JP2003095936A - 消化器用医薬組成物 - Google Patents

消化器用医薬組成物

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JP2003095936A
JP2003095936A JP2001289557A JP2001289557A JP2003095936A JP 2003095936 A JP2003095936 A JP 2003095936A JP 2001289557 A JP2001289557 A JP 2001289557A JP 2001289557 A JP2001289557 A JP 2001289557A JP 2003095936 A JP2003095936 A JP 2003095936A
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gastric
salts
sofalcone
medicinal composition
pharmaceutical composition
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JP2001289557A
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Ichiro Okudaira
一郎 奥平
Takashi Ichihara
敬志 市原
Joji Nakagami
浄二 中神
Yasuo Nakagawa
泰緒 中川
Mitsuru Ito
充 伊藤
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】胃部の不快な諸症状のうち特に胃酸過多による
症状を除去又は軽減することを特徴とする消化器用医薬
組成物を提供する。 【解決手段】(a)ソファルコン及びその塩類のいずれ
か1種、並びに(b)アミノ酢酸又はその塩類のいずれ
か1種とを含有してなる、胃部の不快な諸症状のうち特
に胃酸過多による症状を除去又は軽減することを特徴と
する消化器用医薬組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、胃部の不快な諸症
状のうち特に胃酸過多による症状を除去又は軽減するこ
とを特徴とする消化器用医薬組成物を提供することに関
する。詳しくは、有効成分として胃粘膜保護薬であるソ
ファルコン及びその塩類のいずれか1種、及び制酸薬で
あるアミノ酢酸及びその塩類からなる群より選ばれるい
ずれか1種とを含有してなる、胃部の不快な諸症状のう
ち特に胃酸過多による症状を除去又は軽減することを特
徴とする消化器用医薬組成物である。 【0002】 【従来の技術】ソファルコン及びその塩類は胃粘膜保護
薬で胃酸の胃粘膜への攻撃に対する防御因子を増強する
ことを目的として、また有機酸類は胃酸の分泌を抑制す
る薬剤として、それぞれ幅広く汎用されている薬剤であ
る。これまでこれらの多くの薬剤が知られているが、ソ
ファルコン及びその塩類とアミノ酢酸及びその塩類を同
時に組み合わせた組成物は、現在のところ知られていな
い。 【0003】一方、本発明の要素であるソファルコンや
アミノ酢酸といった制酸薬は、個々に用いた場合に胃部
の不快症状に効果があることが知られているが、これら
の成分を同時に配合した場合における、胃部の諸症状の
除去又は軽減効果については、これまでのところ不明で
あった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】胃粘膜保護薬による胃
部の諸症状の除去又は軽減は、特定の原因に拘わること
が無いため、治療に当たって一定の役割を果たしている
が、作用時間が短くまた上述の根本原因を抑えるもので
ないことから、症状惹起時には常に服用を継続しなくて
はならない不都合があり、需要者においても確実に胃部
の諸症状を除去又は軽減する消化器用医薬組成物が望ま
れていた。ゆえに本発明の目的は、胃粘膜の炎症性傷害
によって惹起される不快な諸症状のうちでも、特に胃酸
過多による各症状に対し、症状を除去又は軽減する効果
が高い消化器用医薬組成物を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
の達成のために鋭意研究した結果、有効成分として胃粘
膜保護薬であるソファルコン及びその塩類と、制酸薬で
あるアミノ酢酸及びその塩類のいずれか1種又は2種以
上とを含有することにより、胃粘膜の炎症性傷害によっ
て惹起される不快な諸症状に対し、劇的な効果があるこ
とを見い出し本発明を完成した。すなわち本発明は、
(a)ソファルコン及びその塩類のいずれか1種、並び
に(b)アミノ酢酸及びその塩類のいずれか1種とを含
有してなる、胃部の不快な諸症状のうち特に胃酸過多に
よる症状を除去又は軽減することを特徴とする消化器用
医薬組成物である。 【0006】本発明の消化器用医薬組成物に用いるソフ
ァルコン及びアミノ酢酸の塩類としては、アルミニウム
塩、マグネシウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、塩
酸塩、硝酸塩等が挙げられる。本発明の消化器用医薬組
成物の各有効成分の配合量は成人1日当たり、ソファル
コン又はその塩類は50〜350mgがよく、好ましく
は100〜300mgがよく、アミノ酢酸又はその塩類
は塩全体として0.1〜5gがよく、好ましくは0.3〜
3gがよい。それぞれの配合量は、ソファルコン又はそ
の塩類1質量部に対し、アミノ酢酸又はその塩類は0.
2〜100質量部であり、好ましくは1〜30質量部で
ある。前記ソファルコン又はその塩類が50mg未満で
は、充分な胃粘膜保護効果が得られず、350mg以上
では胃部不快感が生じる場合があるので好ましくない。
また、アミノ酢酸又はその塩類は0.1g未満では充分
な作用があらわれず、5gを超えると嵩高いための胃部
不快感や腹部膨満感等が生じる場合があるので好ましく
ない。 【0007】本発明の消化器用医薬組成物は、常法によ
り固形状又は液状に調製することができる。製剤の調製
に使用する添加剤としては、固形状製剤の場合結晶セル
ロースなどの賦形剤、ヒドロキシプロピルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ゼラチン、PV
Pなどの結合剤、ステアリン酸マグネシウム、硬化ヒマ
シ油、タルクなどの滑沢剤、防腐剤等があり、また液状
製剤の場合界面活性剤、溶解補助剤、緩衝剤等、さらに
保存剤、香料(メントール、カンフル等)、色素、防腐
剤等を使用することができる。本発明の消化器用医薬組
成物は通常経口投与形態で1日3回食後に使用すること
ができる。また年齢、症状により1回当たり服用量、1
日当たり服用量、1日の服用回数を適宜増減することが
できる。 【0008】 【実施例】実施例及び試験例を挙げて本発明を具体的に
説明するが、下記の例に限定されるものではない。 (実施例1)下記の各成分及び分量を秤量し充分混合し
た後、打錠機を用いて錠剤を製した。なお、1錠重量2
00mgとし、8mm径の隅角平面の杵を使用した。 ソファルコン 50g アミノ酢酸 3000g 乳糖 100g 微結晶セルロース(アビセルPH201) 50g 【0009】(実施例2)下記の各成分及び分量を秤量
し充分混合した後、実施例1に準拠し錠剤を製した。な
お、1錠重量200mgとし、8mm径の隅角平面の杵
を使用した。 ソファルコン 50g アミノ酢酸 1000g ロートエキス 30g 乳糖 120g 微結晶セルロース(アビセルPH201) 100g 【0010】(実施例3)下記の各成分及び分量を秤量
し充分混合した後、実施例1に準拠し錠剤を製した。な
お、1錠重量200mgとし、8mm径の隅角平面の杵
を使用した。 ソファルコン 50g アミノ酢酸 1500g 牡蛎 3000g 乳糖 150g 微結晶セルロース(アビセルPH201) 120g 【0011】(実施例4)pH調整剤(リン酸緩衝液)
を溶解した水溶液に、防腐剤、甘味剤、香料を加え完全
に溶解し、その溶液にショ糖脂肪酸エステルを均一に分
散した後、ソファルコン及びその他の薬剤を加え溶解さ
せた後、精製水を加えて全量を30Lにして内服液剤を
製した。 ソファルコン 100g アミノ酢酸 900g 炭酸水素ナトリウム 500g ハッカ油 10g ロートエキス 30g ショ糖脂肪酸エステル 25g ステビア 10g アミノ安息香酸エチル 5g 【0012】(試験例1) [ラット胃酸分泌反応に対
する緩解作用] 〈試験方法〉各群3匹のWister系雄性ラット(10〜1
2週齢)を用いる。(表1)に示す薬剤の処方に従い3
mLを経口投与し、投与15分後にウレタン麻酔(1.25
g/kg,i.p.)を施して開腹ののち、十二指腸から胃内に
チューブを挿入し固定する。その際に、胃内にあらかじ
め生理食塩水2mLを注射筒にて注入しておいた。な
お、コントロール群には精製水3mLを経口投与し、同
様の処置を行った。固定15分後に、その胃内容液を注
射筒にて採取する。採取した各個体の胃内容液にフェノ
ールフタレイン試液を1〜2滴滴下後、0.1M水酸化
ナトリウム溶液を滴下し、当量点(赤色)に達するまで
消費した水酸化ナトリウム量を算出し(中和滴定法)、
胃酸排出量(μEq/15min)を測定した。(参照:薬理学
実習の実際とデータの見方,p.54〜58,南山堂(1999)
の方法を参照) なお3匹間の酸排出量の平均値で比較した。 【0013】 【表1】 【0014】〈試験結果〉胃酸排出量の平均値を(表
2)に示す。 【0015】 【表2】 【0016】胃酸分泌反応に対する緩解作用は、A群が
他の群より優っており、本発明の消化器用医薬組成物が
効果を有することがわかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中神 浄二 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 中川 泰緒 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 伊藤 充 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 Fターム(参考) 4C206 AA01 AA02 DA29 FA53 MA02 MA55 MA72 NA05 ZA69

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】(a)ソファルコン及びその塩類のいずれ
    か1種、並びに(b)アミノ酢酸及びその塩類のずれか
    1種とを含有してなる、胃部の不快な諸症状を除去又は
    軽減することを特徴とする消化器用医薬組成物。
JP2001289557A 2001-09-21 2001-09-21 消化器用医薬組成物 Withdrawn JP2003095936A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1313087C (zh) * 2004-05-21 2007-05-02 天津药物研究院 一种增加索法酮溶出度的制备方法

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