JP2003083857A - クリープ試験機 - Google Patents

クリープ試験機

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JP2003083857A
JP2003083857A JP2001276636A JP2001276636A JP2003083857A JP 2003083857 A JP2003083857 A JP 2003083857A JP 2001276636 A JP2001276636 A JP 2001276636A JP 2001276636 A JP2001276636 A JP 2001276636A JP 2003083857 A JP2003083857 A JP 2003083857A
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test
creep
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JP2001276636A
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English (en)
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Takafumi Tsurui
孝文 鶴井
Kaoru Inoue
薫 井上
Yuichi Miyake
裕一 三宅
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KOBE KOGYO SHIKENJIYOU KK
Toyota Motor Corp
Original Assignee
KOBE KOGYO SHIKENJIYOU KK
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験片に対して荷重が実際に負荷される時点
を正確に知ることができ、樹脂等の負荷に対して敏感な
変形特性を有する材料にでも、正確なデータを得ること
ができるクリープ試験機の提供を課題とする。 【解決手段】 荷重を試験片Wに負荷し、試験片Wに生
じる経時的な変形量を測定するクリープ試験機であっ
て、前記荷重負荷手段として一定荷重である錘1を用い
ると共に、試験片W側に加わる負荷荷重を測定する負荷
荷重測定器14と、試験片側に生じる変位を測定する変
位測定器15とを備え、試験中において試験片W側に加
わる負荷荷重と試験片W側に生じる変位とを経時的に測
定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は材料のクリープ特性
を試験するクリープ試験機に関し、特に樹脂等、負荷に
対して敏感な変形特性を有する材料にも有効なクリープ
試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】クリープ試験は、試験片に一定の荷重を
継続して加え、試験片に生じる変形を経時的にとらえる
ことで、荷重の持続的負荷に対する材料の長期的な変形
特性や破断特性を得るために用いられてきた。特に古く
は金属材料等を対象としてクリープ試験が行われる場合
が多く、変形が長期にわたって徐々に進むことから、測
定の精度に関して時間的な厳密さをあまり要求されるこ
とがなかった。一方、最近においては、例えば自動車部
品等における高機能樹脂部品採用の拡大につれ、そのよ
うな高機能樹脂部品に使用される樹脂に対する寸法精
度、強度特性、変形特性等が厳しく要求されるようにな
ってきた。その結果、金属材料等に比べて荷重に対する
変形が敏感で複雑な樹脂に対してクリープ試験が行われ
る際にも、厳密なデータが要求されるようになってき
た。また前記のような高機能樹脂部品の開発においては
多大のコストと開発期間を要することから、コンピュー
タ支援技術、いわゆるCAEによって、例えば高温環境
下での樹脂部品の熱変形量を予測することで、開発期間
の短縮、開発コストの低減を図ろうとする努力がなされ
てきた。そしてCAEによる前記樹脂部品の熱変形の予
測精度を向上させるためには、樹脂部品のクリープ変形
量の予測が正確に行われる必要があり、その正確な予測
のためには基礎データとなるべき樹脂材料のクリープ試
験での正確なデータが必要となってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来における
多くのクリープ試験機は、試験片の変形量を測定する変
位測定器は設備されていても、試験片側に実際に加わる
負荷を測定する荷重測定器は不要として備わっていない
ものが多く、このため錘等の荷重負荷手段が実際に試験
片に負荷された時点が何時かを正確には検出することが
できないものであった。また従来のクリープ試験機で
は、試験片をチャック等でセットした後、これを高温雰
囲気内等に置いて温度管理し、しかる後に錘等の荷重負
荷手段による負荷を行って試験を開始するものが一般的
である。しかし、それら従来の試験機では、試験片をチ
ャック等の治具でセットした時点で治具等の負荷が試験
片に作用するため、小さな荷重に対しても敏感な変形特
性を有する樹脂のような材料では、それによって変形を
開始する等してしまい、正確な試験が行えないという問
題があった。更に金属材料等の場合には、試験片に対し
て実際に負荷が加わる開始時点が多少不明瞭であって
も、先ず弾性変形が起こり、しかる後にクリープ変形等
が生じるので、弾性変形後の適当な時点をとらえてクリ
ープ変形の開始時点とすることが可能であるが、樹脂材
料の場合は、引っ張り或いは圧縮応力が作用すると、弾
性変形、粘弾性変形及びクリープ変形が当初から重畳し
て生じてくるため、試験片に対して実際に負荷が加わる
開始時点が正確に得られないとクリープ試験を正確に行
うことができない問題があった。また樹脂材料に重畳し
て起こっている弾性変形、粘弾性変形及びクリープ変形
を正確に分けるには、負荷・除荷試験を行って、その時
の荷重の変化と変形量の変化とを正確に測定する必要が
あるが、従来のクリープ試験機ではそのような荷重と変
位の両方を正確に測定をできるものがなかった。
【0004】そこで本発明は上記従来のクリープ試験機
における問題を解消し、試験片に対して荷重が実際に負
荷される時点を正確に知ることができ、樹脂等の負荷に
対して敏感な変形特性を有する材料にでも、正確なデー
タを得ることができるクリープ試験機の提供を課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のクリープ試験機は、荷重を試験片に負荷し、試験片
に生じる経時的な変形量を測定するクリープ試験機であ
って、前記荷重負荷手段として一定荷重である錘を用い
ると共に、試験片側に加わる負荷荷重を測定する負荷荷
重測定器と、試験片側に生じる変位を測定する変位測定
器とを備え、試験中において試験片側に加わる負荷荷重
と試験片側に生じる変位とを経時的に測定するようにし
たことを第1の特徴としている。また本発明のクリープ
試験機は、上記第1の特徴に加えて、試験片を負荷が加
わらないようにセットし、先ず負荷荷重測定器によって
試験片側に加わる負荷荷重の測定を開始すると共に変位
測定器によって試験片側に生じる変位の測定を開始し、
この測定の開始に遅れて若しくは同時に試験片側に対す
る負荷が開始されるようにしたことを第2の特徴として
いる。また本発明のクリープ試験機は、上記第2の特徴
に加えて、錘の荷重を試験片に伝達する荷重伝達手段の
途中にあそびを持たせ、試験片側の負荷荷重がゼロの状
態から100%荷重へと移行していく間における前記試
験片側の負荷荷重の変化と変位の変化とを経時的に測定
するようにしたことを第3の特徴としている。また本発
明のクリープ試験機は、上記第3の特徴に加えて、試験
片側に加わる負荷荷重の測定値が錘の100%荷重とな
った時点を実際のクリープ試験開始点とし、その時点で
の変位測定器による変位の測定値を試験片の変形量ゼロ
点とすることを第4の特徴としている。
【0006】上記第1の特徴によれば、錘の荷重を基準
荷重として、クリープ試験中において試験片側に加わる
実際の負荷荷重を負荷荷重測定器により、またクリープ
試験中における試験片側に生じる変位を変位測定器によ
り、それぞれ正確に測定することができる。よってクリ
ープ試験における試験開始から全試験中における試験片
に加わる実際の負荷と変形量とを経時的に正確に得るこ
とが可能となり、正確なクリープ試験データを得ること
が可能となる。またクリープ試験の開始時点から負荷荷
重測定と変位測定とを正確に行えることから、クリープ
試験開始以降のどの時点で負荷荷重が錘の荷重である基
準荷重になるかを正確に知ることが可能となる。また負
荷・除荷重試験を行う際においても、試験片に加わって
いる負荷荷重と変形量とを経時的に正確に得ることが可
能となり、樹脂材料等において重畳して生じている弾性
変形、粘弾性変形及びクリープ変形とを正確に区別して
知ることが可能となる。
【0007】上記第2の特徴によれば、上記第1の特徴
による作用効果に加えて、クリープ試験は試験片に負荷
が加わらない状態から開始されるようにすることで、ク
リープ試験の開始前から何らかの負荷荷重が加わること
による試験データへの悪影響、特に樹脂材料等の小さな
負荷に対しても繊細な変形特性を有する材料でのデータ
へ悪影響を排除することができる。また負荷が加わらな
い状態から負荷荷重測定器による負荷荷重の測定と変位
測定器による変位の測定を開始し、それに遅れて試験片
側への荷重負荷が開始されるようにしているので、クリ
ープ試験開始後のどの時点で試験片側に実際に負荷が加
わるのかを正確に測定することができ、クリープ試験の
実際の開始時点に関するより正確なデータを得ることが
できる。
【0008】上記第3の特徴によれば、上記第2の特徴
による作用効果に加えて、錘の荷重を試験片に伝達する
荷重伝達手段の途中にあそびを持たせたことで、試験片
側に加わる負荷荷重がゼロの状態から100%荷重にな
るまでの負荷荷重の経時的変化と、その間における試験
片側に生じる変位の経時的変化とを、前記のあそびによ
って生じる時間をもってより確実に測定することができ
る。よってクリープ試験を開始してから100%荷重が
負荷されるまでに、どの時点でどのような負荷と変位が
試験片側に実際に生じており、また100%荷重となっ
た時に変位測定器が検出する試験片側の変位が幾らにな
っているかを正確に測定することができ、クリープ試験
における試験片への実際の荷重負荷開始時点の決定や試
験片の変形量測定における原点の決定に関するより正確
なデータを得ることができる。
【0009】上記第4の特徴によれば、上記第3の特徴
による作用効果に加えて、試験片側に加わる負荷荷重の
測定値が錘の100%荷重となった時点を実際のクリー
プ試験開始点とし、その時点での変位測定器による変位
の測定値を試験片の変形量ゼロ点とすることで、クリー
プ試験における実際の試験開始時点を正確に得ることが
できると共に、その実際の試験開始時点よりも以降に測
定された変位量から実際の試験開始時点(試験片の変形
量ゼロ点)での測定変位量を差し引くことで、試験片に
生じた実際の変形量を正確に得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のクリープ試験機の
実施の形態を、図面を参照しながら更に説明する。図1
は本発明の実施形態を示すクリープ試験機の概略構成
図、図2はクリープ試験機の一部の詳細図で、(A)は
試験開始前の試験片のセット状態を示す図、(B)は試
験中における試験片の状態を示す図である。図3はクリ
ープ試験開始初期における時間(秒)−負荷荷重曲線及
び時間(秒)−変位曲線図、図4は本発明のクリープ試
験機を用いて樹脂材料の引っ張りクリープ試験をした結
果を示す時間(分)−歪曲線図、図5は本発明のクリー
プ試験機を用いて樹脂材料の負荷・除荷試験をした結果
を示す時間−変位曲線の典型例である。
【0011】図1〜図2を参照して、1は荷重負荷手段
としての錘である。該錘1はジャッキ支持台4上に設置
された錘上げ下げ用ジャッキ3によって上げ下げされ、
錘用ロッド5の下端の錘支持具2上に載せられること
で、該錘1の荷重を試験片W側に負荷する。
【0012】前記錘用ロッド5を一端側に取り付けたバ
ランスレバー8は、バランスレバー支持台7によって天
秤のごとく支持されている。6はバランス調整用重り
で、これを左右に移動させることでバランスレバー8の
バランスを調整する。バランス調整用重り6はバランス
レバー支持台7の片側又は両側に設けることができる。
【0013】バランスレバー8の他端側に試験片用ロッ
ド9が取り付けられている。該試験片用ロッド9と前記
錘用ロッド5は、バランスレバー8がどのような姿勢に
なっても鉛直方向に垂下した状態になるようにしてバラ
ンスレバー8に取り付けられている。前記試験片用ロッ
ド9の下端には上部Uリンク9aが設けられている。上
部Uリンク9aは上部チャック11aとピン13で相互
に連結されるようになっている。前記上部チャック11
aは試験片W上端側を把持することになる。一方、前記
試験片用ロッド9に対応して、固定ロッド10が装置の
本体固定部12に固定されており、この上端には下部U
リンク10aが設けられている。下部Uリンク10aは
下部チャック11bとピン13で相互に連結されるよう
になっている。
【0014】前記固定ロッド10の下部Uリンク10a
には前記ピン13を通す穴として長孔10bを設け、こ
れによってピン13で連結された下部Uリンク10aと
下部チャック11bとの間に、「あそび」ができるよう
にしている。また前記下部チャック11bは前記長孔1
0bによって下部Uリンク10a上に載った状態、即ち
重量を支えてもらう状態にすることができるように構成
している(図2の(A)参照)。前記錘用ロッド5、バ
ランスレバー8、試験片用ロッド9、上部Uリンク9
a、固定ロッド10、下部Uリンク10a、上部チャッ
ク11a、下部チャック11b及びピン13は、錘1の
荷重を試験片Wに伝達する荷重伝達手段としての役割を
果たす。そして前記「あそび」は、この荷重伝達手段の
途中に構成されることになる。このあそびによって錘1
による荷重が試験片W側に負荷される際に時間的遅延が
生じると共に、その間において負荷荷重の変化が生じ
る。
【0015】14は、例えばロードセルからなる負荷荷
重測定器で、試験片用ロッド9の途中位置に設けられ、
試験片W側に加わる負荷荷重を測定する。また15は変
位測定器で、例えばレーザー変位計15aと試験片用ロ
ッド9の途中位置に取り付けられたレーザー変位計用板
15bとで構成することができ、試験片W側に生じる変
位を測定する。16は恒温槽で、17は温度センサーで
ある。また18は遮熱板である。恒温層16を備えるこ
とで、クリープ試験を所定の温度雰囲気下で行うことが
できる。
【0016】装置にはコントローラ19を設けることが
できる。コントローラ19は負荷荷重測定器14によっ
て測定された負荷荷重データ、変位測定器15によって
測定された変位データ、温度センサー17によって測定
された温度情報等、各センサーからのデータを入力し、
また錘上げ下げ用ジャッキ3の動作、負荷荷重測定器1
4及び変位測定器15に対する測定開始動作及び測定停
止動作を所定のタイミングで指令する他、装置各部の動
作制御を行う。
【0017】試験片Wの試験機へのセットは次のように
して行う。今、錘上げ下げ用ジャッキ3を上昇させるこ
とで、錘1を錘用ロッド5の錘支持具2から上方に退避
させた状態にしておき、先ず試験片Wを上部チャック1
1aに取り付ける。この試験片Wを取り付けた上部チャ
ック11aを上部Uリンク9aにピン13で取り付け
る。次にバランス調整用重り6を調整してバランスレバ
ー8が水平になるようにする。そして上部Uリンク9a
から上部チャック11aを一旦取り外す。次に試験片W
に下部チャック11bを取り付け、再度上部チャック1
1aを上部Uリンク9aにピン13で取り付ける。前記
試験片Wを把持した下部チャック11bを固定ロッド1
0の下部Uリンク10a上に置く。そしてピン13で下
部チャック11bと下部Uリンク10aとを連結する。
この状態では、試験片Wは下部チャック11bを介して
下部Uリンク10aで下から支えられた状態となり、試
験片Wには負荷が加わらない。また下部Uリンク10a
の長孔10bによって、試験片Wは下部チャック11b
を介して下部Uリンク10aとの間に「あそび」をもっ
て連結された状態となる。必要に応じて恒温層16を所
定の温度に加熱等する。以上によって試験片Wのセット
が完了する。
【0018】前記試験片Wのセットが完了した後、試験
作業者がコントローラ19の試験開始スイッチをオンす
ることで、クリープ試験が開始される。コントローラ1
9は錘1を載せた錘上げ下げ用ジャッキ3の上昇位置か
らの降下を指令すると共に、錘1が錘支持具2上に載る
前に負荷荷重測定器14と変位測定器15とによる測定
を開始させる。勿論、前記錘上げ下げ用ジャッキ3の降
下動作の指令、負荷荷重測定器14と変位測定器15の
測定開始指令は、試験作業者による手動スイッチ操作に
よって行うこともできる。要するに負荷荷重測定器14
と変位測定器15の測定開始が先行して開始され、それ
に遅れて或いは同時に錘1による負荷荷重が試験片W側
に加わるようにすればよい。
【0019】上記のようにして負荷荷重測定器14と変
位測定器15とによる測定を錘1の負荷に先行して開始
させると、負荷荷重測定器14による試験片W側の負荷
荷重測定値は必ずゼロの状態からスタートする。これは
試験片Wが当初において下部チャック11bを介して下
部Uリンク10a上に支えられた状態にあることによ
る。
【0020】そして錘1が錘支持具2上に載った時点か
らバランスレバー8、試験片用ロッド9、上部Uリンク
9a、上部チャック11aを介して試験片Wと下部チャ
ック11bとが上昇を開始し、変位測定器15が試験片
W側の変位として検出する。ただし、この変位は前記長
孔10bによる「あそび」の部分をピン13が移動して
いることによる変位であって、試験片Wの変形によるの
もではない。そして前記「あそび」の間は錘1の荷重が
加わってくることはない。この「あそび」の間は下部U
リンク10aから離れた下部チャック11bの自重等が
負荷荷重測定器14によって測定されることになる。更
に前記長孔10bによる「あそび」が終了すると、その
時点以降は錘1の全荷重が試験片Wに加わり、負荷荷重
測定器14による試験片W側の負荷荷重測定値が錘1の
100%荷重になる。よって負荷荷重測定器14が前記
錘1の100%荷重を検出した時点を実際のクリープ試
験の開始時点とすることで、クリープの開始時点が正確
となり、樹脂材料等のクリープ変形が荷重負荷当初から
生じる材料に対しても、またクリープに進行が比較的短
時間で行われる材料に対しても時間的な誤差のない、正
確なデータを得ることができる。前記負荷荷重測定器1
4が錘1の100%荷重を検出した時点については、コ
ントローラ19内で自動的に検出するようにすることが
できる。勿論、作業者が後から、得られた時間−負荷荷
重曲線を検討して、負荷が錘1の100%荷重になった
時点を決定するようにしてもよい。
【0021】前記測定された負荷荷重値の変化をとらえ
て実際のクリープ試験の開始時点を得る他に、前記「あ
そび」の部分において「あそび」が終了する時に生じる
変位量の変化が大きいことから、その変位曲線の傾きが
大きく変化する時点をとらえて、実際のクリープ試験の
開始時点とすることも可能である。
【0022】図3は、ある樹脂材料の本クリープ試験機
を用いて所定の雰囲気下で行ったクリープ試験の開始初
期における時間(秒)−負荷荷重曲線、及び時間(秒)
−変位曲線である。時間軸を小さく、0.2秒毎に負荷
荷重と変位を測定している。図において、負荷荷重測定
器14と変位測定器15とによる測定を開始した時点
(時点0)をクリープ試験の開始とすると、該負荷荷重
測定器14と変位測定器15による測定の開始後2.4
秒までは、錘1が未だ錘支持具2上に載るに至っていな
い状態を示している。よって変位測定器15による検出
変位はゼロであるし、また試験片Wは下部チャック11
bを介して下部Uリンク10a上に支持されているの
で、負荷荷重測定器14による検出荷重も実質的にゼロ
である。
【0023】そして開始から2.6秒の時点で錘1が錘
支持具2上に載り、錘1の荷重が試験片W側に加わるこ
とで、試験片W側に変位が開始されていることがわか
る。ただし、ここで生じる変位は試験片Wの変形による
ものではなく、長孔10b内をピン13が移動していく
ことによる変位を変位測定器15がとらえているにすぎ
ないものである。即ち、「あそび」の部分による変位で
ある。また前記変位の開始に若干遅れて(開始から2.
8秒)、負荷荷重測定器14による負荷荷重の値が実質
ゼロから少し上昇し、この値が4.8秒まで一定値で継
続している。この間は、下部チャック11bが下部Uリ
ンク10aから離れることで、下部チャック11b等の
重さが試験片W側の負荷荷重として検出されている状態
である。そして試験開始から4.8秒から6.4秒にか
けては前記「あそび」が終了する間際の遷移期間とし
て、測定される負荷荷重が急激に増加している状態が測
定されており、また「あそび」の間における無抵抗状態
での大きな変位量から抵抗の発生による変位量低下の状
態が測定されている。
【0024】前記試験開始から6.4秒以降は負荷荷重
測定器14による測定値が一定値となる。この一定値は
正に錘1の荷重である。即ち、試験開始から6.4秒の
時点で負荷荷重が錘1の100%荷重に達したことがわ
かる。そしてこの時点から錘1の荷重が実際に試験片W
に負荷されることから、この時点を実際のクリープ試験
開始時点、即ち、クリープ試験における試験片Wの実際
の時間−歪曲線開始時点とする。樹脂材料の場合には、
錘1の荷重が実際に試験片Wに加わった開始時点から直
ぐにクリープ変形が弾性変形や粘弾性変形と共に生じる
ことから、前記実際のクリープ試験開始時点(前記試験
開始から6.4秒の時点)が重要となる。前記実際のク
リープ試験開始時点(前記試験開始から6.4秒の時
点)は、また試験片Wのクリープ変形量(歪)ゼロ点と
される。即ち、それ以前に変位測定器15で測定された
変位は試験片Wに生じたクリープ変形によるものではな
いとされる。これによって試験片W自体に生じるクリー
プ変形量をより正確に測定することができる。
【0025】図4は、本クリープ試験機を用いて、ある
樹脂材料を110℃の雰囲気下、試験応力(錘1の荷重
÷試験片Wの断面積)1.96メガパスカルで、引っ張
りクリープ試験を行った後、上記実際のクリープ試験開
始時点を時点0として表した時間(分)−歪曲線であ
る。ここでは時間軸を大きくとっている。試験開始から
最初の100分ぐらいでの歪が大きく、その後は歪が少
なくなっているのが分かる。また金属材料等の場合と比
べて短時間で歪が進んでいる。試験開始初期における実
際の試験開始時点を得たことで、正確な時間−歪曲線を
得ることができる。
【0026】図5は、本発明のクリープ試験機を用い
て、負荷荷重と変位を測定しながら樹脂材料の負荷・除
荷試験をした結果を示す時間−変位曲線の典型例であ
る。時間軸の0点は荷重開始点である。図において、除
荷時の変位の即時回復量Dを弾性変形量、ゆっくりと回
復する量Nを粘弾性変形量とし、回復しない量Kがクリ
ープ変形量となる。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載のクリープ試験機によれば、荷重を試験片
に負荷し、試験片に生じる経時的な変形量を測定するク
リープ試験機であって、前記荷重負荷手段として一定荷
重である錘を用いると共に、試験片側に加わる負荷荷重
を測定する負荷荷重測定器と、試験片側に生じる変位を
測定する変位測定器とを備え、試験中において試験片側
に加わる負荷荷重と試験片側に生じる変位とを経時的に
測定するようにしたので、錘の荷重を基準荷重として、
クリープ試験中において試験片側に加わる実際の負荷荷
重を負荷荷重測定器により、またクリープ試験中におけ
る試験片側に生じる変位を変位測定器により、それぞれ
正確に測定することができる。よってクリープ試験にお
ける試験開始から全試験中における試験片に加わる実際
の負荷と変形量とを経時的に正確に得ることが可能とな
り、正確なクリープ試験データを得ることが可能とな
る。またクリープ試験の開始時点から負荷荷重測定と変
位測定とを正確に行えることから、クリープ試験開始以
降のどの時点で負荷荷重が錘の荷重である基準荷重にな
るかを正確に知ることが可能となる。また負荷・除荷重
試験を行う際においても、試験片に加わっている負荷荷
重と変形量とを経時的に正確に得ることが可能となり、
樹脂材料等において重畳して生じている弾性変形、粘弾
性変形及びクリープ変形とを正確に区別して知ることが
可能となる。以上より、樹脂等の負荷に対して敏感で且
つ比較的短期間で大きなクリープ変形を起こす変形特性
を有する材料に対しても、正確なデータを得ることがで
きる。また請求項2に記載のクリープ試験機によれば、
上記請求項1に記載の構成による効果に加えて、試験片
を負荷が加わらないようにセットし、先ず負荷荷重測定
器によって試験片側に加わる負荷荷重の測定を開始する
と共に変位測定器によって試験片側に生じる変位の測定
を開始し、この測定の開始に遅れて若しくは同時に試験
片側に対する負荷が開始されるようにしたので、クリー
プ試験の開始前から何らかの負荷荷重が加わることによ
る試験データへの悪影響、特に樹脂材料等の小さな負荷
に対しても繊細な変形特性を有する材料のデータへの悪
影響を排除することができる。また負荷が加わらない状
態から負荷荷重測定器による負荷荷重の測定と変位測定
器による変位の測定を開始し、それに遅れて試験片側へ
の荷重負荷が開始されるようにしているので、クリープ
試験開始後のどの時点で試験片側に実際に負荷が加わる
のかを正確に測定することができ、クリープ試験の実際
の開始時点に関するより正確なデータを得ることができ
る。また請求項3に記載のクリープ試験機によれば、上
記請求項2に記載の構成による効果に加えて、錘の荷重
を試験片に伝達する荷重伝達手段の途中にあそびを持た
せ、試験片側の負荷荷重がゼロの状態から100%荷重
へと移行していく間における前記試験片側の負荷荷重の
変化と変位の変化とを経時的に測定するようにしたの
で、試験片側に加わる負荷荷重がゼロの状態から100
%荷重になるまでの負荷荷重の経時的変化と、その間に
おける試験片側に生じる変位の経時的変化とを、前記の
あそびによって生じる時間をもってより確実に測定する
ことができる。よってクリープ試験を開始してから10
0%荷重が負荷されるまでに、どの時点でどのような負
荷と変位が試験片側に実際に生じており、また100%
荷重となった時に変位測定器が検出する試験片側の変位
が幾らになっているかを正確に測定することができ、ク
リープ試験における試験片への実際の荷重負荷開始時点
の決定や試験片の変形量測定における原点の決定に関
し、一層正確なデータを得ることができる。また請求項
4に記載のクリープ試験機によれば、上記請求項3に記
載の構成による効果に加えて、試験片側に加わる負荷荷
重の測定値が錘の100%荷重となった時点を実際のク
リープ試験開始点とし、その時点での変位測定器による
変位の測定値を試験片の変形量ゼロ点としたので、クリ
ープ試験における実際の試験開始時点を正確に得ること
ができると共に、その実際の試験開始時点よりも以降に
測定された変位量から実際の試験開始時点(試験片の変
形量ゼロ点)での測定変位量を差し引くことで、試験片
に生じた実際の変形量を正確に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すクリープ試験機の概略
構成図である。
【図2】クリープ試験機の一部の詳細図で、(A)は試
験開始前の試験片のセット状態を示す図、(B)は試験
中における試験片の状態を示す図ある。
【図3】クリープ試験開始初期における時間(秒)−負
荷荷重曲線及び時間(秒)−変位曲線図である。
【図4】本発明のクリープ試験機を用いて樹脂材料の引
っ張りクリープ試験をした結果を示す時間(分)−歪曲
線図である。
【図5】本発明のクリープ試験機を用いて樹脂材料の負
荷・除荷試験をした結果を示す時間−変位曲線の典型例
である。
【符号の説明】
1 錘 2 錘支持具 3 錘上げ下げ用ジャッキ 4 ジャッキ支持台 5 錘用ロッド 6 バランス調整用重り 7 バランスレバー支持台 8 バランスレバー 9 試験片用ロッド 9a 上部Uリンク 10 固定ロッド 10a 下部Uリンク 10b 長孔 11a 上部チャック 11b 下部チャック 12 本体固定部 13 ピン 14 負荷荷重測定器 15 変位測定器 15a レーザー変位計 15b レーザー変位計用板 16 恒温槽 17 温度センサー 18 遮熱板 19 コントローラ W 試験片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 薫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 三宅 裕一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 2G061 AA01 AB02 AC03 CA10 EA01 EA02 EB05 EB07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重を試験片に負荷し、試験片に生じる
    経時的な変形量を測定するクリープ試験機であって、前
    記荷重負荷手段として一定荷重である錘を用いると共
    に、試験片側に加わる負荷荷重を測定する負荷荷重測定
    器と、試験片側に生じる変位を測定する変位測定器とを
    備え、試験中において試験片側に加わる負荷荷重と試験
    片側に生じる変位とを経時的に測定するようにしたこと
    を特徴とするクリープ試験機。
  2. 【請求項2】 試験片を負荷が加わらないようにセット
    し、先ず負荷荷重測定器によって試験片側に加わる負荷
    荷重の測定を開始すると共に変位測定器によって試験片
    側に生じる変位の測定を開始し、この測定の開始に遅れ
    て若しくは同時に試験片側に対する負荷が開始されるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載のクリープ試
    験機。
  3. 【請求項3】 錘の荷重を試験片に伝達する荷重伝達手
    段の途中にあそびを持たせ、試験片側の負荷荷重がゼロ
    の状態から100%荷重へと移行していく間における前
    記試験片側の負荷荷重の変化と変位の変化とを経時的に
    測定するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の
    クリープ試験機。
  4. 【請求項4】 試験片側に加わる負荷荷重の測定値が錘
    の100%荷重となった時点を実際のクリープ試験開始
    点とし、その時点での変位測定器による変位の測定値を
    試験片の変形量ゼロ点とすることを特徴とする請求項3
    に記載のクリープ試験機。
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