JP2003065352A - 自在軸継手用ニードル軸受 - Google Patents

自在軸継手用ニードル軸受

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JP2003065352A
JP2003065352A JP2001256287A JP2001256287A JP2003065352A JP 2003065352 A JP2003065352 A JP 2003065352A JP 2001256287 A JP2001256287 A JP 2001256287A JP 2001256287 A JP2001256287 A JP 2001256287A JP 2003065352 A JP2003065352 A JP 2003065352A
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JP
Japan
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bearing
needle
needle roller
bearing cup
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001256287A
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English (en)
Inventor
Akira Takahashi
朗 高橋
Naoya Takatsuka
直哉 高塚
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受寿命の向上を図ることができる良好な自
在軸継手用ニードル軸受を提供する。 【解決手段】 自在軸継手用ニードル軸受は、各軸12
にニードルころ13を介して回動可能に外嵌される有底
筒状の軸受カップ14を備えると共に、軸受カップ14
の軌道面16の底側に研削逃げ部17を設けている。こ
の研削逃げ部17の軸線方向幅h2 が、ニードルころ1
3の面取り寸法r2 より小さくされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自在軸継手用ニード
ル軸受に関し、例えば自動車のプロペラシャフトに組み
込まれ、非直線的なプロペラシャフトによる回転軸の伝
達を自在とする自在軸継手用ニードル軸受の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車のプロペラシャ
フトに組み込まれ、非直線的なプロペラシャフトによる
回転軸の伝達を自在とする自在軸継手としては、ヨーク
をもった継手本体と十字金具とから成るフック形自在軸
継手が使われている。このフック形自在軸継手は、図3
に示した十字金具1と、ヨークをもった継手本体(図示
せず)とから成る。図4に示した該十字金具1の各軸2
には、ニードルころ3を介して有底円筒状の軸受カップ
4が外嵌されており、ヨークとの間に自在軸継手用ニー
ドル軸受を挿着してグリース潤滑するようになってい
る。前記各軸2の基端部2aには、軸受カップ4の開口
端との間をシールするシール部材5が装着されている。
【0003】前記軸受カップ4は、図4に示したよう
に、削り出しにより形成された内周面が軌道面6とされ
ている。この軌道面6の底側には、該軌道面6に研削未
加工部を残さないように、切削加工時に隅逃げ加工を施
して研削逃げ部7を設けている。また、前記ニードルこ
ろ3の平面状の端部には、R面取り加工により面取り3
bが施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した如
き自在軸継手用ニードル軸受は、使用箇所の限られたス
ペースで軸受の有効荷重を増やす為に、ころ転動面の直
線部3aを長くして接触面積を稼ぐ必要があり、前記ニ
ードルころ3の端部の面取り寸法r1 が比較的小さくさ
れている。一方、前記軸受カップ4では切削加工上、軌
道面6の底側に設けられる研削逃げ部7の軸線方向幅h
1 が、前記面取り寸法r1 より大きくなっている。
【0005】そこで、前記ニードルころ3の転動面の直
線部3aが、前記軸受カップ4の研削逃げ部7と軌道面
6とのエッジ状の境部8に接触するため、該接触部分の
面圧が上がって軸受寿命が低下するという問題がある。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係
り、軸受寿命の向上を図ることができる良好な自在軸継
手用ニードル軸受を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、十
字金具の各軸にニードルころを介して回動可能に外嵌さ
れる有底筒状の軸受カップを備えると共に、前記軸受カ
ップの軌道面底側に研削逃げ部を設けた自在軸継手用ニ
ードル軸受であって、前記研削逃げ部の軸線方向幅が、
前記ニードルころの面取り寸法より小さくされているこ
とを特徴とする自在軸継手用ニードル軸受により達成さ
れる。
【0007】又、本発明の上記目的は、十字金具の各軸
にニードルころを介して回動可能に外嵌される有底筒状
の軸受カップを備えると共に、前記軸受カップの軌道面
底側に研削逃げ部を設けた自在軸継手用ニードル軸受で
あって、前記ニードルころの端面形状を球面とすると共
に、前記研削逃げ部の軸線方向幅が、前記ニードルころ
の球面状端部の高さより小さくされていることを特徴と
する自在継手用ニードル軸受により達成される。
【0008】上記各構成によれば、軸受カップにおける
底面から研削逃げ部と軌道面との境部までの寸法である
研削逃げ部の軸線方向幅が、ニードルころの面取り寸
法、又はニードルころの球面状端部の高さより小さくさ
れる。そこで、前記境部には前記ニードルころの転動面
の直線部が接触せず、前記軸受カップの軌道面に対する
ニードルころの面圧が適切になるので、軸受寿命が向上
する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係る自在軸継手用ニードル軸受を詳細に
説明する。図1に示したように、本発明の第1実施形態
に係る自在軸継手用ニードル軸受は、図3に示したフッ
ク形自在軸継手における自在軸継手用ニードル軸受と同
様に、十字金具の各軸12にニードルころ13を介して
有底円筒状の軸受カップ14が回動可能に外嵌されてい
る。
【0010】前記軸受カップ14は、図1に示したよう
に、削り出しにより形成された内周面が軌道面16とさ
れている。この軌道面16の底側には、該軌道面16に
研削未加工部を残さないように、切削加工時に隅逃げ加
工を施して研削逃げ部17を設けている。また、前記ニ
ードルころ13の平面状の端部には、R面取り加工によ
り面取り13bが施されている。
【0011】ここで、本第1実施形態の自在軸継手用ニ
ードル軸受では、前記軸受カップ14における底面14
aから研削逃げ部17と軌道面16との境部18までの
寸法である研削逃げ部17の軸線方向幅h2 が、前記ニ
ードルころ13の面取り寸法r2 より小さくされてい
る。そこで、前記境部18には前記ニードルころ13の
転動面の直線部13aが接触せず、前記軸受カップ14
の軌道面16に対するニードルころ13の面圧が適切に
なるので、本第1実施形態の自在軸継手用ニードル軸受
は軸受寿命が向上する。
【0012】次に、本発明の第2実施形態に係る自在軸
継手用ニードル軸受を説明する。本第2実施形態に係る
自在軸継手用ニードル軸受は、図2に示したように、十
字金具の各軸22にニードルころ23を介して有底円筒
状の軸受カップ24が回動可能に外嵌されている。
【0013】前記軸受カップ24は、図2に示したよう
に、削り出しにより形成された内周面が軌道面26とさ
れている。この軌道面26の底側には、該軌道面26に
研削未加工部を残さないように、切削加工時に隅逃げ加
工を施して研削逃げ部27を設けている。また、前記ニ
ードルころ23の端部は、端面形状が球面の球面状端部
23bとされている。
【0014】ここで、本第2実施形態の自在軸継手用ニ
ードル軸受では、前記軸受カップ24における底面24
aから研削逃げ部27と軌道面26との境部28までの
寸法である研削逃げ部27の軸線方向幅h3 が、前記ニ
ードルころ23の球面状端部23bの高さr3 より小さ
くされている。そこで、前記境部28には前記ニードル
ころ23の転動面の直線部23aが接触せず、前記軸受
カップ24の軌道面26に対するニードルころ23の面
圧が適切になるので、本第2実施形態の自在軸継手用ニ
ードル軸受は軸受寿命が向上する。
【0015】尚、本発明の自在軸継手用ニードル軸受に
おける十字金具、軸受カップ及びニードルころ等の構成
や研削逃げ部の形状は、上記各実施形態の構成に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態
を採りうることは言うまでもない。
【0016】
【発明の効果】上述した如き本発明の自在軸継手用ニー
ドル軸受によれば、軸受カップにおける底面から研削逃
げ部と軌道面との境部までの寸法である研削逃げ部の軸
線方向幅が、ニードルころの面取り寸法、又はニードル
ころの球面状端部の高さより小さくされる。そこで、前
記境部には前記ニードルころの転動面の直線部が接触せ
ず、前記軸受カップの軌道面に対するニードルころの面
圧が適切になるので、軸受寿命を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る自在軸継手用ニー
ドル軸受を説明するための要部拡大断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る自在軸継手用ニー
ドル軸受を説明するための要部拡大断面図である。
【図3】自在軸継手用ニードル軸受の全体構成を説明す
るための概略図である。
【図4】従来の自在軸継手用ニードル軸受を説明するた
めの要部拡大断面図である。
【符号の説明】
12 軸 13 ニードルころ 14 軸受カップ 16 軌道面 17 研削逃げ部 18 境部 13a 直線部 13b 面取り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J101 AA14 AA24 AA42 AA52 AA63 AA72 BA54 BA55 DA11 FA31 GA14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 十字金具の各軸にニードルころを介して
    回動可能に外嵌される有底筒状の軸受カップを備えると
    共に、前記軸受カップの軌道面底側に研削逃げ部を設け
    た自在軸継手用ニードル軸受であって、 前記研削逃げ部の軸線方向幅が、前記ニードルころの面
    取り寸法より小さくされていることを特徴とする自在軸
    継手用ニードル軸受。
  2. 【請求項2】 十字金具の各軸にニードルころを介して
    回動可能に外嵌される有底筒状の軸受カップを備えると
    共に、前記軸受カップの軌道面底側に研削逃げ部を設け
    た自在軸継手用ニードル軸受であって、 前記ニードルころの端面形状を球面とすると共に、前記
    研削逃げ部の軸線方向幅が、前記ニードルころの球面状
    端部の高さより小さくされていることを特徴とする自在
    継手用ニードル軸受。
JP2001256287A 2001-08-27 2001-08-27 自在軸継手用ニードル軸受 Pending JP2003065352A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104101285A (zh) * 2014-06-30 2014-10-15 洛阳博普轴承制造有限公司 一种圆柱滚子轴承外圈挡边厚度尺寸测量方法及装置

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