JP2003065422A - 歯車、減速歯車機構及び電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

歯車、減速歯車機構及び電動式パワーステアリング装置

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JP2003065422A
JP2003065422A JP2001260324A JP2001260324A JP2003065422A JP 2003065422 A JP2003065422 A JP 2003065422A JP 2001260324 A JP2001260324 A JP 2001260324A JP 2001260324 A JP2001260324 A JP 2001260324A JP 2003065422 A JP2003065422 A JP 2003065422A
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tooth
steering
lubricant
reduction gear
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Noritake Okawa
憲毅 大川
Masahiko Shiina
晶彦 椎名
Masayoshi Sakuta
雅芳 作田
Kazuya Yoshioka
加寿也 吉岡
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16HGEARING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯面同士が圧接されるとき、歯面の間に潤滑
剤を保持することができ、歯面の摩耗を低減できるとと
もに、噛合い詰まり時の回転抵抗を低減することができ
るようにする。 【解決手段】 歯面11aに潤滑剤を保持すべき凹部1
2を設け、歯面間の潤滑性を高めるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は歯車、該歯車を備え
る減速歯車機構、及び該減速歯車機構を備え、操舵補助
力の発生源としてモータを用いてなる電動式パワーステ
アリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の舵取りは、車室の内部に配され
た操舵輪の回転操作を、舵取用の車輪(一般的には前
輪)の操向のために車室の外部に配された舵取機構に伝
えて行われる。
【0003】図5は従来の電動式パワーステアリング装
置の構成を示す断面図、図6はモータに連結された従来
の減速歯車機構の構成を示す断面図である。自動車用の
電動式パワーステアリング装置としては、図5、図6に
示すように例えば舵取りのための操舵輪100に連結さ
れる第1の操舵軸101と、該操舵軸101の下端にト
ーションバー102を介してその下端が同軸的に連結さ
れ、その下端が車輪に繋がる舵取機構に連結される第2
の操舵軸103と、操舵輪100を回転することによっ
て第1の操舵軸101に加わるトルクを前記トーション
バー102に生じる捩れによって検出するトルクセンサ
104と、該トルクセンサ104の検出結果、車速、操
舵輪100の操舵角等に基づいて駆動される操舵補助用
のモータ105の出力軸に繋がり、該出力軸の回転を減
速して前記第2の操舵軸103に伝達するウォーム10
6及びウォームホイール107を有する減速歯車機構と
を備え、操舵輪100の回転に応じた舵取機構の動作を
前記モータ105の回転により補助し、舵取りのための
運転者の労力負担を軽減するように構成されている。
【0004】減速歯車機構を構成するウォームホイール
107は、前記ウォーム106に噛合する歯を有する合
成樹脂製の環状部材108及び該環状部材108の内側
に嵌合された金属製の芯部材109を備えており、該芯
部材109が前記操舵軸103に支持され、ウォーム1
06との噛合による騒音を小さくするようにしてある。
【0005】ウォーム106は、前記操舵軸103の軸
芯と交叉するように配置され、一対の転がり軸受11
1,112を介してハウジング113内に支持されてお
り、ウォームホイール107を支持した操舵軸103は
一対の転がり軸受114,115を介してハウジング1
13内に支持されており、ウォーム106及びウォーム
ホイール107のラジアル方向及びアキシアル方向への
移動が阻止されている。
【0006】操舵補助力の発生源としてモータ105を
用いた場合、モータ105の回転が減速歯車機構のウォ
ーム106からウォームホイール107に機械的に伝達
されるため、モータ105の出力の増大に伴い、減速歯
車機構の荷重負荷が大きくなり、この結果、ウォーム1
06、ウォームホイール107の歯面の摩耗が増大する
ことになる。
【0007】この歯面の摩耗の増大を抑制するため、ウ
ォーム106、ウォームホイール107の歯に粘性が高
いグリース等の潤滑剤が塗布されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、モータ10
5の回転がウォーム106からウォームホイール107
へ伝達されるとき、ウォーム106の歯面とウォームホ
イール107の歯面とが圧接され、この圧接によって前
記潤滑剤が歯面から外側へと掻き出され、歯面の間に潤
滑剤が殆どなくなった状態で歯面同士が圧接されること
になるため、歯面が摩耗し易くなり、改善策が要望され
ていた。
【0009】また、ウォームホイール107の環状部材
108は合成樹脂製であり、芯部材109とウォーム1
06とは金属製であり、何れも材質の線膨張係数が異な
るにも拘らず、線膨張係数を考慮することなく、個々の
部品が許容寸法となるように加工されているため、組み
立てるときの室温及び湿度においてバックラッシュ量が
適正であったものが、雰囲気温度等による減速歯車機構
の温度上昇、減速歯車機構周りの湿度上昇によって合成
樹脂製の環状部材108が金属製の芯部材109及びウ
ォーム106に比べて大きく膨張し、歯面同士の圧接力
が増加して噛合い詰まりが発生し、回転抵抗が増大して
いる。
【0010】本発明は斯る事情に鑑みてなされたもので
あり、主たる目的は、歯面同士が圧接されるとき、歯面
の間に潤滑剤を保持することができ、歯面の摩耗を低減
できるとともに、噛合い詰まり時の回転抵抗を低減する
ことができる歯車、減速歯車機構及び電動式パワーステ
アリング装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る歯車は、
歯面に潤滑剤を保持すべき凹部を有していることを特徴
とする。
【0012】第1発明にあっては、予め歯に塗布された
潤滑剤の一部が歯面の凹部に入り、該凹部に潤滑剤が保
持されるため、歯車同士の噛合によって歯面同士が圧接
されるとき、歯面の間の潤滑性を良好にでき、歯面の摩
耗を低減できる。また、歯車の膨張によって歯面同士の
圧接力が増加し、噛合い詰まりが発生した場合において
も、前記凹部の潤滑剤によって歯面間の潤滑性を良好に
でき、回転抵抗を低減できる。
【0013】第2発明に係る歯車は、前記凹部はショッ
トピーニング加工によって形成されていることを特徴と
する。第2発明にあっては、既存の歯車と同様に加工さ
れた歯車素体の歯面に鋼粒を吹付けることによって簡単
に凹部が形成されるため、複数の凹部を簡単に得ること
ができ、また、凹部を有する割にコストを低減できる。
【0014】第3発明に係る減速歯車機構は、請求項1
又は2に記載された歯車を備えていることを特徴とす
る。第3発明にあっては、予め歯に塗布された潤滑剤の
一部が歯面の凹部に入り、該凹部に潤滑剤が保持される
ため、歯車同士の噛合によって歯面同士が圧接されると
き、歯面の間の潤滑性を良好にでき、歯面の摩耗を低減
できる。
【0015】第4発明に係る減速歯車機構は、外周に歯
を有する合成樹脂製の環状部材及び該環状部材の内側に
嵌合された芯部材を有する従動歯車と、該従動歯車に噛
合する駆動歯車とを備えた減速歯車機構において、前記
従動歯車及び駆動歯車の少なくとも一方の歯面は潤滑剤
を保持すべき凹部を有していることを特徴とする。
【0016】第4発明にあっては、予め歯に塗布された
潤滑剤の一部が歯面の凹部に入り、該凹部で潤滑剤を保
持することができるため、環状部材の膨張によって歯面
同士の圧接力が増加し、噛合い詰まりが発生した場合に
おいても、前記凹部の潤滑剤によって歯面間の潤滑性を
良好にでき、回転抵抗を低減できる。
【0017】第5発明に係る電動式パワーステアリング
装置は、請求項3又は4に記載された減速歯車機構と、
該減速歯車機構の駆動歯車に連結された操舵補助用のモ
ータと、該モータの回転に伴う従動歯車の回転力を舵取
機構に伝達する伝達手段とを備えていることを特徴とす
る。
【0018】第5発明にあっては、モータの回転が駆動
歯車から従動歯車へ伝達され、歯車同士の歯面が圧接さ
れるとき、歯面同士の間に潤滑剤が保持された凹部を有
するため、歯面の間の潤滑性を良好にでき、また、従動
歯車の膨張によって歯面同士の圧接力が増加し、噛合い
詰まりが発生した場合においても、前記凹部の潤滑剤に
よって歯面間の潤滑性を良好にでき、回転抵抗を低減で
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。 実施の形態1 図1は本発明に係る歯車の実施の形態1の構成を示す正
面図、図2は本発明に係る歯車の要部を拡大したもの
で、(a) は歯の断面図、(b) は歯面の凹部の断面図であ
る。歯車は直円柱部材の外周を例えばホブによってホブ
切りすることにより複数の歯11を有する歯部1aが形
成されたウォーム1であり、両端には軸部1b,1cを
有する。このウォーム1の歯11の歯面11aには、潤
滑剤を保持させるべき複数の凹部12が設けられてい
る。
【0020】この凹部12はホブによって歯11が形成
された後、歯11の表面、換言すれば歯面11a、歯先
面11b及び歯底面11cにショットピーニング加工を
施すことによりランダムに形成されている。ショットピ
ーニング加工は、小さな鋼粒を歯11の表面にたたきつ
けることにより歯11の表面を窪ませるものであり、凹
部12は開口縁の直径寸法が約0.05乃至0.5mm、
深さが約0.05乃至0.5mm程度の大きさに形成され
ている。
【0021】以上のように構成された歯車は、減速歯車
機構Aのウォームとして使用される。図3は減速歯車機
構の構成を示す断面図である。この減速歯車機構Aは金
属製のウォーム1と、該ウォーム1の歯11に噛合し、
その中心部の嵌合孔2aが回転軸3に嵌合固定されたウ
ォームホイール2と、前記ウォーム1の歯部1aの両端
に連なる軸部1b,1cに嵌合された軸受4,5と、該
軸受4,5を介して前記ウォーム1を回転可能に支持し
たアルミニウム製のハウジング6とを備えており、一方
の軸部1cに軸継手7を介して継合されるモータ8の回
転を減速してウォームホイール2に伝達し、回転軸3を
回転させるように構成されている。
【0022】ウォームホイール2は、外周に歯2bを有
する合成樹脂製の環状部材21と、該環状部材21の内
側に嵌合された金属製の芯部材22とを備えている。
【0023】環状部材21は、軟鋼等の金属材料によっ
て円板形に形成された前記芯部材22を射出成形型にイ
ンサートとして収容配置し、溶融された合成樹脂材料を
射出することにより成形してあり、芯部材22と一体に
結合してある。この芯部材22の中心部には嵌合孔2a
が穿設されており、該嵌合孔2aに回転軸3(例えば後
記する第2の操舵軸31)が嵌合される。
【0024】このように構成された減速歯車機構Aは、
例えば電動式パワーステアリング装置に使用される。図
4は本発明に係る電動式パワーステアリング装置の構成
を示す断面図である。
【0025】電動式パワーステアリング装置は、上端が
舵取りのための操舵輪9に繋がり、下端に筒部を有する
第1の操舵軸10と、前記筒部内に挿入されてその上端
が前記操舵軸10の筒部に同軸的に連結され、前記操舵
輪9に加わる操舵トルクの作用によって捩れるトーショ
ンバー30と、下端が前記トーションバー30の下端に
同軸的に連結される第2の操舵軸31と、前記トーショ
ンバー30の捩れに応じた第1及び第2の操舵軸10,
31の相対回転変位量によって前記操舵輪9に加わる操
舵トルクを検出するトルクセンサ32と、該トルクセン
サ32が検出したトルク、車速、操舵輪9の舵角等に基
づいて駆動される操舵補助用のモータ8と、該モータ8
の回転に連動し、該回転を減速して第2の操舵軸31に
伝達する前記減速歯車機構Aと、前記トルクセンサ32
及び前記減速歯車機構Aが収容されたハウジング6とを
備え、このハウジング6に前記モータ8が取付けられて
いる。尚、第2の操舵軸31が前記回転軸3を構成して
いる。
【0026】減速歯車機構Aは、ウォーム1の軸部1c
が前記モータ8の出力軸8aに繋がっており、また、ウ
ォームホイール2が前記第2の操舵軸31の中間に嵌合
固定されており、これらウォーム1及びウォームホイー
ル2の噛合により前記出力軸8aの回転を減速して第2
の操舵軸31に伝達し、該第2の操舵軸31からユニバ
ーサルジョイントを経て例えばラックピニオン式の舵取
機構(図示せず)へ伝達するようにしている。尚、第2
の操舵軸31及びユニバーサルジョイントが、ウォーム
ホイール2の回転力を舵取機構に伝達する伝達手段を構
成している。
【0027】以上の如く構成された減速歯車機構A、電
動式パワーステアリング装置において、ウォーム1の歯
面11aには潤滑剤を保持すべき凹部12が設けられて
いるため、ウォーム1及びウォームホイール2の歯1
1,2bに予め塗布されているグリース等の潤滑剤が凹
部12に保持されている。この結果、モータ8の回転に
よってウォーム1の歯面11aとウォームホイール2の
歯面とが圧接され、この歯面同士の圧接によって前記塗
布されている潤滑剤が歯面11aから外側へと掻き出さ
れたとき、歯面11aの凹部12に保持されている潤滑
剤の殆どは、歯面11aから掻き出されることなく保持
状態が維持され、この凹部12内の潤滑剤によって歯面
11aの潤滑性を高めることができ、歯面11aの摩耗
を低減できる。尚、歯11,2bの噛合関係が変わるこ
とにより圧接状態の歯面が非圧接状態になったとき、歯
面同士の圧接によって歯面から外側へと掻き出されてい
た潤滑剤がその粘性によって歯面に戻るため、この戻っ
た潤滑剤が凹部12に補充される。
【0028】また、組み立てるときの室温及び湿度にお
いて減速歯車機構Aのバックラッシュ量が適正であった
ものが、雰囲気温度等による減速歯車機構Aの温度上
昇、減速歯車機構A周りの湿度上昇によって合成樹脂製
の環状部材21が金属製の芯部材22及びウォーム1に
比べて大きく膨張し、歯面同士の圧接力が増加して噛合
い詰まりが発生した場合、歯面11aに設けられた凹部
12内の潤滑剤によって歯面11aの潤滑性を高めるこ
とができ、歯面11aの摩耗を低減できる。
【0029】実施の形態2 実施の形態2の歯車は、ショットピーニング加工によっ
て凹部12を形成する代わりに、鉄等の焼結材料を焼結
することによって表面に複数の凹部12を有するウォー
ム1形成したものである。凹部12は焼結による表面粗
さの凹部からなり、該凹部12に潤滑剤が含浸保持され
る。
【0030】この実施の形態2にあっては、ショットピ
ーニング加工等によって凹部12を形成する必要がな
く、焼結によって凹部12を得ることができるため、加
工工程を低減でき、コストの低減を図り得る。
【0031】その他の構成及び作用は実施の形態1と同
様であるため、その構成の詳細な説明及び作用の説明を
省略する。
【0032】尚、以上説明した実施の形態ではウォーム
1の歯面11aに凹部12を設けたが、その他、例えば
ウォームホイール2の歯面に前記凹部12を設けてもよ
いし、また、ウォーム1及びウォームホイール2の歯面
に設けてもよい。また、凹部12は歯11の歯面11
a、歯先面11b及び歯底面11cに設けられる他、歯
面11aだけに設けられてもよいし、また、全面的に設
けられてもよい。
【0033】また、以上説明した実施の形態では、合成
樹脂製の環状部材21に芯部材22を嵌合してなるウォ
ームホイール2を用いたが、その他、このウォームホイ
ール2は全体が合成樹脂材料、または、金属材料によっ
て形成されてもよい。
【0034】また、以上説明した実施の形態の減速機構
Aは、ウォーム1である駆動歯車及びウォームホイール
2である従動歯車を備えたウォーム歯車である他、ハイ
ポイドピニオンである駆動歯車及びハイポイドホイール
である従動歯車を備えたハイポイド歯車であってもよ
い。さらに、減速歯車機構はベベルギヤであってもよ
い。
【0035】
【発明の効果】第1発明によれば、歯車同士の噛合によ
って歯面同士が圧接されるとき、歯面の間の潤滑性を良
好にでき、歯面の摩耗を低減できる。また、歯車の膨張
によって歯面同士の圧接力が増加し、噛合い詰まりが発
生した場合においても、前記凹部の潤滑剤によって歯面
間の潤滑性を良好にでき、回転抵抗を低減できる。
【0036】第2発明によれば、複数の凹部を簡単に得
ることができ、また、凹部を有する割にコストを低減で
きる。
【0037】第3発明によれば、歯車同士の噛合によっ
て歯面同士が圧接されるとき、歯面の間の潤滑性を良好
にでき、歯面の摩耗を低減できる。
【0038】第4発明によれば、環状部材の膨張によっ
て歯面同士の圧接力が増加し、噛合い詰まりが発生した
場合においても、前記凹部の潤滑剤によって歯面間の潤
滑性を良好にでき、回転抵抗を低減できる。
【0039】第5発明によれば、モータの回転が駆動歯
車から従動歯車へ伝達され、歯車同士の歯面が圧接され
るとき、歯面の間の潤滑性を良好にでき、また、従動歯
車の膨張によって歯面同士の圧接力が増加し、噛合い詰
まりが発生した場合においても、前記凹部の潤滑剤によ
って歯面間の潤滑性を良好にでき、回転抵抗を低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る歯車の実施の形態1の構成を示す
正面図である。
【図2】本発明に係る歯車の要部を拡大したもので、
(a) は歯の断面図、(b) は歯面の凹部の断面図である。
【図3】本発明に係る減速歯車機構の構成を示す断面図
である。
【図4】本発明に係る電動式パワーステアリング装置の
構成を示す断面図である。
【図5】従来の電動式パワーステアリング装置の構成を
示す断面図である。
【図6】モータに連結された従来の減速歯車機構の構成
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ウォーム(歯車) 11 歯 11a 歯面 12 凹部 2 ウォームホイール(歯車) 21 環状部材 22 芯部材 8 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 作田 雅芳 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 吉岡 加寿也 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 Fターム(参考) 3D033 CA04 3J030 AC01 BA03 BB06 BC01 BC02 BC03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯面に潤滑剤を保持すべき凹部を有して
    いることを特徴とする歯車。
  2. 【請求項2】 前記凹部はショットピーニング加工によ
    って形成されている請求項1記載の歯車。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載された歯車を備え
    ていることを特徴とする減速歯車機構。
  4. 【請求項4】 外周に歯を有する合成樹脂製の環状部材
    及び該環状部材の内側に嵌合された芯部材を有する従動
    歯車と、該従動歯車に噛合する駆動歯車とを備えた減速
    歯車機構において、前記従動歯車及び駆動歯車の少なく
    とも一方の歯面は潤滑剤を保持すべき凹部を有している
    ことを特徴とする減速歯車機構。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載された減速歯車機
    構と、該減速歯車機構の駆動歯車に連結された操舵補助
    用のモータと、該モータの回転に伴う従動歯車の回転力
    を舵取機構に伝達する伝達手段とを備えていることを特
    徴とする電動式パワーステアリング装置。
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