JP2003070731A - 内視鏡用送気・送液装置およびそれを含む携帯用内視鏡 - Google Patents

内視鏡用送気・送液装置およびそれを含む携帯用内視鏡

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JP2003070731A JP2001270049A JP2001270049A JP2003070731A JP 2003070731 A JP2003070731 A JP 2003070731A JP 2001270049 A JP2001270049 A JP 2001270049A JP 2001270049 A JP2001270049 A JP 2001270049A JP 2003070731 A JP2003070731 A JP 2003070731A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送水を実行していないときに水が誤ってスコ
ープ先端部から吐出することを防ぎ、携帯用内視鏡の特
性を失うことなく送気、送水処理を実行する。 【解決手段】 光源として発光ダイオード19を備えた
携帯型のファイバスコープ10に、ボトル30の備わっ
た送気、送水ユニット25を設ける。送気、送水ユニッ
ト25内のポンプ35を送気用管路26Aと連通させる
とともに、先端部15からボトル30内まで送水用管路
26Bを延ばす。送気時には、送気用管路26Aを介し
てポンプ35からの圧縮空気を先端部15から吐出させ
る。一方、送水時には、キャップ32内の逆止弁34を
介してポンプ35からの圧縮空気をボトル30内へ送
る。その結果、ボトル30内の水Wが送水用管路26B
を流れて先端部15から吐出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡を使用して
患部の検査、処置等を行う際、レンズの曇り除去や患部
に付着した汚物除去のための送気、送液装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光源装置あるいは電子内視鏡装置
のプロセッサの側面に送気、送液用ボトルが取り付けら
れており、送気、送液用ボトルは、チューブを介して、
撮像素子を備えたビデオスコープあるいはファイバスコ
ープ内に形成された送気、送液チャンネルと接続され
る。また、光源装置あるいはプロセッサ内には送気、送
液用のポンプが設けられており、ポンプから排出される
圧縮空気は、送気、送液チャンネルおよびボトルへ選択
的に送られる。
【0003】送気を実行する場合、すなわち、スコープ
先端から空気を吐出する場合、ポンプからの圧縮空気が
そのままスコープ内の送気用管路へ送られる。一方、送
液を実行する場合、すなわち、スコープ先端から水など
の液体を吐出する場合、ポンプからの空気がボトル内へ
導かれ、液面が加圧される。この加圧によってボトルか
ら水が吸い上げられ、スコープ内の送液用管路を通って
先端部まで流れていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光源を独自に備える携
帯用内視鏡で送気、送液を実行する場合、上記のような
固定式(卓上式)の光源装置あるいは電子内視鏡装置に
適合させた送気、送液装置は使用しにくい。すなわち、
携帯用内視鏡から光源装置等まで送気、送液用のケーブ
ルを接続する必要があり、携帯用内視鏡の特徴である携
帯性を大きく損なう。また、従来の送気、送液機構で
は、送液経路と送気経路が完全に隔離されていないた
め、ボトルが傾き、あるいは倒れた場合、送気用管路に
水(液体)が流れ出し、送液を実行していないにも関わ
らずスコープ先端部から水が吐出してしまう恐れがあ
る。
【0005】そこで本発明では、送液を実行していない
ときに水(液体)が誤ってスコープ先端部から吐出する
ことを防ぎ、携帯用内視鏡に適した内視鏡用送気・送液
装置、およびそのような送気・送液装置を備えた携帯用
内視鏡を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯用内視鏡
は、送気、送液処理用の構成を備えた携帯用内視鏡であ
り、先端部から気体を吐出するための送気用管路と、送
気用管路と連通し、外気を吸引して気体を送気用管路へ
送るポンプと、液体を貯留するためのボトルと、該先端
部から液体を吐出するための管路であって、ボトル内と
連通する送液用管路とを備える。ボトルにはキャップが
取り付けられており、キャップ内部は、送気用管路の一
部を構成する。そして、キャップには逆止弁が設けられ
ており、逆止弁は、送気用管路内の空間とボトル内の空
間との間に介在し、送気用管路内が加圧されたときのみ
ボトル内へ送気用管路内の空気を通すことを特徴とす
る。逆止弁により、タンク内は、送液用管路を除いてキ
ャップによって密閉される。
【0007】送気、送液の実行に関しては、例えば、従
来の内部に逆止弁を備えた送気、送液スイッチを適用す
ればよい。送気を実行する場合、送液用管路は送気、送
液スイッチによって空間的繋がりが遮断され、送気用管
路がポンプから内視鏡先端部まで連通する。従って、ポ
ンプからの気体が送気用管路を流れ、先端部から吐出す
る。一方、送液を実行する場合、送気用管路の空間的繋
がりが送気、送液スイッチによって遮断され、ポンプか
らの気体が送気用管路内の加圧によって逆止弁を通って
ボトル内に入る。その結果、ボトル内の液体に浸されて
いない空間が加圧されるが、ボトルが密閉されているた
め、ボトル内の液体が加圧によって送液用管路を流れて
いき、先端部から吐出する。
【0008】携帯用内視鏡は、独自に光源を備えた内視
鏡であり、光源装置に接続させる必要のない内視鏡であ
る。上記のような送気、送液用の構成を携帯用内視鏡に
設けることによって、携帯性を損なうことなく、送気、
送液処理を実行することができる。また、逆止弁によっ
て送気用管路と送液用管路が空間的に遮断されている。
そのため、携帯用内視鏡を操作している間にボトルが傾
いた場合にも、誤ってボトル内の液体が送気用管路を流
れて先端部から吐出することがない。
【0009】本発明の他の局面における携帯用内視鏡
は、先端部から気体を吐出するための送気用管路と、送
気用管路と連通し、外気を吸引して気体を送気用管路へ
送るポンプと、液体を貯留するためのボトルと、送気用
管路の空間とボトル内の空間との繋がりを遮断し、送液
時のみ送気用管路内の気体をボトル内へ通過させる流れ
方向制御手段と、該先端部から液体を吐出するための管
路であって、ボトル内と連通する送液用管路とを備え
る。送気を実行する場合、ポンプからの気体が送気用管
路を流れていく。送液を実行する場合、送気用管路内の
気体が流れ方向制御手段を通ってボトル内に入り、ボト
ル内が加圧されることによってボトル内の液体が送液用
管路を流れていく。流れ方向制御手段は、例えば逆止弁
あるいは通気非通水膜である。
【0010】本発明の内視鏡用送気・送液装置は、内視
鏡に形成された、先端部から気体を吐出するための送気
用管路と該先端部から液体を吐出するための送液用管路
とにそれぞれ気体および液体を送る内視鏡用送気・送液
装置であり、特に、光源装置を独自に備えた携帯用内視
鏡に適した送気・送液装置である。送気・送液装置は、
送気用管路と連通し、外気を吸引して気体を送気用管路
へ送るポンプと、液体を貯留するためのボトルと、ボト
ルのキャップであって送気用管路の一部を構成するキャ
ップと、該先端部から液体を吐出するための管路であっ
て、ボトル内と連通する送液用管路と、キャップにおけ
る送気用管路内の空間とボトル内の空間との間に介在
し、送気用管路内が加圧されたときのみ送気用管路をボ
トル内へ通す逆止弁とを備え、送液用管路がタンク内と
連通するとともに、タンク内が送液用管路を除いてキャ
ップによって密閉される。送気を実行する場合、ポンプ
からの気体が送気用管路を流れていく。送液を実行する
場合、送気用管路内の気体が送気用管路内の加圧によっ
て逆止弁を通ってボトル内に入り、ボトル内の液体が送
液用管路を流れていく。
【0011】本発明の他の局面における内視鏡用送気・
送液装置は、内視鏡に形成された、先端部から気体を吐
出するための送気用管路と該先端部から液体を吐出する
ための送液用管路とにそれぞれ気体および液体を送る内
視鏡用送気・送液装置であって、送気用管路と連通し、
外気を吸引して気体を送気用管路へ送るポンプと、液体
を貯留するためのボトルと、送気用管路の空間とボトル
内の空間との繋がりを遮断し、送液時のみ送気用管路内
の気体をボトル内へ通過させる流れ方向制御手段とを備
え、送液用管路がタンク内と連通するとともに、タンク
内が送液用管路を除いて密閉される。送気を実行する場
合、ポンプからの気体が送気用管路を流れていく。送液
を実行する場合、送気用管路内の気体が送気用管路内の
加圧によって流れ方向制御手段を通ってボトル内に入
り、ボトル内の液体が送液用管路を流れていく。
【0012】
【発明の実施の形態】以下では、図面を参照して、本発
明の実施形態である携帯用内視鏡について説明する。
【0013】図1は、第1の実施形態である携帯用内視
鏡の平面図である。
【0014】ファイバスコープ10は、独自に光源を備
えた携帯型のファイバスコープであり、先端部15を含
む湾曲部14、可撓性の挿入部16、操作部12、接眼
部17から構成されるとともに、接続部18を介して送
気、送水ユニット25が取り付けられている。手術、検
査等を行う場合、医師などのオペレータによって操作部
12が把持され、挿入部16から湾曲部15、先端部1
4に渡って体内に挿入される。
【0015】先端部15には、複数の発光ダイオード1
9(一部を図示)が設けられており、送気、送水ユニッ
ト25に設けられたランプ点灯スイッチ27をONにす
ることによって点灯する。発光ダイオード19から放射
された光は先端部15から観察部位Sに向けて射出し、
これにより観察部位Sが照射される。観察部位Sにおい
て光は反射し、反射した光は先端部15に設けられた対
物レンズ(図示せず)を介してイメージガイド(図示せ
ず)の入射端に入射する。これにより、観察部位Sの画
像が入射端に形成される。イメージガイドは、光学的に
画像を伝達するための光ファイバ束であり、先端部15
から接眼部17にまで渡って設けられている。観察部位
Sの画像がイメージガイドによって接眼部17まで伝達
されると、接眼部17内の接眼レンズ(図示せず)によ
って観察部位Sの画像が光学的に形成される。これによ
り、接眼部17を介してオペレータは観察部位Sの画像
を観察することができる。
【0016】ファイバスコープ10内には送気、送水チ
ャンネル(ここでは図示せず)が形成されており、先端
部15にある対物レンズ洗浄や観察部位Sに付着した汚
物洗浄のため、空気、水が送気、送水チャンネルを通っ
て先端部15から吐出する。送気、送水ユニット25に
は送水用のボトル30が取り付けられており、ボトル3
0の先端部にあるキャップ32が送気、送水ユニット2
5下部にある接続口金24に着脱自在に取り付けられて
いる。送気、送水ユニット25に設けられたポンプ作動
スイッチ28がONにされると、送気、送水ユニット2
5内のポンプ(ここでは図示せず)が作動する。そし
て、後述するように、送気、送水スイッチ13Aの操作
により、空気が先端部15から吐出し、あるいはボトル
30内の水が先端部15から吐出する。
【0017】また、ファイバスコープ10内には送気、
送水チャンネルに加えて鉗子チャンネル(図示せず)が
形成されており、接続部18の吸引口金29を介して吸
引ユニット(図示せず)と接続されている。操作部12
の吸引スイッチ13Bが操作されると、観察部位Sに付
着した汚物などが吸引ユニットにより先端部15に形成
された鉗子口(図示せず)へ吸い込まれ、鉗子チャンネ
ルを介して吸引ユニット30へ吸引される。
【0018】図2は、送気、送水に関するファイバスコ
ープ10内の構成を模式的に示した図である。
【0019】送気、送水ユニット25には電池36が設
けられており、先端部15に設けられた発光ダイオード
19(図1参照)を駆動するためのLED駆動回路3
8、ポンプ35を作動させるためのポンプ駆動回路34
などへ電源が供給される。LED駆動回路38は、ラン
プ点灯スイッチ27がON/OFFになると発光ダイオ
ード19を点灯/消灯させる。ポンプ駆動回路34は、
ポンプ作動スイッチ28がON/OFFになるとポンプ
35を作動/停止させる。
【0020】空気、水を先端部15から吐出するための
送気、送水チャンネル26は、送気用管路26Aおよび
送水用管路26Bから構成されており、送気用管路26
Aは送気、送水ユニット25内のポンプ35から先端部
まで、送水用管路26Bはボトル30内から先端部15
まで形成されている。送気用管路26Aの一部はボトル
30のキャップ32によって構成されており、また、送
気、送水スイッチ13Aが送気用管路26A、送水用管
路26Bの一部を構成している。
【0021】ボトル30は円筒状に形成されており、上
部にあるキャップ32によって閉められている。送水用
管路26Bはキャップ32、すなわちボトル30の中心
部を通り、水Wの入ったボトル30内まで延びる。キャ
ップ32は上蓋32Aと下蓋32Bから構成されてお
り、上蓋32Aと下蓋32Bは螺合によって密着し、ま
た、容器30Aは下蓋32Bと螺合によって密着してい
る。上蓋32Aは接続口金24と螺合するように取り付
けられており、上蓋32Aの表面と接続口金24にそれ
ぞれ雌ねじ、雄ねじが形成されている。
【0022】上蓋32Aと下蓋32Bとの間の空間によ
って、送気用管路26Aの一部が構成されており、キャ
ップ32が接続口金24に取り付けられると送気用管路
26Aがポンプの吐出口31から先端部15まで空間的
に繋がるように、上蓋32Aの表面が形成されている。
また、キャップ32内の送気用管路の空間とボトル30
内の空間との間に介在するように、下蓋32Aには逆止
弁34が設けられている。下蓋32Aと水Wを補給する
場合、上蓋32Aが接続口金24から取り外され、さら
に、容器30Aから下蓋32Bが取り外される。
【0023】ポンプ35は外気を吸引して圧縮空気を吐
出するポンプであり、ポンプ35の外気吸入口37は、
送気、送水ユニット25の表面の吸入口(図示せず)ま
で延びている。ポンプ35が作動すると、送気用管路2
6Aと接続する吐出口31から圧縮空気が吐出する。
【0024】送気、送水スイッチ13Aには送気用逆止
弁33が設けられており、送気用逆止弁33が送気用管
路26Aのポンプ35から先端部15までの空間的繋が
りを遮断し、ポンプ35から送られてくる圧縮空気は送
気、送水スイッチ13Aの頂部13Tから吐出する。そ
のため、送気、送水が実行されない間、ポンプ35から
吐出される圧縮空気は、送気、送水スイッチ13Aまで
しか伝わらない。また、この状態では、送水用管路26
Bに関しても、送気・送水スイッチ13Aによってボト
ル30内と先端部15との空間的繋がりが遮断されてい
る。
【0025】送気を実行する場合、オペレータによって
送気、送水スイッチ13Aの頂部13Tが押さえられ
る。すなわち、圧縮空気が吐出する頂部13Tの孔がオ
ペレータの指によってふさがれる。その結果、送気用逆
止弁33の位置が変動し、ポンプ35からの圧縮空気が
先端部15へ向かって流れていく。これにより、ポンプ
35から吐出した圧縮空気が先端部15から吐出する。
【0026】さらに送水を実行する場合、送気、送水ス
イッチ13Aはオペレータによって押下される。その結
果、送気用管路26Aの空間的繋がりが送気、送水スイ
ッチ13Aによって遮断される一方、送水用管路26B
がボトル30内から先端部15まで連通する。この状態
になると、ポンプ35から吐出する圧縮空気はボトル3
0の方向へ導かれ、後述するように、ボトル30内から
水Wが吸引される。吸引された水Wは、送水用管路26
Bを流れて先端部15から吐出する。
【0027】なお、送気用逆止弁33を設けた送気、送
水スイッチ13Aの構成および上述したような送気、送
水の切替方法は、従来公知である。
【0028】図3は、送気、送水時における空気、水の
流れの様子を示した図である。
【0029】上述したように,キャップ32の上蓋32
Aと下蓋32Bとの間には、送水用管路26Bのある中
央部付近の周りに送気用管路26Aの一部が環状に形成
されており、下蓋32の一部に設けられた逆止弁34
は、キャップ32における送気用管路26A内の空間と
ボトル30内の空間との繋がりを遮断している。逆止弁
34は、キャップ32側からボトル30内への方向のみ
空気を流す弁であり、送気用管路26A内が加圧されて
いない状態では、逆止弁34は開かない。
【0030】送気、送水を行わない待機状態、あるい
は、送気を実行する場合、上述したように、ポンプ35
から吐出される空気は、キャップ32を通って送気、送
水スイッチ13Aの方向へ流れていく。したがって、送
気用管路26A内が加圧されることはなく、キャップ3
2の中蓋32Bに設けられた逆止弁34が開かない。
【0031】一方、送水が実行される場合、送気、送水
スイッチ13Aによって送気用管路26Aの空間的繋が
りが遮断される。その結果、ポンプ35が空気を吐出し
続けることによって送気用管路26Aのポンプ35側か
ら送気、送水スイッチ13Aまでの管路内の圧力が加圧
され、逆止弁34が開く。逆止弁34が開くことによ
り、送気用管路26A内の空気は、ボトル30内へ流れ
込む。
【0032】ボトル30内は、キャップ32によって送
水用管路26Bを除いて密閉されている。したがって、
ポンプ35が圧縮空気を吐出続けると、逆止弁34を通
過してボトル30内に流れ込む空気とによってボトル3
0(容器30A)内の水Wが浸されていない空間内が加
圧され、水Wの液面を押す。その結果、ボトル30内の
水Aが送水用管路26Bを流れ、送気、送水スイッチ1
3Aを通って先端部15から吐出する。
【0033】このように本実施形態によれば、送気、送
水ユニット25が携帯型のファイバスコープ10に取り
付けられ、携帯性を損なうことなく送気、送水を実行す
ることができる。また、逆止弁34により送気用管路2
6Aと送水用管路26Bが待機時、送水時において空間
的に隔離されているため、ファイバスコープ10の操作
中にボトル30が傾いた場合でも、誤って水が送気用管
路26Aを流れて先端部15から吐出することがない。
【0034】本実施形態では、キャップ内に送気用管路
が構成されているが、送気用管路とボトルの容器30A
との間に直接逆止弁などを設ける構成にしてもよい。こ
の場合、送水用管路を除いてボトル内が密閉されるよう
に構成する。
【0035】次に、図4、図5を用いて、第2の実施形
態について説明する。第2の実施形態では、第1の実施
形態と異なり、通気非通水膜が適用される。
【0036】図4は、待機、送気における空気の流れを
示した図であり、図5は、送水における空気、水の流れ
を示した図である。
【0037】第2の実施形態では、送気用管路26Aと
ボトル30内との空間的つながりを送水時を除いて遮断
させるため、通気非通水膜GTが第1の実施形態の逆止
弁34とほぼ同じ所に設けられている。気体のみを通
し、水などの液体を通さない通気非通水膜GTは、例え
ば多孔質4フッ化エチレンからなり、(株)ジャパンゴ
アテックスの登録商標「ゴアテックス」で知られている
膜などが適用される。
【0038】待機、送気状態の場合、加圧されないこと
によってポンプ35からの空気はそのまま送気、送水ス
イッチ13の方向へ流れていく。一方、送水を実行する
場合、加圧によってポンプ35からの空気が通気非通水
膜GTを通り、ボトル30内(水Wの液面)が加圧され
る。これにより、ボトル30内の水が送水用管路26B
を流れていく。
【0039】第1、第2実施形態で示した送気、送水処
理に関する構成は携帯型のファイバスコープに送気、送
水ユニットを設けているが、従来の固定式の光源装置あ
るいは電子内視鏡装置のプロセッサに適用させてもよ
い。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、送液を実
行していないときに水(液体)が誤ってスコープ先端部
から吐出することを防ぎ、携帯用内視鏡の特性を失うこ
となく送気、送液処理を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態である携帯型のファイバスコー
プの平面図である。
【図2】ファイバスコープの内部構成を模式的に示した
図である。
【図3】第1の実施形態における送気、送水(送液)時
における空気、水(液体)の流れの様子を示した図であ
る。
【図4】第2の実施形態における待機、送気時における
空気の流れを示した図である。
【図5】第2の実施形態における送水時における空気、
水の流れを示した図である。
【符号の説明】
10 ファイバスコープ 25 送気、送水(送液)ユニット 26A 送気用管路 26B 送水(送液)用管路 30 ボトル 32 キャップ 34 逆止弁(流れ方向制御手段) 35 ポンプ GT 通気非通水膜(流れ方向制御手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部から気体を吐出するための送気用
    管路と、 前記送気用管路と連通し、外気を吸引して前記気体を前
    記送気用管路へ送るポンプと、 液体を貯留するためのボトルと、 前記ボトルのキャップであって前記送気用管路の一部を
    構成するキャップと、 該先端部から液体を吐出するための管路であって、前記
    ボトル内と連通する送液用管路と、 前記キャップにおける前記送気用管路内の空間と前記ボ
    トル内の空間との間に介在し、前記送気用管路内が加圧
    されたときのみ前記送気用管路内の気体を前記ボトル内
    へ通す逆止弁とを備え、 前記タンク内が、前記送液用管路を除いて前記キャップ
    によって密閉され、 送気を実行する場合、前記ポンプからの気体が前記送気
    用管路を流れ、 送液を実行する場合、前記送気用管路内の気体が前記送
    気用管路内の加圧によって前記逆止弁を通って前記ボト
    ル内に入り、前記ボトル内の前記液体が前記送液用管路
    を流れていくことを特徴とする携帯用内視鏡。
  2. 【請求項2】 先端部から気体を吐出するための送気用
    管路と、 前記送気用管路と連通し、外気を吸引して前記気体を前
    記送気用管路へ送るポンプと、 液体を貯留するためのボトルと、 前記送気用管路の空間と前記ボトル内の空間との繋がり
    を遮断し、送液時のみ前記送気用管路内の気体を前記ボ
    トル内へ通過させる流れ方向制御手段と、 該先端部から液体を吐出するための管路であって、前記
    ボトル内と連通する送液用管路とを備え、 前記タンク内が、前記送液用管路を除いて密閉され、 送気を実行する場合、前記ポンプからの気体が前記送気
    用管路を流れ、 送液を実行する場合、前記送気用管路内の気体が流れ方
    向制御手段を通って前記ボトル内に入り、前記ボトル内
    の液体が前記送液用管路を流れていくことを特徴とする
    携帯用内視鏡。
  3. 【請求項3】 前記流れ方向制御手段が、逆止弁および
    通気非通水膜のいずれかであることを特徴とする請求項
    2に記載の携帯用内視鏡。
  4. 【請求項4】 内視鏡に形成された、先端部から気体を
    吐出するための送気用管路と該先端部から液体を吐出す
    るための送液用管路とにそれぞれ前記気体および液体を
    送る内視鏡用送気・送液装置であって、 前記送気用管路と連通し、外気を吸引して前記気体を前
    記送気用管路へ送るポンプと、 液体を貯留するためのボトルと、 前記ボトルのキャップであって前記送気用管路の一部を
    構成するキャップと、 前記キャップにおける前記送気用管路内の空間と前記ボ
    トル内の空間との間に介在し、前記送気用管路内が加圧
    されたときのみ前記送気用管路内の空気を前記ボトル内
    へ通す逆止弁とを備え、 前記送液用管路が前記タンク内と連通するとともに、前
    記タンク内が前記送液用管路を除いて前記キャップによ
    って密閉され、 送気を実行する場合、前記ポンプからの気体が前記送気
    用管路を流れ、 送液を実行する場合、前記送気用管路内の気体が前記送
    気用管路内の加圧によって前記逆止弁を通って前記ボト
    ル内に入り、前記ボトル内の前記液体が前記送液用管路
    を流れていくことを特徴とする内視鏡用送気・送液装
    置。
  5. 【請求項5】 内視鏡に形成された、先端部から気体を
    吐出するための送気用管路と該先端部から液体を吐出す
    るための送液用管路とにそれぞれ前記気体および液体を
    送る内視鏡用送気・送液装置であって、前記送気用管路
    と連通し、外気を吸引して前記気体を前記送気用管路へ
    送るポンプと、 液体を貯留するためのボトルと、 前記送気用管路の空間と前記ボトル内の空間との繋がり
    を遮断し、送液時のみ前記送気用管路内の空気を前記ボ
    トル内へ通過させる流れ方向制御手段と、 前記送液用管路が前記タンク内と連通するとともに、前
    記タンク内が前記送液用管路を除いて密閉され、 送気を実行する場合、前記ポンプからの気体が前記送気
    用管路を流れ、 送液を実行する場合、前記送気用管路内の気体が流れ方
    向制御手段を通って前記ボトル内に入り、前記ボトル内
    の液体が前記送液用管路を流れていくことを特徴とする
    内視鏡用送気・送液装置。
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