JP2003091681A - 取引支援装置、取引支援方法、取引支援システム、および取引支援機能をコンピュータに実現させるプログラム - Google Patents

取引支援装置、取引支援方法、取引支援システム、および取引支援機能をコンピュータに実現させるプログラム

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JP2003091681A
JP2003091681A JP2001282705A JP2001282705A JP2003091681A JP 2003091681 A JP2003091681 A JP 2003091681A JP 2001282705 A JP2001282705 A JP 2001282705A JP 2001282705 A JP2001282705 A JP 2001282705A JP 2003091681 A JP2003091681 A JP 2003091681A
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JP2001282705A
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Hiroko Ejiri
裕子 江尻
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COMMERCE CENTER Inc
COMMERCE CT Inc
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COMMERCE CENTER Inc
COMMERCE CT Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品情報の管理が容易な取引支援技術を提供
する。 【解決手段】 電子商取引市場における商品の提供主体
と購買主体との間の取引を支援する取引支援装置100
は、電子商取引市場内で統一された情報を含む商品の情
報を格納したマルチカタログ422と、提供主体の独自
の情報を含む商品の情報を格納したシングルカタログ4
24とを併設して、商品情報を管理する。検索要求受付
部220が購買主体から商品の検索要求を受け付ける
と、検索部320は、その商品を、マルチカタログ42
2の商品情報とシングルカタログ424の商品情報との
双方に基づいて検索する。購買主体が商品を検索する際
に必要な最低限の情報の提示を担保しつつ、個々の提供
主体が自身の商品に関する独自の情報を提示可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取引支援技術に関
する。本発明は、とくに、商品または役務の提供主体と
購買主体との間の電子商取引市場における取引を支援す
る取引支援装置、取引支援方法、取引支援システム、お
よび取引支援機能をコンピュータに実現させるプログラ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータなどの端
末が広く普及するとともに、ネットワークインフラの整
備が急速に進んでいる。このような状況下、各企業は、
業務の省力化、スピードアップ、それに伴う人件費など
の諸経費の削減を目指し、コンピュータやインターネッ
トなどの情報技術を取り入れて業務の電子化に取り組ん
でいる。企業間における商品または役務の取引業務につ
いても電子化が進んでおり、新しい取引形態である電子
商取引市場が注目を集めるようになった。
【0003】電子商取引市場は、一般にインターネッ
ト、とくに、WWW(World Wide Web)を利用して売り
手と買い手を参加させ、売り手が提供する商品または役
務を買い手が購入するという現実の取引を支援するため
の電子的な場である。電子商取引市場を利用すること
で、売り手買い手ともに、より多くの取引相手と取引を
行う機会が与えられるという利点があり、さらに、売り
手側にとっては宣伝広告費などの経費の削減が期待で
き、買い手側にとっては自身の希望する商品または役務
を容易に検索して購入できるという利点がある。このよ
うに多くの利点を有する電子商取引が、企業間(Bto
B)、消費者向け(BtoC)を問わず、21世紀の商
取引を支える根幹技術となることは確実であり、従来型
の取引形態を席巻する日も近いと目されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電子商取引市場の運営
者としては、電子商取引市場により多くの企業が参入
し、さまざまな商品または役務(以下、簡便のため「商
品」により代表させる。)が活発に取引されるようにな
ることが望まれるが、一方で、多くの企業が参入して多
くの商品が流通するようになればなるほど、それらの商
品の情報を管理するために膨大な工数を要するため、商
品情報を効率よく管理する技術が必要となる。また、売
り手においても、自身の商品を電子商取引市場に登録、
更新、管理するための手間をできる限り軽減したいとい
う要望が当然にあり、売り手が効率よく商品情報を管理
できる環境を提供することは、より多くの売り手を市場
に参入させることにもつながる。このように、電子商取
引市場の活性化のためには、商品情報の効率的な管理が
非常に重要な課題であり、運営者にとってはまさに死活
問題ともいえる。
【0005】そこで、本発明は、上記の課題を解決する
ことのできる取引支援装置、取引支援方法、取引支援シ
ステム、および取引支援機能をコンピュータに実現させ
るプログラムを提供することを目的とする。この目的は
特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組合せに
より達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具
体例を規定する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の形態に係る取引支援装置は、電子商
取引市場における商品または役務の提供主体と購買主体
との間の取引を支援する取引支援装置であって、電子商
取引市場内で統一された情報を含む商品または役務の情
報を格納した第1のデータベースと、提供主体の独自の
情報を含む商品または役務の情報を格納した第2のデー
タベースと、購買主体から商品または役務の検索要求を
受け付けて、その商品または役務を、第1のデータベー
スの情報と第2のデータベースの情報との双方に基づい
て検索する検索部とを備える。
【0007】統一された情報は、たとえば、商品または
役務の名称などの識別情報、製造業者または役務の提供
業者の識別情報など、電子商取引市場内で共通に利用可
能な情報であってもよい。このような商品または役務に
関する基本的な情報は、提供主体によらず固定的に定ま
るので、これを統一することで保守および検索の効率を
向上させることができる。検索部は、第1のデータベー
スと第2のデータベースとを直接的にまたは間接的に検
索してもよく、要は電子商取引市場内で扱われる商品ま
たは役務の情報の中から購買主体が希望する情報を抽出
できればよい。たとえば、第1のデータベースと第2の
データベースに直接アクセスして検索を行ってもよい
し、それらのデータベースの情報をいったん別のテーブ
ルに複製し、複製したテーブルを用いて検索を行っても
よいし、それ以外の方式で検索を行ってもよい。なお、
この取引支援装置は、商品および役務の双方を取り扱う
ことができ、以下、説明の簡便のため、「商品」という
ときは、商品のみならず、役務も含むものとする。ま
た、商品の購入とは、商品を買う場合だけでなく、役務
の提供(供給)主体に対して対価を支払って、役務の提
供を受けることも含む。
【0008】取引支援装置は、電子商取引市場の運営主
体から統一された情報を受け付けて第1のデータベース
へ登録する第1の登録部をさらに備えてもよい。第1の
登録部は、提供主体から統一された情報以外の情報を受
け付けて第1のデータベースへ登録してもよい。このよ
うに、第1のデータベースの商品または役務の情報は、
運営主体により登録され電子商取引市場内で統一して利
用される情報と、提供主体が登録する情報とにより構成
されてもよい。取引支援装置は、提供主体から独自の情
報を含む商品または役務の情報を受け付けて第2のデー
タベースへ登録する第2の登録部をさらに備えてもよ
い。第2のデータベースの商品または役務の情報は、提
供主体が独自に登録、管理してもよい。
【0009】検索部は、購買主体に対して、商品または
役務を検索するためのインターフェイスを提供してもよ
い。検索部は、ネットワークを介して、インターフェイ
スを含むウェブページを購買主体へ提示してもよい。イ
ンターフェイスは、購買主体が第1のデータベースと第
2のデータベースの別を意識することなく商品または役
務を検索可能としてもよい。取引支援装置は、検索部に
よる検索結果を購買主体へ提示する提示部をさらに備え
てもよい。提示部は、第1のデータベースによる検索結
果と第2のデータベースによる検索結果とを区別するこ
となく購買主体へ提示してもよい。提示部は、ネットワ
ークを介して、検索結果を含むウェブページを購買主体
へ提示してもよい。
【0010】取引支援装置は、第1のデータベース及び
第2のデータベースから、それらに共通に設けられた項
目の少なくとも一部を抽出して第3のデータベースに複
製する複製部をさらに備え、検索部は、第3のデータベ
ースを参照して商品または役務を検索してもよい。共通
に設けられた項目は、商品識別情報、製造業者識別情
報、及び価格情報を含んでもよい。共通に設けられた項
目は、取引で使用する通貨種別をさらに含み、検索部
は、第3のデータベースの中から、購買主体から検索を
要求された商品の情報と、商品識別情報、製造業者識別
情報、及び取引で使用する通貨種別の全てが一致するも
のを抽出してもよい。第1の登録部または第2の登録部
により、第1のデータベースまたは第2のデータベース
が更新されたことを契機として、複製部は、第3のデー
タベースを更新してもよい。このように、第1のデータ
ベースと第2のデータベースに格納された商品または役
務の情報のうち、検索に必要な項目を抜き出して第3の
データベースに複製しておき、その第3のデータベース
を検索に用いることで、検索処理の高速化を図ってもよ
い。
【0011】取引支援装置は、第1のデータベースまた
は第2のデータベースの参照を許可すべき購買主体の情
報を提供主体から受け付け、その第1のデータベースま
たは第2のデータベースに対するアクセス権限を設定す
るアクセス権制御部をさらに備えてもよい。取引支援装
置は、商品または役務ごとに、その商品または役務の情
報の参照を許可すべき購買主体の情報を提供主体から受
け付け、その商品または役務の情報に対するアクセス権
限を設定するアクセス権制御部をさらに備えてもよい。
取引支援装置は、購買主体に関する情報を格納するユー
ザデータベースをさらに備え、ユーザデータベースは、
ユーザのアクセス権限を格納する項目を含んでもよい。
第1のデータベースまたは第2のデータベースは、商品
または役務の情報の参照を許可すべき購買主体の情報を
格納する項目を含んでもよい。
【0012】アクセス権制御部は、複数の購買主体をグ
ループ化し、そのグループごとにアクセス権限を設定し
てもよい。アクセス権制御部は、複数の商品または役務
をグループ化し、そのグループごとにアクセス権限を設
定してもよい。検索部は、アクセス権限の設定状況を参
照して、検索を要求した購買主体が参照可能な商品また
は役務の情報を検索対象としてもよい。提示部は、検索
部による検索結果のうち、検索を要求した購買主体が参
照を許可されたものを抽出してその購買主体へ提示して
もよい。アクセス権限を設定できることで、提供主体
は、特定の購買主体にのみ自身の商品または役務の情報
を公開することができ、特定の購買主体と取引を行うこ
とができる。
【0013】第1のデータベースまたは第2のデータベ
ースは、同一の購買主体に対する同一の商品または役務
の価格を、外的要因に応じて異なるように設定可能とし
てもよい。第1のデータベースまたは第2のデータベー
スは、商品の流通経路に関する情報を格納する項目を含
み、同一の購買主体に対する同一の商品の価格を、流通
経路ごとに異なるように設定可能としてもよい。外的要
因としては、流通経路のほか、たとえば、天候、時節な
どであってもよい。
【0014】本発明の第2の形態に係る取引支援装置
は、商品または役務の提供主体と購買主体との間の取引
を支援するための電子商取引市場を提供する取引支援装
置であって、商品または役務の情報を格納する、フォー
マットが固定された第1のデータベースと、商品または
役務の情報を格納する、提供主体自身が独自に管理可能
な第2のデータベースとを備え、購買主体が商品または
役務を検索する際に必要な最低限の情報の提示を担保し
つつ、個々の提供主体が自身の商品または役務に関する
独自の情報を提示可能にする。
【0015】本発明の第3の形態に係る取引支援装置
は、商品または役務の提供主体と購買主体との間の取引
を支援するための電子商取引市場を提供する取引支援装
置であって、全ての購買主体に対して公開可能な商品ま
たは役務の情報と、提供主体が指定した購買主体にのみ
公開される商品または役務の情報とを格納するデータベ
ースを備え、電子商取引市場の公開性を維持しつつ、提
供主体が特定の購買主体と取引することを可能とする。
【0016】本発明の第4の形態に係る取引支援方法
は、商品または役務の提供主体と購買主体との間の取引
を支援する方法であって、購買主体から商品または役務
の検索要求を受け付けて、フォーマットが固定された第
1のデータベースに格納された商品または役務の情報
と、提供主体が独自に管理可能な第2のデータベースに
格納された商品または役務の情報との双方に基づいてそ
の商品または役務を検索し、検索結果を購買主体に提示
する。
【0017】本発明の第5の形態に係るプログラムは、
コンピュータに、商品または役務の購買主体から商品ま
たは役務の検索要求を受け付ける機能と、フォーマット
が固定された第1のデータベースに格納された商品また
は役務の情報と、商品または役務の提供主体が独自に管
理可能な第2のデータベースに格納された商品または役
務の情報との双方に基づいてその商品または役務を検索
する機能と、検索結果を購買主体に提示する機能とを実
現させる。
【0018】本発明の第6の形態に係る取引支援システ
ムは、商品または役務の購買主体の端末と、商品または
役務の提供主体と購買主体との間の取引を支援するため
の電子商取引市場を提供する取引支援装置とを含み、取
引支援装置は、電子商取引市場内で統一された情報を含
む商品または役務の情報を格納した第1のデータベース
と、提供主体の独自の情報を含む商品または役務の情報
を格納した第2のデータベースと、購買主体の端末から
商品または役務の検索要求を受け付けて、その商品また
は役務を、第1のデータベースの情報と第2のデータベ
ースの情報との双方に基づいて検索する検索部とを含
む。
【0019】なお、上記の発明の概要は、本発明の必要
な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴の
組合せも又発明となりうる。また、本発明の表現を装
置、方法、システム、コンピュータプログラムの間で変
換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施の形態は特許請求の範
囲に係る発明を限定するものではなく、又実施の形態の
中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手
段に必須であるとは限らない。
【0021】図1は、実施の形態に係る取引支援システ
ム10の全体構成を示す。取引支援装置100は、ネッ
トワークの一例としてのインターネット20に接続され
ており、インターネット20を介して、売り手と買い手
との間の商品または役務の取引を支援するための電子商
取引市場(以下、単に「市場」または「マーケットプレ
イス」ともいう。)を提供する。本実施の形態では、取
引支援システム10が商品を扱う場合について説明する
が、役務を扱う場合についても同様である。買い手と売
り手は、それぞれの端末を利用して取引支援装置100
へ接続し、取引支援装置100が提供するマーケットプ
レイスへ参加する。端末は、インターネット20に接続
する機能を有する端末であれば、移動通信端末であって
も固定通信端末であってもよい。たとえば、図1におい
て、買い手の移動通信端末70aは、キャリアA社の無
線通信網30bおよび接続サーバ50bを介して、イン
ターネット20に接続する。買い手の移動通信端末70
bは、キャリアB社の無線通信網30aおよび接続サー
バ50aを介して、インターネット20に接続する。買
い手の固定通信端末70cおよび70dは、公衆通信網
40を介してインターネットサービスプロバイダC社の
接続サーバ60aに接続し、接続サーバ60aを介して
インターネット20に接続する。公衆通信網40は、電
話網、ケーブル通信網、光通信網、送電線などであって
もよい。買い手の固定通信端末70eは、専用線90を
介してインターネット20に接続する。売り手の端末8
0a、80b、80c、80dについても同様である。
【0022】このように、本実施の形態の取引支援シス
テム10では、買い手および売り手は、どの端末からで
も同じマーケットプレイスへ参加することができる。こ
こで、移動通信端末は、携帯電話やPDA(Personal D
igital Assistants)など、携帯性のある通信端末全般
であってよく、固定通信端末は、デスクトップ型パーソ
ナルコンピュータやノート型パーソナルコンピュータな
どであってよい。図1においては、固定通信端末70
c、70d、80c、および80dは、それぞれインタ
ーネットサービスプロバイダの接続サーバ60aおよび
60bを介してインターネット20に接続しているが、
このほか、LAN(Local Area Network)、WAN(Wi
de Area Network)など、インターネット20に接続可
能な任意の通信方式を利用してもよい。
【0023】図2は、電子商取引市場における取引の一
連の流れを概略的に示す。以下、「買い手」というと
き、買い手企業、買い手企業の担当者、買い手企業の端
末をとくに区別しない。同様に、「売り手」というと
き、売り手企業、売り手企業の担当者、売り手企業の端
末をとくに区別しない。また、買い手、売り手など、市
場に参加して取引を行う主体を総称して「取引主体」と
いう。取引主体において実際に端末を操作して取引支援
装置100にアクセスする担当者個人をとくに「ユー
ザ」ともいうが、状況に応じて「取引主体」と「ユー
ザ」を区別せずに用いることもある。
【0024】まず、買い手は、購入を希望する商品に関
する情報を得るために、取引支援装置100に商品の検
索を依頼する(S100)。取引支援装置100は、商
品データベースを検索し(S102)、検索により抽出
された商品の情報を買い手へ送信する(S104)。本
実施の形態の取引支援装置100では、主に商品情報の
登録や保守の効率を向上させるために、商品データベー
スとして、電子商取引市場内で統一された情報を含む商
品の情報を格納した第1のデータベース(以下、「マル
チカタログ」という。)と、売り手の独自の情報を含む
商品の情報を格納した第2のデータベース(以下、「シ
ングルカタログ」ともいう。)を設けている。この点に
ついては、後で詳述する。
【0025】買い手は、購入を希望する商品について、
売り手に納期、数量などの条件を提示し、見積を依頼す
る。このとき、買い手から売り手へ直接見積を依頼して
もよいが、本実施の形態では、取引支援装置100がこ
れを仲介する。すなわち、買い手は、取引支援装置10
0へ見積依頼を送信し(S106)、取引支援装置10
0はその見積依頼を売り手へ送信する(S108)。こ
のとき、取引支援装置100の運営主体は、仲介手数料
を買い手または売り手から徴収してもよい。以下、同様
に、取引支援装置100が買い手と売り手との間の取引
を仲介する。買い手が売り手に対して見積を依頼すると
きに、商品の分配や分納を希望するときには、商品の明
細ごとに、納期、配送先、運送会社、請求先等を指定し
てもよい。
【0026】売り手は、見積依頼を受け付けると、提示
された条件を吟味して見積を出し、買い手に回答する
(S110、S112)。このとき、必要であれば、数
量、納期、配送先、運送会社等の変更や、代替品の提示
を行ってもよい。買い手は、その見積を見て発注するか
否かを判断し、発注する場合には、取引支援装置100
を介して売り手に発注を行う(S114、S116)。
このとき、必要であれば、数量、納期、配送先、運送会
社、請求先等を変更してもよい。売り手は、受注した旨
を買い手へ通知する(S118、S120)。売り手
は、納期に合わせて商品を出荷し、買い手へ納品する
(S122)。買い手は、商品を受領すると、その旨を
売り手へ通知する(S124、S126)。買い手は、
受領した商品を検収し(S128)、その商品が検収時
に単価が確定するものであれば単価を確定し、検収の結
果を売り手へ通知する(S130、S132)。受領と
検収を同時に行う場合には、これらの業務をまとめて受
領即検収として扱ってもよい。また、商品の分配または
分納が指定されていた場合は、分配または分納された商
品ごとに受領または検収を行ってもよい。受注確認、受
領確認、検収結果などを通知するときに、取引支援装置
100が買い手または売り手からそれらの情報を受け付
けて、その情報を相手が閲覧できる状態にしておき、相
手が随時取引支援装置100にアクセスしてその情報を
確認できるようにしてもよい。取引支援装置100が役
務の提供を支援する場合も、同様に、見積、発注、受
注、役務の実行などの業務を仲介する。
【0027】図3は、取引支援装置100の内部構成を
示す。これらの構成は、ハードウエアコンポーネントで
いえば、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリ
にロードされたプログラムなどによって実現されるが、
ここではそれらの連携によって実現される機能ブロック
を描いている。したがって、これらの機能ブロックがハ
ードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組
合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者
には理解されるところである。
【0028】取引支援装置100は、インターネット2
0を介してユーザからウェブページの配信要求を受け付
けてウェブページをユーザへ送信するウェブサーバ20
0と、ウェブサーバ200からの処理要求を受けて必要
な処理を実行するアプリケーションサーバ300と、ア
プリケーションサーバ300における処理に必要な各種
データを保持するデータベースサーバ400とを含む。
これらのサーバは同一の装置内に実現されてもよいし、
ネットワークで接続された複数の装置により実現されて
もよい。
【0029】ウェブサーバ200は、通信部202を介
して、ユーザからHTTP(HyperText Transfer Proto
col)の「GET」コマンドなどによるファイルの配信
要求を受け付ける。要求されたファイルがHTML(Hy
per Text Markup Language)などのマークアップ言語で
記述されたHTMLファイルや、テキストファイル、静
止画ファイル、動画ファイル、音声ファイルなどの各種
コンテンツであった場合には、ウェブサーバ200は、
通信部202を介して、要求されたファイルをユーザへ
配信する。要求されたファイルが特定の種類のファイル
の場合には、ウェブサーバ200は、そのファイルをそ
のままユーザに配信するのではなく、そのファイルに記
述された処理を実行した結果をユーザに配信する。たと
えば、拡張子が「.cgi」であるファイルの場合は、その
ファイルをCGI(Common Gateway Interface)スクリ
プトとして実行した結果をユーザに配信し、拡張子
が「.shtml」であるファイルの場合には、そのファイル
内部のSSI(Server Side Include)コマンドを展開
してファイルを再構成し、その結果をユーザに配信して
もよい。このような機能を利用して、ウェブサーバ20
0は、ウェブページをインターフェイスとしてユーザか
ら電子商取引に関する処理要求を受け付け、必要な処理
を実行したあと、その結果をユーザにウェブページとし
て配信する。そして、ユーザから要求を受け付けてそれ
に対する応答をユーザへ返すというセッションを繰り返
すことで、図2に示した一連の処理が進行する。
【0030】必要な処理は、CGI、SSIのほか、任
意のプログラミング言語またはスクリプト言語により記
述されていてもよく、処理を実行する主体は、ウェブサ
ーバ200側であってもよいし、ユーザ端末側であって
もよい。本実施の形態では、多数のユーザがウェブサー
バ200にアクセスしたときの負荷を考慮して、取引に
必要な処理の一部または全部をアプリケーションサーバ
300に実行させるが、アプリケーションサーバ300
を設けずに全ての処理をウェブサーバ200に実行させ
てもよい。同様に、本実施の形態では、負荷を分散させ
るために、各種データベースを保持するデータベースサ
ーバ400を別に設けているが、これらのデータベース
の一部または全部をウェブサーバ200またはアプリケ
ーションサーバ300に設けてもよい。
【0031】通信部202は、インターネット20など
の通信手段を介した他装置との通信を制御する。通信部
202は、通信に必要なモデムなどのハードウェアと通
信を制御するドライバその他のプログラムを備える。
【0032】マルチカタログ登録受付部210は、通信
部202を介して、マルチカタログ422に格納する商
品の情報を受け付ける。マルチカタログ422の商品情
報のうち、いくつかの項目については、基本情報として
運営主体が予め登録しておく。たとえば、メーカー識別
情報、メーカー品番、メーカー希望価格など、売り手に
依存しない商品の固有情報については、電子商取引市場
内で統一すべく、運営主体が予め登録しておき、各ユー
ザが共通に利用できるようにしてもよい。商品の情報の
うち、売り手に依存する情報、たとえば、売り手が独自
に割り当てた商品コード、価格、納期、商品の詳細情報
などについては、売り手自身が登録してもよいし、運営
主体が売り手から情報を取得して登録してもよい。この
ような構成により、売り手が商品情報を登録するとき
に、既に登録済みの基本情報は入力する必要がなく、そ
れ以外の売り手に依存する情報のみを登録すればよいの
で、登録の手間を軽減することができ、メンテナンスも
容易となる。また、商品の基本情報を電子商取引市場内
で統一することで、買い手が商品情報を検索するときの
検索効率を向上させることができる。
【0033】マルチカタログ登録部310は、マルチカ
タログ登録受付部210にて受け付けた商品の情報をマ
ルチカタログ422に登録する。マルチカタログ登録部
310は、マルチカタログ422を更新したときに、そ
の旨を複製部314に通知し、後述するように、複製部
314に共通テーブル426を更新させる。
【0034】シングルカタログ登録受付部212は、通
信部202を介して、シングルカタログ424に格納す
る商品の情報を受け付ける。シングルカタログ424
は、売り手が独自に管理可能な商品データベースであ
り、売り手自身に登録、管理させる。シングルカタログ
424は、メーカー識別情報、メーカー品番、価格情報
などの商品の基本情報と、売り手が独自に割り当てた商
品コード、価格、納期、商品の詳細情報などの売り手に
依存する情報とを含む。シングルカタログ424では、
商品の基本情報についても売り手自身に登録させ、独自
に管理させる。これにより、運営主体が基本情報を登録
していない商品であっても、シングルカタログ424に
登録することができる。運営主体がマルチカタログ42
2の基本情報を登録するときに、参加する売り手が扱う
全ての商品の情報を登録するには膨大な工数を必要とす
るし、メンテナンスの効率も悪い。本実施の形態の取引
支援装置100では、マルチカタログ422を用意する
ことで売り手が商品情報を登録するときの便宜を図ると
ともに、シングルカタログ424を用意することで運営
主体の商品情報管理の負荷を軽減する。
【0035】また、シングルカタログ424は、売り手
が扱っている商品に関する情報を、不特定の相手から参
照されないようにするという側面も有する。マルチカタ
ログ422の基本情報は、電子商取引市場内で共通に利
用されるため、全ての参加企業に公開される。そのた
め、売り手がマルチカタログ422に格納した商品の情
報は、基本的には全ての参加企業に公開されることにな
る。これは、市場の公開性という観点からは好ましい状
況であるが、売り手によっては、自身の扱う商品に関す
る情報を他の売り手に知られたくない、その商品の販売
のオファーが禁止または制約されている国の買い手には
見せたくない、または、特定の買い手のみに公開したい
という要望を持つ場合がある。このような要望に応える
ため、シングルカタログ424では、基本情報について
も売り手自身に登録させ、独自の商品情報として特定の
相手にのみ公開する。これにより、たとえば、他の売り
手に気づかれないように自社の新製品を市場に投入する
ことができるなど、売り手間の機密性を維持することが
できる。参照を許す相手を限定するためのアクセス権限
の設定については、後で詳述する。商品情報をマルチカ
タログ422に登録するか、シングルカタログ424に
登録するかは、売り手自身の判断に委ねられる。
【0036】シングルカタログ登録部312は、シング
ルカタログ登録受付部212にて受け付けた商品の情報
をシングルカタログ424に登録する。シングルカタロ
グ登録部312は、シングルカタログ424を更新した
ときに、その旨を複製部314に通知し、後述するよう
に、複製部314に共通テーブル426を更新させる。
【0037】複製部314は、マルチカタログ422に
格納された商品情報と、シングルカタログ424に格納
された商品情報とを、第3のデータベースの一例として
の共通テーブル426に複製する。このとき、共通テー
ブル426には、マルチカタログ422とシングルカタ
ログ424とに共通に設けられた項目、たとえば、商品
識別情報、製造業者識別情報、価格情報などの基本情報
を複製する。共通テーブル426は、主に検索効率を向
上させることを目的として設けられているため、マルチ
カタログ422およびシングルカタログ424に格納さ
れた商品情報の全てを複製する必要はなく、検索に必要
な最低限の項目のみを複製すればよい。
【0038】複製部314は、マルチカタログ登録部3
10またはシングルカタログ登録部312が、それぞれ
マルチカタログ422またはシングルカタログ424を
更新したことを契機として、更新された情報を共通テー
ブル426に複製してもよい。これにより、更新の内容
を共通テーブル426にリアルタイムに反映することが
できる。この複製部314は、アプリケーションサーバ
300内に設けられてもよいし、データベースサーバ4
00内に設けられてデータベース内での独自の処理を行
ってもよい。
【0039】アクセス権制御部316は、マルチカタロ
グ422またはシングルカタログ424に格納された商
品情報の参照の許否を設定する。アクセス権制御部31
6は、商品ごとに、商品のグループごとに、またはデー
タベースごとに、その内容の参照を許可すべき買い手ま
たは拒否すべき買い手の情報を売り手から受け付け、ユ
ーザデータベース410にその買い手のアクセス権限を
登録する。アクセス権限に関する情報は、マルチカタロ
グ422またはシングルカタログ424に格納してもよ
い。すなわち、マルチカタログ422またはシングルカ
タログ424にアクセス権限を格納する項目を設け、商
品ごとに、商品のグループごとに、またはカタログごと
に参照を許可すべき買い手の情報を保持してもよい。ア
クセス権制御部316は、売り手からの要望に応じて、
複数の買い手をグループ化し、そのグループに対してア
クセス権限を設定してもよい。複数の買い手をグループ
化したときに、そのグループに対して値引率を設定し、
買い手に単価を提示するときにこの値引率を考慮して単
価を算出してもよい。
【0040】アクセス権限を設けて、商品情報を公開す
る相手を特定できるようにすることで、売り手は、特定
の買い手と取引を行うことができる。また、同一の商品
を買い手により異なる条件で販売することができる。た
とえば、購買頻度の高い買い手に対して割引を行うこと
ができる。
【0041】検索要求受付部220は、買い手から商品
の検索要求を受け付ける。検索要求受付部220は、イ
ンターネット20を介して、検索を受け付けるためのイ
ンターフェイスを含むウェブページを買い手に提示して
もよい。このとき、インターフェイスは、買い手がマル
チカタログ422とシングルカタログ424の別を意識
することなく商品を検索できるように設けてもよい。す
なわち、マルチカタログ422の商品とシングルカタロ
グ424の商品の別を指定させることなく、それら双方
の商品を検索する。
【0042】検索部320は、検索要求受付部220に
て受け付けた商品の情報をもとに、商品データベース4
20を検索する。本実施の形態では、前述したように、
共通テーブル426を用いて商品を検索する。このと
き、検索部320は、検索を要求された商品を、商品識
別情報、製造業者識別情報、および取引で使用する通貨
種別をキーとして検索し、それらの全てが一致する商品
の情報を抽出してもよい。市場が国際化し、複数の国の
企業が市場に参入して複数の種類の通貨が市場内で流通
するようになったときに、取引主体の利便性を向上させ
るため、検索時に通貨種別を指定できるようにしてもよ
い。もちろん、商品を検索するときに、どの情報をキー
として検索を行うかは、買い手の要望に応じて任意に設
定されてよい。検索部320は、共通テーブル426の
検索により抽出された商品について、共通テーブル42
6に複製していない項目がある場合には、適宜マルチカ
タログ422またはシングルカタログ424からその商
品の情報を読み出して検索結果提示部222に伝達す
る。
【0043】商品情報に対するアクセス権限が設定され
ている場合は、検索部320は、まずユーザデータベー
ス410を参照して、そのユーザが参照を許される商品
の情報を選択し、その商品の情報のみを検索対象にする
ことで、検索処理の高速化を図る。本実施の形態では、
ユーザデータベース410にアクセス権限の情報を格納
したが、別の例では、アクセス権限の情報はどこに設定
されていてもよく、アクセス権限の情報がマルチカタロ
グ422およびシングルカタログ424に格納されてい
る場合は、まず、それらのカタログを参照してユーザが
参照可能な商品の情報を抽出してもよい。検索部320
が全ての商品の情報を検索し、検索結果の中からそのユ
ーザが参照可能な情報のみを抽出してユーザに提示して
もよい。
【0044】検索結果提示部222は、検索部320に
よる検索結果を受けて所定のフォーマットに整形し、ユ
ーザに提示する。検索結果提示部222は、インターネ
ット20を介して、検索結果を含むウェブページを買い
手に提示してもよい。このとき、マルチカタログ422
による検索結果とシングルカタログ424による検索結
果とを区別することなく買い手へ提示してもよい。
【0045】取引処理要求受付部230は、各ユーザか
ら電子商取引市場における取引に関する各種の処理要求
を受け付ける。ページ生成部232は、ユーザに配信す
べきウェブページを生成する。このとき、必要に応じ
て、コンテンツ格納部240からコンテンツを読み出し
てウェブページを生成する。ページ生成部232は、前
述したように、CGI、SSI、その他任意のプログラ
ムまたはスクリプトを含んでもよく、ユーザからの要求
に応じて必要な処理を実行し、または、取引処理実行部
330に必要な処理を実行させ、その結果に基づいてウ
ェブページを生成してもよい。送信部234は、生成さ
れたウェブページを、通信部202を介してユーザに送
信する。
【0046】コンテンツ格納部240は、ウェブサーバ
200がユーザに配信するウェブページを構成する各種
コンテンツを格納する。コンテンツ格納部240は、た
とえば、HTMLファイル、テキストファイル、静止画
ファイル、動画ファイル、音声ファイル、音楽ファイ
ル、各種プログラムファイル、各種スクリプトファイル
などをコンテンツとして格納する。
【0047】取引処理実行部330は、ページ生成部2
32から取引に関する処理の実行要求を受け、必要な処
理を実行して、その結果をページ生成部232へ伝達す
る。このとき、必要に応じて、データベースサーバ40
0内の各種データベースを参照または更新する。取引処
理実行部330は、取引履歴を残しておく必要のある処
理を実行したときに、取引履歴データベース430に取
引履歴を格納してもよい。
【0048】商品データベース420は、電子商取引市
場で扱われる商品の情報を格納する。商品データベース
420は、第1の商品データベースの一例としてのマル
チカタログ422、第2の商品データベースの一例とし
てのシングルカタログ424、および第3の商品データ
ベースの一例としての共通テーブル426を含む。
【0049】マルチカタログ422は、電子商取引市場
内で統一された情報を含む商品の情報を格納する。図4
はその構成例であり、メーカー名欄500、メーカー品
番欄502、商品名欄504、メーカー希望価格欄50
6、サプライヤコード欄508、商品コード欄510、
価格欄512、納期欄514、および通貨欄516が設
けられている。このうち、メーカー名欄500、メーカ
ー品番欄502、商品名欄504、およびメーカー希望
価格欄506は、売り手に依存しない商品固有の基本情
報であり、電子商取引市場の運営主体により予め登録さ
れている。サプライヤコード欄508は、売り手の識別
情報を格納する。商品コード欄510は、売り手が独自
に商品を管理するための識別情報を格納する。価格欄5
12は、売り手が買い手にその商品を販売するときの価
格を格納する。納期欄514は、売り手が買い手から注
文を受けてから納品するまでに必要な期間を格納する。
通貨欄516は、その商品の取引で使用される通貨の種
別を格納する。
【0050】一例として、図4の最上段には、サプライ
ヤコード「1023」の売り手が、メーカー「A社」の
メーカー品番「A0001」の商品「ペン」を扱ってお
り、その商品のメーカー希望価格は「100円」、売り
手独自の商品コードは「A01」、価格は「90円」、
納期は「1日」、通貨は「円」であることが記録されて
いる。マルチカタログ422には、このほか、商品のカ
テゴリ、商品の簡略名、キーワード、コメント、在庫
数、税区分、商品の詳細情報、商品の画像、商品の詳細
情報のURL、流通経路情報、登録者情報、更新者情報
などを格納してもよい。
【0051】シングルカタログ424は、売り手の独自
の情報を含む商品の情報を格納する。図5はその構成例
であり、メーカー名欄500、メーカー品番欄502、
商品名欄504、メーカー希望価格欄506、サプライ
ヤコード欄508、商品コード欄510、流通経路欄5
11、価格欄512、納期欄514、および通貨欄51
6が設けられている。この例では、シングルカタログ4
24には、図4に示したマルチカタログ422と比べ
て、流通経路欄511がさらに設けられている。マルチ
カタログ422とシングルカタログ424の構成は、同
一であってもよいし、売り手の独自の情報を格納するた
めに、シングルカタログ424には売り手が独自に項目
を追加できるようにしてもよい。シングルカタログ42
4では、メーカー名欄500、メーカー品番欄502、
商品名欄504、メーカー希望価格欄506などの基本
情報についても、売り手自身が登録を行う。
【0052】一例として、図5に示したシングルカタロ
グ424は、サプライヤコード「112」の売り手が独
自に登録した商品の情報であり、その最上段には、メー
カー「C社」のメーカー品番「C0004」の商品「プ
リンタ」の情報として、メーカー希望価格「50000
円」、商品コード「1−32」、流通経路「Z社経
由」、価格「42000円」、納期「1日」、通過
「円」が記録されている。2段目と3段目には、同一の
商品について、流通経路の異なる場合の情報が記録され
ており、流通経路によって異なる価格が設定されてい
る。このように、本実施の形態の取引支援装置100で
は、ある商品を買い手に販売するときに、買い手により
異なる価格を設定できるだけでなく、それ以外の外的要
因、たとえば、流通経路、天候、時節などにより異なる
価格を設定することができる。シングルカタログ424
は、このほか、商品のカテゴリ、商品の簡略名、キーワ
ード、コメント、在庫数、税区分、商品の詳細情報、商
品の画像、商品の詳細情報のURL、登録者情報、更新
者情報などを格納してもよい。
【0053】マルチカタログ422およびシングルカタ
ログ424に、単価単位、注文単位、単価単位比数など
の情報を格納してもよい。これらの情報は、買い手が発
注を行うときに、価格を換算するために用いられる。た
とえば、化学薬品Aの単価単位が「ミリリットル」であ
り、売り手Xの注文単位が「キロリットル」で単価が
「1ミリリットルあたり1000円」、売り手Yの注文
単位が「リットル」で単価が「1ミリリットルあたり1
100円」、売り手Zの注文単位が「ミリリットル」で
単価が「1ミリリットルあたり1200円。ただし、1
リットル以上の場合は1ミリリットルあたり1000
円」であったとする。買い手Wが商品Aを1リットル注
文しようとしたとき、売り手Xはキロリットル単位でし
か注文を受け付けないので、買い手Wは商品Aを注文す
ることができない。売り手Yはリットル単位で注文を受
け付けるので、買い手Wは商品Aを注文することがで
き、価格は、1100(円/ミリリットル)×1000
(ミリリットル)=1100000(円)となる。売り
手Zはミリリットル単位で注文を受け付けるので、買い
手Wは商品Aを注文することができ、1リットル以上注
文することから、価格は、 1000(円/ミリリットル)×1000(ミリリット
ル)=1000000円 となる。
【0054】共通テーブル426は、マルチカタログ4
22およびシングルカタログ424から、それらに共通
に設けられた項目の少なくとも一部を複製して保持す
る。図6はその構成例であり、サプライヤコード欄50
8、メーカー品番欄502、商品名欄504、価格欄5
12、および通貨欄516が設けられている。共通テー
ブル426は、検索の効率を向上させるために設けられ
ており、検索に必要となる主要な情報を複製して保持す
る。
【0055】ユーザデータベース410は、ユーザに関
する情報を格納する。図7はその構成例であり、ユーザ
ID欄600、氏名欄602、ログインID欄604、
パスワード欄606、電子メールアドレス欄608、携
帯端末用ログインID欄610、携帯端末用パスワード
欄612、携帯端末用電子メールアドレス欄614、有
効期間欄616、参照権限欄618、および言語欄62
0が設けられている。有効期間欄616は、ログインI
Dまたはパスワードの有効期間を格納する。参照権限欄
618は、マルチカタログ422およびシングルカタロ
グ424に格納された商品情報の参照権限を表す数字を
格納する。図7では、説明を簡略化して理解を助けるた
めに、参照権限を数字で記号化して描いているが、実際
には、ユーザにどの商品の情報の参照を許すかという情
報が格納されている。言語欄620は、そのユーザがデ
フォルトの状態で使用する言語の種別を格納する。
【0056】一例として、ユーザIDが「0001」の
ユーザの情報として、氏名「××太郎」、ログインID
「abc12345」、パスワード「********」、電子メールア
ドレス「[email protected]」、携帯電話用ログインID「123
4」、携帯端末用パスワード「****」、携帯端末用メー
ルアドレス「[email protected]」、有効期間「あと14
日」、参照権限「3」、言語「日本語」が記録されてい
る。ユーザデータベース410は、その他、ユーザの職
位、職権、職歴等の情報を格納してもよい。ユーザの情
報は、各取引主体の企業ごと、その企業の事業所、部
門、プロジェクトなどの取引単位ごと、その取引単位の
担当者ごとに格納されてもよい。
【0057】取引履歴データベース430は、各取引主
体の取引履歴を格納する。取引履歴データベース430
は、このほか、見積データ、受発注データなどの情報
を、取引履歴情報と対応づけて格納する。これらのデー
タは、納期ごと、数量ごと、配送先ごと、請求先ごとに
分割して保持されてもよい。これにより、分配または分
納が指定された場合でも、納期ごとに、配送先ごとに、
または請求先ごとに取引を管理することができる。
【0058】図8は、検索要求受付部220がユーザの
端末に提示した検索要求受付画面700の例を示す。検
索要求受付画面700には、検索要求を受け付けるため
のインターフェイスとして、メーカー識別情報を入力す
るフィールドと、商品コードを入力するフィールドと、
通貨種別を入力するフィールドが設けられており、ユー
ザがこれらの情報を入力して検索実行ボタンをクリック
すると、検索要求受付部220に検索要求が送信され
る。検索要求を受け付けるためのインターフェイスは、
これ以外の商品に関する情報を受け付けてもよい。検索
要求受付画面700には、マルチカタログ422とシン
グルカタログ424とが設けられていることは提示され
ておらず、ユーザは、これらの別を意識することなく検
索を要求することができる。
【0059】図9は、検索結果提示部222がユーザの
端末に提示した検索結果提示画面710の例を示す。検
索結果提示画面710には、ユーザが参照できる商品の
情報の中から、ユーザが要求した条件に合致する商品の
情報が提示されている。検索結果提示画面710では、
マルチカタログ422の商品情報かシングルカタログ4
24の商品情報かを示す情報は提示されておらず、ユー
ザは、これらの別を意識することなく検索結果を取得す
ることができる。
【0060】以上の構成および動作により、運営主体に
とっても、売り手にとっても、商品情報の登録、管理、
保守が容易な電子商取引市場を提供することができる。
運営主体が主導となって、市場内で統一された基本情報
を予め登録しておくマルチカタログ422と、売り手自
身に自由に管理させるシングルカタログ424とを併設
することで、運営主体の負担と売り手の負担がうまくバ
ランスし、効率のよい管理方式となる。また、マルチカ
タログ422により商品情報のフォーマットをある程度
統一しておくことで、検索の効率を向上させるととも
に、シングルカタログ424により売り手に自由度を与
えることで、柔軟性の高い商品情報の管理方式とするこ
とができる。また、共通テーブル426を設けることで
検索効率を向上させており、買い手にもメリットがあ
る。さらに、買い手にはマルチカタログ422とシング
ルカタログ424の別を意識することなく検索が行える
ようにしているので、買い手は1回の操作で双方のカタ
ログを検索することができる。
【0061】図10は、取引支援装置100のハードウ
ェアコンポーネントを示す。取引支援装置100は、C
PU120、入力装置122、表示装置124、RAM
(ランダムアクセスメモリ)130、ハードディスク1
32、およびドライブ装置128を備える。これらの構
成は、バス126などの信号伝送路により電気的に接続
されている。
【0062】ハードディスク132は、大容量の磁気記
憶装置であり、各種データベースなどを記憶する。記録
媒体140は、実施の形態に関連して説明した取引支援
装置100の機能を、CPU120に実現させるための
プログラムを記録する。記録媒体140がドライブ装置
128に挿入されると、そのプログラムは、RAM13
0またはハードディスク132に読み出され、CPU1
20は、読み出されたプログラムにより取引支援処理を
行う。この記録媒体140は、CD−ROM、DVD、
FDなどのコンピュータ読み取り可能な媒体である。
【0063】ここでは、取引支援用のプログラムが記録
媒体140に記録されている例について説明したが、別
の例においては、このプログラムは、無線、有線を問わ
ず、外部のサーバから送信されてもよい。図10に示し
たハードウェア構成において、プログラムは、コンピュ
ータに取引支援機能を実現させればよいのであって、外
部から供給される場合だけでなく、予めハードディスク
132に格納されていてよいことも当業者には理解され
るところである。
【0064】以上、本発明を実施の形態をもとに説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態は例示であり、各
構成要素や各処理プロセスの組合せに、さらにいろいろ
な変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の
範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0065】そのような変形例の一例として、本実施の
形態の取引支援装置100は、ウェブサーバ200、ア
プリケーションサーバ300、およびデータベースサー
バ400を備えていたが、このような構成は必須ではな
く、これらが1つのサーバとして設けられていてもよい
し、それぞれのサーバの構成部材の一部または全部が他
のサーバに設けられていてもよく、その構成の自由度が
非常に高いことは当業者に理解されるところである。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、利便性の高い取引支援
技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る取引支援システムの全体構成
を示す図である。
【図2】実施の形態に係る取引支援システムにおける取
引の流れを概略的に示す図である。
【図3】実施の形態に係る取引支援装置の内部構成を示
す図である。
【図4】マルチカタログの内部データを示す図である。
【図5】シングルカタログの内部データを示す図であ
る。
【図6】共通テーブルの内部データを示す図である。
【図7】ユーザデータベースの内部データを示す図であ
る。
【図8】検索要求受付部がユーザ端末に提示した検索要
求受付画面の例を示す図である。
【図9】検索結果提示部がユーザ端末に提示した検索結
果提示画面の例を示す図である。
【図10】取引支援装置のハードウェアコンポーネント
を示す図である。
【符号の説明】
10・・・取引支援システム、20・・・インターネッ
ト、30・・・無線通信網、40・・・公衆網、70・
・・買い手端末、80・・・売り手端末、100・・・
取引支援装置、200・・・ウェブサーバ、210・・
・マルチカタログ登録受付部、212・・・シングルカ
タログ登録受付部、220・・・検索要求受付部、22
2・・・検索結果提示部、300・・・アプリケーショ
ンサーバ、310・・・マルチカタログ登録部、312
・・・シングルカタログ登録部、314・・・複製部、
316・・・アクセス権制御部、320・・・検索部、
400・・・データベースサーバ、410・・・ユーザ
データベース、420・・・商品データベース、422
・・・マルチカタログ、424・・・シングルカタロ
グ、426・・・共通テーブル

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子商取引市場における商品または役務
    の提供主体と購買主体との間の取引を支援する取引支援
    装置であって、 前記電子商取引市場内で統一された情報を含む商品また
    は役務の情報を格納した第1のデータベースと、 前記提供主体の独自の情報を含む商品または役務の情報
    を格納した第2のデータベースと、 前記購買主体から前記商品または役務の検索要求を受け
    付けて、その商品または役務を、前記第1のデータベー
    スの情報と前記第2のデータベースの情報との双方に基
    づいて検索する検索部とを備えることを特徴とする取引
    支援装置。
  2. 【請求項2】 前記電子商取引市場の運営主体から前記
    統一された情報を受け付けて前記第1のデータベースへ
    登録する第1の登録部をさらに備えることを特徴とする
    請求項1に記載の取引支援装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の登録部は、前記提供主体から
    前記統一された情報以外の情報を受け付けて前記第1の
    データベースへ登録することを特徴とする請求項2に記
    載の取引支援装置。
  4. 【請求項4】 前記提供主体から前記独自の情報を含む
    商品または役務の情報を受け付けて前記第2のデータベ
    ースへ登録する第2の登録部をさらに備えることを特徴
    とする請求項1から3のいずれかに記載の取引支援装
    置。
  5. 【請求項5】 前記検索部は、前記購買主体に対して、
    前記商品または役務を検索するためのインターフェイス
    を提供することを特徴とする請求項1から4のいずれか
    に記載の取引支援装置。
  6. 【請求項6】 前記検索部は、ネットワークを介して、
    前記インターフェイスを含むウェブページを前記購買主
    体へ提示することを特徴とする請求項5に記載の取引支
    援装置。
  7. 【請求項7】 前記インターフェイスは、前記購買主体
    が前記第1のデータベースと前記第2のデータベースの
    別を意識することなく商品または役務を検索可能とした
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の取引支援装
    置。
  8. 【請求項8】 前記検索部による検索結果を前記購買主
    体へ提示する提示部をさらに備えることを特徴とする請
    求項1から7のいずれかに記載の取引支援装置。
  9. 【請求項9】 前記提示部は、前記第1のデータベース
    による検索結果と前記第2のデータベースによる検索結
    果とを区別することなく前記購買主体へ提示することを
    特徴とする請求項8に記載の取引支援装置。
  10. 【請求項10】 前記提示部は、ネットワークを介し
    て、前記検索結果を含むウェブページを前記購買主体へ
    提示することを特徴とする請求項8または9に記載の取
    引支援装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のデータベース及び前記第2
    のデータベースから、それらに共通に設けられた項目の
    少なくとも一部を抽出して第3のデータベースに複製す
    る複製部をさらに備え、 前記検索部は、前記第3のデータベースを参照して商品
    または役務を検索することを特徴とする請求項1から1
    0のいずれかに記載の取引支援装置。
  12. 【請求項12】 前記共通に設けられた項目は、商品識
    別情報、製造業者識別情報、及び価格情報を含むことを
    特徴とする請求項11に記載の取引支援装置。
  13. 【請求項13】 前記共通に設けられた項目は、取引で
    使用する通貨種別をさらに含み、 前記検索部は、前記第3のデータベースの中から、前記
    購買主体から検索を要求された商品の情報と、商品識別
    情報、製造業者識別情報、及び取引で使用する通貨種別
    の全てが一致するものを抽出することを特徴とする請求
    項12に記載の取引支援装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の登録部または前記第2の登
    録部により、前記第1のデータベースまたは前記第2の
    データベースが更新されたことを契機として、前記複製
    部は、前記第3のデータベースを更新することを特徴と
    する請求項11から13のいずれかに記載の取引支援装
    置。
  15. 【請求項15】 前記第1のデータベースまたは前記第
    2のデータベースの参照を許可すべき購買主体の情報を
    提供主体から受け付け、その第1のデータベースまたは
    第2のデータベースに対するアクセス権限を設定するア
    クセス権制御部をさらに備えることを特徴とする請求項
    1から14のいずれかに記載の取引支援装置。
  16. 【請求項16】 商品または役務ごとに、その商品また
    は役務の情報の参照を許可すべき購買主体の情報を提供
    主体から受け付け、その商品または役務の情報に対する
    アクセス権限を設定するアクセス権制御部をさらに備え
    ることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載
    の取引支援装置。
  17. 【請求項17】 購買主体に関する情報を格納するユー
    ザデータベースをさらに備え、 前記ユーザデータベースは、ユーザの前記アクセス権限
    を格納する項目を含むことを特徴とする請求項15また
    は16に記載の取引支援装置。
  18. 【請求項18】 前記第1のデータベースまたは前記第
    2のデータベースは、商品または役務の情報の参照を許
    可すべき購買主体の情報を格納する項目を含むことを特
    徴とする請求項16に記載の取引支援装置。
  19. 【請求項19】 前記アクセス権制御部は、複数の前記
    購買主体をグループ化し、そのグループごとにアクセス
    権限を設定することを特徴とする請求項15から18の
    いずれかに記載の取引支援装置。
  20. 【請求項20】 前記アクセス権制御部は、複数の前記
    商品または役務をグループ化し、そのグループごとにア
    クセス権限を設定することを特徴とする請求項15から
    19のいずれかに記載の取引支援装置。
  21. 【請求項21】 前記検索部は、前記アクセス権限の設
    定状況を参照して、検索を要求した購買主体が参照可能
    な商品または役務の情報を検索対象とすることを特徴と
    する請求項15から20のいずれかに記載の取引支援装
    置。
  22. 【請求項22】 前記提示部は、前記検索部による検索
    結果のうち、検索を要求した購買主体が参照を許可され
    たものを抽出してその購買主体へ提示することを特徴と
    する請求項15から20のいずれかに記載の取引支援装
    置。
  23. 【請求項23】 前記第1のデータベースまたは第2の
    データベースは、同一の購買主体に対する同一の商品ま
    たは役務の価格を、外的要因に応じて異なるように設定
    可能としたことを特徴とする請求項1から22のいずれ
    かに記載の取引支援装置。
  24. 【請求項24】 前記第1のデータベースまたは前記第
    2のデータベースは、商品の流通経路に関する情報を格
    納する項目を含み、 同一の購買主体に対する同一の商品の価格を、前記流通
    経路ごとに異なるように設定可能としたことを特徴とす
    る請求項23に記載の取引支援装置。
  25. 【請求項25】商品または役務の提供主体と購買主体と
    の間の取引を支援するための電子商取引市場を提供する
    取引支援装置であって、 前記商品または役務の情報を格納する、フォーマットが
    固定された第1のデータベースと、 前記商品または役務の情報を格納する、前記提供主体自
    身が独自に管理可能な第2のデータベースとを備え、 前記購買主体が商品または役務を検索する際に必要な最
    低限の情報の提示を担保しつつ、個々の提供主体が自身
    の商品または役務に関する独自の情報を提示可能にした
    ことを特徴とする取引支援装置。
  26. 【請求項26】商品または役務の提供主体と購買主体と
    の間の取引を支援するための電子商取引市場を提供する
    取引支援装置であって、 全ての購買主体に対して公開可能な商品または役務の情
    報と、前記提供主体が指定した購買主体にのみ公開され
    る商品または役務の情報とを格納するデータベースを備
    え、 前記電子商取引市場の公開性を維持しつつ、提供主体が
    特定の購買主体と取引することを可能としたことを特徴
    とする取引支援装置。
  27. 【請求項27】 商品または役務の提供主体と購買主体
    との間の取引を支援する方法であって、 前記購買主体から商品または役務の検索要求を受け付け
    て、フォーマットが固定された第1のデータベースに格
    納された商品または役務の情報と、前記提供主体が独自
    に管理可能な第2のデータベースに格納された商品また
    は役務の情報との双方に基づいてその商品または役務を
    検索し、検索結果を前記購買主体に提示することを特徴
    とする取引支援方法。
  28. 【請求項28】 コンピュータに、 商品または役務の購買主体から商品または役務の検索要
    求を受け付ける機能と、 フォーマットが固定された第1のデータベースに格納さ
    れた商品または役務の情報と、商品または役務の提供主
    体が独自に管理可能な第2のデータベースに格納された
    商品または役務の情報との双方に基づいてその商品また
    は役務を検索する機能と、 検索結果を前記購買主体に提示する機能とを実現させる
    ためのプログラム。
  29. 【請求項29】 商品または役務の購買主体の端末と、 商品または役務の提供主体と購買主体との間の取引を支
    援するための電子商取引市場を提供する取引支援装置と
    を含み、 前記取引支援装置は、 前記電子商取引市場内で統一された情報を含む商品また
    は役務の情報を格納した第1のデータベースと、 前記提供主体の独自の情報を含む商品または役務の情報
    を格納した第2のデータベースと、 前記購買主体の端末から前記商品または役務の検索要求
    を受け付けて、その商品または役務を、前記第1のデー
    タベースの情報と前記第2のデータベースの情報との双
    方に基づいて検索する検索部とを含むことを特徴とする
    取引支援システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007179139A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Toppan Printing Co Ltd 商品情報データベースシステム
JP2016149022A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 株式会社キヌガワ京都 販売支援プログラム及び販売支援装置
JP2016212724A (ja) * 2015-05-12 2016-12-15 有限会社インフォメーション・ネット 電子カタログ提供装置、電子カタログ提供方法、及び、電子カタログ提供プログラム

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