JP2003082824A - 屋根上構造物の取付装置 - Google Patents

屋根上構造物の取付装置

Info

Publication number
JP2003082824A
JP2003082824A JP2001273065A JP2001273065A JP2003082824A JP 2003082824 A JP2003082824 A JP 2003082824A JP 2001273065 A JP2001273065 A JP 2001273065A JP 2001273065 A JP2001273065 A JP 2001273065A JP 2003082824 A JP2003082824 A JP 2003082824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
mounting
mounting device
section
rooftop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001273065A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Nakajima
一郎 仲嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001273065A priority Critical patent/JP2003082824A/ja
Publication of JP2003082824A publication Critical patent/JP2003082824A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐荷重性を増大すると共に、構造を単純化し
て施工性を向上した、太陽光発電用のソーラパネル等の
屋根上構造物の取付装置を提供する。 【解決手段】 取付装置2は、下部の化粧スレート1A
と上部の化粧スレート1Cとの間に挿入される挿入部3
と、野地板4に固定される固定部5と、挿入部3の一端
から立上がり部6を経由して固定部5の方向に折り返さ
れた支持部7とを有し、該支持部7は野地板4と平行に
なるように形成されている。取付手順としては、化粧ス
レート1Aが野地板4に敷設された後、その上に化粧ス
レート1Bが重なり代を有して敷設されるが、その列の
所定の位置に挿入部3が接するように置かれ、ビス8に
よって固定部5が野地板4に固定され、この後、化粧ス
レート1Cの列が順次重なり代を有して敷設される。取
付装置2は4箇所に設けられ、脚部9を備えた屋根上構
造物10は、支持部7に連結されるボルト・ナット等の
締結部材11を介して支持部7上に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般住宅をはじめ
とする屋根上に、太陽光発電用のソーラパネルや温水器
等の構造物を取り付けるための取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ソーラパネルや温水器等の屋根上
構造物の取付装置は、一般に、粘土瓦、化粧スレート、
厚形スレート等の屋根材とともに葺き上げられ、台風時
のような強風が吹いても、浮き上がったり、あるいはそ
のために位置ずれ等が生じないことが求められている。
【0003】これらの要請を充足するために、例えば、
特開平9−324498号公報には、通常の瓦とほぼ同
様の形に形成される瓦本体のほぼ中央部に、構造物を支
持する支持膨部が一体的に膨出形成される支持瓦であっ
て、該支持膨部を挟む上下位置の瓦本体には野地板に固
定するための釘孔が設けられ、瓦本体は該釘孔に打ち込
まれる釘を介して野地板に固定されるように形成された
支持瓦が提案されている。
【0004】また、屋根上構造物の取付装置としての他
の従来例としては、特開平11−124971号公報に
は、屋根上部材の支持金具は、前述の支持膨部のように
瓦本体と一体的に形成されたものではなく、屋根上構造
物を取り付ける取付装置となる支持金具として独立的に
設けられるものが提案されている。
【0005】すなわち、該支持金具は帯状の薄鋼板を所
定形状に折曲げ加工した基体と、該基体に設けた屋根上
構造物を取り付ける固定手段とから形成されている。そ
して、基体は流れ方向の屋根瓦間に挿入され、且つ上部
瓦の下方に位置する野地板に固定される固定部を一端に
設け、下部瓦の上方に位置する他端には、屋根上構造物
の固定手段を形成した支持部を設けている。さらに、固
定部と支持部との間には、下部瓦の尻部を跨ぐように山
状に屈曲形成した段部を設け、さらに基体の支持部の下
面には下部瓦に接着するための接着部が設けられてい
る。このような構成において、基体の固定部が野地板に
ビスなどによって固定された後、支持部の固定手段に屋
根上構造物が固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の支持瓦にあっては、瓦本体と屋根上構造物を固定す
る支持膨部が一体的に膨出成形されているので、瓦の製
造時、保管管理時、あるいは施工現場への搬入時、瓦を
葺く時、更には該支持膨部に屋根上構造物を取り付ける
際等、全ての作業工程にわたって、瓦本体から膨出して
いる支持膨部がものに衝突して破損しないように特に神
経を使う必要があり、これが施工工数の増大につながっ
たり、施工に手間が掛かったりしてコストアップの要因
になっていた。また、屋根瓦として、形状、寸法、厚さ
等の異なる瓦が数多くあり、それらに合わせた支持瓦を
品揃えする必要があるため、多品種の支持瓦の製作費や
在庫管理費等コストアップの要因になるばかりでなく、
現場ごとに、どの瓦が使用されているかの確認に手間取
るという問題があった。
【0007】更には、支持膨部の位置が一定であるた
め、支持膨部の位置が屋根上構造物の取付ピッチに合わ
ない場合が殆どで、支持瓦の上部に更に縦端や受け部材
が必要となり、その結果、受け部材や縦端の取り付けに
手間が掛り、作業性の低下やコストアップとなるばかり
でなく、屋根上構造物と屋根瓦との間に大きな空間がで
き、外観が悪くなるとともに、この空間に風が吹き込み
耐風力が低下するという問題をはらんでいた。
【0008】一方、後者の屋根上部材の支持金具は、支
持部の下面に設けた接着部と下部の瓦表面とが接着する
ように形成されているので、施工時に万一該下部の瓦が
破損した場合や、施工後に支持金具の取付位置を変更す
る場合等には、簡単には対応しにくく、また屋根上構造
物の荷重が、支持部上に連結される固定手段を介して下
部の瓦のほぼ中央部にその荷重がもろに掛かることか
ら、耐荷重性にはおのずから限界があった。また、前者
の支持瓦と同様に、支持金具の上部には縦端や受け部材
が必要となり、作業性の低下やコストアップ、外観性、
耐風性の問題をはらんでいた。
【0009】本発明は、上記実情に鑑み、屋根材の取扱
いは従来と同様でよく、且つ取付装置の耐荷重性を増大
させた上、構造を単純化して施工性の向上を図り、安価
な取付装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1(請求項1)は、野地板上に敷設され
た屋根材の上方に構造物を取り付けるための装置におい
て、上部屋根材と下部屋根材との間に挿入される挿入部
と、該野地板に固定される固定部と、該挿入部の一端か
ら立上がり部を経由して前記固定部の方向に折り返され
た支持部とからなり、該支持部が前記野地板と平行であ
ることを特徴とする屋根上構造物の取付装置を内容とす
る。
【0011】本発明の請求項2は、挿入部に屋根材収容
段部を設けた請求項1記載の屋根上構造物の取付装置で
ある。
【0012】本発明の請求項3は、支持部及び立上がり
部が中空体からなる請求項1又は2記載の屋根上構造物
の取付装置である。
【0013】本発明の請求項4は、挿入部の下面にクッ
ション材を配設した請求項1、2又は3記載の屋根上構
造物の取付装置である。
【0014】本発明の請求項5は、アルミ又は樹脂の押
出成形により得られた請求項1〜4のいずれか1項に記
載の屋根上構造物の取付装置である。
【0015】本発明の請求項6は、支持部に縦方向、横
方向又は縦・横十字状に長孔からなる取付孔を穿設した
請求項1〜5のいずれか1項に記載の屋根上構造物の取
付装置である。
【0016】
【作用】本発明の取付装置は、瓦本体と一体的で且つ突
出する支持膨部を備える形態ではなく、瓦とは独立させ
て取付装置を形成しているので、取付装置の取付位置を
縦方向及び/又は横方向に自在に調整できる上、取り扱
いが容易で且つ施工性に優れる。
【0017】また、本発明の取付装置は、これまでの屋
根上部材の支持金具のように、支持部の下面に設けた接
着部と下部の瓦表面とを接着固定する構成ではなく、挿
入部の一端から立上がり部を経由して固定部の方向に折
り返して支持部を設けたことにより、施工時に万一該瓦
が破損した場合には容易に瓦を取り替えることができ、
また取付装置は固定部を野地板に固定されるので、施工
後に支持金具の取付位置を変更する場合にも簡単に対応
可能となる。
【0018】また、本発明の取付装置は、その構造上、
瓦の中央部に屋根上構造物の全荷重が掛かることはな
く、固定部を介して野地板に直接掛かるので、瓦が破損
するようなことはなく、換言すれば、それだけ耐荷重性
が増大する。
【0019】また、挿入部の一端から立上がり部を経由
して固定部の方向に折り返して支持部を設ける形態は、
云わば弾性板をU字状に成形し該U字状の両端部に力を
加えた場合にバネとして作用するのに等しく、したがっ
て、施工後に屋根上構造物に異常な力が加わった際には
ここで吸収され、取付装置としての変形・破壊を防止す
るようにも作用する。
【0020】更にまた、流れ方向(縦方向)には化粧ス
レートや瓦毎に段階的に、また横方向には自在に調整で
きるとともに、支持部に縦方向、横方向又は縦・横十字
状に長孔からなる取付孔を穿設することにより、縦方
向、横方向に微調整が可能であるので、大抵の屋根上構
造物の取付ピッチに対応できる。従って、縦端やこれら
の受け部材が不要で、これらを取り付ける手間が省け作
業性が大巾に向上するとともに、コストダウンが図られ
る。また、屋根上構造物の高さがこれらの部材を用いな
い分だけ低くなるので美観に優れる他、耐風力にも優れ
ている。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでない
ことは云うまでもない。
【0022】実施例1 本発明の実施例1における屋根上構造物の取付装置につ
いて説明する。図1は、野地板上に敷設された屋根材と
しての化粧スレートと取付装置の関係を示す部分平面図
であり、図2はそのX−X線断面図である。
【0023】図示したような五角形形状をした化粧スレ
ート1の形態屋根材を葺く際の概略手順は、まず、軒下
側に化粧スレート1Aの列が横方向に適宜敷設され、続
いて、屋根上方の棟側に向かって同様に化粧スレート1
Bの列、さらに1Cの列と順次千鳥状で、かつ部分的重
なり代を有して敷設施工されるものであるが、太陽光発
電用のソーラパネルや温水器等の屋根上構造物を取付け
る際には、その取付装置2(二点鎖線で示す)が化粧ス
レート間に挟まれる形態で配設される。
【0024】取付装置2は、上部の化粧スレート1Cと
下部の化粧スレート1Aとの間に挿入される挿入部3
と、野地板4に固定される固定部5と、挿入部3の一端
から立上がり部6を経由して固定部5の方向に折り返さ
れた支持部7とを有し、該支持部7は野地板4と平行に
なるように形成されている。
【0025】そして、取付装置2の取付順序としては、
化粧スレート1Bの列に取付装置2を取付けるが、化粧
スレート1Aが敷設された後、その上に取付装置2の挿
入部3が接するように置かれ、ビス8によって固定部5
が野地板4に固定される。取付装置2の取付けは、取付
装置2を取付けた後、化粧スレート1Bを取付けてもよ
いし、取付装置2と化粧スレート1Bを順に取付けても
よい。化粧スレート1Bは、取付装置2の幅の寸法分を
切断して取付ける。しかる後、化粧スレート1Cの列を
順次重なり代を有して敷設される。取付装置2の挿入部
3の厚さは、化粧スレートとほぼ同等の厚みであり、隙
間から雨水等が入り込み易いということはない。
【0026】取付装置2は、化粧スレートの流れ方向
(縦方向)に対しては、上下に取付け位置をづらして取
付けることが可能で、化粧スレートの横方向に対して
は、図1の矢印R、Lで示したように左右に調節するこ
とが可能である。
【0027】また、取付装置2は通常少なくとも4箇所
に設けられ、脚部9を備えた温水器等の屋根上構造物1
0は、支持部7に連結されるボルト・ナット等の締結部
材11を介して支持部7上に固定される(図2)。取付
装置2の材質としてはステンレス鋼板が好適であるが、
アルミ、樹脂等の押出成形も可能である。取付装置2の
サイズ、厚さ、形状は取付けられる屋根上構造物のサイ
ズ、重量、取付装置の素材等により適宜決定すればよ
い。一般に、流れ方向に長い方が安定し易く、四角形に
なる程支持部及び固定部の面積が増大するので屋根上構
造物の固定力が増大する。尚、図3に示したように、屋
根上構造物10の脚部9を取付装置2の支持部7上にボ
ルト・ナット等の締結部材11により直接固定してもよ
いことは言うまでもない。
【0028】また、図4、図5に示すように、支持部7
のボルトやビス等の取付孔18を縦方向、横方向又は縦
・横十字状の長孔(図4では縦方向の長孔、図5では縦
・横十字状の長孔)とすることにより、長孔の範囲内で
調整して屋根上構造物の取付ピッチに対応させることが
できる。
【0029】支持部7と野地板4とは平行になるよう
に、取付装置2の固定部5と支持部7との開き角度をあ
らかじめ定めているので、屋根上構造物10の取付工事
は、角度調整に用いる縦端やこれらの受け部材を省いて
支持部7の上に載置して簡単に固定することができ、且
つ縦端や受け部材の高さ分だけ屋根上構造物の設置高さ
が低くなるので美観的に優れている。
【0030】実施例2 次に、取付装置の挿入部に屋根材収容段部を設けた形態
について図6を用いて説明する。前述の実施例1では挿
入部3と固定部5とは連続した同一平面で形成されてい
たが、本実施例では挿入部3と固定部5との間に屋根材
収容段部12を設け、挿入部3と野地板4との間に空間
部を設けている。このような形態にすれば、屋根瓦13
が前述の化粧スレート1のように平板状でなく、その先
端部14bが突起状に成形され見かけの厚みが大きい形
態の瓦にも対応することが可能となる。
【0031】すなわち、屋根材収容段部12には屋根瓦
13の上端部14aが、また挿入部3と支持部7との間
のコの字状の空間部には先端部14bが、流れ方向(縦
方向)の瓦の位置を変えることなく、収納することがで
きる。図6から明かのように、屋根瓦13の複数枚(図
では4枚)分の間隔で取付装置2を流れ方向に順次設
け、さらに取付装置2のそれぞれに締付け具15を設け
るようにすれば、この締付け具15を介して、屋根上構
造物(太陽電池モジュール)16を複数個並設して取り
付けることが可能となる。
【0032】実施例3 図7は、取付装置の支持部及び立上がり部を中空体に形
成した形態の断面図である。また同図では、更に、挿入
部3の下面にはクッション材17が設けられている。こ
の形態の取付装置2では、立上り部6、支持部7の強度
が大きいので、屋根上構造物の重量が特に大きい場合に
好適であると共に、挿入部3の下面に設けたクッション
材17により屋根瓦13を痛めることがないという効果
がある。
【0033】また、支持部7において、屋根上構造物1
0の荷重を実質受ける部分(構造物と支持部が密着して
いる部分)を支持部7の先端側にくるように配設した
り、あるいは、二点鎖線で示したように、支持部7の先
端部を長く突設して固定部5に近づけるほど(図7のL
を小さくすること)、荷重中心は固定部5に移動するの
で、屋根材収容段部12に収容された屋根瓦13に掛か
る荷重を軽減し、構造物の荷重を直接野地板4に伝える
こともできるので、構造物の重量が大きい場合は特に有
用である。
【0034】
【発明の効果】叙上のように、本発明の屋根上構造物の
取付装置は、これまでのように瓦本体と屋根上構造物を
固定する支持膨部が一体的に膨出成形される支持膨部を
備えるような形態ではなく、瓦とは独立した構造の取付
装置としているので、取付位置を縦方向及び/又は横方
向に自在に調整できる上、極めて取り扱い易く、且つ施
工性に優れるという効果がある。
【0035】また、これまでの屋根上部材の支持金具の
ように、支持部の下面に設けた接着部と下部の瓦表面と
は接着させるような構成ではなく、挿入部の一端から立
上り部を経由して固定部の方向に折り返して支持部を設
けた簡単な構成であり、従って、施工時に瓦が破損した
場合には瓦を容易に取り替えることができ、また、取付
装置を野地板に固定するので、施工後に支持装置の取付
位置を変更する場合にも、容易に対応することができ
る。
【0036】また、本発明の取付装置の構造上、瓦の中
央部には屋根上構造物の全荷重が掛かることはなく、支
持部の寸法を長くしたり、あるいは構造物から受ける荷
重中心を支持部の先端側にもってくれば、その荷重を固
定部を介して野地板に直接掛かるようにすることもでき
るので、瓦の破損等のトラブルを防止でき、換言すれ
ば、耐荷重性が増大する。
【0037】さらにまた、挿入部の一端から立上がり部
を経由して固定部の方向に折り返して支持部を設けるよ
うにしたことは、云わば弾性板をU字状に成形し該U字
状の両端部に力を加えた場合にバネとして作用するのに
等しく、したがって、施工後に屋根上構造物に異常な衝
撃力等が加わった際にはここで吸収され、取付装置とし
ての変形・破壊を防止する働きがある。
【0038】更にまた、流れ方向(縦方向)には化粧ス
レートや瓦毎に段階的に、また横方向には自在に調整で
きるとともに、支持部に縦方向、横方向又は縦・横十字
状に長孔からなる取付孔を穿設することにより、縦方
向、横方向に微調整できるので、大抵の屋根上構造物の
取付ピッチに対応できる。従って、縦端やこれらの受け
部材が不要で、これらを取り付ける手間が不要となり作
業性が大巾に向上するとともに、コストダウンが図られ
る。また、屋根上構造物の高さがこれらの部材を用いな
い分だけ低くなるので美観に優れるばかりでなく、耐風
力にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における取付装置及び該装置と化粧ス
レートとの関係を示す部分平面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】屋根上構造物を取付装置に固定する他の態様を
示す要部断面図である。
【図4】図1の取付装置の上面図である。
【図5】取付装置の他の例の上面図である。
【図6】実施例2における取付装置及び該装置と屋根瓦
との関係を示す断面図である。
【図7】実施例3における取付装置の断面図である。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C 化粧スレート 2 取付装置 3 挿入部 4 野地板 5 固定部 6 立上がり部 7 支持部 8 ビス 9 脚部 10 屋根上構造物 11 締結部材 12 屋根材収容段部 13 屋根瓦 14a 上端部 14b 先端部 15 締付け具 16 屋根上構造物(太陽電池モジュール) 17 クッション材 18 取付孔 19 取付孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 野地板上に敷設された屋根材の上方に構
    造物を取り付けるための装置において、上部屋根材と下
    部屋根材との間に挿入される挿入部と、該野地板に固定
    される固定部と、該挿入部の一端から立上がり部を経由
    して前記固定部の方向に折り返された支持部とからな
    り、該支持部が前記野地板と平行であることを特徴とす
    る屋根上構造物の取付装置。
  2. 【請求項2】 挿入部に屋根材収容段部を設けた請求項
    1記載の屋根上構造物の取付装置。
  3. 【請求項3】 支持部及び立上がり部が中空体からなる
    請求項1又は2記載の屋根上構造物の取付装置。
  4. 【請求項4】 挿入部の下面にクッション材を配設した
    請求項1、2又は3記載の屋根上構造物の取付装置。
  5. 【請求項5】 アルミ又は樹脂の押出成形により得られ
    た請求項1〜4のいずれか1項に記載の屋根上構造物の
    取付装置。
  6. 【請求項6】 支持部に縦方向、横方向又は縦・横十字
    状に長孔からなる取付孔を穿設した請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の屋根上構造物の取付装置。
JP2001273065A 2001-09-10 2001-09-10 屋根上構造物の取付装置 Withdrawn JP2003082824A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001273065A JP2003082824A (ja) 2001-09-10 2001-09-10 屋根上構造物の取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001273065A JP2003082824A (ja) 2001-09-10 2001-09-10 屋根上構造物の取付装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003082824A true JP2003082824A (ja) 2003-03-19

Family

ID=19098333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001273065A Withdrawn JP2003082824A (ja) 2001-09-10 2001-09-10 屋根上構造物の取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003082824A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011106255A (ja) * 2009-10-22 2011-06-02 Toshibumi Murai 屋根外設材の取付方法
WO2011099462A1 (ja) * 2010-02-13 2011-08-18 株式会社カネカ 屋根構造、太陽電池モジュールの取付け具及び太陽電池モジュールの取付け方法
JP2011163058A (ja) * 2010-02-13 2011-08-25 Kaneka Corp 屋根構造、太陽電池モジュールの取付け具及び太陽電池モジュールの取付け方法
JP2013014916A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Tajima Oyo Kako Kk ソーラーシステムの取付構造及び取付プレート
JP2014058797A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Jfe Galvanizing & Coating Co Ltd 屋根上設置物の取付具およびその取付具を用いた屋根上設置物の取付方法
JP2015055042A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 ケイミュー株式会社 機器設置用部材及び機器設置屋根

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011106255A (ja) * 2009-10-22 2011-06-02 Toshibumi Murai 屋根外設材の取付方法
WO2011099462A1 (ja) * 2010-02-13 2011-08-18 株式会社カネカ 屋根構造、太陽電池モジュールの取付け具及び太陽電池モジュールの取付け方法
JP2011163058A (ja) * 2010-02-13 2011-08-25 Kaneka Corp 屋根構造、太陽電池モジュールの取付け具及び太陽電池モジュールの取付け方法
US8789321B2 (en) 2010-02-13 2014-07-29 Kaneka Corporation Roof structure, clamp for solar cell module, and method for mounting solar cell module
JP2013014916A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Tajima Oyo Kako Kk ソーラーシステムの取付構造及び取付プレート
JP2014058797A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Jfe Galvanizing & Coating Co Ltd 屋根上設置物の取付具およびその取付具を用いた屋根上設置物の取付方法
JP2015055042A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 ケイミュー株式会社 機器設置用部材及び機器設置屋根

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8511009B2 (en) Securing configuration of solar cell module
US20210408961A1 (en) Metal building roof mount for solar array
EP1104029B1 (en) Solar battery unit
JP2000080768A (ja) 太陽電池モジュールの取付方法
JP2003278333A (ja) 太陽電池パネル取付用の支持金具
JP2003082824A (ja) 屋根上構造物の取付装置
JP3555719B2 (ja) 太陽電池の取付け装置
JP2000008591A (ja) 太陽電池フロア
EP3319228B1 (en) An integrated solar panel to a tiled roof
JP2001152619A (ja) 太陽電池パネルの支持構造
JP4039582B1 (ja) 太陽電池モジュール取付構造
JP4870241B1 (ja) 太陽光発電パネルの取付け構造
JP2011074581A (ja) 持出部材の設置構造、その設置方法、及びそれを用いた外設部材の取付構造
JP5396107B2 (ja) 屋根上パネル設置用屋根瓦及び屋根上パネルの設置方法
JP3450123B2 (ja) 支持瓦
JP5430544B2 (ja) 補助垂木固定金具及び設備固定装置
JP3934453B2 (ja) 太陽電池パネルを有する屋根構造
JP3588214B2 (ja) 屋根設置物の固定具
JP3798578B2 (ja) 太陽電池モジュール及び屋根
JP6968559B2 (ja) 太陽電池モジュール用架台、及び太陽光発電装置
JP3494424B2 (ja) 太陽電池の取付け装置
JPH053614Y2 (ja)
JP6714639B2 (ja) 外設材の支持部材及び支持構造
JPH11293865A (ja) 瓦屋根上設置機材の取付金具およびその取付構造
JP6714638B2 (ja) 外設材の支持部材及び支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081202