JP2003085942A - 気流調整機構を有するディスク装置及びその製造方法並びにそれに組み込まれる薄膜部材 - Google Patents

気流調整機構を有するディスク装置及びその製造方法並びにそれに組み込まれる薄膜部材

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JP2003085942A
JP2003085942A JP2001264525A JP2001264525A JP2003085942A JP 2003085942 A JP2003085942 A JP 2003085942A JP 2001264525 A JP2001264525 A JP 2001264525A JP 2001264525 A JP2001264525 A JP 2001264525A JP 2003085942 A JP2003085942 A JP 2003085942A
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actuator
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disk
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Tomoyuki Asano
智之 浅野
Ikuko Kawamoto
郁子 河本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク装置において、回転する記憶ディス
クの周辺の気流がアクチュエータに及ぼす振動等の影響
を、安価かつ容易に搭載できる気流調整機構によって効
果的に抑制する。 【解決手段】 ディスク装置10は、アクチュエータ2
0の複数のサスペンションアーム26における所望の輪
郭部分をそれぞれに被覆する複数の薄膜部材36を備え
る。各薄膜部材36は、対応のサスペンションアーム2
6に設けた慣性モーメント低減用貫通穴の周辺の輪郭部
分を被覆してアーム表面に固着され、それにより貫通穴
を遮蔽する。薄膜部材36は、サスペンションアーム2
6の貫通穴周辺の輪郭部分を実質的に平滑化し、高速回
転中の記憶ディスク16の周辺に生じる気流を、この輪
郭部分に沿って円滑に案内する。それにより、気流が安
定化し、アクチュエータ20に及ぼされる振動等の影響
が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶ディスクにデ
ータの書き込み及び読み出しを行うディスク装置に関
し、特に、高速回転する記憶ディスクに随伴して記憶デ
ィスクの周辺に生じる気流を調整する気流調整機構を備
えたディスク装置に関する。本発明はまた、そのような
ディスク装置の製造方法に関する。本発明はさらに、そ
のようなディスク装置に気流調整機構として組み込まれ
る薄膜部材に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置の補助記憶装置として使用
されるディスク装置では、磁気ディスク、光ディスク、
光磁気ディスク等の種々のディスク状記憶媒体(本明細
書で記憶ディスクと称する)を高速回転させるととも
に、記憶ディスクの記録面に同心円状に設定される多数
の記録トラックに対してヘッド部をトラック追従(トラ
ッキング)動作させることにより、データの書き込み及
び読み出しを行っている。ヘッド部のトラッキング性能
は、ヘッド部を支持するアクチュエータのサーボ制御動
作における位置決め精度に依存する。特に近年、記憶デ
ィスクの記録密度の著しい向上に伴い、アクチュエータ
の位置決め精度に対する要求は相当に厳しくなってい
る。
【0003】アクチュエータがこのような高精度のトラ
ッキング動作を遂行できるようにするためには、アクチ
ュエータの動作に影響を及ぼす外乱因子を最小限にする
ことが要求される。例えば、高速回転中の記憶ディスク
に随伴して記憶ディスクの周辺に生じる気流は、アクチ
ュエータに衝突して乱流化することにより、アクチュエ
ータや記憶ディスクに振動を引き起こす場合がある。特
に、ハードディスク装置のように、アクチュエータが、
記憶ディスクの記録面に沿って延設される支軸旋回可能
なサスペンションアームを備える構成では、この乱流化
した気流によりサスペンションアームが振動して、ヘッ
ドの位置決め精度及びヘッドとディスク記録面との間の
ギャップ寸法精度を悪化させることが懸念される。
【0004】このような課題の対策として、高速回転す
る記憶ディスクの周辺に生じる気流を調整する気流調整
機構を備えたディスク装置が、種々提案されている。例
えば米国特許第5854725号明細書は、アクチュエ
ータのアームの表面に取り付けられる複数の案内部材を
備えたハードディスク装置を開示する。これら案内部材
は、流線形又は楔形の外形を有する小片であり、接着剤
等によりアーム表面の風上側及び風下側に固着される。
各案内部材は、高速回転中の記憶ディスクの周辺に生じ
る気流を、アクチュエータアームの外面に沿って円滑に
案内することにより層流状にして、気流がアームに及ぼ
す振動等の影響を軽減する。
【0005】また、米国特許第5446612号明細書
は、アクチュエータのアームに翼を設けたハードディス
ク装置を開示する。アームの翼は、記憶ディスクの回転
に伴う気流を受けて、アーム先端のヘッドをディスクに
接近させる力を生じる。それにより、ヘッドの浮上動作
が安定し、ヘッドとディスク記録面との間のギャップ寸
法精度が向上する。
【0006】特開2001−23347号公報は、複数
の記憶ディスクの間に挿入されるとともに、アクチュエ
ータのアーム先端のヘッドに対しディスク回転方向下流
側に、ヘッド移動範囲に渡り一定の間隔をあけて配置さ
れる空気整流翼を備えたハードディスク装置を開示す
る。空気整流翼は、流線形断面を有し、ディスク間の空
気の流れをアームの近傍で整流して、ディスク及びアー
ムの振動を抑制する。同様に、特開2000−2280
79号公報は、アクチュエータの複数のアームの間に挿
入されるくし歯状の整流部材を備えたハードディスク装
置を開示する。
【0007】また、特開平5−101557号公報及び
特開平5−100061号公報は、アクチュエータのア
ームに弾性体及び緩衝体を取り付けたり、アーム回転軸
を防振材で覆ったりすることにより、アームの始動、停
止時の衝撃を緩和するようにしたハードディスク装置を
開示する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】例えば従来のハードデ
ィスク装置では、アクチュエータ動作時のサスペンショ
ンアームの慣性モーメントを低減すべく、アーム所要位
置に貫通穴や切欠きを設けてサスペンションアームを軽
量化した構成が一般的である。この構成では、貫通穴や
切欠きに起因して、サスペンションアームの外面に沿っ
て流れる気流が著しく乱流化し、その軽量化と相乗し
て、サスペンションアームの振動が一層生じ易くなるこ
とが危惧される。
【0009】前述した従来技術における種々の気流調整
機構では、慣性モーメント低減のためにサスペンション
アームに設けた貫通穴や切欠きに起因する気流の乱流化
を、直接的に防止することは困難である。しかも、サス
ペンションアームの個数が増えるほど、気流調整機構の
構成は複雑になり、結果としてハードディスク装置の製
造工程が煩雑になったり製造コストが上昇したりする懸
念がある。また、サスペンションアームを持たない他の
ディスク装置に対しては、前述した気流調整機構は有効
に機能しないことが予測される。
【0010】本発明の目的は、記憶ディスクにデータの
書き込み及び読み出しを行うディスク装置において、高
速回転する記憶ディスクに随伴して記憶ディスクの周辺
に生じる気流を調整して、特に気流がアクチュエータに
及ぼす振動等の影響を効果的に抑制でき、しかも安価か
つ容易に装備できる気流調整機構を備えたディスク装置
を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、記憶ディスクの記録
面に沿って延設される支軸旋回可能なサスペンションア
ームを備えるディスク装置において、慣性モーメント低
減のためにサスペンションアームに設けた貫通穴や切欠
きに起因する気流の乱流化を直接的に防止できる気流調
整機構を備えたディスク装置を提供することにある。
【0012】本発明のさらに他の目的は、そのようなデ
ィスク装置を安価かつ容易に製造するための製造方法を
提供することにある。本発明のさらに他の目的は、ディ
スク装置に気流調整機構として組み込むことができる薄
膜部材を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、記録面を有する回転可能
な記憶ディスクと、ヘッド部を記憶ディスクの記録面に
対向させた状態に支持するとともに、ヘッド部を記録面
に対してトラック追従動作させるアクチュエータと、回
転する記憶ディスクに随伴して記憶ディスクの周辺に生
じる気流を調整する気流調整機構とを具備し、気流調整
機構は、アクチュエータの所望の輪郭部分を被覆してア
クチュエータの表面に固着される薄膜部材を備え、薄膜
部材が該輪郭部分に沿った気流を安定化する、ディスク
装置を提供する。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のディスク装置において、アクチュエータが、記憶ディ
スクの記録面に沿って延設される支軸旋回可能なサスペ
ンションアームを備え、薄膜部材がサスペンションアー
ムの輪郭部分を被覆してサスペンションアームの表面に
固着されるディスク装置を提供する。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のディスク装置において、サスペンションアームの輪郭
部分に貫通穴が形成され、薄膜部材が貫通穴を遮蔽する
ディスク装置を提供する。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載のディスク装置において、薄膜部材
が、筒状の熱収縮性樹脂フィルム層を有し、熱収縮性樹
脂フィルム層の熱収縮作用によりアクチュエータの表面
に固着されるディスク装置を提供する。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載のディスク装置において、薄膜部材
が、樹脂フィルム層と、樹脂フィルム層の片面に添着さ
れる粘着剤層とを有し、粘着剤層を介してアクチュエー
タの表面に固着されるディスク装置を提供する。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか1項に記載のディスク装置において、薄膜部材
が、アクチュエータの振動や衝撃を低減する樹脂製の制
振層を有するディスク装置を提供する。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか1項に記載のディスク装置において、気流調整
機構が、ディスク装置のケーシングに加わる衝撃力によ
って生じる振動や衝撃のピーク値を低減することにより
ケーシングと記憶ディスクとの間の振動衝撃力を低減す
る表面をさらに備えるディスク装置を提供する。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれか1項に記載のディスク装置において、気流調整
機構が、ディスク装置に対する帯電防止機能、バイアス
調整機能、電磁妨害雑音シールド機能及び無線周波干渉
シールド機能のうち、少なくとも1つの機能をさらに有
するディスク装置を提供する。
【0021】請求項9に記載の発明は、回転中の記憶デ
ィスクの周辺に生じる気流を調整する気流調整機構を有
するディスク装置の製造方法であって、記憶ディスクの
記録面に対向配置可能にヘッド部を支持するアクチュエ
ータを用意し、アクチュエータの所望の輪郭部分を熱収
縮後に被覆可能な寸法及び形状を有する熱収縮性の薄膜
部材を用意し、アクチュエータの輪郭部分を被覆する位
置に薄膜部材を配置し、薄膜部材を加熱して収縮させる
ことにより、アクチュエータの輪郭部分を被覆した状態
で薄膜部材をアクチュエータの表面に固着する、製造方
法を提供する。
【0022】請求項10に記載の発明は、請求項1〜8
のいずれか1項に記載のディスク装置に気流調整機構と
して組み込まれる薄膜部材を提供する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。図面において、同一
又は類似の構成要素には共通の参照符号を付す。図面を
参照すると、図1は、本発明の一実施形態によるディス
ク装置10を、ケーシングのカバーを取り外した状態で
示す斜視図、図2は、ディスク装置10のアクチュエー
タの主要部を示す分解平面図である。ディスク装置10
は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置の補助記
憶装置として使用されるハードディスク装置の構成を有
する。
【0024】ディスク装置10は、ケーシング12と、
ケーシング12内に共通の駆動軸14を中心として回転
可能に設置され、各々に記録面16aを有する複数(図
で3枚)の記憶ディスク16と、それら記憶ディスク1
6を回転駆動する駆動源(図示せず)と、記憶ディスク
16の近傍でケーシング12内に移動可能に設置され、
複数のヘッド部18を複数の記憶ディスク16の記録面
16aにそれぞれ対向させた状態に支持するとともに、
それらヘッド部18を記録面16aに対してトラック追
従(トラッキング)動作させるアクチュエータ20と、
アクチュエータ20を駆動するサーボ機構22とを備え
て構成される。
【0025】ケーシング12は、例えば金属材料から鋳
造工程等を経て作製される剛体構造を有し、ディスク装
置10の上記した主要構成要素群を安定的に収容する有
底凹所24を備える。ケーシング12には、上記主要構
成要素群を凹所24に収容した状態で凹所24を遮蔽す
るカバー(図示せず)が取着される。
【0026】記憶ディスク16は、両面に記録面16a
を有する磁気ディスクであり、各記録面16aに、回転
軸線を中心として同心円状に設定される多数の記録トラ
ック(図示せず)が形成される。複数の記憶ディスク1
6は、共通の駆動軸14に、軸線方向へ一定の間隔を空
けて固定的に取り付けられ、駆動源の駆動作用により互
いに同期して高速回転する(回転方向を矢印αで示
す)。
【0027】アクチュエータ20は、記憶ディスク16
の記録面16aに沿ってそれぞれ延設される支軸旋回可
能な複数(図で4本)のサスペンションアーム26を備
える。それらサスペンションアーム26は、それぞれの
基端で互いに一体的に連結され、その一体的連結部分2
6aが共通の軸28に取り付けられる。各サスペンショ
ンアーム26の末端には、板ばね状のヘッド支持板30
が連結され、各ヘッド支持板30の末端に、ヘッド部1
8を構成するスライダ32(図5参照)が担持される。
複数のサスペンションアーム26は、サーボ機構22の
駆動作用により、軸28を中心とした所定角度範囲に渡
って互いに同期して旋回する(旋回方向を矢印βで示
す)。それにより、各サスペンションアーム26に連結
されたヘッド支持板30の先端のヘッド部18が、対応
の記憶ディスク16の記録面16aに設定される記録ト
ラックに対してトラッキング動作し、記録面16aにデ
ータの書き込み及び読み出しを行う。
【0028】アクチュエータ20は、その動作時におけ
る複数のサスペンションアーム26の慣性モーメントを
低減すべく、各サスペンションアーム26の略中央位置
に貫通穴34(図2)を設けてアーム26を軽量化して
いる。この構成では、アクチュエータ20の動作時すな
わちデータの読み書き時に、高速回転する複数の記憶デ
ィスク16に随伴してそれら記憶ディスク16の周辺に
生じる気流が、アクチュエータ20の複数のサスペンシ
ョンアーム26に衝突するとともに各アーム26の貫通
穴34の位置で著しく乱流化して、それらサスペンショ
ンアーム26に無視できない振動を生じさせる危惧があ
る。そこでディスク装置10では、高速回転中の記憶デ
ィスク16の周辺に生じる気流を調整して、特に気流が
アクチュエータ20に及ぼす振動等の影響を効果的に抑
制できる下記の特徴的構成を有した気流調整機構が装備
される。
【0029】ディスク装置10の気流調整機構は、アク
チュエータ20の複数のサスペンションアーム26にお
ける所望の輪郭部分をそれぞれに被覆する複数の薄膜部
材36を備える。各薄膜部材36は、対応のサスペンシ
ョンアーム26の貫通穴34周辺の輪郭部分をアーム両
面に渡って包囲して、サスペンションアーム26の表面
に固着され、それにより貫通穴34をアーム両面におい
て遮蔽する。このような構成を有する薄膜部材36は、
サスペンションアーム26の貫通穴34周辺の輪郭部分
を実質的に平滑化し、その結果、この輪郭部分に沿った
気流を円滑に案内して実質的層流状に安定化するように
作用する。それにより、気流がアクチュエータ20に及
ぼす振動等の影響が、極めて効果的に抑制される。ま
た、後述するような単純構造の薄膜部材36をサスペン
ションアーム26の所望位置に固着する構成は、ディス
ク装置10の製造工程の簡略化及び製造コストの低減に
寄与する。
【0030】薄膜部材36は、図3に示すように、サス
ペンションアーム26の貫通穴34周辺の輪郭形状に対
応する平面視で略台形の中空筒状構造を有する。このよ
うな構造によれば、アクチュエータ20が複数のサスペ
ンションアーム26を有する図示実施形態の構成におい
ても、サスペンションアーム26に連結したヘッド支持
板30をその先端から薄膜部材36の空洞部分に挿入す
ることにより、薄膜部材36を対応のサスペンションア
ーム26の所望位置に容易に取り付けることができる。
【0031】中空筒状の薄膜部材36は、例えば粘着剤
を介してサスペンションアーム26の表面に固着するこ
とができる。しかし、薄膜部材36の固着作業を簡略化
するためには、薄膜部材36を、筒状の熱収縮性樹脂フ
ィルム層を有する構成とすることが有利である。この構
成によれば、熱収縮性樹脂フィルム層の熱収縮作用によ
り、薄膜部材36をサスペンションアーム26の表面に
極めて容易に固着することができる。なお、薄膜部材3
6の全体を熱収縮性樹脂フィルム層から形成してもよい
し、或いは薄膜部材36を、熱収縮性樹脂フィルム層を
含む多層構造にすることもできる。いずれの場合も、薄
膜部材36は、サスペンションアーム26の慣性モーメ
ントの増加を抑制すべく、軽量化が容易な樹脂材料から
形成される。
【0032】筒状の熱収縮性樹脂フィルム層を有する薄
膜部材36は、以下の手順により、アクチュエータ20
のサスペンションアーム26に固着される。まず、ヘッ
ド部18を支持するサスペンションアーム26を有する
アクチュエータ20を用意するとともに、サスペンショ
ンアーム26の貫通穴34周辺の輪郭部分を熱収縮後に
被覆可能な原寸法及び原形状を有する薄膜部材36を用
意する(図2)。次いで、サスペンションアーム26に
連結したヘッド支持板30をその先端から薄膜部材36
の空洞部分に挿入して、サスペンションアーム26の貫
通穴34周辺の輪郭部分を包囲する位置に薄膜部材36
を配置する(図4(a))。そして、薄膜部材36を所
定温度に加熱して収縮させることにより、貫通穴34周
辺の輪郭部分を被覆するとともに貫通穴34を遮蔽した
状態で、サスペンションアーム26の表面に薄膜部材3
6を固着する(図4(b))。
【0033】薄膜部材36の熱収縮性樹脂フィルム層に
好適に使用できる材料としては、例えば三菱樹脂株式会
社(日本国、東京)から入手可能な商標名「ヒシペッ
ト」のポリエステル系延伸フィルムや同じく商標名「D
XL」のポリスチレン系延伸フィルムが挙げられる。こ
の場合、「ヒシペット」フィルムは30μm〜50μm
の厚みのものが、また「DXL」フィルムは40μm〜
80μmの厚みのものが入手できる。いずれの材料も、
上記した薄膜部材36の固着手順において、約100℃
〜160℃に加熱することにより、良好な収縮/固着作
用が得られる。なお、ディスク装置10がその製造工程
中の所定段階でこの程度の温度に曝される場合には、当
該加熱段階の前に、前述したようにサスペンションアー
ム26の所定位置に収縮前の薄膜部材36を配置してお
けば、薄膜部材36の熱収縮だけを目的とする加熱段階
を省略できる。
【0034】ディスク装置10の気流調整機構として
は、上記した中空筒状の薄膜部材36の代わりに、図6
に示すような平板状の薄膜部材38を採用することもで
きる。この場合、薄膜部材38は、サスペンションアー
ム26の貫通穴34周辺の輪郭形状に対応する平面視で
略台形の樹脂フィルム層40と、樹脂フィルム層40の
片面に添着される粘着剤層42とを有する。
【0035】薄膜部材38は、サスペンションアーム2
6の貫通穴34周辺の輪郭部分を、好ましくはアーム片
面(図7では上面)において被覆し、粘着剤層42を介
してサスペンションアーム26の表面に固着される。こ
のような構成を有する薄膜部材38によっても、サスペ
ンションアーム26の貫通穴34をアーム片面において
遮蔽することにより、貫通穴34周辺の輪郭部分が実質
的に平滑化され、その結果、この輪郭部分に沿った気流
が円滑に案内されて実質的層流状に安定化される。それ
により、気流がアクチュエータ20に及ぼす振動等の影
響が、極めて効果的に抑制される。なお、薄膜部材38
を、サスペンションアーム26の両面に固着することも
できる。
【0036】薄膜部材38の樹脂フィルム層40として
は、特に限定されないが、例えばポリエチレンテレフタ
レート(PET)、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
リイミド等からなるフィルムを採用できる。また、粘着
剤層42は、一般的な粘着剤、好ましくはアクリル系粘
着剤から作製できる。この場合、25μm〜100μm
の厚みのPET製樹脂フィルム層40と、25μm〜1
00μmの厚みの粘着剤層42とを、適宜組み合わせて
使用することが好ましい。
【0037】薄膜部材38の樹脂フィルム層40として
は、粘着剤層42とは反対側の主表面が平滑なフィルム
だけでなく、主表面に微細な凹凸を有するフィルムを採
用することもできる。このようなフィルムとしては、図
8に示す多数の微細突条44を有するフィルムや、図9
に示す多数の微細突子46を有するフィルムが挙げられ
る。いずれの場合も、サスペンションアーム26の表面
に薄膜部材38を適正に方向付けして固着することによ
り、樹脂フィルム層40の主表面の凹凸が、高速回転中
の記憶ディスク16の周辺に生じる気流に対し前述した
整流作用を発揮する。その結果、気流の安定化が促進さ
れ、気流がアクチュエータ20に及ぼす振動等の影響が
一層効果的に抑制される。
【0038】なお、樹脂フィルム層40に好適に形成さ
れる微細突条44の他の例として、米国特許第4986
496号、同第5069403号、同第5133516
号、同第5848769号に開示されている図10
(a)〜(e)に断面図で示す形状を挙げることができ
る。図8及び図10に示す各種形状の微細突条44にお
いては、各突条44の高さ(基端から頂点までの距離)
は20μm〜400μm、V字形の基端交差部(すなわ
ち谷)の角度は15°〜140°、隣り合う突条44の
頂点同士の間隔は20μm〜400μmであることが好
ましい。いずれの形状の微細突条44も、アクチュエー
タ20の表面上で薄膜部材38の適正な方向性を確保す
ることにより、気流に対する効果的な整流作用を発揮で
きる。
【0039】薄膜部材38の粘着剤層42としては、一
般的な粘着剤の代わりに、ミネソタマイニングアンドマ
ニュファクチャリング社(米国、ミネソタ州)から「ス
コッチダンプ」の商標名で入手可能な粘弾性制振テープ
(製品番号:JPV115、242F01等)を採用す
ることもできる。この場合、粘着剤層42自体が樹脂製
制振層として制振効果を発揮できるので、アクチュエー
タ20の振動や衝撃を一層効果的に低減ないし抑制する
ことができる。
【0040】以上、本発明の好適な実施形態を説明した
が、本発明は、図示実施形態の構成に限定されず、特許
請求の範囲の記載内で種々の変形及び修正を成し得るも
のである。例えば、本発明に係るディスク装置及びその
製造方法は、光ディスクや光磁気ディスク等の、磁気デ
ィスク以外の記憶ディスクを搭載したディスク装置にも
適用できる。また、サスペンションアームを有しない例
えば直動式のアクチュエータを有するディスク装置に対
しても、気流調整機構として、アクチュエータの所望の
輪郭部分を被覆してアクチュエータの表面に固着される
薄膜部材を採用することにより、気流がアクチュエータ
に及ぼす影響を効果的に抑制できる。さらに、貫通穴に
限らず、切欠きや段差等の、気流を乱流化する傾向があ
るアクチュエータの種々の輪郭部分を、薄膜部材で被覆
することができる。
【0041】また、本発明における気流調整機構は、デ
ィスク装置のケーシングに加わる衝撃力によって生じる
振動や衝撃のピーク値を低減することによりケーシング
と記憶ディスクとの間の振動衝撃力を低減する表面をさ
らに備えることができる。さらに、気流調整機構は、デ
ィスク装置に対する帯電防止機能、バイアス調整機能、
電磁妨害雑音シールド機能及び無線周波干渉シールド機
能のうち、少なくとも1つの機能をさらに有することが
できる。
【0042】
【実施例】図1に示す基本構成を有する3.5インチ型
ハードディスク装置において、記憶ディスク16を10
000rpmで回転させたときに、アクチュエータ20
の最上部のサスペンションアーム26に生じる鉛直方向
(軸28の軸線方向)の振動を、各サスペンションアー
ム26の上面に薄膜部材38を取り付けた本発明構造
(図7)と、薄膜部材38を取り付けていない従来構造
とのそれぞれに対し、レーザ変位計で測定した。結果
は、従来構造では鉛直方向振幅で46.83μmの振動
が最上部のサスペンションアーム26に生じたのに対
し、本発明構造においてはこの振動振幅が15.47μ
mに抑制された。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、記憶ディスクにデータの書き込み及び読み出
しを行うディスク装置において、高速回転する記憶ディ
スクに随伴して記憶ディスクの周辺に生じる気流を調整
して、特に気流がアクチュエータに及ぼす振動等の影響
を効果的に抑制できる信頼性に優れた気流調整機構を、
安価かつ容易に装備できるようになる。
【0044】特に、記憶ディスクの記録面に沿って延設
される支軸旋回可能なサスペンションアームを備えるデ
ィスク装置においては、慣性モーメント低減のためにサ
スペンションアームに設けた貫通穴や切欠きに起因する
気流の乱流化を直接的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるディスク装置を、ケ
ーシングのカバーを取り外した状態で示す斜視図であ
る。
【図2】図1のディスク装置におけるアクチュエータと
薄膜部材とを示す分解平面図である。
【図3】図2の薄膜部材を拡大して示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態によるディスク装置製造方法
を説明する図で、(a)薄膜部材の収縮前、及び(b)
薄膜部材の収縮後、の各状態を示す平面図である。
【図5】図3の薄膜部材を所定位置に固着したアクチュ
エータの部分拡大側面図である。
【図6】本発明の他の実施形態による薄膜部材の拡大斜
視図である。
【図7】図6の薄膜部材を所定位置に固着したアクチュ
エータの部分拡大側面図である。
【図8】変形例による薄膜部材の拡大斜視図である。
【図9】他の変形例による薄膜部材の拡大斜視図であ
る。
【図10】(a)〜(e)はいずれも、さらに他の変形
例による薄膜部材の拡大断面図である。
【符号の説明】 12…ケーシング 14…駆動軸 16…記憶ディスク 18…ヘッド部 20…アクチュエータ 26…サスペンションアーム 34…貫通穴 36、38…薄膜部材 40…樹脂フィルム層 42…粘着剤層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 33/14 G11B 33/14 E (72)発明者 河本 郁子 神奈川県相模原市南橋本3−8−8 住友 スリーエム株式会社内 Fターム(参考) 5D059 AA01 BA01 CA14 CA21 DA11 DA33 DA36 DA37 EA12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録面を有する回転可能な記憶ディスク
    と、 ヘッド部を前記記憶ディスクの前記記録面に対向させた
    状態に支持するとともに、該ヘッド部を該記録面に対し
    てトラック追従動作させるアクチュエータと、 回転する前記記憶ディスクに随伴して該記憶ディスクの
    周辺に生じる気流を調整する気流調整機構とを具備し、 前記気流調整機構は、前記アクチュエータの所望の輪郭
    部分を被覆して該アクチュエータの表面に固着される薄
    膜部材を備え、該薄膜部材が該輪郭部分に沿った気流を
    安定化する、ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータが、前記記憶ディス
    クの前記記録面に沿って延設される支軸旋回可能なサス
    ペンションアームを備え、前記薄膜部材が該サスペンシ
    ョンアームの前記輪郭部分を被覆して該サスペンション
    アームの表面に固着される請求項1に記載のディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 前記サスペンションアームの前記輪郭部
    分に貫通穴が形成され、前記薄膜部材が該貫通穴を遮蔽
    する請求項2に記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記薄膜部材が、筒状の熱収縮性樹脂フ
    ィルム層を有し、該熱収縮性樹脂フィルム層の熱収縮作
    用により前記アクチュエータの表面に固着される請求項
    1〜3のいずれか1項に記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記薄膜部材が、樹脂フィルム層と、該
    樹脂フィルム層の片面に添着される粘着剤層とを有し、
    該粘着剤層を介して前記アクチュエータの表面に固着さ
    れる請求項1〜3のいずれか1項に記載のディスク装
    置。
  6. 【請求項6】 前記薄膜部材が、前記アクチュエータの
    振動や衝撃を低減する樹脂製の制振層を有する請求項1
    〜5のいずれか1項に記載のディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記気流調整機構が、ディスク装置のケ
    ーシングに加わる衝撃力によって生じる振動や衝撃のピ
    ーク値を低減することにより該ケーシングと前記記憶デ
    ィスクとの間の振動衝撃力を低減する表面をさらに備え
    る請求項1〜6のいずれか1項に記載のディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記気流調整機構が、ディスク装置に対
    する帯電防止機能、バイアス調整機能、電磁妨害雑音シ
    ールド機能及び無線周波干渉シールド機能のうち、少な
    くとも1つの機能をさらに有する請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載のディスク装置。
  9. 【請求項9】 回転中の記憶ディスクの周辺に生じる気
    流を調整する気流調整機構を有するディスク装置の製造
    方法であって、 記憶ディスクの記録面に対向配置可能にヘッド部を支持
    するアクチュエータを用意し、 前記アクチュエータの所望の輪郭部分を熱収縮後に被覆
    可能な寸法及び形状を有する熱収縮性の薄膜部材を用意
    し、 前記アクチュエータの前記輪郭部分を被覆する位置に前
    記薄膜部材を配置し、 前記薄膜部材を加熱して収縮させることにより、前記ア
    クチュエータの前記輪郭部分を被覆した状態で該薄膜部
    材を該アクチュエータの表面に固着する、製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の
    ディスク装置に前記気流調整機構として組み込まれる薄
    膜部材。
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