JP2003094069A - 汚水処理方法及び汚水処理装置 - Google Patents

汚水処理方法及び汚水処理装置

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JP2003094069A
JP2003094069A JP2001292880A JP2001292880A JP2003094069A JP 2003094069 A JP2003094069 A JP 2003094069A JP 2001292880 A JP2001292880 A JP 2001292880A JP 2001292880 A JP2001292880 A JP 2001292880A JP 2003094069 A JP2003094069 A JP 2003094069A
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tank
sludge
sewage
draining
liquid
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Tomoyuki Otani
知之 大谷
Takeshi Kobayashi
剛 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚水中の金属粒、固形粒、油分等だけでな
く、全てのスラッジを効率よく除去してスラッジの回収
処理を容易にし、かつ汚水処理により発生する産業廃棄
物の量を減らし、スラッジ及び浮遊物の全量を効率よく
除去する。 【解決手段】 汚水処理装置1は、汚水タンク3、水中
ポンプ5、汚水をスラッジと清浄液に分離する分離タン
ク7、分離タンク7の底に溜まったスラッジを水切りタ
ンク11へ掻き出すスラッジ掻き出し手段13、水切りタン
ク11の底に溜まったスラッジをすくい上げて水切りする
水切りバケット15、水切りバケット15の反転位置直下に
あるスラッジシューター19、分離タンク7の上澄み液を
溢流させる溢流路21、溢流した液体を貯留する上澄み液
貯留タンク23、上澄み液貯留タンク23の浮遊物を水中ポ
ンプ5の駆動水利用のエジェクタ29で吸い出す表面取水
装置27及び上澄み液貯留タンク23から液体を吸い出す供
給ポンプ25を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械の使用中
のクーラント液や、工業排水、生活排水、土木排水等の
各種汚水を処理して清浄化するための汚水処理方法及び
汚水処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械で使用したクーラント液
は、マグネットローラを備えた汚水タンクに投入し、ク
ーラント液中の鉄粉や切削屑をマグネットローラで吸着
して回収することにより、クーラント液を清浄化して再
生する方法が知られている(従来技術)。
【0003】さらに、汚水をフィルタで濾過して再生す
る方法も知られている(従来技術)。
【0004】また、下水処理では、下水中のスラッジを
回収するために、下水をスラッジタンクに溜めておき、
タイマー付きのドレンバルブで一定時間毎に汚水槽へ落
とすといった方法が採用されている(従来技術)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術で
は、クーラント液中の砥粒を回収できず、砥粒が除去さ
れていないクーラント液を再使用すると製品にキズを付
け、不良品が発生するという問題がある。加えて、従来
技術では、汚水タンクに溜まったスラッジを処分する
ために、汚水タンクに水中ポンプを設置して、汚水タン
クの底部に溜まったスラッジを吸い上げる様にしている
が、水中ポンプの周辺のスラッジしか除去できず、スラ
ッジの処分が困難であるという問題もある。そして、こ
うして回収したスラッジは水分含有量が多いため、産業
廃棄物の重量が大きいという問題もある。
【0006】また、従来技術では、フィルタに目詰ま
りが発生するため、高価なフィルタを頻繁に交換する必
要があり、作業が大変であると共にコスト高になるとい
う問題がある。加えて、交換したフィルタは産業廃棄物
になってしまうという問題もある。
【0007】さらに、従来技術では、スラッジタンク
から排出されるスラッジは水分含有量が多いため、前述
の汚水槽が非常に大きなものとなってしまうという問題
がある。加えて、この汚水槽に溜まったスラッジの水切
りが必要であり、何度も工程を繰り返さなければならな
いという問題がある。
【0008】また、汚水中には沈殿するスラッジと軽い
浮遊物とが混ざっている。しかし、従来は、これらスラ
ッジと浮遊物の両方を効率よく除去する方法がなかっ
た。
【0009】そこで、本発明は、汚水中の鉄分だけでな
く、全てのスラッジを効率よく除去すると共に、スラッ
ジの処理を容易にし、かつ汚水処理により発生する産業
廃棄物の量を減らすことを第1の目的とする。さらに、
汚水中のスラッジだけでなく、浮遊物をも効率よく除去
することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るためになされた請求項1の汚水処理方法は、汚水を汚
水タンクに一旦蓄積した後に、スラッジを沈殿させるた
めの分離タンクに投入し、該分離タンク内に沈殿したス
ラッジを底部の液体と共に水切りタンクへと導入し、該
水切りタンクに導入されたスラッジを水切りバケットで
すくい上げて空中まで持ち上げることによって水切りを
し、該水切りをしたスラッジをスラッジ溜めへと投入す
ると共に、前記分離タンクの上澄み液を、上澄み液貯留
タンクへと溢流させる様にしたことを特徴とする。
【0011】この請求項1の汚水処理方法によれば、例
えば、発生した全量の汚水を一旦汚水タンクに回収して
蓄積する様にした結果、汚水の発生の仕方にばらつきが
あっても、その後の分離タンクでの処理速度に応じて汚
水を処理すると同時にスラッジの残留を解消できる。ま
た、分離タンクでは、急速沈殿によってスラッジを分離
するので、鉄分だけでなく、例えばクーラント液中の砥
粒の様な(水よりも比重の大きい粒子を汚水中から除去
することができる。さらに、分離タンクで沈殿されたス
ラッジは、水切りタンクに導入されて水切りバケットで
すくい上げて空中まで持ち上げることによって水切りが
なされているので、水分含有量が低く、産業廃棄物の重
量を減らすことができる。加えて、上澄み液貯留タンク
には、スラッジの混ざっていない清浄な上澄み液だけが
貯留されるので、この上澄み液貯留タンクについてスラ
ッジ処理を行う必要はない。
【0012】また、上記第1の目的に加えて、第2の目
的をも達成するためになされた請求項2の汚水処理方法
は、請求項1記載の汚水処理方法において、さらに、前
記上澄み液貯留タンク内の表面の浮遊物を吸い出して前
記水切りタンクへと投入する様にしたことを特徴とす
る。
【0013】この請求項2の汚水処理方法によれば、例
えば、上澄み液貯留タンク内の表面の液体を吸い出し
て、表面に浮いている浮遊物を水切りタンクへと投入す
る様にしたので、上澄み液貯留タンクに入ってしまった
軽い浮遊物を上澄み液貯留タンクから水切りタンクへと
移し替えることができる。そして、水切りタンクへ移し
替えられた浮遊物は、水切りバケットが液中から空中へ
と上昇する際にすくい上げられるので、スラッジと共に
除去される。この結果、請求項2の汚水処理方法によれ
ば、汚水中のスラッジに加えて浮遊物をも除去すること
ができる。
【0014】また、上記第1の目的を達成するためにな
された請求項3の汚水処理装置は、汚水を一旦蓄積する
ための汚水タンクと、該汚水タンクに蓄積された汚水を
底部から取り出す汚水取り出し手段と、該汚水取り出し
手段によって取り出された汚水を投入され、スラッジを
沈殿させることにより、清浄な液体とスラッジとを分離
するための分離タンクと、該分離タンク内に沈殿したス
ラッジを底部の液体と共に導入される水切りタンクと、
該水切りタンクに導入されたスラッジをすくい上げて空
中まで持ち上げることによって水切りをすると共に、該
水切りを終えたスラッジを放出する水切りバケットと、
該水切りバケットが放出したスラッジを貯留するための
スラッジ溜めと、前記分離タンクの上澄み液を溢流させ
る溢流路と、該溢流路を介して溢流される上澄み液を貯
留する上澄み液貯留タンクとを備えている。
【0015】この請求項3の汚水処理装置によれば、工
作機械のクーラント液等の汚水は、汚水タンクに一旦蓄
積される。そして、汚水タンクに蓄積された汚水は、汚
水取り出し手段により、当該タンクの底部から取り出さ
れ、分離タンクに投入される。汚水を投入された分離タ
ンクでは、汚水中のスラッジを沈殿させることにより、
清浄な液体とスラッジとが分離される。この様に、分離
タンクでは沈殿によってスラッジを除去するので、鉄分
の様な金属粒だけでなく、例えばクーラント液中の砥粒
の様なものも汚水中から除去することができる。こうし
て分離されたスラッジは、分離タンクの底部に沈殿して
いるので、このスラッジを底部の液体と共に水切りタン
クに導入する。そして、水切りタンクでは、水切りバケ
ットでスラッジをすくい上げて空中まで持ち上げること
によって水切りが実行される。こうして水切りを終えた
スラッジは、スラッジ溜めへと放出される。こうしてス
ラッジ溜めへと放出されたスラッジは水切りがなされて
いるので、水分含有量が低く、産業廃棄物の重量を減ら
すことができる。一方、分離タンクの上澄み液は、溢流
路を介して上澄み液貯留タンクに溢流され、貯留され
る。こうして上澄み液貯留タンクに貯留された液体は、
スラッジがほぼ完全に除去された清浄液に再生されてい
るので、例えば、そのまま工作機械のクーラント液とし
て再び使用することができる。加えて、上澄み液貯留タ
ンクには、スラッジの混ざっていない清浄な上澄み液だ
けが貯留されるので、この上澄み液貯留タンクについて
スラッジ処理を行う必要はない。
【0016】また、請求項4の汚水処理装置は、請求項
3記載の汚水処理装置において、前記汚水タンクは、少
なくとも底部がすり鉢状に傾斜して、汚水中のスラッジ
が底部中心に集中して沈殿する構造とされ、前記汚水取
り出し手段を、該底部中心からスラッジを残留させるこ
となく全て取り出す様な配置にしたことを特徴とする。
【0017】この請求項4の汚水処理装置によれば、汚
水タンク内では、スラッジが底部中心に集中して沈殿
し、しかも汚水取り出し手段が、この底部中心から汚水
を取り出すので、汚水タンク内のスラッジは、ほぼ全
て、分離タンクへと移し替えられることになる。よっ
て、汚水タンクについてもスラッジ処理が必要なくな
る。
【0018】また、上記第1の目的に加えて、第2の目
的をも達成するためになされた請求項5の汚水処理装置
は、請求項3又は請求項4記載の汚水処理装置におい
て、さらに、前記上澄み液貯留タンク内の表面の浮遊物
を吸い出して前記水切りタンクへと投入する表面取水装
置をも備えていることを特徴とする。
【0019】この請求項5の汚水処理装置によれば、表
面取水装置が、上澄み液貯留タンク内の表面の液体を吸
い出すことにより、そこに浮いている浮遊物を吸い出し
て水切りタンクへと投入する様にしたので、上澄み液貯
留タンクに入ってしまった軽い浮遊物を上澄み液貯留タ
ンクから水切りタンクへと移し替えることができる。そ
して、水切りタンクへ移し替えられた浮遊物は、水切り
バケットが液中から空中へと上昇する際にすくい上げら
れるので、スラッジと共に除去される。この結果、請求
項5の汚水処理装置によれば、汚水中のスラッジに加え
て浮遊物をも除去することができる。
【0020】また、上記第1の目的を達成するためにな
されたより具体的な発明である請求項6の汚水処理装置
は、汚水を一旦蓄積するための汚水タンクと、該汚水タ
ンク内に設けられ、該汚水タンクの底部から汚水を吸い
上げる水中ポンプと、該水中ポンプで吸い上げた汚水を
上方から投入され、汚水中のスラッジを沈降させつつ、
汚水をスラッジと清浄な液体とに分離する分離タンク
と、該分離タンクに対して、壁面底部に設けられた連通
口を介して連通する水切りタンクと、前記分離タンクの
底部に設けられ、該分離タンクの底部に溜まったスラッ
ジを、前記連通口から前記水切りタンクへと掻き出すス
ラッジ掻き出し手段と、前記水切りタンク内に設けら
れ、該水切りタンクの底部に溜まったスラッジをすくい
上げて上昇し、液面より所定量上方に出た位置で反転し
て前記すくい上げたスラッジを落下させ、その後下降し
て底部まで移動する循環経路に沿って循環移動される水
切りバケットと、該水切りバケットが反転する位置の直
下に設けられ、該水切りバケットから落下して来るスラ
ッジを受け止めると共に、該スラッジをスラッジ溜めへ
と投下するスラッジシューターと、前記分離タンクの上
部に設けられ、該分離タンクの上澄み液を溢流させるた
めの溢流路と、該溢流路を介して溢流する上澄み液を貯
留する上澄み液貯留タンクと、該上澄み液貯留タンクか
ら、清浄水を吸い出す供給ポンプとを備えている。
【0021】この請求項6の汚水処理装置によれば、工
作機械のクーラント液や工業排水、生活排水、土木排水
といった汚水は、例えばその全量を汚水タンクに一旦蓄
積される。そして、汚水タンクに蓄積された汚水は、水
中ポンプにより、汚水タンクの底部から吸い上げられ、
分離タンクへと投入される。汚水を上方から投入された
分離タンクは、、汚水中のスラッジを沈降させつつ、汚
水をスラッジと清浄な液体とに分離する。そして、分離
タンクの底部に溜まったスラッジは、スラッジ掻き出し
手段により、連通口から水切りタンクへと掻き出され
る。こうして水切りタンクへ掻き出されたスラッジは、
濃縮されて水切りタンクの底部に溜まる。そして、この
水切りタンクの底部に溜まったスラッジは、水切りバケ
ットによってすくい上げられ、液面より所定量上方まで
ゆっくりと上昇される。こうして、一旦、空中に晒され
ることにより、スラッジの水切りが実行される。そし
て、水切りを終えたスラッジは、水切りバケットが反転
することによって下方に落下される。こうして落下され
たスラッジは、水切りバケットが反転する位置の直下に
設けられたスラッジシューター上に落ち、スラッジ溜め
へと自然投下される。一方、分離タンクの上部の上澄み
液は、溢流路を介して溢流し、上澄み液貯留タンクに貯
留される。そして、上澄み液貯留タンクに貯留された液
体は、供給ポンプによって吸い出され、例えばこれが使
用中のクーラント液の処理液であれば、工作機械のクー
ラント液としてそのまま連続して再使用されることにな
る。以上の様な作用により、分離タンクでは、例えばク
ーラント液を処理対象とするならば、研磨、切削加工に
よって生じる金属粒、固形粒、砥粒の様なものを汚水中
から分離除去することができる。また、スラッジ溜めへ
と投下されたスラッジは水切りがなされているので、水
分含有量が低く、産業廃棄物の重量を減らすことができ
る。さらに、上澄み液貯留タンクには、スラッジの混ざ
っていない清浄な上澄み液だけが貯留されるので、この
上澄み液貯留タンクについてスラッジ処理を行う必要は
ない。また、この請求項6の汚水処理装置によれば、ス
ラッジをスラッジシューターへと投下した水切りバケッ
トは、その後下降して再び液中に入り、底部まで移動す
るので、その間に、清掃されて目詰まりを防ぐという効
果も発揮される。
【0022】また、請求項7の汚水処理装置は、請求項
6記載の汚水処理装置において、前記汚水タンクは、少
なくとも底部がすり鉢状に傾斜して、汚水中のスラッジ
が底部中心に集中して沈殿する構造とされており、前記
水中ポンプは、前記汚水タンクの底部中心に設置されて
いることを特徴とする。
【0023】この請求項7の汚水処理装置によれば、汚
水タンク内では、汚水中のスラッジが底部中心に集中し
て沈殿し、水中ポンプが汚水タンクの底部中心から汚水
を吸い上げるので、汚水タンク内のスラッジはほぼ全部
が分離タンクへと導入されることになる。この結果、汚
水タンク内のスラッジの処理作業も必要がなくなる。
【0024】また、請求項8の汚水処理装置は、請求項
6又は請求項7のいずれか記載の汚水処理装置におい
て、前記水中ポンプは、フロートスイッチにより、前記
汚水タンク内の液面高さが所定範囲内にあるときにだけ
作動する様に構成されていることを特徴とする。
【0025】この請求項8の汚水処理装置によれば、汚
水タンク内の液面高さが所定量まで減少するとフロート
スイッチが作動して水中ポンプの作動を停止する。この
結果、水中ポンプが空気を吸い込んでしまって、その
後、動作不能になるといった不具合を防止することがで
きる。また、汚水タンク内の液面高さが所定量まで増加
するとフロートスイッチが作動して水中ポンプが起動す
るので、汚水タンクからの溢流は防止できる。
【0026】また、請求項9の汚水処理装置は、請求項
6〜請求項8のいずれか記載の汚水処理装置において、
前記上澄み液貯留タンクは、内部を複数の区画に仕切ら
れており、各区画は仕切り壁の底部の連通口を介して連
通し、前記ポンプは、前記溢流路から液体が流入する区
画とは別の区画に設けられていることを特徴とする。
【0027】これは、分離タンクから溢流してきた汚水
中には、浮遊物が混ざっていることが考えられるが、上
述の様な構成を採用することで、浮遊物は溢流路から液
体が流入した区画にだけ存在し、供給ポンプの設置され
ている区画には入り込まない様にするためである。この
結果、この請求項9の汚水処理装置によれば、供給ポン
プによって上澄み液貯留タンクから吸い出される液体に
は、スラッジも浮遊物も含まれていない。
【0028】また、請求項10の汚水処理装置は、請求
項9記載の汚水処理装置において、前記上澄み液貯留タ
ンク内の前記溢流路から液体が流入する区画には、表面
の浮遊物を吸い出す表面取水装置が設けられ、該表面取
水装置により吸い出された浮遊物は、前記水切りタンク
へと投入される様に構成されていることを特徴とする。
【0029】この請求項10の汚水処理装置によれば、
上澄み液貯留タンク内の溢流路から液体が流入する区画
に入り込んだ浮遊物は、表面取水装置によって吸い出さ
れ、水切りタンクへと投入される。この結果、この浮遊
物は、水切りタンク内で、スラッジをすくい上げて上昇
する水切りバケットによって液面ですくい上げられ、ス
ラッジと共にスラッジシューターに投下され、排出され
る。この結果、この請求項10の汚水処理装置によれ
ば、上記第1の目的に加えて、第2の目的をも達成する
ことができる。
【0030】また、請求項11の汚水処理装置は、請求
項10記載の汚水処理装置において、前記表面取水装置
は、前記水中ポンプの吐出する液体を利用して作動する
エジェクタにより、液体を吸い出す手段として構成され
ていることを特徴とする。
【0031】この請求項11の汚水処理装置によれば、
表面取水装置の動力はエジェクタによるので、渦巻きポ
ンプを使用した場合に比べて、故障がなく、メンテナン
スフリーによる作動を実現することができる。即ち、渦
巻きポンプだと空気を吸うと止まって動かなくなってし
まうが、エジェクタは空気を吸っても大丈夫なのであ
る。
【0032】また、請求項12の汚水処理装置は、請求
項10又は請求項11記載の汚水処理装置において、前
記表面取水装置は、液面の上昇・下降に対応して取水口
を上昇・下降させるフロートを備えていることを特徴と
する。
【0033】この請求項12の汚水処理装置によれば、
表面取水装置は、フロートの作用によって液面の上昇・
下降に対応して取水口を上昇・下降させるので、常に、
上澄み液貯留タンク内に入り込んだ浮遊物を効率よく吸
い出して、水切りタンクへと投入することができる。
【0034】また、請求項13の汚水処理装置は、請求
項9〜請求項12のいずれか記載の汚水処理装置におい
て、前記汚水タンクは、前記上澄み液貯留タンク内の前
記溢流路から液体が流入する区画に、該溢流路からの液
体流入位置からずらした位置に設置されていることを特
徴とする。
【0035】この請求項13の汚水処理装置によれば、
装置全体をコンパクトに設計することができる。ここ
で、上述の様な構成を採用することで、万一、水中ポン
プが故障した場合には、汚水タンクから溢れ出た汚水
は、上澄み液貯留タンク内の溢流路から液体が流入する
区画に流れ込むことになる。この区画は、供給ポンプの
設置されている区画とは仕切られているので、汚水タン
クから溢れ出た汚水が、供給ポンプの設置されている区
画へと流入するおそれは小さい。そして、上澄み液貯留
タンクの特定の区画に汚水が直接流れ込んだとしても、
これは、結果的には、先に説明した従来技術の状況と
変わらない。むしろ、従来技術では、タンクの隅々ま
でスラッジが溜まってしまってその回収処理が大変困難
であったが、この請求項13の汚水処理装置では、特定
の区画にしかスラッジが溜まらないので、その回収処理
は比較的容易である。そして、大量の汚水が短期間に発
生した時の対応として、汚水が装置外へ溢れ出すことは
ないので、この請求項13の汚水処理装置は、装置全体
をコンパクト化した際に生じる問題をも有効に解決する
ものとなっている。
【0036】また、請求項14の汚水処理装置は、請求
項6〜請求項12のいずれか記載の汚水処理装置におい
て、前記掻き出し手段は、垂直方向に伸びる回転軸に設
けられた水平バーに対して、所定角度傾いた状態で取り
付けられる掻き出しプレートを複数枚備え、各掻き出し
プレートは、それぞれの掻き出し範囲がずらされてお
り、各掻き出しプレートによって、前記分離タンクの底
部中心から外側に向かってスラッジを徐々に移動させな
がら、該スラッジの掻き出しを実行する様に配置されて
いることを特徴とする。
【0037】この請求項14の汚水処理装置によれば、
掻き出し手段は、それぞれの掻き出し範囲がずらされた
複数枚の掻き出しプレートによって、分離タンクの底部
中心から外側に向かってスラッジを徐々に移動させなが
ら、スラッジの掻き出しを実行する。この結果、スラッ
ジの量が多くても、スムーズにスラッジを掻き出すこと
ができ、スラッジを掻き出すための動力をそれ程大きく
しなくてもよいという作用が発揮される。従って、コン
パクトな設計をする上で有効なものとなっている。
【0038】また、請求項15の汚水処理装置は、請求
項3〜請求項14のいずれか記載の汚水処理装置におい
て、前記分離タンクは、その上部に、接線方向から汚水
を投入される円筒状の汚水投入区画と、該汚水投入区画
内に連通する末広がりの円錐状の二重壁によって形成さ
れるリング状の間隙からなる固液分離部とを備えている
ことを特徴とする。
【0039】この請求項15の汚水処理装置によれば、
汚水タンクから分離タンクへ投入される汚水は、汚水投
入区画に接線方向から入り込むことで旋回流を形成し、
末広がりの円錐状の二重壁によって形成される固液分離
部のリング状の間隙を旋回しながら沈降していくことに
より、効率よく、スラッジと液体とを分離することがで
きる。
【0040】また、請求項16の汚水処理装置は、請求
項15記載の汚水処理装置において、前記汚水投入区画
には、該汚水投入区画の上澄み液を前記水切りタンクへ
導入する導入路が設けられていることを特徴とする。
【0041】この請求項16の汚水処理装置によれば、
汚水投入区画の上澄み液は、導入路を介して水切りタン
クへ導入される。この結果、汚水中に含まれており、汚
水投入区画の液面付近に浮遊している浮遊物は、旋回流
により水切りタンクへと導入され、水切りバケットが濃
縮スラッジをすくい上げて上昇する際に、一緒にすくい
上げられて処分される。この結果、スラッジだけでなく
浮遊物をも有効に処理することができる。
【0042】また、請求項17の汚水処理装置は、上部
に備えられ、接線方向から汚水を投入される円筒状の汚
水投入区画と、該汚水投入区画内に連通する末広がりの
円錐状の二重壁によって形成されるリング状の間隙から
なる固液分離部とを有し、前記汚水投入区画に投入され
た汚水を前記固液分離部の円錐状の二重壁の間を旋回さ
せながら下降させることにより、汚水中のスラッジを沈
降分離させつつ、スラッジが除去された清浄な液体を上
昇させる分離タンクと、該分離タンクに対して、壁面底
部に設けられた連通口を介して連通する水切りタンク
と、前記分離タンクの底部に設けられ、垂直方向に伸び
る回転軸に設けられた水平バーに対して、所定角度傾い
た状態で取り付けられる掻き出しプレートを複数枚備
え、各掻き出しプレートを、それぞれの掻き出し範囲が
ずれる様に配置し、各掻き出しプレートによって、前記
分離タンクの底部中心から外側に向かってスラッジを徐
々に移動させながら、該スラッジを前記連通口から前記
水切りタンクへと掻き出すスラッジ掻き出し手段と、前
記水切りタンク内に設けられ、該水切りタンクの底部に
溜まった濃縮スラッジをすくい上げて上昇し、液面より
所定量上方に出た位置で反転して前記すくい上げたスラ
ッジを落下させ、その後下降して底部まで移動する循環
経路に沿って循環移動される水切りバケットと、該水切
りバケットが反転する位置の直下に設けられ、該水切り
バケットから落下して来るスラッジを受け止めると共
に、該スラッジをスラッジ溜めへと投下するスラッジシ
ューターと、前記分離タンクの上部に設けられ、該分離
タンクの上澄み液を溢流させるための溢流路とを備える
と共に、前記汚水投入区画には、該汚水投入区画の上澄
み液を前記水切りタンクへ導入する導入路が設けられて
いることを特徴とする。
【0043】この請求項17の汚水処理装置によれば、
汚水は、分離タンクの汚水投入区画に接線方向から投入
されて旋回流を形成し、末広がりの円錐状の二重壁によ
って形成される固液分離部のリング状の間隙を旋回しな
がら沈降することで、効率よくスラッジと液体とを分離
することができる。そして、分離されたスラッジはその
まま分離タンクの底部へと沈降していき、スラッジが除
去された清浄な液体は、分離タンクの上部へと上昇して
いく。分離タンクの底部へと沈降したスラッジは、複数
枚の掻き出しプレートによって分離タンクの底部中心か
ら外側に向かって徐々に移動され、連通口から水切りタ
ンクへと掻き出される。水切りタンクへと掻き出された
濃縮スラッジは、水切りタンクの底部に溜まり、ここを
通過する水切りバケットによってすくい上げられ、液面
より所定量上方にまで上昇する間に水切りされ、その
後、水切りバケットが反転することで、スラッジシュー
ターへと投下される。そして、スラッジシューターへ投
下されたスラッジは、そのままスラッジ溜めへと投下さ
れる。一方、分離タンクの上部に上昇していったスラッ
ジを除去された清浄な液体は、溢流路を介して分離タン
クから自然排出される。こうして排出された清浄な液体
は、貯留タンクへと貯留して再利用することができる。
また、汚水投入区画の上澄み液は、導入路を介して旋回
流により水切りタンクへ導入される。従って、汚水中の
浮遊物は、水切りタンクへと導入されることとなり、ス
ラッジをすくい上げて上昇する水切りバケットによって
液面付近ですくい上げられ、スラッジと共に、スラッジ
シューターへ投下され、処分されることになる。
【0044】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0045】実施の形態の汚水処理装置を図1〜図6に
示す。ここで、図1は平面図を、図2は正面図を、図3
は要部の左側面図を示す。この実施の形態の汚水処理装
置1は、図1〜図3に示す様に、汚水を一旦蓄積するた
めの円筒形の汚水タンク3と、この汚水タンク3内に設
けられ、汚水タンク3の底部から汚水を吸い上げる水中
ポンプ5と、この水中ポンプ5で吸い上げた汚水を上方
から投入され、汚水中のスラッジを沈降させつつ、汚水
をスラッジと清浄な液体とに分離する円筒形の分離タン
ク7と、この分離タンク7に対して、壁面底部に設けら
れた連通口9を介して連通する水切りタンク11と、分
離タンク7の底部に設けられ、分離タンク7の底部に溜
まった濃縮スラッジを、連通口9から水切りタンク11
へと掻き出すスラッジ掻き出し手段13と、水切りタン
ク11内に設けられ、水切りタンク11の底部に溜まっ
たスラッジをすくい上げて上昇し、液面より所定量上方
に出た位置で反転してすくい上げたスラッジを落下さ
せ、その後下降して底部まで移動する循環経路に沿って
循環移動されるパンチングメタル製の水切りバケット1
5と、水切りバケット15が反転する位置の直下に設け
られ、水切りバケット15から落下して来るスラッジを
受け止めると共に、このスラッジをスラッジ溜め17へ
と投下する十分な傾斜を有したスラッジシューター19
と、分離タンク7の上部に設けられ、分離タンク7の上
澄み液を溢流させるための溢流路21と、溢流路21を
介して溢流する上澄み液を貯留する上澄み液貯留タンク
23と、上澄み液貯留タンク23から、液体を吸い出す
供給ポンプ25とを備えている。
【0046】ここで、汚水タンク3は、図1,図2に示
す様に、少なくとも底部がすり鉢状に傾斜して、汚水中
のスラッジが底部中心に集中して沈殿する構造とされて
おり、水中ポンプ5は、汚水タンク3の底部中心に設置
されている。
【0047】また、水中ポンプ5は、図2に示す様に、
フロートスイッチ5aにより、汚水タンク3内の液面高
さが所定範囲内にあるときにだけ作動する様に構成され
ている。
【0048】さらに、上澄み液貯留タンク23は、図
1,図2に示す様に、内部を二つ区画に仕切られてお
り、各区画は仕切り壁23aの底部の連通口23bを介
して連通し、供給ポンプ25は、溢流路21から液体が
流入する区画とは別の区画に設けられている。
【0049】また、図1に示す様に、上澄み液貯留タン
ク23内の溢流路21から液体が流入する区画には、表
面の浮遊物を吸い出す表面取水装置27が設けられ、こ
の表面取水装置27により吸い出された液体は、水切り
タンク11へと投入される様に構成されている。
【0050】さらに、表面取水装置27は、図1,図
2,図5に示す様に、水中ポンプ5の吐出する液体を利
用して作動するエジェクタ29により、浮遊物を吸い出
す手段として構成されている。
【0051】また、表面取水装置27は、図5に示す様
に、液面の上昇・下降に対応して取水口27aを上昇・
下降させるフロート27bを備えている。なお、符号2
7cはフロート27bの上昇・下降に追従して上昇・下
降するスライド式の管であり、符号27dは、上澄み液
貯留タンク23の底面に固定される固定管である。
【0052】さらに、汚水タンク3は、図1,図2に示
す様に、上澄み液貯留タンク23内の溢流路21から液
体が流入する区画に、溢流路21からの液体流入位置か
らずらした位置に設置されている。これは、溢流路21
から流入する液体が汚水タンクに再流入しない様にする
という目的をもつ。
【0053】また、掻き出し手段13は、図2,図4に
示す様に、垂直方向に伸びる回転軸13aに設けられた
水平バー13bに対して、所定角度(本実施の形態では
30°)傾いた状態で取り付けられる3枚の掻き出しプ
レート13c,13c,13cを備え、各掻き出しプレ
ート13c,13c,13cは、それぞれの掻き出し範
囲がずらされており、各掻き出しプレート13c,13
c,13cによって、分離タンク7の底部中心から外側
に向かってスラッジを徐々に移動させながら、スラッジ
の掻き出しを実行する様に配置されている。また、各掻
き出しプレート13cは、鋼板で出来ており、下面に
は、騒音防止等の目的でウレタンパッドを取り付けてあ
る。
【0054】さらに、分離タンク7は、図1,図2に示
す様に、その上部に、接線方向から汚水を投入される円
筒状の汚水投入区画7aと、汚水投入区画7aに連通す
る末広がりの円錐状の二重壁7b,7cによって形成さ
れるリング状の間隙7dからなる固液分離部7eとを備
えている。
【0055】また、汚水投入区画7aには、図1,図2
に示す様に、汚水投入区画7aの上澄み液を水切りタン
ク11へ導入する導入路7fが設けられている。
【0056】さらに、スラッジ掻き出し手段13の回転
軸13aは、図2に示す様に、ギヤードモータM1とカ
ップリング31を介して接続されており、このギヤード
モータM1により駆動される様になっている。なお、符
号32,33は、ベアリングである。
【0057】また、水切りバケット15は、図2に示す
様に、水切りタンク11の上部及び底部に配置された3
組のスプロケット41,42,43に掛け渡された2組
で一対となっているローラーチェーン44に対して全部
で4個が固定されている。そして、図1,図3に示す様
に、ギヤードモータM2により駆動される様になってい
る。なお、図2に符号45としているのは、コントロー
ルパネルである。
【0058】次に、この汚水処理装置1の作用について
説明する。
【0059】工作機械のクーラント液や工業排水、生活
排水、土木排水といった汚水は、汚水投入用の樋51を
介して汚水タンク3に流入し、ここに一旦蓄積される。
そして、汚水タンク3に蓄積された汚水は、水中ポンプ
5により、汚水タンク5の底部から吸い上げられ、分離
タンク7へと投入される。汚水タンク3から分離タンク
7へ投入される汚水は、汚水投入区画7aに接線方向か
ら入り込むことで旋回流を形成し、末広がりの円錐状の
二重壁7b,7cによって形成される固液分離部のリン
グ状の間隙7dを旋回しながら沈降していくことによ
り、効率よく、スラッジと液体とに分離される。なお、
間隙7dを出たスラッジは、そのまま分離タンク7の底
部へ沈殿し、間隙7dを出た液体は、分離タンク7の上
方へ上昇する。
【0060】そして、分離タンク7の底部に溜まったス
ラッジは、スラッジ掻き出し手段13により、連通口9
から水切りタンク11へと掻き出される。こうして水切
りタンク11へ掻き出された濃縮スラッジは、やはり、
水切りタンク11の底部に溜まる。そして、この水切り
タンク11の底部に溜まったスラッジは、水切りバケッ
ト15によってすくい上げられ、液面より所定量上方ま
で上昇される。こうして、一旦、空中に晒されることに
より、スラッジの水切りが実行される。
【0061】そして、水切りを終えたスラッジは、水切
りバケット15が反転することによって下方に落下され
る。こうして落下されたスラッジは、水切りバケット1
5が反転する位置の直下に設けられた十分な傾斜を有し
たスラッジシューター19上に落ち、スラッジ溜め17
へと自然投下される。
【0062】一方、分離タンク7の上部の上澄み液は、
溢流路21を介して溢流し、上澄み液貯留タンク23の
右側の区画(図1,図2参照)に落とし込まれる。こう
して上澄み液貯留タンク23の右側の区画に落とし込ま
れた上澄み液は、仕切り壁23aの下部に開口する連通
口23bを介して、左側の区画に流入する。そして、こ
の左側の区画に流入した液体は、供給ポンプ25によっ
て吸い出され、工作機械のクーラント液としてそのま
ま、従来技術の3倍以上の期間に渡って連続して再使用
されることが可能になる。
【0063】また、汚水投入区画7aの上澄み液は、導
入路7fを介して水切りタンク11へ導入される。この
結果、汚水投入区画7aへ投入されたばかりの汚水中に
含まれている浮遊物は、水切りタンク11へと投入され
ることになる。さらに、上澄み液貯留タンク23の溢流
路21から液体が流入する区画(右側の区画)に入り込
んだ浮遊物は、表面取水装置27によって吸い出され、
水切りタンク11へと投入される。
【0064】こうして、水切りタンク11へ投入された
浮遊物は、水切りタンク11内で、スラッジをすくい上
げて上昇する水切りバケット15によって液面ですくい
上げられ、スラッジと共にスラッジシューター19に投
下され、外部へ排出される。
【0065】なお、これら一連の作業を実行している最
中に、汚水タンク3内の液面高さが所定量まで減少する
とフロートスイッチ5aが作動して水中ポンプ5の作動
を停止する。この結果、水中ポンプ5が空気を吸い込ん
でしまって、その後、動作不能になるといった不具合を
防止することができる。また、汚水タンク3内の液面高
さが所定量まで増加すると、フロートスイッチが作動し
て水中ポンプ5が起動するので、汚水タンク3からの溢
流は、防止することができる。
【0066】以上の様な作用により、分離タンク3では
金属粒だけでなく、例えばクーラント液中の砥粒の様な
ものも汚水中から除去することができる。また、スラッ
ジ溜め17へと投下されたスラッジは水切りがなされて
いるので、水分含有量が低く、産業廃棄物の重量を減ら
すことができる。さらに、上澄み液貯留タンク23の左
側の区画には、スラッジも浮遊物も混ざっていない清浄
な液体だけが貯留される。従って、工作機械のクーラン
ト液を処理した場合、これを再使用しても製品にキズが
発生したり汚れによる異臭を発生したりするといった不
具合はない。また、上澄み液貯留タンク23の左側の区
画については、スラッジ処理を行う必要はない。また、
スラッジをスラッジシューター19へと投下した水切り
バケット15は、その後下降して再び液中に入り、底部
まで移動するので、その間に、清掃され、目詰まりを発
生させないという効果も発揮される。
【0067】さらに、汚水タンク3内では、汚水中のス
ラッジが底部中心に集中して沈殿し、水中ポンプ5が汚
水タンク3の底部中心から汚水を吸い上げるので、汚水
タンク3内のスラッジはほぼ全部が分離タンク7へと導
入されることになる。この結果、汚水タンク7内のスラ
ッジの処理作業も必要なくなる。
【0068】また、上澄み液貯留タンク23を仕切り壁
23で二つの区画に仕切るのは、分離タンク7から溢流
してきた上澄み中には、浮遊物が混ざっていることが考
えられるが、上述の様な構成を採用することで、浮遊物
は溢流路21から液体が流入した区画にだけ存在し、供
給ポンプ25の設置されている区画には入り込まない様
にするためである。この結果、供給ポンプ25によって
上澄み液貯留タンク23から吸い出される液体には、ス
ラッジも浮遊物も含まれていない。
【0069】さらに、表面取水装置27の動力はエジェ
クタ29によるので、渦巻きポンプを使用した場合に比
べて、故障がなく、メンテナンスフリーによる作動を実
現することができる。即ち、渦巻きポンプだと空気を吸
うと吐出不可能になってしまうが、エジェクタ29は空
気を吸っても大丈夫なのである。
【0070】また、表面取水装置27は、フロート27
bの作用によって液面の上昇・下降に対応して取水口2
7aを上昇・下降させるので、常に、上澄み液貯留タン
ク23内に入り込んだ浮遊物を効率よく吸い出して、水
切りタンク11へと投入することができる。
【0071】さらに、汚水タンク3を上澄み液貯留タン
ク23の右側の区画内に設置する様にしたことにより、
装置全体をコンパクトに設計することができる。また、
この様な構成を採用することで、万一、水中ポンプ5が
故障した場合には、汚水タンク3から溢れ出た汚水は、
上澄み液貯留タンク23の右側の区画に流れ込むことに
なる。この区画は、供給ポンプ25の設置されている区
画とは仕切られているので、汚水タンク3から溢れ出た
汚水が、供給ポンプ25の設置されている区画へと流入
するおそれは小さい。そして、上澄み液貯留タンク23
の右側の区画に汚水が直接流れ込んだとしても、これ
は、結果的には、先に説明した従来技術の状況と変わ
らない。むしろ、従来技術では、タンクの隅々までス
ラッジが溜まってしまってその回収処理が大変困難であ
ったが、この汚水処理装置1では、右側の区画にしかス
ラッジが溜まらないので、その処理は比較的容易であ
る。そして、大量の汚水が短期間に発生した時の対応と
して、汚水が装置外へ溢れ出すことはないので、この汚
水処理装置1は、装置全体をコンパクト化した際に生じ
る問題をも有効に解決するものとなっている。
【0072】また、掻き出し手段17は、それぞれの掻
き出し範囲がずらされた3枚の掻き出しプレート13
c,13c,13cによって、分離タンク7の底部中心
から外側に向かってスラッジを徐々に移動させながら、
スラッジの掻き出しを実行する。この結果、スラッジの
量が多くても、スムーズにスラッジを掻き出すことがで
き、スラッジを掻き出すための動力をそれ程大きくしな
くてもよいという作用が発揮される。従って、コンパク
トな設計をする上で有効なものとなっている。
【0073】さらに、本実施の形態の汚水処理装置1
は、動力部にエジェクタ29やギヤードモータM1,M
2を採用し、水中ポンプ5はフロートスイッチ5aによ
り液位に応じて起動・停止するものを採用しているの
で、故障がなく、メンテナンスフリーにて使用すること
ができるという効果が発揮される。
【0074】次に、円錐状の二重壁7b,7cによって
形成されるリング状の間隙7dの設計基準について、図
6に基づいて説明する。図示の様に、円錐壁7b,7c
の傾きは、60°とすることが望ましい。また、外側の
円錐壁7bの直径をΦ1、内側の円錐壁7cの直径をΦ
2とするとき、円錐壁7b,7cの間隙7dの大きさh
(mm)は、下記の式を満足する様に決定するのが望ま
しい。
【0075】
【式1】h=Φ1/(25〜30)
【0076】また、円錐壁7b,7cの間からの出口流
速v2(vm/sec)は、処理量Q1(リットル/m
in)の流入に対して、2〜5cm/secとなる様
に、出口の面積F2(cm)決定する。従って、処
理量Q1が大きくなると本体も大型になる。
【0077】以上、本発明の実施の形態について詳細に
説明してきたが、本発明はこれに限られるものではな
い。
【0078】例えば、汚水タンク3は、上澄み液貯留タ
ンク23の外に設置する様にしても構わない。また、分
離タンク7の構造についても、スラッジと液体とを分離
し、スラッジを底部に沈殿させることができる様なもの
であれば、他の構造のものを採用しても構わない。さら
に、例えば、汚水タンク3から分離タンク7へと汚水を
導入する手段についても水中ポンプを用いずに、ドレン
バルブ等を開いて汚水を導入するといった構成を採用し
た場合も、本発明の要旨を逸脱するものではない。加え
て、スラッジシューター19を用いずに、ベルトコンベ
ア等の搬送装置でスラッジをスラッジ溜め17に投下す
る装置構成としてもよい。また、上澄み液貯留タンク2
3から清浄な液体を取り出す手段についても、供給ポン
プ25を用いずに、バルブを開いて取り出すといった構
成に変更することも可能である。さらに、上澄み液貯留
タンク23内は、3区画以上に仕切る様にしても構わな
い。その場合、供給ポンプ25の設置される区画と、汚
水タンク3の設置される区画の間の区画では、処理水に
対して何らかの化学処理や電磁気的な処理を施す様な区
画としておくこともできる。なお、本発明の方法及び装
置によって処理することができる汚水は、クーラント液
に限らず、各種の工業排水、農業排水、土木排水、下水
等を含むものである。
【0079】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明によれ
ば、汚水中の金属粒、固形粒、油分だけでなく、全ての
スラッジを効率よく除去すると共に、スラッジの処理を
容易にし、かつ汚水処理により発生する産業廃棄物の量
を減らすことができる。また、汚水中のスラッジだけで
なく、浮遊物をも効率よく除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態としての汚水処理装置の平面図で
ある。
【図2】 実施の形態としての汚水処理装置の正面図で
ある。
【図3】 実施の形態としての汚水処理装置の要部の左
側面図である。
【図4】 実施の形態としての汚水処理装置において採
用したスラッジ掻き出し手段の構成を示す平面図であ
る。
【図5】 実施の形態としての汚水処理装置において採
用した表面取水装置の構成を示す正面図である。
【図6】 実施の形態における設計基準を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
1・・・汚水処理装置、3・・・汚水タンク、5・・・
水中ポンプ、5a・・・フロートスイッチ、7・・・分
離タンク、7a・・・汚水投入区画、7b,7c・・・
二重壁(円錐壁)、7d・・・リング状の間隙、7e・
・・固液分離部、7f・・・導入路、9・・・連通口、
11・・・水切りタンク、13・・・スラッジ掻き出し
手段、13a・・・回転軸、13b・・・水平バー、1
3c・・・掻き出しプレート、15・・・水切りバケッ
ト、17・・・スラッジ溜め、19・・・スラッジシュ
ーター、21・・・溢流路、23・・・上澄み液貯留タ
ンク、23a・・・仕切り壁、23b・・・連通口、2
5・・・供給ポンプ、27・・・表面取水装置、27a
・・・取水口、27b・・・フロート、27c・・・ス
ライド式の管、27d・・・固定管、29・・・エジェ
クタ、31・・・カップリング、32,33・・・ベア
リング、41,42,43・・・スプロケット、44・
・・ローラーチェーン、45・・・コントロールパネ
ル、51・・・汚水投入用の樋、M1,M2・・・ギヤ
ードモータ。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水を汚水タンクに一旦蓄積した後に、
    スラッジを沈殿させるための分離タンクに投入し、 該分離タンク内に沈殿したスラッジを底部の液体と共に
    水切りタンクへと導入し、 該水切りタンクに導入されたスラッジを水切りバケット
    ですくい上げて空中まで持ち上げることによって水切り
    をし、 該水切りをしたスラッジをスラッジ溜めへと投入すると
    共に、 前記分離タンクの上澄み液を、上澄み液貯留タンクへと
    溢流させる様にしたことを特徴とする汚水処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の汚水処理方法において、 さらに、前記上澄み液貯留タンク内の表面の浮遊物を吸
    い出して前記水切りタンクへと投入する様にしたことを
    特徴とする汚水処理方法。
  3. 【請求項3】 汚水を一旦蓄積するための汚水タンク
    と、 該汚水タンクに蓄積された汚水を底部から取り出す汚水
    取り出し手段と、 該汚水取り出し手段によって取り出された汚水を投入さ
    れ、スラッジを沈殿させることにより、清浄な液体とス
    ラッジとを分離するための分離タンクと、 該分離タンク内に沈殿したスラッジを底部の液体と共に
    導入される水切りタンクと、 該水切りタンクに導入されたスラッジをすくい上げて空
    中まで持ち上げることによって水切りをすると共に、該
    水切りを終えたスラッジを放出する水切りバケットと、 該水切りバケットが放出したスラッジを貯留するための
    スラッジ溜めと、 前記分離タンクの上澄み液を溢流させる溢流路と、 該溢流路を介して溢流される上澄み液を貯留する上澄み
    液貯留タンクとを備えている汚水処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の汚水処理装置において、 前記汚水タンクは、少なくとも底部がすり鉢状に傾斜し
    て、汚水中のスラッジが底部中心に集中して沈殿する構
    造とされ、 前記汚水取り出し手段を、該底部中心から汚水を取り出
    す様な配置にしたことを特徴とする汚水処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4記載の汚水処理装
    置において、 さらに、前記上澄み液貯留タンク内の表面の浮遊物を吸
    い出して前記水切りタンクへと投入する表面取水装置を
    も備えていることを特徴とする汚水処理装置。
  6. 【請求項6】 汚水を一旦蓄積するための汚水タンク
    と、 該汚水タンク内に設けられ、該汚水タンクの底部から汚
    水を吸い上げる水中ポンプと、 該水中ポンプで吸い上げた汚水を上方から投入され、汚
    水中のスラッジを沈降させつつ、汚水をスラッジと清浄
    な液体とに分離する分離タンクと、 該分離タンクに対して、壁面底部に設けられた連通口を
    介して連通する水切りタンクと、 前記分離タンクの底部に設けられ、該分離タンクの底部
    に溜まったスラッジを、前記連通口から前記水切りタン
    クへと掻き出すスラッジ掻き出し手段と、 前記水切りタンク内に設けられ、該水切りタンクの底部
    に溜まったスラッジをすくい上げて上昇し、液面より所
    定量上方に出た位置で反転して前記すくい上げたスラッ
    ジを落下させ、その後下降して底部まで移動する循環経
    路に沿って循環移動される水切りバケットと、 該水切りバケットが反転する位置の直下に設けられ、該
    水切りバケットから落下して来るスラッジを受け止める
    と共に、該スラッジをスラッジ溜めへと投下するスラッ
    ジシューターと、 前記分離タンクの上部に設けられ、該分離タンクの上澄
    み液を溢流させるための溢流路と、 該溢流路を介して溢流する上澄み液を貯留する上澄み液
    貯留タンクと、 該上澄み液貯留タンクから、液体を吸い出す供給ポンプ
    とを備えている汚水処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の汚水処理装置において、 前記汚水タンクは、少なくとも底部がすり鉢状に傾斜し
    て、汚水中のスラッジが底部中心に集中して沈殿する構
    造とされており、 前記水中ポンプは、前記汚水タンクの底部中心に設置さ
    れていることを特徴とする汚水処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7のいずれか記載の
    汚水処理装置において、 前記水中ポンプは、フロートスイッチにより、前記汚水
    タンク内の液面高さが所定範囲内にあるときにだけ作動
    する様に構成されていることを特徴とする汚水処理装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項6〜請求項8のいずれか記載の汚
    水処理装置において、 前記上澄み液貯留タンクは、内部を複数の区画に仕切ら
    れており、 各区画は仕切り壁の底部の連通口を介して連通し、 前記ポンプは、前記溢流路から液体が流入する区画とは
    別の区画に設けられていることを特徴とする汚水処理装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の汚水処理装置におい
    て、 前記上澄み液貯留タンク内の前記溢流路から液体が流入
    する区画には、表面の液体を吸い出す表面取水装置が設
    けられ、 該表面取水装置により吸い出された液体は、前記水切り
    タンクへと投入される様に構成されていることを特徴と
    する汚水処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の汚水処理装置におい
    て、 前記表面取水装置は、前記水中ポンプの吐出する液体を
    利用して作動するエジェクタにより、液体を吸い出す手
    段として構成されていることを特徴とする汚水処理装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項10又は請求項11記載の汚水
    処理装置において、 前記表面取水装置は、液面の上昇・下降に対応して取水
    口を上昇・下降させるフロートを備えていることを特徴
    とする汚水処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項9〜請求項12のいずれか記載
    の汚水処理装置において、 前記汚水タンクは、前記上澄み液貯留タンク内の前記溢
    流路から液体が流入する区画に、該溢流路からの液体流
    入位置からずらした位置に設置されていることを特徴と
    する汚水処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項6〜請求項12のいずれか記載
    の汚水処理装置において、 前記掻き出し手段は、 垂直方向に伸びる回転軸に設けられた水平バーに対し
    て、所定角度傾いた状態で取り付けられる掻き出しプレ
    ートを複数枚備え、 各掻き出しプレートは、それぞれの掻き出し範囲がずら
    されており、各掻き出しプレートによって、前記分離タ
    ンクの底部中心から外側に向かってスラッジを徐々に移
    動させながら、該スラッジの掻き出しを実行する様に配
    置されていることを特徴とする汚水処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項3〜請求項14のいずれか記載
    の汚水処理装置において、 前記分離タンクは、 その上部に、接線方向から汚水を投入される円筒状の汚
    水投入区画と、 該汚水投入区画内に連通する末広がりの円錐状の二重壁
    によって形成されるリング状の間隙からなる固液分離部
    とを備えていることを特徴とする汚水処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の汚水処理装置におい
    て、 前記汚水投入区画には、該汚水投入区画の上澄み液を前
    記水切りタンクへ導入する導入路が設けられていること
    を特徴とする汚水処理装置。
  17. 【請求項17】 上部に備えられ、接線方向から汚水を
    投入される円筒状の汚水投入区画と、該汚水投入区画内
    に連通する末広がりの円錐状の二重壁によって形成され
    るリング状の間隙からなる固液分離部とを有し、前記汚
    水投入区画に投入された汚水を前記固液分離部の円錐状
    の二重壁の間を旋回させながら下降させることにより、
    汚水中のスラッジを急速沈降させつつ、スラッジが除去
    された清浄な液体を上昇させる分離タンクと、 該分離タンクに対して、壁面底部に設けられた連通口を
    介して連通する水切りタンクと、 前記分離タンクの底部に設けられ、垂直方向に伸びる回
    転軸に設けられた水平バーに対して、所定角度傾いた状
    態で取り付けられる掻き出しプレートを複数枚備え、各
    掻き出しプレートを、それぞれの掻き出し範囲がずれる
    様に配置し、各掻き出しプレートによって、前記分離タ
    ンクの底部中心から外側に向かってスラッジを徐々に移
    動させながら、該スラッジを前記連通口から前記水切り
    タンクへと掻き出すスラッジ掻き出し手段と、 前記水切りタンク内に設けられ、該水切りタンクの底部
    に溜まった濃縮スラッジをすくい上げて上昇し、液面よ
    り所定量上方に出た位置で反転して前記すくい上げたス
    ラッジを落下させ、その後下降して底部まで移動する循
    環経路に沿って循環移動される水切りバケットと、 該水切りバケットが反転する位置の直下に設けられ、該
    水切りバケットから落下して来るスラッジを受け止める
    と共に、該スラッジをスラッジ溜めへと投下するスラッ
    ジシューターと、 前記分離タンクの上部に設けられ、該分離タンクの上澄
    み液を溢流させるための溢流路とを備えると共に、 前記汚水投入区画には、該汚水投入区画の上澄み液を前
    記水切りタンクへ導入する導入路が設けられていること
    を特徴とする汚水処理装置。
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