JP2003067651A - デジタルコンテンツ提供システム,デジタルコンテンツ提供方法,サーバ装置及びデジタルコンテンツ提供サーバプログラム - Google Patents

デジタルコンテンツ提供システム,デジタルコンテンツ提供方法,サーバ装置及びデジタルコンテンツ提供サーバプログラム

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JP2003067651A
JP2003067651A JP2001260688A JP2001260688A JP2003067651A JP 2003067651 A JP2003067651 A JP 2003067651A JP 2001260688 A JP2001260688 A JP 2001260688A JP 2001260688 A JP2001260688 A JP 2001260688A JP 2003067651 A JP2003067651 A JP 2003067651A
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Japan
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user terminal
server
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image
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JP2001260688A
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English (en)
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Shinji Hirabayashi
慎司 平林
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定回数の範囲内でのみ課金することなく再
印刷を可能とし、何れの場合においても最終的に課金を
行うことができるデジタルコンテンツ提供システムを、
提供する。 【解決手段】 イメージエディタ52は、デジタルコン
テンツ42に基づいた印刷を実行した後、印刷結果確認
画面の「はい」ボタン83が押下されると、エディタサ
ーバ36へ支払確定通知要求を送信し、「いいえ」ボタ
ン84が押下されると、エディタサーバ36へ支払未確
定通知要求を送信する。エディタサーバ36は、支払確
定要求を受信した場合,及び、支払未確定要求を受信し
たがその累積回数が所定回数に達した場合には、課金確
定処理を実行し、支払未確定要求を受信したがその累積
回数が所定回数に達していない場合には、イメージエデ
ィタ52へ再印刷可能通知を送信する。イメージエディ
タ52は、エディタサーバ36から再印刷可能通知を受
信した場合に限り、再度、前記デジタルコンテンツ42
に基づいた印刷を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して印刷用イメージデータをサーバ装置からユーザ端末
へ送信してプリンタ出力させることによって著作物を販
売するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットに代表されるコン
ピュータネットワークの普及と、コンピュータネットワ
ークを介した電子商取引を規制する法基盤の整備とに伴
い、従来、本等の紙媒体やCD−ROM等のコンピュー
タ可読媒体といった可搬媒体に固定して販売されていた
著作物(言語の著作物,音楽の著作物,美術の著作物,
図形の著作物,映画の著作物,写真の著作物,等)が、
デジタルデータの形態に通信可能化され、コンピュータ
ネットワークを通じて販売されるようになっている。こ
のような、デジタルデータの形態に通信可能化された著
作物(以下、「デジタルコンテンツ」という)は、完全
同一物の複製が可能であるというデジタルデータ本来の
特性に因り、その著作権を侵害されやすい。従って、こ
のようなデジタルコンテンツの提供に際して、著作権者
が利用許諾した範囲を越えた複製を防止する必要があ
り、他方において、その範囲におけるユーザによる著作
物の利用も保証する必要がある。但し、あまりに著作者
保護に偏重しすぎると、ユーザに過度の負担(プライベ
ート情報の強制開示,意に沿わぬ著作物の購入,等)を
強いることとなり、その結果、コンピュータネットワー
クを利用したデジタルコンテンツの購入を厭われること
になりかねない。その一方で、あまりにユーザ保護に偏
重しすぎると、ユーザによる著作物の不正利用(課金を
回避しての不正入手,認められた回数以上の利用,認め
られた利用態様ではない利用,等)の余地を残すことに
なり、その結果、コンピュータネットワークを利用した
著作物の販売を避けることになりねない。従って、著作
者保護とユーザ保護とのバランスを如何にとるかが、こ
のようなビジネスモデルの利用を促進させる上で重要で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、上述したデジ
タルコンテンツとして、写真や美術や図形の著作物をプ
リンタに印刷させるためのイメージデータをユーザに提
供するようにした場合、プリンタに不具合(故障、用紙
種類間違、インク切れ、等)が生ずると、ユーザが期待
していた印刷結果が得られない事があり得る。このよう
な場合にも、印刷が行われる毎にユーザに対して課金を
するとするならば、ユーザに酷に過ぎる。
【0004】しかしながら、印刷結果が満足できるもの
であるか否かはユーザの主観に依るので、ユーザが印刷
結果に満足できないからといって課金を差し控えるなら
ば、一定の商品価値を持つ品質の印刷物が、課金される
ことなく多数枚印刷されてしまうことが起こり得る。こ
のような印刷は、実質的に、上述した不正利用に該当す
る。
【0005】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、印刷結果が購入者の意図に沿わない場合に
は、所定回数の範囲内でのみ、課金することなく再印刷
を可能とし、何れの場合においても最終的に課金を行う
ことができるデジタルコンテンツ提供システム,このよ
うなデジタルコンテンツ提供システムを利用したデジタ
ルコンテンツ提供方法,このようなデジタルコンテンツ
提供システムを構成するサーバ装置,このようなサーバ
装置としてコンピュータを機能させるためのデジタルコ
ンテンツ提供サーバプログラムを、提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下の構成を採用した。
【0007】即ち、本発明によるデジタルコンテンツ提
供システムは、ネットワークを介して互いに通信可能な
サーバ装置とユーザ端末とからなり、前記ユーザ端末か
らの要求に基づいて前記サーバ装置が当該ユーザ端末へ
デジタルコンテンツを送信するデジタルコンテンツ提供
システムであって、前記ユーザ端末は、プログラムに従
って処理を実行する処理装置と、ユーザによる操作に応
じて前記処理装置に各種指示を入力する入力装置と、前
記ネットワークを介して前記サーバ装置と通信を行う通
信装置と、処理装置によって印刷を行うプリンタと、格
納媒体とを有し、前記サーバ装置は、プログラムに従っ
て処理を実行する処理装置と、前記ネットワークを介し
て前記ユーザ端末と通信を行う通信装置と、デジタルコ
ンテンツを格納する格納媒体とを有し、前記ユーザ端末
の格納媒体には、前記処理装置に対して、前記入力装置
によって入力された指示に応じて、前記サーバ装置へ前
記デジタルコンテンツを要求する第1処理を実行させ、
前記サーバ装置から前記デジタルコンテンツを受信する
と、受信した前記デジタルコンテンツに基づいて前記プ
リンタを用いた印刷を行う第2処理を実行させ、その
後、前記入力装置によって入力された指示に応じて、印
刷結果が是か否かを示す情報を前記サーバ装置へ送信す
る第3処理を実行させ、その後、前記サーバ装置から再
印刷許可が通知された場合には、前記第2処理及び第3
処理を再実行させるクライアントプログラムが格納され
ており、前記サーバ装置の格納媒体には、前記処理装置
に対して、前記ユーザ端末から送信されてきた要求に応
じて前記デジタルコンテンツを前記格納媒体から読み出
して前記ユーザ端末へ送信させ、前記ユーザ端末から印
刷結果が是であることを示す情報が通知された場合,及
び前記ユーザ端末から印刷結果が否であることを示す情
報が通知されたがその累積回数が所定回数に達した場合
には、前記ユーザに対する課金処理を実行させ、前記ユ
ーザ端末から印刷結果が否であることを示す情報が通知
されたがその累積回数が所定回数に達していない場合に
は、前記ユーザ端末へ再印刷許可を通知させるサーバプ
ログラムが格納されていることを、特徴とする。
【0008】また、本発明によるデジタルコンテンツ提
供方法は、入力装置とプリンタとを有するユーザ端末
と、このユーザ端末に対してネットワークを介して通信
可能であるとともにデジタルコンテンツ及びその見本を
格納した記憶媒体を有するサーバ装置との間で、前記ユ
ーザ端末からの要求に基づいて前記サーバ装置が当該ユ
ーザ端末へデジタルコンテンツを送信するデジタルコン
テンツ提供方法であって、前記ユーザ端末は、前記入力
装置を介してユーザが指示を入力すると、前記サーバ装
置へ、前記デジタルコンテンツの要求を送信し、前記サ
ーバ装置は、前記ユーザ端末から前記デジタルコンテン
ツの要求を受信すると、当該デジタルコンテンツを前記
格納媒体から読み出して前記ユーザ端末へ送信し、前記
ユーザ端末は、前記デジタルコンテンツを受信すると、
受信したデジタルコンテンツに基づいて前記プリンタを
用いた印刷を実行し、その後、入力装置を介してユーザ
が入力した印刷結果が是であるか否であるかを示す情報
を前記サーバ装置へ送信し、前記サーバ装置は、ユーザ
端末から印刷結果が是であることを示す情報が通知され
た場合,及び印刷結果が否であることを示す情報が通知
されたがその累積回数が所定回数に達した場合には、前
記ユーザに対する課金処理を実行し、ユーザ端末から印
刷結果が否であることを示す情報が通知されたがその累
積回数が所定回数に達していない場合には、前記ユーザ
端末へ再印刷許可を送信し、前記ユーザ端末は、前記サ
ーバ装置から前記再印刷許可を受信した場合のみ、前記
印刷及び前記情報送信を実行することを、特徴とする。
【0009】また、本発明によるサーバ装置は、プログ
ラムに従って処理を実行する処理装置と、前記ネットワ
ークを介してユーザ端末と通信を行う通信装置と、デジ
タルコンテンツ及びその見本を格納する格納媒体とを有
するサーバ装置であって、前記格納媒体には、前記処理
装置に対して、前記ユーザ端末から送信されてきた要求
に応じて前記デジタルコンテンツを前記格納媒体から読
み出して前記ユーザ端末へ送信させ、前記ユーザ端末か
ら印刷結果が是であることを示す情報が通知された場
合,及び前記ユーザ端末から印刷結果が否であることを
示す情報が通知されたがその累積回数が所定回数に達し
た場合には、前記ユーザに対する課金処理を実行させ、
前記ユーザ端末から印刷結果が否であることを示す情報
が通知されたがその累積回数が所定回数に達していない
場合には、前記ユーザ端末へ再印刷許可を通知させるサ
ーバプログラムが格納されていることを、特徴とする。
【0010】また、本発明によるサーバプログラムは、
プログラムに従って処理を実行する処理装置と、前記ネ
ットワークを介してユーザ端末と通信を行う通信装置
と、デジタルコンテンツ及びその見本を格納する格納媒
体とを有するサーバ装置における前記処理装置に対し
て、前記ユーザ端末から送信されてきた要求に応じて前
記デジタルコンテンツを前記格納媒体から読み出して前
記ユーザ端末へ送信させ、前記ユーザ端末から印刷結果
が是であることを示す情報が通知された場合,及び前記
ユーザ端末から印刷結果が否であることを示す情報が通
知されたがその累積回数が所定回数に達した場合には、
前記ユーザに対する課金処理を実行させ、前記ユーザ端
末から印刷結果が否であることを示す情報が通知された
がその累積回数が所定回数に達していない場合には、前
記ユーザ端末へ再印刷許可を通知させる。
【0011】以上のように構成された本発明によると、
ユーザ端末において印刷が実行されると、直ちには課金
処理は行われず、ユーザによる入力装置を介しての入力
が待たれ、ユーザが印刷結果に満足したために印刷が是
であることを示す情報が入力された場合には、サーバ装
置は、このユーザに対する課金処理を実行する。これに
対して、印刷結果に不備があるために印刷が否であるこ
とを示す情報が入力された場合には、サーバ装置は、印
刷が否であることを示す情報が通知された累積回数をチ
ェックし、累積回数が所定回数に達していなければ課金
処理を行うことなく、再印刷許可をユーザ端末へ通知す
る。その結果、ユーザ端末では、再度印刷を実行するこ
とが可能になる。そして、その印刷結果に基づいて、再
度、印刷が是であるか否であるかを示す情報が、ユーザ
端末へ通知される。印刷が否であることを示す情報が通
知された累積回数が所定回数に達した場合には、サーバ
装置は、実際にどのような印刷結果が出力されたか否か
に拘わらず、そのユーザに対する課金処理を実行する。
その結果、ユーザは、所定の品質の印刷物を確実に得る
ことが可能になる一方で、悪意を有するユーザによる不
正な再印刷要求が制限される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるデジタルコン
テンツ提供システムの実施形態を、図面を参照して説明
する。なお、本発明が適用されるビジネスモデルは、従
来のパソコン通信網をはじめとするあらゆるコンピュー
タネットワーク上で構築され得るものであるが、本実施
形態は、インターネット上で本発明によるデジタルコン
テンツ提供システムが構築された例である。また、以下
の説明において使用するActiveXは、米国Microsoft Cor
porationの米国およびその他の国における商標であり、
Javaは、米国および、その他の国における米国Sun Micr
osystems, Inc.の商標である。
【0013】(全体構成)図1は、このデジタルコンテ
ンツ提供システムの概略構成図を示すブロック図であ
る。本例のデジタルコンテンツ提供システムは、インタ
ーネットINを介して相互に通信可能な一台のサーバ装
置1及び複数のユーザPC2(ユーザ端末)と、サーバ
装置1に専用線PLを介して接続された与信サーバ3と
から、構成されている。
【0014】サーバ装置1は、インターネットサーバ装
置としての通常のハードウェア構成を有しており、自己
が著作権を有する著作物又は他の著作権者から販売を委
託された著作物(具体的には、写真及び絵画の著作物)
を販売する業者(以下「サプライヤー」という)によっ
て、管理運営されている。
【0015】各ユーザPC2は、夫々、インターネット
アクセス可能な通常のパーソナルコンピュータとしての
ハードウェア構成を有しており、サプライヤーから著作
物を購入しようとする者(以下、「ユーザ」と称され
る)によって操作される。
【0016】なお、サプライヤーによってユーザに販売
される著作物は、予め送信可能化された状態で(具体的
には、JPEGフォーマットのイメージデータとして)
サーバ装置1に格納されて、購入を希望するユーザのユ
ーザPC2へ送信され、このユーザPC2によって自動
的にプリンタ出力される。このデジタルコンテンツ提供
システムによる販売対象物は、あくまでも、プリンタか
ら出力される印刷物であり、イメージデータは、著作物
をインターネットIN経由で送信するために用いられる
だけであってそれ自体が販売される訳ではない。但し、
以下の説明においては、発明の理解を容易にするため
に、便宜上、これらイメージデータを指す「デジタルコ
ンテンツ」が「販売される」と、表現する。
【0017】与信サーバ3は、複数のクレジットカード
会社から委託を受けた認証機関によって管理運営されて
おり、各クレジットカード会社によって発行されたクレ
ジットカードのカード番号と名義人の氏名とを対応付け
たデータベースを有しており、各種インターネット販売
サイト(サーバ装置1を含む)からの問い合わせに応
じ、問い合わせられたカード番号及び名義人名とが同一
人物のものとして対応付けられているか否かを回答す
る。
【0018】(ユーザ端末の構成)各ユーザ端末2は、
互いにバスBによって接続されたCPU20(処理装
置),通信アダプタ21(通信装置),ディスプレイ2
2,入力装置23,RAM24,プリンタインタフェー
ス(I/F)26及びハードディスク25(格納媒体)
から、構成されている。これらのうち、CPU20は、
このユーザ端末2全体を制御する中央処理装置である。
また、通信アダプタ21は、インターネットINが構築
されている回線とのインターフェースをなすモデム等で
ある。ディスプレイ22は、CPU20によって生成さ
れた画像を表示する表示装置である。入力装置23は、
キーボード及びマウスからなる。RAM24は、CPU
20が各種プログラムを実行するに際しての作業領域が
展開される主記憶装置である。プリンタインタフェース
26は、セントロニクスポート又はUSBポートであ
り、セントロニクスケーブル又はUSBケーブルを通じ
てプリンタ4に接続されている。このプリンタ4は、カ
ラー印刷可能なプリンタ(昇華型プリンタ,レーザープ
リンタ,インクジェットプリンタ,等)である。
【0019】ハードディスク25は、CPU20によっ
て読み出されて実行される各種プログラムを、格納して
いる。このハードディスク25が予め格納しているプロ
グラムには、オペレーティングシステム26,Webブ
ラウザ27(ブラウザプログラム),Javaバーチャ
ルマシン28,プリンタドライバ29が、含まれてい
る。このオペレーティングシステム26は、通信アダプ
タ21を介してサーバ装置1との間でTCP/IPに従
った通信を行う機能,ユーザ端末2を構成する各ハード
ウェアを制御する機能,等をCPU20に実現させる。
また、Webブラウザ27は、オペレーティングシステ
ム26の通信機能を用いてWWWサイト(サーバ装置1
における後述するWebサーバ35を含む)に対してH
TTPリクエストメッセージを送信するとともにHTT
Pリクエストメッセージに応じてWWWサイトが送信し
て来たレスポンスメッセージを解釈し、その内容に含ま
れるWebコンテンツ(ハイパーテキスト,JPEGや
GIF等の画面データ)表示したり、その内容に含まれ
るActiveXコントロール(後述するイメージエディタC
ABファイル50中のイメージエディタ起動ActiveX5
1を含む)を起動する機能を、CPU20に実現させ
る。また、Javaバーチャルマシン28は、Webブ
ラウザ27の機能によってWebサイトから受信された
レスポンスメッセージに含まれているJavaクラスフ
ァイル(後述するイメージエディタCABファイル50
中のイメージエディタJavaアプリケーション52を
含む)に従った処理をCPU20に実行させる。また、
プリンタドライバ29は、各種アプリケーションプログ
ラム(イメージエディタJavaアプリケーション52
を実行させるJavaバーチャルマシン28を含む)か
ら印刷イメージデータを受け取って、その印刷イメージ
データを印刷データに変換して、プリンタ4に印刷を実
行させる機能を、CPU20に実行させる。なお、プリ
ンタドライバ29は、プリンタインタフェース26に接
続されているプリンタ4に対応したものが一つだけ格納
されていれば足りるが、接続されているプリンタ4が複
数台ある場合や複数台のプリンタ4が交換されて使用さ
れることが予定されている場合には、複数個格納され
る。これらのうち、Webブラウザ27,イメージエデ
ィタ起動ActiveX51,及びイメージエディタJava
アプリケーション52による処理内容については、フロ
ーチャートを用いて、後で詳しく説明する。
【0020】また、ハードディスク25には、更に、C
PU20が上記したアプリケーションを実行するに伴っ
て、各種データが格納(キャッシュ)される。例えば、
後述するイメージエディタCABファイル50中のイメ
ージエディタActiveX51,イメージエディタJava
アプリケーション52,復号処理DLL53及び印刷O
CX54,各種HTMLファイル40,各種画像データ
41,デジタルコンテンツを暗号化した状態で収容して
いる各種本画像コンテナ42,コピー防止機能付きスプ
ーラ55,等である。これら各種データについては、後
で詳しく説明する。
【0021】(サーバ装置の構成)サーバ装置1は、互
いにバスBを介して接続されたCPU10(処理装
置),RAM11,通信アダプタ15(通信装置)及び
ハードディスク12(格納媒体)を、主たるハードウェ
ア構成部品として有している。これらのうち、CPU1
0は、このサーバ装置1全体の制御を行う中央処理装置
である。また、通信アダプタ11は、インターネットI
Nが構築されている回線や専用線PLとのインターフェ
ースをなす通信装置である。
【0022】ハードディスク12は、CPU10によっ
て読み出されて実行される各種プログラム及び各種デー
タを、格納している。このハードディスク12が格納し
ているデータには、Webブラウザ27に表示させる画
面の構成を定義している各種HTMLファイル40,何
れかのHTMLファイル40内でリンクが設定されてい
る各種画像データ(JPEGデータ,GIFデータ)フ
ァイル41,前出のイメージエディタCABファイル5
0,本画像コンテナ42及びコピー防止機能付きスプー
ラ55,コンテンツデータベース43,会員データベー
ス44,再印刷理由テーブル45,支払状況管理テーブ
ル46,並びに、プリンタドライバデータベース47
が、含まれている。
【0023】これらのうち、本画像コンテナ42は、こ
のサーバ装置1を用いて販売される画像を送信するため
の各本画像データ(デジタルコンテンツ)毎に用意され
ている。そして、各本画像コンテナ42には、JPEG
のフォーマットで圧縮された画像データが、更にDES
等の暗号化アルゴリズムに従って暗号化された状態で、
収容されている。なお、ハードディスク12内におい
て、各本画像コンテナ42には、そこに収容されている
画像データを復号化するためのキー(コンテナキー)
が、対応付けられている。
【0024】また、イメージエディタCABファイル5
0(クライアントプログラムのファイルに相当)は、上
述したように、イメージエディタ起動ActiveX51,イ
メージエディタJavaアプリケーション52,復号処
理DLL53及び印刷OCX54を、含んでいる。この
復号処理DLL53は、上記本画像コンテナ42中の本
画像データを復号化するための処理を含む共有ライブラ
リである。また、印刷OCX54は、印刷イメージのR
AM24への描画及びプリンタドライバ29への転送を
行うカスタムコントロールである。
【0025】また、コピー防止機能付きスプーラ55
は、各種プリンタドライバ29毎に準備されており、こ
れらプリンタドライバ29が通常有しているスプーラか
ら印刷データのコピー機能をアプリケーションの制御に
よって外せるようにしたものである。
【0026】また、コンテンツデータベース43は、図
2に示されるように、各販売対象画像毎にエントリが用
意されたデータベースであり、各エントリには、販売対
象画像の識別情報であるコンテンツID,販売対象画像
を送信するための各本画像データの画像サイズに夫々対
応した各画像サイズID(size01:A3,size02:A
4,size03:はがき)毎の金額(無料である場合を含
む),各本画像データの属性を示す本画像属性情報(編
集の制約条件,フリーレイアウトの可否,本画像データ
の高さ方向のピクセル数,本画像データの幅方向のピク
セル数,等),本画像コンテナ42の格納位置(パス
名)及びレイアウト画像ファイル(販売対象画像を本画
像データよりも低い解像度でデータ化した画像データフ
ァイル40,即ち、デジタルコンテンツの見本)の格納
位置(パス名)が、登録されている。
【0027】会員データベース44(ユーザデータベー
ス)は、図3に示されるように、本デジタルコンテンツ
提供システムによるサービスに対して予め登録された各
会員について、夫々、一意に付与された識別情報である
ユーザID,パスワード,住所,氏名,年齢,電子メー
ルアドレス,ログイン中であるか否かを示すログイン情
報,等の情報を、登録している。これらの情報のうち、
ログイン情報は、後述するデータベースサーバ38によ
って登録されるが、それ以外の情報については、その会
員からの事前の申請に基づいて登録されたものであるの
で、その真偽が保証されているわけではない。
【0028】プリンタドライバデータベース47は、図
4に示されるように、本デジタルコンテンツ提供システ
ムによってサポートされる個々のプリンタ(即ち、販売
対象画像についての同一性保持権に抵触しないと著作者
が認め得る程度の品質でデジタルコンテンツに基づく印
刷を行うことができるプリンタ)用の各プリンタドライ
バ29毎に、その識別情報としてのプリンタID及びド
ライバ名称,そのプリンタドライバ29に対応したオペ
レーションシステム26を表すOSID,そのプリンタ
ドライバ29の能力情報(対応用紙サイズ,対応用紙種
別,対応左マージン,対応右マージン,対応上マージ
ン,対応下マージン,最大入力解像度,給紙方法,等)
を、登録している。
【0029】再印刷理由テーブル45(図8参照)及び
支払状況管理テーブル46(図7参照)については、初
期状態にはデータが格納されておらず、CPU10が処
理を実行することによってデータが蓄積されていくの
で、処理内容と一緒に、後で詳しく説明する。
【0030】さらに、ハードディスク12には、各種プ
ログラムが格納されている。このハードディスク12に
格納されているプログラムには、通信アダプタ15を介
して各ユーザ端末2や与信サーバ3との間でTCP/I
Pに従った通信を行う機能を含むオペレーティングシス
テム(図示略)の他、ファイルサーバ37,データベー
スサーバ38,Webサーバ35及びエディタサーバ3
6が、含まれている。これらを総称して、以下、サーバ
プログラムという。
【0031】ファイルサーバ37は、Webサーバ35
及びエディタサーバ36からの要求に応じて、上述した
HTMLファイル40,画像データファイル41,本画
像コンテナ42,イメージエディタCABファイル50
及びコピー防止機能付きスプーラ55を読み出す処理
を、CPU10に実行させる。
【0032】また、データベースサーバ38は、Web
サーバ35及びエディタサーバ36からの要求に応じ
て、上述したコンテンツデータベース43,会員データ
ベース44,再印刷理由テーブル45,支払状況管理テ
ーブル46及びプリンタドライバデータベース47に対
するアクセス(データ格納,データ読出,データ更新)
を、CPU10に実行させる。
【0033】また、Webサーバ35は、ユーザPC2
(Webブラウザ27)から送信されてきたHTTPリ
クエストメッセージの内容に応じて、ファイルサーバ3
7またはデータベースサーバ38から対応するデータを
受け取ってリクエスト元のユーザPC2(Webブラウ
ザ27)へ応答する処理や、メッセージに含まれている
データの各データベース43,44,47又はテーブル
45,46への登録をデータベースサーバ38に依頼し
てその処理結果をリクエスト元のユーザPC2(Web
ブラウザ27)へ応答する処理を、CPU10に実行さ
せる。
【0034】また、エディタサーバ36は、ユーザPC
2のCPU20によってイメージエディタJavaアプ
リケーション52に従って実行されているJavaバー
チャルマシン28(以下、単に「イメージエディタ5
2」という)との間で通信を行って、このイメージエデ
ィタ52からの要求に応じてファイルサーバ37または
データベースサーバ38から対応するデータを受け取っ
てリクエスト元のユーザPC2(Webブラウザ27)
へ応答する処理や、メッセージに含まれているデータの
各データベース43,44,47又はテーブル45,4
6への登録をデータベースサーバ38に依頼する処理
を、CPU10に実行させる。
【0035】これらWebサーバ35及びエディタサー
バ36による処理内容については、フローチャートに基
づいて、後で詳しく説明する。
【0036】RAM11は、CPU10が各種処理を実
行するに際しての作業領域が展開される主記憶装置であ
る。このRAM11内には、CPU10が上記Webサ
ーバ35及びエディタサーバ36を実行することによっ
て、セッションID管理テーブル48(図5参照)及び
印刷レイアウト情報ファイル49(図6参照)が、一時
的に生成される。これらセッションID管理テーブル4
8及び印刷レイアウト情報ファイル49については、W
ebサーバ35及びエディタサーバ36による処理内容
と一緒に、後で詳しく説明する。
【0037】(プログラムの内容)以下、上述したWe
bブラウザ27,イメージエディタ52(Javaバー
チャルマシン28及びイメージエディタJavaアプリ
ケーション52),Webサーバ35及びエディタサー
バ36による処理内容を、フローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0038】<Webブラウザ>図9は、Webブラウ
ザ27によるCPU20の処理内容を示すフローチャー
トである。但し、このWebブラウザ27は、一般に市
販されているブラウザプログラム(Java対応であり
ActiveXをサポートするブラウザプログラム)そのもの
であり、何ら新たな機能が追加されるものではない。
【0039】Webブラウザ27は、起動後最初のS0
01において、メニュー及びURL入力欄を含むウィン
ドウをディスプレイ22に表示した後に、S002〜S
010のループ処理を実行する。
【0040】このループ処理に入って最初のS002で
は、Webブラウザ27は、各種イベントの発生を待
つ。ここで、各種イベントとは、入力装置23を介して
のユーザによる入力(マウスを用いてカーソルを各種コ
ントロールに移動させた状態でクリックボタンを押下す
る事[以下、単に、コントロールを「押下する」と表現
する],及び、キーボードを操作して文字を打ち込む
事)や、Webサーバからのレスポンス受信,等であ
る。そして、何れかのイベントが発生すると、Webブ
ラウザ27は、発生したイベントの種類に対応した処理
を実行する。
【0041】具体的には、URLが入力されたと判定し
た場合,即ち、ウインドウのツールバー上のURL入力
欄にURL相当の文字列が表示されている状態で「実
行」を意味する入力(キーボードの実行キーの押下)が
行われた場合,若しくは、フレーム上のメニューから事
前に登録されていたURLが選択された場合、Webブ
ラウザ27は、S004において、入力されたURLを
含むHTTPリクエストメッセージを、そのURLに対
応したサーバへ送信する。S004の完了後、Webブ
ラウザ27は、処理をS008へ進める。
【0042】一方、S002にてハイパーリンク操作が
行われた場合,即ち、ウインドウ内に表示されている画
面において、その画面を表示させるためのHTML内で
何れかのURLにハイパーリンクされているオブジェク
ト(ボタン,URL,文字列,等)が押下された場合,
若しくは、何れかのURLにハイパーリンクされている
オブジェクトがフォーカスを持っている状態において実
行キーが押下された場合、Webブラウザ27は、S0
05において、そのオブジェクトにハイパーリンクされ
ているURLを含むHTTPリクエストメッセージを、
そのURLに対応したサーバへ送信する。S005の完
了後、Webブラウザ27は、処理をS008へ進め
る。
【0043】S008では、Webブラウザ27は、そ
の直前に何れかのWebサーバへ送信したHTTPリク
エストメッセージに対するレスポンスメッセージの受信
を待つ。そして、所定の制限時間内にレスポンスメッセ
ージを受信できなかった場合には、Webブラウザ27
は、S010において、そのページが利用不可能である
旨を示す画面をウインドウ内に表示した後に、処理をS
002に戻す。これに対して、制限時間内にレスポンス
メッセージを受信できた場合には、Webブラウザ27
は、処理をS009へ進める。
【0044】S009では、Webブラウザ27は、受
信したレスポンスメッセージに含まれるファイルに対す
る処理を、図10に示すサブルーチンに従って、実行す
る。即ち、Webブラウザ27は、S102において、
そのHTMLファイル中のHTML文書のテキスト部分
を、添付されたタグによって指定された通りに、ウイン
ドウ内に表示する。
【0045】次のS103では、Webブラウザ27
は、当該HTML文書中に画像データファイル(JPE
Gファイル,GIFファイル)へのリンクを指定するタ
グが含まれているか否かをチェックする。そして、画像
データファイルへのリンクを指定するタグが含まれてい
ない場合には、Webブラウザ27は、処理をS108
へ進める。
【0046】これに対して、HTML文書中に画像デー
タファイルへのリンクを指定するタグが含まれている場
合には、Webブラウザ27は、S104において、画
像データファイルへのリンクを指定するタグを一つ特定
して、特定されたタグによってリンクされている画像デ
ータファイルを要求するためのHTTPリクエストを、
カレントのWebサーバ(レスポンスメッセージ応答元
のWebサーバ)へ送信する。
【0047】次のS105では、Webブラウザ27
は、S104にて送信したHTTPリクエストに対する
レスポンスメッセージ受信を待ち、所定の制限時間内に
レスポンスメッセージを受信できなかった場合には処理
を直ちにS107へ進める。これに対して、制限時間内
にレスポンスメッセージを受信できた場合には、S10
6において、レスポンスメッセージに含まれる画像デー
タファイルに基づく画像をウインドウ内に表示されてい
るテキストに挿入表示した後に、処理をS107へ進め
る。
【0048】S107では、HTML文書に含まれる全
ての画像データファイルへのリンクに対する処理を、行
ったか否かチェックする。そして、未だ全てのリンクに
対する処理を完了していない場合には、処理をS104
に戻し、次のリンクに対する処理を実行する。これに対
して、全ての画像データファイルへのリンクに対する処
理を完了している場合には、処理をS108へ進める。
【0049】S108では、Webブラウザ27は、H
TML文書中にCABファイルの定義を検出したか否か
をチェックする。そして、CABファイルの定義を検出
していなければ、このサブルーチンを終了して、処理を
図9のメインルーチンに戻す。
【0050】これに対して、CABファイルの定義を検
出した場合には、S109において、その定義中のクラ
スID及びバージョン番号を有するアプリケーションが
ハードディスク25内に既にインストール済みであるか
否かをチェックする。そして、既にインストール済みで
あれば、処理をそのままS114へ進める。これに対し
て、S108にて読み出したクラスID及びバージョン
番号を有するアプリケーションがハードディスク25内
にインストールされてなければ、Webブラウザ27
は、S110において、S108にて読み出したダウン
ロード用URLを指定して、このURLに対応したCA
Bファイル(イメージエディタCABファイル50)を
要求するHTTPリクエストメッセージを、カレントの
Webサーバへ送信する。
【0051】次のS111では、Webブラウザ27
は、S110にて要求したCABファイルを受信するの
を、待つ。そして、CABファイルを受信すると、We
bブラウザ27は、S112において、受信したCAB
ファイルを解凍する。
【0052】次のS113では、Webブラウザ27
は、CABファイルを解凍することによって復元された
書庫内の各ファイル(イメージエディタCABファイル
50の場合においては、イメージエディタ起動ActiveX
51,イメージエディタJavaアプリケーション5
2,復号処理DLL53,印刷OCX54)を、ハード
ディスク25内の所定のフォルダにインストールする。
インストール完了後、Webブラウザ27は、処理をS
114へ進める。
【0053】S114では、Webブラウザ27は、S
113にてインストールしたActiveXを起動する。S1
14の完了後、Webブラウザ27は、このサブルーチ
ンを終了して、処理を図9のメインルーチンに戻す。
【0054】図9のメインルーチンでは、S009を完
了すると、処理がS002に戻される。
【0055】一方、S002にて戻るボタンが押下され
た場合、Webブラウザ27は、S007において、現
在の画面の直前に表示されていた画面をウィンドウ内に
再表示した後に、処理をS002に戻す。
【0056】一方、S002にてその他の操作が行われ
た場合(但し、後述する特定ボタンが押下された場合を
除く)には、Webブラウザ27は、S006におい
て、操作された内容に応じた処理を実行する。例えば、
フォーカス移動のための操作がなされた場合,即ち、画
面中の所定のコントロール(テキストボックス,コンボ
ボックス等)がクリックされた場合、Webブラウザ2
7は、クリックされたコントロールが新たにフォーカス
を持ったものとして記憶するとともに、その表示形態
を、フォーカスを持った事を示す形態へ変更する。例え
ば、何れかのテキストボックスがフォーカスを持った場
合には、そのテキストボックス内に文字入力カーソルを
表示する。同時に、Webブラウザ27は、それまでフ
ォーカスを持っていたコントロールの表示形態を、フォ
ーカスを持っていないことを示す形態へ変更する。ま
た、文字入力がなされた場合,Webブラウザ27は、
その時点において何れかのテキストボックスにフォーカ
スがあれば、そのフォーカスを有するテキストボックス
における文字入力カーソル位置に、入力された文字を
(図示せぬかな漢字変換プログラムによって変換された
状態で)書き込む。また、チェックボックス又はラジオ
ボタンの操作が行われたと判定した場合、Webブラウ
ザ27は、そのチェックボックス又はラジオボタンの表
示形態(設定値)をオンからオフへ、若しくは、オフか
らオンへ、切り替える。S006の完了後、Webブラ
ウザ27は、処理をS002へ戻して、次のイベント発
生を待つ。
【0057】一方、S002にて特定ボタン(画面中の
「登録」ボタン,「送信」ボタン,「プリントに進む」
ボタン,等、データ送信を行うことがタグによって規定
されているボタン)が押下された場合、Webブラウザ
27は、S003において、操作されたボタンに設定さ
れた処理を実行する。
【0058】(Webサーバによる処理)次に、Web
サーバ35による処理内容を、このWebサーバ35に
よってWebブラウザ27へ送信されるファイル,送信
されたファイルによって表示される画面,画面中の特定
ボタンに規定されたS003でのWebブラウザ27の
処理内容,並びに、Webサーバ35によって操作され
るセッションID管理テーブル48及び会員データベー
ス44とともに、説明する。
【0059】図14乃至図16は、このWebサーバ3
5による処理内容を示すフローチャートである。このW
ebサーバ35は、起動後最初のS501において、何
れかのユーザ端末2中で実行されているWebブラウザ
27からHTTPリクエストメッセージを受信するのを
待つ。そして、HTTPリクエストメッセージを受信す
ると、その内容に応じた処理を実行する。
【0060】具体的には、Webサーバ35は、受信し
たHTTPリクエストメッセージがサービスホームペー
ジのURLを含んでいる場合には、処理をS501から
S502へ進め、そのURLに対応するサーバプログラ
ムを実行することによってRAM11上でサービスホー
ムページのHTMLファイル40を生成し、S525に
おいて、そのHTMLファイル40を格納したレスポン
スメッセージを、リクエスト元のWebブラウザ27へ
応答し、処理をS501へ戻す。このサービスホームペ
ージのHTMLファイル40に基づいてユーザ端末2に
て表示される画面(サービスホームページ画面)を、図
32に示す。このホームページ画面に含まれる各ボタン
(「人物」ボタン50,「動物」ボタン51,「風景」
ボタン52)には、夫々、対応するリストページへのハ
イパーリンクが設定されている。従って、ユーザ端末2
において「風景」ボタン52が押下されると、Webブ
ラウザ27は、「風景」リストページのURLを含むH
TTPリクエストメッセージを、Webサーバ35へ送
信して来る(S005)。
【0061】Webサーバ35は、受信したHTTPリ
クエストメッセージが何れかのリストページのURLを
含む場合には、処理をS501からS503へ進め、そ
のURLに対応したサーバプログラムを実行することに
よってRAM11上でリストページのHTMLファイル
40を生成し、S525において、そのHTMLファイ
ル40を格納したレスポンスメッセージを、リクエスト
元のWebブラウザ27へ応答し、処理をS501へ戻
す。このホームページのHTMLファイル40に基づい
てユーザ端末2にて最終的に表示される画面(「風景」
リストページ画面)を、図33に示す。各リストページ
には、そのリストページのジャンル(人物,動物,風
景)に分類された個々のデジタルコンテンツを示すサム
ネイル画像へのリンクが、ハイパーリンクとして設定さ
れている。従って、ユーザ端末2のWebブラウザ27
は、各サムネイル画像のURLを含むHTTPリクエス
トメッセージを、Webサーバ35へ送信して来る(S
104)。
【0062】Webサーバ35は、受信したHTTPリ
クエストメッセージがサムネイル画像のURLを含む場
合には、処理をS501からS507へ進め、そのUR
Lに対応したサムネイル画像の画像データファイル41
をファイルサーバ37から受け取り、S525におい
て、その画像データファイル41を格納したレスポンス
メッセージを、リクエスト元のWebブラウザ27へ応
答し、処理をS501へ戻す。その結果、最終的には、
ユーザ端末2において、図33に示すようにリスト画面
が表示されるのである。そして、ユーザが何れかの画像
を購入対象として選択して、リスト画面内で対応したサ
ムネイル画像を押下すると、Webブラウザ27は、そ
のサムネイル画像にハイパーリンクとして設定されてい
るプレビューページのURL(このURLには、サムネ
イル画像が示す対象画像のコンテンツIDが組み込まれ
ている)を含むHTTPリクエストメッセージを、We
bサーバ35へ送信して来る(S005)。
【0063】Webサーバ35は、受信したHTTPリ
クエストメッセージが何れかのプレビューページのUR
Lを含む場合には、処理をS501からS504へ進め
る。S504では、Webサーバ35は、対応するサー
バプログラムを実行することによってRAM11上でプ
レビューページのHTMLファイル40のひな形を生成
する。次のS505では、Webサーバ35は、プレビ
ューページのURLに組み込まれている購入対象画像の
コンテンツIDを抽出し、そのコンテンツIDに対して
コンテンツデータベース43内で対応付けられた各画像
サイズID毎の金額を、データベースサーバ38から受
け取る。次のS506では、Webサーバ35は、前記
ひな形にこれらのデータを組み込み、購入対象画像用プ
レビューページのHTMLファイルを、生成する。具体
的には、S504にて受け取ったHTMLファイル40
を開き、購入対象画像のプレビュー画像(サムネイル画
像よりも若干大きい画像)のファイル名(コンテンツI
Dを含む)をアンカーに設定したタグを追記し、各コン
ボボックス53に、S505にて受け取った各画像サイ
ズ毎の金額を設定する。Webサーバ35は、完成した
購入対象画像用プレビューページのHTMLファイルを
完成すると、S525において、そのプレビューページ
HTMLファイルをリクエスト元のWebブラウザ27
へ応答し、処理をS501へ戻す。このプレビューペー
ジHTMLファイルを受信したユーザ端末2のWebブ
ラウザ27は、上述したのと同様にして、購入対象画像
のプレビュー画像の画像データファイル41をWebサ
ーバ35に要求し(S104,S507)、最終的に、
図34に示すようなプレビューページを表示する。この
プレビューページには、上記した購入対象画像のプレビ
ュー画像54及びコンボボックス53の他、「プリント
に進む」ボタン55が含まれている。
【0064】このプレビューページにおいて、ユーザ
は、コンボボックス53を開いて何れかの画像サイズを
選択した後に、「プリントに進む」ボタン55を押下す
る。プレビューページのHTMLファイルにおいてこの
「プリントに進む」ボタン55に付されたタグには、こ
の「プリントに進む」ボタン55が押下された時にWe
bブラウザ27が図9のS003において図11に示す
処理を実行することになる設定が、なされている。ここ
で、図11に示す処理の説明をしておくと、最初のS2
01において、Webブラウザ27は、プレビュー画像
のファイル名に含まれるコンテンツIDとコンボボック
ス53にて選択された画像サイズに相当する画像サイズ
IDとを取得する。次のS202では、Webブラウザ
27は、RAM24上に記憶されている自己のユーザI
D及びオペレーションシステム26に対応したOSID
を取得する。次のS203では、Webブラウザ27
は、S201にて取得したコンテンツID及び画像サイ
ズIDとS202にて取得したユーザID及びOSID
とを指定したイメージエディタ取得要求のHTTPリク
エストメッセージを、Webサーバ35へ送信する。S
203を完了すると、Webブラウザ27は、処理をS
008へ進め、S203にて送信したHTTPリクエス
トメッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0065】図14乃至図16の説明に戻り、Webサ
ーバ35は、受信したHTTPリクエストメッセージが
イメージエディタ起動ページ取得要求を内容としている
場合には、処理をS501からS508へ進め、対応す
るサーバプログラムを実行することによってイメージエ
ディタ起動ページ取得要求において指定されているユー
ザIDを抽出し、データベースサーバ38に対して、そ
のユーザIDに対応したユーザがログイン中であるか否
かのチェックを依頼する。このログインチェック依頼を
受けたデータベースサーバ38は、指定されたユーザI
Dを含むエントリにおけるログイン情報を会員データベ
ース44から抽出し、前記サーバプログラムへ返答す
る。前記サーバプログラムは、S509において、返答
された情報に基づいて、当該ユーザがログイン中である
か否かをチェックする。そして、当該ユーザがログイン
中であれば、処理をS514へ進める。これに対して、
当該ユーザがログイン中でなければ、前記サーバプログ
ラムは、S510において、RAM11上でログイン画
面のHTMLファイル40を生成し、S525におい
て、そのHTMLファイル40を格納したレスポンスメ
ッセージを、リクエスト元のWebブラウザ27へ応答
し、処理をS501へ戻す。このログイン画面のHTM
Lファイル40に基づいてユーザ端末2にて表示される
ログイン画面を、図35に示す。このログイン画面に
は、ユーザIDテキストボックス56及びパスワードテ
キストボックス57の他、「ログイン」ボタン58が含
まれている。
【0066】このログイン画面において、ユーザは、ユ
ーザIDテキストボックス56に自己のユーザIDを書
き込むとともにパスワードテキストボックス57に自己
のパスワードを書き込んだ後に、「ログイン」ボタン5
8を押下する。ログイン画面のHTMLファイルにおい
てこの「ログイン」ボタン58に付されたタグには、こ
の「ログイン」ボタン58が押下された時にWebブラ
ウザ27が図9のS003において図12に示す処理を
実行することになる設定が、なされている。ここで、図
12に示す処理の説明をしておくと、最初のS301に
おいて、Webブラウザ27は、ユーザIDテキストボ
ックス56内に書き込まれているユーザIDテキストボ
ックス56及びパスワードテキストボックス57内に書
き込まれているパスワードを取得する。次のS302で
は、Webブラウザ27は、S301にて取得したユー
ザID及びパスワードとを指定したログイン要求のHT
TPリクエストメッセージを、Webサーバ35へ送信
する。S302を完了すると、Webブラウザ27は、
処理をS008へ進め、S302にて送信したHTTP
リクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを
待つ。
【0067】図14乃至図16の説明に戻り、Webサ
ーバ35は、受信したHTTPリクエストメッセージが
ログイン要求を内容としている場合には、処理をS50
1からS511へ進め、対応する処理を実行することに
よって、HTTPリクエストメッセージ中に含まれるユ
ーザID及びパスワードを抽出し、データベースサーバ
38に対して、そのユーザID及びパスワードに対応し
たユーザについてのログイン依頼を行う。このログイン
依頼を受けたデータベースサーバ38は、指定されたユ
ーザID及びパスワードの組み合わせを含むエントリ
を、会員データベース44内で検索する。そして、指定
されたユーザID及びパスワードの組み合わせを含むエ
ントリが会員データベース44内にあれば、そのエント
リにおけるログイン情報を“ログイン中”に設定し、前
記サーバプログラムに対してログインOKの返答を行
う。これに対して、指定されたユーザID及びパスワー
ドの組み合わせを含むエントリが会員データベース44
内になければ、前記サーバプログラムに対してログイン
NGの返答を行う。前記サーバプログラムは、S512
において、データベースサーバ38からの返答の内容を
チェックし、ログインOKであれば、処理をS514へ
進める。これに対して、返答の内容がログインNGであ
れば、前記サーバプログラムは、S513において、R
AM11上でエラー画面のHTMLファイル40を生成
し、S525において、そのHTMLファイル40を格
納したレスポンスメッセージを、リクエスト元のWeb
ブラウザ27へ応答し、処理をS501へ戻す。
【0068】S514では、Webサーバ35は、当該
ユーザ端末との接続を一意に識別するためのセッション
IDを発行する。また、Webサーバ35は、イメージ
エディタ起動ページ取得要求において指定されていたユ
ーザID,コンテンツID,画像サイズID及びOSI
Dを抽出する。そして、Webサーバ35は、これらセ
ッションID,ユーザID,コンテンツID,画像サイ
ズID及びOSIDの組み合わせを、RAM11上のセ
ッションID管理テーブル48に登録する。図5に示す
ように、このセッションID管理テーブル48は、これ
らの組み合わせを、複数組登録可能である。
【0069】次のS515では、Webサーバ35は、
イメージエディタ起動ページHTMLファイル(ASP
ファイル)を生成する。このイメージエディタ起動ペー
ジHTMLファイルには、イメージエディタCABファ
イル50の格納位置を示すURL(ダウンロード用UR
L),このイメージエディタCABファイル50中のイ
メージエディタ起動ActiveX51を特定するためのクラ
スID及びバージョン番号,S514にて発行したセッ
ションID,並びに、同じくS514にて抽出されたユ
ーザIDが、書き込まれる。Webサーバ35は、S5
25において、そのイメージエディタ起動ページHTM
Lファイルを格納したレスポンスメッセージを、リクエ
スト元のWebブラウザ27へ応答し、処理をS501
へ戻す。
【0070】このイメージエディタ起動ページHTML
ファイルを受信したWebブラウザ27は、イメージエ
ディタ起動ページHTMLファイル中に記載されている
ユーザID,セッションID,クラスID,バージョン
番号及びダウンロード用URLを取り込む。そして、上
述したように、クラスIDを同じくするイメージエディ
タ起動ActiveX51がハードディスク25にインストー
ルされていれば、そのイメージエディタ起動ActiveX5
1を起動する(S114)。これに対して、イメージエ
ディタ起動ページHTMLファイル中に記載されたクラ
スID及びバージョン番号を有するイメージエディタ起
動ActiveX51がハードディスク25にインストールさ
れていなければ、イメージエディタ起動ページHTML
ファイル中に記載されたダウンロード用URLを指定し
たイメージエディタ起動CABファイル要求のHTTP
リクエストメッセージを、Webサーバ35へ送信して
来る(S110)。
【0071】図14乃至図16の説明に戻り、Webサ
ーバ35は、受信したHTTPリクエストメッセージが
イメージエディタ起動CABファイル要求を内容として
いる場合には、処理をS501からS516へ進め、H
TTPリクエストメッセージ中に含まれるURLに対応
したイメージエディタ起動CABファイル50をファイ
ルサーバ37から受け取り、S525において、そのイ
メージエディタ起動CABファイル50を格納したレス
ポンスメッセージを、リクエスト元のWebブラウザ2
7へ応答し、処理をS501へ戻す。
【0072】このイメージエディタ起動CABファイル
50を受信したWebブラウザ27は、上述したよう
に、このイメージエディタ起動CABファイル50を解
凍し(S112)、その書庫に含まれていたイメージエ
ディタ起動ActiveX51,イメージエディタJavaア
プリケーション52,復号処理DLL53及び印刷OC
X54を、ハードディスク25内の所定位置にインスト
ールし(S113)、ユーザID及びセッションID,
コンテンツID,画像サイズID,OSIDを指定し
て、イメージエディタ起動ActiveX51を起動する。
【0073】一方、Webサーバ35は、受信したHT
TPリクエストメッセージが決済用WebページのUR
Lを含んでいる場合には、処理をS501からS518
へ進め、対応するサーバプログラムを実行することによ
って決済用WebページのHTMLファイル40をRA
M11上で生成し、S525において、そのHTMLフ
ァイル40を格納したレスポンスメッセージを、リクエ
スト元のWebブラウザ27へ応答し、処理をS501
へ戻す。この決済用WebページのHTMLファイル4
0に基づいてユーザ端末2にて表示される画面(決済用
Webページ画面)を、図38に示す。図38に示され
るように、この決済用Webページ画面には、クレジッ
トカード種別(発行元クレジットカード会社名)を選択
するためのオプションボタン59,カード番号を入力す
るためのカード番号テキストボックス60,名義人を入
力するための名義人テキストボックス61,有効期限を
入力するための期限コンボボックス62,及び送信ボタ
ン63が、含まれている。
【0074】この決済用Webページにおいて、ユーザ
は、自己が所有するクレジットカードの種別(発行元ク
レジットカード会社名)に相当するオプションボタン5
9をクリックし、カード番号テキストボックス60にそ
のクレジットカードのカード番号を書き込み、名義人テ
キストボックス61に自己の氏名を書き込み、有効期限
コンボボックス62にそのクレジットカードの有効期限
を設定した後に、「送信」ボタン63を押下する。決済
用WebページのHTMLファイルにおいてこの「送
信」ボタン63に付されたタグには、この「送信」ボタ
ン63が押下された時にWebブラウザ27が図9のS
003において図13に示す処理を実行することになる
設定が、なされている。ここで、図13に示す処理の説
明をしておくと、S401において、決済用Webペー
ジ画面中のオプションボタン59によって選択されたカ
ード種別(発行元クレジットカード会社名),カード番
号テキストボックス60に書き込まれたカード番号,名
義人名テキストボックス61に書き込まれた名義人名,
期限コンボボックス62に設定された有効期限(与信確
認のための情報)を取得する。次のS402では、We
bブラウザ27は、RAM24上に記憶されている自己
のユーザID,オペレーションシステム26に対応した
OSID,及び、RAM24上に記憶されている後述の
レイアウトIDを、取得する。次のS403では、We
bブラウザ27は、S401にて取得したカード種別
(発行元クレジットカード会社名),カード番号,名義
人名及び有効期限,並びに、S402にて取得したユー
ザID,セッションID及びレイアウトIDとを指定し
たクレジットカード与信要求のHTTPリクエストメッ
セージを、Webサーバ35へ送信する。S403を完
了すると、Webブラウザ27は、処理をS008へ進
め、S403にて送信したHTTPリクエストメッセー
ジに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0075】図14乃至図16の説明に戻り、Webサ
ーバ35は、受信したHTTPリクエストメッセージが
クレジットカード与信要求を内容としている場合には、
処理をS501から519へ進め、対応するサーバプロ
グラムを実行することによってRAM11上に記憶され
た印刷レイアウト情報ファイル49を、読み込む。この
印刷レイアウト情報ファイル49は、後述するように、
図28のS918においてエディタサーバ36によって
RAM11上に記憶されたデータであり、図6に示され
るように、購入対象画像についての印刷物購入毎に、そ
の購入の内訳(レイアウトID,レイアウト情報[印刷
物における購入対象画像や文字列の配置情報],ユーザ
ID,セッションID,本画像コンテナ格納位置)を特
定する内容を、有している。上記レイアウトIDは、こ
の印刷レイアウト情報ファイル49において各印刷物購
入を一意に識別するための識別情報である。前記サーバ
プログラムは、読み込んだ印刷レイアウト情報ファイル
49から、クレジットカード与信要求において指定され
ていたレイアウトIDを含むエントリを抽出して、その
エントリ中のコンテンツID及び画像サイズIDの組み
合わせに対応した金額を、データベースサーバ38から
受け取る。
【0076】次のS520では、前記サーバプログラム
は、クレジットカード与信要求において指定されていた
カード番号及び名義人名とS519にて取得した金額を
指定して、与信サーバ3へ与信の依頼をする。即ち、そ
のカード番号が示すクレジットカードが有効であり、そ
のカード番号が示すクレジットカードの名義人は当該ユ
ーザであり、且つ、金額は使用限度額以内であることの
確認を、依頼する(クレジットカードが有効であるか否
かについての与信確認のための処理)。
【0077】次のS521では、前記サーバプログラム
は、与信サーバ3からの与信結果をチェックする。そし
て、与信結果がNGであれば、S524において、与信
結果がNGである旨を表す与信確認画面のHTMLファ
イル40をRAM11上で生成し、S525において、
そのHTMLファイル40を格納したレスポンスメッセ
ージを、リクエスト元のWebブラウザ27へ応答し、
処理をS501へ戻す。
【0078】これに対して、与信結果がOKであれば、
前記サーバプログラムは、S522において、クレジッ
トカード与信要求において指定されていたユーザIDに
対応するユーザ情報(住所、氏名、年齢、電子メールア
ドレス)を、データベースサーバ38から受け取る。次
のS523では、前記サーバプログラムは、データベー
スサーバ38に対して、クレジットカード与信要求にお
いて指定されていたユーザID,レイアウトID,カー
ド種別,カード番号,有効期限,S519にて取得した
金額,S522にて取得したユーザ情報,処理当日の日
付(発行日),売上確認フラグ=“0”,及び、課金用
印刷ステータス“1”の組み合わせを、支払い状況管理
テーブル46の空きエントリに登録する様、依頼する。
そして、前記サーバプログラムは、S524において、
与信結果がOKである旨を表す与信確認画面のHTML
ファイル40をRAM11上で生成し、S525におい
て、そのHTMLファイル40を格納したレスポンスメ
ッセージを、リクエスト元のWebブラウザ27へ応答
し、処理をS501へ戻す。
【0079】Webサーバ35は、受信したHTTPリ
クエストメッセージがその他の要求を内容としている場
合には、処理をS501からS517へ進め、HTTP
リクエストメッセージの要求内容に応じたサーバプログ
ラムを実行し、処理をS501へ戻す。
【0080】(イメージエディタ起動ActiveXによる処
理)次に、イメージエディタCABファイル50を読み
込んだWebブラウザ27が図10のS114を実行す
ることによって起動されるイメージエディタ起動Active
Xによる処理内容を、図17を参照して、説明する。
【0081】イメージエディタ起動ActiveX51は、起
動後最初のS601において、ハードディスク25にJ
avaバーチャルマシン28がインストールされている
か否かをチェックする。そして、Javaバーチャルマ
シン28がインストールされていなければ、S608に
おいてエラーメッセージをディスプレイ22上に表示し
た後に、処理を終了する。
【0082】これに対して、Javaバーチャルマシン
28がハードディスク25にインストールされていれ
ば、イメージエディタ起動ActiveX51は、S602に
おいて、Javaバーチャルマシン28に、イメージエ
ディタJavaアプリケーション52(クライアントプ
ログラム)に従った処理を起動させる。以後、イメージ
エディタJavaアプリケーション52に従ってJav
aバーチャルマシン28がCPU20に実行させる機能
を、「イメージエディタ52」と称する。なお、このイ
メージエディタ52には、イメージエディタ起動Active
X51から、ユーザID及びセッションIDが継承され
る。
【0083】(イメージエディタ及びエディタサーバに
よる処理)以下、イメージエディタ起動ActiveX51に
よって起動されたイメージエディタ52による処理内容
と、このイメージエディタ52と通信を行うことによっ
て同期して実行されるエディタサーバ36の処理内容と
を、時系列に沿って、説明する。図18乃至図24は、
イメージエディタ52による処理のメインルーチンを示
すフローチャートであり、図27乃至図30は、エディ
タサーバ36による処理を示すフローチャートである。
【0084】起動したイメージエディタ52は、図18
のS701において、ユーザID及びセッションIDを
指定して、起動パラメータ取得要求のHTTPリクエス
トメッセージをエディタサーバ36へ送信する。
【0085】エディタサーバ36は、起動後最初のS9
01(図27)において、イメージエディタ52からの
起動パラメータ取得要求を待っている。そして、起動パ
ラメータ取得要求を受信すると、エディタサーバ36
は、処理をS901からS902へ進め、対応するサー
バプログラムを実行することによって、データベースサ
ーバ38に対して、起動パラメータ取得要求において指
定されているユーザIDがログイン中であるか否かを問
い合わせる。この問い合わせを受けたデータベースサー
バ38は、そのユーザIDに基づいて会員データベース
44を検索し、そのユーザIDを含むエントリにおける
ログイン情報を、前記サーバプログラムへ返答する。前
記サーバプログラムは、S903において、データベー
スサーバ38からの返答内容をチェックする。そして、
ログイン中でなければ、前記サーバプログラムは、S9
04において、エラーコードをイメージエディタ52へ
応答し、処理を終了する。これに対して、ログイン中で
あれば、エディタサーバ36は、S905において、R
AM11上のセッションID管理テーブル48(図5)
から、上記ユーザID及びセッションIDに対応したコ
ンテンツID及び画像サイズIDを読み出す。そして、
これらコンテンツID及び画像サイズIDに、その他の
制御パラメータ(コンテンツデータベース43において
上記コンテンツIDに対応付けられている本画像コンテ
ナ格納場所,等)を併せて起動パラメータとし、これら
起動パラメータを格納したレスポンスメッセージをイメ
ージエディタ52へ送信する。その後、エディタサーバ
36は、S906において、イメージエディタ52から
の編集リソース取得要求を待つ。
【0086】イメージエディタ52は、S701にてH
TTPリクエストメッセージを送信した後、次のS70
2において、送信されたHTTPリクエストメッセージ
に対するレスポンスメッセージを待ち受ける。具体的に
は、イメージエディタ52は、このS702において、
図25に示すレスポンス受信チェック第1サブルーチン
(“レスポンス受信チェック1”)を実行する。
【0087】このサブルーチンに入って最初のS801
では、イメージエディタ52は、ユーザPC2とサーバ
装置1との間の通信回線が接続状態のままであるか切断
しているかをチェックする。そして、接続状態のままで
あれば、処理をS805へ進める。これに対して、通信
回線が切断されている場合には、イメージエディタ52
は、S802において、他の処理を中断した上で、図4
1に示す警告画面をディスプレイに表示する。図41に
示されるように、この警告画面には、操作可能なアイテ
ムとして「OK」ボタン89及び「中止」ボタン90が
含まれている。イメージエディタ52は、警告画面の表
示後、次のS803において、ユーザがこの「OK」ボ
タン89又は「中止」ボタン90を押下するのを待つ。
そして、ユーザが「OK」ボタン89を押下すると、S
804において警告画面を閉じた後に、処理をS801
に戻す。ここで、もしユーザが通信回線を回復する処置
を採らぬままに「OK」ボタン89を押下したとする
と、S801において通信回線が切断されているとの判
断が再びなされ、S802において警告画面が再表示さ
れる。これに対して、ユーザが通信回線を回復する処理
を採った状態で「OK」ボタン89を押下したのである
と、S801において通信回線が接続状態にあるとの判
断がなされ、処理がS805に進み、他の処理が再開さ
れる。
【0088】S805では、イメージエディタ52は、
エディタサーバ36からレスポンスメッセージを受信し
たか否かをチェックする。そして、エディタサーバ36
からレスポンスメッセージを未だ受信していない場合
(エラーコードを受信した場合を含む)には、イメージ
エディタ52は、S806において、HTTPリクエス
トメッセージを送信してからの経過時間が所定の制限時
間を越えたか否かをチェックする。そして、イメージエ
ディタ52は、経過時間が制限時間を超えていれば処理
をS808へ進め、未だ制限時間を超えていなければ処
理をS807へ進める。S807では、イメージエディ
タ52は、エディタサーバ36からエラーコードを受信
したか否かをチェックする。そして、エラーコードを受
信していなければ、処理をS801へ戻す。これに対し
て、エラーコードを受信していれば、処理をS808へ
進める。S808では、イメージエディタ52は、エデ
ィタサーバ36側において何らかのトラブルが発生した
のであるとして、ディスプレイ22上にエラーメッセー
ジを表示した後に、処理を終了する。
【0089】一方、S803において「中止」ボタン9
0が押下されたと判断した場合には、イメージエディタ
52は、処理をそのまま終了する。
【0090】以上のS801乃至S807の処理ループ
を繰り返している間にエディタサーバ36からレスポン
スメッセージを受信すると、イメージエディタ52は、
S805から処理ループを抜けて、このレスポンス受信
チェック第1サブルーチンを終了して、図18のメイン
ルーチンに処理を戻す。
【0091】図18のメインルーチンでは、イメージエ
ディタ52は、S702の次のS703において、ユー
ザID及びセッションIDを指定した編集リソース取得
要求のHTTPリクエストメッセージを、エディタサー
バ36へ送信する。ここで、編集リソースとは、購入対
象画像の内容を示すレイアウト画像ファイル(上述した
プレビュー画像よりは解像度が高いが実際に印刷に用い
られる本画像よりは解像度が低い画像データのファイ
ル,即ち、デジタルコンテンツの見本),及び、上述し
た本画像属性情報(図2)である。イメージエディタ5
2は、S703において上記HTTPリクエストメッセ
ージを送信した後に、S704において、上述したレス
ポンス受信チェック第1サブルーチンを実行することに
よって、上記HTTPリクエストメッセージに対するレ
スポンスメッセージを待つ。
【0092】エディタサーバ36は、イメージエディタ
52からの編集リソース取得要求を受信すると、処理を
S906からS907へ進め、対応するサーバプログラ
ムを実行することにより、編集リソース取得要求におい
て指定されていたユーザID及びセッションIDに対応
するコンテンツID及び画像サイズIDを、RAM11
上のセッションID管理テーブル48から読み出す。そ
して、前記サーバプログラムは、これらコンテンツID
及び画像サイズIDの組み合わせに対してコンテンツデ
ータベース43内で対応付けられている本画像属性情報
及びレイアウト画像データファイル格納場所を、データ
ベースサーバ38から受け取る。さらに、前記サーバプ
ログラムは、上記レイアウト画像データファイル格納場
所に格納されているレイアウト画像データファイル41
を、ファイルサーバ37から受け取る。次の908で
は、前記サーバプログラムは、S907にて受け取った
本画像属性情報及びレイアウト画像データファイル41
を編集リソースとして圧縮し、圧縮された編集リソース
を格納したレスポンスメッセージを、イメージエディタ
52へ応答する。その後、エディタサーバ36は、S9
09において、イメージエディタ52からのプリンタ能
力情報要求を待つ。
【0093】イメージエディタ52は、エディタサーバ
36からの編集リソースを受信すると、処理をS704
からSS705へ進め、ハードディスク25にインスト
ール済みの全てのプリンタドライバ29を検出する。そ
して、次のS706において、検出されたプリンタドラ
イバ29に特定プリンタ(このデジタルコンテンツ提供
サービスにおいてサポートされているプリンタ)をロー
カルプリンタとして使用するためのプリンタドライバが
含まれているか否かを、チェックする。そして、そのよ
うプリンタドライバが含まれていない場合には、イメー
ジエディタ52は、S707において、ディスプレイ2
2上にエラーメッセージを表示した後に、処理を終了す
る。これに対して、そのようなプリンタドライバが含ま
れている場合には、イメージエディタ52は、S708
において、これらプリンタドライバ(即ち、特定プリン
タをローカルプリンタとして使用するためのものとして
インストールされているプリンタドライバ)のプリンタ
ドライバ名(プリンタドライバの識別情報)のリスト
を、生成する。次のS709において、エディタサーバ
36は、S708にて生成したプリンタドライバ名リス
トを添付するとともにユーザID,セッションID及び
OSIDを指定したプリンタ能力情報取得要求のHTT
Pリクエストメッセージを、エディタサーバ36へ送信
する。イメージエディタ52は、S709にて上記HT
TPリクエストメッセージを送信した後に、S710に
おいて、上述したレスポンス受信チェック第1サブルー
チンを実行することによって、上記HTTPリクエスト
メッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0094】エディタサーバ36は、イメージエディタ
52からのプリンタ能力情報取得要求を受信すると、処
理をS909からS910へ進め、対応するサーバプロ
グラムを実行することによって、データベースサーバ3
8に対して、プリンタ能力情報取得要求において指定さ
れていたOSID及びプリンタドライバ名リスト中の各
プリンタドライバ名の組み合わせを夫々提示して、これ
ら組み合わせに対応するプリンタ能力情報のプリンタド
ライバデータベース47からの検索を依頼する。データ
ベースサーバ38は、受け取った組み合わせのうち、プ
リンタドライバデータベース47内で利用可能なものと
して登録されているものについて、対応するプリンタ能
力情報をこのプリンタドライバデータベース47から検
索して、前記サーバプログラムに返答する。前記サーバ
プログラムは、S911において、データベースサーバ
38から返答された利用可能なプリンタのプリンタ能力
情報を格納したレスポンスメッセージを、イメージエデ
ィタ52へ応答する。その後、エディタサーバ36は、
S912において、イメージエディタ52からの何れか
のリクエスト(コピー防止機能付きスプーラ取得要求又
は印刷画像の登録要求)を待つ。
【0095】イメージエディタ52は、エディタサーバ
36からのプリンタ能力情報を受信すると、処理をS7
10からS711へ進め、受信したプリンタ能力情報に
従って、ディスプレイ22上に、図36に示すようなプ
リンタ選択設定画面を表示する。このプリンタ選択設定
画面は、受信した各プリンタ能力情報に対応したプリン
タドライバを示すアイコンを列挙したプリンタ選択領域
65,プリンタ選択領域65において対応するアイコン
がクリックされることによって選択されたプリンタドラ
イバについてのプリンタ能力情報に含まれる印刷可能用
紙サイズを列挙した用紙サイズコンボボックス66,同
じく印刷可能方向を選択するための印刷方向オプション
ボタン67,同じく印刷可能用紙種別をリストアップし
た用紙種別コンボボックス68,同じく使用可能給紙装
置をリストアップした給紙方法コンボボックス69,
「次へ」ボタン70及び「終了」ボタン71を、含んで
いる。
【0096】続いて、イメージエディタ52は、S71
2において、プリンタ選択設定画面に対する入力を待
つ。そして、イメージエディタ52は、「終了」ボタン
71が押下されると、処理を終了する。また、「終了」
ボタン71の押下及び「次へ」ボタン70の押下以外の
入力が行われた場合には、S713において、入力に応
じた処理を実行する。具体的には、プリンタ選択領域6
5内に列挙されている何れかのアイコンが押下された場
合には、そのアイコンに対応したプリンタドライバが選
択され、そのプリンタドライバに対応した印刷可能用紙
サイズが用紙サイズコンボボックス66の選択肢とな
り、そのプリンタドライバに対応した印刷可能方向が印
刷方向オプションボタン67にて選択可能となり、その
プリンタドライバに対応した印刷可能用紙種別が用紙種
別コンボボックス68の選択肢となり、そのプリンタド
ライバに対応した使用可能給紙装置が給紙方法コンボボ
ックス69の選択肢となる。また、印刷方向オプション
ボタン67を構成する何れかのラジオボタンがクリック
されると、クリックされたラジオボタンに対応した印刷
方向が設定される。また、何れかのコンボボックス6
6,68,69が開かれてリストアップされている何れ
かの選択肢がクリックされると、クリックされた選択肢
が設定される。
【0097】これに対して、S712にて「次へ」ボタ
ン70が押下された場合には、イメージエディタ52
は、その時点におけるプリンタドライバの選択,及び、
各コンボボックス66,68,69の設定及びオプショ
ンボタン67の設定を確定し、S714において、選択
されたプリンタドライバ29のスプーラがコピー防止機
能を有しているか否かをチェックする。そして、スプー
ラがコピー防止機能を有している場合には、イメージエ
ディタ52は、処理をS718へ進める。これに対し
て、スプーラがコピー防止機能を有していない場合に
は、イメージエディタ52は、S715において、ユー
ザID,セッションID,OSID及び選択されたプリ
ンタドライバ名を指定したコピー防止機能付スプーラ取
得要求のHTTPリクエストメッセージを、エディタサ
ーバ36へ送信する。イメージエディタ52は、S71
5にて上記HTTPリクエストメッセージを送信した後
に、S716において、上述したレスポンス受信チェッ
ク第1サブルーチンを実行することによって、上記HT
TPリクエストメッセージに対するレスポンスメッセー
ジを待つ。
【0098】エディタサーバ36は、イメージエディタ
52からのコピー防止機能付スプーラ取得要求を受信す
ると、処理をS912からS913へ進め、対応するサ
ーバプログラムを実行することによって、コピー防止機
能付スプーラ取得要求に指定されたOSID及びプリン
タドライバ名に対応したコピー防止機能付きスプーラ5
5を、ファイルサーバ37から受け取る。そして、前記
サーバプログラムは、次のS914において、S913
にて受け取ったコピー防止機能付きスプーラ55を格納
したレスポンスメッセージをイメージエディタ52へ送
信し、処理をS912へ戻す。
【0099】イメージエディタ52は、前記サーバプロ
グラムからコピー防止機能付きスプーラ55を受信する
と、処理をS716からS717へ進め、受信したコピ
ー防止機能付きスプーラ55により、選択されたプリン
タドライバのスプーラを置き換えた後、処理をS718
へ進める。
【0100】S718では、イメージエディタ52は、
S704にて受信した編集リソースに含まれているレイ
アウト画像データファイル41に基づいて、ディスプレ
イ22上に、図37に示すエディタウインドウを表示す
る。このエディタウインドウ内には、その上縁に沿っ
て、「回転」,「重ね順」,「グループ化」,「センタ
リング」,「削除」,「ズーム」,「グリッド」,「取
消」,「ヘルプ」の各メニューが列挙されたメニューバ
ー72が、配置されている。また、その左側縁に沿っ
て、「見本印刷」ボタン73,「本印刷」ボタン74,
「文字入力」ボタン75を含むツールボタンパネル76
が、配置されている。さらに、その下縁に沿って、「戻
る」ボタン77及び「終了」ボタン78を含むツールバ
ー79が、配置されている。エディタウインドウ内にお
けるその他の領域が、編集領域80である。この編集領
域80の中央には、プリンタ選択設定画面(図36)の
用紙サイズコンボボックス66にて選択された用紙サイ
ズの用紙を表すエディタページ81が、印刷方向オプシ
ョンボタン67にて選択された印刷方向に向けて表示さ
れている。このエディタページ81の外縁の内側には、
プリンタ4による印刷可能範囲が、破線にて示されてい
る。そして、初期状態においては、この印刷可能範囲一
杯に、購入対象画像がレイアウト画像データに基づいて
表示されている。
【0101】続いて、イメージエディタ52は、S71
9において、エディタウインドウに対する入力を待つ。
そして、「終了」ボタン78が押下されると、イメージ
エディタ52は、処理を終了する。また、「戻る」ボタ
ン77の押下,「終了」ボタン78の押下及び「本印
刷」ボタン74の押下以外の入力がなされた場合、イメ
ージエディタ52は、S722において、入力された編
集指示に応じた印刷イメージのレイアウト編集を、エデ
ィタページ81内で実行する。例えば、メニューバー7
2中の「回転」がクリックされた場合には、回転角度を
選択するためのサブメニュー(図示略)を表示し、更
に、そのサブメニューに挙げられた何れかの回転角度が
クリックされた場合には、エディタページ81内で購入
対象画像を回転させ、選択された回転角度に対応した向
きを向かせる。また、メニューバー72中の「センタリ
ング」がクリックされた場合、「印刷可能領域の中央」
及び「用紙の中央」の何れかを選択させるためのサブメ
ニュー(図示略)を表示し、更に、そのサブメニューに
挙げられた何れかの選択肢がクリックされた場合には、
その条件に従い且つ購入対象画像のアスペクト比を変更
しない限度で、その購入対象画像を最大表示する。ま
た、メニューバー72中の「ズーム」がクリックされた
場合、倍率を選択させるためのサブメニュー(図示略)
を表示し、更に、そのサブメニューに揚げられた何れか
の倍率がクリックされた場合には、その倍率に従い且つ
購入画像のアスペクト比を変更しない限度で、その購入
対象画像を拡大または縮小する。また、メニューバー7
2中の「グリッド」がクリックされて、更に、エディタ
ページ81内の印刷可能領域内の何れかの位置がクリッ
クされると、その位置を基準としてグリッドを設定す
る。その後、文字入力ボタン75が押下され、入力装置
23によって文字入力されると、入力された文字をその
グリッド内に表示する。なお、このような編集指示は、
常に入力可能であるのではなく、編集リソースに含まれ
る本画像属性情報によって認められた範囲に限られる。
即ち、その購入対象画像の著作者の同一性保持権を侵害
しない範囲に限られる。イメージエディタ52は、個々
の編集指示入力に対してS722の編集を完了するごと
に、処理をS719に戻す。また、「戻る」ボタン77
が押下されると、イメージエディタ52は、S720に
おいて、現在編集中のレイアウトを破棄し、処理をS7
11に戻し、プリンタの選択と設定画面(図36)を再
表示する。
【0102】これに対して、「本印刷」ボタン74が押
下されると(印刷指示の入力に相当)、イメージエディ
タ52は、S723において、ユーザID,セッション
ID,コンテンツID及び画像サイズID,並びに、エ
ディタページ81における現在のレイアウトを定義した
レイアウト情報(印刷イメージ内における画像の位置,
倍率,印刷イメージ内における画像の傾き,印刷イメー
ジ内に配置される文字列及びその位置)を指定した印刷
画像登録要求のHTTPリクエストメッセージを、エデ
ィタサーバ36へ送信する。イメージエディタ52は、
S723にて上記HTTPリクエストメッセージを送信
した後に、S724において、上述したレスポンス受信
チェック第1サブルーチンを実行することによって、上
記HTTPリクエストメッセージに対するレスポンスメ
ッセージを待つ。
【0103】エディタサーバ36は、イメージエディタ
52からの印刷画像登録要求を受信すると、処理をS9
12からS915へ進め、対応するサーバプログラムを
実行することによって、レイアウトIDを発行する。次
のS916では、前記サーバプログラムは、データベー
スサーバ38に対して、印刷画像登録要求に指定されて
いたコンテンツID及び画像サイズIDの組合せを検索
条件として、コンテンツデータベース43の検索を依頼
する。データベースサーバ38は、検索条件であるコン
テンツID及び画像サイズIDに対してコンテンツデー
タベース43内で対応付けられている金額(具体的額又
は無料)及び本画像コンテナ42の格納位置を、コンテ
ンツデータベース43から抽出して、前記サーバプログ
ラムに渡す。これらの情報を受け取った前記サーバプロ
グラムは、次のS917において、印刷画像登録要求に
指定されていユーザID,セッションID,レイアウト
情報,S915にて発行したレイアウトID及び本画像
コンテナ格納位置を、図6に示すように、所定のフォー
マットに従って、一個の印刷レイアウト情報ファイル4
9としてファイル化する。このファイル化の際、予め本
画像属性情報中の編集制約によって認められた範囲を超
えたレイアウト情報については、シンタックスエラーを
引き起こしてしまうので、そのようなレイアウト情報に
ついてはファイル化されない。次のS918では、エデ
ィタサーバ36は、S917にて生成した印刷レイアウ
ト情報ファイル49を、RAM11上に一時保存する。
次のS919では、レイアウトIDに支払要/不要情報
(S916にて取得した金額が無料である場合に値
“F”をとり、有料である場合に値“C”をとる)を付
し、レスポンスメッセージに格納して、イメージエディ
タ52へ応答する。次のS920では、エディタサーバ
36は、S916にて取得した金額が無料であるか否か
をチェックする。そして、金額が無料である場合には、
エディタサーバ36は、処理を直ちにS926へ進めて
イメージエディタ52からのリクエスト(本画像のダウ
ンロード要求,印刷レイアウトのダウンロード要求)を
待つ。これに対して、金額が無料でない場合には、エデ
ィタサーバ36は、S921において、イメージエディ
タ52からのコンテナのダウンロード要求を待つ。
【0104】イメージエディタ52は、エディタサーバ
36からレイアウトID及び支払要/不要情報を受信す
ると、処理をS724からS725へ進め、受信したレ
イアウトIDをRAM24に記憶する。次のS726で
は、イメージエディタ52は、支払要/不要情報の値が
“F(無料)”であるか“C(有料)”であるかを、チ
ェックする。そして、イメージエディタ52は、“F
(無料)”である場合には、処理を直ちにS732へ進
める。これに対して、“C(有料)”である場合には、
イメージエディタ52は、S727において、S718
にて表示していたエディタウインドウを非表示にする。
次のS728では、イメージエディタ52は、与信確認
のための情報を送信させるために、Webブラウザ27
を別途起動し、決済用WebページURLを含むHTT
Pリクエストメッセージの送信を指示する。これによっ
て起動されたWebブラウザ27とそれへ応答するWe
bサーバ35の処理内容は、図9,図13,図16を用
いて既に説明された通りであり、Webサーバ35がS
523を実行することにより、上述した通り、ハードデ
ィスク12内に支払状況管理テーブル46が格納され
る。イメージエディタ52は、次のS729において、
ユーザID,セッションID及びレイアウトIDを指定
したコンテナダウンロード要求のHTTPリクエストメ
ッセージ(デジタルコンテンツの要求)を、エディタサ
ーバ36へ送信する(デジタルコンテンツを要求する第
1処理に相当)。イメージエディタ52は、S729に
て上記HTTPリクエストメッセージを送信した後に、
S730において、図26に示すレスポンス受信チェッ
ク第2サブルーチン(“レスポンス受信チェック2”)
を実行することによって、上記HTTPリクエストメッ
セージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0105】なお、図26に示すレスポンス受信チェッ
ク第2サブルーチンは、図25に示すレスポンス受信チ
ェック第1サブルーチンと比較して、HTTPリクエス
トメッセージを送信してからの経過時間が制限時間を超
えた場合(タイムアウト)やエラーコードを受信した場
合にエラーメッセージを表示した後(S808)、直ち
に処理を終わるのではなく、エディタサーバ36に対す
る終了通知を行う点が異なる。即ち、このレスポンス受
信チェック第2サブルーチンでは、イメージエディタ5
2は、S808にてエラーメッセージを表示した後、S
809において、ユーザID及びセッションIDを指定
した本印刷処理の終了通知のHTTPリクエストメッセ
ージを、エディタサーバ36へ送信する。その後、イメ
ージエディタ52は、S810において、S809にて
送信したHTTPリクエストメッセージに対するレスポ
ンスメッセージを待つ。エディタサーバ36は、本印刷
処理の終了通知を受信すると、対応するサーバプログラ
ムを実行することによって、図31に示す終了通知処理
を、割り込みスタートし、最初のS1001において、
本印刷処理の終了通知に指定されたいたユーザID及び
セッションIDに関連付けられた全てのリソース(具体
的には、ハードディスク12内の支払状況管理テーブル
46,RAM11上のセッションID管理テーブル48
及び印刷レイアウト情報ファイル49)を破棄し、次の
S1002において、イメージエディタ52へ処理完了
通知を格納したレスポンスメッセージを送信する。イメ
ージエディタ52は、この処理完了通知を受信すると、
全ての処理を終了する。このレスポンス受信チェック第
2サブルーチンにおいて、S809及びS810が実行
されるのは、このレスポンス受信チェック第2サブルー
チンが実行される時点においてはサーバ装置1内に上記
した各リソースが蓄積されているために、これらを削除
しなければならないからである。
【0106】一方、エディタサーバ36は、イメージエ
ディタ52から本画像コンテナのダウンロード要求を受
信すると、処理をS921からS922へ進め、対応す
るサーバプログラムを実行することによって、データベ
ースサーバ38に対して、コンテナのダウンロード要求
に指定されているユーザID,セッションID及びレイ
アウトIDに対して支払状況管理テーブル46内で対応
付けられている課金用印刷ステータスの検索を依頼す
る。次のS923では、エディタサーバ36は、S92
2での検索依頼に対するデータベースサーバ38の検索
結果を分析し、上記ユーザID,セッションID及びレ
イアウトIDの組み合わせに対して“1”以上の値の課
金用印刷ステータスが支払状況管理テーブル46に登録
されていれば、与信確認済みであると判断して処理をS
925へ進め、それ以外の場合(上記ユーザID,セッ
ションID及びレイアウトIDの組み合わせ自体が登録
されていない場合,若しくは、その組み合わせに対応付
けられた課金用印刷ステータスの値が“0”である場
合)には、処理をS924へ進める。このS924で
は、前記サーバプログラムは、待機指示を格納したレス
ポンスメッセージをイメージエディタ52へ応答する。
そして、前記サーバプログラムは、S924の完了後、
処理をS921へ戻して、イメージエディタ52がコン
テナのダウンロード要求を再度送信してくるのを待つ。
これに対して、S925では、エディタサーバ36は、
開始可能通知を格納したレスポンスメッセージをイメー
ジエディタ52へ応答する。そして、S925の完了
後、エディタサーバ36は、処理をS926へ進め、イ
メージエディタ52からのリクエスト(本画像のダウン
ロード要求,印刷レイアウトのダウンロード要求)を待
つ。
【0107】イメージエディタ52は、前記サーバプロ
グラムから待機指示又は開始可能通知を受信すると、処
理をS730からS731へ進める。このS731で
は、イメージエディタ52は、受信したのが待機指示で
あるか開始可能通知であるかをチェックする。そして、
待機指示を受信したと判断した場合には、イメージエデ
ィタ52は、処理をS729へ戻し、再度、コンテナの
ダウンロード要求のHTTPリクエストメッセージ送信
を行う。これに対して、開始可能通知を受信したと判断
した場合には、イメージエディタ52は、処理をS73
2へ進める。
【0108】イメージエディタ52は、S732におい
て、コンテンツID及び画像サイズIDに対応した本画
像コンテナ42がハードディスク25内にキャッシュ済
みであるか否かをチェックする。そして、キャッシュ済
みであれば、イメージエディタ52は、処理を直ちにS
736へ進める。これに対して、キャッシュ済みでなけ
れば、イメージエディタ52は、処理をS733へ進
め、図39に示すコンテナダウンロード画面をディスプ
レイ22上に表示する。次のS734では、イメージエ
ディタ52は、ユーザID,セッションID及びレイア
ウトIDを指定した本画像のダウンロード要求のHTT
Pリクエストメッセージを、エディタサーバ36へ送信
する。イメージエディタ52は、S734にて上記HT
TPリクエストメッセージを送信した後に、S735に
おいて、上述したレスポンス受信チェック第2サブルー
チンを実行することによって、上記HTTPリクエスト
メッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0109】エディタサーバ36は、イメージエディタ
52からの本画像のダウンロード要求を受信すると、処
理をS926からS927へ進め、対応するサーバプロ
グラムを実行することによって、本画像のダウンロード
要求に指定されていたユーザID,セッションID及び
レイアウトIDを含む印刷レイアウト情報ファイル49
から本印刷画像コンテナ格納位置を読み出し、その格納
位置からコピーされた本画像コンテナファイル42をフ
ァイルサーバ37から受け取る。次のS928では、前
記サーバプログラムは、コピーされた本画像コンテナフ
ァイル42を、ハードディスク12内における自己の作
業用のテンポラリディレクトリに、送信用として格納す
る。次のS929では、前記サーバプログラムは、本画
像コンテナファイル42を格納したレスポンスメッセー
ジを、イメージエディタ52へ応答する。次のS930
では、前記サーバプログラムは、テンポラリファイルか
ら、S928にて格納した本画像コンテナファイル42
を削除する。S930を完了すると、エディタサーバ3
6は、処理をS926へ戻し、イメージエディタ52か
らの印刷レイアウトのダウンロード要求を待つ。
【0110】イメージエディタ52は、エディタサーバ
36から本画像コンテナファイル42を受信すると、処
理をS735からS736へ進める。
【0111】S736では、イメージエディタ52は、
ユーザID,セッションID及びレイアウトIDを指定
した印刷レイアウトのダウンロード要求のHTTPリク
エストメッセージを、エディタサーバ36へ送信する。
イメージエディタ52は、S736にて上記HTTPリ
クエストメッセージを送信した後に、S737におい
て、上述したレスポンス受信チェック第2サブルーチン
を実行することによって、上記HTTPリクエストメッ
セージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0112】エディタサーバ36は、イメージエディタ
52からの印刷レイアウトのダウンロード要求を受信す
ると、処理をS926からS931へ進め、対応するサ
ーバプログラムを実行することによって、データベース
サーバ38に対して、印刷レイアウトのダウンロード要
求に指定されているユーザID,セッションID及びレ
イアウトIDに対して支払状況管理テーブル46内で対
応付けられている課金用印刷ステータスの検索を依頼す
る。次のS932では、前記サーバプログラムは、S9
31での検索依頼に対するデータベースサーバ38の検
索結果を分析し、上記ユーザID,セッションID及び
レイアウトIDの組み合わせに対して“1”以上の値の
課金用印刷ステータスが支払状況管理テーブル46に登
録されていれば、与信確認済みであると判断して処理を
S934へ進め、それ以外の場合(上記ユーザID,セ
ッションID及びレイアウトIDの組み合わせ自体が登
録されていない場合,若しくは、その組み合わせに対応
付けられた課金用印刷ステータスの値が“0”である場
合)には、処理をS933へ進める。このS933で
は、前記サーバプログラムは、エラーコードを格納した
レスポンスメッセージをイメージエディタ52へ応答す
る。すると、上述したようにS737において図26の
レスポンス受信チェック第2サブルーチンを実行してい
るイメージエディタ52は、エディタサーバ36へ本印
刷処理の終了通知を送信し(S809)、これに応じて
エディタサーバ36が対応するプログラムを実行して図
31の終了通知処理を割り込み実行することにより、上
記ユーザID及びセッションIDに関連付けられた全リ
ソース(支払状況管理テーブル46,セッションID管
理テーブル48及び印刷レイアウト情報ファイル49)
が削除された後に(S1001)、このエディタサーバ
36による全処理が完了する。
【0113】これに対して、S934では、エディタサ
ーバ36は、乱数等に基づいて、ユーザキーをランダム
に生成する。次のS935では、上記ユーザID,セッ
ションID及びレイアウトIDの組み合わせに対応した
印刷レイアウト情報ファイル49に登録されている本画
像コンテナ42の格納位置を手掛かりとして、対応する
コンテナキーをファイルサーバ37から受け取る。そし
て、S934にて生成したユーザキーを用いて、当該コ
ンテナキーを暗号化する。次のS936では、イメージ
エディタ52は、上記ユーザID,セッションID及び
レイアウトIDの組み合わせに対応した印刷レイアウト
情報ファイル49から本画像コンテナ格納位置を削除す
るとともにS934にて生成したユーザキー及びS93
5にて暗号化したコンテナキーを埋め込む。そして、こ
の印刷レイアウト情報ファイル44を格納したレスポン
スメッセージを、イメージエディタ52へ応答する。S
936を完了すると、エディタサーバ36は、処理をS
937へ進め、イメージエディタ52からのリクエスト
(支払確定通知又は支払未確定通知)を待つ。
【0114】イメージエディタ52は、印刷レイアウト
情報ファイル49を受信すると、受信した印刷レイアウ
ト情報ファイル44をハードディスク25に格納するこ
となくRAM24上に展開し、処理をS737からS7
38へ進め、図40に示す印刷処理画面をディスプレイ
22上に表示する。この印刷処理画面には、印刷完了ま
での処理の達成率を表すプログレスバー82が含まれて
いるが、この時点においては、プログレスバー82は0
%を示す状態となっている。次のS739では、イメー
ジエディタ52は、復号処理DLL53に、S735に
てダウンロードした本画像コンテナ42又はキャッシュ
されていた本画像コンテナ42の復号化を指示する。こ
の指示を受けた復号処理DLL53は、まず、レイアウ
ト情報ファイルに埋め込まれたユーザキーを用いてコン
テンツキーを復号化し、さらに、復号化されたコンテン
ツキーを用いて本画像コンテナ42を復号化することに
よって本画像の画像データ(JPEGデータ)を復元
し、さらに、この本画像の画像データ(JPEGデー
タ)をビットマップデータとして展開する。一方、イメ
ージエディタ52は、S739での指示を行った後に、
S740及びS741のループ処理を実行する。即ち、
イメージエディタ52は、S740において、その時点
における復号処理DLL53の処理進行状況を調べ、そ
の進行状況に応じてプログレスバー82の表示形態を変
更する。そして、イメージエディタ52は、次のS74
1において、復号処理DLL53の処理が完了したか否
かをチェックし、未だ処理が完了していなければ、処理
をS740に戻す。これらS740及びS741のルー
プ処理を繰り返した結果、復号処理DLL53の処理が
完了したと判断できた場合には、イメージエディタ52
は、処理をS742へ進める。
【0115】S742では、イメージエディタ52は、
印刷OCX54に対して、印刷イメージの展開,レイア
ウト,及びプリンタドライバ29への転送を指示する
(プリンタを用いた印刷を行う第2処理に相当)。この
指示を受けた印刷OCX54は、印刷レイアウト情報に
従って、エディタウインドウ内のエディタページ81に
相当する領域内に、本画像のビットマップデータと文字
列を配置することによって、印刷イメージデータを展開
する。そして、完成した印刷イメージデータをS712
にて選択されたプリンタドライバ29へ転送する。印刷
イメージデータが転送されたプリンタドライバ29は、
印刷イメージデータをプリンタ4が印刷するに適した印
刷データに変換し、その印刷データに基づいた印刷を行
わせるように、プリンタ4を制御する。一方、イメージ
エディタ52は、S742での指示を行った後に、S7
43及びS744のループ処理を実行する。即ち、イメ
ージエディタ52は、S743において、その時点にお
ける印刷OCX54及びプリンタドライバ29の処理進
行状況を調べ、その進行状況に応じてプログレスバー8
2の表示形態を変更する。そして、イメージエディタ5
2は、次のS744において、印刷OCX54及びプリ
ンタドライバ29の処理が完了したか否かをチェック
し、未だ処理が完了していなければ、処理をS743に
戻す。これらS743及びS744のループ処理を繰り
返した結果、印刷OCX54及びプリンタドライバ29
の処理が完了したと判断できた場合には、イメージエデ
ィタ52は、処理をS745へ進める。
【0116】S745では、イメージエディタ52は、
図42に示す印刷結果の確認画面をディスプレイ22上
に表示する。この印刷結果の確認画面には、「きちんと
プリントされましたか?」との質問に対する回答に相当
する「はい」ボタン83及び「いいえ」ボタン84が、
含まれている。ユーザは、プリンタ4から出力された印
刷物を見て、プリンタ4の不調に因るかすれやにじみ等
の問題がなければ「はい」ボタン83を押下し、他方、
以上のような問題があったり紙詰まりによって印刷物が
得られなかった場合には「いいえ」ボタン84を押下す
る。イメージエディタ52は、S746において、何れ
かのボタン83,84が押下されるのを待ち、「はい」
ボタン83が押下された場合には処理をS747へ進
め、「いいえ」ボタン84が押下された場合には処理を
S750へ進める。S747では、イメージエディタ5
2は、ユーザID,セッションID及びレイアウトID
を指定した支払確定通知(印刷結果が是であることを示
す情報)のHTTPリクエストメッセージを、エディタ
サーバ36へ送信する(印刷結果が是か否かを示す情報
を送信する第3処理に相当)。イメージエディタ52
は、S747にて上記HTTPリクエストメッセージを
送信した後に、S748において、上述したレスポンス
受信チェック第2サブルーチンを実行することによっ
て、上記HTTPリクエストメッセージに対するレスポ
ンスメッセージを待つ。
【0117】エディタサーバ36は、イメージエディタ
52から支払確定通知を受信すると、処理をS937か
らS938へ進め、対応する処理を実行することによっ
て、“OK”の回答を格納したレスポンスメッセージ
を、イメージエディタ52へ応答する。続いて、前記サ
ーバプログラムは、S939において、データベースサ
ーバ38に対して、支払確定通知に指定されていたユー
ザID,セッションID及びレイアウトIDの組み合わ
せに対して支払状況管理テーブル46内で対応付けられ
ている課金用印刷ステータスの値を課金確定を示す
“5”に変更するとともに、売上確認フラグをセットす
る様、依頼する(課金処理に相当)。次のS940で
は、前記サーバプログラムは、支払確定通知に指定され
ていたユーザID,セッションID及びレイアウトID
の組み合わせに対応した印刷レイアウト情報ファイル4
9を、RAM11上から削除する。S940を完了する
と、エディタサーバ36は、処理をS912に戻し、イ
メージエディタ52が別の編集による印刷画像の登録要
求を送信してくるのを待つ。
【0118】イメージエディタ52は、前記サーバプロ
グラムから“OK”の回答を受信すると、処理をS74
8からS749へ進め、本印刷終了処理を実行する。即
ち、ハードディスク25にキャッシュされた本画像コン
テナファイル42を除き、ユーザPC2内に残存してい
る当該レイアウトIDに関するリソース(印刷イメージ
データ,印刷レイアウト情報ファイル49,レイアウト
ID)を全て破棄する。S749を完了すると、イメー
ジエディタ52は、処理をS718へ戻し、エディタウ
インドウを再表示することによって、購入対象画面に対
する編集のし直し、又は、「終了」ボタン78の押下を
可能にする。
【0119】一方、上述した印刷結果の確認画面におい
て「いいえ」ボタン84が押下された場合に実行される
S750では、イメージエディタ52は、ユーザID,
セッションID及びレイアウトIDを指定した支払未確
定通知(印刷結果が否であることを示す情報)のHTT
Pリクエストメッセージを、エディタサーバ36へ送信
する(印刷結果が是か否かを示す情報を送信する第3処
理に相当)。イメージエディタ52は、S750にて上
記HTTPリクエストメッセージを送信した後に、S7
51において、上述したレスポンス受信チェック第2サ
ブルーチンを実行することによって、上記HTTPリク
エストメッセージに対するレスポンスメッセージを待
つ。
【0120】エディタサーバ36は、イメージエディタ
52から支払未確定通知を受信すると、処理をS937
からS941へ進め、対応する処理を実行することによ
って、データベースサーバ38に対して、支払未確定通
知に指定されていたユーザID,セッションID及びレ
イアウトIDの組み合わせに対して支払状況管理テーブ
ル46内で対応付けられている課金用印刷ステータスの
値を、一つインクリメントする様、依頼する。次のS9
42では、前記サーバプログラムは、インクリメント後
の課金用印刷ステータスの値が“印刷処理終了”を示す
“4”まで達したか否かをチェックする。そして、課金
用印刷ステータスの値が未だ“4”まで達していなけれ
ば、エディタサーバ36は、S944において、“再印
刷可能”の回答(再印刷許可)を格納したレスポンスメ
ッセージを、イメージエディタ52へ応答し、S945
において、イメージエディタ52からの再印刷理由の転
送を待つ。
【0121】イメージエディタ52は、前記サーバプロ
グラムから“再印刷可能”の回答を受信すると、処理を
S751からS752へ進め、更にS753へ進める。
このS753では、イメージエディタ52は、図43に
示す再印刷処理画面をディスプレイ22に表示する。こ
の再印刷処理画面は、類型的な再印刷理由を選択させる
ためのコンボボックス85と、具体的な再印刷理由を書
込可能なテキストボックス86と、「もう一度印刷」ボ
タン87と、チェックボックス88とを、含んでいる。
続いて、イメージエディタ52は、S754において、
この再印刷処理画面に対する操作を待ち、「もう一度印
刷」ボタン87の押下以外の操作がなされた場合には、
S755において、その操作の内容に応じた再印刷理由
の設定を実行した後に、処理をS754へ戻す。例え
ば、コンボボックス85を開けるための操作がなされた
場合には、予めリストアップされている類型的再印刷理
由を一覧表示し、更にその中から何れかの類型的再印刷
理由がクリックされた場合には、そのクリックされた再
印刷理由を設定する。また、チェックボックス88がチ
ェックされた場合には、続いてテキストボックス86に
入力される内容を設定する。これに対して、「もう一度
印刷」ボタン87が押下された場合には、イメージエデ
ィタ52は、S756において、その時点で設定されて
いる再印刷理由,並びにユーザID,セッションID及
びレイアウトIDを指定した再印刷理由転送のHTTP
リクエストメッセージを、エディタサーバ36へ送信す
る。イメージエディタ52は、S756にて上記HTT
Pリクエストメッセージを送信した後に、S757にお
いて、上述したレスポンス受信チェック第2サブルーチ
ンを実行することによって、上記HTTPリクエストメ
ッセージに対するレスポンスメッセージを待つ。
【0122】エディタサーバ36は、イメージエディタ
52から再印刷理由転送を受信すると、処理をS945
からS946へ進め、対応するサーバプログラムを実行
することによって、データベースサーバ38に対して、
再印刷理由転送に指定されていた再印刷理由の再印刷理
由テーブル45への登録を依頼する。図8に示されるよ
うに、この再印刷理由テーブル45には、各再印刷理由
毎を識別するための再印刷理由ID毎に、その再印刷理
由の内容及びレイアウトIDが、互いに対応付けられて
登録される。続いて、前記サーバプログラムは、S94
7において、“OK”の回答を格納したレスポンスメッ
セージをイメージエディタ52へ応答し、処理をS93
7へ戻して、イメージエディタ52からのリクエスト
(支払確定通知又は支払未確定通知)を待つ。
【0123】イメージエディタ52は、前記サーバプロ
グラムから“OK”の回答を受信すると、処理をS75
7からS738へ戻し、再度、印刷を試みる。
【0124】これに対して、課金用印刷ステータスの値
が“4”に達したとS942にて判断した場合には、前
記サーバプログラムは、S943において、“再印刷不
能”の回答を格納したレスポンスメッセージを、イメー
ジエディタ52へ送信する。そして、上述した支払確定
通知を受信した場合と同様に、S939において、デー
タベースサーバ38に対して、支払未確定通知に指定さ
れていたユーザID,セッションID及びレイアウトI
Dの組み合わせに対して支払状況管理テーブル46内で
対応付けられている課金用印刷ステータスの値を、課金
確定を示す“5”に変更するとともに、売上確認フラグ
をセットする様依頼し、次のS940において、支払未
確定通知に指定されていたユーザID,セッションID
及びレイアウトIDの組み合わせに対応した印刷レイア
ウト情報ファイル49をRAM11上から削除し、処理
をS912に戻す。
【0125】イメージエディタ52は、エディタサーバ
36から“再印刷不能”の回答を受信すると、処理をS
751からS752へ進め、更にS758へ進める。S
758では、イメージエディタ52は、S749と同じ
本印刷終了処理を実行する。そして、S758の完了
後、イメージエディタ52は、処理をS718へ戻す。
【0126】なお、ユーザが他の画像の購入(印刷物の
購入)を望む時には、ユーザは、Webブラウザ27に
対して、何れかのリスト画面を表示させるための操作を
行った後に、何れかの画像についてのプレビュー画面を
表示させる。そして、そのプレビュー画面において「プ
リントに進む」ボタン55を押下する。これによって、
別個のセッションIDが発行され、イメージエディタC
ABファイル50がサーバ装置1からユーザPC2へダ
ウンロードされて、ユーザPC2においてイメージエデ
ィタ52が再実行される。
【0127】以上の処理が繰り返し実行されることによ
って、支払状況管理テーブル4には、各セッションID
(購入対象画像に相当)について、各レイアウトID
(各印刷結果物に相当)毎の購入の記録(日付,金額,
個人情報,クレジットカードの情報,売上確認フラグ)
が残される。その後、例えば月毎の締日において図示せ
ぬ集計プログラムが実行され、支払状況管理テーブル4
に残された購入の記録が各ユーザ毎に集計され、集計さ
れた金額が各ユーザについて登録されているクレジット
カード会社に請求される。請求がなされたクレジットカ
ード会社は、請求金額を立替支払いするとともに、予め
登録されている各ユーザの銀行口座から請求金額を引き
落とすための処理を行う。
【0128】(実施形態による効果)本実施形態による
と、ユーザがイメージエディタ起動ページ取得要求のH
TTPリクエストメッセージをサーバ装置1へ送信して
も、Webサーバ35は、そのユーザがログイン状態に
なければ、イメージエディタ起動ページHTMLを応答
せず、その結果、イメージエディタJavaアプリケー
ション52を含むイメージエディタCABファイル50
は、ユーザPC2へダウンロードされない。従って、氏
名,住所,クレジットカード番号等の個人情報を明らか
にしていないユーザへは、本画像データの購入に関する
一切情報が送信されない。
【0129】また、本実施形態によると、ユーザが購入
対象画像を決定してイメージエディタ起動ページ取得要
求のHTTPリクエストメッセージをサーバ装置1へ送
信する毎に、その購入対象画像を購入するための接続を
一意に識別するセッションIDが発行されて、以後、そ
のセッションIDを保持しているユーザPC2のみが、
その購入対象画像の取引の手続きを続行することができ
る。従って、他人が、そのユーザになりすまして手続き
を続行することが防止されるばかりか、そのユーザ本人
が別の端末を用いて手続きを続行することもできない。
その結果、購入の手続きの全体が同一のユーザPC2に
おいて完結する他ないので、各種データが散逸して管理
不能となることが無くなる。
【0130】また、本実施形態によると、購入対象画像
を特定するためのコンテンツID及び画像サイズIDの
組合せは、Webブラウザ27からWebサーバ35へ
通知され、エディタサーバ36から起動パラメータとし
て通知される。即ち、これらパラメータが自動的にイメ
ージエディタ52へ自動的にセットされるので、ユーザ
にこれらパラメータを見せる必要がないので、セキュリ
ティが高度に保たれる。
【0131】また、本実施形態によると、このデジタル
コンテンツ提供システムがサポートする全プリンタのプ
リンタ能力情報がイメージエディタ52へ通知されるの
ではなく、ユーザPC2にローカルに接続されているプ
リンタ4についてのプリンタ能力情報のみがイメージエ
ディタ52へ通知される。これにより、サーバ装置1か
らユーザPC2へ転送される情報量が少なくなるので、
通信の負荷が少なくて済む。
【0132】また、本実施形態によると、エディタウイ
ンドウ上で編集されたレイアウトを指定するレイアウト
情報は、ユーザPC2内ではファイル化されず、エディ
タサーバ36へ転送された後に、サーバ装置1内で印刷
レイアウト情報ファイル49としてファイル化される。
そして、ユーザに対する与信確認がなされ、本画像コン
テナ42がユーザPC2がダウンロードされた後、この
本画像コンテナ42に基づく印刷が実行される直前に、
サーバ装置1からユーザPC2へダウンロードされる。
従って、最終的に印刷される際のレイアウトは、エディ
タサーバ36によって管理されるので、予め許された範
囲を超えるレイアウトが排除される。即ち、ユーザPC
2内でユーザが何らかの手段によって本画像属性情報が
許す範囲を超えた編集を行ったとしても、そのような編
集の内容は、エディタサーバ36へ送信されてファイル
化される際にシンタックスエラーを引き起こしてしまう
ので、印刷結果に反映されることがない。その結果、印
刷対象画像の著作者の同一性保持権が侵害されることが
防止される。
【0133】また、本実施形態によると、ユーザに対す
る与信確認がなされた後でないと、本画像コンテナ42
はサーバ装置1からユーザPC2へダウンロードされな
い。
【0134】また、本実施形態によると、サーバ装置1
内において、ユーザPC2へのダウンロード用にテンポ
ラリディレクトリにコピーされた本画像コンテナ42
は、この本画像コンテナ42がユーザPC2にダウンロ
ードされた後、直ちに削除される。従って、本画像コン
テナ42がサーバ装置1外部から不正アクセスされる可
能性が低減する。
【0135】また、本実施形態によると、印刷直前にレ
イアウト情報をサーバ装置1からユーザPC2へダウン
ロードする際に、そのユーザPC2のユーザに対する与
信確認がなされる。従って、料金徴収が不可能なユーザ
に対して印刷を行わせてしまうことが、防止される。
【0136】また、本実施形態によると、プリンタ4の
不調等により印刷物が正常に印刷されなかった場合で
も、2回までなら、再印刷が可能である。このように再
印刷を試みることによって、ユーザとしては、課金され
る金額に見合った印刷物を得ることができる。著作者と
しても、あまりに印刷品質が劣悪な印刷物が出力されて
ユーザによって鑑賞されるのであれば、自己の同一性保
持権が保証されないことになる。その反面、プリンタ4
が故障しているならば何度再印刷を実行させても最終的
に満足な印刷物は得られない。また、悪意のユーザが正
常な印刷がなされているにも拘わらず再印刷を求めてい
る可能性もある。そのため、本実施形態では、再印刷可
能回数を2回に区切り、2回再印刷を実行した時点で課
金確定処理を行うことにしている。
【0137】
【発明の効果】以上のように構成された本発明による
と、印刷結果が購入者の意図に沿わない場合には、所定
回数の範囲内でのみ、課金することなく再印刷を可能と
し、何れの場合においても最終的に課金を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態であるデジタルコンテン
ツ提供システムの概略構成を示すブロック図
【図2】 図1に示すコンテンツデータベースの構造を
示す図
【図3】 図1に示す会員データベースの構造を示す図
【図4】 図1に示すプリンタドライバデータベースの
構造を示す図
【図5】 図1に示すセッションID管理テーブルの構
造を示す図
【図6】 図1に示す印刷レイアウト情報ファイルの構
造を示す図
【図7】 図1に示す支払状況管理テーブルの構造を示
す図
【図8】 図1に示す再印刷利湯テーブルの構造を示す
【図9】 Webブラウザによる処理内容を示すフロー
チャート
【図10】 図9のS009にて実行されるサブルーチ
ンを示すフローチャート
【図11】 プレビューページの「プリントに進む」ボ
タンが押下された場合に図9のS003において実行さ
れる処理を示すフローチャート
【図12】 ログインページの「ログイン」ボタンが押
下された場合に図9のS003において実行される処理
を示すフローチャート
【図13】 決済用ページの「送信」ボタンが押下され
た場合に図9のS003において実行される処理を示す
フローチャート
【図14】 Webサーバによる処理を示すフローチャ
ート
【図15】 Webサーバによる処理を示すフローチャ
ート
【図16】 Webサーバによる処理を示すフローチャ
ート
【図17】 ActiveXによる処理を示すフローチャート
【図18】 イメージエディタによる処理を示すフロー
チャート
【図19】 イメージエディタによる処理を示すフロー
チャート
【図20】 イメージエディタによる処理を示すフロー
チャート
【図21】 イメージエディタによる処理を示すフロー
チャート
【図22】 イメージエディタによる処理を示すフロー
チャート
【図23】 イメージエディタによる処理を示すフロー
チャート
【図24】 イメージエディタによる処理を示すフロー
チャート
【図25】 S702,S704,S710,S71
6,S724にて実行されるレスポンス受信チェック第
1サブルーチンを示すフローチャート
【図26】 S730,S735,S737,S74
8,S751,S757にて実行されるレスポンス受信
チェック第2サブルーチンを示すフローチャート
【図27】 エディタサーバによる処理を示すフローチ
ャート
【図28】 エディタサーバによる処理を示すフローチ
ャート
【図29】 エディタサーバによる処理を示すフローチ
ャート
【図30】 エディタサーバによる処理を示すフローチ
ャート
【図31】 エディタサーバによって本印刷処理の終了
通知受信時に割り込み実行される終了通知処理を示すフ
ローチャート
【図32】 サービスホームページを示す図
【図33】 リストページ例を示す図
【図34】 プレビューページ例を示す図
【図35】 ログインページを示す図
【図36】 プリンタの選択と設定画面を示す図
【図37】 エディタウインドウを示す図
【図38】 決済用Webページを示す図
【図39】 コンテナのダウンロード画面を示す図
【図40】 印刷処理画面を示す図
【図41】 警告画面を示す図
【図42】 印刷結果確認画面を示す図
【図43】 再印刷処理画面を示す図
【符号の説明】
1 サーバ装置 2 ユーザPC 10 CPU 11 RAM 12 ハードディスク 15 通信アダプタ 20 CPU 21 通信アダプタ 22 ディスプレイ 23 入力装置 24 RAM 25 ハードディスク 27 Webブラウザ 28 Javaバーチャルマシン 29 プリンタドライバ 35 Webサーバ 36 エディタサーバ 37 ファイルサーバ 38 データベースサーバ 42 本画像コンテナ 43 コンテンツデータベース 44 会員データベース 46 支払状況管理テーブル 47 プリンタドライバデータベース 48 セッションID管理テーブル 49 印刷レイアウト情報ファイル 50 イメージエディタCABファイル 52 イメージエディタJavaアプリケーション 55 コピー防止機能付きスプーラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/12 G06F 3/12 K 13/00 547 13/00 547V

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークを介して互いに通信可能なサ
    ーバ装置とユーザ端末とからなり、前記ユーザ端末から
    の要求に基づいて前記サーバ装置が当該ユーザ端末へデ
    ジタルコンテンツを送信するデジタルコンテンツ提供シ
    ステムであって、 前記ユーザ端末は、プログラムに従って処理を実行する
    処理装置と、ユーザによる操作に応じて前記処理装置に
    各種指示を入力する入力装置と、前記ネットワークを介
    して前記サーバ装置と通信を行う通信装置と、前記処理
    装置によって印刷を行うプリンタと、格納媒体とを有
    し、 前記サーバ装置は、プログラムに従って処理を実行する
    処理装置と、前記ネットワークを介して前記ユーザ端末
    と通信を行う通信装置と、デジタルコンテンツを格納す
    る格納媒体とを有し、 前記ユーザ端末の格納媒体には、前記処理装置に対し
    て、前記入力装置によって入力された指示に応じて、前
    記サーバ装置へ前記デジタルコンテンツを要求する第1
    処理を実行させ、前記サーバ装置から前記デジタルコン
    テンツを受信すると、受信した前記デジタルコンテンツ
    に基づいて前記プリンタを用いた印刷を行う第2処理を
    実行させ、その後、前記入力装置によって入力された指
    示に応じて、印刷結果が是か否かを示す情報を前記サー
    バ装置へ送信する第3処理を実行させ、その後、前記サ
    ーバ装置から再印刷許可が通知された場合には、前記第
    2処理及び第3処理を再実行させるクライアントプログ
    ラムが格納されており、 前記サーバ装置の格納媒体には、前記処理装置に対し
    て、前記ユーザ端末から送信されてきた要求に応じて前
    記デジタルコンテンツを前記格納媒体から読み出して前
    記ユーザ端末へ送信させ、前記ユーザ端末から印刷結果
    が是であることを示す情報が通知された場合,及び前記
    ユーザ端末から印刷結果が否であることを示す情報が通
    知されたがその累積回数が所定回数に達した場合には、
    前記ユーザに対する課金処理を実行させ、前記ユーザ端
    末から印刷結果が否であることを示す情報が通知された
    がその累積回数が所定回数に達していない場合には、前
    記ユーザ端末へ再印刷許可を通知させるサーバプログラ
    ムが格納されていることを特徴とするデジタルコンテン
    ツ提供システム。
  2. 【請求項2】前記ユーザ端末は、前記処理装置によって
    画面が表示されるディスプレイを更に有し、 前記クライアントプログラムは、前記処理装置に対し
    て、前記ユーザ端末と前記サーバ装置との間の通信回線
    をチェックさせ、通信回線が切断されている場合には、
    他の処理を中断した上で、前記ディスプレイに警告を表
    示させ、前記入力装置によって指示が入力させた場合に
    は、前記通信回線を再チェックさせ、通信回線が未だ切
    断されている場合には、前記警告を再表示させ、通信回
    線が復旧している場合のみ、他の処理を再開させること
    を特徴とする請求項1記載のデジタルコンテンツ提供シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記サーバ装置の格納媒体には、更に、印
    刷結果を保証し得るプリンタのプリンタドライバの能力
    情報が格納されており、 前記クライアントプログラムは、前記処理装置に対し
    て、前記第1処理に先立って、前記ユーザ端末にローカ
    ルに接続されているプリンタを制御するためのプリンタ
    ドライバの識別情報を取得させ、前記サーバ装置へ当該
    プリンタドライバの識別情報を送信させ、 前記サーバプログラムは、前記処理装置に対して、前記
    ユーザ端末から前記プリンタの識別情報を受信した場
    合、前記格納媒体に格納されている全てのプリンタドラ
    イバの能力情報のうち、受信した識別情報によって識別
    されるプリンタドライバについての能力情報のみを抽出
    して、前記ユーザ端末へ送信することを特徴とする請求
    項1記載のデジタルコンテンツ提供システム。
  4. 【請求項4】入力装置とプリンタとを有するユーザ端末
    と、このユーザ端末に対してネットワークを介して通信
    可能であるとともにデジタルコンテンツ及びその見本を
    格納した記憶媒体を有するサーバ装置との間で、前記ユ
    ーザ端末からの要求に基づいて前記サーバ装置が当該ユ
    ーザ端末へデジタルコンテンツを送信するデジタルコン
    テンツ提供方法であって、 前記ユーザ端末は、前記入力装置を介してユーザが指示
    を入力すると、前記サーバ装置へ、前記デジタルコンテ
    ンツの要求を送信し、 前記サーバ装置は、前記ユーザ端末から前記デジタルコ
    ンテンツの要求を受信すると、当該デジタルコンテンツ
    を前記格納媒体から読み出して前記ユーザ端末へ送信
    し、 前記ユーザ端末は、前記デジタルコンテンツを受信する
    と、受信したデジタルコンテンツに基づいて前記プリン
    タを用いた印刷を実行し、その後、入力装置を介してユ
    ーザが入力した印刷結果が是であるか否であるかを示す
    情報を前記サーバ装置へ送信し、 前記サーバ装置は、ユーザ端末から印刷結果が是である
    ことを示す情報が通知された場合,及び印刷結果が否で
    あることを示す情報が通知されたがその累積回数が所定
    回数に達した場合には、前記ユーザに対する課金処理を
    実行し、ユーザ端末から印刷結果が否であることを示す
    情報が通知されたがその累積回数が所定回数に達してい
    ない場合には、前記ユーザ端末へ再印刷許可を送信し、 前記ユーザ端末は、前記サーバ装置から前記再印刷許可
    を受信した場合のみ、前記印刷及び前記情報送信を実行
    することを特徴とするデジタルコンテンツ提供方法。
  5. 【請求項5】プログラムに従って処理を実行する処理装
    置と、前記ネットワークを介してユーザ端末と通信を行
    う通信装置と、デジタルコンテンツ及びその見本を格納
    する格納媒体とを有するサーバ装置であって、 前記格納媒体には、前記処理装置に対して、前記ユーザ
    端末から送信されてきた要求に応じて前記デジタルコン
    テンツを前記格納媒体から読み出して前記ユーザ端末へ
    送信させ、前記ユーザ端末から印刷結果が是であること
    を示す情報が通知された場合,及び前記ユーザ端末から
    印刷結果が否であることを示す情報が通知されたがその
    累積回数が所定回数に達した場合には、前記ユーザに対
    する課金処理を実行させ、前記ユーザ端末から印刷結果
    が否であることを示す情報が通知されたがその累積回数
    が所定回数に達していない場合には、前記ユーザ端末へ
    再印刷許可を通知させるサーバプログラムが格納されて
    いることを特徴とするサーバ装置。
  6. 【請求項6】前記格納媒体には、更に、入力装置及びプ
    リンタを有するユーザ端末の処理装置に対して、前記入
    力装置によって入力された指示に応じて、前記サーバ装
    置へ前記デジタルコンテンツを要求する第1処理を実行
    させ、前記サーバ装置から前記デジタルコンテンツを受
    信すると、受信した前記デジタルコンテンツに基づいて
    前記プリンタを用いた印刷を行う第2処理を実行させ、
    その後、前記入力装置によって入力された指示に応じ
    て、前記サーバ装置へ印刷結果が是か否かを示す情報を
    送信する第3処理を実行させ、その後、前記サーバ装置
    から再印刷許可が通知された場合には、前記第2処理及
    び第3処理を再実行させるクライアントプログラムのフ
    ァイルが、格納されており、 前記サーバプログラムは、更に、前記処理装置に対し
    て、前記ユーザ端末から前記クライアントプログラムの
    ファイルを要求された場合には、要求に応じて前記クラ
    イアントプログラムのファイルを前記ユーザ端末へ送信
    することを特徴とする請求項5記載のサーバ装置。
  7. 【請求項7】プログラムに従って処理を実行する処理装
    置と、前記ネットワークを介してユーザ端末と通信を行
    う通信装置と、デジタルコンテンツ及びその見本を格納
    する格納媒体とを有するサーバ装置における前記処理装
    置に対して、 前記ユーザ端末から送信されてきた要求に応じて前記デ
    ジタルコンテンツを前記格納媒体から読み出して前記ユ
    ーザ端末へ送信させ、前記ユーザ端末から印刷結果が是
    であることを示す情報が通知された場合,及び前記ユー
    ザ端末から印刷結果が否であることを示す情報が通知さ
    れたがその累積回数が所定回数に達した場合には、前記
    ユーザに対する課金処理を実行させ、前記ユーザ端末か
    ら印刷結果が否であることを示す情報が通知されたがそ
    の累積回数が所定回数に達していない場合には、前記ユ
    ーザ端末へ再印刷許可を通知させるサーバプログラム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010262680A (ja) * 2010-08-24 2010-11-18 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システム
JP2013511780A (ja) * 2009-11-19 2013-04-04 アボット ダイアベティス ケア インコーポレイテッド 検体データ送信及びレポート生成のための方法及びシステム
JP2014112434A (ja) * 2014-03-07 2014-06-19 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システム
US10740425B2 (en) 2003-03-24 2020-08-11 Sony Corporation Content administration system

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