JP2003075209A - 上下水道量管理システム - Google Patents

上下水道量管理システム

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JP2003075209A
JP2003075209A JP2001267970A JP2001267970A JP2003075209A JP 2003075209 A JP2003075209 A JP 2003075209A JP 2001267970 A JP2001267970 A JP 2001267970A JP 2001267970 A JP2001267970 A JP 2001267970A JP 2003075209 A JP2003075209 A JP 2003075209A
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Japan
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water
sewage
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clean water
tap
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JP2001267970A
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Masaki Ishii
將稀 石井
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IBIC SERVICE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中水等を多く利用しても、正しい下水道の利
用状況を求め、検針を行うとともに、検針結果に即した
水道設備の提示を行うことができる上下水道量管理シス
テムを提供することを課題とする。 【解決手段】 本上下水道量管理システムは、上水計量
手段1、下水計量手段2及び表示手段3を備える。この
ような上下水道量管理システムは、雨水を中水として用
いるために、上水の使用量と、下水の排出量が大幅に異
なる場合であっても、それぞれの流量を正確に求めるこ
とができ、流量に応じた料金徴収を行うことができる。
また、正確な料金徴収を行うことで、利用者又は上下水
道の供給者にとって不利益とならないようにすることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上水道及び下水道
の利用者の各水道を検針及び管理するための水道管理シ
ステムに関する。更に詳しくは、中水を用いる上下水道
利用者に適した上下水道の検針及び管理を行うことがで
きる水道管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】上水道及び下水道を利用する利用者は、
通常、上水道及び下水道の使用料を別個に支払いを行っ
ている。また、上水道は個別に計量器を設けて、使用し
た水量を求め、この水量に応じた使用料を算出してい
る。しかし、下水道の使用量は排出した量を元に算出さ
れず、上水道の使用量から算出していることが多い。下
水道は固形物等が含まれるため、上水道の計量器に用い
られるような簡易な機器では計測が難しいためである。
また、使用した上水をそのまま下水として排出するた
め、下水道への排出量と、上水道の利用量が比例するこ
とが多く、上記算出方法でも不都合が生じないことが多
かったからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、井戸水や蓄えた
雨水等を中水として利用したり、使用した上水道水を下
水道に排出することなく庭へ撒いたりする利用者が増え
てきている。このような利用者の場合は、下水道への排
出量と、上水道の利用量は比例しないため、下水道の使
用料が下水の利用の実態とあわなくなっている。本発明
は、このような下水道の実際の利用量と利用料の不均衡
の問題を解決するものであり、中水等を多く利用して
も、正しい下水道の利用状況を求め、検針を行う上下水
道量管理システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本第1発明の上下水道量
管理システムは、上水、中水及び下水の利用者に上水管
を通じて供給される上水の使用量を計量する上水計量手
段と、下水管を通して該利用者から排出される下水の排
出量を計量する下水計量手段とを少なくとも備えること
を特徴とする。
【0005】また、本第2発明に示すように、上記上水
計量手段は、上記上水管に設けられ、該上水管中を流れ
る上水の流量を計量する上水計量センサと、該上水計量
センサから得られる上水の該流量を積算して上記使用量
を求める上水積算器とを備え、上記下水計量手段は、上
記下水管に設けられ、該下水管中を流れる下水の流量を
計量する下水計量センサと、該下水計量センサから得ら
れる下水の該流量を積算して該排出量を求める下水積算
器とを備え、該上水積算器及び該下水積算器から得られ
る該使用量及び該排出量を含む積算情報を表示する表示
手段を具備することができる。
【0006】更に、本第3発明に示すように、上記上水
計量手段は、上記上水管に設けられ、該上水管中を流れ
る上水の流量を計量する上水計量センサと、該上水計量
センサから得られる上水の該流量を積算して上記使用量
を求める上水積算器とを備え、上記下水計量手段は、上
記下水管に設けられ、該下水管中を流れる下水の流量を
計量する下水計量センサと、該下水計量センサから得ら
れる下水の該流量を積算して該排出量を求める下水積算
器とを備え、該上水積算器及び該下水積算器から得られ
る該使用量及び該排出量を含む積算情報を通信回線へ送
信する送信手段と、該通信手段を介して該積算情報を受
信して、該積算情報に含まれる上記使用量及び上記排出
量を検針する検針手段と、を具備することができる。
【0007】また、本第4発明に示すように、上記検針
手段は、上記使用量及び上記排出量を元に、上水及び下
水の徴収料金を算出した後、金融機関の料金引落手段に
接続して該徴収料金を引き落とすことができる。更に、
本第5発明に示すように、上記上水計量センサは上水に
対して接触する接触型センサであり、上記下水計量セン
サは下水に対して接触しない非接触型センサとすること
ができる。
【0008】上記「利用者」は、上水道及び下水道を利
用する者である。また、この利用者は、上水道及び下水
道に接続された任意の水道設備を利用する者であればよ
い。上記「中水」は、雨水や井戸水等の上水道以外から
得た水の他、風呂の残り湯等の一度利用した上水を含む
水を例示することができる。また、この中水は、浮遊物
の除去などの再処理を行うかどうかは特に問わない。
【0009】上記「上水計量手段」は、従来より用いら
れている上水道用の計量器等、任意の手段を選択するこ
とができる。また、上記「下水計量手段」は、固形物を
含む流体である下水の流量を測定することができる上記
「下水計量センサ」を備えていればよく、任意に選択す
ることができる。この「下水計量センサ」の例として、
下水管内を流れる下水に向けて超音波を発し、この超音
波を水面で反射させ、受信するまでの時間をもとに水面
の高さを求め、断面積を求めることで流量を得る手段を
挙げることができる。また、水面で反射させた超音波を
ドップラー効果によって波長を変化させ、この波長変化
の大きさから流速を求めることで流量を得る手段を挙げ
ることができる。
【0010】上記「表示手段」は、積算情報を表示する
ことができる任意の表示機器であり、上水及び下水の積
算情報を一体の表示機器で表示することができるし、別
個の表示機器で表示することもできる。また、上記「送
信手段」は、通信回線を通じて検針手段へ積算情報を送
信することができればよく、任意の手段を選択すること
ができる。また、上記表示手段と同様に、積算情報を表
示するための任意手段を備えていてもかまわない。
【0011】上記「通信手段」は、上水及び下水の積算
情報を上記検針手段に送信することができればよく、任
意の形態を選択することができる。この例として公衆電
話網や携帯端末網(例えば、携帯電話やPHS等の
網)、及びインターネット等を挙げることができる。ま
た、任意の専用線としてもよい。
【0012】また、本第6発明に示すように、上記上水
の使用量と、上記下水の排出量との差から中水の使用量
を求め、該上水の使用量、該下水の排出量、及び該中水
の使用量から対応する上水の設備機器の情報を出力する
上水設備出力手段を備えることができる。更に、本第7
発明に示すように、上記上水の使用量と、上記下水の排
出量との差から中水の使用量を求め、該上水の使用量、
該下水の排出量、及び該中水の使用量から対応する中水
の設備機器の情報を出力する中水設備出力手段を備える
ことができる。
【0013】上記「上水の設備機器」は、上水を利用す
るための任意の設備機器を表わす。この例として、上水
の使用量や利用感が各々異なる、一般に用いられる蛇
口、給湯器及び水洗便器等の機器の他、水の使用量を減
らすことができる節水蛇口、節水水洗便器、及び水量調
節具(例えば、節水コマ、及び特開平11−26995
0号公報等に例示される流量調節具等)等を挙げること
ができる。
【0014】上記「中水の設備機器」は、中水を利用す
るための任意の設備機器を表わす。この例として、様々
な容量の中水を貯留する貯留槽、送水能力が異なる中水
供給のためのポンプ、上水と中水を切り換える弁、下水
を浄化して中水にするための浄化装置等を等を挙げるこ
とができる。
【0015】また「対応する上水の設備機器」及び「対
応する中水の設備機器」とは、「該上水の使用量、該下
水の排出量、及び該中水の使用量」の状況において、特
定の条件に適合する上水及び中水の設備機器であること
を表わす。例えば、「上水の使用量を減らす」という条
件に適合する、上水の使用量が少ない蛇口や、容易に注
水に切り換え可能な弁等の設備機器であることを挙げる
ことができる。
【0016】
〔実施例1〕
(1)上下水道量管理システムの全体構成 本実施例1は、中水を併用した水道設備を備える住宅に
住む利用者の、上水道使用量及び下水道排出量を検針及
び管理するための上下水道量管理システムである。本実
施例1の上下水道量管理システムは、図1に示すよう
に、上水計量手段1、下水計量手段2及び表示手段3を
備える。
【0017】上水計量手段1は、上水道の使用量の検針
に用いられる、上水の流量を求める上水計量センサ11
と、この流量を積算して、一定期間の流量を求める上水
積算器12とを備える一般の自動検針用計量器である。
上水計量センサ11は上水幹管72の途中に設けられて
おり、上水の流量に比例して羽根車が回転するように構
成される。また、上水積算器12は、上水計量センサ1
1から得られる回転数を流量として算出及び積算し、積
算して得られた上水の使用量を積算情報として表示手段
31に送信する。
【0018】下水計量手段2は、下水道の使用量の検針
に用いるものであり、下水の流量を求める下水計量セン
サ21と、この流量を積算して、一定期間の流量を求め
る下水積算器22とを備える。下水計量センサ21は下
水幹管92の途中に挿入された、超音波による非接触式
の流量センサである。この下水計量センサ21は、管を
流れる下水の水面に対して超音波を発し、反射されて返
ってくる時間から水面の高さを求めるセンサである。ま
た、下水幹管92の断面形状が分かっているため、水面
の高さから測定時点の下水の断面積を求め、時間による
積分を行うことで流量を求める。このような下水計量セ
ンサ21は、固形物が含まれる下水であっても、詰まっ
たり、故障となることなく正確に流量を求めることがで
きる。更に、下水積算器22は、下水計量センサ21か
ら得られる流量を積算し、積算して得られた下水の排出
量を積算情報として表示手段31に送信する。
【0019】表示手段31は、上水積算器12及び下水
積算器22から送られる積算情報を数値表示するための
手段である。また、表示手段31は、液晶ディスプレイ
等の表示素子や、表示処理等を行うマイクロコンピュー
タ等を備え、検針が容易な住宅の壁等に設けられてい
る。
【0020】(2)本上下水道量管理システムを適用す
る住宅の構成 本実施例1の上下水道量管理システムを適用する住宅6
は、図2に示すように、上水道及び下水道に接続された
上水幹管72及び下水幹管92が含まれる、水道設備を
備え、中水を貯留するための貯留槽81を具備する。
【0021】また、上水幹管72は、台所の流し64等
に接続されており、それぞれに上水を供給する。更に、
上水幹管72は、貯留槽81にも栓を介して接続されて
おり、貯留されている中水が不足している時に上水を補
給できるようになっている。
【0022】下水幹管92は、流し64、浴槽65、洗
濯機66、水洗便器67等に接続されており、下水を下
水道へ排出する。貯留槽81は、雨水を中水として貯留
し、ポンプ83及び中水幹管82を介して浴室の浴槽6
5、洗濯機66、便所の水洗便器67、庭の散水栓68
に中水を供給する。また、貯留槽81は、屋根61から
流れ落ち、雨樋62で受けた雨水を貯留する。
【0023】(3)本実施例の上下水道量管理システム
の効果 このような上下水道量管理システムは、上水及び下水の
流量を、上水計量手段1及び下水計量手段2によって計
量を行い、それぞれを表示手段31によって参照するこ
とができる。このため、雨水を中水として用いるため
に、上水の使用量と、下水の排出量が大幅に異なる場合
であっても、それぞれの流量を正確に求めることがで
き、求めた流量に応じて、適正な料金徴収を行うことが
できる。また、正確な料金徴収を行うことで、利用者又
は上下水道の供給者にとって不利益とならないようにす
ることができる。
【0024】更に、上水の使用量及び下水の排出量は、
共通の表示手段31にて表されるため、上水及び下水の
検針を行う際に別々の装置で確認する必要がなくなり、
便利である。また、表示手段31を設ける場所が少なく
すむ。
【0025】〔実施例2〕本実施例2の上下水道量管理
システムは、実施例1の上下水道量管理システムに遠隔
地から検針をできるようにしたものである。本上下水道
量管理システムは、図3に示すように、上水計量手段
1、下水計量手段2、送信手段32、通信回線4、検針
手段51を備える。
【0026】このうち、上水計量手段1及び下水計量手
段2は、実施例1と略同じ構成である。また、上水積算
器12及び下水積算器22で得られる積算情報は、送信
手段32に送られる。送信手段32は、上水積算器12
及び下水積算器22から送られる積算情報を、通信回線
4を介して検針手段51へ送信する手段である。この送
信手段32は、通信回線への接続回路を備えるマイクロ
コンピュータ等によって構成される。
【0027】検針手段51は、公衆電話回線網やインタ
ーネット等を用いた通信回線4を介して送られる、各利
用者の積算情報を受信する手段である。また、検針手段
51は、通信回線4を介して金融機関の料金引落手段5
2に接続することができ、積算情報に基づいて、上水道
及び下水道の利用料金を利用者の口座から引き落とすこ
とができる。
【0028】本実施例2の上下水道量管理システムは、
実施例1に説明するように、上下水道の料金をそれぞれ
の流量にあった適切なものとするための、上下水の流量
を求めることができる。また、複数の利用者の送信手段
32に対して、一ヶ所の検針手段51とし、検針に赴く
必要が無いため、人件費等の節約ができる。
【0029】〔実施例3〕本実施例3の上下水道量管理
システムは、実施例2の上下水道量管理システムに利用
者の利用状況に応じた水道設備の出力をできるようにし
たものである。 (1)水道管理システムの構成 本実施例3の上下水道管理システムは、図4に示すよう
に、上水計量手段1、下水計量手段2、送信手段32、
通信回線4、検針手段51、上水設備出力手段53、中
水設備出力手段54を備える。このうち、上水計量手段
1、下水計量手段2、送信手段32、通信回線4、検針
手段51は実施例2と同様の構成である。
【0030】上水設備出力手段53には、所定の条件か
ら上水設備を特定できるように、それぞれ上水設備情報
が蓄積されている。また、この上水設備情報は、一般に
用いられる蛇口、給湯器及び水洗便器等の機器の他、水
の使用量を減らすことができる節水蛇口、節水水洗便
器、及び水量調節具(例えば、節水コマ、及び特開平1
1−269950号公報等に例示される流量調節具等)
等に関する情報が蓄積されている。
【0031】更に、具体的には、各上水設備において一
度に必要な吐水量や、設置に関する寸法等が情報として
蓄積されている。また、ある上水設備を利用者が利用し
ているとき、特定の条件(例えば、「上水の使用量を減
らしたい」、「吐水の勢いが足りない」等)において、
適した上水設備を検索可能とするための情報が蓄積され
ている。
【0032】更に、上水設備出力手段53は、ある利用
者が利用する上水設備の情報を任意の入力手段(図示せ
ず)にて入力した場合、検針手段51から該当利用者の
積算情報を取得し、上水設備出力手段53内の上水設備
情報と照らし合わせることで、特定の条件に適した上水
設備を、検索及び出力を行うことができる。尚、この出
力は、画面表示や印刷とすることができるし、利用者へ
郵便、ファクシミリ及び電子メール等による送信を行う
こともできる。
【0033】中水設備出力手段54は、所定の条件から
中水設備を特定できるように、それぞれ中水設備情報が
蓄積されている。また、この中水設備情報は、中水を貯
留する貯留槽、送水能力が異なる中水供給のためのポン
プ、上水と中水を切り換える弁、下水を浄化して中水に
するための浄化装置等に関する情報が蓄積されている。
また、ある中水設備を利用者が利用しているとき、特定
の条件(例えば、「上水の使用量を減らしたい」、「中
水の水質を高めたい」等)において、適した中水設備を
検索可能とするための情報が蓄積されている。
【0034】更に、中水設備出力手段54は、ある利用
者が利用する上水設備の情報を任意の入力手段(図示せ
ず)にて入力した場合、検針手段51から該当利用者の
積算情報を取得し、中水設備出力手段54内の中水設備
情報と照らし合わせることで、特定の条件に適した中水
設備を、検索及び出力を行うことができる。尚、この出
力は、画面表示や印刷とすることができるし、利用者へ
郵便、ファクシミリ及び電子メール等による送信を行う
こともできる。
【0035】(2)本実施例の上下水道量管理システム
の効果 本実施例3の上下水道量管理システムは、実施例1及び
2と同様に、上下水道の料金をそれぞれの流量にあった
適切なものとするための上下水の流量を求めることがで
きるとともに、検針の為の人件費等の節約ができる。ま
た、得られた流量の積算情報を参酌することで、利用者
が希望する条件等にあった、上水設備及び下水設備に関
する情報を提示することができる。
【0036】尚、本発明においては、上記実施例に示す
ものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で
種々変更した態様とすることができる。即ち、各実施例
における、上水道及び下水道を扱う事業体は、同じ事業
体であってもよいし、別個の事業体であってもよい。
【0037】また、下水計量センサ21は、実施例1に
例示した測定した水面の高さから流量を求めるものに限
らず、任意の方法を用いて流量を求めることができる。
例えば、下水に対して超音波を発信して、水面によって
反射される超音波のドップラー効果による周波数変化を
求め、この変化から流速を得て流量を算出する超音波セ
ンサ(特開平8−62007号公報、実開平5−202
8号公報他参照)を用いてもよい。更に、下水の排出量
が比較的多い工場のように、懸濁している固形浮遊物が
微細な下水を排出する場合は、下水計量センサとして接
触型のセンサを使用することもできる。
【0038】また、中水の利用方法は実施例に挙げた方
法に限らず、任意の構成とすることができる。例えば、
貯留槽81に貯留される中水を、浄化して利用すること
ができる。更に、下水の一部を処理することで、中水と
して利用することもできる。
【0039】更に、実施例3の上下水道量管理システム
において、積算情報から得られる特定期間の上水や下水
の利用量を順次蓄積し、最新の利用量が従来の値より異
常に大きかった場合、上水設備及び中水設備の故障によ
る漏水の可能性があるとして、利用者に警告することが
できる。
【0040】
【発明の効果】本各発明の上下水道量管理システムによ
れば、上水の使用量及び下水の排出量を求めることで、
注水を利用する利用者においても、実態にあった上下水
道の料金徴収を行うことができる。また、第3発明に示
すように、上下水道の自動検針を行うことで、検針に必
要な費用を軽減することができる。更に、本第4発明に
示すように、料金の徴収を容易にすることができる。ま
た、第5発明に示すように、固形物等が流れる下水であ
っても正しい流量を求めることができるため、正確な下
水排出量を求めることができる。
【0041】更に、第6及び7発明に示すように、検針
の際に得られる積算情報を元に、利用者に適した上水設
備や下水設備の提示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例1の上下水道量管理システムの構成を
説明するためのブロック図である。
【図2】本上下水道量管理システムを適用する住宅を説
明するための模式図である。
【図3】本実施例2の上下水道量管理システムの構成を
説明するためのブロック図である。
【図4】本実施例3の上下水道量管理システムの構成を
説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1;上水計量手段、11;上水計量センサ、12;上水
積算器、2;下水計量手段、21;下水計量センサ、2
2;下水積算器、31;表示手段、32;送信手段、
4;通信回線、51;検針手段、52;料金引落手段、
53;上水設備出力手段、54;中水設備出力手段、
6;住宅、61;屋根、62;雨樋、64;流し、6
5;浴槽、66;洗濯機、67;水洗便器、72;上水
幹管、81;貯水槽、82;中水幹管、83;ポンプ、
92;下水幹管。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08C 19/00 301 G08C 19/00 301A Fターム(参考) 2F030 CA03 CC01 CC02 CC09 CE04 CE09 CE22 CE25 2F031 AE07 AE11 AF04 2F073 AA07 AB01 CC03 DD02 FG01 GG01 GG04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上水、中水及び下水の利用者に上水管を
    通じて供給される上水の使用量を計量する上水計量手段
    と、下水管を通して該利用者から排出される下水の排出
    量を計量する下水計量手段とを少なくとも備えることを
    特徴とする上下水道量管理システム。
  2. 【請求項2】 上記上水計量手段は、上記上水管に設け
    られ、該上水管中を流れる上水の流量を計量する上水計
    量センサと、該上水計量センサから得られる上水の該流
    量を積算して上記使用量を求める上水積算器とを備え、 上記下水計量手段は、上記下水管に設けられ、該下水管
    中を流れる下水の流量を計量する下水計量センサと、該
    下水計量センサから得られる下水の該流量を積算して該
    排出量を求める下水積算器とを備え、 該上水積算器及び該下水積算器から得られる該使用量及
    び該排出量を含む積算情報を表示する表示手段を具備す
    る請求項1記載の上下水道量管理システム。
  3. 【請求項3】 上記上水計量手段は、上記上水管に設け
    られ、該上水管中を流れる上水の流量を計量する上水計
    量センサと、該上水計量センサから得られる上水の該流
    量を積算して上記使用量を求める上水積算器とを備え、 上記下水計量手段は、上記下水管に設けられ、該下水管
    中を流れる下水の流量を計量する下水計量センサと、該
    下水計量センサから得られる下水の該流量を積算して該
    排出量を求める下水積算器とを備え、 該上水積算器及び該下水積算器から得られる該使用量及
    び該排出量を含む積算情報を通信回線へ送信する送信手
    段と、該通信手段を介して該積算情報を受信して、該積
    算情報に含まれる上記使用量及び上記排出量を検針する
    検針手段と、を具備する請求項1記載の上下水道量管理
    システム。
  4. 【請求項4】 上記検針手段は、上記使用量及び上記排
    出量を元に、上水及び下水の徴収料金を算出した後、金
    融機関の料金引落手段に接続して該徴収料金を引き落と
    す請求項3記載の上下水道量管理システム。
  5. 【請求項5】 上記上水計量センサは上水に対して接触
    する接触型センサであり、上記下水計量センサは下水に
    対して接触しない非接触型センサである請求項2、3又
    は4記載の上下水道量管理システム。
  6. 【請求項6】 上記上水の使用量と、上記下水の排出量
    との差から中水の使用量を求め、該上水の使用量、該下
    水の排出量、及び該中水の使用量から対応する上水の設
    備機器の情報を出力する上水設備出力手段を備える請求
    項1乃至5のいずれか一項に記載の上下水道量管理シス
    テム。
  7. 【請求項7】 上記上水の使用量と、上記下水の排出量
    との差から中水の使用量を求め、該上水の使用量、該下
    水の排出量、及び該中水の使用量から対応する中水の設
    備機器の情報を出力する中水設備出力手段を備える請求
    項1乃至6のいずれか一項に記載の上下水道量管理シス
    テム。
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