを閉鎖する第2副ポート閉鎖部と、ピストンが
高速切替位置に到ったところで又は減速位置直前までの
間、第2圧力室と第2副ポートとを連通させる第2連通
路とを設けたもので、この場合においてもピストンの移
動自体によってその移動速度を切り替えることができ
る。尚請求項2と請求項3とを組み合わせて、ピストン
の移動自体によってその移動速度を相対的に高速から低
速に、更に低速から高速へと切り替えるようになすこと
もできる。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は本例のシリンダ装置
で、シリンダチューブ12と、その内部に摺動可能に嵌
合されたピストン14及びピストン14から延び出した
ピストンロッド16を有している。ピストンロッド16
には物品の支持部18が設けられており、この支持部1
8において後述する物品62が支持されて上昇移動或い
は下降移動させられるようになっている。
【0018】ここでシリンダチューブ12の内部はピス
トン14によって第1圧力室20と第2圧力室22とに
区画されている。尚この例ではピストン14における上
昇移動を前進移動とし、下降移動を後退移動とする。
【0019】シリンダチューブ12には、ピストン14
の前進方向において第1圧力室20の前端と第2圧力室
22の後端とにそれぞれ連通する状態で第1主ポート2
4と第2主ポート26とがシリンダチューブ12を貫通
する状態で設けられており、これら第1主ポート24,
第2主ポート26を通じて第1圧力室20又は第2圧力
室22に、作動流体としてのエアが供給され又はそこか
ら排出されるようになっている。
【0020】シリンダチューブ12にはまた、これら第
1主ポート24,第2主ポート26からピストン14の
後退方向,前進方向に所定距離離隔した位置において第
1副ポート28と第2副ポート30とが、シリンダチュ
ーブ12を貫通する状態で設けられている。これら第1
副ポート28,第2副ポート30もまた、第1圧力室2
0又は第2圧力室22に対してエアを供給し又は排出す
るためのものである。
【0021】これら4つのポート、即ち第1主ポート2
4,第2主ポート26,第1副ポート28及び第2副ポ
ート30には、エアを供給し又は排出するための流路3
2,34,36,38がそれぞれ接続されており、そし
てそれら各流路32,34,36,38に絞り弁40と
逆止弁42とがそれぞれ並列に設けられている。尚各逆
止弁42は、エアを供給するときに開弁し、エアを排出
するときには閉弁する向きにそれぞれ設けられている。
【0022】本例において、ピストン14にはピストン
14の前進移動時にピストン14が減速位置に到ってか
ら高速切替位置直前までの間、第1副ポート28を閉鎖
する第1副ポート閉鎖部29及びピストン14の後退移
動時にピストン14が減速位置に到ってから高速切替位
置直前までの間、第2副ポート30を閉鎖する第2副ポ
ート閉鎖部31がピストン14の前端部と後端部とに一
体に形成されている。
【0023】更にまたピストン14の前進移動時に、ピ
ストン14が高速切替位置に到ったところで第1圧力室
20と第1副ポート28とを連通させる第1連通路44
及びピストン14の後退移動時に、ピストン14が高速
切替位置に到ったところで第2圧力室22と第2副ポー
ト30とを連通させる第2連通路46が、それぞれピス
トン14を部分的に貫通する形態で設けられている。
【0024】第1連通路44は、ピストン14における
第1圧力室20側の端面で開口する端面開口48と、そ
の端面からピストン14後退方向に所定距離離隔した位
置においてピストン14の外周面で開口する周面開口5
0と、それらを連絡する通路52とを有している。
【0025】ここで周面開口50は環状をなしており、
そしてその環状の周面開口50に連通する状態で通路5
2及び端面開口48が周方向の2箇所もしくはそれ以上
の複数箇所に設けられている。
【0026】一方第2連通路46は、ピストン14にお
ける第2圧力室22側の端面で開口する端面開口54
と、これよりピストン14前進方向に所定距離離隔した
位置においてピストン14の外周面で開口する周面開口
56と、それらを連絡する通路58とを有している。
【0027】この第2連通路46においても周面開口5
6が環状をなしており、更に通路58と端面開口54と
が周方向の2箇所もしくはそれ以上の複数箇所で周面開
口56に連通する状態で設けられている。
【0028】ここで第1連通路44と第1副ポート28
とは次のような位置関係とされている。即ち、図2(I
I)に示しているようにピストン14の前進移動時にお
いてピストン14が予め定めた減速位置に到ったところ
で、第1副ポート28が第1副ポート閉鎖部29で閉鎖
され、そして図2(III)に示しているようにピストン
14が高速切替位置に到ったところで、第1連通路44
の周面開口50が第1副ポート28に連通するように、
それらの位置関係が定められている。
【0029】また一方第2連通路46と第2副ポート3
0との位置関係は、図3(II)に示しているようにピス
トン14の後退移動時において予め定めた減速位置にピ
ストン14が到ったところで、第2副ポート30が第2
副ポート閉鎖部31で閉鎖され、そして図3(III)に
示しているようにピストン14が高速切替位置に到った
ところで、第2連通路46における周面開口56が第2
副ポート30に連通するようにそれらの位置関係が定め
られている。
【0030】尚第1連通路44及び第2連通路46の何
れも、周面開口50,56の口径が通路52,58に対
して相対的に大径とされている。即ちこれら周面開口5
0,56は、それぞれ通路52,58の内径に対しピス
トン14の移動方向に寸法が大きく形成されている。
【0031】次に本例のシリンダ装置10の作用を図2
及び図3に基づいて以下に説明する。図2(I)はピス
トン14が後退端に位置している状態を表しており、こ
の状態で流路34を通じてエアが供給されると、供給さ
れたエアは第2主ポート26を通じて第2圧力室22内
に流入する。更にまた流路38を通じてエアが第2副ポ
ート30及び第2連通路46を通じて第2圧力室22へ
と供給される。
【0032】このとき、第2圧力室22とは反対側の第
1圧力室20は、第1主ポート24及び第1副ポート2
8を通じて流路32及び36に開放された状態にあるた
め、第2圧力室22に2つのポート26,30を通じて
エアが供給されることでピストン14は高速で前進移動
を開始する。
【0033】次に前進移動したピストン14が図2(I
I)に示す位置、即ち減速位置に到るとここで第1副ポ
ート28が第1副ポート閉鎖部29にて閉鎖され、ここ
において第1圧力室20内のエアは、第1主ポート24
を通じてのみ外部に排出されるようになる。即ち第1圧
力室20内のエアは第1副ポート28を通じて外部に排
出不能となり、これによってピストン14はこれより相
対的に低速で前進移動するようになる。
【0034】尚、流路32,36のうち第1主ポート2
4に接続された流路32側の絞り弁40の流量を少量に
調整することで減速時の速度を容易に変更調整すること
ができる。
【0035】その後、図2(III)に示しているように
ピストン14が高速切替位置に到ったところで、第1連
通路44における周面開口50が第1副ポート28に合
致した状態となり、ここにおいて第1圧力室20内のエ
アが再び第1主ポート24と第1副ポート28との両方
を通じて外部に排出可能となる。このためピストン14
は再び相対的に高速で前進移動を開始する。この状態は
ピストン14が前進端に到るまで継続される。即ちピス
トン14はその後図2(IV)に示す前進端に到るまで相
対的に高速で前進移動を行う。
【0036】図3はピストン14の後退時の作用を示し
ている。図3(I)はピストン14が前進端に位置した
状態を表しており、このとき第1圧力室20は第1主ポ
ート24及び第1副ポート28を通じて流路32及び3
6に開放された状態にあり、更にまた反対側の第2圧力
室22もまた、第2主ポート26及び第2副ポート30
を通じて流路34及び38にそれぞれ開放された状態に
ある。
【0037】従って流路32,36を通じて第1圧力室
20にエアが供給されると、ピストン14は第2圧力室
22内のエアを第2主ポート26及び第2副ポート30
を通じて外部に排出しながら相対的に高速で後退移動を
行う。そして図3(II)に示しているようにピストン1
4が減速開始位置に到ると、ここにおいて第2副ポート
30が第2副ポート閉鎖部31で閉鎖された状態とな
り、第2圧力室22内のエアは第2主ポート26を通じ
てのみ排出可能となる。これによりピストン14の後退
移動の速度が減速される。
【0038】そして図3(III)に示しているようにピ
ストン14が再び高速切替位置に到ると、ここにおいて
第2連通路46が第2圧力室22と第2副ポート30と
を連通させた状態となり、第2圧力室22内のエアがそ
れら2つのポート26,30を通じて外部に排出可能と
なる。これによりピストン14の後退速度が高速に復帰
し、そのまま図3(IV)に示す後退端に到るまでピスト
ン14が高速で移動する。
【0039】本例において、以上の構成を有するシリン
ダ装置10は図2及び図3にも示しているように昇降装
置を成しており、図2(I)に示しているように、ピス
トン14の前進移動によって受取部60から物品62を
受け取ってこれをリフトアップ(上昇)させる働きを行
う。
【0040】このとき、シリンダ装置10は物品62に
接近する過程ではピストン14を高速で前進させて支持
部18を物品62に接近させ、そして図2(II)に示し
ているように支持部18が物品62に接近したところで
ピストン14が減速開始し、その減速移動の状態で支持
部18が物品62に柔らかく接触して、引き続くピスト
ン14の前進移動によって物品62を持ち上げる。その
後ピストン14は再び高速移動に切り替わって、物品6
2を速い速度で所定位置までリフトアップ動作する。
【0041】また一方、図3に示しているように上昇位
置にある物品62を受渡部64に受け渡す際には、図3
(I)に示しているようにピストン14は当初高速で後
退移動(下降移動)し、そして物品62が受渡部64に
接近したところで、図3(II)に示しているようにピス
トン14の後退移動が減速移動に切り替わり、物品62
が受渡部64に静かに受け渡される。その後ピストン1
4は再び高速移動に切り替わり、そのまま後退位置まで
高速で移動する。
【0042】図4はシリンダ装置10を、コンベヤ66
にて運ばれて来る物品62をコンベヤ66から受け取っ
て上昇させ、或いは物品62を下降させてコンベヤ66
へと受け渡す昇降装置として適用した場合の例を示して
いる。この場合においてもシリンダ装置10は、物品6
2をコンベヤ66から衝撃を与えることなく柔らかに受
け取って上昇させ、或いはピストン14の下降によって
物品62を柔らかくコンベヤ66へと受け渡すことがで
きる。
【0043】以上のように本例によれば、外部からの電
気的制御によらずにシリンダ装置10の構造自体によっ
てピストン14の移動速度をそのストローク途中で減速
することができ、従ってピストン14の移動を電気的に
制御する場合のようにピストン14のストローク位置を
検出する位置センサや多数の切替弁等を省略ないし節減
することができ、装置の全体構成を簡略化でき、また装
置の設置を簡単に行うことができるとともに、その後の
メンテナンス作業も簡便化することができる。
【0044】またこのシリンダ装置10を昇降装置に適
用した場合においては、受取部60から物品62を柔ら
かに受け取って上昇させることができ、また下降移動の
際に物品62を柔らかに受渡部64に受け渡すことがで
きる。尚且つ全体の昇降動作を速い速度で行うことがで
き、高能率で物品62の受取り又は受渡しを行うことが
可能となる。
【0045】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば上例ではピストン14の前
進及び後退の何れにおいてもストローク途中で減速する
ようになしているが、場合によって図5(A)に示して
いるようにシリンダチューブ12とピストン14とに第
1副ポート28と第1連通路44のみを設けて、ピスト
ン14の上昇移動時にのみストローク途中で減速をかけ
るようになすこともできるし、或いはまた図5(B)に
示しているようにシリンダチューブ12とピストン14
とに第2副ポート30と第2連通路46のみを設けて、
ピストン14の下降移動時にのみストローク途中で減速
をかけるようになすといったことも可能である。
【0046】また上例はエアの排出側の流れを制御する
ことによってピストン14の移動速度を制御するメータ
アウト方式の場合の例であるが、エアの供給側の流れを
制御することによってピストン14の移動速度を制御す
ること、即ちメータイン方式によってピストン14の移
動速度を制御するようになすこともできる。
【0047】例えば、図2(IV)に示しているようにピ
ストン14が前進端に位置している状態から後退移動す
る際のピストン14の移動速度を、逆止弁42の向きを
変えることでメータイン方式で制御することができる。
この場合図2(IV)に示す状態では、第1主ポート24
と第1副ポート28とが第1圧力室20に連通した状態
にあるため、それら2つのポート24,28を通じて第
1圧力室20にエアを供給することができる。このため
ピストン14は高速で図2中下向きに後退移動開始す
る。
【0048】このとき第1連通路44は、ピストン14
が図2(III)に示す位置、即ち減速開始位置に到る直
前まで第1圧力室20と第1副ポート28とを連通させ
た状態にある。従ってこの状態となるまでピストン14
は高速で後退移動、即ち図2中下降移動する。そしてピ
ストン14が第1副ポート閉鎖部29において第1副ポ
ート28を閉鎖する状態になると、ここにおいて第1圧
力室20へのエアの供給が第1主ポート24を通じての
み可能となり、これによりピストン14の後退移動速度
が減速する。
【0049】そして図2(II)に示す状態までピストン
14の減速移動が継続され、そしてピストン14が図2
(II)に示す位置から更に後退移動したとき、即ち高速
切替位置に到ったとき、第1主ポート24と第1副ポー
ト28とが再び第1圧力室20に共に連通した状態とな
って、それら2つのポート24,28を通じて第1圧力
室20にエアが供給されるようになり、その後ピストン
14が再び高速で後退移動し図2(I)に示す後退端に
到る。
【0050】一方メータイン方式においてピストン14
が前進移動する際の動きは次のようになる。即ち図3
(IV)に示すようにピストン14が後退端に位置してい
るときには、第2圧力室22に対して第2主ポート26
と第2副ポート30を通じて第2圧力室22にエアが供
給され、従ってピストン14は後退端から高速で前進移
動、即ち図3中上昇移動する。
【0051】このピストン14の高速移動は図3(II
I)に示す状態まで継続され、そしてピストン14にお
ける第2副ポート閉鎖部31が第2副ポート30を閉鎖
すると、ここにおいて第2圧力室22へのエアの供給が
第2主ポート26を通じてのみ行われ、これによりピス
トン14が減速開始する。この減速移動は図3(II)に
示す状態まで継続され、そして更にピストン14が図3
(II)に示す位置よりも更に前進移動すると、ここにお
いて再び第2圧力室22が第2主ポート26と第2副ポ
ート30とに連通した状態となって、それら2つのポー
ト26,30を通じて第2圧力室22にエアが供給さ
れ、これによりピストン14が再び高速で前進移動し、
図3(I)に示す前進端までその高速移動が継続され
る。
【0052】図6は本発明の他の実施例を示している。
この例は、リング状の第1副ポート閉鎖部68と、第2
副ポート閉鎖部70とをピストン14の前進側と後退側
とにそれぞれ設けて、それら第1副ポート閉鎖部68と
ピストン14との間及び第2副ポート閉鎖部70とピス
トン14との間に開口72及び74を形成し、更に第1
圧力室20と開口72とを連通させる第1連通路76及
び第2圧力室22と開口74とを連通させる第2連通路
78を形成したものである。
【0053】このようになした場合においても、図7及
び図8に示しているようにピストン14の移動速度を上
記と同様に高速から減速移動に、更にはまたその減速移
動から高速移動に切り替えることができる。
【0054】更にはまた図9に示しているように、図7
及び図8の実施例においてピストン14の前進移動時に
のみ、或いは後退移動時にのみ速度の切替をなすように
構成することも可能である。
【0055】また第1の実施例(図1〜図3及び図5)
においてピストン14に設けた周面開口50を、図10
に示すように全周に亘って環状に設ける一方、端面開口
48及び通路52を周方向の1箇所に設けてそれらを周
面開口50に連通させるようになしたり、或いはまたピ
ストン14及びピストンロッド16の回転方向が位置決
めされている場合においては、図11に示しているよう
に周面開口50もまた周方向の何れか1箇所だけ、詳し
くは第1副ポート28の設けられている側にのみ設けて
おくといったことも可能である。この点はピストン14
の後端部の第2連通路46においても同様である。
【0056】また上例ではシリンダ装置10を物品62
の昇降装置に適用した例を示しているが、本発明のシリ
ンダ装置は他の様々な用途に適用することが可能である
など、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々
変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるシリンダ装置の構成を
示す図である。
【図2】同実施例のシリンダ装置におけるピストンの前
進移動時の作用説明図である。
【図3】同実施例のシリンダ装置におけるピストンの後
退移動時の作用説明図である。
【図4】図1ないし図3のシリンダ装置をコンベアとの
間で物品の授受を行う昇降装置に適用した場合の例を示
す図である。
【図5】本発明のシリンダ装置の他の例を示す図であ
る。
【図6】本発明のシリンダ装置におけるピストンの他の
実施例を示す図である。
【図7】図6に示すピストンの前進移動時の作用説明図
である。
【図8】図6に示すピストンの後退移動時の作用説明図
である。
【図9】本発明のシリンダ装置の更に他の例を示す図で
ある。
【図10】本発明のシリンダ装置におけるピストンの更
に他の実施例を示す図である。
【図11】本発明のシリンダ装置におけるピストンの更
に他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
10 シリンダ装置 12 シリンダチューブ 14 ピストン 16 ピストンロッド 18 支持部 20 第1圧力室 22 第2圧力室 24 第1主ポート 26 第2主ポート 28 第1副ポート 29,68 第1副ポート閉鎖部 30 第2副ポート 31,70 第2副ポート閉鎖部 44,76 第1連通路 46,78 第2連通路 62 物品

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダチューブと、該シリンダチュー
    ブ内に摺動可能に嵌合されたピストンとを有するシリン
    ダ装置であって、 該ピストンの前進移動又は後退移動の少なくとも何れか
    において、外部からの電気的制御によらず前記シリンダ
    チューブ及びピストンの構造自体によって該ピストンの
    移動速度が相対的に高速から低速に、更に該低速から高
    速へと切り替わるようになしてあることを特徴とするシ
    リンダ装置。
  2. 【請求項2】(イ)シリンダチューブと (ロ)該シリンダチューブ内に摺動可能に嵌合されたピ
    ストンと (ハ)該ピストンによって区画形成された、該シリンダ
    チューブ内の第1圧力室及び第2圧力室と (ニ)該ピストンの前進方向において該シリンダチュー
    ブの前端部と後端部とに且つ前記第1圧力室,第2圧力
    室にそれぞれ連通する状態で設けられた、流体の供給・
    排出用の第1及び第2主ポートと (ホ)該第1主ポートに対して前記ピストンの後退方向
    に所定距離離隔した位置において前記シリンダチューブ
    を貫通して設けられ、前記第1圧力室に対し流体を供給
    し又は排出する第1副ポートと (ヘ)前記ピストンと一体移動し、該ピストンの移動時
    に該ピストンが減速位置に到ってから高速切替位置直前
    までの間、前記第1副ポートを閉鎖する第1副ポート閉
    鎖部と (ト)該ピストンと一体移動し、該ピストンが該高速切
    替位置に到ったところで又は前記減速位置直前までの
    間、前記第1圧力室と前記第1副ポートとを連通させる
    第1連通路とを有していることを特徴とするシリンダ装
    置。
  3. 【請求項3】(イ)シリンダチューブと (ロ)該シリンダチューブ内に摺動可能に嵌合されたピ
    ストンと (ハ)該ピストンによって区画形成された、該シリンダ
    チューブ内の第1圧力室及び第2圧力室と (ニ)該ピストンの前進方向において該シリンダチュー
    ブの前端部と後端部とに且つ前記第1圧力室,第2圧力
    室にそれぞれ連通する状態で設けられた、流体の供給・
    排出用の第1及び第2主ポートと (ホ)該第2主ポートに対して前記ピストンの前進方向
    に所定距離離隔した位置において前記シリンダチューブ
    を貫通して設けられ、前記第2圧力室に対し流体を供給
    し又は排出する第2副ポートと (ヘ)前記ピストンと一体移動し、該ピストンの移動時
    に該ピストンが減速位置に到ってから高速切替位置直前
    までの間、前記第2副ポートを閉鎖する第2副ポート閉
    鎖部と (ト)該ピストンと一体移動し、該ピストンが該高速切
    替位置に到ったところで又は前記減速位置直前までの
    間、前記第2圧力室と前記第2副ポートとを連通させる
    第2連通路とを有していることを特徴とするシリンダ装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記シ
    リンダ装置がピストンロッドと該ピストンロッドに設け
    られた物品の支持部とを備えており、該支持部において
    該物品を昇降する昇降装置として構成されていることを
    特徴とするシリンダ装置。
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