JP2003061150A - 無線パケット端末および無線パケット端末の制御方法 - Google Patents

無線パケット端末および無線パケット端末の制御方法

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JP2003061150A
JP2003061150A JP2001246410A JP2001246410A JP2003061150A JP 2003061150 A JP2003061150 A JP 2003061150A JP 2001246410 A JP2001246410 A JP 2001246410A JP 2001246410 A JP2001246410 A JP 2001246410A JP 2003061150 A JP2003061150 A JP 2003061150A
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carrier
carriers
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Takeo Ichikawa
武男 市川
Masataka Iizuka
正孝 飯塚
Masahiro Morikura
正博 守倉
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線パケット通信を行う端末装置に関し、ス
ループットを向上することができる無線パケット端末を
提供することを目的とする。 【構成】 全ての前記無線キャリアの使用率を測定して
各無線キャリアの使用率を出力する使用率測定手段と、
全ての前記無線キャリアについて前記基地局の送信パケ
ットを受信して各無線キャリア毎に受信品質があらかじ
め定められた所要レベル以上の前記パケットを選抜し、
受信品質の高い順に前記パケットの送信元基地局をリス
ト化した基地局リストを出力する手段と、各無線キャリ
アの使用率と前記基地局リストが入力され、所要レベル
以上の前記パケットを少なくとも1つ受信した無線キャ
リアのうちで使用率が最も低い無線キヤリアで、前記パ
ケットの受信品質が最も高い基地局を選択する基地局選
択手段を備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線パケット通信を
行う端末装置に関する。特に、複数の基地局の中から特
定の基地局を選択して通信を行う無線パケット端末に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来技術1として既存無線LANの基地
局選択方法について説明する。2.4GHz帯無線LA
N製品のWaveLANでは、基地局は特定の無線キャ
リアを選択して周期的に報知パケットを送信する。
【0003】無線パケット端末は、全ての無線キャリア
について報知パケツトを受信し、異なる基地局から複数
の報知パケットを受信した場合は、受信レベルが最大の
報知パケットの送信元基地局を選択して、通信を開始す
る。(文献:「日本NCR、“WaveLANシステム
WaveLAN/PCMCIAカードインストレーシ
ヨン及び操作”」参照)
【0004】次に従来技術2として特開平5−2358
45号に開示されている端末収容方式について説明す
る。本技術では、全ての基地局は同一無線キャリアを使
用して通信することが前提である。通信を開始しようと
する無線パケット端末は、あらかじめ定められた基地局
との通信に使用する無線キャリアで収容要求信号を送信
する。全ての基地局は収容要求信号を同時に受信する。
【0005】基地局は、既に収容している無線パケット
端末の要求処理能力値を合計した値に比例した時間だけ
無線パケット端末への応答を遅延させる。ここで、要求
処理能力値とは無線パケット端末が送受信するデータ量
である。無線パケット端末は、最も早く応答を受信した
基地局を選択して、通信を開始する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6は、従来の技術に
おける問題を説明する図であって、数字符号101はホ
スト、102−1、102−2は基地局、103はIEEE
802.3 規格の信号を用いるネットワーク、104−1は
基地局102−1の無線エリア、104−2は基地局1
02−2の無線エリア、105−1〜105−4は無線
パケッと端末を表している。
【0007】前述した従来技術1では、無線パケット端
末は無線誤りの少ない基地局を選択して通信することが
可能になる。しかし、図6に示すように無線パケット端
末の位置に偏りがある場合、最寄の特定の基地局を集中
して選択して通信するため、無線周波数資源の効率的な
利用ができずに無線パケット端末1台あたりのスループ
ットが低下するという問題があった。
【0008】従来技術2では、基地局が収容する無線パ
ケット端末の要求処理能力値を合計した値、即ち基地局
が収容するデータ量を均等化できる。しかし、各基地局
の無線キャリアが異なる時、無線パケット端末は複数の
無線キャリアで同時に収容要求信号を送信し、応答を受
信するまで複数の無線キャリアで待ちつづけなければな
らない。
【0009】このため、無線キャリア数と同数の送受信
機が必要となり、無線パケット端末のハードウェア規模
が増加し、コストが増加するという問題があった。ま
た、1無線キャリアを、複数無線パケット端末で共用す
る方式として、 CSMA/CA(Carrier Sense Mult
iple Accesswith Collision Avoidance )方式を用いる
場合には下記のような課題があった。
【0010】すなわち、基地局は無線キャリアがIdle状
態(空き)であれば、直ちに応答を送信できるが、Busy
状態(使用中)または他パケットとの衝突発生時はラン
ダム遅延時間後再送するため、応答の送信時間を正確に
遅延させることは難しく、応答の順番が入れ替わってし
まい、基地局が収容するデータ量を均等化できない。
【0011】本発明では、以上のような従来の課題を解
決し、無線回線品質を維持しつつ無線キャリアが収容す
るトラヒツクを均等化して周波数資源を効率的に使用す
ることにより、無線パケット端末1台あたりのスループ
ットを向上することができる無線パケット端末を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
課題は前記特許請求の範囲に記載した手段によって解決
される。すなわち、請求項1の発明は、通信の用に供す
る複数の無線キャリア(周波数)があり、特定の無線キ
ャリアを選択して配下の無線パケット端末と通信する複
数の基地局の中から、特定の基地局を選択してパケット
通信する手段を備える無線パケット端末において、
【0013】全ての前記無線キャリアの使用率を測定し
て各無線キャリアの使用率を出力する使用率測定手段
と、全ての前記無線キャリアについて前記基地局の送信
パケットを受信して各無線キャリア毎に受信品質があら
かじめ定められた所要レベル以上の前記パケットを選抜
し、受信品質の高い順に前記パケットの送信元基地局を
リスト化した基地局リストを出力する手段と、
【0014】各無線キャリアの使用率と前記基地局リス
トが入力され、所要レベル以上の前記パケットを少なく
とも1つ受信した無線キャリアのうちで使用率が最も低
い無線キヤリアで、前記パケットの受信品質が最も高い
基地局を選択する基地局選択手段を備える無線パケット
端末である。
【0015】請求項2の発明は、通信の用に供する複数
の無線キャリアがあり、特定の無線キャリアを選択して
配下の無線パケツト端末と通信する複数の基地局の中か
ら、特定の前記基地局を選択して認証を行い、認証成功
後にパケット通信する手段を備える無線パケット端末に
おいて、
【0016】全ての前記無線キャリアの使用率を測定し
て各無線キャリアの使用率を出力する使用率測定手段
と、全ての前記無線キャリアについて前記基地局の送信
パケットを受信して各無線キャリア毎に受信品質があら
かじめ定められた所要レベル以上の前記パケットを選抜
し、受信品質の高い順に前記パケットの送信元基地局を
リスト化した基地局リストを出力する手段と、
【0017】認証を拒否された基地局の識別子を認証拒
否基地局テーブルに記憶する手段と、各無線キャリアの
使用率と前記基地局リストが入力され、認証拒否基地局
テーブルを参照して、所要レベル以上の前記パケットを
少なくとも1つ受信した無線キャリアのうちで使用率が
最も低い無線キャリアで、前記パケットの受信品質が最
も高く、かつ認証拒否基地局テーブルに未登録の基地局
を選択する基地局選択手段を備える無線パケット端末で
ある。
【0018】請求項3の発明は、通信の用に供する複数
の無線キャリア(周波数)があり、特定の無線キャリア
を選択して配下の無線パケット端末と通信する複数の基
地局の中から、特定の基地局を選択してパケット通信す
る手段を備える無線パケット端末の制御方法であって、
【0019】全ての無線キャリアの使用率を測定して、
全ての前記無線キャリアについて、基地局の送信パケッ
トを受信し、各無線キャリア毎に受信品質があらかじめ
定められた所要レベル以上のパケットを選抜し、受信品
質の高い順にパケットの送信元基地局をリスト化した基
地局リストを作成し、
【0020】各無線キャリアの使用率と、前記基地局リ
ストから、所要レベル以上のパケットを少なくとも1つ
受信した無線キャリアのうちで使用率が最も低い無線キ
ヤリアで、前記パケットの受信品質が最も高い基地局を
選択する無線パケット端末制御方法である。
【0021】請求項4の発明は、通信の用に供する複数
の無線キャリアがあり、特定の無線キャリアを選択して
配下の無線パケツト端末と通信する複数の基地局の中か
ら、特定の基地局を選択して認証を行い、認証成功後に
パケット通信する無線パケット端末の制御方法であっ
て、
【0022】全ての無線キャリアの使用率を測定して、
全ての前記無線キャリアについて前記基地局の送信パケ
ットを受信し、各無線キャリア毎に受信品質があらかじ
め定められた所要レベル以上の前記パケットを選抜し、
受信品質の高い順に前記パケットの送信元基地局をリス
ト化した基地局リストを作成し、認証を拒否された基地
局の識別子を認証拒否基地局テーブルに記憶し、
【0023】各無線キャリアの使用率と、前記基地局リ
ストと、認証拒否基地局テーブルを参照して、所要レベ
ル以上の前記パケットを少なくとも1つ受信した無線キ
ャリアのうちで使用率が最も低い無線キャリアで、前記
パケットの受信品質が最も高く、かつ認証拒否基地局テ
ーブルに未登録の基地局を選択する無線パケット端末の
制御方法である。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の第1
例を示す図である。この例は請求項1および請求項3の
発明に対応する。同図において数字符号1は使用率測定
回路、2は基地局リスト作成回路、3は基地局選択回
路、4は受信回路、5はデータ通信回路、6は送信回
路、7はアンテナを表している。図中の破線で示した部
分は、請求項1の発明の特徴的構成を示している。
【0025】本実施の形態の例では、基地局は配下の無
線パケット端末との通信に用いる特定の無線キャリア
で、自局の識別子を含む報知パケットを周期的に送信す
るものとし、無線パケッ卜端末は報知パケット受信を基
地局リスト作成に利用するものとする。
【0026】また、パケツト受信品質として受信レベ
ル、無線キャリア使用率として受信レベルがあらかじめ
定められた閾値以上となる時間率とする。また、無線キ
ャリア共用方式を、CSMA/CA方式とする。通信を
開始する時、基地局選択回路は受信回路に対して全無線
キャリアスキャン指示を入力する。
【0027】図1の受信回路4は、あらかじめ定められ
た一定間隔で順次無線キャリアを切替ながらアンテナか
らの受信レベルと無線キャリア番号を短い周期で使用率
測定回路1に出力する。また報知パケットを受信した場
合は復調して受信レベルと無線キャリア番号と共に基地
局リスト作成回路2に出力する。
【0028】使用率測定回路1では、受信回路4から入
力される受信レベルがあらかじめ定められた閾値以上と
なる時間率を無線キャリア毎に計算し、キャリア使用率
として基地局選択回路3に出力する。
【0029】基地局リスト作成回路2では受信回路4か
ら入力される報知パケットのうち受信レベルがあらかじ
め定められた閾値以上のとき、報知パケット内の送信元
基地局識別子を受信レベルの高い順に無線キャリア毎に
基地局リストに記憶する。受信回路4は、全無線キャリ
アスキャン終了時に完了通知を基地局選択回路3に通知
する。
【0030】基地局選択回路3は使用率測定回路1から
キャリア使用率を、基地局リスト作成回路2から基地局
リストを取得し、まず使用率最低の無線キャリアで受信
レベル最高の基地局を検索する。
【0031】図2に基地局選択回路における処理フロー
を示す。図中のS−1〜S−6の符号は処理のステップ
を示すもので以下の説明中の記載と対応する。同図にお
いて、使用率最低の無線キャリアを選択する(S−1)
が、使用率最低の無線キャリアを使用する基地局が一つ
もない場合は、使用率が2番目に低い無線キャリアで受
信レベル最高の基地局を選択する(S−2,S−3)。
【0032】以降、順次検索を行い(S−4)、基地局
を選択する(S−6)。基地局リストに1つも基地局が
存在しない場合はサービスエリア外と判断する(S−
7)。図1の基地局選択回路3は、選択した無線キャリ
アを受信回路4と送信回路6へ、選択した基地局識別子
をデータ通信回路5へ入力する。
【0033】受信回路4は基地局選択回路3から入力さ
れた無線キャリアを監視し受信レベルを短い周期で送信
回路6へ出力すると共に、パケットを受信した場合は、
復調してデータ通信回路5へ出力する。データ通信回路
5は入力された基地局と通信を開始する。送信回路6は
データ通信回路5からの送信パケットを変調して基地局
選択回路3から入力された無線キャリアで送信を行う。
【0034】このとき、送信回路6は受信回路4から入
力される受信レベルがあらかじめ定められた閾値未満の
とき無線キャリアがIdleと判断して送信を行う。本
実施の形態によれば、所要レベル以上の前記報知パケッ
トを少なくとも1つ受信した無線キヤリアのうちで使用
率が最も低い無線キャリアで、前記報知パケットの受信
品質が最も高い基地局を選択できる。
【0035】これによって、無線誤りによるスループッ
ト劣化を抑制しつつ無線キャリアが収容するトラヒック
を均等化して周波数資源を効率的に使用することができ
るので、無線パケット端末1台あたりのスループットを
向上させることができる。
【0036】図3は上述のような本発明の効果を説明す
るための図であって、数字符号11はホスト、12−
1、12−2は基地局、13はIEEE802.3 規格の信号を
用いるネットワーク、14−1は基地局12−1の無線
エリア、14−2は基地局12−2の無線エリア、15
−1〜15−4は無線パケッと端末を表している。
【0037】例えば、図3において、無線パケット端末
15−4(STA4)が通信を開始するとき、無線キャ
リアflとf2の使用率を比較して、使用率の低いf2
を使用している基地局12−2(AP2)を選択して通
信することが可能になる。
【0038】また、無線キャリアの使用率測定は順次無
線キャリアを切り替えて行うため受信回路は1つでよ
く、また従来技術2のように全キャリアで同時にパケッ
トを送信する必要もないため、送信回路が1つでよく、
無線パケット端末のコストを低く抑える効果が得られ
る。
【0039】また、無線キャリアを複数無線パケット端
末で共用する方式としてCSMA/CA方式を用いる場
合でも、従来技術2のように無線パケット端末がパケッ
トを送信できるタイミングに影響されることはなく、基
地局を選択できる。また、他システムから干渉を受けて
いる場合でも、キャリア使用率を測定することにより、
干渉の少ない無線キャリアを使用する基地局を選択で
き、干渉によるスループット劣化の影響を抑制すること
ができる。
【0040】図4は本発明の実施の形態の第2の例を示
す図である。この例は、請求項2および請求項4の発明
に対応する。同図において数字符号1は使用率測定回
路、2は基地局リスト作成回路、3は基地局選択回路、
4は受信回路、5はデータ通信回路、6は送信回路、7
はアンテナ、21は認証拒否テーブル、22は認証回路
を表している。図中の破線で示した部分は、請求項2の
発明の特徴的構成を示している。
【0041】本実施の形態では、基地局は配下の無線パ
ケット端末との通信に用いる特定の無線キヤリアで、自
局の識別子を含む報知パケットを周期的に送信するもの
とし、無線パケッ卜端末は報知パケット受信を基地局リ
スト作成に利用するものとする。
【0042】また、報知パケッ卜受信品質として受信レ
ベル、無線キャリア使用率として受信レベルがあらかじ
め定められた閾値以上となる時間率とする。また、無線
キャリア共用方式を、CSMA7/CA方式とする。通
信を開始する時、基地局選択回路3は受信回路4に対し
て全無線キャリアスキャン指示を入力する。
【0043】受信回路4はあらかじめ定められた一定間
隔で順次無線キャリアを切替ながらアンテナ7からの受
信レベルと無線キャリア番号を短い周期で使用率測定回
路1に出力する。また報知パケットを受信した場合は復
調して受信レベルと無線キャリア番号と共に基地局リス
ト作成回路2に出力する。
【0044】使用率測定回路1では、受信回路4から入
力される受信レベルがあらかじめ定められた閾値以上と
なる時間率を無線キャリア毎に計算し、キャリア使用率
として基地局選択回路3に出力する。
【0045】基地局リスト作成回路2では、受信回路4
から入力される報知パケットのうち受信レベルがあらか
じめ定められた閾値以上のとき、報知パケット内の送信
元基地局識別子を受信レベルの高い順に無線キャリア毎
に基地局リストに記憶する。
【0046】受信回路4は、全無線キャリアスキャン終
了時に完了通知を基地局選択回路3に通知する。基地局
選択回路3は使用率測定回路1からキャリア使用率を、
基地局リスト作成回路2から基地局リストを取得し、認
証拒否基地局を登録してある認証拒否テーブル21を参
照して、まず使用率最低の無線キャリアで認証拒否テー
ブル未登録の基地局のうち受信レベル最高の基地局を検
索する。
【0047】図5に基地局選択回路の処理フローを示
す。図中のS−1〜S−6の符号は処理のステップを示
すもので以下の説明中の記載と対応する。同図におい
て、使用率最低の無線キャリアを選択する(S−1)
が、該当する基地局がーつもない場合は、使用率が2番
目に低い無線キャリアで基地局を検索する(S−2,S
−3)。
【0048】以降、順次検索を行い、該当する基地局を
選択する(S−4)〜(S−6)。基地局リストに基地
局が1つも存在しない場合はサービスエリア外と判断す
る(S−7)。図4の基地局選択回路3は、選択した無
線キャリアを受信回路4と送信回路6へ、選択した基地
局識別子を認証回路22へ入力する。
【0049】受信回路4は基地局選択回路3から入力さ
れた無線キャリアを監視し受信レベルを短い周期で送信
回路へ出力すると共に、パケットを受信した場合は、復
調してデータ通信回路5へ出力する。認証回路22は入
力された基地局に対して認証要求をデー夕通信回路へ指
示する。データ送信回路は認証要求パケットを出力す
る。
【0050】送信回路6はデータ通信回路5からの認証
要求パケットを変調して基地局選択回路3から入力され
た無線キャリアで送信を行う。このとき、送信回路6は
受信回路4から入力される受信レベルがあらかじめ定め
られた閾値未満のとき無線キャリアがIdleと判断し
て送信を行う。
【0051】データ通信回路5は基地局からの認証応答
パケットを受信回路4から入力され、認証回路22へ認
証結果を出力する。認証回路22は認証結果が認証拒否
ならば当該基地局を認証拒否テーブル21に登録して、
基地局選択回路3に対して基地局選択指示を出力する。
【0052】基地局選択回路3は同様に基地局選択を行
う。認証回路22は認証結果が認証成功ならば、データ
通信回路5に通信開始を指示する。本実施の形態によれ
ば、所要レベル以上の前記報知パケットを少なくとも1
つ受信した無線キャリアのうちで使用率が最も低い無線
キャリアで、前記報知パケットの受信品質が最も高い基
地局を選択できる。
【0053】従って、無線誤りによるスループット劣化
を抑制しつつ無線キャリアが収容するトラヒックを均等
化して周波数資源を効率的に使用することにより、無線
パケット端末1台あたりのスループットを向上させるこ
とができる。
【0054】例えば、図3において、無線パケット端末
15−4(STA4)が通信を開始するとき、無線キャ
リアflとf2の使用率を比較して、使用率の低いf2
を使用している基地局12−2(AP2)を選択して通
信することが可能になる。
【0055】また、無線キャリアの使用率測定は順次無
線キャリアを切り替えて行うため受信回路は1つでよ
く、また従来技術2のように全キャリアで同時にパケッ
トを送信する必要もないため、送信回路が1つでよく、
無線パケット端末のコストを低く抑える効果が得られ
る。
【0056】また、無線キャリアを複数無線パケット端
末で共用する方式としてCSMA/CA方式を用いる場
合でも、従来技術2のように無線パケット端末がパケッ
トを送信できるタイミングに影響されることはなく、基
地局を選択できる。
【0057】また、他システムから干渉を受けている場
合でも、キャリア使用率を測定することにより、干渉の
少ない無線キャリアを使用する基地局を選択でき、干渉
によるスループット劣化の影響を抑制することができ
る。
【0058】また、基地局が無線パケット端末からの認
証を拒否可能な無線LANシステムにおいても、認証拒
否された基地局を基地局選択候補から除外することによ
り、認証拒否された基地局を再び選択することを防止す
ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
無線回線品質を維持しつつ無線キャリアが収容するトラ
ヒックを均等化して周波数資源を効率的に使用すること
ができるので、無線パケット端末1台あたりのスループ
ットを向上することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1の例を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の第1の例の基地局選択回
路の処理を示す流れ図である。
【図3】本発明の効果を説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態の第2の例を示す図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態の第2の例の基地局選択回
路の処理を示す流れ図である。
【図6】従来の技術における問題を説明する図である。
【符号の説明】
1 使用率測定回路 2 基地局リスト作成回路 3 基地局選択回路 4 受信回路 5 データ通信回路 6 送信回路 7 アンテナ 11 ホスト 12−1、12−2 基地局 13 IEEE802.3 規格の信号を用いるネットワーク 14−1 基地局12−1の無線エリア 14−2 基地局12−2の無線エリア 15−1〜15−4 無線パケッと端末 21 認証拒否テーブル 22 認証回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守倉 正博 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA01 CC01 DA01 DA17 DB20 5K067 AA12 AA13 BB21 DD44 DD45 EE02 EE10 EE24 GG01 GG11 JJ17 JJ39 JJ71 JJ76

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信の用に供する複数の無線キャリア
    (周波数)があり、特定の無線キャリアを選択して配下
    の無線パケット端末と通信する複数の基地局の中から、
    特定の基地局を選択してパケット通信する手段を備える
    無線パケット端末において、 全ての前記無線キャリアの使用率を測定して各無線キャ
    リアの使用率を出力する使用率測定手段と、 全ての前記無線キャリアについて前記基地局の送信パケ
    ットを受信して各無線キャリア毎に受信品質があらかじ
    め定められた所要レベル以上の前記パケットを選抜し、
    受信品質の高い順に前記パケットの送信元基地局をリス
    ト化した基地局リストを出力する手段と、 各無線キャリアの使用率と前記基地局リストが入力さ
    れ、所要レベル以上の前記パケットを少なくとも1つ受
    信した無線キャリアのうちで使用率が最も低い無線キヤ
    リアで、前記パケットの受信品質が最も高い基地局を選
    択する基地局選択手段を備えることを特徴とする無線パ
    ケット端末。
  2. 【請求項2】 通信の用に供する複数の無線キャリアが
    あり、特定の無線キャリアを選択して配下の無線パケツ
    ト端末と通信する複数の基地局の中から、特定の前記基
    地局を選択して認証を行い、認証成功後にパケット通信
    する手段を備える無線パケット端末において、 全ての前記無線キャリアの使用率を測定して各無線キャ
    リアの使用率を出力する使用率測定手段と、 全ての前記無線キャリアについて前記基地局の送信パケ
    ットを受信して各無線キャリア毎に受信品質があらかじ
    め定められた所要レベル以上の前記パケットを選抜し、
    受信品質の高い順に前記パケットの送信元基地局をリス
    ト化した基地局リストを出力する手段と、 認証を拒否された基地局の識別子を認証拒否基地局テー
    ブルに記憶する手段と、 各無線キャリアの使用率と前記基地局リストが入力さ
    れ、認証拒否基地局テーブルを参照して、所要レベル以
    上の前記パケットを少なくとも1つ受信した無線キャリ
    アのうちで使用率が最も低い無線キャリアで、前記パケ
    ットの受信品質が最も高く、かつ認証拒否基地局テーブ
    ルに未登録の基地局を選択する基地局選択手段を備える
    ことを特徴とする無線パケット端末。
  3. 【請求項3】 通信の用に供する複数の無線キャリア
    (周波数)があり、特定の無線キャリアを選択して配下
    の無線パケット端末と通信する複数の基地局の中から、
    特定の基地局を選択してパケット通信する手段を備える
    無線パケット端末の制御方法であって、 全ての無線キャリアの使用率を測定して、 全ての前記無線キャリアについて、基地局の送信パケッ
    トを受信し、各無線キャリア毎に受信品質があらかじめ
    定められた所要レベル以上のパケットを選抜し、受信品
    質の高い順にパケットの送信元基地局をリスト化した基
    地局リストを作成し、 各無線キャリアの使用率と、前記基地局リストから、所
    要レベル以上のパケットを少なくとも1つ受信した無線
    キャリアのうちで使用率が最も低い無線キヤリアで、前
    記パケットの受信品質が最も高い基地局を選択すること
    を特徴とする無線パケット端末制御方法。
  4. 【請求項4】 通信の用に供する複数の無線キャリアが
    あり、特定の無線キャリアを選択して配下の無線パケツ
    ト端末と通信する複数の基地局の中から、特定の基地局
    を選択して認証を行い、認証成功後にパケット通信する
    無線パケット端末の制御方法であって、 全ての無線キャリアの使用率を測定して、 全ての前記無線キャリアについて前記基地局の送信パケ
    ットを受信し、各無線キャリア毎に受信品質があらかじ
    め定められた所要レベル以上の前記パケットを選抜し、
    受信品質の高い順に前記パケットの送信元基地局をリス
    ト化した基地局リストを作成し、 認証を拒否された基地局の識別子を認証拒否基地局テー
    ブルに記憶し、 各無線キャリアの使用率と、前記基地局リストと、認証
    拒否基地局テーブルを参照して、所要レベル以上の前記
    パケットを少なくとも1つ受信した無線キャリアのうち
    で使用率が最も低い無線キャリアで、前記パケットの受
    信品質が最も高く、かつ認証拒否基地局テーブルに未登
    録の基地局を選択することを特徴とする無線パケット端
    末の制御方法。
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