JP2003070013A - 地磁気補正装置と陰極線管 - Google Patents

地磁気補正装置と陰極線管

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JP2003070013A
JP2003070013A JP2001255721A JP2001255721A JP2003070013A JP 2003070013 A JP2003070013 A JP 2003070013A JP 2001255721 A JP2001255721 A JP 2001255721A JP 2001255721 A JP2001255721 A JP 2001255721A JP 2003070013 A JP2003070013 A JP 2003070013A
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geomagnetism
correction coil
coil
correction
geomagnetic
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JP2001255721A
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English (en)
Inventor
Shinichi Haizuka
真一 灰塚
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陰極線管の地磁気による影響を補正できる、
安価で高精度の地磁気補正装置を提供すること。 【解決手段】 地磁気補正コイルが概略長方形であり、
その左右の辺の中央部を長方形の内側へ向かって湾曲さ
せて偏向ヨークへ接近させた構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管における
地磁気による電子ビームのずれを補正することができる
地磁気補正装置及びこれを具備する陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管は、図6に示すように、
管体10のパネル面11の内面に蛍光面12が形成さ
れ、この蛍光面と対向してシャドウマスクと呼ばれる色
選別電極13が配されている。管体10のネック部16
に設置された電子銃14から放出された電子Eは、偏向
ヨーク15で偏向され、所定の蛍光面12を走査するよ
うに構成されている。
【0003】ところが、電子銃14から放出された電子
ビームEは、蛍光面12に到達する前に、南北方向の地
磁気の磁界の影響で、所定の軌道からずれてしまう現象
が生じる。地磁気による磁界の影響により、画面上で画
面全体が回転して斜めになるラスターローテーション
や、電子ビームが蛍光体ストライプの中心から外れるミ
スランディングが生じる。
【0004】このような地磁気の影響を抑制するため
に、管体10の内部に磁気シールドを設置することが行
われている。また、図7に示すように、偏向ヨーク15
の周りに、円形のラスターローテーション補正コイル1
7を配置し、このラスターローテーション補正コイル1
7に電流を流して偏向ヨーク付近の地磁気を打ち消す方
向に磁界を発生することにより、地磁気によって生じる
電子ビームのずれによるラスターローテーションを補正
し、さらに、管体10の後面を囲むように、略矩形状の
地磁気補正コイル18を取付け、この地磁気補正コイル
18に電流を流して管体10の画面付近の地磁気を打ち
消す方向に磁界を発生することにより、地磁気によって
生じる電子ビームのずれによるミスランディングを補正
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、カラー陰極線管
の画面のフラット化、大型化、高偏向角化によって、さ
らに精度の高い地磁気補正が必要になってきている。
【0006】しかしながら、図7に示すような従来の地
磁気補正装置の場合、ラスターローテーション補正コイ
ルが発生する磁界とミスランディング補正を行う地磁気
補正コイルが発生する磁界が相互に影響し合うために、
精度の高い補正は難しく、また、地磁気によるラスター
ローテーションとミスランディングの補正を同時に行う
ことができなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の地磁気補正装置は、地磁気補
正コイルと消磁コイルとを備え、前記地磁気補正コイル
が、概略長方形であり、その左右の辺の中央部を長方形
の内側へ向かって湾曲させて偏向ヨークへ接近させた構
造としたことを特徴としたものである。
【0008】また、本発明の請求項2記載の地磁気補正
装置は、地磁気補正回路と地磁気補正コイルとを備え、
前記地磁気補正コイルが、概略長方形であり、その左右
の辺の中央部を長方形の内側へ向かって湾曲させて偏向
ヨークへ接近させた構造としたことを特徴としたもので
ある。
【0009】また、本発明の請求項3記載の地磁気補正
装置は、地磁気補正コイルが概略長方形であり、その左
右の辺の中央部を長方形の内側へ向かって湾曲させて偏
向ヨークへ接近させた構造としたことを特徴としたもの
である。
【0010】また、本発明の請求項4記載の陰極線管
は、地磁気補正コイルと消磁コイルとを備え、前記地磁
気補正コイルが、概略長方形であり、その左右の辺の中
央部を長方形の内側へ向かって湾曲させて偏向ヨークへ
接近させた構造とした地磁気補正装置を具備することを
特徴としたものである。
【0011】また、本発明の請求項5記載の陰極線管
は、地磁気補正回路と地磁気補正コイルとを備え、前記
地磁気補正コイルが、概略長方形であり、その左右の辺
の中央部を長方形の内側へ向かって湾曲させて偏向ヨー
クへ接近させた構造とした地磁気補正装置を具備するこ
とを特徴としたものである。
【0012】また、本発明の請求項6記載の陰極線管
は、地磁気補正コイルが概略長方形であり、その左右の
辺の中央部を長方形の内側へ向かって湾曲させて偏向ヨ
ークへ接近させた構造とした地磁気補正装置を具備する
ことを特徴としたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の
実施例1における地磁気補正装置を構成する地磁気補正
コイルの正面図を示す。図2はCRT(カラー陰極線管)
に地磁気補正コイルを取り付けた状態の斜視図を示す。
図2において、符号0はCRT(カラー陰極線管)、1は
地磁気補正コイル、2は偏向ヨーク(DY)、3は上下
分割型消磁コイルと地磁気補正コイルの固定用テープ、
5は上下分割型消磁コイルの上部の消磁コイル、6は上
下分割型消磁コイルの下部の消磁コイルを示す。この場
合は例として、画面サイズが16対9で偏向角が120
度の32インチCRT0に上下分割型の消磁コイル5,
6と地磁気補正コイル1を設置している。
【0014】地磁気補正コイル1は概略長方形であり、
その左右の辺の中央部を長方形の内側へ向かって湾曲さ
せて偏向ヨーク(DY)へ接近させた構造をしてなる。
また、図2に示すように、地磁気補正コイル1の概略長
方形の上下の辺をCRT(カラー陰極線管)0のそれぞれ
上下面へ設置し、地磁気補正コイル1がCRT(カラー
陰極線管)0の後面に沿うように配置してなる。そし
て、地磁気補正コイル1の左右の辺の中央部を長方形の
内側へ向かって湾曲させ、偏向ヨーク(DY)へ接近し
た位置で、4箇所を固定用テープ3を用いて上下分割型
の消磁コイル5、6と固定してなる。また、図3に示す
地磁気補正装置において、地磁気補正コイル19にI
1、I2の直流電流を発生する地磁気補正回路が接続さ
れている。
【0015】上記構成において、地磁気補正回路19に
電流が流れていない場合、CRT管面を地磁気の北向
き、または南向きにすると、図4に示すように、CRT
画面のラスター位置が寸法Aのごとく、移動または、ラ
スターローテーション(回転)する。同時に、図5に示す
ごとく、CRT画面の上部21と下部22の位置で北磁
界、南磁界(管軸方向磁界)約+0.5〜−0.5ガウス
程度の影響でミスランディングをおこし、色むらとな
る。
【0016】特に、大型サイズや、高偏向角のCRT、
または、画面の平面化により、電子ビームが蛍光体に入
射する角度が急になったために、地磁気の影響をより大
きく受けるようになった。
【0017】CRT画面の上部端と下部端では電子ビー
ムが管軸方向磁界の影響を受け、正規のR、G、B蛍光
体ストライプの中心から外れたり、隣接した蛍光体を照
射する、ミスランディングを起こし、色むらとなる。同
時に偏向ヨーク付近で電子ビームが管軸方向地磁気の影
響を受け、画面上で画面全体が回転して斜めになるラス
ターローテーションを引き起こす。
【0018】CRTのシャドウマスク、IMS、シャド
ウマスクを固定しているバイメタル、消磁だけでは、ミ
スランディングによる色むらと、ラスターローテーショ
ンは解決しない。これを解決するには、管軸方向磁界
を、図3の地磁気補正回路20に正負極性のI1、I2
の直流電流を流し、管軸方向地磁気をキャンセルすれば
よい。すなわち、地磁気補正コイル19により形成した
磁界と管軸方向地磁気が同じになるように操作すればよ
い。これによって、図4に示すラスターローテーション
と、図5の画面上部21と画面下部22におけるミスラ
ンディングによる色むらを防止できる。
【0019】地磁気補正を高精度で、効率よく実施する
には地磁気補正コイル1のCRT取付け位置が重要であ
る。本発明の地磁気補正装置においては、上下左右対象
である地磁気補正コイルの概略長方形の上下の辺を、そ
れぞれCRTの上下に配置し、前記地磁気補正コイルの
上下の辺のCRTに対する前後方向の位置によって、前
記地磁気補正コイルがCRTに影響を及ぼす補正磁界の
強さを調整し、上下の辺の横方向の長さによって、地磁
気補正コイルが発生する磁界の分布を調整することで、
管軸方向地磁気がランディングに影響を与える磁界と逆
方向で、分布が同じになるような磁界を地磁気補正コイ
ルによって発生することにより、管軸方向地磁気の影響
で生じるミスランディングによる色むらを補正してい
る。
【0020】同時に、地磁気補正コイルの概略長方形の
左右の辺の中央部分を概略長方形の内側へ、偏向ヨーク
(DY)へ接近するように湾曲させることによって、偏
向ヨーク付近に管軸方向地磁気と逆方向の補正磁界を発
生させて、ラスターローテーションを補正している。前
記地磁気補正コイルの湾曲させた部分は消磁コイルに固
定用テープ3で固定している。
【0021】ここで、地磁気補正コイルの概略長方形の
左右の辺の中央部分を概略長方形の内側へ湾曲させる度
合いによって、ラスターローテーションの補正量の大き
さを調整しているが、地磁気補正コイルの左右の辺が発
生する磁界は、ランディングにはほとんど影響を与えな
いために、地磁気補正コイルの概略長方形の左右の辺の
中央部分を概略長方形の内側へ湾曲させたことによるラ
ンディング補正への影響はほとんどない。
【0022】上記の構成によって、図4、図5に示すラ
スターローテーションとミスランディングによる色むら
とを1本の地磁気補正コイルで高精度に補正することが
できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の地磁気補
正装置を用いた陰極線管は、画面の平面なCRT、高偏
向角、大型のCRTにおいて南向き、北向き(CRT管
軸方向)磁界におけるCRT画面のラスターローテーシ
ョンと、ミスランディングによる画面の色むらを1本の
地磁気補正コイルで補正でき、安価となる。また、南向
き、北向きの磁界補正がきわめて容易となりラスターロ
ーテーションとミスランディングによる色むらとを防止
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における地磁気補正コイルの形態を示す
【図2】本発明による地磁気補正装置の1例を示す斜視
【図3】本発明における地磁気補正装置の1例を示す構
成図
【図4】地磁気南向き、北向きにおけるCRT画面のラ
スターローテーションの説明図
【図5】地磁気南向き、北向きにおけるCRT画面の色
むらの説明図
【図6】陰極線管の一般的な構成の1例を示す説明図
【図7】従来の地磁気補正コイルの1例を示す斜視図
【符号の説明】
0 画面サイズが16対9のCRT 1 地磁気補正コイル 2 偏向ヨーク(DY) 3 固定用テープ 5 消磁コイル 6 消磁コイル 10 管体 11 パネル面 12 蛍光面 13 色選別電極 14 電子銃 15 偏向ヨーク 16 ネック部 17 ラスターローテーション補正コイル 18 地磁気補正コイル 19 地磁気補正コイル 20 地磁気補正回路 21 画面上部 22 画面下部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地磁気補正コイルと消磁コイルとを備
    え、前記地磁気補正コイルが、概略長方形であり、その
    左右の辺の中央部を長方形の内側へ向かって湾曲させて
    偏向ヨークへ接近させた構造としたことを特徴とする地
    磁気補正装置。
  2. 【請求項2】 地磁気補正回路と地磁気補正コイルとを
    備え、前記地磁気補正コイルが、概略長方形であり、そ
    の左右の辺の中央部を長方形の内側へ向かって湾曲させ
    て偏向ヨークへ接近させた構造としたことを特徴とする
    地磁気補正装置。
  3. 【請求項3】 地磁気補正コイルが概略長方形であり、
    その左右の辺の中央部を長方形の内側へ向かって湾曲さ
    せて偏向ヨークへ接近させた構造としたことを特徴とす
    る地磁気補正装置。
  4. 【請求項4】 地磁気補正コイルと消磁コイルとを備
    え、前記地磁気補正コイルが、概略長方形であり、その
    左右の辺の中央部を長方形の内側へ向かって湾曲させて
    偏向ヨークへ接近させた構造とした地磁気補正装置を具
    備することを特徴とする陰極線管。
  5. 【請求項5】 地磁気補正回路と地磁気補正コイルとを
    備え、前記地磁気補正コイルが、概略長方形であり、そ
    の左右の辺の中央部を長方形の内側へ向かって湾曲させ
    て偏向ヨークへ接近させた構造とした地磁気補正装置を
    具備することを特徴とする陰極線管。
  6. 【請求項6】 地磁気補正コイルが概略長方形であり、
    その左右の辺の中央部を長方形の内側へ向かって湾曲さ
    せて偏向ヨークへ接近させた構造とした地磁気補正装置
    を具備することを特徴とする陰極線管。
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