JP2003078651A - 接続制御装置、接続制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

接続制御装置、接続制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム

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JP2003078651A
JP2003078651A JP2001266374A JP2001266374A JP2003078651A JP 2003078651 A JP2003078651 A JP 2003078651A JP 2001266374 A JP2001266374 A JP 2001266374A JP 2001266374 A JP2001266374 A JP 2001266374A JP 2003078651 A JP2003078651 A JP 2003078651A
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telephone
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JP2001266374A
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Eiji Shimada
栄児 島田
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Sohgo Security Services Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバ装置に対する不正アクセスの機会を簡
易に軽減することを課題とする。 【解決手段】 接続制御装置10は、ネットワーク1の
電話回線を介して電話装置30や電話機能付きクライア
ント装置50との間で通話をおこなって、サーバ装置2
0とネットワーク1との接続に関する要求を受け付け、
受け付けた要求に応じてサーバ装置20とネットワーク
1との接続を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クライアント装
置に対して各種のサービスを提供するサーバ装置とネッ
トワークとを接続するよう制御するとともに、該サーバ
装置とネットワークとの接続を切断するよう制御する接
続制御装置、接続制御方法およびその方法をコンピュー
タに実行させるプログラムに関し、特に、サーバ装置に
対する不正アクセスの機会を簡易に軽減することができ
る接続制御装置、接続制御方法およびプログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークを介して各種のサー
ビスの提供を受ける個人ユーザは、利用時にのみ一時的
にコンピュータをネットワークに接続していたが、最近
ではネットワークにコンピュータを常時接続することが
一般的になってきており、個人ユーザのコンピュータを
いわゆるサーバ装置として利用する態様もいくつか提案
されている。
【0003】例えば、自宅のコンピュータをネットワー
クに常時接続しておき、外出先のコンピュータから自宅
のコンピュータにネットワーク経由でアクセスすること
によって、自宅のコンピュータ(サーバ装置)に格納さ
れたデータを外出先のコンピュータ(クライアント装
置)にダウンロードする利用態様が提案されている。
【0004】また、監視カメラを接続した自宅のコンピ
ュータ(サーバ装置)にネットワーク経由でアクセス
し、監視カメラにより撮像された自宅の画像データを外
出先のコンピュータ(クライアント装置)にダウンロー
ドすることによって、外出先から自宅を監視するといっ
た利用態様も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに個人ユーザのコンピュータをサーバ装置として利用
する場合、外出先から遠隔地にある自宅のコンピュータ
にアクセスできるように、自宅のコンピュータをネット
ワークに常時接続することを前提にしている。
【0006】しかしながら、コンピュータをネットワー
クに常時接続すると、ネットワークを経由した不正アク
セスの機会が増大するため、自宅のコンピュータ(サー
バ装置)についてセキュリティを確保することができな
いという問題点があった。
【0007】この問題点を解消するために、自宅のコン
ピュータにファイアウォールを構築することも考えられ
るが、ファイアウォールを構築するには多大な費用や技
術力が要求されるため、個人ユーザが自宅のコンピュー
タ(サーバ装置)のセキュリティをファイアウォールに
よって確保することは現実的ではない。
【0008】このようなことから、個人ユーザのコンピ
ュータをサーバ装置として利用する利便性を減退させる
ことなく、ネットワークを経由した不正アクセスの機会
をいかに簡易に軽減するかが極めて重要な課題となって
いる。
【0009】そこで、この発明は、上述した従来技術に
よる問題点を解消するためになされたものであり、サー
バ装置に対する不正アクセスの機会を簡易に軽減するこ
とができる接続制御装置、接続制御方法およびその方法
をコンピュータに実行させるプログラムを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係る接続制御装
置は、クライアント装置に対して各種のサービスを提供
するサーバ装置とネットワークとを接続するよう制御す
るとともに、該サーバ装置と前記ネットワークとの接続
を切断するよう制御する接続制御装置であって、電話回
線を介して電話装置との間で通話をおこなって、該電話
装置から前記サーバ装置と前記ネットワークとの接続に
関する要求を受け付ける受付手段と、前記受付手段によ
って受け付けた要求に応じて前記サーバ装置と前記ネッ
トワークとの接続を制御する制御手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0011】また、請求項2の発明に係る接続制御装置
は、請求項1に記載の発明において、前記受付手段は、
前記サーバ装置を前記ネットワークに接続すべき旨の接
続要求および前記サーバ装置を前記ネットワークから切
断すべき旨の切断要求を受け付け、前記制御手段は、前
記受付手段によって前記接続要求を受け付けた場合に、
前記サーバ装置を前記ネットワークに接続するよう制御
し、前記受付手段によって前記切断要求を受け付けた場
合に、前記サーバ装置を前記ネットワークから切断する
よう制御することを特徴とする。
【0012】また、請求項3の発明に係る接続制御装置
は、前記受付手段は、前記サーバ装置を前記ネットワー
クに接続すべき旨の接続要求を受け付け、前記制御手段
は、前記受付手段によって前記接続要求を受け付けた場
合に、前記サーバ装置を前記ネットワークに接続するよ
う制御し、該ネットワークに接続されたサーバ装置によ
る所定のデータ送信が終了した場合に、前記サーバ装置
を前記ネットワークから切断するよう制御することを特
徴とする。
【0013】また、請求項4の発明に係る接続制御装置
は、請求項1に記載の発明において、前記受付手段は、
前記サーバ装置を前記ネットワークに接続すべき旨の接
続要求を受け付け、前記制御手段は、前記受付手段によ
って前記接続要求を受け付けた場合に、前記サーバ装置
を前記ネットワークに接続するよう制御し、該制御によ
って前記サーバ装置が前記ネットワークに接続されてか
ら所定の時間が経過した場合に、前記サーバ装置を前記
ネットワークから切断するよう制御することを特徴とす
る。
【0014】また、請求項5の発明に係る接続制御装置
は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明におい
て、所定の電話番号をあらかじめ記憶する記憶手段と、
前記電話回線を介して接続された電話装置の電話番号を
取得する取得手段と、をさらに備え、前記受付手段は、
前記取得手段によって取得された電話番号が前記記憶手
段にあらかじめ記憶された所定の電話番号と一致する場
合には、前記電話回線を介して接続された電話装置から
の要求を受け付け、前記取得手段によって取得された電
話番号が前記記憶手段にあらかじめ記憶された所定の電
話番号と一致しない場合には、前記電話回線を介して接
続された電話装置からの要求を拒絶することを特徴とす
る。
【0015】また、請求項6の発明に係る接続制御装置
は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明におい
て、前記電話回線を介して前記電話装置との間で通話を
おこなって、該電話装置から前記サービスの提供先とな
るクライアント装置の指定を受け付ける提供先受付手段
と、該提供先受付手段によって指定されたクライアント
装置に対してサービスを提供するよう前記サーバ装置を
制御するサービス提供制御手段と、をさらに備えたこと
を特徴とする。
【0016】また、請求項7の発明に係る接続制御方法
は、クライアント装置に対して各種のサービスを提供す
るサーバ装置とネットワークとを接続するよう制御する
とともに、該サーバ装置と前記ネットワークとの接続を
切断するよう制御する接続制御方法であって、電話回線
を介して電話装置との間で通話をおこなって、該電話装
置から前記サーバ装置と前記ネットワークとの接続に関
する要求を受け付ける受付工程と、前記受付工程によっ
て受け付けた要求に応じて前記サーバ装置と前記ネット
ワークとの接続を制御する制御工程と、を含んだことを
特徴とする。
【0017】また、請求項8の発明に係るプログラム
は、クライアント装置に対して各種のサービスを提供す
るサーバ装置とネットワークとを接続するよう制御する
とともに、該サーバ装置と前記ネットワークとの接続を
切断するよう制御する接続制御方法をコンピュータに実
行させるプログラムであって、電話回線を介して電話装
置との間で通話をおこなって、該電話装置から前記サー
バ装置と前記ネットワークとの接続に関する要求を受け
付ける受付工程と、前記受付工程によって受け付けた要
求に応じて前記サーバ装置と前記ネットワークとの接続
を制御する制御工程と、をコンピュータに実行させるこ
とを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る接続制御装置、接続制御方法およびその方法
をコンピュータに実行させるプログラムの好適な実施の
形態を詳細に説明する。
【0019】(実施の形態1)まず最初に、本実施の形
態1に係る接続制御装置を用いた通信システムの全体構
成について説明する。図1は、本実施の形態1に係る接
続制御装置を用いた通信システムの全体構成を示すブロ
ック図である。同図に示すように、この通信システム
は、接続制御装置10と、電話装置30と、クライアン
ト装置40および60と、電話機能付きクライアント装
置50と、サーバ装置20とを、ネットワーク1を介し
て相互に通信可能に接続して構成される。
【0020】このうち、サーバ装置20と、クライアン
ト装置40および60と、電話機能付きクライアント装
置50とは、ネットワーク1のデータ通信帯域を使用し
て相互にデータ通信が可能なコンピュータである。ま
た、接続制御装置10と、電話装置30と、電話機能付
きクライアント装置50とは、ネットワーク1の音声通
信帯域(電話回線)を使用して相互に音声通信、パルス
通信、トーン通信などの通話が可能な電話機である。
【0021】概略的に、この通信システムは、個人ユー
ザが外出先のクライアント装置40や電話機能付きクラ
イアント装置50からネットワーク1を経由して自宅の
サーバ装置20にアクセスするためのシステムであり、
例えば、サーバ装置20に格納されたデータやサーバ装
置20に接続された監視カメラ(図示せず)により撮像
された自宅の画像データを外出先のクライアント装置4
0や電話機能付きクライアント装置50にダウンロード
するなどに利用される。
【0022】ここで、図1に示した通信システムは、接
続制御装置10による処理に特徴があり、具体的には、
接続制御装置10は、ネットワーク1の電話回線を介し
て電話装置30や電話機能付きクライアント装置50と
の間で通話をおこなって、サーバ装置20とネットワー
ク1との接続に関する要求を受け付け、受け付けた要求
に応じてサーバ装置20とネットワーク1との接続を制
御することとし、サーバ装置20に対する不正アクセス
の機会を簡易に軽減することができるよう構成してい
る。
【0023】すなわち、サーバ装置20をネットワーク
1に常時接続するのではなく、個人ユーザは外出先から
電話回線を介して接続制御装置10と通話し、サーバ装
置20をネットワーク1に接続したり、この接続を切断
したりする。これによって、個人ユーザは電話を用いた
遠隔地からの簡単な操作により、サーバ装置20を必要
な時間だけネットワーク1に接続することができ、サー
バ装置20に対する不正アクセスの機会を簡易に軽減す
ることが可能になる。
【0024】次に、図1に示した接続制御装置10の構
成について説明する。この接続制御装置10は、図1に
示すように、制御部11と、接続切断処理部12と、通
信制御部13とから構成される。
【0025】このうち、接続切断処理部12は、サーバ
装置20をネットワーク1に接続したり、その接続を切
断したりする処理部である。具体的には、ネットワーク
1に結ばれたモデム2とサーバ装置20との配線を電気
回路レベルで開閉することで接続および切断をおこな
う。
【0026】この接続切断処理部12の動作によってサ
ーバ装置20がネットワーク1に接続された場合には、
サーバ装置20は、クライアント装置40、電話機能付
きクライアント装置50またはクライアント装置60と
の間で、所定の通信規約(例えば、TCP/IPインタ
ーネットプロトコル)に従ったデータ通信が可能になる
(アクセスが可能になる)。一方、接続切断処理部12
の動作によってサーバ装置20がネットワーク1から切
断された場合には、クライアント装置40、電話機能付
きクライアント装置50またはクライアント装置60か
らサーバ装置20に対するアクセスは不可能になる。
【0027】通信制御部13は、接続制御装置10と電
話装置30または電話機能付きクライアント装置50と
の間における通信制御をおこなう処理部であり、この通
信制御部13の通信制御により、接続制御装置10は、
電話装置30または電話機能付きクライアント装置50
との間で、ネットワーク1の音声通信帯域(電話回線)
を使用して相互に音声通信、パルス通信、トーン通信な
どの通話をおこなう。
【0028】具体的には、接続制御装置10には所定の
電話番号が付与されており、ネットワーク1を経由して
接続制御装置10にアクセスするためには、電話装置3
0または電話機能付きクライアント装置50から接続制
御装置10に電話をかける必要があり、相互に電話回線
が確立された後は、音声通信、パルス通信、トーン通信
などの通話をおこなう必要がある。すなわち、接続制御
装置10に対しては、サーバ装置20に対するようにT
CP/IPインターネットプロトコルによってアクセス
することは不可能であり、かかるTCP/IPインター
ネットプロトコルによって相互にデータ通信をおこなう
ことも不可能である。
【0029】制御部11は、接続制御装置10の各部を
制御する処理部であり、機能概念的に、利用者認証部1
1aと、要求解釈部11bと、応答記憶部11cとを有
する。以下、制御部11の各部の制御内容を説明する。
【0030】利用者認証部11aは、接続制御装置10
に対する発呼びに対して応答するか否かの認証をおこな
う処理部である。具体的には、接続制御装置10の所有
者は、例えば自己の電話装置30や電話機能付きクライ
アント装置50に付与された電話番号など、所定の電話
番号を利用者認証部11aにあらかじめ記憶しておく。
そして、利用者認証部11aは、接続制御装置10に対
して発呼びをおこなった発信元の電話番号を取得し、所
得した電話番号があらかじめ記憶した所定の電話番号と
一致するか否かを判定する。
【0031】かかる判定により一致すると判定された場
合には、利用者認証部11aは、要求解釈部11bに対
して発呼びに応答すべき旨を指示する。これとは反対
に、一致しないものと判定された場合には、利用者認証
部11aは、要求解釈部11bに対して発呼びを拒絶す
べき旨を指示する。
【0032】要求解釈部11bは、通信制御部13を介
して電話装置30や電話機能付きクライアント装置50
から受け付けた要求の内容を解釈する処理部である。具
体的には、サーバ装置20とネットワーク1との接続に
関する要求を音声信号、パルス信号またはトーン信号に
より受け付けて要求内容を解釈する。
【0033】かかる要求内容の解釈結果に応じて、要求
解釈部11bは、受け付けた要求がサーバ装置20をネ
ットワーク1に接続すべき旨の接続要求である場合に
は、サーバ装置20をネットワーク1に接続すべき旨を
接続切断処理部12に指示し、また、受け付けた要求が
サーバ装置20をネットワーク1から切断すべき旨の切
断要求である場合には、サーバ装置20をネットワーク
1から切断すべき旨を接続切断処理部12に指示する。
【0034】応答記憶部11cは、電話装置30や電話
機能付きクライアント装置50に対する応答内容を音声
情報として記憶するメモリであり、要求解釈部11bの
要求内容の解釈結果に応じて、所定の音声情報が電話装
置30や電話機能付きクライアント装置50に対して送
信される。
【0035】具体的には、応答記憶部11cは、「利用
者認証に失敗しましたので電話回線を切断します」、
「接続要求を受け付けます」、「切断要求を受け付けま
す」、「サーバをネットワークに接続しました」、「サ
ーバをネットワークから切断しました」など、接続制御
装置10の動作状況を把握するのに役立つ音声情報を記
憶する。
【0036】なお、接続制御装置10は、ネットワーク
1の音声通信帯域(電話回線)を使用するものである
が、この接続制御装置10は、ネットワーク1のデータ
通信帯域を使用するサーバ装置20とネットワーク1と
の接続を制御するものであるため、ADSL(Asymmetr
ic DSL)、SDSL(Symmetric DSL)、HDSL(Hig
h Bit Rate DSL)、VDSL(Very High Bit Rate DS
L)など、音声通話部分との共存を図った通信システム
を適用することが望ましい。
【0037】特に、ADSL(Asymmetric DSL)は、既
存の電話線と同じである銅の電話線を利用して高速デー
タ通信を可能にする通信方式であるので、本発明をAD
SL(Asymmetric DSL)に適用することは、安価にセキ
ュリティを確保できる点でも有効である。
【0038】次に、本実施の形態1に係る接続制御装置
10による接続処理の手順について説明する。図2は、
本実施の形態1に係る接続制御装置10による接続処理
の手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、
電話装置30から接続制御装置10に電話をかける場合
を説明するが、電話機能付きクライアント装置50から
接続制御装置10に電話をかける場合にも同様の処理が
おこなわれる。
【0039】同図に示すように、まず最初に、電話装置
30から接続制御装置10に電話をかけることによって
発呼操作がおこなわれると(ステップS201)、接続
制御装置10の利用者認証部11aは、発呼びに対して
応答するか否かの認証をおこなう(ステップS20
2)。すなわち、接続制御装置10に対して発呼びをお
こなった発信元の電話番号があらかじめ記憶した所定の
電話番号と一致するか否かを判定する。
【0040】この認証が失敗した場合、すなわち発信元
の電話番号があらかじめ記憶した所定の電話番号と一致
しない場合には(ステップS202否定)、利用者認証
部11aは、要求解釈部11bに対して発呼びを拒絶す
べき旨を指示し、指示を受けた要求解釈部11bは、発
信元との電話回線を切断するよう通信制御部13を制御
する(ステップS203)。なお、この切断操作に先だ
って、発信元には「利用者認証に失敗しましたので電話
回線を切断します」という音声情報が送信される。
【0041】これとは反対に認証が成功した場合、すな
わち発信元の電話番号があらかじめ記憶した所定の電話
番号と一致する場合には(ステップS202肯定)、利
用者認証部11aは、要求解釈部11bに対して発呼び
に応答すべき旨を指示し、指示を受けた要求解釈部11
bは、「接続要求を受け付けます」という音声情報を発
信元の電話装置30に送信することによって発呼操作に
応答する(ステップS204)。
【0042】続いて、電話装置30からサーバ装置20
をネットワーク1に接続すべき旨の接続要求を音声信
号、パルス信号またはトーン信号により受け付けると
(ステップS205)、接続制御装置10の要求解釈部
11bは要求内容を解釈し、サーバ装置20をネットワ
ーク1に接続すべき旨を接続切断処理部12に指示する
(ステップS206)。
【0043】そして、接続指示を受けた接続切断処理部
12は、ネットワーク1に結ばれたモデム2とサーバ装
置20との配線を接続する動作を実行し(ステップS2
07)、サーバ装置20は、ネットワーク1に接続され
る(ステップS208)。これによって、サーバ装置2
0は、クライアント装置40、電話機能付きクライアン
ト装置50またはクライアント装置60との間でデータ
通信が可能になる。
【0044】続いて、接続制御装置10は、「サーバを
ネットワークに接続しました」という音声情報を発信元
の電話装置30に送信し(ステップS209)、電話装
置30は、かかる音声情報を受信した後(ステップS2
10)、電話回線を切断する操作をおこなって接続処理
を終了する(ステップS211)。
【0045】上記した一連の処理によって、個人ユーザ
は外出先から電話回線を介して接続制御装置10と通話
するという簡単な操作で、サーバ装置20をネットワー
ク1に接続することができる。そして、サーバ装置20
がネットワーク1に接続されると、サーバ装置20は、
クライアント装置40または電話機能付きクライアント
装置50との間で、所定の通信規約(例えば、TCP/
IPインターネットプロトコル)に従ったデータ通信が
可能になるので、個人ユーザは、サーバ装置20に格納
されたデータやサーバ装置20に接続された監視カメラ
(図示せず)により撮像された自宅の画像データを外出
先のクライアント装置40や電話機能付きクライアント
装置50にダウンロードすることができる。
【0046】次に、本実施の形態1に係る接続制御装置
10による切断処理の手順について説明する。図3は、
本実施の形態1に係る接続制御装置10による切断処理
の手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、
電話装置30から接続制御装置10に電話をかける場合
を説明するが、電話機能付きクライアント装置50から
接続制御装置10に電話をかける場合にも同様の処理が
おこなわれる。
【0047】同図に示すように、まず最初に、電話装置
30から接続制御装置10に電話をかけることによって
発呼操作がおこなわれると(ステップS301)、接続
制御装置10の利用者認証部11aは、発呼びに対して
応答するか否かの認証をおこなう(ステップS30
2)。すなわち、接続制御装置10に対して発呼びをお
こなった発信元の電話番号があらかじめ記憶した所定の
電話番号と一致するか否かを判定する。
【0048】この認証が失敗した場合、すなわち発信元
の電話番号があらかじめ記憶した所定の電話番号と一致
しない場合には(ステップS302否定)、利用者認証
部11aは、要求解釈部11bに対して発呼びを拒絶す
べき旨を指示し、指示を受けた要求解釈部11bは、発
信元との電話回線を切断するよう通信制御部13を制御
する(ステップS303)。なお、この切断操作に先だ
って、発信元には「利用者認証に失敗しましたので電話
回線を切断します」という音声情報が送信される。
【0049】これとは反対に認証が成功した場合、すな
わち発信元の電話番号があらかじめ記憶した所定の電話
番号と一致する場合には(ステップS302肯定)、利
用者認証部11aは、要求解釈部11bに対して発呼び
に応答すべき旨を指示し、指示を受けた要求解釈部11
bは、「切断要求を受け付けます」という音声情報を発
信元の電話装置30に送信することによって発呼操作に
応答する(ステップS304)。
【0050】続いて、電話装置30からサーバ装置20
をネットワーク1から切断すべき旨の切断要求を音声信
号、パルス信号またはトーン信号により受け付けると
(ステップS305)、接続制御装置10の要求解釈部
11bは要求内容を解釈し、サーバ装置20をネットワ
ーク1から切断すべき旨を接続切断処理部12に指示す
る(ステップS306)。
【0051】そして、切断指示を受けた接続切断処理部
12は、ネットワーク1に結ばれたモデム2とサーバ装
置20との配線を切断する動作を実行し(ステップS3
07)、サーバ装置20は、ネットワーク1から切断さ
れる(ステップS308)。これによって、サーバ装置
20は、クライアント装置40、電話機能付きクライア
ント装置50またはクライアント装置60との間でデー
タ通信をおこなうことが不可能になる。
【0052】続いて、接続制御装置10は、「サーバを
ネットワークから切断しました」という音声情報を発信
元の電話装置30に送信し(ステップS309)、電話
装置30は、かかる音声情報を受信した後(ステップS
310)、電話回線を切断する操作をおこなって切断処
理を終了する(ステップS311)。
【0053】上記した一連の処理によって、個人ユーザ
は外出先から電話回線を介して接続制御装置10と通話
するという簡単な操作で、サーバ装置20をネットワー
ク1から切断することができる。このような外出先から
の切断処理は、図2に示した接続処理によりサーバ装置
20をネットワーク1に接続し、サーバ装置20に格納
されたデータやサーバ装置20に接続された監視カメラ
(図示せず)により撮像された自宅の画像データを外出
先のクライアント装置40や電話機能付きクライアント
装置50にダウンロードする作業を終了した後に実行さ
れる。
【0054】上述してきたように、本実施の形態1によ
れば、接続制御装置10は、ネットワーク1の電話回線
を介して電話装置30や電話機能付きクライアント装置
50との間で通話をおこなって、サーバ装置20とネッ
トワーク1との接続に関する要求を受け付け、受け付け
た要求に応じてサーバ装置20とネットワーク1との接
続を制御することとしたので、個人ユーザは外出先から
電話回線を介して接続制御装置10と通話するという簡
単な操作によって、サーバ装置20をネットワーク1に
接続したり、この接続を切断したりすることができる。
【0055】これによって個人ユーザは、サーバ装置2
0に格納されたデータやサーバ装置20に接続された監
視カメラ(図示せず)により撮像された自宅の画像デー
タを外出先のクライアント装置40や電話機能付きクラ
イアント装置50にダウンロードするなどの作業に必要
な時間だけサーバ装置20をネットワーク1に接続する
ことができるので、サーバ装置20をネットワーク1に
常時接続する場合に比較して、サーバ装置20に対する
不正アクセスの機会を軽減することができる。特に、サ
ーバ装置20がネットワーク1から切断されている限
り、どのような技術力を有する第三者の不正アクセスも
完全に排除することができるので、サーバ装置20のセ
キュリティ確保に有効である。
【0056】また、本実施の形態1では、発信元の電話
番号を用いた利用者認証をおこなって、認証された発信
元からの接続に関する要求のみを受け付けることとした
ので、悪意の第三者の操作によってサーバ装置20がネ
ットワーク1に接続されることを防止することができ、
悪意の第三者によるクライアント装置60からのサーバ
装置20に対する不正アクセスの機会を大幅に軽減する
ことができる。特に、1対1の随時接続である電話回線
を利用して利用者認証をおこなうところ、悪意の第三者
が発信元の電話番号を偽って利用者認証を突破すること
が困難であるため、この点もサーバ装置20のセキュリ
ティ確保に有効である。
【0057】なお、本実施の形態1では、接続切断処理
部12がネットワーク1に結ばれたモデム2とサーバ装
置20との配線を電気回路レベルで開閉することで接続
および切断をおこなう場合を説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、サーバ装置20自体に対し
て電源を供給したり、電源の供給を停止したりすること
によって、ネットワーク1との接続および切断をおこな
う場合にも同様に適用することができる。
【0058】また、本実施の形態1では、利用者認証部
11aが発信元の電話番号を用いて利用者認証をおこな
う場合を説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、パスワードなどの利用者特定に役立つ情報を併
用した利用者認証をおこなう場合にも同様に適用するこ
とができ、これによって、サーバ装置20のセキュリテ
ィ確保に万全を期すこともできる。
【0059】また、本実施の形態1では、要求解釈部1
1bがサーバ装置20とネットワーク1との接続に関す
る要求を受け付ける場合を説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、かかる接続に関する要求とと
もに他の要求を受け付ける場合にも同様に適用すること
ができる。例えば、サーバ装置20をネットワーク1に
接続すべき旨の要求とともに、サーバ装置20によるサ
ービス提供先の指定を受け付けることもできる。
【0060】すなわち、サーバ装置20に格納されたデ
ータやサーバ装置20に接続された監視カメラ(図示せ
ず)により撮像された自宅の画像データのダウンロード
先となるクライアント装置40を指定させ、クライアン
ト装置40からのアクセスを待つことなく、サーバ装置
20からクライアント装置40に対してデータを送信す
ることができる。これによって、個人ユーザはサーバ装
置20がネットワーク1に接続されている時間を短縮さ
せることができ、悪意の第三者によるサーバ装置20に
対する不正アクセスの機会を一層軽減することができ
る。
【0061】また、本実施の形態1では、接続制御装置
10が、サーバ装置20とネットワーク1との接続を切
断する要求を受け付けてから切断をおこなう場合を説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、サー
バ装置20がネットワーク1に接続され、サーバ装置2
0による所定のデータ送信が終了してから切断をおこな
う場合にも同様に適用することができる。
【0062】すなわち、この場合には、サーバ装置20
からクライアント装置40に対して送信される所定のデ
ータがあらかじめ定められており、接続制御装置10
は、ネットワーク1に接続されたサーバ装置20によっ
て所定のデータがクライアント装置40に送信される
と、サーバ装置20とネットワーク1との接続を切断す
る。これによって、個人ユーザが接続制御装置10に対
して切断要求をおこなうことを忘れたような場合でも、
サーバ装置20とネットワーク1との接続が確実に切断
されるため、サーバ装置20に対する不正アクセスの機
会を軽減することができる。
【0063】なお、本実施の形態1では、ネットワーク
1の電話回線を介して電話装置30や電話機能付きクラ
イアント装置50との間で通話をおこなって、サーバ装
置20とネットワーク1との接続に関する要求を受け付
ける場合を説明したが、接続制御装置10は、所定の操
作部(図示せず)からの要求を受け付けてサーバ装置2
0とネットワーク1との接続を制御することもできる。
【0064】すなわち、個人ユーザが自宅に居る場合に
おいても電話回線を介して要求しなければならないとす
ることは煩雑であるので、自宅に居る場合には、個人ユ
ーザは操作部を介して直接的に接続に関する要求をおこ
なうことできるように接続制御装置10を構成してい
る。これにより、個人ユーザは、接続制御装置10の操
作部を介してサーバ装置20をネットワーク1に接続し
た後、外出先から電話をかけてサーバ装置20をネット
ワーク1から切断するといった利用態様や、外出先から
電話をかけてサーバ装置20をネットワーク1に接続し
た後、帰宅後に接続制御装置10の操作部を介してサー
バ装置20をネットワーク1から切断するといった利用
態様などを実施することもできる。
【0065】また、本実施の形態1では、個人ユーザの
自宅に設置されたサーバ装置20をネットワーク1に接
続する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば、無人店舗に設置されて
商品の売り上げなどのデータを管理するサーバ装置20
をネットワーク1に接続する場合など、クライアントに
対して各種のサービスを提供するあらゆるサーバ装置2
0に適用することができる。なお、この例の場合には、
遠隔地にある売上管理センタからの操作によって必要な
時間だけサーバ装置20をネットワーク1に接続し、売
上データを売上管理センタに収集することができる。
【0066】(実施の形態2)ところで、上記した実施
の形態1では、個人ユーザが自己の所有するサーバ装置
20をネットワーク1に接続する場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、サービス
提供者の所有するサーバ装置20を顧客の操作によって
ネットワーク1に接続する場合にも同様に適用すること
ができる。そこで、本実施の形態2では、サービス提供
者の所有するサーバ装置20を顧客の操作によってネッ
トワーク1に接続する場合について説明する。
【0067】図4は、本実施の形態2に係る接続制御装
置を用いた通信システムの全体構成を示すブロック図で
ある。同図に示すように、本実施の形態2に係る接続制
御装置70は、実施の形態1に係る接続制御装置10と
異なり(図1参照)、サーバ装置20がネットワーク1
に接続されてから所定の時間が経過したか否かを計時す
るタイマ14を備えることを特徴とする。
【0068】この特徴を具体的に説明すると、サービス
提供者の所有するサーバ装置20を顧客の操作によって
ネットワーク1に接続する場合に、サーバ装置20をネ
ットワーク1から切断する操作までも顧客に委ねると、
サーバ装置20がネットワーク1に接続され続けるおそ
れがあり、サーバ装置20に対する不正アクセスの機会
を軽減することができない。
【0069】このため、本実施の形態2では、サーバ装
置20がネットワーク1に接続されてから所定の時間が
経過したか否かを計時するタイマ14を備え、タイマ1
4が所定の時間を計時した場合には、サーバ装置20を
ネットワーク1から切断するよう制御することとし、サ
ーバ装置20に対する不正アクセスの機会を簡易かつ確
実に軽減することができるよう構成している。
【0070】このようなことから、接続制御装置20の
タイマ14は、サーバ装置20によるサービスの提供に
必要となる最小限の時間などを考慮して定められた所定
の時間をあらかじめ記憶し、サーバ装置20がネットワ
ーク1に接続されてから計時を開始する。そして、タイ
マ14は、あらかじめ記憶した所定の時間を計時する
と、タイマが終了した旨の終了信号を制御部11の要求
解釈部11bに送信し、要求解釈部11bは、サーバ装
置20をネットワーク1から切断すべき旨を接続切断処
理部12に指示する。
【0071】次に、本実施の形態2に係る接続制御装置
70による接続処理の手順について説明する。図5は、
本実施の形態2に係る接続制御装置70による接続処理
の手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、
電話装置30から接続制御装置70に電話をかける場合
を説明するが、電話機能付きクライアント装置50から
接続制御装置70に電話をかける場合にも同様の処理が
おこなわれる。
【0072】同図に示すように、まず最初に、顧客の電
話装置30から接続制御装置70に電話をかけることに
よって発呼操作がおこなわれると(ステップS50
1)、接続制御装置70の利用者認証部11aは、発呼
びに対して応答するか否かの認証をおこなう(ステップ
S502)。すなわち、接続制御装置70に対して発呼
びをおこなった発信元の電話番号があらかじめ記憶した
所定の電話番号と一致するか否かを判定するが、この所
定の電話番号は、顧客がサービス提供者とサービス契約
をおこなうことを条件に記憶される顧客の電話番号であ
る。
【0073】この認証が失敗した場合、すなわち発信元
の電話番号があらかじめ記憶した所定の電話番号と一致
しない場合には(ステップS502否定)、利用者認証
部11aは、要求解釈部11bに対して発呼びを拒絶す
べき旨を指示し、指示を受けた要求解釈部11bは、発
信元との電話回線を切断するよう通信制御部13を制御
する(ステップS503)。なお、この切断操作に先だ
って、発信元には「利用者認証に失敗しましたので電話
回線を切断します」という音声情報が送信される。
【0074】これとは反対に認証が成功した場合、すな
わち発信元の電話番号があらかじめ記憶した所定の電話
番号と一致する場合には(ステップS502肯定)、利
用者認証部11aは、要求解釈部11bに対して発呼び
に応答すべき旨を指示し、指示を受けた要求解釈部11
bは、「接続要求を受け付けます」という音声情報を発
信元の電話装置30に送信することによって発呼操作に
応答する(ステップS504)。
【0075】続いて、電話装置30からサーバ装置20
をネットワーク1に接続すべき旨の接続要求を音声信
号、パルス信号またはトーン信号により受け付けると
(ステップS505)、接続制御装置70の要求解釈部
11bは要求内容を解釈し、サーバ装置20をネットワ
ーク1に接続すべき旨を接続切断処理部12に指示する
(ステップS506)。
【0076】そして、接続指示を受けた接続切断処理部
12は、ネットワーク1に結ばれたモデム2とサーバ装
置20との配線を接続する動作を実行し(ステップS5
07)、サーバ装置20は、ネットワーク1に接続され
る(ステップS508)。これによって、サーバ装置2
0は、クライアント装置40、電話機能付きクライアン
ト装置50またはクライアント装置60との間でデータ
通信が可能になる。
【0077】続いて、接続制御装置70は、「サーバを
ネットワークに接続しました」という音声情報を発信元
の電話装置30に送信し(ステップS509)、接続制
御装置70のタイマ14は計時を開始する(ステップS
510)。一方、電話装置30は、かかる音声情報を受
信した後(ステップS511)、電話回線を切断する操
作をおこなって接続処理を終了する(ステップS51
2)。
【0078】上記した一連の処理によって、顧客は電話
回線を介して接続制御装置70と通話するという簡単な
操作で、サーバ装置20をネットワーク1に接続するこ
とができる。そして、サーバ装置20がネットワーク1
に接続されると、サーバ装置20は、クライアント装置
40または電話機能付きクライアント装置50との間
で、所定の通信規約(例えば、TCP/IPインターネ
ットプロトコル)に従ったデータ通信が可能になるの
で、顧客は、サーバ装置20に格納されたデータをクラ
イアント装置40や電話機能付きクライアント装置50
にダウンロードするなどのサービスを受けることができ
る。
【0079】次に、本実施の形態2に係る接続制御装置
70による切断処理の手順について説明する。図6は、
本実施の形態2に係る接続制御装置70による切断処理
の手順を示すフローチャートである。同図に示すよう
に、接続制御装置70のタイマ14は、あらかじめ記憶
した所定の時間を計時したか否か、すなわちタイマが終
了したか否かを繰り返して判定する(ステップS60
1)。
【0080】そして、タイマ14があらかじめ記憶した
所定の時間を計時すると(ステップS601肯定)、接
続制御装置70は、サーバ装置20をネットワーク1か
ら切断する処理を実行する(ステップS602およびス
テップS603)。すなわち、タイマ14は、タイマが
終了した旨の終了信号を制御部11の要求解釈部11b
に送信し、要求解釈部11bは、サーバ装置20をネッ
トワーク1から切断すべき旨を接続切断処理部12に指
示する。
【0081】そして、切断指示を受けた接続切断処理部
12は、ネットワーク1に結ばれたモデム2とサーバ装
置20との配線を切断する動作を実行し、サーバ装置2
0は、ネットワーク1から切断される(ステップS60
3)。これによって、サーバ装置20は、クライアント
装置40、電話機能付きクライアント装置50またはク
ライアント装置60との間でデータ通信をおこなうこと
が不可能になる。
【0082】上記した一連の処理によって、サーバ装置
20をネットワーク1から切断する操作までも顧客に委
ねることなく、サーバ装置20がネットワーク1に接続
され続けるおそれを排除することができる。
【0083】上述してきたように、本実施の形態2によ
れば、タイマ14が所定の時間を計時した場合には、サ
ーバ装置20をネットワーク1から切断するよう制御す
ることとしたので、サービス提供者の所有するサーバ装
置20を顧客の操作によってネットワーク1に接続する
場合においても、サーバ装置20に対する不正アクセス
の機会を簡易かつ確実に軽減することができる。
【0084】なお、本実施の形態2では、タイマ14が
サーバ装置20によるサービスの提供に必要となる最小
限の時間などを考慮して定められた所定の時間をあらか
じめ記憶する場合を説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、顧客から接続要求とともに接続時間
に関する要求も受け付け、この受け付けた接続時間をタ
イマ14に一時的に記憶させる場合にも同様に適用する
ことができる。なお、この場合には、要求された接続時
間に応じて課金をおこなうなどの処理を付加することも
有効である。
【0085】なお、本実施の形態1または2で説明した
接続制御方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパ
ーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコ
ンピュータで実行することによって実現することができ
る。このプログラムは、インターネットなどのネットワ
ークを介して配布することができる。また、このプログ
ラムは、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディ
スク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータ
で読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータに
よって記録媒体から読み出されることによって実行する
こともできる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、電話回線を介して電話装置との間で通話をおこ
なって、該電話装置からサーバ装置とネットワークとの
接続に関する要求を受け付け、受け付けた要求に応じて
サーバ装置とネットワークとの接続を制御することとし
たので、電話回線を介して通話するという簡単な操作に
よってサーバ装置を必要な時間だけネットワークに接続
することができ、これによって、サーバ装置に対する不
正アクセスの機会を簡易に軽減することが可能な接続制
御装置が得られるという効果を奏する。
【0087】また、請求項2の発明によれば、サーバ装
置をネットワークに接続すべき旨の接続要求を受け付け
た場合に、サーバ装置をネットワークに接続するよう制
御し、サーバ装置をネットワークから切断すべき旨の切
断要求を受け付けた場合に、サーバ装置をネットワーク
から切断するよう制御することとしたので、電話回線を
介して通話するという簡単な操作によって、必要なとき
にサーバ装置をネットワークに接続し、この接続を必要
なときに切断することができ、これによって、サーバ装
置に対する不正アクセスの機会を簡易に軽減することが
可能な接続制御装置が得られるという効果を奏する。
【0088】また、請求項3の発明によれば、サーバ装
置をネットワークに接続すべき旨の接続要求を受け付け
た場合に、サーバ装置をネットワークに接続するよう制
御し、該ネットワークに接続されたサーバ装置による所
定のデータ送信が終了した場合に、サーバ装置をネット
ワークから切断するよう制御することとしたので、電話
回線を介して通話するという簡単な操作によってサーバ
装置をネットワークに接続することができるとともに、
サーバ装置による所定のデータ送信後に強制的にサーバ
装置をネットワークから切断することができ、これによ
って、サーバ装置に対する不正アクセスの機会を簡易か
つ確実に軽減することが可能な接続制御装置が得られる
という効果を奏する。
【0089】また、請求項4の発明によれば、サーバ装
置をネットワークに接続すべき旨の接続要求を受け付け
た場合に、サーバ装置をネットワークに接続するよう制
御し、該制御によってサーバ装置がネットワークに接続
されてから所定の時間が経過した場合に、サーバ装置を
ネットワークから切断するよう制御することとしたの
で、電話回線を介して通話するという簡単な操作によっ
てサーバ装置をネットワークに接続することができると
ともに、所定時間の経過後に強制的にサーバ装置をネッ
トワークから切断することができ、これによって、サー
バ装置に対する不正アクセスの機会を簡易かつ確実に軽
減することが可能な接続制御装置が得られるという効果
を奏する。
【0090】また、請求項5の発明によれば、電話回線
を介して接続された電話装置の電話番号を取得し、取得
された電話番号があらかじめ記憶された所定の電話番号
と一致する場合には、電話回線を介して接続された電話
装置からの要求を受け付け、取得された電話番号があら
かじめ記憶された所定の電話番号と一致しない場合に
は、電話回線を介して接続された電話装置からの要求を
拒絶することとしたので、悪意の第三者の操作によって
サーバ装置がネットワークに接続されることを防止する
ことができ、これによって、悪意の第三者によるサーバ
装置に対する不正アクセスの機会を大幅に軽減すること
が可能な接続制御装置が得られるという効果を奏する。
【0091】また、請求項6の発明によれば、電話回線
を介して電話装置との間で通話をおこなって、該電話装
置からサービスの提供先となるクライアント装置の指定
を受け付け、指定されたクライアント装置に対してサー
ビスを提供するようサーバ装置を制御することとしたの
で、サーバ装置がネットワークに接続されている時間を
短縮させることができ、これによって、サーバ装置に対
する不正アクセスの機会を一層軽減することが可能な接
続制御装置が得られるという効果を奏する。
【0092】また、請求項7の発明によれば、電話回線
を介して電話装置との間で通話をおこなって、該電話装
置からサーバ装置とネットワークとの接続に関する要求
を受け付け、受け付けた要求に応じてサーバ装置とネッ
トワークとの接続を制御することとしたので、電話回線
を介して通話するという簡単な操作によってサーバ装置
を必要な時間だけネットワークに接続することができ、
これによって、サーバ装置に対する不正アクセスの機会
を簡易に軽減することが可能な接続制御方法が得られる
という効果を奏する。
【0093】また、請求項8の発明によれば、電話回線
を介して電話装置との間で通話をおこなって、該電話装
置からサーバ装置とネットワークとの接続に関する要求
を受け付け、受け付けた要求に応じてサーバ装置とネッ
トワークとの接続を制御することとしたので、電話回線
を介して通話するという簡単な操作によってサーバ装置
を必要な時間だけネットワークに接続することができ、
これによって、サーバ装置に対する不正アクセスの機会
を簡易に軽減することが可能なプログラムが得られると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1に係る接続制御装置を用いた通
信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態1に係る接続制御装置による接続
処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】本実施の形態1に係る接続制御装置による切断
処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】本実施の形態2に係る接続制御装置を用いた通
信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態2に係る接続制御装置による接続
処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態2に係る接続制御装置による切断
処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ネットワーク 2 モデム 10、70 接続制御装置 11 制御部 11a 利用者認証部 11b 要求解釈部 11c 応答記憶部 12 接続切断処理部 13 通信制御部 14 タイマ 20 サーバ装置 30 電話装置 40、60 クライアント装置 50 電話機能付きクライアント装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアント装置に対して各種のサービ
    スを提供するサーバ装置とネットワークとを接続するよ
    う制御するとともに、該サーバ装置と前記ネットワーク
    との接続を切断するよう制御する接続制御装置であっ
    て、 電話回線を介して電話装置との間で通話をおこなって、
    該電話装置から前記サーバ装置と前記ネットワークとの
    接続に関する要求を受け付ける受付手段と、 前記受付手段によって受け付けた要求に応じて前記サー
    バ装置と前記ネットワークとの接続を制御する制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする接続制御装置。
  2. 【請求項2】 前記受付手段は、前記サーバ装置を前記
    ネットワークに接続すべき旨の接続要求および前記サー
    バ装置を前記ネットワークから切断すべき旨の切断要求
    を受け付け、 前記制御手段は、前記受付手段によって前記接続要求を
    受け付けた場合に、前記サーバ装置を前記ネットワーク
    に接続するよう制御し、前記受付手段によって前記切断
    要求を受け付けた場合に、前記サーバ装置を前記ネット
    ワークから切断するよう制御することを特徴とする請求
    項1に記載の接続制御装置。
  3. 【請求項3】 前記受付手段は、前記サーバ装置を前記
    ネットワークに接続すべき旨の接続要求を受け付け、 前記制御手段は、前記受付手段によって前記接続要求を
    受け付けた場合に、前記サーバ装置を前記ネットワーク
    に接続するよう制御し、該ネットワークに接続されたサ
    ーバ装置による所定のデータ送信が終了した場合に、前
    記サーバ装置を前記ネットワークから切断するよう制御
    することを特徴とする請求項1に記載の接続制御装置。
  4. 【請求項4】 前記受付手段は、前記サーバ装置を前記
    ネットワークに接続すべき旨の接続要求を受け付け、 前記制御手段は、前記受付手段によって前記接続要求を
    受け付けた場合に、前記サーバ装置を前記ネットワーク
    に接続するよう制御し、該制御によって前記サーバ装置
    が前記ネットワークに接続されてから所定の時間が経過
    した場合に、前記サーバ装置を前記ネットワークから切
    断するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の
    接続制御装置。
  5. 【請求項5】 所定の電話番号をあらかじめ記憶する記
    憶手段と、前記電話回線を介して接続された電話装置の
    電話番号を取得する取得手段と、をさらに備え、 前記受付手段は、前記取得手段によって取得された電話
    番号が前記記憶手段にあらかじめ記憶された所定の電話
    番号と一致する場合には、前記電話回線を介して接続さ
    れた電話装置からの要求を受け付け、前記取得手段によ
    って取得された電話番号が前記記憶手段にあらかじめ記
    憶された所定の電話番号と一致しない場合には、前記電
    話回線を介して接続された電話装置からの要求を拒絶す
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載
    の接続制御装置。
  6. 【請求項6】 前記電話回線を介して前記電話装置との
    間で通話をおこなって、該電話装置から前記サービスの
    提供先となるクライアント装置の指定を受け付ける提供
    先受付手段と、該提供先受付手段によって指定されたク
    ライアント装置に対してサービスを提供するよう前記サ
    ーバ装置を制御するサービス提供制御手段と、をさらに
    備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに
    記載の接続制御装置。
  7. 【請求項7】 クライアント装置に対して各種のサービ
    スを提供するサーバ装置とネットワークとを接続するよ
    う制御するとともに、該サーバ装置と前記ネットワーク
    との接続を切断するよう制御する接続制御方法であっ
    て、 電話回線を介して電話装置との間で通話をおこなって、
    該電話装置から前記サーバ装置と前記ネットワークとの
    接続に関する要求を受け付ける受付工程と、前記受付工
    程によって受け付けた要求に応じて前記サーバ装置と前
    記ネットワークとの接続を制御する制御工程と、 を含んだことを特徴とする接続制御方法。
  8. 【請求項8】 クライアント装置に対して各種のサービ
    スを提供するサーバ装置とネットワークとを接続するよ
    う制御するとともに、該サーバ装置と前記ネットワーク
    との接続を切断するよう制御する接続制御方法をコンピ
    ュータに実行させるプログラムであって、 電話回線を介して電話装置との間で通話をおこなって、
    該電話装置から前記サーバ装置と前記ネットワークとの
    接続に関する要求を受け付ける受付工程と、 前記受付工程によって受け付けた要求に応じて前記サー
    バ装置と前記ネットワークとの接続を制御する制御工程
    と、 をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラ
    ム。
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