JP2003082878A - 駐車場等における車両の移動阻止装置 - Google Patents

駐車場等における車両の移動阻止装置

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JP2003082878A
JP2003082878A JP2001268974A JP2001268974A JP2003082878A JP 2003082878 A JP2003082878 A JP 2003082878A JP 2001268974 A JP2001268974 A JP 2001268974A JP 2001268974 A JP2001268974 A JP 2001268974A JP 2003082878 A JP2003082878 A JP 2003082878A
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Yasuhiro Nomura
康博 野村
Kazuo Ieno
一夫 家野
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NOMURA FOOSHIIZU KK
Nomura Fooshiizu KK
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NOMURA FOOSHIIZU KK
Nomura Fooshiizu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ストッパと該ストッパを駆動する駆動装置から
構成され、構造が比較的簡単で安価であるにも拘わら
ず、停電時にも確実に作動する、駐車場の車両盗難防止
装置を提供する。 【解決手段】駐車あるいは停車している車両(V)の下
側へ突き出て、車両の移動を阻止する車両止部材(1)
と、該車両止部材(1)を、車両の移動を許容する退避
位置と、車両の移動を阻止する作動位置との間を駆動す
る駆動装置とから構成し、該駆動装置を水道水の水圧で
作動するピストンシリンダユニット(10)から構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車あるいは停車
している車両の下側へ突き出て、車両の移動を阻止する
車両止部材と、該車両止部材を、車両の移動を許容する
退避位置と車両の移動を阻止する作動位置との間を駆動
する駆動装置とからなる駐車場の盗難防止装置すなわち
車両の移動阻止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】頻繁に発生する最近の自動車の盗難事件
に対処して、駐車場に盗難防止装置が設けられるように
なっている。このような車両用の盗難防止装置は、文献
名を挙げるまでもなく従来周知で、駐車場の路面下ある
いは地面下に設けられているストッパと、このストッパ
を地面より所定高に突き出して車両の移動を阻止する位
置へ駆動する駆動装置とから構成されている。したがっ
て、ストッパの上方に車両を止め、駆動装置によりスト
ッパを所定高さまで突き上げると、車両の下側にストッ
パが突き出て、ストッパが邪魔になり車両は移動できな
くなる。これにより、盗難が防止される。また、駆動装
置によりストッパを地面下へ退避させると、開放されて
自由に移動できるようになる。このような、盗難防止装
置の駆動装置は、従来周知のように、電動機あるいは油
圧で作動する油圧ピストンシリンダユニットから構成さ
れている。
【0003】また、上記したようなストッパと駆動装置
とからなる料金システムを備えた有料駐車場も知られて
いる。このような料金システムを備えた有料駐車場に駐
車するときは、例えば所定金額のコインを投入して駐車
する。料金に見合った設定時間内は、ストッパは作動し
ないので、車両は自由に移動させることができる。設定
時間が経過すると、駆動装置によりストッパが路面から
上方へ突き出て移動できなくなる。そこで、新たに追加
料金を支払いストッパを路面下に退避させることにな
る。このような料金システムの駆動装置は、一般に電動
機から構成されている。なお、ストッパが地面近くに設
けられ、スイング的に駆動されるようになっている料金
システムも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような、盗難防
止装置あるいは料金システムは、ストッパと該ストッパ
を駆動する駆動装置から構成されているので、構造が比
較的簡単であるという利点を有する。また、ストッパは
頑丈に製作することができるので、盗難に対して安全が
保証される利点もある。しかしながら、災害時に駆動装
置が作動しなくなる恐れがある。すなわち、駆動装置が
電動機から構成されている場合は、停電時にはストッパ
を解除できないので、自動車の移動ができない。特に、
震災時のような時には、漏電による被害を最小にするた
めに、停電する可能性は高いので、震災時には自動車を
安全な場所へ移動できないことになる。また、駆動装置
が油圧ピストンシリンダユニットから構成されていると
きは、比較的高価になる欠点もある。すなわち、油圧発
生源としての油圧ポンプ、この油圧ポンプを駆動するた
めの電動モータ、油圧ポンプと油圧ピストンシリンダユ
ニットとを結ぶ配管等が必要となり、高価なものとなっ
てしまう。また、油圧ポンプは、電動モータで駆動され
るようになっているので、停電時には上記したように自
動車の移動はできない欠点もある。
【0005】本発明は、上記したような従来の問題点あ
るいは欠点を解消した盗難防止装置あるいは料金システ
ムすなわち車両移動阻止装置を提供することを目的と
し、具体的には、ストッパと該ストッパを駆動する駆動
装置から構成され、構造が比較的簡単であり、しかも停
電時にも作動する、駐車場等の車両移動阻止装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】都市ガス、電気、水道等
のライフラインの中で、震災時のような非常時に、最後
まで供給されるのは水道水と言われている。なぜなら
ば、震災のような異常な振動あるいは揺れにより電線が
切断すると、感電の危険があり、またスパークによる火
災の危険もある。そこで、震災時のような異常時には、
電力の供給は一般に停止されるからである。また、安全
確保のために、震災時にはガスの供給も一般に停止され
る。これに対し、水道水の人に対する危険は比較的小さ
く、また生命を維持するために必要とするので、水の供
給は保証される。本発明は、最後まで供給が保証される
水道水あるいは防災用タンク、雨水タンク、給水タンク
中の水を適用することにより上記目的が達成される。す
なわち、本発明は上記目的を達成するために、駐車ある
いは停車している車両の下側へ突き出て、車両の移動を
阻止する車両止部材と、該車両止部材を、車両の移動を
許容する退避位置と車両の移動を阻止する作動位置との
間を駆動する駆動装置とからなる車両の移動阻止装置で
あって、前記駆動装置は、水道水、貯水タンク中の水等
の水圧で作動するピストンシリンダユニットから構成さ
れる。請求項2に記載の発明は、駐車あるいは停車して
いる車両の下側へ回動的な動きにより突き出て、車両の
移動を阻止する車両止部材と、該車両止部材を、車両の
移動を許容する退避位置と車両の移動を阻止する作動位
置との間を駆動する駆動装置とからなる車両の移動阻止
装置であって、前記駆動装置は、水道水、貯水タンク中
の水等の水圧で作動するピストンシリンダユニットから
構成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面により本発明の、
実施の形態を説明する。図1の(イ)に示されている第
1の実施の形態に係わる車両の盗難防止装置すなわち車
両の移動阻止装置は、プレートあるいは棒状部材からな
る車両止部材1、この車両止部材1を上下方向に駆動す
る駆動用のピストンシリンダユニット10、このピスト
ンシリンダユニット10に水道水を給排する2方向切替
弁20、車両止部材1を所定高さ位置に保持するストッ
パ40等から構成されている。そして、これらの部材
は、上述するように駐車場あるいは有料パーキング等の
地面Gの下に設けられている。
【0008】駐車場の地面Gの下には機械室Rが建設さ
れている。この機械室Rの上方の開口部には、鍵Kを備
えた開閉蓋Fと、定置された蓋F’とが設けられてい
る。また、機械室Rの内部には、支柱、ブラケット等か
らなる支持部材が設けられ、ピストンシリンダユニット
10、2方向切替弁20等は、これらの支持部材により
所定位置に取り付けられている。機械室Rの上方には、
車両止部材1が設けられている。この車両止部材1は、
蓋F、F’の間を通って、図1には示されていないが、
案内部材に案内されて、地面Gから所定高さに突き出て
車両の移動を阻止するる第1の位置と、地面Gより下方
へ退避し車両の移動を許容する第2の位置との間を移動
するようになっている。車両止部材1を駆動する駆動用
のピストンシリンダユニット10は、従来周知のように
シリンダ11と、このシリンダ11内で駆動されるピス
トン12とからなっている。そして、ピストンロッド1
3の上方端部が車両止部材1の下方部分に接続されてい
る。また、車両止部材1の下端部近傍には、車両止部材
1を所定位置に保持するストッパ40が設けられてい
る。
【0009】駆動用のピストンシリンダユニット10に
水道水を給排する切替弁は、図1の(イ)に示されてい
る実施の形態では2方向切替弁20から構成されてい
る。この2方向切替弁20のポートAとピストンヘッド
室14は、給水管16で接続され、ポートBとピストン
ロッド室15は給排水管17で接続されている。また、
2方向切替弁20のポートA’には、水道管21が接続
されている。この水道管21は、管理室CRまで延び、
そして管理室CRにおいて施錠用の開閉弁22が介装さ
れている。また、ポートB’には排水溝に連通した排水
管23が接続されている。
【0010】2方向切替弁20のスプールの、(X)位
置と(Y)位置の切り替えに電磁コイルを用いることも
できるが、図1の(イ)に示されている実施の形態では
水道水で駆動されるようになっている。すなわち、シリ
ンダ31と、このシリンダ31内で駆動されるピストン
32とからなる操作用のピストンシリンダユニット30
により駆動されるようになっている。ピストンシリンダ
ユニット3のピストンロッド33は、2方向切替弁20
のスプールに接続されている。また、ピストンロッド室
34にはバネ35が設けられ、このバネ35により2方
向切替弁20のスプールは(X)位置を採るように付勢
されている。このように構成されているピストンヘッド
室36には給水管37が接続され、この給水管37には
管理室CRにおいて解錠用の方向切替弁38が介装され
ている。ストッパ40を駆動する駆動装置も、本実施の
形態では、ストッパ用のピストンシリンダユニット41
から構成され、そのピストンロッド42がストッパ40
に接続されている。また、ピストンヘッド室43にはバ
ネ44が設けられ、このバネ44によりストッパ40は
車両止部材1を受け止める位置あるいは支持する位置を
採るように付勢されている。なお、ピストンロッド室4
5には、給水管37から分岐した分岐管46が接続され
ている。
【0011】次に、上記第1の実施の形態の作用につい
て説明する。通常の状態では、車両止部材1は、機械室
R内へ退避し第2の位置にあるので、車両Vは路面ある
いは地面G上を自由に走行可能である。車両Vを車両止
部材1の上方に止める。2方向切替弁20は、操作用の
ピストンシリンダユニット30のバネ35により、図1
の(イ)に示されている(X)位置にある。すなわち、
駆動装置のピストンシリンダユニット10のピストンヘ
ッド室14は、2方向切替弁20のポートAと、ピスト
ンロッド15室は排水管23につながる位置に切り替わ
っている。また、ストッパ40は、ピストンシリンダユ
ニット41のバネ44によりロック方向に付勢されてい
るが、車両止部材1は上方へは移動可能な構造になって
いる。そこで、施錠用の開閉弁22を押す。そうする
と、水道水が2方向切替弁20のポートAから駆動用の
ピストンシリンダユニット10のピストンヘッド室14
に供給される。これにより、ピストン12が上昇して車
両止部材1が所定高さまで駆動される。このとき、ピス
トンロッド室15の水は排水管23から排水溝に排水さ
れる。水道水の供給を停止する。駆動用のピストンシリ
ンダユニット10に漏水が生じてもストッパ40により
所定位置が保たれる。これにより車両Vの移動が阻止さ
れる。
【0012】車両を移動させるときは、解錠用の方向切
替弁38を切り替える。水道水が供水管37から操作用
のピストンシリンダユニット30のピストンヘッド室3
6に供給され、方向切替弁20は(Y)位置を採る。ピ
ストンヘッド室14は、排水管23に接続される。ま
た、ストッパ用のピストンシリンダユニット41のピス
トンヘッド室45にも分岐管46から水道水が供給され
る。バネ44に抗してストッパ40が、図1の(イ)に
おいて右方へ駆動され、車両止部材1が開放される。車
両止部材1の自重が大きいときは、重力により退避位置
へ下がる。重力により下がらないときは、開閉弁22を
押す。そうすると、水道水が2方向切替弁20を介して
駆動用のピストンシリンダユニット10のピストンロッ
ド室15に供給される。ピストン12が下方へ駆動さ
れ、車両止部材1が機械室R内の第1の位置へ退避す
る。これにより、車両の移動が可能となる。なお、水道
水が得られなくなったような非常事態の時は、鍵Kを解
錠して開閉蓋Fを開いて、手動的に2方向切替弁20を
(Y)位置にし、またストッパ40を開放する。これに
より、手動的に車両止部材1を機械室Rへ退避させるこ
とができる。
【0013】上記実施の形態では、水道水が利用されて
いるが、例えば所定高さ位置に給水タンクが設置されて
いるときは、この給水タンクに水道管21を接続してお
くこともできる。そうすると、水道がストップしても、
車両止部材1を駆動することができる。また、雨水タン
ク、防災用のタンク等が備えられているときは、これら
のタンクに接続することもできる。さらには、水道管、
給水タンク、雨水タンク等を並列的に接続しておくと、
非常時にはいずれかにより駆動することができる利点も
ある。
【0014】図1の(ロ)に、本発明の第2の実施の形
態の要部が示されている。前述した実施の形態の構成要
素と同じ要素には同じ参照文字を、同じような構成部材
には同じ参照文字にダッシュを付けて重複説明はしない
が、第2の実施の形態によると、車両止部材1’は、軸
2を中心としてスイング的あるいは回動的に駆動され、
地面Gから地上へ突き出て車両の移動を阻止する第1の
位置と、機械室Rに退避する第2の位置とを採るように
なっている。本実施の形態によると、車両止部材1’は
スイング的に駆動さるので、棒状部材から構成するのが
望ましく、開閉蓋Fには、車両止部材1’が通過する大
きさの切欠Sが設けられている。第2の実施の形態によ
ると、機械室Rが浅くても良く、また車両止部材1’が
スイング的に駆動されるので、さらに小型の駆動用のピ
ストンシリンダユニット10により車両止部材1’を駆
動できる利点がある。なお、ストッパ、2方向切替弁等
は示されていない。
【0015】図2の(イ)に弁機構が簡単になってい
る、本発明の第3の実施の形態が示されている。第1の
実施の形態の構成部材と同じ構成部材には同じ参照文字
を付けて、また同じような構成部材には同じ参照文字に
ダッシュを付けて重複説明はしない。第3の実施の形態
によると、水道管21と駆動用のピストンシリンダユニ
ット10のピストンヘッド室14との間には、ドレン排
水弁50が設けられている。このドレン排水弁50の弁
室51には、スプリング52により上方へ付勢されてい
るボール弁体53が設けられている。したがって、この
ドレン排水弁50に水道水が供給されないときは、ボー
ル弁体53は、スプリング52により上方へ持ち上げら
れ、弁室51と排水管54は連通し、駆動用のピストン
シリンダユニット10のピストンヘッド室14の水は排
水される。これにより、車両止部材1は、自重により機
械室Rへ退避できる状態になっている。
【0016】ストッパ用のピストンシリンダユニット4
1にも、ドレン排水弁60が設けられている。このドレ
ン排水弁60の弁室61には、スプリング62により上
方へ付勢されている板状の弁体63が設けられている。
したがって、このドレン排水弁60に水道水が供給され
ないときは、板状の弁体63は、スプリング62により
上方へ駆動され、弁室61と排水管64は連通し、ピス
トンシリンダユニット41のピストンロッド室45の水
は排水される。これにより、ストッパ40はバネ44に
より作動位置へ駆動される。なお、本実施に形態では、
給水管37には開閉弁38’が設けられている。
【0017】第3の実施の形態も、略同様に作用する。
すなわち、図2の(イ)に示されている状態では、車両
止部材1は、上方の第1の位置へ駆動されているので、
車両は移動できない。車両を移動させるためには、給水
管37の開閉弁38’を開く。そうすると、水道水がス
トッパ用のピストンシリンダユニット41のピストンロ
ッド室45に供給される。ピストンはバネ44に抗して
右の方へ移動する。これによりストッパ40も右行し、
車両止部材1が開放される。車両止部材1は、自重によ
り機械室Rの第2の位置へ退避する。車両の移動が可能
となる。自重により退避しないようなときには、給水管
37の水道水の一部を駆動用のピストンシリンダユニッ
ト10のピストンロッド室15に導くように実施する。
そうすると、ストッパ40を開放するときは、水道水が
駆動用のピストンシリンダユニット10のピストンロッ
ド室15に導かれ、車両止部材1は水道水の水圧により
機械室Rの第2の位置へ退避する。
【0018】車両止部材1を第1の位置へ駆動するとき
は、施錠用の開閉弁22を押す。そうすると、水道水が
ドレン排水弁50に供給される。水圧によりボール弁体
53が排水管54の開口部に着座し、供給される水道水
は、駆動用のピストンシリンダユニット10のピストン
ヘッド室14に供給される。これにより、車両止部材1
は上方の第1の位置へ駆動される。なお、ドレン排水弁
60の弁室61には、水道水が供給されていないので、
板状の弁体63はスプリング62により上方へ付勢さ
れ、ピストンシリンダユニット41のピストンロッド室
45の水は排水されている。これにより、ストッパ40
はバネ44により作動位置へ駆動されているが、前述し
たように車両止部材1は、上方へは駆動される。ピスト
ンシリンダユニット10のピストンヘッド室14への給
水が停止すると、ストッパ40の作用により保持され
る。
【0019】図2の(ロ)に本発明の第4の実施の形態
の要部が示されている。第4の実施の形態によると、ラ
ック70と、このラック70にかみ合うピニオン71と
から構成されている。ラック70は地面Gに設置されて
いるガイドレール72によりスライド的に水平方向に案
内されるようになっている。本実施の形態によると、ラ
ック70とピニオン71は、駐車する車両の側部に設け
られ、ピニオン71の軸73が車両の下側の方へ延び、
車両止部材1”は軸73の延びた部分に固定されてい
る。したがって、駆動用のピストンシリンダユニット1
0に水道水を給排すると、ラック71が水平方向に往復
駆動され、ピニオン71は定位置で正・逆方向に回転駆
動される。ピニオン71の軸73に固定されている車両
止部材1”は、図1の(ロ)に示されている第1の位置
と、地面Gと略平行になる第2の位置とを採る。なお、
図2の(ロ)には、車両止部材1”を所定位置に保持す
るストッパ、駆動用のピストンシリンダユニット10に
水道水を給排する弁、配管等は示されていない。本実施
の形態のピストンシリンダユニット10にも、水道管以
外の給水タンク、雨水タンク等を接続できることは明ら
かである。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、駐車あ
るいは停車している車両の下側へ突き出て、あるいは回
動的な動きにより突き出て、車両の移動を阻止する車両
止部材と、該車両止部材を、車両の移動を許容する退避
位置と車両の移動を阻止する作動位置との間を駆動する
駆動装置とからなり、駆動装置が水道水、貯水タンク中
の水等の水圧で作動するピストンシリンダユニットから
構成されているので、すなわちストッパと該ストッパを
駆動する駆動装置から構成されているので、構造が比較
的簡単であり安価である。安価であるにも拘わらず、駆
動装置が水圧で作動するピストンシリンダユニットから
構成されているので、災害時のような停電時にも確実に
車両止部材を作動させることができるという、本発明に
特有の効果が得られる。また、駆動装置が水圧で作動す
るピストンシリンダユニットから構成されているので、
排水機構あるいは配管構造が簡単で、安価に駐車場等に
おける車両の移動阻止装置を提供することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図で、その(イ)は
第1の実施の形態を模式的に示す断面図、その(ロ)は
第2の実施の形態の要部を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す図で、その(イ)は
第3の実施の形態を模式的に示す断面図、その(ロ)は
第4の実施の形態の要部を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1、1’、1” 車両止部材 10 駆動用のピストンシリンダユニ
ット 20 2方向切替弁 30 操作用のピストンシリンダユニ
ット 40 ストッパ 41 ストッパ用のピストンシリンダ
ユニット 50、60 ドレン排水弁 70 ラック 71 ピニオン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駐車あるいは停車している車両の下側へ突
    き出て、車両の移動を阻止する車両止部材と、該車両止
    部材を、車両の移動を許容する退避位置と車両の移動を
    阻止する作動位置との間を駆動する駆動装置とからなる
    車両の移動阻止装置であって、 前記駆動装置は、水道水、貯水タンク中の水等の水圧で
    作動するピストンシリンダユニットから構成されている
    ことを特徴とする駐車場等における車両の移動阻止装
    置。
  2. 【請求項2】駐車あるいは停車している車両の下側へ回
    動的な動きにより突き出て、車両の移動を阻止する車両
    止部材と、該車両止部材を、車両の移動を許容する退避
    位置と車両の移動を阻止する作動位置との間を駆動する
    駆動装置とからなる車両の移動阻止装置であって、 前記駆動装置は、水道水、貯水タンク中の水等の水圧で
    作動するピストンシリンダユニットから構成されている
    ことを特徴とする駐車場等における車両の移動阻止装
    置。
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