JP2003085382A - サービスを提供するタイミングを調整するためのシステム、サーバ、方法およびユーザ情報配信装置 - Google Patents

サービスを提供するタイミングを調整するためのシステム、サーバ、方法およびユーザ情報配信装置

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JP2003085382A
JP2003085382A JP2001265045A JP2001265045A JP2003085382A JP 2003085382 A JP2003085382 A JP 2003085382A JP 2001265045 A JP2001265045 A JP 2001265045A JP 2001265045 A JP2001265045 A JP 2001265045A JP 2003085382 A JP2003085382 A JP 2003085382A
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Akira Daimon
昭 大門
Satoko Tonegawa
聡子 利根川
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International Business Machines Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザにタイミングよくサービスを提供する
ためのサービスタイミング調整システムを提供する。 【解決手段】 ユーザは駅の改札口71を通過すると、
通過した記録が通過情報配信装置70から通知サービス
サーバ40へ送出されて蓄積され、さらにユーザが自宅
に到着したときの記録も通知サービスサーバ40に蓄積
される。ユーザ端末20を用いてサービスの注文をする
と、注文は通知サービスサーバ40を介して配送業者の
配達サービスサーバ60に到達する。その後、ユーザが
駅の改札口71を通過すると、通知サービスサーバ40
が蓄積した記録を基にユーザが自宅に到着する時刻を算
出し、サービスのタイミングが調整可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
してユーザの情報を取得し、ユーザにサービスを提供す
るタイミングを調整するサービス提供システム等に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザに様々なサービスを提供す
るにあたり、効率的なサービス提供方法が検討されてい
る。例えば、サービス担当者による配達、修理、営業等
のサービスの提供では、ユーザに最寄りのサービス担当
者がサービスの提供に向かうことで、ユーザがサービス
を受けるまでの待ち時間を短縮することが行われてい
る。具体的な方法としては、サービス担当者がサービス
提供会社に自分の位置情報を連絡する。それに基いてサ
ービス提供会社はサービス担当者の位置と、ユーザの位
置と照らし合わせ、ユーザに最も近いサービス担当者に
サービスを提供する旨の指示を出している。
【0003】ここで問題となるのがサービスの提供を受
けるユーザの位置である。多くの場合、サービスを申し
込んだユーザは、サービス提供時間にサービス提供場所
おいて、サービスの提供に立ち会う必要がある。したが
って、ユーザは、自分の都合とサービス担当者が到着す
る時刻を勘案してサービスの提供を申し込まなければな
らない。そして、サービスを申し込んだ後は、ユーザは
サービス提供予定時刻を常に念頭に置いて行動しなけれ
ばならなくなるので、ユーザは行動が制限されてしまう
ので大変不便である。
【0004】そこで、サービス提供時間をユーザの希望
によってフレキシブルに設定することも行われている。
具体例としては、食事の配達サービスでは、ユーザが食
事をしたい時刻をサービス提供会社に知らせ、その時刻
に食事の配達を受ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、食事を
配達する場合には料理等の準備が必要となるため、予め
サービス提供予定時間より所定時間前、例えば30分前
にサービスの申し込みが必要である。この場合、例えば
ユーザが帰宅直後に食事を配達して欲しいとサービスを
申し込んでも、実際にサービスの提供を受けることがで
きるのは申し込んでから30分後になってしまう。ま
た、予め帰宅時間を考慮して申し込むことも可能ではあ
るが、帰宅途中の電車の中等からサービスを申し込むの
は困難であり、またユーザは時間を気にしながらサービ
スの申し込みをしなければならないので、大変手間であ
る。さらに、サービスを申し込むことを忘れてしまう
と、サービスを受けそこなってしまう。一方、その日の
朝において夜に配達して欲しいと申し込むことも可能で
あるが、配達の時刻を指定する必要が生じるので、やは
り帰宅の時刻が制限されてしまう。さらにサービスを申
し込んだ後に帰宅予定時刻が変わってしまったときに
は、サービス提供会社へ配達時間の変更を連絡する必要
があり、やはり手間がかかってしまう。このような背景
により、ユーザがサービスの提供を受けるにあたり、ユ
ーザが配達時刻に拘束されることなく、サービスをタイ
ミングよく効率的に提供する方法が希望されている。
【0006】本発明は、上記のような技術的課題に基い
てなされたもので、最適なタイミングでユーザにサービ
スすることができるサービスシステムを提供することを
主たる目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的のもと、本発
明のタイミング調整システムは、ユーザに対する所定の
サービスを提供するタイミングを調整するためのタイミ
ング調整システムであって、ユーザが所定の位置情報提
供地点に到達したことを認識するユーザ位置認識手段
と、ユーザ位置認識手段において認識した時刻データ
と、位置情報提供地点の位置データと、ユーザの識別デ
ータと、を含む追跡レコードを記録する記録手段と、所
定のサービス提供地点において所定のサービスを受ける
ユーザによるサービスの申込を受け付ける申込受付手段
と、申込受付手段により申込が受け付けられ、かつユー
ザ位置認識手段によりユーザが位置情報提供地点に到達
したことが認識された場合には、記録手段に記録された
過去の追跡レコードを用いて位置情報提供地点からサー
ビス提供地点までの所要時間を算出することにより、ユ
ーザにサービスを提供するタイミングを取得する取得手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】このようにユーザが位置情報提供地点に到
達すると、追跡レコードによりユーザがサービス提供地
点に到達することを予測できるので、ユーザに対してタ
イミングよくサービスを提供することができる。なお、
ユーザの認識やサービス提供申込の受付などは、ネット
ワークを介して、または直接行うことができる。サービ
スするタイミングを取得するための具体的方法として
は、記録手段に記録された過去の追跡レコードを用いて
位置情報提供地点からサービス提供地点までの所要時間
を算出することにより、取得手段がタイミングを取得す
ることができる。
【0009】ユーザ位置認識手段により認識されるユー
ザ位置と時刻のデータは、例えば、固定された位置情報
提供地点をユーザが通過することにより、位置情報提供
地点から送出されるプッシュ型データである。または、
ユーザ位置と時刻のデータは、ユーザの所有する携帯通
信端末に対して要求することにより携帯通信端末から送
出されるプル型データであってもよい。
【0010】また本発明はサービス提供システムとして
捉えることもできる。このサービス提供システムは、ネ
ットワークを介してユーザの位置情報を配信する通過情
報配信装置と、ネットワークを介して通過情報配信装置
からユーザの位置情報を取得してユーザに対する所定の
サービスを提供するタイミングを調整するタイミング調
整サーバと、を含むものであって、通過情報配信装置
は、ユーザが位置提供地点に到達したことを認識し、認
識することにより生じるユーザの地点到達認識情報をタ
イミング調整サーバへ送出し、タイミング調整サーバ
は、ユーザからの所定のサービスの注文を認識し、通過
情報配信装置から送出される地点到達認識情報を受け付
け、地点到達認識情報からユーザがサービス提供地点に
到達する予定到達時刻を算出し、予定到達時刻からサー
ビスを提供するタイミングを取得することを特徴とする
ものである。
【0011】この場合、サービス提供システムは、サー
ビスを提供するサービス業者のサービス提供サーバをさ
らに含み、サービス提供サーバは、ユーザによる所定の
サービスの注文を受け付け、タイミングを通知するよう
にタイミング調整サーバに要求し、タイミング調整サー
バは、サービス提供サーバからの通知の要求に応じてタ
イミングを業者用サーバに送出するものであってもよ
い。
【0012】また、本発明はタイミング調整サーバとし
て捉えることもできる。このタイミング調整サーバは、
ユーザに所定のサービスを提供するためのタイミングを
調整するものであって、蓄積手段により所定の位置提供
地点を示す所定地点データと、ユーザに所定のサービス
を提供する地点を示すサービス提供地点データと、位置
提供地点からサービス提供地点までの所要時間データ
と、含むユーザレコードを蓄積し、注文認識手段により
ユーザによる所定のサービスの注文を認識し、通過情報
受付手段により注文を認識したのちに特定位置における
ユーザの通過情報を受け付け、抽出手段により蓄積手段
で蓄積されたユーザレコード中から位置提供地点が特定
位置から所定範囲内にあるユーザレコードを抽出し、到
着時刻算出手段により抽出されたユーザレコードに基い
てサービス提供地点へのユーザの到着予定時刻を算出
し、サービス提供支持手段により到着予定時刻に基いた
サービスを提供するタイミングを指示することを特徴と
するものである。
【0013】ここで、ユーザレコードは、固定設置され
た位置提供地点にユーザが到達することにより生じる追
跡レコードにより算出することができる。また、ユーザ
レコードは、ユーザの所有する携帯通信端末へ要求する
ことにより得られる追跡レコードにより算出することも
できる。このタイミング調整サーバは、ユーザの位置情
報を取得するためにユーザが適用を許可する位置取得方
法を記録するユーザ許可情報蓄積部を備えていてもよ
い。その他、注文認識手段によりユーザのユーザ端末か
ら送出される注文が認識されると、所定のサービスの提
供を行うサービス提供サーバにユーザ端末を中継して接
続する中継処理手段をさらに備えていても良い。
【0014】また、本発明のタイミング調整サーバは、
ユーザに所定のサービスを提供するためのタイミングを
調整するものであって、取得手段によりユーザの位置
と、その位置にユーザが居た時刻と、を示す追跡レコー
ドを取得し、蓄積手段により追跡レコードを追跡レコー
ド蓄積部に記録し、ユーザについて新たな新規追跡レコ
ードを取得すると、追跡レコード判断手段により追跡レ
コード蓄積部に蓄積されている過去に取得した過去追跡
レコードが蓄積されているか否かを判断し、過去追跡レ
コードと新規追跡レコードに基いて所要時間算出手段に
より過去追跡レコードのデータ取得地点から新規追跡レ
コードのデータ取得地点までかかった所要時間を算出
し、所要時間判断手段により、算出された所要時間は所
定のサービスを提供するタイミングを算出するために使
用するデータとして適当なものであるか否かを判断し、
所要時間が適当なデータであると判断すると、記録手段
により所要時間を蓄積レコードとして蓄積レコード蓄積
部に記録し、タイミング算出手段によりユーザが所定の
サービスの提供を申し込むと、新たに取得する追跡レコ
ードと、蓄積レコードと、からタイミングを算出するこ
とを特徴とするものである。
【0015】本発明はユーザ情報配信装置として捉える
こともできる。このユーザ情報配信装置は、ユーザに対
する所定のサービスを提供するためのタイミングを調整
するため、ユーザの位置を認識して記録するものであっ
て、所定のサービスを受ける者として登録されているか
否かを示すユーザ登録情報を登録した蓄積部と、所定の
位置提供地点におけるユーザの存在を認識する認識部
と、ユーザが蓄積部にユーザ登録されているか否かを判
断する判断処理部と、ユーザがユーザ登録されていると
判断すると、ユーザが存在した時刻を記録する時刻記録
部と、存在時刻を位置提供地点を示すデータと共にネッ
トワークを介して外部へ出力する位置時刻データ出力部
とを備えたことを特徴とするものである。この場合、前
記認識部により認識されたユーザがユーザ登録されてい
ないと判断すると、ユーザが認識された時刻を時刻記録
部に対する記録を禁止することができる。
【0016】さらに、本発明はタイミング調整方法とし
て捉えることもできる。このタイミング調整方法は、ユ
ーザに対する所定のサービスを提供するためのタイミン
グをネットワークを介して調整する方法であって、ユー
ザが位置情報提供地点に到達したことを認識するステッ
プと、ユーザが位置情報提供地点に到達したことを認識
した時刻を示す時刻データと位置情報提供地点の位置を
示す位置データとユーザのユーザ識別データとを含む追
跡レコードを取得するステップと、所定のサービス提供
地点において所定のサービスを受けるユーザによるサー
ビスの申込を受け付けるステップと、ユーザが位置情報
提供地点に到達したことを認識すると、過去に取得した
追跡レコードに基き、位置情報提供地点からサービス提
供地点までの所要時間を算出することによりユーザにサ
ービスを提供するタイミングを取得するステップと、を
有することを特徴とするものである。
【0017】また、本発明のタイミング調整方法は、サ
ービス提供者がユーザに対して所定のサービスを提供す
るタイミングを調整するための方法であって、所定のサ
ービスを受けるユーザの登録を受け付け、識別データお
よび位置データを含むユーザに関するデータをデータベ
ースに蓄積するステップと、ユーザの位置を検出する位
置提供地点から、ユーザが所定のサービスを提供するサ
ービス提供地点へ到達するまでにかかる所要時間を算出
し、データベースに蓄積するステップと、サービス提供
のタイミングをサービス提供者のサービス提供システム
へ通知するタイミング通知要求をサービス提供システム
から受け付けるステップと、ユーザが位置提供地点に位
置することを認識するステップと、位置提供地点に位置
したユーザについてタイミング通知要求があるか否かを
判断するステップと、タイミング通知要求があると判断
すると、ユーザが位置提供地点に位置することを認識し
た位置認識時間と所要時間とからユーザがサービス提供
地点に到着するまでの予定所要時間を算出するステップ
とを有することを特徴とするものである。
【0018】この場合、タイミング通知要求が指定した
通知希望設定時間が、予定所要時間以下であるか否かを
判断するステップと、通知希望設定時間が予定所要時間
以下であると判断すると、サービス提供システムにタイ
ミングが来たことを通知するステップとを有することが
好ましい。
【0019】さらにこの場合、所要時間を算出し、蓄積
するステップが、ユーザの行動を追跡することにより得
られる追跡レコードを複数蓄積し、追跡レコードより、
位置提供地点からサービス提供地点までかかる平均所要
時間を算出し、予定所要時間を算出するステップが、ユ
ーザが位置提供地点に到達すると、ユーザがサービス提
供地点へ到着する到着予定時刻を前記平均所要時間から
算出し、算出された到着予定時刻に合わせてユーザに所
定のサービスを提供するタイミングが設定されることが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本実施の
形態における配達サービスシステム10を説明する図で
ある。図1に示す配達サービスシステム(サービスを提
供するタイミングを調整するためのシステム)10で
は、ユーザが配達サービスの注文を行う際に使用するユ
ーザ端末20と、ユーザの位置情報を発信する携帯用通
信端末(以下、携帯端末という)30と、ユーザへ配達
サービスを提供するのに適切な時間を算出して配達サー
ビス業者へ通知する通知サービスサーバ(タイミング調
整サーバ)40と、配達サービス業者が使用する配達サ
ービスサーバ60と、ユーザの位置情報を通知サービス
サーバ40へ配信する通過情報配信装置70とが備えら
れ、それぞれインターネット等のネットワークを介して
接続されている。なお、ユーザ端末20、携帯端末3
0、通知サービスサーバ40、配達サービスサーバ6
0、通過情報配信装置70のそれぞれにおけるネットワ
ークへの接続は有線と無線のどちらであってもよい。ま
た、ユーザ端末20と携帯端末30は、1つの端末であ
ってもよい。
【0021】図2は、図1に示したユーザ端末20の構
成を示した図である。ユーザ端末20は配達サービスの
提供を受けるユーザによって使用される端末、例えばP
C(Personal Computer)である。ユーザ端末20は、ブ
ラウザ等の所定のプログラムを通じてCPU等の演算部
で実現される機能として、配達サービスの注文を行う注
文発注処理部21と、通知サービスサーバ40に対して
ユーザ情報の登録を行う登録処理部22とを備えてい
る。さらにユーザ端末20は、ユーザからの入力を受け
付ける入力部23と、出力されるデータを表示する表示
部24と、ネットワークを介して外部とデータの送受信
を行う通信部25と、を備えている。
【0022】図3は、図1に示した携帯端末30の構成
を示した図である。携帯端末30はユーザの位置情報を
通知サービスサーバ40からの要求に応じてGPS(Gl
obal Positioning Systems)により通知する機能を有す
る携帯電話等の端末である。携帯端末30は、通知サー
ビスサーバ40からの位置データ要求を受け付ける位置
データ要求受付部31と、衛星からの電波を受信する電
波受信部32と、受信した電波から携帯端末30の現在
位置を検出する位置検出部33と、検出された位置のデ
ータを通知サービスサーバ40へ送出する位置データ送
信部34と、を備えている。なお、前述のように携帯端
末30とユーザ端末20の双方の機能を有する場合に
は、これらは1つの装置として実現してもよい。
【0023】図4は、図1に示した通知サービスサーバ
40の構成を示した図である。通知サービスサーバ40
は、サービスのタイミングを配達サービス業者へ通知す
るために機能するサーバであり、ユーザの情報を登録す
るユーザ登録情報処理部41と、ユーザの位置情報を処
理するユーザ位置情報処理部(位置情報処理部)42
と、ユーザから発注された配達サービスの注文を配達サ
ービス業者へ中継して伝達する注文中継部(申込認識
部)43と、配達サービス業者からのユーザ位置通知要
求を処理する通知要求処理部(タイミング算出部)44
と、を備え、それぞれの機能は所定のプログラムに基い
てCPU等の演算部で実現される。さらに通知サービス
サーバ40は、ユーザデータベース(以下、データベー
スをDBと略す)50と、位置情報提供者DB54と、
配達サービス業者情報DB55と、通知要求DB56を
備えている。ユーザDB50は、ユーザ登録情報蓄積部
(ユーザ許可情報蓄積部)51と、ユーザ位置情報蓄積
部52と、ユーザセキュリティ情報蓄積部53と、を備
えている。
【0024】図5は、図1に示した配達サービスサーバ
60の構成を示した図である。配達サービスサーバ60
は、ユーザへ配達サービスを行う配達サービス業者によ
り使用される端末、例えばコンピュータ装置である。配
達サービスサーバ60は、所定のプログラムに基いてC
PU等の演算部で実現される機能として、通知サービス
サーバ40からの中継接続要求を処理する中継接続要求
処理部61と、配達サービスの注文を受ける注文受理部
62と、通知サービスサーバ40に対してユーザ位置通
知要求を行う通知要求処理部63と、通知サービスサー
バ40から送出された通知を処理する通知処理部64
と、を備えている。さらに配達サービスサーバ60は、
配達サービス業者からの入力を受け付ける入力部65
と、データを表示手段や音声手段等を用いて出力する出
力部66と、ネットワークを介してデータの送受信を行
う通信部67と、提供可能なサービスを登録したサービ
スDB68と、を備えている。
【0025】図6は、図1に示した通過情報配信装置7
0の構成を示した図である。通過情報配信装置70は、
本発明においては図1に示すように駅の改札口(認識
部)71に接続されており、ユーザ情報を登録するユー
ザ情報登録部72と、人物が改札口71を通過した旨の
情報を受信する通過情報受信部(認識部)73と、通過
した人物がユーザかどうか判定するユーザ判定部(判断
処理部)74と、ユーザの通過情報を登録する通過情報
登録部(存在時刻記録部)75と、登録したユーザの通
過情報を通知サービスサーバ40に対して配信する通過
情報配信部(位置時刻データ出力部)76と、ネットワ
ークを介してデータの送受信を行う通信処理部77と、
を備えている。
【0026】図7は、図1に示す配達サービスシステム
10においてユーザが受けるサービスの一例を説明する
図である。図7に示すように、例えば配達サービスシス
テム10において会員登録をしているユーザ2が適当な
時間(例えば13時10分)にユーザ端末20を用い、帰宅
後のその日の「夕食」に「チキン」を注文する。する
と、その注文は通知サービスサーバ40を介して配達サ
ービス業者の配達サービスサーバ60へ送出される。注
文を受注した配達サービスサーバ60は、通知サービス
サーバ40へユーザ位置の通知要求を行う。それに応じ
て通知サービスサーバ40は通過情報配信装置70等か
ら取得したユーザ2の位置と時間のデータを抽出する。
このデータは、例えば図7では、ユーザの位置がabc駅
であり、時間はユーザ2がabc駅の改札口71を通過し
たときの18時30分であることを示すデータである。ま
た、通知サービスサーバ40は、ユーザ2が所有する携
帯端末30から送出されるユーザ2の位置を示すデータ
も同様にして取得する。
【0027】このようにして取得したユーザ2のデータ
から通知サービスサーバ40はサービスを提供すべきタ
イミングを取得する。そしてサービス提供のタイミング
が来ると、その旨の通知を配達サービスサーバ60へ送
出し、配達サービス業者はユーザ2に配達サービスを提
供する。その結果、ユーザ2は帰宅(例えば18時50分)
した直後(例えば18時55分)に夕食の配達を受ける。こ
のように配達サービスシステム10では、ユーザ2が時
間を指定しなくても、ユーザ2の帰宅のタイミングに合
わせてユーザ2は配達サービスを受けることが可能であ
る。以下、このような配達サービスシステム10を実現
するための具体的処理を説明する。
【0028】まず、ここで用いられる主要な用語につい
て説明する。 ・目的地点 ユーザ2が配達サービスの提供を受ける場所であるサー
ビス提供地点を意味する。図7に示す配達サービス提供
の場合、目的地点はユーザ2の自宅である。 ・位置提供地点 ユーザ2が存在することを認識した位置である。図7に
示す配達サービス提供の場合、abc駅が位置提供地点と
なる。また、ユーザ2が自宅に到着したときのデータを
追跡レコードとして記録する場合においては、自宅が位
置提供地点となる。その他ユーザ2が所有する携帯端末
30から位置情報が発信される情報の場合、携帯端末3
0が認識したユーザ2の地点となる。 ・追跡レコード 位置提供地点で取得されたユーザ2の位置と時間を示す
データである。例えば図7に示す配達サービス提供の場
合、ユーザ2が位置提供地点としてabc駅に18時30分
(以下、位置提供時間という)に居たことを意味するデ
ータである。 ・蓄積レコード 位置提供地点を示す位置データと、目的地点の位置デー
タと、位置提供地点から目的地点まで到達するのにかか
る所要時間を示す時間データと、を含む。蓄積レコード
は、追跡レコードからサービスを提供するタイミングを
算出するときに参照され、複数の追跡レコードから算出
することができる。例えば、図7に示す配達サービス提
供の場合、位置提供地点であるabc駅から目的地点であ
る自宅まで20分かかっていることを示すデータである。
【0029】図8は、ユーザ端末20の処理の流れを説
明する図である。まず、ユーザ端末20は、通信部25
によりネットワークを介して通知サービスサーバ40へ
接続し、通知サービスサーバ40に対してログオン要求
をする(ステップS201)。そして、通知サービスサ
ーバ40にログオンできたかどうかを判断する(ステッ
プS203)。ログオンできなかった場合、ユーザ2が
配達サービスシステム10のサービスを受けることがで
きる会員として登録済であるかどうかを判断し(ステッ
プS204)、会員登録済ではないと判断した場合、通
知サービスサーバ40に対して会員登録要求を行う(ス
テップS206)。
【0030】図9(a)はユーザ2の会員登録によって通
知サービスサーバ40のユーザ登録情報蓄積部51に記
録されるデータである。ステップS206における会員
登録では、図9(a)に示すようなユーザ2の個人情報、
即ち、名前、住所、電話番号等を通知サービスサーバ4
0に登録する。なお、住所等の地点を示すデータはID
が付与された地点情報として図9(b)に示すようなデー
タとしてユーザ登録情報蓄積部51に記録される。ま
た、ユーザ2の追跡レコードは様々な方法によって取得
である。そこで、ユーザ2は追跡レコードの具体的な取
得手段として図9(c)に示すような参照許可データを通
知サービスサーバ40に登録する。例えばユーザ2はab
c駅を利用するが、図9(c)に示すようにユーザ2は位置
提供地点としてabc駅において追跡レコードの取得を許
可する旨を登録している。さらに、ユーザ2は、ユーザ
2が所有する携帯端末30のxy携帯電話会社による追跡
レコードの取得を許可している。
【0031】その他、ステップS206においてユーザ
2が通知サービスサーバ40へ登録する情報として、図
10に示すような補助レコードも併せて登録される。補
助レコードとは、追跡レコードの位置提供地点から、ユ
ーザ2がサービスの提供を受ける場所である目的地点に
到達するまでのユーザ2が把握しているおおよその時間
である。一般に、ユーザ2は普段利用しているabc駅を
から自宅に到達するまでにかかる時間を把握しているこ
とが多く、補助データとしてその把握している時間を登
録する。なお、この補助レコードの登録は任意である
が、例えばユーザ2が会員登録した直後に配達サービス
の提供を受ける場合、通知サービスサーバ40には配達
サービスの提供時間(タイミング)を調整するために必
要である追跡レコードが存在せず、蓄積レコードが使用
できないので、予め補助レコードを登録することが好ま
しい。ただし、補助レコードは目的地点および位置提供
地点間の距離と、通常の人の歩く速さ等から通知サービ
スサーバ40が算出するものであってもよい。
【0032】次に、ユーザ端末20がステップS203
の処理においてログオンを行うと、通知サービスサーバ
40から送出された登録されているユーザ2のユーザ登
録情報を受けて、ユーザ登録情報をユーザ端末20の表
示部24に表示する(ステップS207)。それに対し
てユーザ2は表示されたユーザ登録情報を見て、変更が
ないかどうか、また新たに登録する情報があるかどうか
を確認し、変更や新たに登録する情報がある場合にはユ
ーザ端末20の入力部23を介して入力する。それに応
じてユーザ端末20は、新たな登録する情報が入力され
たかどうか判断し(ステップS209)、入力があった
場合には登録処理部22において通知サービスサーバ4
0に対して新規情報の登録要求を行う(ステップS21
0)。
【0033】ステップS209において新規情報はない
と判断した場合、配達サービスの注文があるかどうかを
判断する(ステップS211)。ユーザ2の指示により
注文がないと判断した場合には通知サービスサーバ40
に対してログオフ要求し(ステップS223)、本処理
は終了する。一方、ステップS211において注文があ
ると判断した場合には、注文発注処理部21において通
知サービスサーバ40に対して注文要求する(ステップ
S213)。そして、通知サービスサーバ40から送出
された配達サービス提供業者の一覧を受信し(ステップ
S215)、その一覧の中からユーザ2が選択した配達
サービス提供業者の選択要求を行う(ステップS21
7)。さらに、選択した配達サービス提供業者が提供で
きる配達サービスの一覧を受信する(ステップS21
9)。そして、その一覧の中からユーザ2が選択した配
達サービスについて選択し、さらにユーザ2はサービス
を受けたいタイミング等のサービス内容の指定し、それ
に基いてユーザ端末20はサービス内容のデータを送出
する(ステップS221)。
【0034】図11はステップS221においてユーザ
端末20から送出され配達サービスサーバ60の注文受
理部62に登録されるサービス内容のデータ示す図であ
る。図11に示すように、サービス内容のデータは、ユ
ーザIDとともに、ユーザ2が希望するサービス内容
と、サービスを受けたいタイミングのデータを含んでい
る。ここで、ユーザ2が指定するサービスを受けたいタ
イミングについて、ユーザ2は直接的な時刻を詳しく設
定する必要はない。例えばユーザ2は帰宅後に配達サー
ビスを受けたいとしても、具体的な帰宅時間は注文時以
降に生じる様々な要因から確約することは難しい。そこ
で、本実施の形態においてユーザ2は、例えば図11に
示すようにサービスのタイミングを「帰宅」というユー
ザ2のイベントの直後と設定し、時間と分で示すような
直接的な時間の設定はしていない。このように配達サー
ビスシステム10では、ユーザ2はサービスを受けたい
タイミングを「自宅に帰宅後」や「自宅に帰宅した15
分後」等、ユーザ2の行動(イベント)に絡めて設定す
ることができる。
【0035】続いて、ステップS221におけるサービ
ス内容の指定が終了すると、ユーザ端末20は通知サー
ビスサーバ40に対してログオフ要求し(ステップS2
23)、本処理は終了する。以上のようにしてユーザ端
末20を用いてユーザ登録および配達サービスの注文を
行ったユーザ2は、通知サービスサーバ40と通過情報
配信装置70と配達サービスサーバ60が行う処理によ
って、適当な時間にサービスの提供を受けることができ
る。
【0036】次に、ユーザの追跡レコードの具体的な取
得方法を説明する。図12は、通過情報配信装置70に
おける追跡レコードの取得の流れを説明する図である。
通過情報配信装置70は、まず通知サービスサーバ40
から配達サービスシステム10の会員として登録してい
るユーザの情報を、通信処理部77を介して受信する
(ステップS701)。受信したユーザ情報は、通過情
報配信装置70内のユーザ情報登録部72に登録する
(ステップS703)。なお、通過情報配信装置70
は、通知サービスサーバ40により図8に示すステップ
S206やステップS210におけるユーザ情報の登録
があった際、あるいは所定時間毎に、通知サービスサー
バ40にある図9(c)に示す情報基いて、通知すべき
ユーザIDの受信を行う。
【0037】通過情報配信装置70は、図1に示すよう
にabc駅の改札口71に接続されており、改札口71に
て検出された改札口71を通過した人の認識を行う(ス
テップS705)。このときの具体的な認識方法として
は、通過する人が所持する定期券などにその人固有のユ
ーザID等のデータが含まれており、このユーザIDを
改札口71が検出することによって認識が行われる。次
に、通過した人がユーザ情報登録部72に会員登録され
ているかどうかをユーザ判定部74にて判断する(ステ
ップS707)。通過した人が会員登録されていないと
判断した場合、本処理は終了する。通過した人が会員登
録されているユーザ2であると判断した場合、ユーザ2
の通過情報を通過情報登録部75に登録する(ステップ
S709)。登録された通過情報は、通過情報配信部7
6によって通知サービスサーバ40へ配信される(ステ
ップS711)。
【0038】以上のように、位置提供地点であるabc駅
において、登録会員であるユーザ2の追跡レコードを取
得し、通知サービスサーバ40へ送出される。このよう
に、改札口71を通過した人が登録会員かどうか判断
し、会員の場合のみにおいて追跡レコードの取得を行う
ため、追跡レコードの取得を希望しない人や非会員のデ
ータを集めずに済むので、プライバシーを配慮する上好
ましい。さらに、不必要なデータを通知サービスサーバ
40へ配信しないので効率的である。このように固定さ
れた位置提供地点においてユーザ2がその地点または近
傍を通過するといった行動に起因して自動的に提供され
る追跡レコードの種類を「プッシュ型(push型)」のデ
ータという。なお、プッシュ型の追跡レコードとして、
目的地点であるユーザ2の自宅を位置提供地点に設定す
ることもできる。この場合、ユーザ2が自宅に到着し、
玄関の鍵などを開けることによりホームセキュリティシ
ステムがユーザが自宅に到着したことを認識して通知サ
ービスサーバ40へ追跡レコードが送出される。
【0039】また、ユーザ2の追跡レコードを取得する
方法は図12にて説明した方法に限定されない。例え
ば、ユーザ2の所有する携帯端末30を用いて追跡レコ
ードを取得することもできる。まず、携帯端末30は位
置データ要求受付部31において通知サービスサーバ4
0からユーザ2の位置データ要求を受け付ける。それに
応じて携帯端末30は電波受信部32において衛星から
の電波を受信し、位置検出部33においてユーザ2の位
置を検出する。そして、得られたユーザ2の位置を位置
データ送信部34からネットワークを介して通知サービ
スサーバ40へ送出される。このように携帯端末30を
用いれば、位置提供地点が固定されず、電波の届く範囲
内であればどこでもユーザ2の追跡レコードを得ること
ができる。なお、携帯端末30における位置データの取
得方法は、GPSに限られず、例えば携帯電話の電波の
接続強度等から携帯電話の位置を検出する方法等も採用
することができる。このように位置提供地点が固定され
ておらず、通知サービスサーバ40からの要求によって
得られる追跡レコードの種類を「プル型(pull型)」の
データという。
【0040】図13は、追跡レコードを通知サービスサ
ーバ40に登録する際の処理の流れを説明する図であ
る。まず、通知サービスサーバ40は、新規な追跡レコ
ードを、それぞれユーザ位置情報処理部42において取
得する(ステップS405)。取得する新規な追跡レコ
ードは、プッシュ型とプル型のどちらであってもよい。
ここでユーザ2の追跡レコードを取得するにあたり、通
知サービスサーバ40は、ユーザ2のユーザ登録情報蓄
積部51のユーザ情報における図9(c)に示すような参
照許可データと、位置情報提供者DB54に記録された
図14に示すような位置情報提供者データとを参照す
る。そしてユーザ2についてプル型の情報提供者が登録
されている場合には、ユーザ2の位置を携帯端末30に
対して問い合わせる時間を設定し、設定された時間毎に
携帯端末30に対してユーザ位置の問い合わせを行うこ
とにより追跡レコードの取得を行う。
【0041】そして、通知サービスサーバ40は、取得
された新規追跡レコードをユーザ位置情報蓄積部52に
登録する(ステップS407)。図15(a)に登録され
る具体的な追跡レコードの例を示す。このように登録さ
れる追跡レコードは、どのユーザ2の情報であるかを識
別するため会員IDと共に、位置提供地点と位置提供時
間のデータを含む。なお、通知サービスサーバ40は新
規な追跡レコードを取得すると、ステップS407にお
ける登録処理を行うとともに、配達サービス提供業者へ
追跡レコードを通知する処理を行う。なお、後者の配達
サービス提供業者へ追跡レコードを通知する処理につい
ては後述する。
【0042】新規追跡レコードを登録すると、通知サー
ビスサーバ40はユーザ位置情報蓄積部52を参照し、
過去に取得した追跡レコードがあるか否かを判断する
(ステップS409)。ユーザ位置情報蓄積部52には
過去の追跡レコードは蓄積されていないと判断した場
合、本処理は終了する。過去の追跡レコードがあると判
断した場合、その過去の追跡レコードの位置提供時間
が、現在の時刻から所定時間以内であるか否かを判断す
る(ステップS411)。所定時間以内ではない、すな
わち取得してから所定時間を経過してしまっていると判
断した場合、その過去の追跡レコードは削除する(ステ
ップS412)。
【0043】ステップS411における所定時間は任意
に設定することができるが、例えば追跡レコードを取得
してから3時間以上経過した追跡レコードは削除される
ように設定することができる。追跡レコードの位置提供
時間から現時点までに経過した時間があまりに長すぎる
と、その追跡レコードは後に述べる蓄積レコードを算出
するのに使用することができない。具体例としては、
朝、ユーザ2が会社へ出勤するときにabc駅で取得され
た追跡レコードと、ユーザ2が自宅に帰宅した際の新規
追跡レコードとから、蓄積レコードを計算しても、その
蓄積レコードにおける所要時間は長すぎ、また日によっ
て大幅に変化する可能性のあるデータとなるので、その
蓄積レコードは配達サービスシステム10では直接使用
できないものとなる。また不要な追跡レコードを記録し
ておくと蓄積される追跡レコードのデータ量が無限に増
えてしまうので、不要な追跡レコードを削除することが
好ましい。なお、このような不要な追跡レコードの削除
は、新規追跡レコードを受領したときに限られず、通知
サービスサーバ40が所定時間毎に定期的に行うもので
あってもよい。
【0044】ステップS411において、過去の追跡レ
コードの位置提供時間が所定時間以内であると判断した
場合、ステップS407において登録された新規追跡レ
コードと過去の追跡レコードとを比較する。そして、ユ
ーザ2が過去の追跡レコードの位置提供地点から新規追
跡レコードの位置提供地点まで到達するのにかかった時
間を算出する(ステップS413)。ここでは、例えば
過去の追跡レコードをabc駅にて取得された追跡レコー
ドとし、新規追跡レコードをユーザ2が自宅に到着した
際に取得される追跡レコードとすると、abc駅から自宅
へ到達するまでの所要時間が算出される。
【0045】次に、通知サービスサーバ40は、ユーザ
2についてユーザ位置情報蓄積部52に既に蓄積レコー
ドが記録されているかどうかを判断する(ステップS4
15)。ここで蓄積レコードは、図15(b)に示すよう
に、目的地点と、蓄積レコードを算出するのに用いられ
た追跡レコードの位置提供地点と、所要時間とを含むデ
ータである。通知サービスサーバ40がまだ蓄積レコー
ドはユーザ位置情報蓄積部52に登録されていないと判
断した場合、ステップS413において算出された値
が、位置提供地点と目的地点との間の距離から算出され
る限界値の範囲内であるかどうかを検査する(ステップ
S416)。所要時間が距離に比してあまりにも長い場
合には、例えば勤務中に自宅近くの商店を訪れた等のよ
うに、目的地点に向かってはいないが偶然に目的地点に
近い地点を通過したといったような場合に算出された値
であることが想定される。このようにして算出された値
を使用すると、正しい所要時間が計算されなくなる。そ
こで、限界値を設定して、所要時間が限界値以下かどう
かを判断することが望ましい。ここで、限界値は任意に
設定することができるが、例えば距離に応じて1キロあ
たり30分と設定することができる。ステップS413
において算出された値が限界値の範囲内であると判断し
た場合、新規蓄積レコードを登録する(ステップS41
8)。限界値の範囲内ではないと判断した場合、本処理
を終了する。
【0046】一方、既にユーザ位置情報蓄積部52に登
録された蓄積レコードがあると判断した場合、通知サー
ビスサーバ40は、ステップS413において算出され
た所要時間が閾値以下かどうかを判断する(ステップS
417)。また、所要時間が既に登録されていた蓄積レ
コードの所要時間よりあまりにも長いと、位置提供地点
から目的地点までの間にユーザ2が通常はしない行動
(いつもと違う経路で帰宅したり、買い物をするために
店に寄ったり等)を行った可能性がある。そこで、この
ように通常にない行動をとった場合の所要時間を考慮す
ると、正しい所要時間が算出されなくなるため、閾値を
設定して、所要時間が閾値以下かどうかを判断する必要
がある。閾値は任意に設定することができるが、例えば
既にユーザ位置情報蓄積部52に登録されている蓄積レ
コードの所要時間に対し、距離に応じて1キロあたり±
5分に設定することができる。
【0047】ステップS417において通知サービスサ
ーバ40が、所要時間が閾値より大きいと判断した場
合、ステップS409へ戻り、登録された他の過去の追
跡データが抽出されて上記同様に処理が開始される。一
方、所要時間が閾値以下であると判断した場合、ユーザ
位置情報蓄積部52に記録されていた蓄積レコードを更
新し(ステップS419)、本処理を終了する。なお更
新は、過去に蓄積されていた蓄積レコードと今回の蓄積
レコードから例えば平均値を採ることによって処理する
ことができる。以上のようにユーザ位置情報蓄積部52
に記録される蓄積レコードは、常に新しい追跡レコード
によって更新され、且つ、その更新も通常の追跡レコー
ドとは異なる追跡レコードは採用しないようにして処理
されるので、信頼性の高い正確な所要時間を算出するこ
とができる。
【0048】図16は、通知サービスサーバ40におけ
るユーザ2から注文された配達サービスの処理の流れを
説明する図である。まず、通知サービスサーバ40は、
ユーザ登録情報処理部41においてユーザ端末20から
送出されたログオン要求を受け付ける(ステップS43
1)。通知サービスサーバ40は、ユーザ登録情報処理
部41において、ユーザDB50のユーザ登録情報蓄積
部51を参照して、ログオンするユーザ2を認証する。
なお、ユーザ2が登録会員ではない場合、ユーザ2の登
録要求を受けて、その後ログオン要求を受け付ける。
【0049】次に、通知サービスサーバ40は、ログオ
ンしたユーザ2のユーザ端末20に対し、ユーザセキュ
リティ情報蓄積部53を参照してセキュリティトークン
を発行する(ステップS433)。このようにセキュリ
ティトークンを使用することで、ユーザ2の情報が他に
漏れることを防止する。ユーザセキュリティ情報蓄積部
53におけるセキュリティトークンのデータは、図17
に示すようにユーザ2ごとに発行され、ユーザ情報が外
部へ漏れることを防止する。続けて、通知サービスサー
バ40は、ユーザ登録情報蓄積部51に蓄積されたユー
ザ2の登録情報をユーザ端末20に対して送出する(ス
テップS435)。それに対するユーザ端末20からの
応答を受信し、ユーザ登録情報の更新があるか否かを判
断し(ステップS437)、更新があると判断した場合
にはデータの更新を行う(ステップS438)。
【0050】ステップS437において通知サービスサ
ーバ40がユーザ登録情報に更新は無いと判断した場
合、ユーザ2から配達サービスの注文があるか否かを判
断する(ステップS439)。注文はないと判断した場
合、本処理は終了する。注文があると判断した場合、配
達サービス業者情報DB55に登録されている配達サー
ビス業者のうち、ユーザ2にサービスを提供することが
可能な配達サービス業者の一覧をユーザ端末20へ送出
する(ステップS441)。配達サービス業者情報DB
55には、図18に示すように配達サービス業者ごと
に、所在地や配達できるサービスの種類や、配達可能な
範囲のデータが登録されているとともに、配達サービス
業者の接続先のURLや注文を受け付ける注文先のUR
Lが登録されている。ここでは、通信先と注文先とのU
RLが異なっているが、同じURLであってもよい。
【0051】通知サービスサーバ40は、注文中継部4
3において配達サービス業者についてユーザ2の選択要
求を受け付ける(ステップS443)。そして、通知サ
ービスサーバ40は、選択された配達サービス業者に対
してセキュリティトークンの送出を行う(ステップS4
45)。そして、注文中継部43においてその配達サー
ビス業者の配達サービスサーバ60に対して注文を中継
するための注文中継接続要求を行う(ステップS44
7)。そして、送出した注文中継接続要求に応じて配達
サービスサーバ60から送出された接続受理を受け付け
る(ステップS449)。このように注文中継接続が行
われると、ユーザ端末20は配達サービスサーバ60に
対して具体的な配達サービスの注文を行えるようにな
る。
【0052】次に、通知サービスサーバ40は、ユーザ
端末20から送出されたログオフ要求を受け付け、ユー
ザ端末20との接続を切断して注文中継接続を終了する
(ステップS451)。そして、通知サービスサーバ4
0は、通知要求処理部44において配達サービスサーバ
60から送出された通知要求を受け付け(ステップS4
53)、さらに配達サービスサーバ60から送出された
セキュリティトークンを検査する(ステップS45
5)。
【0053】その後、通知サービスサーバ40は、受け
付けた通知要求に対して通知要求IDを発行し、通知要
求を受け付けたことを配達サービスサーバ60へ通知す
る(ステップS457)。さらに通知サービスサーバ4
0は、その通知要求を通知要求DB56に登録し(ステ
ップS459)、本処理を終了する。ここで、通知要求
DB56に登録される通知要求データは、図19に示す
ように注文をしたユーザ2の会員IDと、サービスを提
供する配達サービス提供業者IDと、サービスを提供す
る位置である目的地点IDと、ユーザ2がサービスを提
供する目的地点に到達する予定の何分前に配達サービス
サーバ60に通知するかを示す通知設定時間とのデータ
を含む。以上のようにして通知要求を登録した通知サー
ビスサーバ40は、新規追跡レコードの受領をきっかけ
に通知処理を行う。次に、通知サービスサーバ40によ
る通知処理について説明する。
【0054】図20は、通知サービスサーバ40におけ
る通知処理の流れを説明する図である。まず、通知サー
ビスサーバ40は、通過情報配信装置70や携帯端末3
0から新規追跡レコードを得る(ステップS471)。
すると、通知サービスサーバ40はその追跡レコードの
ユーザ2について通知要求があるか否かを通知要求DB
56を参照して判断する(ステップS473)。通知要
求はないと判断した場合、本処理は終了する。通知要求
があると判断した場合、通知要求DB56からその通知
要求データを読み出す(ステップS475)。なお、読
み出した通知要求データでは図19に示すように目的地
点がIDで示されているので、ユーザDB50に記録さ
れている図9(b)に示す地点情報を参照して具体的な目
的地点の緯度・経度を読み出す。
【0055】次に、通知サービスサーバ40は目的地点
のデータを含んだ蓄積レコードがユーザ位置情報蓄積部
52に登録されているか否かを判断する(ステップS4
77)。蓄積レコードはないと判断した場合、ユーザ位
置情報蓄積部52に補助レコードが登録されているか否
かを判断する(ステップS478)。ユーザ位置情報蓄
積部52には補助レコードも登録されていないと判断し
た場合、再度ステップS473に戻って、さらに他の通
知要求があるか否かの処理を行う。例えば、ユーザ2が
複数の配達サービスの注文を行っているような場合等、
今回処理しようとした通知要求とは別の通知要求がユー
ザ2について登録されている可能性があるので、通知要
求が無くなるまでこの処理は続けられる。
【0056】通知サービスサーバ40が、ステップS4
77において蓄積レコードがあると判断した場合、また
はステップS478において補助レコードがあると判断
した場合、その蓄積レコードまたは補助レコードを読み
出す(ステップS479)。そして、読み出した蓄積レ
コードまたは補助レコードの位置提供地点を示すデータ
は、プッシュ型の追跡レコードから算出された「地点固
定タイプ」であるか否かを判断する(ステップS48
1)。
【0057】ステップS481において地点固定タイプ
であると判断した場合、通知サービスサーバ40は蓄積
レコードまたは補助レコードの位置提供地点が新規追跡
レコードの位置提供地点と一致するか否かを判断する
(ステップS483)。一致しないと判断した場合、登
録されているさらに他に蓄積レコードや補助レコードが
ないかどうかを調べるため、再度ステップS477の処
理を行う。
【0058】ステップS481において地点固定タイプ
ではない、すなわちプル型の追跡レコードから算出され
た「地点非固定タイプ」の蓄積レコードまたは補助レコ
ードであると判断した場合について説明する。この場
合、通知サービスサーバ40は、その蓄積レコードまた
は補助レコードの位置提供地点が、新規追跡レコードの
位置提供地点より所定範囲内である否かを判断する(ス
テップS482)。所定範囲内ではないと判断した場
合、さらに新規追跡レコードの位置提供地点は、蓄積レ
コードまたは補助レコードの位置提供地点より、目的地
点に近いか否かを判断する(ステップS484)。目的
地点に近くないと判断した場合、ステップS475へ戻
ってさらに他の通知要求レコードを探して引き続き処理
を行う。
【0059】次に、通知サービスサーバ40は以下に列
挙する場合において蓄積レコードまたは補助レコードが
示すユーザ2が目的地点まで到達するまでの所要時間
が、位置要求データの通知設定時間の範囲内か否かを判
断する(ステップS485)。 ・ステップS483において、蓄積レコードまたは補助
レコードの位置提供地点が新規追跡レコードの位置提供
地点と一致する場合 ・ステップS482において、蓄積レコードまたは補助
レコードの位置提供地点が新規追跡レコードの位置提供
地点より所定範囲内であると判断した場合 ・ステップS484において、新規追跡レコードの位置
提供地点は、蓄積レコードまたは補助レコードの位置提
供地点より、目的地点に近いと判断した場合(この場合
には、距離に応じて設定時間を動的に補正することもで
きる)
【0060】ステップS485において通知サービスサ
ーバ40が所要時間は通知設定時間の範囲内ではないと
判断した場合、ステップS477に戻り、さらに適した
他の蓄積レコードまたは補助レコードが無いかどうかの
処理を引き続き行う。一方、所要時間が通知設定時間の
範囲内であると判断した場合、配達サービス業者の配達
サービスサーバ60へ通知を行う(ステップS48
7)。そして配達サービスサーバ60に対して通知が終
了した通知要求について、通知要求DB56から削除す
る(ステップS489)。そして、通知サービスサーバ
40の通知要求DB56内にユーザ2について更に他の
通知要求があるか否かを判断する。(ステップS49
1)、まだ他に通知要求があると判断した場合、ステッ
プS475へ戻り、その通知要求について同様に処理を
行う。一方、通知要求DB56内には通知要求はないと
判断した場合に本処理を終了する。
【0061】このように、通知サービスサーバ40で
は、新規追跡レコードを受領すると、図13に示した追
跡レコードを登録するとともに、図20に示す通知処理
を行う。したがって、通知サービスサーバ40は配達サ
ービス提供業者の配達サービスサーバ60に対して効率
的にタイミングよくユーザ2が所定位置に来たことを通
知することができる。その結果、配達サービス提供業者
は通知を受けてユーザ2にサービスを提供する準備を始
めることができ、ユーザ2にタイミングよく配達サービ
スを行うことができる。
【0062】図21は、配達サービスサーバ60におけ
る処理の流れを説明する図である。まず、配達サービス
提供業者の配達サービスサーバ60は、中継接続要求処
理部61において通知サービスサーバ40からの中継接
続要求を受け付ける(ステップS601)。中継接続要
求を受け付けると、通知サービスサーバ40はユーザ端
末20を、サービスの注文が可能なインターフェースを
提供するインターネット上のウェブサイト(図18に示
す注文先URL)へ接続を許可する。そして、ユーザ2
に対して配達サービス提供業者が提供することが可能な
サービス内容を、サービスDB68から抽出してユーザ
端末20へ送出する(ステップS603)。それに対し
てユーザ端末20から送出された、ユーザ2が選択した
サービスについてのサービス要求を受け付け(ステップ
S605)、中継接続を終了する。
【0063】続けて、配達サービスサーバ60は、選択
されたサービスの種類と、ユーザ2が希望するサービス
提供を受ける位置である目的地点と、ユーザ2が希望す
るサービスのタイミングとを考慮し、通知設定時間を通
知要求処理部63にて算出する(ステップS607)。
例えば、配達サービスサーバ60は、ユーザ2が希望す
るサービスのタイミングにサービスを提供することがで
きるように、サービスを提供するための準備開始からサ
ービスを提供するまでにかかる時間をタイミングから逆
算し、通知設定時間を設定することができる。
【0064】配達サービスサーバ60は通知要求処理部
63において、算出された通知設定時間を通知要求とも
に通知サービスサーバ40へ送出して登録要求を行う
(ステップS609)。それに対応して通知サービスサ
ーバ40から送出された通知要求IDを受領し(ステッ
プS611)、注文受理についての処理を終了させて通
知サービスサーバ40からの通知を待つ。
【0065】配達サービスサーバ60は、通知処理部6
4において、通知サービスサーバ40から送出された通
知を通知要求IDを確認して受け付ける(ステップS6
13)。そして、配達サービスサーバ60は出力部66
においてユーザ2に対するサービス提供の処理を開始す
る指示を出力し(ステップS615)、それに応じて配
達サービス提供業者はサービス提供の処理を開始する。
以上のようにして配達サービスサーバ60の処理は終了
する。
【0066】このように、本実施の形態における配達サ
ービスシステム10では、ユーザ2がabc駅の改札口7
1を通るというユーザ2のイベントをきっかけ(トリ
ガ)にしてサービスの提供をタイミングよく行うことが
できる。具体的には、ユーザ2が位置提供地点であるab
c駅から自宅まで到達するのにかかる時間のデータを蓄
積し、その蓄積されたデータに基いて、ユーザのイベン
トをきっかけにユーザ2の帰宅時間を予測してサービス
の提供を行うことができる。したがって、ユーザ2はサ
ービスの提供を注文するにあたり、提供時間を詳細に且
つ具体的に設定する必要が無く、またその注文をしたこ
とにより注文後にユーザ2の時間が制約されることもな
いので、ユーザ2にとって大変便利である。また、サー
ビスの提供時にサービスの提供先であるユーザ2がサー
ビス提供場所に居ない確率が低くなるので、配達サービ
ス業者は効率的にサービスの提供を行うことができる。
【0067】なお、上記実施の形態において、通知サー
ビスサーバ40と配達サービスサーバ60は別々に構成
され、通知サービス業者と配達サービス業者とがそれぞ
れのサーバによる処理を管理しているが、通知サービス
サーバ40と配達サービスサーバ60とを1つのサーバ
によって構成してもよい。その場合、通知サービス業者
と配達サービス業者、同一の業者であってもよく、また
別々の業者であってもよい。また、通知サービスサーバ
40、配達サービスサーバ60、通過情報配信装置70
は、それぞれ一つのマシンによって構成されているが、
機能を分散した複数のサーバによって構成されていても
よい。さらに、ユーザ端末20が配達サービスサーバ6
0に接続することなく、通知サービスサーバ40が代行
で注文を受託して、配達サービスサーバ60に転送する
ように構成してもよい。
【0068】また、上記実施の形態では、プッシュ型の
追跡レコードを取得することができる位置情報提供地点
は、ユーザ2が使用するabc駅やユーザの自宅が設定さ
れているが、これ以外の場所であってもよい。例えば、
ユーザ2が勤務する会社のゲートや、ユーザ2がいつも
同じ店で買い物するのであれば、その店に設定すること
ができる。ユーザ2はユーザ2のIDが登録されたカー
ド(タイムカードやショッピングカード等)をそれぞれ
の位置情報提供地点で使用することにより、追跡レコー
ドの記録を残すことができる。また、上記実施の形態で
は、サービスの提供地点は自宅に設定されているが、こ
れ以外の場所としてユーザ2は任意の場所をサービス提
供地点として設定することができる。その場合、新たに
設定されたサービス提供地点に近い位置データを有する
追跡レコードや蓄積レコードを処理することにより、サ
ービスのタイミングを取得することができる。
【0069】その他、上記実施の形態では、提供される
サービスは配達サービスであるが、配達サービスシステ
ム10において提供できるサービスの種類はこれに限定
されない。例えば、ユーザ2の帰宅時間を考慮し、ユー
ザ2の帰宅前に空調の調整を開始したり、風呂を沸かし
ておくといったサービス等を提供することも可能であ
る。これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上
記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成
に適宜変更することが可能である。
【0070】
【発明の効果】このように本発明によれば、ユーザがサ
ービス提供の具体的な時間を指定しなくても、タイミン
グよくサービスを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態における配達サービスシステム
を説明する図である。
【図2】 図1に示したユーザ端末の構成を示した図で
ある。
【図3】 図1に示した携帯端末の構成を示した図であ
る。
【図4】 図1に示した通知サービスサーバの構成を示
した図である。
【図5】 図1に示した配達サービスサーバの構成を示
した図である。
【図6】 図1に示した通過情報配信装置の構成を示し
た図である。
【図7】 配達サービスシステムにおいてユーザが受け
るサービスの一例を説明する図である。
【図8】 ユーザ端末の処理の流れを説明する図であ
る。
【図9】 ユーザ登録情報蓄積部に記録されたユーザ情
報を説明する図であって、(a)はユーザ情報のデータ、
(b)は地点情報のデータ、(c)は参照許可情報のデータを
示す図である。
【図10】 ユーザ位置情報蓄積部に記録された補助レ
コードを説明する図である。
【図11】 ユーザが注文したサービス内容のデータを
説明する図である。
【図12】 通過情報配信装置における追跡レコードの
取得の流れを説明する図である。
【図13】 追跡レコードを通知サービスサーバに登録
する際の処理の流れを説明する図である。
【図14】 位置情報提供者DBに記録された位置情報
提供者データを説明する図である。
【図15】 ユーザ位置情報蓄積部に記録されたデータ
を説明する図であって、(a)は追跡レコードを示す図で
あり、(b)は蓄積レコードを示す図である。
【図16】 通知サービスサーバにおけるユーザから注
文された配達サービスの処理の流れを説明する図であ
る。
【図17】 ユーザセキュリティ情報蓄積部に記録され
たセキュリティトークンのデータを説明する図である。
【図18】 配達サービス業者情報DBに記録された配
達サービス業者のデータを説明する図である。
【図19】 通知要求DBに記録された位置要求データ
を説明する図である。
【図20】 通知サービスサーバにおける通知処理の流
れを説明する図である。
【図21】 配達サービスサーバにおける処理の流れを
説明する図である。
【符号の説明】
10…配達サービスシステム、20…ユーザ端末、21
…注文発注処理部、22…登録処理部、30…携帯端
末、31…位置データ要求受付部、33…位置検出部、
34…位置データ送信部、40…通知サービスサーバ
(タイミング調整サーバ)、41…ユーザ登録情報処理
部、42…ユーザ位置情報処理部(位置情報処理部)、
43…注文中継部(申込認識部)、44…通知要求処理
部(タイミング算出部)、50…ユーザDB、51…ユ
ーザ登録情報蓄積部(ユーザ許可情報蓄積部)、52…
ユーザ位置情報蓄積部、54…位置情報提供者DB、5
5…配達サービス業者情報DB、60…配達サービスサ
ーバ、61…中継接続要求処理部、62…注文受理部、
63…通知要求処理部、64…通知処理部、70…通過
情報配信装置、71…改札口(認識部)、72…ユーザ
情報登録部、73…通過情報受信部(認識部)、74…
ユーザ判定部(判断処理部)、75…通過情報登録部
(存在時刻記録部)、76…通過情報配信部(位置時刻
データ出力部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大門 昭 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 利根川 聡子 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザに対する所定のサービスを提供す
    るタイミングを調整するためのタイミング調整システム
    であって、 ユーザが所定の位置情報提供地点に到達したことを認識
    するユーザ位置認識手段と、 前記ユーザ位置認識手段において認識した時刻データ
    と、前記位置情報提供地点の位置データと、前記ユーザ
    の識別データと、を含む追跡レコードを記録する記録手
    段と、 所定のサービス提供地点において前記所定のサービスを
    受けるユーザによる当該サービスの申込を受け付ける申
    込受付手段と、 前記申込受付手段により前記申込が受け付けられ、かつ
    前記ユーザ位置認識手段により前記ユーザが前記位置情
    報提供地点に到達したことが認識された場合には、前記
    記録手段に記録された過去の追跡レコードを用いて前記
    位置情報提供地点から前記サービス提供地点までの所要
    時間を算出することにより、ユーザにサービスを提供す
    るタイミングを取得する取得手段とを備えたことを特徴
    とするタイミング調整システム。
  2. 【請求項2】 前記時刻データおよび前記位置データ
    は、固定された位置情報提供地点をユーザが通過するこ
    とにより、当該位置情報提供地点から送出されるプッシ
    ュ型データであることを特徴とする請求項1記載のタイ
    ミング調整システム。
  3. 【請求項3】 前記時刻データおよび前記位置データ
    は、前記ユーザの所有する携帯通信端末に対して前記ユ
    ーザ位置認識手段が要求することにより当該携帯通信端
    末から送出されるプル型データであることを特徴とする
    請求項1記載のタイミング調整システム。
  4. 【請求項4】 ネットワークを介してユーザの位置情報
    を配信する通過情報配信装置と、当該ネットワークを介
    して当該通過情報配信装置から前記ユーザの位置情報を
    取得して前記ユーザに対する所定のサービスを提供する
    タイミングを調整するタイミング調整サーバと、を含む
    システムであって、 前記通過情報配信装置は、 前記ユーザが位置情報提供地点に到達したことを認識
    し、 認識することにより生じるユーザの地点到達認識情報を
    前記タイミング調整サーバへ送出し、 前記タイミング調整サーバは、 前記ユーザからの前記所定のサービスの注文を認識し、 前記通過情報配信装置から送出される前記地点到達認識
    情報を受け付け、 前記地点到達認識情報からユーザがサービス提供地点に
    到達する予定到達時刻を算出し、 算出された前記予定到達時刻からサービスを提供するタ
    イミングを取得することを特徴とするサービス提供シス
    テム。
  5. 【請求項5】 サービスを提供するサービス業者のサー
    ビス提供サーバをさらに含み、 前記サービス提供サーバは、 前記ユーザによる前記所定のサービスの注文を受け付
    け、 前記サービスのタイミングを通知するように前記タイミ
    ング調整サーバに要求し、 前記タイミング調整サーバは、 前記サービス提供サーバからの前記通知の要求に応じて
    前記タイミングを前記サービス提供サーバに送出するこ
    とを特徴とする請求項4記載のサービス提供システム。
  6. 【請求項6】 ユーザに所定のサービスを提供するため
    のタイミングを調整するタイミング調整サーバであっ
    て、 所定の位置提供地点を示す所定地点データと、ユーザに
    前記所定のサービスを提供する地点を示すサービス提供
    地点データと、前記位置提供地点から前記サービス提供
    地点までの所要時間データと、含むユーザレコードを蓄
    積する蓄積手段と、 前記ユーザによる前記所定のサービスの注文を認識する
    注文認識手段と、 前記注文認識手段により前記注文を認識したのち、特定
    位置における前記ユーザの通過情報を受け付ける通過情
    報受付手段と、 前記蓄積手段で蓄積された前記ユーザレコード中から、
    前記位置提供地点が前記特定位置から所定範囲内にある
    ユーザレコードを抽出する抽出手段と、 抽出された前記ユーザレコードに基き、前記サービス提
    供地点へのユーザの到着予定時刻を算出する到着時刻算
    出手段と、 算出された前記到着予定時刻に基き、前記サービスを提
    供するタイミングを指示するサービス提供指示手段と、 を備えたことを特徴とするタイミング調整サーバ。
  7. 【請求項7】 前記ユーザレコードは、固定設置された
    位置提供地点にユーザが到達することにより生じる追跡
    レコードにより算出されることを特徴とする請求項6記
    載のタイミング調整サーバ。
  8. 【請求項8】 前記ユーザレコードは、ユーザの所有す
    る携帯通信端末へ要求することにより得られる追跡レコ
    ードにより算出されることを特徴とする請求項6記載の
    タイミング調整サーバ。
  9. 【請求項9】 前記ユーザの位置情報を取得するために
    当該ユーザが適用を許可する位置取得方法を記録するユ
    ーザ許可情報蓄積部を備えたことを特徴とする請求項6
    記載のタイミング調整サーバ。
  10. 【請求項10】 前記注文認識手段により前記ユーザの
    ユーザ端末から送出される前記注文が認識されると、前
    記所定のサービスの提供を行うサービス提供サーバに前
    記ユーザ端末を中継して接続する中継処理手段をさらに
    有することを特徴とする請求項6記載のタイミング調整
    サーバ。
  11. 【請求項11】 ユーザに所定のサービスを提供するた
    めのタイミングを調整するタイミング調整サーバであっ
    て、 ユーザの位置と、当該位置に当該ユーザが居た時刻と、
    を示す追跡レコードを取得する取得手段と、 前記追跡レコードを追跡レコード蓄積部に記録する蓄積
    手段と、 前記ユーザについて新たな新規追跡レコードを取得する
    と、前記追跡レコード蓄積部に蓄積されている過去に取
    得した過去追跡レコードが蓄積されているか否かを判断
    する追跡レコード判断手段と、 前記過去追跡レコードと前記新規追跡レコードに基き、
    前記過去追跡レコードのデータ取得地点から前記新規追
    跡レコードのデータ取得地点までかかった所要時間を算
    出する所要時間算出手段と、 算出された前記所要時間は前記所定のサービスを提供す
    るタイミングを算出するために使用するデータとして適
    当なものであるか否かを判断する所要時間判断手段と、 前記所要時間が適当なデータであると判断すると、前記
    所要時間を蓄積レコードとして蓄積レコード蓄積部に記
    録する記録手段と、 前記ユーザが前記所定のサービスの提供を申し込むと、
    新たに取得する追跡レコードと、前記蓄積レコードと、
    から前記タイミングを算出するサービスタイミング算出
    手段とを備えたことを特徴とするタイミング調整サー
    バ。
  12. 【請求項12】 ユーザに対する所定のサービスを提供
    するためのタイミングを調整するため、当該ユーザの位
    置を認識して記録するユーザ情報配信装置であって、 前記所定のサービスを受ける者として登録されているか
    否かを示すユーザ登録情報を登録した蓄積部と、 所定の位置提供地点における前記ユーザの存在を認識す
    る認識部と、 前記ユーザが前記蓄積部にユーザ登録されているか否か
    を判断する判断処理部と、 前記ユーザがユーザ登録されていると判断すると、当該
    ユーザが存在した時刻を記録する時刻記録部と、 前記時刻を、当該位置提供地点を示すデータと共にネッ
    トワークを介して外部へ出力する位置時刻データ出力部
    とを備えたことを特徴とするユーザ情報配信装置。
  13. 【請求項13】 前記認識部により認識された前記ユー
    ザがユーザ登録されていないと判断すると、当該ユーザ
    が認識された時刻を前記時刻記録部に対する記録を禁止
    することを特徴とする請求項12記載のユーザ情報配信
    装置。
  14. 【請求項14】 ユーザに対する所定のサービスを提供
    するためのタイミングをネットワークを介して調整する
    タイミング調整方法であって、 前記ユーザが位置情報提供地点に到達したことを認識す
    るステップと、 前記ユーザが前記位置情報提供地点に到達したことを認
    識した時刻を示す時刻データと、当該位置情報提供地点
    の位置を示す位置データと、前記ユーザのユーザ識別デ
    ータと、を含む追跡レコードを取得するステップと、 所定のサービス提供地点において前記所定のサービスを
    受けるユーザによる当該サービスの申込を受け付けるス
    テップと、 前記ユーザが前記位置情報提供地点に到達したことを認
    識すると、過去に取得した前記追跡レコードに基き、前
    記位置情報提供地点から前記サービス提供地点までの所
    要時間を算出することにより前記ユーザにサービスを提
    供するタイミングを取得するステップと、 を有することを特徴とするタイミング調整方法。
  15. 【請求項15】 サービス提供者がユーザに対して所定
    のサービスを提供するタイミングを調整するための方法
    であって、 前記所定のサービスを受けるユーザの登録を受け付け、
    識別データおよび位置データを含む当該ユーザに関する
    データをデータベースに蓄積するステップと、 前記ユーザの位置を検出する位置提供地点から、当該ユ
    ーザが前記所定のサービスを提供するサービス提供地点
    へ到達するまでにかかる所要時間を算出し、前記データ
    ベースに蓄積するステップと、 サービス提供のタイミングを前記サービス提供者のサー
    ビス提供システムへ通知するタイミング通知要求を当該
    サービス提供システムから受け付けるステップと、 前記ユーザが前記位置提供地点に位置することを認識す
    るステップと、 前記位置提供地点に位置したユーザについて、前記タイ
    ミング通知要求があるか否かを判断するステップと、 前記タイミング通知要求があると判断すると、前記ユー
    ザが前記位置提供地点に位置することを認識した位置認
    識時間と前記所要時間とから、当該ユーザが前記サービ
    ス提供地点に到着するまでの予定所要時間を算出するス
    テップとを有することを特徴とするタイミング調整方
    法。
  16. 【請求項16】 前記タイミング通知要求が指定した通
    知希望設定時間が、前記予定所要時間以下であるか否か
    を判断するステップと、 前記通知希望設定時間が前記予定所要時間以下であると
    判断すると、前記サービス提供システムに前記タイミン
    グが来たことを通知するステップとをさらに有すること
    を特徴とする請求項15記載のタイミング調整方法。
  17. 【請求項17】 前記所要時間を算出し、蓄積するステ
    ップが、前記ユーザの行動を追跡することにより得られ
    る追跡レコードを複数蓄積し、当該追跡レコードより、
    前記位置提供地点から前記サービス提供地点までかかる
    平均所要時間を算出し、 前記予定所要時間を算出するステップが、前記ユーザが
    前記位置提供地点に到達すると、前記ユーザが前記サー
    ビス提供地点へ到着する到着予定時刻を前記平均所要時
    間から算出し、 算出された前記到着予定時刻に合わせて前記ユーザに前
    記所定のサービスを提供するタイミングが設定されるこ
    とを特徴とする請求項15記載のタイミング調整方法。
JP2001265045A 2001-08-31 2001-08-31 サービスを提供するタイミングを調整するためのシステム、サーバ、方法およびユーザ情報配信装置 Pending JP2003085382A (ja)

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