JP2003083677A - クーラー付きロータリードライヤ装置 - Google Patents

クーラー付きロータリードライヤ装置

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JP2003083677A
JP2003083677A JP2001276899A JP2001276899A JP2003083677A JP 2003083677 A JP2003083677 A JP 2003083677A JP 2001276899 A JP2001276899 A JP 2001276899A JP 2001276899 A JP2001276899 A JP 2001276899A JP 2003083677 A JP2003083677 A JP 2003083677A
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intermediate wall
cold air
hot air
inlet
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JP2001276899A
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English (en)
Inventor
Yuji Mizuochi
勇二 水落
Yuji Miyamori
祐司 宮森
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NHI CO Ltd
SHIN NIHONKAI JUKOGYO KK
Original Assignee
NHI CO Ltd
SHIN NIHONKAI JUKOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一体の回転ドラムの中において乾燥とそれに
次ぐ冷却とをなし得るクーラー付きロータリードライヤ
装置を提供する。 【解決手段】 入口側から投入された原料が排出側へ送
り出されるようやや傾斜した横軸の回転ドラムに、その
回転に対して独立して固定される中間壁を設けることに
より、それを境界に入口側を熱風が導入される乾燥室と
して、排出側を冷風が導入される冷却室として構成し、
中間壁の下端部に、移動する原料で塞がれるとともにそ
れを冷却室へ通過させる切欠口を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、粒状物、粉状
物、固形流体物等の原料を横軸の回転ドラムに投入して
乾燥するロータリードライヤーに関する。詳しくは、乾
燥に次いで冷却をもなすクーラー付きロータリードライ
ヤ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロータリードライヤーは、やや傾斜する
横軸の回転ドラムに、一端から原料を投入し、回転によ
って他端に送りながら、その間に乾燥させるもので、乾
燥には回転ドラムへの熱風の吹き込み、または回転ドラ
ム自体の加熱手段が用いられる。乾燥により加熱された
製品は、回転ドラムの他端から排出されるが、熱を帯び
たままであると変質する等の不都合が生じるので、その
防止のため直ちにクーラー(冷却装置)にかけられる。
【0003】クーラーは、これも冷風が吹き込まれる横
軸の回転ドラム式や、ベルトコンベアーで搬送しながら
冷却するトンネル式等がある。従来、ロータリードライ
ヤーとクーラーは分離しており、その間の搬送には各種
コンベアーまたは人力が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】いずれにしても、従来
のロータリードライヤーであると、離れた箇所のクーラ
ーで冷却を別途に行う必要があるため、別々の装置の設
備により据付面積を多く取ることになるだけでなく、設
備投資が過大となり、維持管理も容易でなく、さらに、
装置間において原料が洩れることになる等の不都合があ
った。
【0005】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
一体の回転ドラムの中において乾燥とそれに次ぐ冷却と
をなし得るクーラー付きロータリードライヤ装置を提供
することを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、入口側から投入された原料が排出側
へ送り出されるようやや傾斜した横軸の回転ドラムに、
その回転に対して独立して固定される中間壁を設けるこ
とにより、それを境界に入口側を熱風が導入される乾燥
室として、排出側を冷風が導入される冷却室として構成
し、中間壁の下端部に、移動する原料で塞がれるととも
にそれを冷却室へ通過させる切欠口を設けたことを特徴
とするクーラー付きロータリードライヤ装置を構成し
た。
【0007】
【作 用】上記の構成によれば、原料投入シュートによ
り供給された原料は、回転ドラムの回転によりその回転
方向の内周面を逆上るようにして反転を繰り返しながら
排出側に移動し、その中途の中間壁に至るまでの乾燥室
において熱風を受けることにより乾燥され、中間壁の切
欠口からくぐり抜けて冷却室に至ると冷風を受けて冷却
されるから、排出において原料が冷却された製品とな
る。回転ドラムの中においては、中間壁の切欠口が移動
中の原料により塞がれるため、乾燥室と冷却室との相互
の間で、熱風、冷風の移動が遮断される。
【0008】中間壁が冷風路に取り付けられていると
(請求項2)、冷風路が中間壁の支持にも兼用されて構
造が簡単となる。また、中間堰を設けてあると(請求項
3)、塞ぐ機能が確実となり、原料の供給が途切れるよ
うなことがあっても、中間壁と中間堰との間の原料の滞
留によって、切欠口が封じられた状態が維持される。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明において、中間壁11は
空気の遮断機能のためのものであるから、回転ドラム1
との間に僅かの隙間が設けられる。また、回転ドラム1
の回転によって原料aがその一側周壁に逆上りする移動
の態様を取る関係で、回転側に偏った位置に切欠口25
が設けられる。中間壁11で原料aが盛り上がる様子は
条件により異なることになるが、実施例におけるように
三日月形の切欠口25の形状において対応しやすい。
【0010】熱風および冷風の導入の形態は特に限定す
るものではないが、導入に管を用いると、冷風路5の場
合、中間壁11の支持に適する。なお、熱風路3が管で
ある場合、その先端を熱風の吹出口としても良いし、外
周に吹出口を開口しても良い。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のクーラ
ー付きロータリードライヤ装置によれば、一体の回転ド
ラムの中に、中間壁を具備することにより、乾燥室と冷
却室とを構成し、そして中間壁には、移動する原料で塞
がれると同時にその通過を許容する切欠口を設けたの
で、投入された原料が乾燥に次いで冷却が確実になさ
れ、排出において原料が冷却された製品となるため、乾
燥と冷却とを合わせ持つコンパクトな構造において、設
置面積および設備投資が過大とならなく、維持管理も容
易でその費用も安価となり、乾燥と冷却との間に洩れが
生じなくなる等、原料の適切な乾燥処理を経済的、効率
的になす上に優れた効果がある。
【0012】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図面は一実施例を示したもので、クーラー
付きロータリードライヤ装置は、回転ドラム1に、入口
側から管状の熱風路3を、排出側から管状の冷風路5を
相対向して中心に挿入され、入口フッド7と出口フッド
9とに貫通してそれらに固定される。10は、冷風の吹
出口である。また、冷風路5の先端に中間壁11を固着
し、回転ドラム1の内周面には中間壁11より後退位置
に中間堰13が突設される。したがって、中間壁11を
境界として、入口側が乾燥室14に、出口側が冷却室1
5となっている。16は原料投入シュート、18が熱風
発生炉、20が冷却ファンである。
【0014】回転ドラム1は、両端が開口する円筒形で
あるが、入口フッド7と出口フッド9により開口が塞が
れ、入口フッド7から熱風が排出され、出口フッド9か
らは冷却風と製品が排出されるようになっている。22
が熱風排気ファン、24が冷風排気ファンである。回転
ドラム1の回転駆動については、両端部にタイヤ17,
17を、その間にガースギア26をそれぞれ嵌着し、タ
イヤ17,17を受ローラ19,19で支承してあっ
て、ガースギア26と歯合するピニオンギア21が減速
機付きモータ23により駆動される。なお、原料が入口
側から出口側に流れやすいようにその方向へやや傾斜し
て回転ドラム1の支承がなされている。
【0015】そこで、原料投入シュート16から回転ド
ラム1に投入された原料aは、回転により傾斜方向に順
次送り出され、煽られるように混練されながら均等に熱
風を受け、乾燥が望みの値にほぼ完了した時点で中間壁
11に到達する。この移動の様子は図4に示すように、
回転ドラム1において回転方向Pの一側内周を上るよう
に偏在する。
【0016】中間壁11は、図2に示す如く、回転ドラ
ム1の内周に僅かの隙間で丁度嵌まる円形であるが、ほ
ぼ下半において回転方向Pの片側の位置に三日月形の切
欠口25が設けられているので、中間壁11に至った原
料aは、偏在によって切欠口25を丁度塞ぐと同時にそ
れをくぐり抜ける。したがって、乾燥室14の熱風が冷
却室15に、逆に冷却室15の冷風が乾燥室14に洩れ
るようなことはほとんどない。
【0017】中間堰13は、図3に示すように、回転ド
ラム1の内周に環状に突設され、その内周円が切欠口2
5の直線口縁に外接する程度の高さとした。また、中間
壁11とは原料aの移動に支障が生じない程度の間隔を
置いている。こうして、切欠口25を抜けた原料aが中
間堰13を乗り越えるために渋滞が生じ、この通過の抑
制によって切欠口25がさらに確実に塞がれる。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のクーラー付きロータリードライヤ装
置を示す断面説明図である。
【図2】中間壁の位置における回転ドラムの拡大断面図
である。
【図3】中間堰の位置における回転ドラムの拡大断面図
である。
【図4】中間壁の手前において原料が切欠口を塞いでい
る状態を示す回転ドラムの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 回転ドラム 3 熱風路 5 冷風路 7 入口フッド 9 出口フッド 11 中間壁 13 中間堰 14 乾燥室 15 冷却室 16 原料投入シュート 25 切欠口 a 原料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L113 AA07 AB03 AC01 AC21 AC45 AC46 AC48 AC49 AC68 AC73 BA02 DA08 DA14 DA17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口側から投入された原料が排出側へ送
    り出されるようやや傾斜した横軸の回転ドラムに、その
    回転に対して独立して固定される中間壁を設けることに
    より、それを境界に入口側を熱風が導入される乾燥室と
    して、排出側を冷風が導入される冷却室として構成し、
    中間壁の下端部に、移動する原料で塞がれるとともにそ
    れを冷却室へ通過させる切欠口を設けたことを特徴とす
    るクーラー付きロータリードライヤ装置。
  2. 【請求項2】 熱風の導入について熱風路が入口側か
    ら、冷風の導入について冷風路が排出側からそれぞれ回
    転ドラムに挿入されて具備してなり、冷風路を管状に形
    成しその先端に中間壁を固着して取り付け、さらに、回
    転ドラムの入口側にその入口を塞いで熱風を排出するた
    めの入口フッドを設け、出口側にその出口を塞いで冷風
    を排出する一方、乾燥、冷却された原料を排出するため
    の出口フッドを設けたことを特徴とする請求項1記載の
    クーラー付きロータリードライヤ装置。
  3. 【請求項3】 回転ドラムの内周面に、中間壁よりも排
    出寄りにおいて原料が切欠口を通過する抑制として働く
    よう、原料が乗り越える環状の中間堰を突設したことを
    特徴とする請求項1または2記載のクーラー付きロータ
    リードライヤ装置。
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