JP2003080410A - 板状部材の孔加工方法、及び該方法によって孔が加工される板状部材 - Google Patents

板状部材の孔加工方法、及び該方法によって孔が加工される板状部材

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JP2003080410A
JP2003080410A JP2001270149A JP2001270149A JP2003080410A JP 2003080410 A JP2003080410 A JP 2003080410A JP 2001270149 A JP2001270149 A JP 2001270149A JP 2001270149 A JP2001270149 A JP 2001270149A JP 2003080410 A JP2003080410 A JP 2003080410A
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Takashi Hisada
隆司 久田
Kenichi Morioka
健一 森岡
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D1/00Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
    • B28D1/02Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
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    • B28D1/041Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs with cylinder saws, e.g. trepanning; saw cylinders, e.g. having their cutting rim equipped with abrasive particles

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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 孔が加工される板状部材の強度の低下の発生
を防止することができる板状部材の孔加工方法、及び該
方法によって孔が加工される板状部材を提供する。 【解決手段】 孔加工装置200を用いてガラス板20
1に孔加工を行う。孔加工装置200は、下側コアドリ
ル202と、上側コアドリル203と、シーマ207と
を備える。下側コアドリル202は刃部204、上側コ
アドリル203は刃部205、及びシーマ207は刃部
208を有する。ガラス板201の上の面近傍に段差2
06が生じているガラス板201に、シーマ207の刃
部208によってガラス板201の上の面からストレー
ト孔209,210とほぼ同軸的に糸面211を形成す
ると共に、段差206を取除く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状部材の孔加工
方法、及び該方法によって孔が加工される板状部材に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の板状部材の孔加工方法では、図4
に示すように、上下単軸タイプの孔加工装置400を用
いてガラス板401に孔加工を行う。孔加工装置400
は、下側コアドリル402と、シーマ403が装着され
た上側コアドリル404とを備える。
【0003】この孔加工装置400では、まず、下側コ
アドリル402によってガラス板401の下の面からガ
ラス板401の略中央までストレート孔405を形成
し、次いで、上側コアドリル404によってガラス板4
01の上の面からストレート孔405とほぼ同軸的にス
トレート孔406を形成してストレート孔405に貫通
させる。このとき、上側コアドリル404は下側コアド
リル402に対して同軸に配置されていても芯ズレが生
じるのが通常であり、これにより、孔加工部(ストレー
ト孔405,406)においてストレート孔405,4
06の接合部には段差408が生じる。また、上側コア
ドリル404がストレート孔406を形成した後、シー
マ403によってストレート孔406の縁に糸面407
を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記段
差408は、ストレート孔406の縁から遠い位置にあ
るため、シーマ403によって研削することができない
ため、ストレート孔405,406の接合部に残存す
る。段差408は、当然の如く不連続面であるため、ガ
ラス板401の強度が低下するという問題がある。
【0005】本発明の目的は、孔が加工される板状部材
の強度の低下の発生を防止することができる板状部材の
孔加工方法、及び該方法によって孔が加工される板状部
材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の板状部材の孔加工方法は、第1の
コアドリルによって板状部材にその一方の面から前記板
状部材の所定の深さまで第1の孔を加工し、第2のコア
ドリルによって前記板状部材にその他方の面から前記第
1の孔とほぼ同軸的に且つ前記第1の孔に連結するよう
に第2の孔を加工する板状部材の加工方法において、前
記第1及び第2のコアドリルより直径が大きい第3のコ
アドリルによって前記互いに連結された第1の孔及び第
2の孔を拡径することを特徴とする。
【0007】請求項1記載の板状部材の孔加工方法によ
れば、第1及び第2のコアドリルより直径が大きい第3
のコアドリルによって互いに連結された第1の孔及び第
2の孔を拡径するので、板状部材の孔加工部に生じた段
差を容易に取除くことができ、もって、板状部材の強度
の低下の発生を防止することができる。
【0008】請求項2記載の板状部材の孔加工方法は、
第1のコアドリルによって板状部材にその一方の面から
前記板状部材の所定の深さまで第1の孔を加工し、第2
のコアドリルによって前記板状部材にその他方の面から
前記第1の孔とほぼ同軸的に且つ前記第1の孔に連結す
るように第2の孔を加工する板状部材の加工方法におい
て、前記所定の深さが前記他方の面の近傍に達してお
り、前記第2の孔の加工後、シーマにより前記他方の面
から前記第2の孔に糸面を形成することを特徴とする。
【0009】請求項2記載の板状部材の孔加工方法によ
れば、第1のコアドリルによって板状部材にその一方の
面から板状部材の他方の面の近傍まで第1の孔を加工
し、第2のコアドリルによって第2の孔を加工した後
で、シーマによって他方の面から第2の孔に糸面を形成
するので、板状部材の他方の面の近傍に生じた段差を容
易に取除くことができ、もって、板状部材の強度の低下
の発生を防止することができる。
【0010】請求項3記載の板状部材の孔加工方法は、
コアドリルによって板状部材にその一方の面から他方の
面の近傍まで孔を加工し、前記孔の加工後、シーマによ
って前記他方の面から前記孔に糸面を形成することを特
徴とする。
【0011】請求項3記載の板状部材の孔加工方法によ
れば、コアドリルによって板状部材にその一方の面から
他方の面の近傍まで孔を加工した後で、シーマによって
他方の面から孔に糸面を形成するので、板状部材の孔加
工部に段差が生じるのを防止することができ、もって、
板状部材の強度の低下の発生を防止することができる。
【0012】請求項4記載の板状部材の孔加工方法は、
請求項3記載の板状部材の孔加工方法において、前記コ
アドリルは前記孔を円筒状に加工するように構成されて
いることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の板状部材の孔加工方法によ
れば、コアドリルは孔を円筒状に加工するので、コアド
リルの仕事量を低減することができる。
【0014】請求項5記載の板状部材の孔加工方法は、
請求項3記載の板状部材の孔加工方法において、前記コ
アドリルは前記孔を円柱状に加工するように構成されて
いることを特徴とする。
【0015】請求項5記載の板状部材の孔加工方法によ
れば、コアドリルは孔を円柱状に加工するので、シーマ
の研削量を低減することができる。
【0016】請求項6記載の板状部材の孔加工方法は、
請求項3乃至5のいずれか1項に記載の板状部材の孔加
工方法において、前記シーマはその先端に他のコアドリ
ルを備えることを特徴とする。
【0017】請求項6記載の板状部材の孔加工方法によ
れば、シーマがその先端に他のコアドリルを備えるの
で、シーマの研削量をより低減することができる。
【0018】請求項7記載の板状部材は、請求項1乃至
6のいずれか1項に記載の板状部材の孔加工方法によっ
て孔が加工されることを特徴とする。
【0019】請求項7記載の板状部材によれば、強度の
低下の発生が防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
板状部材の孔加工方法を実行する孔加工装置を図面を参
照しながら説明する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
板状部材の孔加工方法を実行する孔加工装置の要部の縦
断面図である。
【0022】図1(a)において、ガラス板100に
は、孔加工装置101を用いて孔加工が施される。この
孔加工装置101は、下側コアドリル102と、シーマ
103が装着され、且つ下側コアドリル102と外径が
同じである上側コアドリル104とを備える。
【0023】この上下コアドリル102,104では、
まず、下側コアドリル102(第1のコアドリル)によ
ってガラス板100の下の面からガラス板100の略中
央までストレート孔105を形成し、次いで、上側コア
ドリル104(第2のコアドリル)によってガラス板1
00の上の面からストレート孔105とほぼ同軸的にス
トレート孔106を形成してストレート孔105に連結
させる。上側コアドリル104は下側コアドリル102
に対して同軸に配置されていても芯ズレが生じるのが通
常であり、これにより、孔加工部(ストレート孔10
5,106)においてストレート孔105,106の接
合部に段差107が生じる。
【0024】ガラス板100は、SiO2を主成分とす
る材料組成である。ガラス板100のストレート孔10
5,106は、例えば17.5mmφの孔径であり、段
差107は、上下コアドリル102,104の芯ズレに
より、例えば0.5mmである(図1(a))。
【0025】孔加工装置101は、図1(b)に示すよ
うに、上記のように段差107が生じているガラス板1
00に孔加工を行うための、例えば外径19.0mm
φ,内径17.0mmφの円筒形の上側コアドリル10
8(第3のコアドリル)を備え、さらに、上側コアドリ
ル108は、その下部に、例えば長さ18.0mmの刃
部109を有する。刃部109の上方において上側コア
ドリル108には、例えば頂角90°、外径35.0m
mφ,内径19.0mmφ,最大高さ13mmの略円錐
台形のシーマ110が円錐面を鉛直方向下方に向けて外
嵌され、且つネジにより固定されていてもよく、シーマ
110は、その円錐面に、例えば母線方向長さ11.3
mmの刃部111を有する。
【0026】以下、図1の孔加工装置100の作動を説
明する。
【0027】図1において、孔加工装置101は、ま
ず、下側コアドリル102によってガラス板100の下
の面からガラス板100の略中央までストレート孔10
5を形成し、上側コアドリル104によってガラス板1
00の上の面からストレート孔105とほぼ同軸的にス
トレート孔106を形成してストレート孔105と連結
させる。次いで、上側コアドリル108の刃部109に
よって、段差107が生じているガラス板100の上の
面からストレート孔105,106とほぼ同軸的にスト
レート孔112を形成することによりストレート孔10
5,106を夫々拡径して、段差107を取除く。必要
に応じてシーマ103及び/又はシーマ110の刃部1
11によってストレート孔106及び/又は112の縁
に糸面を形成する。
【0028】図1の孔加工装置101によれば、ストレ
ート孔105,106より直径が大きい上側コアドリル
108によって、互いに連結されたストレート孔10
5,106を拡径するので、ガラス板100の孔加工部
(ストレート孔105,106)に生じた段差107を
容易に取除くことができ、もって、ガラス板100の強
度の低下の発生を防止することができる。
【0029】図2は、本発明の第2の実施の形態に係る
板状部材の孔加工方法を実行する孔加工装置の要部の縦
断面図である。
【0030】図2(a)において、孔加工装置200を
用いてガラス板201(板状部材)に孔加工を行う。孔
加工装置200は、例えば外径19.0mmφ,内径1
7.0mmφの下側コアドリル202(第1のコアドリ
ル)と、例えば外径19.0mmφ,内径17.0mm
φの上側コアドリル203(第2のコアドリル)とを備
える。下側コアドリル202は刃部204を、上側コア
ドリル203は刃部205を有する。刃部204は刃部
205より長く、刃部205は、例えば長さ6.0m
m、刃部204は、例えば長さ18.0mmである。ま
た、上側コアドリル203と下側コアドリル202は外
径が等しい。
【0031】さらに、孔加工装置200は、図2(b)
に示すように、段差206が生じているガラス板201
の孔加工を行うためのシーマ207を備え、シーマ20
7は、例えば頂角90°、外径33.5mmφ,内径1
7.5mmφ,最大高さ13mmであり、円錐面を鉛直
方向下方に向けて外嵌され、且つネジにより固定されて
いる。シーマ207は、例えば母線方向長さ11.3m
mの刃部208を有する。また、シーマ207の内径は
下側コアドリル202の外径より小さい。
【0032】以下、図2の孔加工装置200の作動を説
明する。
【0033】図2において、孔加工装置200は、下側
コアドリル202によってガラス板201の下の面から
ガラス板201の上の面近傍までストレート孔209を
形成し、上側コアドリル203によってガラス板201
の上の面からストレート孔209とほぼ同軸的にストレ
ート孔210を形成してストレート孔209に連結させ
る(図2(a))。次いで、段差206が生じているガ
ラス板201に、シーマ207の刃部208によってガ
ラス板201の上の面からストレート孔209,210
とほぼ同軸的に糸面211を形成し、段差206を取除
く(図2(b))。
【0034】図2の孔加工装置200によれば、ガラス
板201の上の面近傍に段差206が生じているガラス
板201に、シーマ207の刃部208によってガラス
板201の上の面からストレート孔209,210とほ
ぼ同軸的に糸面211を形成するので、段差206を取
除くことができ、もって、ガラス板201の強度の低下
の発生を防止することができる。また、本発明の第2の
実施の形態に係る板状部材の孔加工方法では、シーマ2
07と上側コアドリル203とを一体化する必要がない
ので、工具費及び工具維持費を低減することができる。
【0035】図3は、本発明の第3の実施の形態に係る
板状部材の孔加工方法を実行する孔加工装置の要部の縦
断面図である。
【0036】図3において、孔加工装置300を用いて
ガラス板301に孔加工を行う。孔加工装置300は、
例えば外径19.0mmφ、内径17.0mmφの下側
コアドリル302と、例えば外径17.5mmφ、内径
15.0mmφの上側コアドリル303とを備える。
【0037】下側コアドリル302は、例えば長さ1
8.0mmの内刃部304及び外刃部305を有する。
上側コアドリル303は、その下端に例えば長さ6.0
mmの刃部306を有する。刃部306の上方において
上側コアドリル303には、例えば、頂角90°、外径
33.5mmφ、内径17.5mmφ、最大高さ13m
mの略円錐台形のシーマ307が外嵌され固定されてい
る。シーマ307は、その円錐面に、例えば母線方向長
さ11.3mmの刃部308を有する。
【0038】以下、図3の孔加工装置300の作動を説
明する。
【0039】まず、下側コアドリル302の内刃部30
4及び外刃部305によってガラス板301の下の面か
らガラス板301の上の面近傍まで円筒状孔309を形
成し、次いで、上側コアドリル303の刃部306によ
ってガラス板301の上の面から円筒状孔309とほぼ
同軸的にストレート孔310を形成して円筒状孔309
に連結させる。これにより、ガラス板301の円筒状孔
309に囲まれた部分は抜け落ちる。そして、上側コア
ドリル303と一体化されたシーマ307によってスト
レート孔310の縁に糸面311を形成する。
【0040】図3の孔加工装置300によれば、下側コ
アドリル302の内刃部304及び外刃部305によっ
てガラス板301の下の面からガラス板301の上の面
近傍まで円筒状孔309を形成し、次いで、上側コアド
リル303の刃部306によってガラス板301の上の
面から円筒状孔309とほぼ同軸的にストレート孔31
0を形成して円筒状孔309に連結させるので、ガラス
板301の孔加工部に段差が生じるのを防止することが
でき、もって、ガラス板301の強度の低下の発生を防
止することができる。
【0041】上記第3の実施の形態において、下側コア
ドリル302に代えて、図2(a)に示すような外刃部
のみを有する下側コアドリル202であってもよい。こ
れにより、孔309を円柱状に加工してシーマ307の
研削量を低減することができる。
【0042】上記第1乃至第3の実施の形態におけるコ
アドリル及びシーマは、それぞれ上下動を可能としたド
リル回転装置(不図示)に装着されており、ガラス板に
孔加工部(ストレート孔、円筒状孔、及び糸面)を形成
すべく、例えば低速時700rpm、高速時1500r
pmで回転しながら上下動が行われる。
【0043】上記第1乃至第3の実施の形態における上
下コアドリルの刃部及びシーマの刃部の材質は、強度の
点、孔加工の精度の点からダイヤモンド層、特にメタル
ボンドダイヤモンド層(ダイヤモンド砥粒を金属粒でボ
ンドマトリックス形としたメタルボンド層)から成るこ
とが好ましく、超硬鋼材から成っていてもよい。
【0044】上記第1乃至第3の実施の形態では、鉛直
方向上方に向けられた下側コアドリルとしたが、ガラス
板の下の面に糸面を形成する場合には下側コアドリルと
シーマとが一体化されたものとしてもよい。また、必要
に応じて皿孔を加工してもよい。
【0045】上記第1乃至第3の実施の形態において、
ガラス板の加工中における上下コアドリル及びシーマの
刃部、並びにガラス板の孔加工部の冷却等を目的として
例えば水等の研磨液の供給を適宜行うことができる。
【0046】上記第1乃至第3の実施の形態において、
孔加工装置101,200、又は300の各部のサイズ
や強度等は、孔加工されるガラス板100,201、又
は301の厚さや孔加工部の大きさ、供給される研磨液
の性質等に応じて適宜変更することができる。
【0047】上記第1乃至第3の実施の形態では、板状
部材はガラス板100,201、又は301であるが、
ガラス板100,201、又は301に限定されるもの
ではなく、ポリカーボネート類、ポリスチレン類、ポリ
メチルメタクリレート類等の有機材料からなる合成樹脂
板や非晶質材料等の板であってもよい。更に、それらの
板状部材を2枚以上積層してもよい。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の板状部材の孔加工方法に
よれば、第1及び第2のコアドリルより直径が大きい第
3のコアドリルによって互いに連結された第1の孔及び
第2の孔を拡径するので、板状部材の孔加工部に生じた
段差を容易に取除くことができ、もって、板状部材の強
度の低下の発生を防止することができる。
【0049】請求項2記載の板状部材の孔加工方法によ
れば、第1のコアドリルによって板状部材にその一方の
面から板状部材の他方の面の近傍まで第1の孔を加工
し、第2のコアドリルによって第2の孔を加工した後
で、シーマによって他方の面から第2の孔に糸面を形成
するので、板状部材の他方の面の近傍に生じた段差を容
易に取除くことができ、もって、板状部材の強度の低下
の発生を防止することができる。
【0050】請求項3記載の板状部材の孔加工方法によ
れば、コアドリルによって板状部材にその一方の面から
他方の面の近傍まで孔を加工した後で、シーマによって
他方の面から孔に糸面を形成するので、板状部材の孔加
工部に段差が生じるのを防止することができ、もって、
板状部材の強度の低下の発生を防止することができる。
【0051】請求項4記載の板状部材の孔加工方法によ
れば、コアドリルは孔を円筒状に加工するので、コアド
リルの仕事量を低減することができる。
【0052】請求項5記載の板状部材の孔加工方法によ
れば、コアドリルは孔を円柱状に加工するので、シーマ
の研削量を低減することができる。
【0053】請求項6記載の板状部材の孔加工方法によ
れば、シーマがその先端に他のコアドリルを備えるの
で、シーマの研削量をより低減することができる。
【0054】請求項7記載の板状部材によれば、強度の
低下の発生が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る板状部材の孔
加工方法を実行する孔加工装置の要部の縦断面図であ
り、(a)は、ストレート孔105,106を形成する
段階を示し、(b)は、段差107を取除く段階を示
す。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る板状部材の孔
加工方法を実行する孔加工装置の要部の縦断面図であ
り、(a)は、ストレート孔209,210を形成する
段階を示し、(b)は、段差206を取除く段階を示
す。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る板状部材の孔
加工方法を実行する孔加工装置の要部の縦断面図であ
る。
【図4】従来の板状部材の孔加工方法を実行する孔加工
装置の要部の縦断面図である。
【符号の説明】
100 ガラス板 101 孔加工装置 108 上側コアドリル 112 ストレート孔 200 孔加工装置 202 下側コアドリル 206 段差 209 ストレート孔 211 糸面 302 下側コアドリル 304 内刃部 305 外刃部 309 円筒状孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のコアドリルによって板状部材にそ
    の一方の面から前記板状部材の所定の深さまで第1の孔
    を加工し、第2のコアドリルによって前記板状部材にそ
    の他方の面から前記第1の孔とほぼ同軸的に且つ前記第
    1の孔に連結するように第2の孔を加工する板状部材の
    加工方法において、前記第1及び第2のコアドリルより
    直径が大きい第3のコアドリルによって前記互いに連結
    された第1の孔及び第2の孔を拡径することを特徴とす
    る板状部材の孔加工方法。
  2. 【請求項2】 第1のコアドリルによって板状部材をそ
    の一方の面から前記板状部材の所定の深さまで第1の孔
    を加工し、第2のコアドリルによって前記板状部材にそ
    の他方の面から前記第1の孔とほぼ同軸的に且つ前記第
    1の孔に連結するように第2の孔を加工する板状部材の
    加工方法において、前記所定の深さが前記他方の面の近
    傍に達しており、前記第2の孔の加工後、シーマにより
    前記他方の面から前記第2の孔に糸面を形成することを
    特徴とする板状部材の孔加工方法。
  3. 【請求項3】 コアドリルによって板状部材にその一方
    の面から他方の面の近傍まで孔を加工し、前記孔の加工
    後、シーマによって前記他方の面から前記孔に糸面を形
    成することを特徴とする板状部材の孔加工方法。
  4. 【請求項4】 前記コアドリルは前記孔を円筒状に加工
    するように構成されていることを特徴とする請求項3記
    載の板状部材の孔加工方法。
  5. 【請求項5】 前記コアドリルは前記孔を円柱状に加工
    するように構成されていることを特徴とする請求項3記
    載の板状部材の孔加工方法。
  6. 【請求項6】 前記シーマはその先端に他のコアドリル
    を備えることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1
    項に記載の板状部材の孔加工方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    孔加工方法によって孔が加工されることを特徴とする板
    状部材。
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