JP2003074440A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

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JP2003074440A
JP2003074440A JP2001266314A JP2001266314A JP2003074440A JP 2003074440 A JP2003074440 A JP 2003074440A JP 2001266314 A JP2001266314 A JP 2001266314A JP 2001266314 A JP2001266314 A JP 2001266314A JP 2003074440 A JP2003074440 A JP 2003074440A
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injection
fuel
holes
fuel injection
injection valve
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JP2001266314A
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Kimitaka Saito
公孝 斎藤
Taishin Tani
谷  泰臣
Atsuya Okamoto
敦哉 岡本
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Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料噴射状態を可変的に制御できる燃料噴射
弁を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の燃料噴射弁は、燃料を噴射する
複数の噴射孔301が配置された噴射孔プレート300
を備え、複数の噴射孔301のうち少なくとも二つの噴
射孔301は孔軸延長線が噴射孔から衝突長さLcだけ
離間した所定の位置で交差衝突するような挟角を持って
配置されている燃料噴射弁であって、噴射燃料が液柱状
302から粒子状304に***し始めるブレーク位置と
噴射孔との間の長さであるブレーク長さLbを変化させ
ることによりブレーク長さLbと衝突長さLcとの大小
関係を調整し燃料噴射状態を制御することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料噴射弁、例えば
自動車エンジンのシリンダヘッドや吸気マニホールドな
どに配設され燃料を噴射供給する燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射弁は、直接にあるいは間接に、
燃料を燃焼室に供給するための部材である。燃料噴射弁
により供給された燃料は燃焼室内において空気と混合さ
れ燃焼される。ここで、例えば自動車エンジンの動力特
性、燃費、排ガスエミッション特性などのエンジン性能
は、噴射燃料の燃焼状況に大きく影響される。そして噴
射燃料の燃焼状況は、噴射燃料の粒子径や噴射燃料の拡
散角度などの燃料噴射状態に左右される。したがって、
燃料噴射状態を制御することはエンジン性能を確保する
ために極めて重要である。
【0003】そこで従来から、液柱状の燃料同士を衝突
させることにより噴射燃料の粒子径を制御する燃料噴射
弁が開発されている。図17に示すように、この燃料噴
射弁100は、複数の噴射孔101が配置された噴射孔
プレート102を備えている。そしてこれら複数の噴射
孔101から噴出する液柱状燃料103同士を衝突させ
ることにより噴射燃料の微粒化を図っている。すなわ
ち、液柱状燃料103同士が衝突すると、衝突エネルギ
により衝突位置106を中心に燃料は比較的広い円盤状
の燃料衝突膜104を形成する。次にこの燃料衝突膜1
04の周縁がちぎれるように***し粒子状となる。それ
からこの粒子状燃料105が燃料衝突膜104の周縁か
ら飛散する。このようにして従来の燃料噴射弁100で
は、噴射燃料の粒子径制御が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の自動
車業界においては、運転条件に応じたきめ細かい燃料噴
射状態制御が要求されている。例えば燃焼室に直接燃料
を噴射供給する筒内噴射式エンジンの中には、エンジン
負荷に応じて燃費優先の成層燃焼と出力優先の均質燃焼
とを切り換えるものがある。ここで成層燃焼を行う場合
は、噴射燃料が燃料噴射弁から燃焼室内に噴射拡散する
ときの噴射角度、すなわち拡散角度が小さい方が望まし
い。一方、均質燃焼を行う場合は、拡散角度が大きい方
が望ましい。
【0005】この要求に対し、従来の燃料噴射弁100
では、上述したように液柱状燃料103同士を衝突させ
燃料衝突膜104を形成し、燃料衝突膜104周縁から
粒子状燃料105を飛散させることにより噴射燃料を微
粒化している。ここで燃料衝突膜104は、比較的大径
に形成される。このため粒子状燃料105の拡散角度
も、比較的大きい状態のまま固定されている。したがっ
て従来の燃料噴射弁100は、出力優先の均質燃焼には
対応することができる。
【0006】しかしながら従来の燃料噴射弁100で
は、ある固定された燃料噴射状態を達成できるに過ぎな
い。言い換えると、従来の燃料噴射弁100では、燃料
の拡散角度や粒子状燃料105の粒子径などの燃料噴射
状態を、可変的に制御することは困難である。このた
め、例えば燃費優先の成層燃焼を行う場合など、あらゆ
る運転条件にきめ細かく対応することは困難である。
【0007】本発明の燃料噴射弁は上記課題に鑑みて完
成されたものである。したがって本発明は、燃料噴射状
態を可変的に制御できる燃料噴射弁を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記課題を解決す
るため、本発明の燃料噴射弁は、燃料を噴射する複数の
噴射孔が配置された噴射孔プレートを備え、複数の噴射
孔のうち少なくとも二つの噴射孔は孔軸延長線が噴射孔
から衝突長さLcだけ離間した所定の位置で交差衝突す
るような挟角を持って配置されている燃料噴射弁であっ
て、噴射燃料が液柱状から粒子状に***し始めるブレー
ク位置と噴射孔との間の長さであるブレーク長さLbを
変化させることによりブレーク長さLbと衝突長さLc
との大小関係を調整し燃料噴射状態を制御することを特
徴とする。
【0009】ここで衝突長さLcとは、図17に示すよ
うに、液柱状燃料103が衝突するように配置された各
々の噴射孔101から、噴射孔101の孔軸延長線(図
中、一点鎖線で示す。)が交差する衝突位置106まで
の距離である。したがって、例えば図17に示すよう
に、二つの噴射孔101から衝突位置106までの距離
が等しい場合は、言い換えると二つの噴射孔101と衝
突位置106とが二等辺三角形を形成する場合は、噴射
孔によらずLcは等しくなる。これに対し、例えば一方
の噴射孔が燃料噴射弁の軸方向に延びて形成されており
他方の噴射孔が燃料噴射弁の軸方向に対し傾斜して延び
て形成されている場合のように、二つの噴射孔から衝突
位置までの距離が等しくない場合は、噴射孔によりLc
は異なる。
【0010】またブレーク長さLbとは、図1に示すよ
うに、噴射孔200から液柱状燃料201が***し粒子
状燃料202に変化し始めるブレーク位置203までの
距離である。
【0011】本発明の燃料噴射弁は、これらLcとLb
との大小関係を自在に調整することにより燃料噴射状態
を制御するものである。本発明の燃料噴射弁によると、
例えば従来の燃料噴射弁と同様に、Lc<Lbと設定す
ることができる。図2にLc<Lbの場合の燃料の衝突
正面図を示す。また図3にLc<Lbの場合の燃料の衝
突側面図を示す。これらの図に示すように、噴射孔プレ
ート300の二つの噴射孔301から噴出した液柱状燃
料302は、各々の噴射孔301から衝突長さLcだけ
離間した衝突位置周囲で衝突する。そして衝突位置周囲
の衝突区域には、燃料衝突膜303が形成される。この
燃料衝突膜303から粒子状燃料304が飛散すること
により、燃料が拡散される。ここで、粒子状燃料304
は燃料衝突膜の周縁から拡散されるため、粒子状燃料3
04の拡散角度は比較的大きくなる。したがってLc<
Lbの場合は、筒内噴射エンジンにおいて出力優先の均
質燃焼を行うのに好適である。
【0012】また、本発明の燃料噴射弁によると、Lc
>Lbと設定することができる。図4にLc>Lbの場
合の燃料の衝突正面図を示す。また図5にLc>Lbの
場合の燃料の衝突側面図を示す。なおこれらの図におい
て図2および図3と対応する部材については同じ記号で
示す。図に示すように、噴射孔プレート300の二つの
噴射孔301から噴出した液柱状燃料302は、各々の
噴射孔301からブレーク長さLbだけ離間したブレー
ク位置で***し始め、粒子状燃料304となる。そし
て、この粒子状燃料304同士が、各々の噴射孔301
から衝突距離Lcだけ離間した衝突位置周囲の衝突区域
において衝突する。ここで各々の噴射孔301から噴射
された粒子状燃料304同士は、互いに飛び交い拡散し
合う。このため衝突区域には平面状の燃料衝突膜は形成
されない。衝突区域は例えば円錐体のような立体状とな
る。したがって粒子状燃料304の拡散角度は比較的小
さくなる。ゆえにLc>Lbの場合は、筒内噴射エンジ
ンにおいて燃費優先の成層燃焼を行うのに好適である。
【0013】ところで、Lbが小さくなると、衝突まで
の間に燃料の粒子化がより促進される。すなわちLb
は、図1に示すように、噴射孔からブレーク位置までの
距離である。このため、Lbが小さいほど、ブレーク位
置から衝突位置までの距離が大きくなる。そしてブレー
ク位置から衝突位置までの距離が大きいほど、燃料の粒
子化がより促進されることになる。ここで、燃料の粒子
化が促進されるほど、燃料の粒子径は小さくなる。また
燃料の粒子化が進むほど、衝突後の燃料の拡散角度は小
さくなる。このためLbを小さくするほど、すなわちブ
レーク位置を噴射孔に近接させるほど、衝突後の燃料の
拡散角度は小さくなる。反対にLbを大きくするほど、
すなわちブレーク位置を衝突位置に近接させるほど、衝
突後の燃料の拡散角度は大きくなる。このようにして衝
突後の燃料の粒子径および拡散角度の調整を行うことが
できる。
【0014】ここで、ブレーク長さLbの調整は以下の
ようにして行うことができる。すなわちLbは、噴射孔
径Dと、噴射孔プレート板厚Lと、燃料噴射圧力Pf
と、噴射孔出口圧力Poとにより変化する。つまりLb
=f(D,L,Pf,Po)の関係がある。ここでD、
Lは噴射弁の設計値により決定される。Pfは噴射弁に
燃料を供給する燃料ポンプを制御することにより任意設
定できる。Poは噴射時における筒内圧に相当する為噴
射時期によって制御できることからLbは、噴射孔プレ
ートの設計値や噴射圧力、噴射時期などにより自在に調
整可能である。
【0015】本発明の燃料噴射弁によると、粒子状燃料
の拡散角度や粒子径などの燃料噴射状況を自在に制御す
ることができる。このため運転条件に応じたきめ細かな
燃料噴射制御を行うことができる。また、本発明の燃料
噴射弁によると、機械的に可動する部材を用いていない
ため構成が簡単である。このため本発明の燃料噴射弁
は、製造コストが低くまた信頼性が高い。
【0016】(2)好ましくは、上記(1)の構成にお
いて、噴射孔は各々対となるように偶数個配置され、対
となる噴射孔は孔軸延長線が噴射孔から衝突長さLcだ
け離間した所定の衝突位置で交差するような挟角を持っ
て配置されている構成がよい。
【0017】つまりこの構成は、噴射孔を各々対となる
ように偶数個配置するものである。そして、対となる噴
射孔同士を噴射燃料が衝突するように配向させるもので
ある。
【0018】本構成によると、噴射燃料は、全量、対を
なす噴射孔から噴出される。そして噴射孔からLcだけ
離間した衝突位置周囲の衝突区域で衝突してから拡散す
る。
【0019】(3)好ましくは、上記(2)の構成にお
いて、対となる噴射孔は、対となる噴射孔の中心間を結
ぶ孔間直線が放射状に配列されるように、噴射孔プレー
トに配置されている構成がよい。
【0020】つまりこの構成は、対となる噴射孔の中心
同士を結ぶ仮想直線、すなわち孔間直線が、噴射孔プレ
ートにおいて放射状に配列されるように、噴射孔を配置
するものである。前述したように、噴射燃料は衝突位置
周囲の衝突区域で衝突する。ここで衝突区域は、孔間直
線に対してほぼ垂直に延びて配置される。このため本構
成によると、衝突区域を噴射孔プレートに平行な仮想平
面状において輪状に配列することができる。ここで、衝
突区域は衝突後の粒子状燃料の拡散開始位置となる。し
たがって本構成によると、粒子状燃料の拡散開始位置を
輪状に配列することができる。
【0021】(4)好ましくは、上記(2)の構成にお
いて、対となる噴射孔は、対となる噴射孔の中心間を結
ぶ孔間直線が輪状に配列されるように、噴射孔プレート
に配置されている構成がよい。
【0022】つまりこの構成は、孔間直線が噴射孔プレ
ートにおいて輪状に配列されるように、噴射孔を配置す
るものである。上述したように、衝突区域は孔間直線に
対しほぼ垂直に延びて配置される。したがって本構成に
よると、衝突区域すなわち粒子状燃料の拡散開始位置を
放射状に配列することができる。
【0023】(5)好ましくは、上記(2)の構成にお
いて、対となる噴射孔は、対となる噴射孔の中心間を結
ぶ孔間直線が渦巻き状に配列されるように、噴射孔プレ
ートに配置されている構成がよい。
【0024】つまりこの構成は、孔間直線が噴射孔プレ
ートにおいて渦巻き状に配列されるように、噴射孔を配
置するものである。本構成によると、衝突区域すなわち
粒子状燃料の拡散開始位置を、孔間直線が形成する渦巻
きとは逆向きの渦巻き状に配列することができる。
【0025】(6)好ましくは、上記(2)の構成にお
いて、対となる噴射孔は、対となる噴射孔の中心間を結
ぶ孔間直線が噴射孔プレートの直径と所定の交差角を持
って交差して配列されるように、噴射孔プレートに配置
されている構成がよい。
【0026】つまりこの構成は、孔間直線が噴射孔プレ
ートの直径と交差するように、言い換えると対となる噴
射孔が噴射孔プレートの直径をまたぐように、噴射孔を
配置するものである。そして、孔間直線の直径に対する
交差角を一定としつつ、直径上に孔間直線を並置するも
のである。本構成によると、衝突区域すなわち粒子状燃
料の拡散開始位置を平行斜線状に配列することができ
る。
【0027】(7)好ましくは、上記(6)の構成にお
いて、所定の交差角を90゜とする構成がよい。
【0028】つまりこの構成は、孔間直線が噴射孔プレ
ートの直径と直交するように、噴射孔を配置するもので
ある。本構成によると、衝突区域すなわち粒子状燃料の
拡散開始位置を一列に配列することができる。
【0029】(8)好ましくは、上記(7)の構成にお
いて、対となる噴射孔は、孔間直線が輪状に配列される
ように、さらに噴射孔プレートに追加配置されている構
成がよい。
【0030】つまりこの構成は、上記(7)の構成にさ
らに噴射孔を追加配置するものである。追加の噴射孔
は、孔間直線が輪状に配列されるように、噴射孔プレー
トに配置される。このため本構成によると、衝突区域す
なわち粒子状燃料の拡散開始位置を、直線状かつ放射状
に配列することができる。
【0031】(9)好ましくは、上記(6)の構成にお
いて、対となる噴射孔は、孔間直線が噴射孔プレートの
直径と所定の傾斜角を持って配列されるように、さらに
直径の両側に追加配置されており、所定の傾斜角と所定
の交差角とは等しい構成がよい。
【0032】つまりこの構成は、上記(6)の構成にさ
らに噴射孔を追加配置するものである。この追加分の対
となる噴射孔は、噴射孔プレートの直径の両側に配置さ
れる。また追加分の対となる噴射孔の孔間直線は、上記
(6)の構成の孔間直線に対して平行に配向される。こ
のため本構成によると、衝突区域すなわち粒子状燃料の
拡散開始位置を、縞状に配列することが容易である。
【0033】(10)好ましくは、上記(6)の構成に
おいて、対となる噴射孔は、孔間直線が直径と所定の傾
斜角を持って配列されるように、直径の両側に追加配置
されており、所定の傾斜角と所定の交差角のうち一方が
鋭角で他方が鈍角である構成がよい。
【0034】つまりこの構成は、上記(6)の構成にさ
らに噴射孔を追加配置するものである。この追加分の対
となる噴射孔は、噴射孔プレートの直径の両側に配置さ
れる。追加された噴射孔の孔間直線が持つ傾斜角と上記
(6)の構成の孔間直線が持つ交差角のうち、一方は鋭
角でありかつ他方は鈍角である。このため本構成による
と、衝突区域すなわち粒子状燃料の拡散開始位置を、ジ
グザグ平行線状に配置することができる。
【0035】(11)好ましくは、本発明の燃料噴射弁
は、燃焼室に直接燃料を噴射供給する筒内噴射式エンジ
ンに用いるのがよい。本発明の燃料噴射弁によると噴射
燃料の粒子径や拡散角度の燃料噴射状態を自在に制御す
ることができる。このため運転条件により好適な拡散角
度などが変化する筒内噴射式エンジンに用いるのに特に
適している。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の燃料噴射弁の実施
の形態について説明する。以下説明する実施形態の燃料
噴射弁は、いずれも筒内噴射式エンジン用である。また
いずれの燃料噴射弁もエンジンのシリンダヘッドに挿入
配置されている。そしてシリンダヘッド下方に配置され
た燃焼室に燃料を噴射供給している。
【0037】(1)第一実施形態 最初に本実施形態の燃料噴射弁の構成について説明す
る。図6に本実施形態の燃料噴射弁の軸方向断面図を示
す。図に示すように、本実施形態の燃料噴射弁1の外殻
は、ハウジングパイプ2と樹脂モールド3と磁性パイプ
4とハウジングプレート5とバルブホルダ6とボディバ
ルブ7と噴射孔プレート8とからなる。
【0038】ハウジングパイプ2は中空円筒状を呈して
いる。このハウジングパイプ2の内周側上端には、燃料
中の不純物を濾し取る燃料フィルタ20が配設されてい
る。またハウジングパイプ2の内周側ほぼ中央には、中
空円筒状のアジャスタパイプ21が固着されている。
【0039】ハウジングパイプ2の下端部分には、固定
コア22が一体的に形成されている。この固定コア22
の下方には、中空円筒状の可動コア40が配置されてい
る。そしてこの可動コア40の内周側上端と前記アジャ
スタパイプ21下端面との間には、スプリング27が介
装されている。また可動コア40の内周側下方には、軸
方向下方に延びるニードルバルブ9の上端が固着されて
いる。また可動コア40の下方には、ストッパ41が配
設されている。ストッパ41は、中央および外周の一部
に貫通孔を持つ異形リング状を呈している。
【0040】ストッパ41の下方にはバルブホルダ6が
配設されている。このバルブホルダ6は中空円筒状を呈
している。またバルブホルダ6の下端にはボディバルブ
7が配設されている。ボディバルブ7は、内周面が下方
に向かってテーパ状に縮径する中空円筒状を呈してい
る。このボディバルブ7の内周面には、リング状の弁座
70が配置されている。この弁座70には、ニードルバ
ルブ9の下端が着離座可能である。またボディバルブ7
の下方には噴射孔プレート8が配設されている。この噴
射孔プレート8は、上方に向かって開口するカップ状を
呈している。また噴射孔プレート8の底板には、複数の
噴射孔80が配置されている。
【0041】一方、ハウジングパイプ2の外周面には鍔
部23が形成されている。そしてこの鍔部23の上方に
は樹脂モールド3が環装されている。樹脂モールド3は
リング状を呈している。また樹脂モールド3の一部は斜
め上方に突出している。この突出部分にはターミナル3
0が配設されている。
【0042】また鍔部23の下方には、内周側から樹脂
スプール24と磁性パイプ4とが同軸的に環装されてい
る。これら樹脂スプール24および磁性パイプ4は、と
もに中空円筒状を呈している。このうち樹脂スプール2
4の内部には、リング状のコイル25が同軸的に組み込
まれている。また磁性パイプ4の内周側下端には、前記
バルブホルダ6の上端と前記ストッパ41とが挿入され
ている。また磁性パイプ4の外周側下端には、リング状
のハウジングプレート5が環装されている。
【0043】次に、本実施形態の燃料噴射弁1の動作に
ついて説明する。燃料は、図示しない燃料ポンプによっ
て所定燃料圧力で圧送され、まず燃料フィルタ20によ
り濾過され、次にハウジングパイプ2とアジャスタパイ
プ21とスプリング27の内周側を通り、続いて可動コ
ア40の内周側に到達する。そして可動コア40の内周
面とニードルバルブ9の外周面との間に確保された隙間
を通り、さらにストッパ41の貫通孔を通り、ニードル
バルブ9の下端外周面とボディバルブ7の内周面との隙
間に流入する。
【0044】このとき、ターミナル30からコイル25
へ燃料噴射制御用の電気信号が発信されると、この電気
信号によりコイル25の周りに、磁性パイプ4→ハウジ
ングパイプ2→固定コア22→可動コア40→再び磁性
パイプ4とつながる磁気回路が形成される。この磁気回
路により、固定コア22と可動コア40との間に磁気吸
引力が発生する。そして、磁気吸引力により可動コア4
0はスプリング27の付勢力に抗して固定コア22に吸
引され、ニードルバルブ9の下端が弁座70から離座し
上方に移動する。こうして燃料は噴射孔80から燃焼室
(図略)に噴射供給される。この時噴射圧力は燃料ポン
プからの燃料圧力に一致する。
【0045】一方、ターミナル30からコイル25への
電気信号が断たれると、固定コア22と可動コア40と
の間の磁気吸引力も消滅する。このため、スプリング2
7の付勢力によりニードルバルブ9は下方に移動し弁座
70に着座する。これにより、噴射孔80を流れていた
燃料が断たれ燃焼室への燃料の噴射が止む。
【0046】次に、噴射孔プレート8における噴射孔8
0の配置および燃料の噴射状態について詳説する。図7
に噴射孔プレート8付近の拡大図を示す。また図8に図
7のA視図を示す。これらの図に示すように、噴射孔プ
レート8の底板には複数の噴射孔80が配置されてい
る。そしてこれらの噴射孔80のうち、隣り合う噴射孔
同士、すなわち対となる噴射孔80aおよび80bは、
噴射孔下方の所定の衝突位置において孔軸延長線が交差
するように、所定の挟角を持って下方に狭まるV字状に
配向されている。ここで、対となる噴射孔80aおよび
80bの中心間を結ぶ孔間直線(図8中、一点鎖線で示
す。)は、噴射孔プレート8の中央から放射状に配列さ
れている。
【0047】図9に本実施形態における燃料の衝突模式
図を示す。図に示すように、噴射孔80aから噴射され
た燃料10aと、噴射孔80bから噴射された燃料10
bとは、所定の衝突位置周囲にある衝突区域11(図
中、斜線で示す。)において衝突する。この衝突区域1
1は、噴射孔プレート8下方の仮想平面12(図中、一
点鎖線で示す。)上において、輪状に配列されている。
このように本実施形態によると、衝突後の粒子状燃料の
拡散開始位置である衝突区域を、輪状に配列することが
できる。
【0048】ここで、Lbを噴射圧力、噴射時期などに
より調整すると、容易にLc<Lbとすることができ
る。この場合、燃料10aおよび10bは、ともに液柱
状のまま衝突するため、衝突区域11には大径の燃料衝
突膜が形成される。そして燃料衝突膜の周縁から飛散す
る粒子状燃料の拡散角度は大きくなる。一方、Lbを調
整して容易にLc>Lbとすることもできる。この場
合、燃料10aおよび10bは、ともに粒子状となった
後飛び交い拡散しながら衝突するため、衝突区域11に
は燃料衝突膜は形成されない。そして衝突後の粒子状燃
料の拡散角度は小さくなる。
【0049】(2)第二実施形態 本実施形態と第一実施形態との相違点は、噴射孔プレー
トにおける噴射孔の配置および燃料の噴射状態のみであ
る。その他の構成や動作などは第一実施形態と同様であ
る。
【0050】図10に本実施形態の燃料噴射弁の噴射孔
プレートの底板の拡大図を示す。なお図8と対応する部
材については同じ記号で示す。図に示すように、本実施
形態においては、孔間直線(図中、一点鎖線で示す。)
は、噴射孔プレート8の中央を中心に輪状に配列されて
いる。このため本実施形態によると、噴射孔プレート8
の下方に位置する衝突区域(図中、点線で示す。)を、
放射状に配列することができる。なお、本実施形態にお
いても、Lbを調整してLbとLcとの大小関係を自在
に制御することができる。
【0051】(3)第三実施形態 本実施形態と第一実施形態との相違点は、噴射孔プレー
トにおける噴射孔の配置および燃料の噴射状態のみであ
る。その他の構成や動作などは第一実施形態と同様であ
る。
【0052】図11に本実施形態の燃料噴射弁の噴射孔
プレートの底板を示す。なお図8と対応する部材につい
ては同じ記号で示す。図に示すように、本実施形態にお
いては、孔間直線(図中、一点鎖線で示す。)は、噴射
孔プレート8の中央を中心に渦巻き状に配列されてい
る。このため本実施形態によると、噴射孔プレート8の
下方に位置する衝突区域(図中、点線で示す。)を、孔
間直線とは逆向きの渦巻き状に配列することができる。
なお、本実施形態においても、Lbを調整してLbとL
cとの大小関係を自在に制御することができる。
【0053】(4)第四実施形態 本実施形態と第一実施形態との相違点は、噴射孔プレー
トにおける噴射孔の配置および燃料の噴射状態のみであ
る。その他の構成や動作などは第一実施形態と同様であ
る。
【0054】図12に本実施形態の燃料噴射弁の噴射孔
プレートの底板を示す。なお図8と対応する部材につい
ては同じ記号で示す。図に示すように、本実施形態にお
いては、孔間直線(図中、一点鎖線で示す。)は、噴射
孔プレート8の直径(図中、二点鎖線で示す。)上に、
交差角αを持って交差して配列されている。このため本
実施形態によると、噴射孔プレート8の下方に位置する
衝突区域(図中、点線で示す。)を、孔間直線とは逆の
傾きを持つ平行斜線状に配列することができる。なお、
本実施形態においても、Lbを調整してLbとLcとの
大小関係を自在に制御することができる。
【0055】(5)第五実施形態 本実施形態は第四実施形態における孔間直線の交差角α
を、90゜としたものである。図13に本実施形態の燃
料噴射弁の噴射孔プレートの底板を示す。なお図12と
対応する部材については同じ記号で示す。図に示すよう
に、本実施形態においては、孔間直線(図中、一点鎖線
で示す。)は、噴射孔プレート8の直径(図中、二点鎖
線で示す。)上に、直交して配列されている。このため
本実施形態によると、噴射孔プレート8の下方に位置す
る衝突区域を、一列に配列することができる。なお、本
実施形態においても、Lbを調整してLbとLcとの大
小関係を自在に制御することができる。
【0056】(6)第六実施形態 本実施形態は第五実施形態に、さらに噴射孔を追加配置
したものである。図14に本実施形態の燃料噴射弁の噴
射孔プレートの底板を示す。なお図13と対応する部材
については同じ記号で示す。図に示すように、本実施形
態においては、孔間直線(図中、一点鎖線で示す。)
は、噴射孔プレート8の直径(図中、二点鎖線で示
す。)上に、直交して配列されている。また孔間直線
は、噴射孔プレート8の中央を中心に、輪状に配列され
ている。このため本実施形態によると、噴射孔プレート
8の下方に位置する衝突区域(図中、点線で示す。)
を、直径状にかつ放射状に配列することができる。な
お、本実施形態においても、Lbを調整してLbとLc
との大小関係を自在に制御することができる。
【0057】(7)第七実施形態 本実施形態は第四実施形態に、さらに噴射孔を追加配置
したものである。図15に本実施形態の燃料噴射弁の噴
射孔プレートの底板を示す。なお図12と対応する部材
については同じ記号で示す。図に示すように、本実施形
態においては、孔間直線(図中、一点鎖線で示す。)
は、噴射孔プレート8の直径(図中、二点鎖線で示
す。)上に、交差角αを持って交差して配列されてい
る。また孔間直線は、直径の両側にも配列されている。
そしてこの直径の両側の孔間直線は、直径上の孔間直線
と平行に、すなわち直径に対して傾斜角αを持って配列
されている。このため本実施形態によると、噴射孔プレ
ート8の下方に位置する衝突区域(図中、点線で示
す。)を、縞状に配列することができる。なお、本実施
形態においても、Lbを調整してLbとLcとの大小関
係を自在に制御することができる。
【0058】(8)第八実施形態 本実施形態は第四実施形態に、さらに噴射孔を追加配置
したものである。図16に本実施形態の燃料噴射弁の噴
射孔プレートの底板を示す。なお図12と対応する部材
については同じ記号で示す。図に示すように、本実施形
態においては、孔間直線(図中、一点鎖線で示す。)は
噴射孔プレート8の直径(図中、二点鎖線で示す。)上
に、交差角αを持って交差して配列されている。また直
径の両側に、傾斜角βを持って配列されている。そして
これら交差角αと傾斜角βのうち交差角αは鋭角に設定
されている。一方、傾斜角βは鈍角に設定されている。
したがって本実施形態によると、噴射孔プレート8の下
方に位置する衝突区域(図中、点線で示す。)を、ジグ
ザグ平行線状に配列することができる。なお、本実施形
態においても、Lbを調整してLbとLcとの大小関係
を自在に制御することができる。
【0059】(9)その他 以上本発明の燃料噴射弁の実施の形態について説明し
た。しかしながら実施の形態は、上記形態に限定される
ものではない。当業者が行いうる種々の変形的、改良的
形態で実施することもできる。
【0060】例えば、噴射孔プレートの底板は平板状に
限らず球面状でもよい。また噴射孔プレートは例えばボ
ディバルブなどの他の部材と一体であってもよい。また
例えば、衝突区域は対となる噴射孔間の中央になくても
よい。さらに噴射孔プレートにおいては、噴射燃料が衝
突しない噴射孔が部分的に配置されていてもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明によると燃料噴射状態を可変的に
制御できる燃料噴射弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ブレーク長さLbの概念を示す模式図であ
る。
【図2】 Lc<Lbの場合の燃料の衝突正面図であ
る。
【図3】 Lc<Lbの場合の燃料の衝突側面図であ
る。
【図4】 Lc>Lbの場合の燃料の衝突正面図であ
る。
【図5】 Lc>Lbの場合の燃料の衝突側面図であ
る。
【図6】 第一実施形態の燃料噴射弁の軸方向断面図で
ある。
【図7】 第一実施形態の燃料噴射弁の噴射孔プレート
付近の拡大図である。
【図8】 図7のA視図である。
【図9】 第一実施形態における燃料の衝突模式図であ
る。
【図10】 第二実施形態の燃料噴射弁の噴射孔プレー
ト底板の拡大図である。
【図11】 第三実施形態の燃料噴射弁の噴射孔プレー
ト底板の拡大図である。
【図12】 第四実施形態の燃料噴射弁の噴射孔プレー
ト底板の拡大図である。
【図13】 第五実施形態の燃料噴射弁の噴射孔プレー
ト底板の拡大図である。
【図14】 第六実施形態の燃料噴射弁の噴射孔プレー
ト底板の拡大図である。
【図15】 第七実施形態の燃料噴射弁の噴射孔プレー
ト底板の拡大図である。
【図16】 第八実施形態の燃料噴射弁の噴射孔プレー
ト底板の拡大図である。
【図17】 従来の燃料噴射弁の噴射孔プレートの拡大
図である。
【符号の説明】
1:燃料噴射弁、2:ハウジングパイプ、20:燃料フ
ィルタ、21:アジャスタパイプ、22:固定コア、2
3:鍔部、24:樹脂スプール、25:コイル、27:
スプリング、3:樹脂モールド、30:ターミナル、
4:磁性パイプ、40:可動コア、41:ストッパ、
5:ハウジングプレート、6:バルブホルダ、7:ボデ
ィバルブ、70:弁座、8:噴射孔プレート、80:噴
射孔、80a:噴射孔、80b:噴射孔、9:ニードル
バルブ、10a:燃料、10b:燃料、11:衝突区
域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 敦哉 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3G066 AA01 AA05 AB02 AD07 BA03 CC14 CC26 CC29 CC30 CE22

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を噴射する複数の噴射孔が配置され
    た噴射孔プレートを備え、該複数の噴射孔のうち少なく
    とも二つの噴射孔は孔軸延長線が該噴射孔から衝突長さ
    Lcだけ離間した所定の位置で交差衝突するような挟角
    を持って配置されている燃料噴射弁であって、 噴射燃料が液柱状から粒子状に***し始めるブレーク位
    置と該噴射孔との間の長さであるブレーク長さLbを変
    化させることにより該ブレーク長さLbと該衝突長さL
    cとの大小関係を調整し燃料噴射状態を制御することを
    特徴とする燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 前記噴射孔は各々対となるように偶数個
    配置され、該対となる噴射孔は孔軸延長線が該噴射孔か
    ら衝突長さLcだけ離間した所定の衝突位置で交差する
    ような挟角を持って配置されている請求項1に記載の燃
    料噴射弁。
  3. 【請求項3】 前記対となる噴射孔は、該対となる噴射
    孔の中心間を結ぶ孔間直線が放射状に配列されるよう
    に、前記噴射孔プレートに配置されている請求項2に記
    載の燃料噴射弁。
  4. 【請求項4】 前記対となる噴射孔は、該対となる噴射
    孔の中心間を結ぶ孔間直線が輪状に配列されるように、
    前記噴射孔プレートに配置されている請求項2に記載の
    燃料噴射弁。
  5. 【請求項5】 前記対となる噴射孔は、該対となる噴射
    孔の中心間を結ぶ孔間直線が渦巻き状に配列されるよう
    に、前記噴射孔プレートに配置されている請求項2に記
    載の燃料噴射弁。
  6. 【請求項6】 前記対となる噴射孔は、該対となる噴射
    孔の中心間を結ぶ孔間直線が前記噴射孔プレートの直径
    と所定の交差角を持って交差して配列されるように、該
    噴射孔プレートに配置されている請求項2に記載の燃料
    噴射弁。
  7. 【請求項7】 前記所定の交差角は90゜である請求項
    6に記載の燃料噴射弁。
  8. 【請求項8】 前記対となる噴射孔は、前記孔間直線が
    輪状に配列されるように、さらに前記噴射孔プレートに
    追加配置されている請求項7に記載の燃料噴射弁。
  9. 【請求項9】 前記対となる噴射孔は、前記孔間直線が
    前記噴射孔プレートの直径と所定の傾斜角を持って配列
    されるように、さらに該直径の両側に追加配置されてお
    り、該所定の傾斜角と前記所定の交差角とは等しい請求
    項6に記載の燃料噴射弁。
  10. 【請求項10】 前記対となる噴射孔は、前記孔間直線
    が前記直径と所定の傾斜角を持って配列されるように、
    該直径の両側に追加配置されており、該所定の傾斜角と
    前記所定の交差角のうち一方が鋭角で他方が鈍角である
    請求項6に記載の燃料噴射弁。
  11. 【請求項11】 燃焼室に直接燃料を噴射供給する請求
    項1に記載の燃料噴射弁。
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