JP2003094261A - ねじ外し機 - Google Patents

ねじ外し機

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JP2003094261A
JP2003094261A JP2001294223A JP2001294223A JP2003094261A JP 2003094261 A JP2003094261 A JP 2003094261A JP 2001294223 A JP2001294223 A JP 2001294223A JP 2001294223 A JP2001294223 A JP 2001294223A JP 2003094261 A JP2003094261 A JP 2003094261A
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JP
Japan
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screw
suction pipe
bit
tip
unscrewing
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Application number
JP2001294223A
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English (en)
Inventor
Akio Yoshizawa
明穂 吉澤
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外した複数本のねじを一括して回収することが
でき、ねじ外しタイトが速くなり作業効率が良くなり、
また、圧縮空気の騒音による作業環境の悪化を防止でき
るとともに経済的なねじ外し機を提供する。 【解決手段】直交ロボット3に、ねじ吸着パイプ71を
備えたねじ外しユニット2が搭載され、ねじ吸着パイプ
71に内蔵されたビットにより製品などに締結している
ねじを自動的に外すように構成されたねじ外し機におい
て、ビットにより外したねじを複数本収容可能なねじ受
け装置8が設けられている。ねじ受け装置8は、外した
ねじを保持したねじ吸着パイプ71の下方に移動自在に
設けられたバケット83を備え、バケット83は底部が
開閉自在になされている。ねじ外しユニット2には、ね
じ吸着パイプ71の長手方向への移動を案内するととも
に、ねじ吸着パイプ71の長手方向と直交する方向へ所
定量移動可能に支持する案内手段が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品のねじを外す
ねじ外し機に関し、例えば、ねじ締め本数の多い製品な
どのねじ外しに有効に利用することのできるねじ外し機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12乃至図15は、従来のねじ外し機
により取り外したねじの排出機構を示す部分断面図であ
る。
【0003】図において、aはねじ吸着パイプで、この
ねじ吸着パイプaが予めプログラムされた図示しない直
交ロボットによってテーブルに載置された製品A(図1
3参照)の各ねじBに対応する位置に移動する。この位
置でねじ吸着パイプaが図13に示すように下降しその
先端部a1にねじ頭B1を挿入した下降位置で停止し、
ねじ吸着パイプa内に設けられた図示しないビットによ
りねじBを緩めて外す。この際、吸着パイプaはその先
端部a1から空気を吸引しているので、外したねじBは
吸着パイプaの先端部a1内に引き込まれた状態で保持
される。
【0004】続いて、吸着パイプaがねじBを保持した
状態で図14に示すように上昇位置まで上昇すると、ビ
ットを回転させていたドライバが停止するとともに、ね
じ受けパイプbが図15に示すようにシリンダーcの伸
長作動により吸着パイプaの先端下方に対峙する位置に
移動する。この状態で、ねじ吸着パイプaから上述とは
逆に空気を吐出して保持していたねじBをねじ受けパイ
プb内に落させ、当該ねじ受けパイプbを再び元の位置
に戻す。この後、上方の圧送パイプdから圧縮空気をね
じ受けパイプb内に吐出することで、ねじBを排出ホー
スeを経て図示しないねじ回収箱に回収する。
【0005】上述した一連の動作を順次繰り返して製品
Aの各ねじBを外することで、ねじ外し動作を終了す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のようにねじ外しを行うねじ外し機では、一本のねじ
Bを外す毎に圧送パイプdから圧縮空気を送って当該ね
じBを回収する必要があるため、ねじ外しタクトが遅く
なるとともに、圧縮空気を吐出する度に大きな吐出音が
発生するために作業環境の悪化を招くという問題があっ
た。
【0007】また、排出ホースeが製品の上方に位置す
るように設置されているので、排出ホースeと製品Aと
の干渉を避けるためにはねじ吸着パイプaの上下ストロ
ークを長く確保する必要があり、これによってねじ外し
タクトが更に遅くなりさらなる効率低下を招くという問
題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のね
じ外し機は、直交ロボットに、ねじ吸着パイプを備えた
ねじ外しユニットが搭載され、ねじ吸着パイプに内蔵さ
れたビットにより製品などに締結しているねじを自動的
に外すように構成されたねじ外し機において、前記ビッ
トにより外したねじを複数本収容可能なねじ受け装置が
設けられたものである。
【0009】請求項2に係る発明のねじ外し機では、前
記ねじ受け装置は、外したねじを保持したねじ吸着パイ
プの下方に移動自在に設けられたバケットを備え、該バ
ケットは底部が開閉自在になされたものである。
【0010】請求項3に係る発明のねじ外し機は、直交
ロボットに、ねじ吸着パイプを備えたねじ外しユニット
が搭載され、ねじ吸着パイプに内蔵されたビットにより
製品などに締結しているねじを自動的に外すように構成
されたねじ外し機において、前記ねじ外しユニットに
は、前記ねじ吸着パイプの長手方向への移動を案内する
とともに、当該ねじ吸着パイプの長手方向と直交する方
向へ所定量移動可能に支持する案内手段が設けられたも
のである。
【0011】請求項4に係る発明のねじ外し機では、前
記案内手段は、前記ねじ吸着パイプの途中部が挿通する
挿通孔が軸芯部に形成されたセンターフランジを備え、
該センターフランジが弾性体の弾性変形によりねじ吸着
パイプの長手方向と直交する方向に所定量移動可能に設
けられてなるものである。
【0012】請求項5に係る発明のねじ外し機は、直交
ロボットに、ねじ吸着パイプを備えたねじ外しユニット
が搭載され、ねじ吸着パイプに内蔵されたビットにより
製品などに締結しているねじを自動的に外すように構成
されたねじ外し機において、前記ねじ外しユニットに
は、ねじ戻し最大トルクが必要な時点でビット先端に最
大の荷重をかけ、その後にビット先端にねじ戻しに必要
なトルクが伝達できる程度の荷重をかけながらねじを外
すための荷重付加機構が設けられてなるものである。
【0013】請求項6に係る発明のねじ外し機は、前記
荷重付加機構は、前記ねじ外しユニットをねじに向けて
移動させるためのシリンダのロッド端部を伸長させて該
ねじ外しユニットを保持する保持部材の一部を押圧する
ことでビット先端でねじ頭を押す力を最大とし、その後
ロッド端部を縮退させて保持部材から所定距離を離間さ
せる際にビット先端にねじ戻しに必要なトルクが伝達で
きる程度の荷重を付与し、ねじが外れた時にロッド端部
の縮退によりねじ外しユニットの移動部分を元の位置に
戻すように構成されたものである。
【0014】請求項7に係る発明のねじ外し機では、前
記ねじ吸着パイプの先端部は、外したねじ全体をその内
部に挿入することができるように形成されたものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】図1乃至図3は、本発明のねじ外し機の全
体構成を示している。
【0017】図において、1は上面が段状に形成された
架台で、この架台1上の上段にねじ外しユニット2が直
交ロボット3により水平面上を移動自在に設けられ、架
台1上の下段にターンテーブル4が設けられている。な
お、本実施の形態では、説明の便宜上、図2に示す正面
図を基準として当該図2における奥行き方向を前後方向
と、図2における左右を左右方向として説明する。
【0018】ターンテーブル4は、ターンテーブル4の
左右両側に設けられた左右一対の起動スイッチ41(図
2参照)を同時に押すことで、ロータリシリンダ4aの
駆動により180°回転するように構成されている。タ
ーンテーブル4上には、製品A(図1参照)を保持する
2つの製品位置決め用治具42、42が前後方向に配置
された状態で載置されている。
【0019】この製品位置決め用治具42、42は、前
記ターンテーブル4の回転により例えば外側に配置され
る製品位置決め用治具42が製品の取付け・取外し側に
なっている。
【0020】また、ターンテーブル4が設けられた下段
には、当該ターンテーブル4と前記直交ロボット3との
間にねじ回収箱5が設けられ、ねじ回収箱5の上方に当
該ねじ回収箱5にねじを導くシュータ51が配置されて
いる。
【0021】図4及び図5は、ねじ外しユニット2の構
成を示している。
【0022】ねじ外しユニット2は、前記直交ロボット
3に取付部材6aを介して固定されたユニット本体部6
と、ユニット本体部6に昇降自在に設けられ、下端部に
ねじ吸着パイプ71を備えたドライバー7とを備えてな
るものである。
【0023】具体的には、ユニット本体部6の上部に昇
降シリンダ61がそのロッド端部62を下向きの状態で
上下方向に配置されている。上記ロッド端部62は継ぎ
手63内に貫通配置されており、このロッド端部62の
先端に形成されたフランジ部62aが継ぎ手63の内部
上面に下方から当接することによって当該継ぎ手63を
支持している。
【0024】継ぎ手63は、保持部材64を介してドラ
イバー7と連結されている。保持部材64は相反する前
後に延設された下部保持片64aと、上部保持片64b
とを備えており、下部保持片64a上に上記継ぎ手63
の下端が固設されるとともに、上部保持片64bに上記
ドライバー7が固設されている。
【0025】従って、昇降シリンダ61の伸縮動作によ
り継ぎ手63を介して保持部材64がLMガイド65に
案内されながら昇降することでドライバー7が昇降する
また、前記継ぎ手63内に配置されたロッド端部62
は、この継ぎ手63内の内部上面と下部保持片64aと
当接する間の距離だけ移動可能になされており、図6に
示すように、保持部材6がユニット本体部6の下端部に
立設されたストッパ66に当接した際には、この下部保
持片64aをロッド端部62によって上方から所定の押
圧力で押圧するようになされている。
【0026】一方、ドライバー7は、ねじ吸着パイプ7
1内に配置された図示しないビットを回転させるように
構成されており、このビット先端をねじ頭に係合させて
回転させることで、図6に示すように製品Aに締結され
ているねじBを取り外すようにしている。
【0027】また、ドライバー7の下端部には、ねじ吸
着パイプ71に連通されたバキュームパイプ72が設け
られており、バキュームパイプ72に接続した図示しな
い吸込み・吹出し装置によりねじ吸着パイプ71の先端
部から空気を吸込んだり、逆に吹出すようにしている。
【0028】ねじ吸着パイプ71は、その途中部が案内
手段としてのセンターフランジ73に挿通した状態で配
置されている。センターフランジ73は、ねじ吸着パイ
プ71をその長手方向となる上下方向への移動を案内す
るとともに、水平方向への移動を所定量許容するための
もので、これにより直交ロボット3により移動配置され
るねじ吸着パイプ71の先端部71aと製品Aに締結し
ているねじBとの位置ズレを吸収するようにしている。
【0029】具体的には、センターフランジ73は、図
7に示すように、前記ユニット本体部6の下端部から延
設されたセンターフランジ支持板67の支持孔68に挿
入配置される軸部73aと、軸部73aの上端に形成さ
れたフランジ部73bとで構成され、これら軸部73a
及びフランジ部73bの軸芯に前記ねじ吸着パイプ71
が挿通して上下に案内する挿通孔73cが形成されてい
る。
【0030】軸部73aは、その軸径が支持孔68の孔
径より小さく形成されるとともに、外周面の円周方向に
溝73dが形成されている。溝73bには、ゴムなどの
弾性体からなるOリング74が嵌入されている。Oリン
グ74は、支持孔68の孔径と略同じ外径を有してお
り、このOリング74によって支持孔68の軸芯と挿通
孔73cの軸芯とを合致させるようにしている。
【0031】従って、軸部73aと支持孔68との間に
形成されたクリアランスの分だけ、図8に示すようにO
リング74が弾性変形することで軸部73aの軸芯が支
持孔68の軸芯に対して水平方向に移動することがで
き、この分だけねじ吸着パイプ71の水平方向への移動
を許容することができる。なお、センターフランジ73
は、上述のように水平方向への移動を許容できるように
ねじ部材75によってセンターフランジ支持板67に連
結されている。
【0032】また、ねじ吸着パイプ71の先端部71a
は、上部よりもやや小径に形成されており、外すねじB
の長さが長い場合でもこの先端部内にねじB全体を挿入
することのできる長さになされている。
【0033】さらに、センターフランジ支持板67の下
面には、ねじ受け装置8が設けられている。ねじ受け装
置8は、前記ねじ吸着パイプ71の昇降動作の邪魔にな
らないようにユニット本体部6側に配置されており、図
9に示すように伸縮シリンダ82により前後方向に移動
自在する伸縮シリンダ可動部81の先端に設けらたバケ
ット83とを備えている。
【0034】バケット83は、製品から外したねじBを
上面開口を通じて一次収容するもので、例えば1つの製
品から外した複数のねじBが収容できるだけの大きさに
形成されている。このバケット83は、伸縮シリンダ可
動部81の下面に設けられた開閉シリンダ84がブラケ
ット83aを介して連結されており、開閉シリンダ84
の伸長動作により回動軸85を中心にして回動すること
で、底面が開放されて収容しているねじを下方に落下さ
せるように構成されている(図11参照)。
【0035】また、バケット83には、当該バケット8
3の底面を閉塞する方向に付勢するスプリング86が設
けられており、この付勢力によりバケット83の底面を
閉塞した状態で保持し、収容したねじBが不要に落下し
ないようにしている。
【0036】なお、図1及び図2において、11は架台
1の底部に設けられ、当該架台1を水平調整して支持す
るための支持脚、12は架台1の底部に設けられた移動
用のキャスター、13、14は、架台1の中段に設けら
れ、直交ロボット3、ねじ外しユニット2及びねじ受け
装置8、並びにターンテーブル4などの作動を制御する
制御装置、15は緊急停止スイッチである。
【0037】次に、上述のように構成されたねじ外し機
により製品に締結されたねじを外す動作について説明す
る。
【0038】まず、ターンテーブル4上におけるねじ外
し側の製品位置決め用治具42に保持した製品Aの取外
しを行う各ねじBのねじ位置を、予め直交ロボット3に
教示させ、そのプログラムに従って直交ロボット3によ
りねじ吸着パイプ71の先端部71aを所定の順序で各
ねじBと合致する上方位置に移動させて以下の一連のね
じ外し動作を行う。
【0039】詳しくは、ねじ吸着パイプ71の先端部7
1aをねじBと合致する位置に移動させて停止する。続
いて、昇降シリンダ61を伸長作動させることで、継ぎ
手63、保持部材64を介して支持しているドライバー
7を当該保持部材64の下部保持片64aがストッパ6
6に当接する位置まで下降させる。これによりねじBの
ねじ頭が吸着パイプ71の先端部71a内に挿入された
状態になり、吸着パイプ71内のビットがねじ頭と合致
する。
【0040】そして、さらに昇降シリンダ61を伸長さ
せることで、そのロッド端部62が継ぎ手63内を下降
して保持部材64の下部保持片64aを上方から所定の
押圧力で押圧する(図6参照)。この押圧力は、ビット
先端がねじ頭をねじ戻し最大トルクを伝達する時に、カ
ムアウトしない程度の荷重を付与している。
【0041】このとき、ねじ吸着パイプ71は、吸込み
・吹出し装置によりバキュームパイプ72を通じてその
先端から空気を吸込んでいる。
【0042】この状態で、ビットをねじBを緩める方向
に回転させることで、ビットがねじ頭の十字穴にかみ合
ってねじを回転させて製品Aから当該ねじBを外してい
く。
【0043】ねじBを外していく途中において、ロッド
端部62が縮退して継ぎ手63内で保持部材64から上
方に移動している間は、ビット先端によってねじBを押
さえる荷重は当該ねじに戻しトルクを伝達できる程度に
なるようにしており、ねじBが製品Aから外れるに従っ
てビット先端が上昇する。このようにねじに戻しトルク
を伝達できる程度の荷重をかけて当該ねじを外していく
ことで、ねじの回転により製品Aの雌ねじ山を破壊する
のを防止することができる。
【0044】つまり、上述した昇降シリンダ61のロッ
ド端部62の動作によりビット先端部にかける付加を調
整する荷重付加機構を構成している。
【0045】そして、ねじBが外れた時点でロッド端部
62のフランジ部62aが継ぎ手63の内部上面に当接
し、ビット先端が上昇した後、定寸遅れて昇降シリンダ
61のロッド端部62を縮退させることでねじ吸着パイ
プ71を元の上昇位置に上昇させる。この時、ねじ吸着
パイプ71の先端部71aからは空気を吸い込んでいる
ため、外したねじBはねじ吸着パイプ71の先端部71
a内に全体が挿入されて安定的に保持されており、この
状態で図9に示すようにねじ吸着パイプ71を上昇位置
に配置する。
【0046】続いて、ねじ受け装置8では、伸縮シリン
ダ82を伸長作動させて伸縮シリンダ可動部81ととも
にバケット83を前方に移動させ、図10に示すように
バケット83をねじ吸着パイプ71の先端部71aの下
方に配置する。次に、吸込み・吹出し装置によりバキュ
ームパイプ72を通じてねじ吸着パイプ71に空気を吹
き込み、ねじ吸着パイプ71の先端部71aに保持して
いたねじBを当該先端部71aから空気とともに排出
し、バケット83内に収容する。この後、伸縮シリンダ
82を縮退させて伸縮シリンダ可動部81及びバケット
83を元の位置に戻すことで、1本のねじBの取外し動
作を終了する。
【0047】このような動作を製品Aに締結している各
ねじBについて繰り返し行うことで、製品Aの各ねじB
を外すことができ、外した複数本のねじBはバケット8
3に収容される。
【0048】ここで、ねじ吸着パイプ71の先端部71
aを予め教示したねじ位置に直交ロボット3により配置
する際に、製品位置決め用治具42と製品Aとのクリア
ランスや、製品Aの寸法バラツキなどにより、直交ロボ
ット3に教示しているねじ吸着パイプ71の先端部71
aの位置に対してねじ位置がズレる場合がある。
【0049】しかし、本発明では、ねじ吸着パイプ71
を保持するセンターフランジ73をOリング74の弾性
変形により水平方向に移動できるようにしているため、
この移動により上記のズレを吸収することができ、この
ような場合でもねじBを確実に外すことができる。
【0050】そして、製品Aの全てのねじ外しが終了し
てこれら全てのねじがバケット83に収容されるか、も
しくは所定本数がバケット83に収容されると、直交ロ
ボット3によりバケット83をシュータ51の上方に移
動させ、図11に示すように開放シリンダ84を伸長さ
せてバケット83の底面を開放させる。これによりバケ
ット83内に収容されていた各ねじBがシュータ51に
落下し、当該シュータ51を通じてねじ回収箱5に回収
される。
【0051】このように外した複数本のねじBを一旦バ
ケット83に収容し、一括してねじ回収箱5に回収する
ことができるため、従来のようにねじを1本外す毎に回
収するものに比べてねじ外しタイトが速くなり作業効率
が良くなる。また、バケットから落下させてねじを回収
することで、ねじ回収に圧縮空気を使用しないため、圧
縮空気の騒音による作業環境の悪化を防止できるととも
に経済的であり、また、ねじを機械的に落下させること
から確実に回収することができる。
【0052】さらに、バケット83はねじBを複数本収
容できる深さがあればよく、従来のように排出ホースを
製品の上方に設置したものに比べて、ねじ吸着パイプ7
1と製品Aとの距離を極力短く設定することができ、こ
れによりねじ吸着パイプ71の昇降ストロークを短くで
きるので、さらにねじ外しタイトが速くなり作業効率を
良くすることができる。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のねじ外し機
によれば、ビットにより外したねじを複数本収容可能な
ねじ受け装置を設けたことで、外した複数本のねじを一
括して回収することができ、ねじ外しタイトが速くなり
作業効率が良くなる。
【0054】また、バケットから落下させてねじを回収
することで、ねじ回収に圧縮空気を使用しないため、圧
縮空気の騒音による作業環境の悪化を防止できるととも
に経済的であり、また、ねじを機械的に落下させること
から確実に回収することができる。
【0055】さらに、バケットを設けることによって、
従来のように排出ホースを製品の上方に設置したものに
比べて、ねじ吸着パイプと製品との距離を極力短く設定
することができ、これによりねじ吸着パイプの昇降スト
ロークを短くできるので、さらにねじ外しタイトが速く
なり作業効率を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ねじ外し機の全体構成を示す一部切欠の側面図
である。
【図2】ねじ外し機の全体構成を示す正面図である。
【図3】ねじ外し機の全体構成を示す平面図である。
【図4】ねじ外しユニットの構成を示す一部切欠の側面
図である。
【図5】ねじ外しユニットの構成を示す正面図である。
【図6】ねじ外しユニットの下降動作を説明するための
一部切欠の側面図である。
【図7】案内手段であるセンターフランジの取付構造を
示す一部切欠の正面図である。
【図8】センタフランジの機能を説明するための一部切
欠の正面図である。
【図9】ねじ受け装置の構成を示す拡大の側面図であ
る。
【図10】ねじ受け装置のねじ受け入れ動作を示す拡大
の側面図である。
【図11】ねじ受け装置のねじ排出動作を示す拡大の側
面図である。
【図12】従来のねじ外し機のねじ排出機構部分を示す
側面図である。
【図13】従来のねじ外し機のねじ排出機構によりねじ
を排出する動作を説明するための側面図である。
【図14】従来のねじ外し機のねじ排出機構によりねじ
を排出する動作を説明するための側面図である。
【図15】従来のねじ外し機のねじ排出機構によりねじ
を排出する動作を説明するための側面図である。
【符号の説明】
1 架台 2 ねじ外しユニット 3 直交ロボット 4 ターンテーブル 6 ユニット本体部 61 昇降シリンダ 62 ロッド端部 63 継ぎ手 64 保持部材 7 ドライバー 71 ねじ吸着パイプ 71a 先端部 73 センターフランジ 74 Oリング 8 ねじ受け装置 83 バケット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交ロボットに、ねじ吸着パイプを備え
    たねじ外しユニットが搭載され、ねじ吸着パイプに内蔵
    されたビットにより製品などに締結しているねじを自動
    的に外すように構成されたねじ外し機において、 前記ビットにより外したねじを複数本収容可能なねじ受
    け装置が設けられたことを特徴とするねじ外し機。
  2. 【請求項2】 前記ねじ受け装置は、外したねじを保持
    したねじ吸着パイプの下方に移動自在に設けられたバケ
    ットを備え、該バケットは底部が開閉自在になされたこ
    とを特徴とする請求項1記載のねじ外し機。
  3. 【請求項3】 直交ロボットに、ねじ吸着パイプを備え
    たねじ外しユニットが搭載され、ねじ吸着パイプに内蔵
    されたビットにより製品などに締結しているねじを自動
    的に外すように構成されたねじ外し機において、 前記ねじ外しユニットには、前記ねじ吸着パイプの長手
    方向への移動を案内するとともに、当該ねじ吸着パイプ
    の長手方向と直交する方向へ所定量移動可能に支持する
    案内手段が設けられたことを特徴とするねじ外し機。
  4. 【請求項4】 前記案内手段は、前記ねじ吸着パイプの
    途中部が挿通する挿通孔が軸芯部に形成されたセンター
    フランジを備え、該センターフランジが弾性体の弾性変
    形によりねじ吸着パイプの長手方向と直交する方向に所
    定量移動可能に設けられてなることを特徴とする請求項
    3記載のねじ外し機。
  5. 【請求項5】 直交ロボットに、ねじ吸着パイプを備え
    たねじ外しユニットが搭載され、ねじ吸着パイプに内蔵
    されたビットにより製品などに締結しているねじを自動
    的に外すように構成されたねじ外し機において、 前記ねじ外しユニットには、ねじ戻し最大トルクが必要
    な時点でビット先端に最大の荷重をかけ、その後にビッ
    ト先端にねじ戻しに必要なトルクが伝達できる程度の荷
    重をかけながらねじを外すための荷重付加機構が設けら
    れてなることを特徴とするねじ外し機。
  6. 【請求項6】 前記荷重付加機構は、前記ねじ外しユニ
    ットをねじに向けて移動させるためのシリンダのロッド
    端部を伸長させて該ねじ外しユニットを保持する保持部
    材の一部を押圧することでビット先端でねじ頭を押す力
    を最大とし、その後ロッド端部を縮退させて保持部材か
    ら所定距離を離間させる際にビット先端にねじ戻しに必
    要なトルクが伝達できる程度の荷重を付与し、ねじが外
    れた時にロッド端部の縮退によりねじ外しユニットの移
    動部分を元の位置に戻すように構成されたことを特徴と
    する請求項5記載のねじ外し機。
  7. 【請求項7】 前記ねじ吸着パイプの先端部は、外した
    ねじ全体をその内部に挿入することができるように形成
    されたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は
    6記載のねじ外し機。
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