JP2003087264A - 無線lanシステム - Google Patents

無線lanシステム

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JP2003087264A
JP2003087264A JP2001277892A JP2001277892A JP2003087264A JP 2003087264 A JP2003087264 A JP 2003087264A JP 2001277892 A JP2001277892 A JP 2001277892A JP 2001277892 A JP2001277892 A JP 2001277892A JP 2003087264 A JP2003087264 A JP 2003087264A
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Michinao Hadou
通直 羽藤
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のチャネルを持たない拡散型光無線LA
Nシステムでは、本来互いに非同期に通信を行っている
複数の無線LANシステムが隣接する場合、通信の競合
を起こし、通信障害が発生する。 【解決手段】 システムBの通信範囲に含まれるシステ
ムAのステーションSTAbの通信を行う場合、システ
ムAのアクセスポイント11が、有線LAN17を介し
てシステムBへロック要求送信する(103)。続い
て、システムAはリプライ待ちの状態104になる。シ
ステムBのアクセスポイント16は、システムAからの
ロック要求を受信すると、リプライ送信をすると共に、
無線空間の使用を差し控えた状況、すなわち、ロック解
放待ちの状態203となる。リプライ待ちの状況にある
アクセスポイント11は、システムBからのリプライを
受信すると、無線空間を使用してステーションSTAb
の通信を105で示すように開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線LANシステム
に係り、特に無線端末である一又は二以上のステーショ
ンと、ステーションに対して無線データの送信権を付与
する機構を有する一のアクセスポイントとからなる集中
制御方式の無線LANシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】電波方式の無線LANシステムやビーム
方式の光無線LANシステムに比べて、装置構成が簡単
で、またビーム方式の光無線LANシステムのような光
軸合わせが不要で、手軽にユーザが設置できる拡散型光
無線LANシステムが知られている。
【0003】この拡散型光無線LANシステムは、無線
端末である一又は二以上のステーションと、ステーショ
ンに対して無線データの送信権を付与する機構を有する
一のアクセスポイントとからなる。このような拡散型光
無線LANシステムでは、アクセスポイントやステーシ
ョンを大雑把に設置しても通信できないエリアが存在し
ないようにすることが必要とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、拡散型光無
線LANシステムは電波方式の無線LANシステムに比
べて通信範囲が狭いため、例えば一つの事務所のフロア
内で通信できないエリアが存在しないようにシステム構
築するためには、複数の拡散型光無線LANシステムが
必要である。電波方式の無線LANシステムでは、隣接
するシステムが異なる周波数の無線チャネルを使用する
ように設定することによって、フレームの衝突による通
信障害を回避している。
【0005】ところが、複数のチャネルを持たない拡散
型光無線LANシステムでは、本来互いに非同期に通信
を行っている複数の集中制御方式の無線LANシステム
が隣接する場合、無線空間を共有しているために通信の
競合を起こし、通信障害が発生する。例えば図7におい
て、通信範囲1を有するアクセスポイントAPαと、通
信範囲2を有するステーションSTA1と、通信範囲3
を有するステーションSTA2とからなる第1の拡散型
光無線LANシステムαと、通信範囲4を有するアクセ
スポイントAPβと、通信範囲5を有するステーション
STAaと、通信範囲6を有するステーションSTAb
とからなる第2の拡散型光無線LANシステムβとが隣
接している場合、ステーションSTA1及びSTA2に
対して無線データの送信権を付与する機構を有するアク
セスポイントAPαと、ステーションSTAa及びST
Abに対して無線データの送信権を付与する機構を有す
るアクセスポイントAPβとは、相手のアクセスポイン
トを自分の通信範囲1、4に含んでいないが、アクセス
ポイントAPαの通信範囲1が他方のシステムのステー
ションSTAaにかかっており、ステーションSTAa
の通信範囲5が他方のシステムのアクセスポイントAP
αにかかっているため、互いに影響を及ぼしている。
【0006】従って、この場合には全ステーションの通
信が失敗する可能性を含んでおり、その影響が大きい。
例えば、図9に模式的に示すような通信が行われている
場合、アクセスポイントは矢印I、II、IIIで示すステー
ションとの通信の終了直前で通信の失敗を認識する。こ
れは、無線LANシステムにおいては、有線LANシス
テムとは異なって、フレーム送出時の衝突の検出が困難
なため、データリンク層以下で通信の成功か否かを判断
しようとすれば、通信の終了時のあるいは送信すべきデ
ータがない場合のステーションからの応答信号によって
通信の正常終了を判断せざるを得ないからである。
【0007】また、図8は隣接する2つの無線LANシ
ステムが通信の競合を起こす他の例を示す。同図におい
て、通信範囲1を有するアクセスポイントAPαと、通
信範囲2を有するステーションSTA1と、通信範囲3
を有するステーションSTA2とからなる第1の拡散型
光無線LANシステムαと、通信範囲7を有するアクセ
スポイントAPγと、通信範囲8を有するステーション
STAアと、通信範囲9を有するステーションSTAイ
とからなる第2の拡散型光無線LANシステムγとが隣
接している場合、ステーションSTA1及びSTA2に
対して無線データの送信権を付与する機構を有するアク
セスポイントAPαと、ステーションSTAア及びST
Aイに対して無線データの送信権を付与する機構を有す
るアクセスポイントAPγとは、相手のアクセスポイン
トを自分の通信範囲1、7に含んでいないが、ステーシ
ョンSTA2の通信範囲3が他方のシステムのステーシ
ョンSTAアを含んでおり、かつ、ステーションSTA
アの通信範囲8が他方のシステムのステーションSTA
2を含んでいるため、互いに影響を及ぼしている。
【0008】従って、この場合にはステーションSTA
2とステーションSTAアとが同時に通信を行ったとき
に通信の障害が発生し得る。例えば、図10に模式的に
示すような通信が行われている場合、アクセスポイント
は矢印IV、Vで示すステーションSTA2とステーショ
ンSTAアとの通信の終了時で通信の失敗を認識する。
なお、図7及び図9において、通信内容には、それを発
するステーション又はアクセスポイントが所属する無線
LANシステムの識別符号を含んでいるものとする。
【0009】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
その瞬間瞬間における最も効果的なデータ送信権の付与
方法を求めるのではなく、同じ原因によって繰り返し通
信の競合が発生することによる通信の停滞を回避し得る
無線LANシステムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、無線端末である一又は二以上のステーショ
ンと、このステーションに対して無線データの送信権を
付与するアクセスポイントからなる無線通信システムが
複数隣接して存在し、各アクセスポイントは他のシステ
ムのアクセスポイントとは非同期で自システム内のステ
ーションに送信権を付与する無線LANシステムであっ
て、複数の無線通信システムの各アクセスポイントは、
自システムのステーションのうち、他の無線通信システ
ムとは非同期にデータの送信権を付与するステーション
のアドレスを記憶する第1の待ち行列と、通信障害が検
出された結果、無線空間の排他使用を試みるステーショ
ンのアドレスを記憶する第2の待ち行列と、無線空間の
排他使用を要求したシステムを記憶するロック要求待ち
行列とを有する記憶装置と、他のシステムのアクセスポ
イントからの、無線空間の排他使用の要求、排他使用の
解放要求又は排他使用の許可応答を受信し、無線空間の
排他使用の要求を受信したときには、送信元のシステム
を予め決めた優先順位に従ってロック要求待ち行列に組
み入れ、排他使用の解放要求を受信したときには、送信
元のシステムをロック要求待ち行列から削除するシステ
ム間通信受信手段と、第1乃至第4の処理手段を有する
構成としたものである。
【0011】ここで、上記の第1の処理手段は、送信権
を付与しようとする自システム内のステーションが記憶
装置の第1の待ち行列にあるときには、そのステーショ
ンに送信権を付与する。上記の第2の処理手段は、記憶
装置の第2の待ち行列にある自システム内のステーショ
ンに送信権を付与するに先立って無線空間の排他使用の
要求を送信すると共に、自システムを予め決めた優先順
位に従ってロック要求待ち行列に組み入れ、通信終了し
た自システム内のステーションが第2の待ち行列の最後
にあるときには無線空間の排他使用の解放要求を送信す
ると共にロック要求待ち行列から自システムを削除す
る。
【0012】また、上記の第3の処理手段は、ロック要
求待ち行列の先頭に自システムが記憶されているときに
は、システム間通信受信手段により排他使用の許可応答
を受信するまで待機状態とし、排他使用の許可応答を受
信したときに、第2の待ち行列にある送信権を付与しよ
うとする自システム内のステーションに送信権を付与す
る。更に、上記の第4の処理手段は、システム間通信受
信手段により排他使用の要求を受信し、ロック要求待ち
行列の先頭に他のシステムが記憶されていたときには、
排他使用の許可応答を送信する。
【0013】この発明では、通信の障害が発生した場合
には複数の無線通信システムが互いに隣接するために、
ある無線通信システム内のステーションの通信範囲と、
他の無線通信システム内のアクセスポイント又はステー
ションの通信範囲とが重複して、無線空間の競合使用に
より互いに干渉を生じた可能性があるとして第1の待ち
行列から第2の待ち行列にそのステーションのアドレス
を移動し、第2の待ち行列にアドレスが記憶されている
ステーションにアクセスポイントが送信権を付与する前
に、他のアクセスポイントへ無線空間の排他使用の要求
を送信して、他のシステムからの無線空間の排他使用の
許可応答待ちの状態となり、排他使用の許可応答を受信
してから、上記のステーションに送信権を付与するよう
にしたため、無線空間の使用の競合を回避することがで
きる。
【0014】また、本発明は、複数の無線通信システム
内の各々のアクセスポイントは、互いに有線LANによ
り接続されていることを特徴とする。これにより、各ア
クセスポイント間の通信は、無線空間の使用の競合無く
行える。
【0015】ここで、上記の複数の無線通信システム
は、各々光拡散型無線LANシステムである場合、拡散
型無線LANシステムは複数チャネルを有していないの
で、特に有効である。
【0016】また、本発明では、第1の待ち行列に含ま
れていたステーションが無線通信の失敗を契機に第2の
待ち行列に移動し、この第2の待ち行列に移動したステ
ーションが他システムの通信を受信しなくなることを契
機に第1の待ち行列に復帰することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1(A)、(B)はそれぞれ
本発明になる無線LANシステムの一実施の形態のシス
テム構成図、要部の動作説明図を示す。図1(A)にお
いて、アクセスポイント11、ステーション(STA
a)12、ステーション(STAb)13、ステーショ
ン(STAc)14及びステーション(STAd)15
は、第1の無線LANシステムAを構成しており、アク
セスポイント11がステーション12〜15のうちのど
れか一つに送信権を付与してアクセスポイント11を経
由してステーション12〜15間の通信が可能であり、
また有線LAN17を介して図示しない通信端末とも各
ステーション12〜15は通信可能である。
【0018】また、アクセスポイント16は、図示しな
い一又は二以上のステーションと共に第1の無線LAN
システムAに隣接する第2の無線LANシステムBを構
成しており、第2の無線LANシステムB内のステーシ
ョンに送信権を付与して通信させることが可能である。
ここで、アクセスポイント16の通信範囲は、隣接する
無線LANシステムA内のステーション13及び14を
含んでいるものとすると、その場合はステーション13
及び14の通信障害を発生させてしまう。
【0019】そこで、この実施の形態では、アクセスポ
イントに無線空間の排他使用を可能とさせる手段を持た
せることにより、上記の通信障害を回避できるようにし
たものである。すなわち、アクセスポイント11及び1
6は、元々無線空間に対するデータの送信権の付与対象
であるステーションの待ち行列(ポーリング・リスト)
が記憶されている記憶装置を有している。
【0020】本実施の形態では、過渡的状態を図2で示
される遷移を経た結果、アクセスポイント11の場合
は、図1(B)に示すように、この記憶装置20に記憶
されている待ち行列を、アクセスポイント11が他のシ
ステムとは非同期にステーション12、15にデータ送
信権を付与する通常の待ち行列に加えて、通信障害が検
出された結果、無線空間の排他使用を試みるステーショ
ン13(STAb)及び14(STAc)の待ち行列
と、無線空間の排他使用を要求するシステムの待ち行列
とを有する構成になる。
【0021】このように、上記の通常の待ち行列のポイ
ンタ21は、仮に無線LANシステムの無線状態が安定
的であるとすると、ステーション12(STAa)を意
味する情報を書き記した構造体の記憶装置上のアドレス
を固定的に指し示している。また、ステーション12
(STAa)の構造体のアドレスがステーション15
(STAd)の構造体のアドレスを指し、ステーション
15(STAd)の構造体が終りを意味する”0”を指
し示している。
【0022】また、上記の無線空間の排他使用を必要と
するステーションの待ち行列へのポインタ22は、隣接
する無線LANシステムのアクセスポイント16の通信
範囲に含まれるステーション13及び14のうち、ステ
ーション13(STAb)を意味する情報を書き記した
構造体の記憶装置上のアドレスを固定的に指し示してい
る。また、ステーション13(STAb)の構造体のア
ドレスがステーション14(STAc)の構造体のアド
レスを指し、ステーション14(STAc)の構造体が
終りを意味する”0”を指し示している。
【0023】更に、ポインタ23が指し示す上記の無線
空間の排他使用を要求するシステムの待ち行列は、無線
空間の排他使用を必要とするシステムの有線LAN17
上での要求により、その要求元システムが追加され、有
線LAN17上での解放要求により、その要求元システ
ムが削除される。図1(B)の例では、アクセスポイン
ト11は、無線空間の排他使用を必要とするステーショ
ンの待ち行列の先頭の要素であるステーション13(S
TAb)に送信権を付与する前に有線LAN17上で無
線空間の排他使用を要求し(ロック要求)、他のアクセ
スポイント16から無線空間の排他使用を許すという応
答(リプライ)を待って無線通信を開始し、無線空間の
排他使用を必要とするステーションの待ち行列の最後の
要素であるステーション14(STAc)の通信終了後
に有線LAN17上で無線空間の解放(ロック解放)を
要求している。
【0024】従って、ステーションや障害物の移動など
が無く、安定的に無線LANシステムが運用されている
とき、ポインタ21及び22が指し示す2つの待ち行列
も安定的であるのに対し、ポインタ23が指し示す待ち
行列は動的に変化し、空かアクセスポイント11のみ
か、アクセスポイント16のみか、アクセスポイント1
1と16の両方を含む。このため、図1(B)では、ポ
インタ23が指し示す待ち行列は定常状態でも動的に変
化するので、図示を省略している。
【0025】図2は本発明のシステムにおける各ステー
ションが所属する待ち行列の遷移を示す。同図におい
て、一つの無線LANシステム内のすべてのステーショ
ンは、ステーションからの登録要求25により、最初は
通常の待ち行列31に組み込まれる。移動する障害物に
よる一時的な通信障害や隣接する無線LANシステムと
の無線空間使用の競合などによって通信の障害をアクセ
スポイント11が検出すると、アクセスポイント11は
そのときデータ送信権を与えていたステーションを通常
の待ち行列31から矢印26で示すように、無線空間の
排他的使用を必要とするステーションの待ち行列32へ
移動させ、通常の待ち行列31に属する次のステーショ
ンに対して次の送信権を与える。
【0026】通常の待ち行列31に登録されたステーシ
ョンを呼び終えたアクセスポイント11は、無線空間の
排他的使用を必要とするステーションの待ち行列32の
先頭のステーションに対してデータの送信権を与える前
に、有線LAN17を使って他のアクセスポイント16
との間で無線空間の排他制御を行う。アクセスポイント
11は、また無線空間の排他的使用を必要とするステー
ションの待ち行列32の最後のステーションの通信が終
了すると、有線LAN17を使って無線空間の解放を行
う。
【0027】この排他制御された期間では、隣接する他
のシステムとの競合は起きない。従って、このときの通
信障害は、移動する障害物などによる一時的な通信障害
か、ステーションの電源オフなどによるものが考えられ
る。アクセスポイント11は、排他制御された期間にも
拘らず、同じステーションの通信が連続して失敗した場
合は、そのステーションを図2に矢印27で示すよう
に、待ち行列32から取り除く。なお、障害物の移動や
電源オンなどによって通信可能状態に入った場合は、ス
テーションからの登録要求25で通常の待ち行列31に
再度組み込まれる。
【0028】一方、隣接する無線LANシステムとの無
線空間使用の競合などによって、通信障害となって排他
的使用を必要とするステーションの待ち行列32に組み
込まれたステーションは、通信の競合が起きる元となっ
た隣接する無線LANシステムの通信が見えるようにな
った。なぜなら、通信の競合が起きる元となった隣接す
る無線LANシステムのステーションもまた、排他制御
された期間に通信を行うようになったから、その間、自
システムは無線通信を控えているからである。従って、
互いに通信の競合を起こしていたステーションの一方の
電源オフや移動によって通信の競合の原因が消滅したこ
とは、それまで受信できていた他システムの通信が継続
的に受信できなくなることによって判断できる。すなわ
ち、無線空間の排他的使用を必要とするステーションの
待ち行列32から通常の待ち行列31への復帰は、ステ
ーションによるアクセスポイント11への要求28を契
機とする。
【0029】図3は本発明になる無線LANシステムの
要部を構成するアクセスポイントの一実施の形態の動作
説明用フローチャートを示す。まず、アクセスポイント
は、他のアクセスポイントからのリプライ待ちを意味す
るフラグwaitReplyと、他システムから無線空間のロッ
ク要求があったことを意味するフラグrecvLockと、ロッ
ク解放待ちを意味するフラグwaitUNLKをそれぞれ0に初
期化する(ステップ40)。
【0030】続いて、アクセスポイントは、待ち行列か
らステーションを選択するステーション・フェッチの処
理を行った後(ステップ50)、通信前要求事項を満足
させるリクエスト・ハンドラ処理を行う(ステップ6
0)。そして、アクセスポイントはステーションとのデ
ータ通信を行う(ステップ70)。以後、上記のステッ
プ50、60及び70の処理が繰り返される。
【0031】次に、ステップ50のステーション・フェ
ッチの処理50について更に詳細に図4のフローチャー
トと共に説明する。ステーション・フェッチでは、まず
アクセスポイントがポーリング・リスト(待ち行列)の
現在のポインタを読み出し(ステップ51)、そのポイ
ンタが無線空間の排他使用を必要とするステーションの
待ち行列の最後のステーションを指し示しているかどう
か判定する(ステップ52)。
【0032】現在のポインタが無線空間の排他使用を必
要とするステーションの待ち行列の最後のステーション
を指し示していないときには、そのポーリング・リスト
(待ち行列)から次のステーションを取り出し(ステッ
プ53)、現在のポインタが排他使用を必要とするステ
ーションの待ち行列の先頭のステーションかどうか判断
する(ステップ54)。先頭のステーションであるとき
には、有線LAN17に無線空間のロック要求を発行し
(ステップ55)、予め決められたアクセスポイント毎
に固有の優先順位に従って、そのシステム(アクセスポ
イントはシステムに一つであるのでアクセスポイントに
関する情報でも可)を、ロック要求待ち行列(すなわ
ち、無線空間の排他使用を要求するシステムの待ち行
列)に組み込む(ステップ56)。なお、ロック要求待
ち行列にはシステムのみが組み込まれる。
【0033】続いて、無線空間の排他的使用のために他
のアクセスポイントからのリプライ待ちを意味するフラ
グwaitReplyをセットする(ステップ57)。そして、
後述するリクエスト・ハンドラの処理60が行われる。
仮に、他システムにより自システムの無線空間の排他的
使用が認められたとすると、現在のポインタが無線空間
の排他使用を必要とするステーションの待ち行列の最後
のステーションを指し示すまで、上記のステップ52〜
54、60の処理が行われる。
【0034】そして、現在のポインタが無線空間の排他
使用を必要とするステーションの待ち行列の最後のステ
ーションを指し示すと、有線LAN17に無線空間のロ
ック解放要求を発行し(ステップ58)、そのアクセス
ポイント自身が組み込まれているロック要求待ち行列
(すなわち、無線空間の排他使用を要求するシステムの
待ち行列)から取り除く(ステップ59)。その後、ス
テップ53、54を経由してリクエスト・ハンドラの処
理60が行われる。
【0035】次に、前述したリクエスト・ハンドラの処
理60について図5のフローチャートと共に詳細に説明
する。アクセスポイント11は、リクエスト・ハンドラ
処理60にて、まず、他システムから無線空間のロック
要求があったことを意味するフラグrecvLockがセットさ
れているか否か判断する(ステップ61)。前記フラグ
recvLockがセットされていないときには、 ロック解放
待ちを意味するフラグwaitUNLKがセットされているか否
か判断する(ステップ62)。
【0036】上記のフラグwaitUNLKがセットされていな
いとき、すなわち、ロック解放待ちではないときには、
アクセスポイント11は、ロック要求待ち行列は空か否
かを判断する(ステップ63)。アクセスポイント11
は、ロック要求待ち行列が空であれば、他のアクセスポ
イントからのリプライ待ちが必要であることを意味する
フラグwaitReplyがセットされているか否か判断する
(ステップ64)。
【0037】このフラグwaitReplyもセットされていな
ければステップ70に移行し、アクセスポイント11
は、ステップ50で取り出した自システム内のステーシ
ョンをポーリングし、無線通信を行う。すなわち、どの
システムも無線空間の排他使用を要求していないとき
は、ステップ61〜63、65、64、70のパスを通
る。
【0038】一方、ステップ61で他システムから無線
空間のロック要求があったことを意味するフラグrecvLo
ckがセットされていると判定されたときには、フラグre
cvLockを0にリセットし(ステップ67)、ロック要求
待ち行列の先頭が自システムか否かを判定する(ステッ
プ68)。もし、先頭が自システムでなければ、自シス
テムが無線空間の排他使用を必要としていないときに、
他システムからロック要求を受信したか、既にロック要
求を発行してリプライ待ちになっている(ステップ61
〜63、65、64を繰り返し実行している)ときに、
より優先順位の高いシステムのロック要求を受信したこ
とを意味するので、リプライを送信すると共にロック解
放待ち(すなわち、無線空間の空き待ち)を意味するフ
ラグwaitUNLKを1にセットし(ステップ69)、ステッ
プ61に戻る。
【0039】これによって、アクセスポイント11は、
システム間通信受信処理において他システムからのロッ
ク解放要求を受信してフラグwaitUNLKがリセットされる
まで、ステップ61と62の処理を繰り返し、無線通信
を差し控えた状態になる。
【0040】一方、ステップ68でロック要求待ち行列
の先頭が自システムであると判定したときには(すなわ
ち、無線空間の使用を要求した最も優先順位の高いシス
テムが依然として自分であれば)、自システムは、既に
無線空間の排他使用を要求していることを意味し、他シ
ステムからの応答待ちの処理(ステップ62、63、6
5、64、61)に戻る。
【0041】このとき、後に説明するシステム間通信受
信処理において自システムのロック要求に対する他シス
テムからの肯定応答を意味するリプライを受信すること
によって、フラグwaitReplyがリセットされると、アク
セスポイント11は、他システムからの応答待ちの処理
を抜けて、ステップ70の通信処理に移行する。このよ
うにして、無線空間の排他使用の要求が他システムによ
って認められ、無線空間のロックが完了すると、以降の
無線空間の排他使用を必要とするステーションの待ち行
列からのステーションの取り出し直後のリクエストハン
ドラでは、ステップ61〜63、65、64、70を通
り、排他的無線通信を継続することができる。
【0042】このようにして、自システムによる無線空
間の排他的使用が終了すると、ステーション・フェッチ
の処理で既に説明したように、自システム(自システム
のアドレス)がロック要求待ち行列から取り除かれる。
すると、次のリクエストハンドラの呼び出しでは、ステ
ップ61、62、63以降次のような処理が働く。すな
わち、ステップ63において、もし、ロック要求待ち行
列が空であれば、他に無線空間の排他使用を要求してい
るシステムが無いことを意味し、ステップ64、70と
進み、無線通信が行われる。
【0043】一方、ステップ65でロック要求待ち行列
の先頭が自分でなければ(すなわち、無線空間の使用を
要求する他のシステムがあれば)、ステーション・フェ
ッチの処理で述べた自システムの無線空間のロック解放
要求により、ロック待ち行列から自システム(自システ
ムのアドレス)が取り除かれるか、元々自分以外の複数
のシステムがロック要求を発行しており、そのうちの一
つのシステムが無線空間の排他使用を終えて無線空間の
ロック解放要求を発行した結果、次の他システムが現れ
たときがこれにあたる。
【0044】従って、ステップ65でロック要求待ち行
列の先頭が自分以外であると判定すると、そのシステム
のためにリプライを送信すると共に、ロック解放待ち
(すなわち、無線空間の空き待ち)を意味するフラグwa
itUNLKを1にセットし(ステップ66)、ステップ61
に戻る。このときもまた、アクセスポイント11は、シ
ステム間通信受信処理において他システムからのロック
解放要求を受信して前記フラグwaitUNLKがリセットされ
るまでステップ61と62の処理を繰り返し、無線通信
を差し控えた状態になる。
【0045】次に、図3乃至図5と共に説明した主動作
とは独立して別のプロセス(又はスレッド)にて動作
し、有線LAN17を経由して他のアクセスポイントか
らの要求が入ってきたときのみ主動作に伝えるためのシ
ステム間通信受信処理の動作について図6のフローチャ
ートと共に説明する。システム間通信受信処理では、ア
クセスポイント11が、まずシステム間通信を有線LA
N17経由で受信すると(ステップ81)、受信したシ
ステム間通信が無線空間のロック要求に対する他システ
ムからの、無線空間の排他使用を許すことを意味するリ
プライか否かを判断する(ステップ82)。
【0046】リプライであるときには、リプライを返し
てきた無線LANシステムを記憶した後(ステップ8
3)、ロック完了かどうか判断する(ステップ84)。
ロック完了であるか否かは、自システム以外の自システ
ムと無線空間を共有している健全なシステム全てからの
リプライが揃うことで判断する。具体的には、例えば定
期的な通信を行って反応があるかどうか調べ、反応が無
いシステムは、電源が落ちたか有線LAN17上の障害
で音信不通になってしまったシステムであると判断して
予め入手しているシステム一覧からの有効ビットを落と
し、リプライ判断対象システムからは除く。
【0047】ロック完了していなければ、最初のステッ
プ81に戻り、ロック完了していれば、他のアクセスポ
イントからのリプライ待ちが必要であることを意味する
フラグwaitReplyをリセットして(ステップ85)、最
初のステップ81に戻る。
【0048】一方、受信したシステム間通信が無線空間
のロック要求に対するリプライでないとステップ82で
判断されたときには、受信したシステム間通信が無線空
間のロック要求であるかどうか判断し(ステップ8
6)、ロック要求であると判断されたときには、ロック
要求したシステムの優先順位に従って要求元(送信元)
システムをロック要求待ち行列に入れる(ステップ8
7)。続いて、他システムから無線空間のロック要求が
あったことを示すフラグrecvLockをセットして(ステッ
プ88)、最初のステップ81に戻る。なお、ステップ
87、88は、割り込み禁止状態にするなどして、この
間にプロセス等の切り替えが起きないようにしておく。
【0049】また、受信したシステム間通信が無線空間
のロック要求でないとステップ86で判断されたときに
は、受信したシステム間通信が無線空間のロック解放要
求かどうか判断し(ステップ89)、ロック解放要求で
あると判断されたときには、ロック要求待ち行列からそ
のシステムを取り除いた後、ロック解放待ちを意味する
フラグwaitUNLKをリセットして(ステップ91)、最初
のステップ81に戻る。ステップ89でロック解放要求
でないと判断されたときは、何もせず最初のステップ8
1に戻る。
【0050】以上の動作により、本実施の形態によれ
ば、例えば図1(A)に示したシステムAとシステムB
は図1(C)に模式的に示す通信動作が行われる。ここ
では、アクセスポイント11、ステーション12(ST
Ab)、13(STAb)、14(STAc)及び15
(STAd)からなるシステムAが無線空間の排他制御
に成功して、アクセスポイント16と図示しない一又は
二以上のステーションとからなるシステムBが無線通信
を一時差し控える状況を例にとって説明する。
【0051】なお、タイミングによっては、システムA
とBの両方が同時に無線空間のロック要求を発行する可
能性があるが、この例では、たまたまシステムBは無線
空間の排他使用を必要としないタイミングで、システム
Aからロック要求が来たものと仮定している。なお、ロ
ック要求が競合した場合は、より優先順位が高いと決め
た方のシステムが、無線空間の排他使用を行うのは既に
述べた通りである。
【0052】システムAの他のシステムの通信範囲に含
まれないステーションSTAaとSTAdが図1(C)
に101、102で模式的に示すように、送信権がアク
セスポイント11から与えられて順次に通信を行った後
において、システムBの通信範囲に含まれるステーショ
ンSTAbの通信を行う場合について説明する。アクセ
スポイント11が図3の主動作を実行し、ステーション
・フェッチ処理50において、ポーリング・リストの現
在のポインタを読み出し(図4のステップ51)、それ
が排他制御用の最後のポインタがどうか判断する(図4
のステップ52)。ここでは、現在のポインタが直前に
通信したステーションSTAdであるので、ポーリング
・リストから次のステーションであるステーションST
Abを読み出し(図4のステップ53)、そのポインタ
が排他制御用の先頭かどうか判断する(図4のステップ
54)。
【0053】ステーションSTAbのポインタは排他制
御用の先頭であるので、アクセスポイント11は有線L
AN17を介してシステムBへロック要求送信する(図
4のステップ55)。このロック要求を図1(C)に1
03で示す。続いて、アクセスポイント11は、図4の
ステップ56、ステップ57、図5のステップ61、ス
テップ62、ステップ63、ステップ65、ステップ6
4、ステップ61の処理を順次に行う。すなわち、シス
テムAはシステムBからのリプライ待ちに入る。このリ
プライ待ちを図1(C)に104で示す。
【0054】一方、システムBのアクセスポイント16
は、システムAからのシステム間通信を受信し(図6の
ステップ81)、それがリプライかどうか判定し(図6
のステップ82)、リプライではないのでロックかどう
か判定する(図6のステップ86)。受信したシステム
間通信はロック要求であるので、アクセスポイント16
は、以降、図6のステップ87、88の処理を順次に行
って最初のステップ81に戻り、システム間通信受信待
ちの状態となる。
【0055】また、システムBのアクセスポイント16
は、図3のステーション・フェッチ50、リクエスト・
ハンドラ60の処理を順次に実行する。リクエスト・ハ
ンドラ60の処理において、アクセスポイント16は、
図5のステップ61、67、68の各処理を経て図5の
ステップ69でリプライ送信をすると共に、フラグwait
UNLKをセットする。
【0056】従って、システムBは図1(C)に示すよ
うに、自ステーションと通信中の状態(201)から、
このリプライ送信の状態(202)となる。このとき、
アクセスポイント16は、図5のステップ61、62、
61の処理を繰り返している。従って、アクセスポイン
ト16は、リクエスト・ハンドラ60の処理を継続して
おり、図3の通信処理70には移行せず、無線空間の使
用を差し控えた状況になる。すなわち、システムBは図
1(C)に203で示すように、ロック解放待ちの状態
となる。
【0057】次に、リプライ待ちの状況にあるアクセス
ポイント11は、システムBからのシステム間通信を有
線LAN17経由で受信し(図6のステップ81)、受
信したシステム間通信はリプライであるので、リプライ
を返してきたシステムBを記憶し(図6のステップ8
2、83)、ロック完了か判断する(図6のステップ8
4)。ここではシステムはAとBの2つしかないので、
ロック完了と判断され、フラグwaitReplyをリセットし
て(図6のステップ85)、ステップ81のシステム間
通信受信待ちの状態に入る。
【0058】また、アクセスポイント11は、図3及び
図5のリクエスト・ハンドラ60の処理を実行し、ステ
ップ61、62、63、65の各処理を経由してステッ
プ64でフラグwaitReplyがセットされているかどうか
判定し、ここでは前述したステップ85でフラグwaitRe
plyがリセットされているので、通信処理を実行する
(ステップ70)。これで、システムBからのリプライ
待ちが解けて無線空間を使用してポーリングリストの現
在のポインタのステーションSTAbの通信が、図1
(C)に105で示すように開始される。
【0059】続いて、システムAが無線空間占有中にお
いて、アクセスポイント11が次のステーションSTA
c取り出し時には、図3のステップ50、60の処理を
実行し、ステップ60のリクエスト・ハンドラ60にお
いて、図5のステップ61、62、63、65、64、
70の処理を順次に実行する。これにより、システムA
が無線空間を占有した状態で、図1(C)に106で示
すようにステーションSTAcに送信権を与えて通信が
できる。
【0060】アクセスポイント11は、ポーリングリス
トの現在のポインタが図1(B)に示した無線空間の排
他使用を必要とするステーションの待ち行列の最後のス
テーションSTAcを指しているので、図4のステップ
50、51、52を経てステップ58でロック解放要求
を送信する。このロック解放要求送信を図1(C)に1
07で示す。
【0061】上記のロック解放要求送信後、ステップ5
9で自分(システムA)をロック要求待ち行列から取り
除き、ステップ53でポーリング・リストから次のステ
ーションSTAaを取り出す。以後、ステップ54、図
5のステップ61、62、63の各処理が順次に行われ
る。ステップ63ではタイミングによりロック要求待ち
行列が空のときとそうでないときがあるが、ここでは空
であると仮定すると、続いてアクセスポイント11は、
ステップ64を経てステップ70の通信処理に移行し、
ステーションSTAaに送信権を付与する。
【0062】一方、システムAからの前述したロック解
放要求の送信を受信したシステムBのアクセスポイント
16は、図6のステップ81、82、86、89、9
0、91の各処理を経てステップ81のシステム間通信
受信待ちの状態に入る。また、アクセスポイント16
は、主動作中のリクエスト・ハンドラ処理60で、図5
のステップ61を経てフラグwaitUNLKがセットされてい
るかどうか判定する。
【0063】ここでは、システムBのアクセスポイント
16は、ロック解放要求を受信したときのシステム間通
信受信処理にてフラグwaitUNLKはリセットしているので
(図6のステップ91)、図5のステッブ63に進み、
ロック要求待ち行列が空であるか否か判定する。ステッ
プ63ではタイミングによりロック要求待ち行列が空の
ときとそうでないときがあるが、ここでは空であると仮
定すると、続いてアクセスポイント16は、ステップ6
4を経てステップ70の通信処理に移行し、システムB
内の次のステーションに送信権を付与する。このように
して、システムBは無事ロック解放待ちのループを抜
け、無線通信を再開できる。
【0064】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、システム内にはステーショ
ンは1つのみ敷かなくても差し支えない(この場合は、
当然待ち行列は通常の待ち行列か、無線空間の排他使用
を必要とするステーションの待ち行列のどちらかは空と
なる)。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
他のシステムと無線空間の使用の競合が生じる自システ
ムのステーションにアクセスポイントが送信権を付与す
る前に、他のシステムからの無線空間の排他使用の許可
応答待ちの状態とし、排他使用の許可応答を受信してか
ら、上記のステーションに送信権を付与することによ
り、無線空間の使用の競合を回避するようにしたため、
無線空間を共有する複数の無線LANシステムがフレー
ムの衝突を繰り返すことにより通信が停滞することを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のシステム構成図、要部
の構成図、及び通信動作を模式的に示す図である。
【図2】本発明システムにおけるステーションが所属す
る待ち行列の遷移説明図である。
【図3】本発明システムにおけるアクセスポイントの主
動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】図3中のステーション・フェッチの処理説明用
フローチャートである。
【図5】図3中のリクエスト・ハンドラの処理説明用フ
ローチャートである。
【図6】本発明システムにおけるアクセスポイントのシ
ステム間通信受信処理のフローチャートである。
【図7】ステーションが他のシステムのアクセスポイン
トに干渉している様子の一例を示す図である。
【図8】ステーションが他のシステムのステーションに
干渉している様子の一例を示す図である。
【図9】図7における通信障害の一例の説明図である。
【図10】図8における通信障害の一例の説明図であ
る。
【符号の説明】
11 システムAのアクセスポイント 12(STAa)、13(STAb)、14(STA
c)、15(STAd)システムAのステーション 16 システムBのアクセスポイント 21 ステーションの通常の待ち行列へのポインタ 22 無線空間の排他使用を必要とするステーションの
待ち行列へのポインタ 23 無線空間の排他使用を要求するシステムの待ち行
列へのポインタ 50 ステーション・フェッチ処理ステップ 60 リクエスト・ハンドラ処理ステップ 70 通信処理ステップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線端末である一又は二以上のステーシ
    ョンと、このステーションに対して無線データの送信権
    を付与するアクセスポイントからなる無線通信システム
    が複数隣接して存在し、各アクセスポイントは他のシス
    テムのアクセスポイントとは非同期で自システム内のス
    テーションに送信権を付与する無線LANシステムであ
    って、 前記複数の無線通信システムの各アクセスポイントは、 自システムのステーションのうち、他の無線通信システ
    ムとは非同期にデータの送信権を付与するステーション
    のアドレスを記憶する第1の待ち行列と、通信障害が検
    出された結果、無線空間の排他使用を試みるステーショ
    ンのアドレスを記憶する第2の待ち行列と、無線空間の
    排他使用を要求したシステムを記憶するロック要求待ち
    行列とを有する記憶装置と、 他のシステムのアクセスポイントからの、無線空間の排
    他使用の要求、排他使用の解放要求又は排他使用の許可
    応答を受信し、前記無線空間の排他使用の要求を受信し
    たときには、送信元のシステムを予め決めた優先順位に
    従って前記ロック要求待ち行列に組み入れ、前記排他使
    用の解放要求を受信したときには、送信元のシステムを
    前記ロック要求待ち行列から削除するシステム間通信受
    信手段と、 送信権を付与しようとする自システム内のステーション
    が前記記憶装置の前記第1の待ち行列にあるときには、
    そのステーションに送信権を付与する第1の処理手段
    と、 前記記憶装置の前記第2の待ち行列にある自システム内
    のステーションに前記送信権を付与するに先立って前記
    無線空間の排他使用の要求を送信すると共に、自システ
    ムを予め決めた優先順位に従って前記ロック要求待ち行
    列に組み入れ、通信終了した自システム内のステーショ
    ンが前記第2の待ち行列の最後にあるときには前記無線
    空間の排他使用の解放要求を送信すると共に前記ロック
    要求待ち行列から自システムを削除する第2の処理手段
    と、 前記ロック要求待ち行列の先頭に自システムが記憶され
    ているときには、前記システム間通信受信手段により前
    記排他使用の許可応答を受信するまで待機状態とし、前
    記排他使用の許可応答を受信したときに、前記第2の待
    ち行列にある送信権を付与しようとする自システム内の
    ステーションに送信権を付与する第3の処理手段と、 前記システム間通信受信手段により前記排他使用の要求
    を受信し、前記ロック要求待ち行列の先頭に他のシステ
    ムが記憶されていたときには、前記排他使用の許可応答
    を送信する第4の処理手段とを有することを特徴とする
    無線LANシステム。
  2. 【請求項2】 前記複数の無線通信システム内の各々の
    前記アクセスポイントは、互いに有線LANにより接続
    されていることを特徴とする請求項1記載の無線LAN
    システム。
  3. 【請求項3】 前記複数の無線通信システムは、各々光
    拡散型無線LANシステムであることを特徴とする請求
    項1記載の無線LANシステム。
  4. 【請求項4】 前記第1の待ち行列に含まれていたステ
    ーションが無線通信の失敗を契機に前記第2の待ち行列
    に移動し、該第2の待ち行列に移動したステーションが
    他システムの通信を受信しなくなることを契機に前記第
    1の待ち行列に復帰することを特徴とする請求項1記載
    の無線LANシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007529690A (ja) * 2004-03-16 2007-10-25 テレズィゴロジー インク 信号作動ファスナーアレイ
WO2020174683A1 (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 株式会社ベイビッグ 制御システム及び制御方法
WO2022074813A1 (ja) * 2020-10-09 2022-04-14 株式会社ベイビッグ 制御システム及び制御方法

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JP2007529690A (ja) * 2004-03-16 2007-10-25 テレズィゴロジー インク 信号作動ファスナーアレイ
WO2020174683A1 (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 株式会社ベイビッグ 制御システム及び制御方法
WO2022074813A1 (ja) * 2020-10-09 2022-04-14 株式会社ベイビッグ 制御システム及び制御方法

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