JP2003092622A - 通信網選択システム及び方法、並びにコンピュータプログラム - Google Patents

通信網選択システム及び方法、並びにコンピュータプログラム

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JP2003092622A
JP2003092622A JP2001283887A JP2001283887A JP2003092622A JP 2003092622 A JP2003092622 A JP 2003092622A JP 2001283887 A JP2001283887 A JP 2001283887A JP 2001283887 A JP2001283887 A JP 2001283887A JP 2003092622 A JP2003092622 A JP 2003092622A
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JP2001283887A
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Eiji Kuwabara
英治 桑原
Haruto Kono
治人 河野
Keiichiro Hino
敬一郎 日野
Kenta Nishizaki
建太 西崎
Kiyotaka Saito
清隆 斎藤
Katsuya Fukutomi
克也 福富
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NTT ME Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの希望の通信条件に沿った通信サービ
スを提供できる通信網選択システム及び方法、並びにコ
ンピュータプログラムを提供する。 【解決手段】 通信網110〜230の中から、発信元
端末70と発信先端末80との間で通信を行う通信網を
選択する通信網選択システム50であって、通信網の通
信条件を記憶する通信条件データベース(課金条件デー
タベース、ルーティング情報データベース、ユーザ別回
線状況設定データベース)2a、2b、2cと、通信条
件データベースに基づいて所定の条件を具備する通信網
を選択する選択手段(制御手段)4と、この通信網によ
り発信元端末と発信先端末とを接続する接続手段(発信
元接続部、回線交換部、キャリア網接続部、回線接続
部、IP網接続部)6、8、10、12、20、22と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信料金等の条件
に応じて適切な通信網を選択する通信網選択システム及
び方法、並びにコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電話端末内に組み込まれた制御装
置(いわゆるACR(Automatic Career Routing))に
より、複数のキャリア(電話通信業者)の中から最も通
信料金が低いキャリアを選択することが可能となってき
ている。ここで、キャリア網における料金体系は、通信
距離に応じて決められることが多い。
【0003】一方、最近では、いわゆるインターネット
電話と称される、インターネット等のネットワーク網上
で音声情報を送受する技術が開発されつつある。このイ
ンターネット電話は、音声情報をデジタル化した後にイ
ンターネットのプロトコルであるTCP/IPに従って
パケットにし、受信側の端末でパケットをつなぎ合わせ
て音声に戻すことにより音声通話を行うものである。そ
して、インターネットの通信料金は従量制あるいは定額
制になっていることが多く、この部分での料金が比較的
低額で済むため、アクセスポイントと各端末間を接続す
る公衆電話網に対する通信料金のみを考慮すればよいと
いう利点がある。ここで、アクセスポイント(AP)と
はネットワーク網と発信先端末との中継設備を示し、通
常、ネットワーク上に複数個置かれ、最寄のAPと発信
先端末とが公衆電話網等の接続網を介して接続されるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に上
記インターネット電話の場合、通常のキャリア接続に比
べて通信料金が安価になる傾向にあるが、アクセスポイ
ントの位置によっては、当該アクセスポイントと端末間
の公衆電話網の通信料金が嵩み、通信料金が高くなるこ
とがある。
【0005】また、インターネット電話の通信品質はキ
ャリア接続の場合に比べると劣ることが多いとともに、
通信品質が一定でない。そのため、ユーザによっては、
多少通信料金が高くともキャリア接続を希望することも
ある。
【0006】しかしながら、従来のACRの場合、イン
ターネット電話との接続ができないため、インターネッ
ト電話とキャリア接続を相互に比較して最適な通信網を
選択することができないという問題がある。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、2以上の通信網の中から所定の条件を具備する通
信網を選択可能な通信網選択システム及び方法、並びに
コンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、2以上の通信網の中か
ら、発信元端末と発信先端末との間で通信を行うための
通信網を選択する通信網選択システムであって、前記通
信網の通信条件を記憶する通信条件データベースと、前
記発信元端末から所定の発信先端末を指定した通信接続
要求があった場合に、前記通信条件データベースに基づ
いて、所定の条件を具備する通信網を選択する選択手段
と、前記選択手段が選択した通信網により、前記発信元
端末と前記発信先端末とを接続する接続手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0009】前記選択手段は、選択した前記通信網に対
する接続状態が所定の基準に達しない場合は、前記条件
を満たす別の通信網を選択することが好ましい。
【0010】請求項3に記載の発明においては、前記2
以上の通信網は、電話網と、音声パケットを伝送するネ
ットワーク網とを有することを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の発明においては、前記通
信網が前記電話網である場合に、前記通信条件データベ
ースは、地域又は時刻に応じた該電話網の通信料金を記
憶し、前記選択手段は、前記発信元端末と前記発信先端
末が有する電話番号から、前記通信条件データベースに
基づいて通信料金を求め、最も通信料金の低い電話網を
選択することを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の発明においては、前記通
信網が前記ネットワーク網である場合に、前記通信条件
データベースは、当該ネットワーク網におけるアクセス
ポイントに関する情報を記憶し、前記選択手段は、前記
発信元端末と前記発信先端末が有する電話番号から、前
記通信条件データベースに基づいて各端末に最も近いア
クセスポイントを検索し、検索されたアクセスポイント
と各端末とを接続する接続網に応じた通信料金を求め、
当該通信料金の最も低いネットワーク網を選択すること
を特徴とする。
【0013】請求項6に記載の通信網選択システムにお
いて、前記選択手段は、前記電話網と前記ネットワーク
網の中から最も料金の低い通信網を選択することが好ま
しい。
【0014】請求項7記載の通信網選択システムにおい
ては、前記通信条件データベースは、各通信網の品質に
関する情報を記憶し、前記選択手段は、前記通信条件デ
ータベースに基づいて、所定の通信品質を具備する通信
網を選択することを特徴とする。
【0015】本発明の通信網選択方法は、2以上の通信
網の中から、発信元端末と発信先端末との間で通信を行
うための通信網を選択する通信網選択方法であって、前
記通信網の通信条件を記憶する過程と、前記発信元端末
から所定の発信先端末を指定した通信接続要求があった
場合に、前記通信条件に基づいて、所定の条件を具備す
る通信網を選択する過程と、前記選択した通信網によ
り、前記発信元端末と前記発信先端末とを接続する過程
とを備えたことを特徴とする。
【0016】本発明のコンピュータプログラムは、2以
上の通信網の中から、発信元端末と発信先端末との間で
通信を行うための通信網を選択する通信網選択方法をコ
ンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム
であって、前記通信網の通信条件を記憶する過程と、前
記発信元端末から所定の発信先端末を指定した通信接続
要求があった場合に、前記通信条件に基づいて、所定の
条件を具備する通信網を選択する過程と、前記選択した
通信網により、前記発信元端末と前記発信先端末とを接
続する過程とをコンピュータに実行させることを特徴と
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、通信網選択システ
ム(以下、必要に応じて「本システム」と呼ぶ)50を
含むシステム全体を示したブロック図である。この実施
の形態では、通信網選択システム50は、公衆電話網3
00を介して発信元端末70に接続され、又、複数の電
話網()キャリア網110、120、130、及びネッ
トワーク網であるIP(Internet Protocol)網21
0、220、230に接続されている。各網110〜2
30をまとめて通信網と称する。通信網110〜230
は、直接又は適宜所定の接続網を介して発信先端末80
に接続される。そして、通信網110〜230の中から
選択された通信網を介して、発信元端末70と発信先端
末80との間で(音声)通信が行われる。ネットワーク
網としては、例えばインターネットやLAN(Local Ar
ea Network)等を用いることができる。
【0018】本システム50は、各通信網の通信条件を
記憶する通信条件データベース(以下、適宜「DB」と
略記する)2、システム全体を制御する制御手段(選択
手段)4、発信元端末70との接続を行う発信元接続部
(接続手段)6、キャリア網とIP網のいずれかを発信
元接続部6と接続するための回線交換部(接続手段)
8、回線交換部8に接続されてキャリア網接続のための
各種処理を行うキャリア網接続部(接続手段)10、複
数のキャリア網110〜130のうち所定のキャリア網
とキャリア網接続部10とを接続するための回線接続部
(接続手段)12を備える。また、回線交換部8に接続
されてIP網接続のための各種処理を行うIP網接続部
(接続手段)20、複数のIP網210〜230のうち
所定のIP網とIP網接続部20とを接続するための回
線接続部(接続手段)22を備える。
【0019】通信条件データベース2は、実際は複数の
データベース2a、2b、2cを有している。このう
ち、課金条件データベース2aは、各通信網110〜2
30毎の通信料金の課金条件を記憶する。図2及び図3
は、課金条件データベース2aに記憶された課金データ
(テーブル)の構成例を示す。
【0020】図2は、キャリア網110〜130の場合
の課金テーブルを示しており、通信元と通信先の端末の
地域(市外局番)に応じ、かつ適宜通話時刻(通話時間
帯)に応じた課金条件が記憶されている。例えば市外局
番△△△と×××の端末間で通話を行う場合、時間帯A
では1秒当たりの通話料金が□□円、時間帯Aでは1秒
当たりの通話料金が○×円と規定されている。
【0021】図3は、IP網210〜230の場合の課
金テーブルを示しており、各IP網が有するアクセスポ
イント毎に割当てられた市外局番が記憶されている。こ
こで、IP網を用いた場合の通信料金は次のように行
う。まず、発信先端末の市外局番に基づき、最寄の市外
局番を有するアクセスポイントを検索する。次に、この
アクセスポイントと発信先端末との間を接続する接続網
の課金条件を所定のデータベースから取得し、これに基
づいて当該接続網の通信料金を求める。例えば、上記接
続網が公衆電話網の場合、この公衆電話網の課金条件が
図2と同様なテーブルとして予め用意されており、この
テーブルに基づいて公衆電話網の通信料金を算出し、こ
れをIP網の通信料金に加算して全体の通信料金とす
る。
【0022】ルーティング情報データベース2bは、各
通信網110〜230の回線接続方法を記憶しており、
例えばIP網210〜230の場合、各アクセスポイン
トに設置された中継装置(ゲートウェイ)のIPアドレ
スがテーブルとして記憶されている。ユーザ別回線状況
設定データベース2cは、詳しくは後述するが、発信元
のユーザ毎に、選択される通信網に求める回線品質の基
準を記憶する。例えば、高い回線品質を求めるユーザに
対しては、その基準を満たす通信網のみを選択するよう
になっている。
【0023】制御手段4は、例えば中央演算処理装置
(CPU)からなり、各種制御、演算を行うためのコン
ピュータプログラムを実行する。
【0024】発信元接続部6は、本システム50に電話
網300を介してアクセスした発信元端末70との接続
を行う公衆回線対応部6aと、発呼された発信先端末の
ダイヤル番号を受信するダイヤル番号受信部6bとを備
える。
【0025】キャリア網接続部10は、選択されたキャ
リア網により、受信したダイヤル番号に対し音声信号を
転送するダイヤル番号転送部10a、各キャリア網の回
線状況を確認するキャリア回線状況確認部10bとを備
える。また、IP網接続部20は、アナログ情報である
音声信号をデジタル情報に変換して適宜圧縮した後、I
Pに従ったパケットにする音声/IP変換部20aと、
各IP網の回線状況を確認するIP回線状況確認部20
bとを備える。
【0026】一方、各端末70、80は、固定電話、携
帯電話の他、インターネット電話が可能なパーソナルコ
ンピュータを用いることができる。なお、パーソナルコ
ンピュータを用いる場合、上記した音声/IP変換部2
0aと同様に、音声信号とパケットとを相互に変換する
変換装置(通信ボード)を内蔵する必要がある。
【0027】図4は、IP網の構成及び発信先端末との
接続態様を示す構成図である。ここでは、IP網210
を例として説明するが、他のIP網220、230につ
いても同様である。
【0028】IP網210は所定の専用回線30を介し
て本システム50に接続されている。IP網は複数のア
クセスポイント(AP)を備え、各APにはゲートウェ
イ(GW)211〜214が設置されている。GWは所
定のサーバ装置からなり、音声/IP変換部20aと同
様な装置を備えている。GWはまた、固有のIPアドレ
スを保持し、当該IPアドレスを指定して本システムか
ら送信された音声パケットを受信し、適宜音声信号に変
換して発信先端末80a〜80eに送信する。各GW2
11〜214は、それぞれ接続網310、400、50
0、600を介して各発信先端末80a〜80eに接続
されている。
【0029】ここで、接続網310は公衆電話網、40
0はケーブルTV(CATV)、500はxDSL(デ
ジタル加入者回線)、600はISDN(統合サービス
デジタル通信網)である。また、端末80aは固定電
話、80bはCATVに接続される固定電話又はパーソ
ナルコンピュータ、80cはxDSLに接続される固定
電話又はパーソナルコンピュータ、80d、80eはI
SDNに接続される固定電話又はパーソナルコンピュー
タである。また、各端末80b〜80eと接続網400
〜600の間には、所定のルータ82b、82c、82
d、84e、所定のモデム84b、84c、ターミナル
アダプタ84d、82eが適宜配置される。なお、端末
80b〜80eがパーソナルコンピュータの場合、各G
Wは音声パケットを音声信号に変換することなく各ルー
タに送信し、音声信号への変換はパーソナルコンピュー
タに内蔵された変換装置(通信ボード等)が行うことに
なる。
【0030】さらに、IP網210上には所定のゲート
キーパ(GK)220が設置されている。GK220
は、適宜各GW211〜214との間で適宜テスト通信
を行うことで、各GWとの回線状況を把握し、その結果
を本システム50に送信する。次に、本システム50内
で行われる通信網の選択処理及び発信先端末との接続処
理のフローについて図5を参照して説明する。この図に
おいて、まず、本システム50のダイヤル番号受信部6
bは、発信元及び発信先の(端末の)ダイヤル番号を受
信する(ステップS1000)。制御手段(選択手段)
4は、受信した各ダイヤル番号を取得し、課金条件DB
2aに基づいて、通信料金の最も低い通信網を選択する
(ステップS1100)。ここで例えば上記した図2及
び図3のテーブルを用い、通信網がキャリア網の場合と
IP網の場合の通信料金を逐一算出し、その中で最も低
額な網を選択する。
【0031】ステップS1100でIP網が選択された
場合、制御手段4は、通信料金算出の際に図3のテーブ
ルから取得したアクセスポイント(発信先端末に最寄の
アクセスポイント)に設置されたゲートウェイのIPア
ドレスをルーティング情報DB2bから取得する(ステ
ップS1200)。
【0032】回線交換部(接続手段)8は、制御手段4
の指示に従って発信元接続部6とIP網接続部20とを
接続し、回線接続部(接続手段)22は、制御手段4の
指示に従って選択されたIP網とIP網接続部20とを
接続する。このようにして、選択された通信網への接続
処理がなされる(ステップS1250)。
【0033】次に、制御手段4は、選択された網の接続
状態が所定の基準に達するか(回線がBUSY(混雑)
状態でないか)の判断を行う(ステップS1270)。
この判断は、例えば接続された網へ所定のテスト信号を
送信することで行う。ステップS1270で「Yes」
の場合、制御手段4は、BUSYと判断された網を選択
肢から除外した上で(ステップS1290)、再度ステ
ップS1100の選択処理を行う。これにより、通信料
金が次善の別の通信網が選択される。
【0034】一方、ステップS1270で「No」の場
合、音声/IP変換部20aは、制御手段4の指示に従
って、発信元端末からの音声信号を上記IPアドレスを
宛先とするパケットに変換して送信する(ステップS1
300)。ここで、音声信号はデジタル信号に変換さ
れ、さらに適宜圧縮化された後、パケットにされる。
【0035】上記IPアドレスを有するゲートウェイ
は、受信したパケットをつなぎ合わせ、さらに必要に応
じて音声信号に変換し、所定の接続網を介して発信先端
末へ送信(着信)する(ステップS1400)。ここ
で、パケットは、つなぎ合わせられた後、適宜伸長化さ
れ、音声信号に変換される。
【0036】一方、ステップS1100でキャリア網が
選択された場合、回線交換部(接続手段)8は、制御手
段4の指示に従って発信元接続部6とキャリア網接続部
10とを接続し、回線接続部(接続手段)12は、制御
手段4の指示に従って選択されたキャリア網とキャリア
網接続部10とを接続する。このようにして、選択され
たキャリア網への接続処理がなされる(ステップS15
00)。
【0037】次に、ダイヤル番号転送部10aは、制御
手段4の指示に従って、発信元端末からの音声信号を発
信先端末のダイヤル番号に送信(着信)する(ステップ
S1600)。
【0038】ところで、上記した実施形態では、最も低
額な通信料金を条件として通信網を選択したが、他の条
件、例えば通信品質を条件として通信網を選択すること
もできる。以下、IP網210〜230の中から通信品
質が最も良好な通信網を選択する場合の処理について説
明する。
【0039】まず、前記図4において、GK220は各
GW211〜214との回線状況を把握している。図6
は、GK220が把握した回線状況を示したテーブルで
あり、各GW毎の回線の空き状況と回線品質が規定され
ている。ここで、回線品質は、所定の通信規格に従った
遅延度を優、良、可でランク付けしたものである。GK
220は上記テーブルを本システム50のIP回線状況
確認部20bに送信する。そして、制御手段4は、図5
のステップS1100における選択に代えて、又はこれ
に加えて、IP回線状況確認部20bから各IP網21
0〜230の回線状況を取得し、選択の判断に供する。
【0040】このようにすることで、料金のみならず、
ユーザの希望する回線状況に沿った通信網を選択できる
ので、ユーザの満足度を向上させることができる。例え
ば、ユーザが予め通信料金の低額を重視し回線状況は最
低基準が確保されればよいとするか、通信料金と回線状
況がともに一定基準を満たすものを希望するかをユーザ
別回線状況設定データベース2cに登録しておき、その
登録に沿った最適の通信網を選択することも可能であ
る。この場合、キャリア網だけでなく、IP網からも選
択を行うので、ユーザの希望に最も適合する通信網を選
択しやすくなる。
【0041】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
【0042】本発明の通信網選択システムは、コンピュ
ータと、通信装置等の各種周辺機器と、そのコンピュー
タによって実行されるソフトウェアプログラムとによっ
て実現することができ、上記システム内で実行されるソ
フトウェアプログラムは、コンピュータ読み取り可能な
記憶媒体あるいは通信回線を介して配布することができ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発信元端末と発信先端末との通信を行う際、2以上の通
信網の中から所定の条件を具備する通信網を選択するの
で、ユーザの希望の通信条件に沿った通信サービスの提
供が可能となる。
【0044】また、請求項3記載の本発明によれば、電
話網だけでなく、ネットワーク網からも選択を行うの
で、ユーザの希望に最も適合する通信網を選択しやすく
なる。
【0045】請求項4ないし6記載の本発明によれば、
最も通信料金の低額な通信網を選択でき、ユーザの希望
に沿った通信サービスの提供が可能となる。
【0046】請求項7記載の本発明によれば、所定の通
信品質を具備する通信網を選択でき、ユーザの希望に沿
った通信サービスの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の通信網選択システムを示すブロック
図である。
【図2】 課金条件データベースに記憶された課金テー
ブルの構成を示す図である。
【図3】 課金条件データベースに記憶された課金テー
ブルの構成を示す別の図である。
【図4】 IP網の構成及び発信先端末との接続態様を
示す構成図である。
【図5】 通信網選択システムで行われる処理を示すフ
ロー図である。
【図6】 IP網の回線状況を示したテーブルの構成図
である。
【符号の説明】
2a 課金条件データベース(通信条件データベース) 2b ルーティング情報データベース(通信条件データ
ベース) 2c ユーザ別回線状況設定データベース(通信条件デ
ータベース) 4 制御手段(選択手段) 6 発信元接続部(接続手段) 8 回線交換部(接続手段) 10 キャリア網接続部(接続手段) 12 回線接続部(接続手段) 20 IP網接続部(接続手段) 22 回線接続部(接続手段) 50 通信網選択システム 70 発信元端末 80 発信先端末 110〜130 キャリア網(通信網) 210〜230 IP網(通信網)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 治人 東京都千代田区大手町2−2−2 アーバ ンネット大手町ビル 株式会社エヌ・テ ィ・ティエムイー内 (72)発明者 日野 敬一郎 東京都千代田区大手町2−2−2 アーバ ンネット大手町ビル 株式会社エヌ・テ ィ・ティエムイー内 (72)発明者 西崎 建太 東京都千代田区大手町2−2−2 アーバ ンネット大手町ビル 株式会社エヌ・テ ィ・ティエムイー内 (72)発明者 斎藤 清隆 東京都千代田区大手町2−2−2 アーバ ンネット大手町ビル 株式会社エヌ・テ ィ・ティエムイー内 (72)発明者 福富 克也 東京都千代田区大手町2−2−2 アーバ ンネット大手町ビル 株式会社エヌ・テ ィ・ティエムイー内 Fターム(参考) 5K030 HA08 HA11 HB01 HB08 HC02 JT01 KA07 5K034 AA14 CC05 DD03 EE11 EE12 FF10 JJ24 5K036 HH08 5K101 QQ11 RR05 SS08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2以上の通信網の中から、発信元端末と
    発信先端末との間で通信を行うための通信網を選択する
    通信網選択システムであって、 前記通信網の通信条件を記憶する通信条件データベース
    と、 前記発信元端末から所定の発信先端末を指定した通信接
    続要求があった場合に、前記通信条件データベースに基
    づいて、所定の条件を具備する通信網を選択する選択手
    段と、 前記選択手段が選択した通信網により、前記発信元端末
    と前記発信先端末とを接続する接続手段とを備えたこと
    を特徴とする通信網選択システム。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、選択した前記通信網に
    対する接続状態が所定の基準に達しない場合は、前記条
    件を満たす別の通信網を選択することを特徴とする請求
    項1に記載の通信網選択システム。
  3. 【請求項3】 前記2以上の通信網は、電話網と、音声
    パケットを伝送するネットワーク網とを有することを特
    徴とする請求項1又は2に記載の通信網選択システム。
  4. 【請求項4】 前記通信網が前記電話網である場合に、
    前記通信条件データベースは、地域又は時刻に応じた該
    電話網の通信料金を記憶し、 前記選択手段は、前記発信元端末と前記発信先端末が有
    する電話番号から、前記通信条件データベースに基づい
    て通信料金を求め、最も通信料金の低い電話網を選択す
    ることを特徴とする請求項3に記載の通信網選択システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記通信網が前記ネットワーク網である
    場合に、前記通信条件データベースは、当該ネットワー
    ク網におけるアクセスポイントに関する情報を記憶し、 前記選択手段は、前記発信元端末と前記発信先端末が有
    する電話番号から、前記通信条件データベースに基づい
    て各端末に最も近いアクセスポイントを検索し、検索さ
    れたアクセスポイントと各端末とを接続する接続網に応
    じた通信料金を求め、当該通信料金に前記ネットワーク
    網の通信料金を加算した金額が最も低いネットワーク網
    を選択することを特徴とする請求項3に記載の通信網選
    択システム
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の通信網選択システムに
    おいて、 前記選択手段は、前記電話網と前記ネットワーク網の中
    から最も料金の低い通信網を選択することを特徴とする
    通信網選択システム。
  7. 【請求項7】 前記通信条件データベースは、各通信網
    の品質に関する情報を記憶し、 前記選択手段は、前記通信条件データベースに基づい
    て、所定の通信品質を具備する通信網を選択することを
    特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の通信網
    選択システム。
  8. 【請求項8】 2以上の通信網の中から、発信元端末と
    発信先端末との間で通信を行うための通信網を選択する
    通信網選択方法であって、 前記通信網の通信条件を記憶する過程と、 前記発信元端末から所定の発信先端末を指定した通信接
    続要求があった場合に、前記通信条件に基づいて、所定
    の条件を具備する通信網を選択する過程と、 前記選択した通信網により、前記発信元端末と前記発信
    先端末とを接続する過程とを備えたことを特徴とする通
    信網選択方法。
  9. 【請求項9】 2以上の通信網の中から、発信元端末と
    発信先端末との間で通信を行うための通信網を選択する
    通信網選択方法をコンピュータに実行させるためのコン
    ピュータプログラムであって、 前記通信網の通信条件を記憶する過程と、 前記発信元端末から所定の発信先端末を指定した通信接
    続要求があった場合に、前記通信条件に基づいて、所定
    の条件を具備する通信網を選択する過程と、 前記選択した通信網により、前記発信元端末と前記発信
    先端末とを接続する過程とをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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