JP2003063515A - プラスチックボトル - Google Patents

プラスチックボトル

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JP2003063515A
JP2003063515A JP2001254049A JP2001254049A JP2003063515A JP 2003063515 A JP2003063515 A JP 2003063515A JP 2001254049 A JP2001254049 A JP 2001254049A JP 2001254049 A JP2001254049 A JP 2001254049A JP 2003063515 A JP2003063515 A JP 2003063515A
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JP
Japan
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bottle
shoulder
plastic bottle
outer peripheral
shape
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001254049A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Wada
潔 和田
Shinji Kaneyuki
伸二 金行
Takashi Saito
剛史 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動販売機の装填用又は取出し用のスロープ板
上で、水平状態で滑り落ちて、スロープ板上でのボトル
の詰まりを改善するプラスチックボトルを提供する。 【解決手段】円筒状の胴部130 の上端に外側方向に段差
121 を設けて肩部120 が連続し、胴部の下端に外側方向
に段差141 を設けて底部140 が連続し、肩部上端に口頸
部110 が連続するボトル本体100 と、このボトル本体の
口頸部に装着するキャップ200 とからなるプラスチック
ボトル10であって、ボトル本体の肩部の下端段差より上
方に、周方向に複数の窪み122 を設け、かつ、ボトル本
体の底部の上端段差より下方に、周方向に複数の窪み14
2 を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機の装填
用又は取出し用のスロープ板上で、スムーズに落下する
プラスチックボトルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、飲料などの自動販売機などに使用
される容器としては、一般に円筒形状の金属缶が使用さ
れてきたが、最近では、PETボトル(ポリエチレンテ
レフタレートを延伸ブロー成形したボトル)も使用され
るようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PET
ボトルなどのプラスチックボトルは、自動販売機の装填
用又は取出し用のスロープ板上で落下させたときに、詰
まり易いことがあった。例えば図4に示す円筒状の胴部
(130)の上端に外側方向に段差(121)を設けて
肩部(120)が連続し、胴部の下端に外側方向に段差
(141)を設けて底部(140)が連続し、肩部上端
に口頸部(110)が連続するボトル本体(100)の
口頸部に、キャップ(200)を螺着したプラスチック
ボトル(10)は、図3に示すように、自動販売機の装
填用又は取出し用の左右両側にガイド板(21)を設け
たスロープ板(20)上で、肩部(120)下端外周面
と底部(140)上端外周面とをスロープ板上面に接し
て回転又は滑って落下するときに、キャップを螺着した
口頸部及び肩部側の慣性モーメント(回転のし易さを示
す量)が、形状や質量の分布などから、底部側の慣性モ
ーメントと異なることから、キャップ(200)を螺着
した口頸部(110)及び肩部(120)側が底部側よ
り回転し易く、肩部側が下方へ傾いてボトル(10)が
回転又は滑り落ちて行き、スロープ板上でボトルが詰ま
ってしまうことがあった。なお、ステイオンタグ方式イ
ージーオープンの円筒状の飲料缶の場合には、スロープ
板上面に上端と下端の同形状の巻き締め部を接して、水
平状態で回転又は滑り落ちるため、スロープ板上で詰ま
ることがなかった。
【0004】本発明は、上述のプラスチックボトルの自
動販売機上での問題を解決したものであり、自動販売機
の装填用又は取出し用のスロープ板上で、水平状態で滑
り落ちて、スロープ板上でのボトルの詰まりを改善する
プラスチックボトルを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
の発明は、円筒状の胴部の上端に外側方向に段差を設け
て肩部が連続し、前記胴部の下端に外側方向に段差を設
けて底部が連続し、前記肩部上端に口頸部が連続するボ
トル本体と、このボトル本体の前記口頸部に装着するキ
ャップとからなるプラスチックボトルであって、前記ボ
トル本体の肩部の下端段差より上方に、周方向に等間隔
な4個以上の複数の窪みを設け、かつ、前記ボトル本体
の底部の上端段差より下方に、周方向に等間隔な4個以
上の複数の窪みを設けたことを特徴とするプラスチック
ボトルである。
【0006】次に、本発明の第2の発明は、前記ボトル
本体の肩部の下端に設ける窪みの外周形状が、下方開き
の半円状であり、前記ボトル本体の底部の上端に設ける
窪みの外周形状が、上方開きの半円状であることを特徴
とする第1の発明に記載のプラスチックボトルである。
【0007】次に、本発明の第3の発明は、前記ボトル
本体の肩部の下端に設ける窪みの外周形状が、下方開き
の三角状であり、前記ボトル本体の底部の上端に設ける
窪みの外周形状が、上方開きの三角状であることを特徴
とする第1の発明に記載のプラスチックボトルである。
【0008】そして、本発明の第4の発明は、前記ボト
ル本体の肩部の下端に設ける窪みの外周形状が、四角形
状であり、前記ボトル本体の底部の上端に設ける窪みの
外周形状が、四角形状であることを特徴とする第1の発
明に記載のプラスチックボトルである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態のプラ
スチックボトルについて、図を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明のプラスチックボトルのボトル本体の一
実施形態の形状を示す説明図であり、図2は、図1の一
実施形態のプラスチックボトルが、スロープ板上を滑り
落ちるときの挙動を示す説明図である。
【0010】本発明の実施の形態のプラスチックボトル
(10)は、例えば図1に示すように、円筒状の胴部
(130)の上端に外側方向に段差(121)を設けて
肩部(120)が連続し、この胴部の下端に外側方向に
段差(141)を設けて底部(140)が連続し、この
肩部上端に口頸部(110)が連続するボトル本体(1
00)と、このボトル本体のこの口頸部に螺着するキャ
ップ(200)とからなるボトルである。そして、ボト
ル本体(100)の肩部の下端段差より上方に、周方向
に等間隔な4個以上の複数の窪み(122)を設け、ま
た、ボトル本体の底部の上端段差より下方に、周方向に
等間隔な4個以上の複数の窪み(142)を設けるもの
である。なお、ボトル本体は、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹
脂を用いて、ブロー成形法や延伸ブロー成形法により作
製するものであり、また、キャップは、ポリプロピレン
やポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を用いて、射出成形
法により作製するものである。
【0011】そして、上述のボトル本体に設ける窪みの
一実施形態の形状は、例えば図1に示すように、ボトル
本体(100)の肩部(120)の下端に設ける窪み
(122)の外周形状が下方開きの半円状であり、ま
た、ボトル本体の底部(140)の上端に設ける窪み
(142)の外周形状が上方開きの半円状である。
【0012】また、窪みの他の一実施形態の形状は、ボ
トル本体の肩部の下端に設ける窪みの外周形状が下方開
きの三角状であり、ボトル本体の底部の上端に設ける窪
みの外周形状が上方開きの三角状である。
【0013】また、窪みの他の一実施形態の形状は、ボ
トル本体の肩部の下端に設ける窪みの外周形状が四角形
状であり、ボトル本体の底部の上端に設ける窪みの外周
形状が四角形状である。
【0014】本発明のプラスチックボトル(10)は、
図2に示すように、自動販売機の装填用又は取出し用の
スロープ板(20)上を回転又は滑って落下するとき
に、キャップ(200)を螺着した口頸部(110)及
び肩部(120)側の慣性モーメントと底部(140)
側の慣性モーメントとの違いから、キャップを螺着した
口頸部及び肩部側が回転し易いが、ボトル本体(10
0)の肩部(120)の下端段差(121)より上方
に、周方向に等間隔な4個以上の複数の窪み(122)
が設けられ、また、対向側の底部(140)の上端段差
(141)より下方に、周方向に等間隔な4個以上の複
数の窪み(142)が設けられており、ボトルが回転し
にくい形状になっている。この効果により、ボトルの回
転が抑制され、ボトルは、キャップを螺着した口頸部及
び肩部側が下方へ傾斜することなく、水平状態を維持し
て滑って落下し、スロープ板上でボトルが詰まることが
ない。なお、ボトル本体の肩部下端及び底部上端に設け
るそれぞれの窪みの数が4個以下では、ボトルの回転の
抑制が不十分となり、ボトルを水平状態に維持すること
ができない。
【0015】<評 価>次に、容量が393mlの本発
明のPETボトルを用いて、3社の自動販売機で充填用
又は取出し用のスロープ板上での落下の状態及びボトル
の詰まり方を調べた。なお、比較のため、ボトル本体の
肩部の下端及び底部の上端に設に窪みを設けない従来の
ボトルも、同様に3社の自動販売機で充填用又は取出し
用のスロープ板上での落下の状態及びボトルの詰まり方
を調べた。その結果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】本発明のボトルは、スロープ板上を水平状
態で滑った落下し、従来のボトルは、肩部側が下方へ傾
斜して回転及び滑って落下した。そして、表1に示すよ
うに、装填時の詰まりについては、本発明のボトルが、
0.2%、0.0%、0.1%であり、従来のボトル
が、2.3%、1.0%、1.4%であった。また、取
出し時の詰まりについては、本発明のボトルが、0.0
%、0.0%、0.0%であり、従来のボトルが、0.
4%、0.1%、0.2%であった。この結果からみ
て、従来のボトルに比較して、窪みを設けた本発明のボ
トルは、自動販売機で充填用又は取出し用のスロープ板
上でのボトルの詰まりが著しく改善されていた。
【0018】
【発明の効果】本発明のプラスチックボトルは、ボトル
本体の肩部下端及び対向側の底部上端の周方向に複数の
窪みが設けられており、この窪みの効果により、自動販
売機の装填用又は取出し用のスロープ板上で、ボトルが
水平状態を維持して滑って落下するため、自動販売機へ
本発明のプラスチックボトルを使用すると、従来のボト
ルにおける充填用又は取出し用のスロープ板上での詰ま
りが著しく改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチックボトルのボトル本体の一
実施形態の形状を示す説明図である。
【図2】本発明のプラスチックボトルが、スロープ板上
を滑り落ちるときの挙動を示す説明図である。
【図3】従来のプラスチックボトルが、スロープ板上を
滑り落ちるときの挙動を示す説明図である。
【図4】従来のプラスチックボトルのボトル本体の一例
の形状を示す説明図である。
【符号の説明】
10……ボトル 20……スロープ板 21……ガイド板 100……ボトル本体 110……口頸部 120……肩部 121,141……段差 122,142……窪み 130……胴部 140……底部
フロントページの続き Fターム(参考) 3E033 AA02 BA15 BA16 BA18 DA03 DA08 DB01 DC10 DD04 FA03 GA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の胴部の上端に外側方向に段差を設
    けて肩部が連続し、前記胴部の下端に外側方向に段差を
    設けて底部が連続し、前記肩部上端に口頸部が連続する
    ボトル本体と、該ボトル本体の前記口頸部に装着するキ
    ャップとからなるプラスチックボトルであって、前記ボ
    トル本体の肩部の下端段差より上方に、周方向に等間隔
    な4個以上の複数の窪みを設け、かつ、前記ボトル本体
    の底部の上端段差より下方に、周方向に等間隔な4個以
    上の複数の窪みを設けたことを特徴とするプラスチック
    ボトル。
  2. 【請求項2】前記ボトル本体の肩部の下端に設ける窪み
    の外周形状が、下方開きの半円状であり、前記ボトル本
    体の底部の上端に設ける窪みの外周形状が、上方開きの
    半円状であることを特徴とする請求項1記載のプラスチ
    ックボトル。
  3. 【請求項3】前記ボトル本体の肩部の下端に設ける窪み
    の外周形状が、下方開きの三角状であり、前記ボトル本
    体の底部の上端に設ける窪みの外周形状が、上方開きの
    三角状であることを特徴とする請求項1記載のプラスチ
    ックボトル。
  4. 【請求項4】前記ボトル本体の肩部の下端に設ける窪み
    の外周形状が、四角形状であり、前記ボトル本体の底部
    の上端に設ける窪みの外周形状が、四角形状であること
    を特徴とする請求項1記載のプラスチックボトル。
JP2001254049A 2001-08-24 2001-08-24 プラスチックボトル Pending JP2003063515A (ja)

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ID=19082265

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016124573A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 株式会社吉野工業所 合成樹脂製丸形壜体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016124573A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 株式会社吉野工業所 合成樹脂製丸形壜体

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