JP2003059837A - 熱処理装置及び熱処理方法 - Google Patents

熱処理装置及び熱処理方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数ゾーンに分割された熱処理雰囲気内で基
板の処理を行うにあたり、各ゾーン毎の温度を速やかに
安定させると共に、スループットの向上を図ること。 【解決手段】 反応容器の側方に上下に3分割したヒー
タを設け、各ヒータ毎にに別個の制御部を用意する。各
制御部には各々が受け持つ熱処理雰囲気(ゾーン)の温
度を検出できるように、反応管の内外に設けた内部熱電
対と外部熱電対とが接続されるが、中段の外部熱電対は
上下段に対応する制御部にも接続する。上下段の制御部
には、中段における外部熱電対による温度検出値を温度
目標値として演算し、ヒータの制御信号を出力する第1
の演算部が備えられており、反応管に基板を搬入する際
に、中段の温度検出値と温度目標値に基づき温度制御を
行う中段の制御部に追従させた温度制御を行うことが可
能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
基板に対して熱処理を行う熱処理装置及び熱処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程において用い
られる、多数枚の半導体ウエハ(以下ウエハという)に
対して例えばCVD(chemical vapor deposition)に
よる成膜処理や酸化、拡散処理といった熱処理を一括し
て行う縦型熱処理装置がある。この装置はウエハボート
と呼ばれる保持具に多数枚のウエハを棚状に保持させ、
その後例えば縦型の熱処理炉内に前記保持具を例えば下
方側から搬入し、処理雰囲気を所定の温度の加熱雰囲気
にして、熱処理を行うものである。一般に熱処理炉は、
被加熱ゾーンを上下に複数に分割し、各ゾーン毎に温度
制御することができるように、複数の加熱手段及び各々
に対応する温度制御手段を備えた構成とされている。
【0003】ところで本発明者は、加熱手段としてカー
ボンワイヤヒータを使用した図8に示すような縦型熱処
理装置を検討している。図8中、101は下方側が開口
する反応容器であり、その周囲には例えば上下3段に分
割されたヒータ200が設けられている。ヒータ200
は、熱処理領域の大部分を加熱するメインヒータ20
2、及びその上下に設けられるサブヒータ201,20
3により構成されている。この装置では、多数枚のウエ
ハWを棚状に保持するウエハボート103が、開口部1
02を介して反応管101内に搬入されると、該ウエハ
ボート103の下端に設けられる蓋体104が開口部1
02を塞ぎ、反応管101内を所定温度に加熱して所定
の熱処理が行われる。
【0004】また、各ヒータ200が受け持つ熱処理雰
囲気の温度を夫々検出するように、反応管101の内側
には内部熱電対300(301〜303)が、また各ヒ
ータ200の近傍部位には外部熱電対400(401〜
403)が夫々設けられており、各熱電対300、40
0から得られる温度検出値を各ヒータ200(201〜
203)毎に設けられる制御部500(501〜50
3)へ取り込むように構成されている。即ち、制御部5
00(501〜503)は前記温度検出値と各段毎に設
定される温度目標値とに基づいて、対応するヒータ20
0(201〜203)毎に別個の発熱量制御を行うこと
が可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウエハボー
ト103の搬入時において下部側のサブヒータ203近
傍は、開口部102を介して反応管101内へ流入する
外部雰囲気の影響を受け、メインヒータ202近傍に比
べて温度が低くなっている。このような状況下で開口部
102から冷えた(反応管101内の雰囲気よりも温度
の低い)ウエハW及びウエハボート103が搬入される
と、先ずサブヒータ203近傍の温度が更に低下し、そ
してウエハボート103が上昇するにつれてメインヒー
タ202近傍及び上部側のサブヒータ201近傍も影響
を受けて温度が低下する。
【0006】従ってヒータ200近傍の温度は上部側ほ
ど高くなり、またウエハW及びウエハボート103の温
度はその位置が上昇するにつれてヒータ200により温
められて徐々に高くなっていくので、ヒータ200近傍
における上下方向の温度分布はウエハボート103の位
置に応じて刻一刻と変化することとなる。このため下端
部側のサブヒータ203近傍の温度がウエハボート10
3の搬入により急激に低下するので制御部503はサブ
ヒータ203への投入電力を大きくするように作用す
る。これに対してメインヒータ202近傍の温度はウエ
ハボート103の投入により低下するがその程度はサブ
ヒータ203近傍よりも少ないので制御部502による
電力の投入量はそれほど大きくない。このようにメイン
ヒータ202の温度制御とサブヒータ203の温度制御
とが互いに異なったものとなり、しかもヒータ200近
傍における上下方向の温度分布の変化に応じてその異な
り方も変化し、更に双方のゾーンの温度変化が互いに影
響し合うこととなる。
【0007】このような温度制御状態が異なる現象は、
上端部側のサブヒータ201とメインヒータ202との
間でも起こり、この結果ウエハボート103の搬入(ロ
ーディング)終了後における各ヒータ200近傍の温度
の安定化に時間が掛かってしまうという問題が生じてい
た。ウエハボート103の搬入後、通常反応管101内
部を所定のプロセス温度まで昇温するが、昇温前に反応
管101内の温度が安定していないと昇温後の温度の安
定化に時間がかかってしまうため、結局スループットが
低下することとなってしまう。
【0008】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たものであり、その目的は、複数ゾーンに分割された熱
処理雰囲気内で基板の処理を行うにあたり、各ゾーン毎
の温度を速やかに安定させることができ、スループット
の向上を図ることができる技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱処理雰囲気
が複数のゾーンに分割された反応容器内に複数の基板を
搬入し、前記反応容器内に処理ガスを導入して熱処理を
行う熱処理装置において、前記複数のゾーンを夫々加熱
するための複数の加熱手段と、各ゾーン毎に設けられた
温度検出部と、温度目標値と各温度検出部の温度検出値
とに基づいて各加熱手段を独立して制御する制御部と、
を備え、一のゾーンに対応する制御部は、前記基板の搬
入時には、他のゾーンに対応する温度検出部の温度検出
値を温度目標値として演算を行い、その演算結果を加熱
手段の制御信号として出力する第1の演算部を備えてい
ることを特徴とする。
【0010】具体例を示すと、反応容器は縦型に構成さ
れると共に基板は保持具に搭載されて反応容器の下方側
から搬入され、熱処理雰囲気は、上下方向に例えば少な
くとも3段に分割され、前記一のゾーンは例えば最下段
ゾーンであり、前記他のゾーンは、最上段以外のゾーン
である。温度検出部は、例えば加熱手段の温度を検出す
る第1の温度検出部を含み、前記他のゾーンに対応する
温度検出部の温度検出値は第1の温度検出部の温度検出
値である。また温度検出部は、例えば反応容器内の温度
を検出する第2の温度検出部を含み、前記他のゾーンに
対応する温度検出部の温度検出値は第2の温度検出部の
温度検出値である。
【0011】本発明によれば、基板を反応容器内に搬入
するときに、一のゾーンの温度制御が他のゾーンの温度
制御に追従するため、基板を搬入した後、速やかに反応
容器内の温度が安定し、例えばその後反応容器内の温度
をプロセス温度まで昇温すると、速やかにプロセス温度
に安定する。なお本発明は、基板搬入時の各ゾーンの温
度とプロセス時の各ゾーンの温度とが同じ場合も適用で
きる。
【0012】制御部についての具体例を示すと、一のゾ
ーンに対応する制御部は、基板の搬入時には、他のゾー
ンに対応する温度検出部の温度検出値を温度目標値とし
て演算を行い、その演算結果を加熱手段の制御信号とし
て出力する第1の演算部と、基板を熱処理するときに
は、当該一のゾーンに設定された専用の温度目標値と当
該一のゾーンに対応する温度検出部の温度検出値とに基
づいて演算を行い、その演算結果を加熱手段の制御信号
として出力する第2の演算部と、を備えたことを特徴と
する。
【0013】また本発明の他の具体例を示すと、加熱手
段の温度を検出する第1の温度検出部、及び反応容器内
の温度を検出する第2の温度検出部が設けられ、一のゾ
ーンに対応する制御部は、基板の搬入時には、他のゾー
ンに対応する第1の温度検出部または第2の温度検出部
の温度検出値を温度目標値として演算を行い、その演算
結果を加熱手段の制御信号として出力する第1の演算部
と、基板を熱処理するときには、当該一のゾーンに設定
された専用の温度目標値と当該ゾーンに対応する第1の
温度検出部及び第2の温度検出部の各温度検出値とに基
づいて演算を行い、その演算結果を加熱手段の制御信号
として出力する第2の演算部と、を備えたことを特徴と
する。
【0014】前記一のゾーンに対応する制御部の第1の
演算部は、他のゾーンに対応する温度検出部の温度検出
値に補正値を加算した値と当該一のゾーンに対応する温
度検出部の温度検出値との偏差分に基づいて演算を行
い、その演算結果を加熱手段の制御信号として出力する
構成とすることができる。この場合補正値は、例えば基
板を熱処理するときに一のゾーンに設定された専用の温
度目標値と他のゾーンに対応する温度目標値との差分で
ある。また第1の演算部は、前記偏差分に所定の割合を
掛けた値に基づいて演算を行うようにしてもよい。
【0015】本発明方法は、熱処理雰囲気が複数のゾー
ンに分割された反応容器内に複数の基板を搬入し、前記
複数のゾーンに夫々対応する複数の加熱手段により各ゾ
ーンの加熱を行うと共に、前記反応容器内に処理ガスを
導入して熱処理を行う熱処理方法において、各ゾーンに
対応する温度を検出する工程と、温度目標値と各ゾーン
毎の温度検出値とに基づき各加熱手段を制御する工程
と、前記基板の搬入時には、一のゾーンにおける温度目
標値として他のゾーンに対応する温度検出値を用いて加
熱手段を制御する工程と、を含むことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明を縦型熱処理装置に
適用した実施の形態の全体構成図である。先ずこの縦型
熱処理装置の全体構成について簡単に述べておくと、こ
の装置は、例えば両端が開口している内管1a及び上端
が閉塞している外管1bからなる例えば石英製の二重構
造の反応管1を備えている。反応管1の周囲には筒状の
断熱体21がベース体22に固定して設けられ、この断
熱体21の内側には加熱手段である例えば抵抗発熱体か
らなるヒータ3及び天井ヒータ31が設けられている。
ヒータ3は例えば上下に3段分割(3a,3b,3c)
して断熱体21の側壁に設けられ、天井ヒータ31は天
井部に設けられている。
【0017】ヒータ3(3a〜3c)のうち中段のヒー
タ3bは、図1に示すように大部分の熱処理雰囲気を形
成するいわばメインヒータであり、その上下に配置され
るヒータ3a及び3cは、夫々反応管1の上端部及び下
端部の熱処理雰囲気を形成するメインヒータ3bよりも
小型のいわばサブヒータである。ヒータ3の素材として
は、例えば線径10ミクロン前後の高純度のカーボンフ
ァイバの束を複数用いて編み込むことにより形成された
カーボンワイヤをセラミックス例えば外径が十数ミリの
透明な石英管の中に封止したものを用いることができ
る。なおヒータ3はこれに限定されるものではなく例え
ば鉄−タンタル−カーボン合金などの金属体であっても
よい。
【0018】内管1a及び外管1bは下部側にて筒状の
マニホ−ルド23の上に支持され、このマニホ−ルド2
3には、内管1aの内側の下部領域に供給口が開口する
ようにガス供給管24が設けられると共に、内管1aと
外管1bとの間から排気するように図示しない真空ポン
プに一端側が接続された排気管25が接続されている。
この例では内管1a、外管1b及びマニホ−ルド23に
より反応容器が構成される。
【0019】更にマニホ−ルド23の下端開口部を塞ぐ
ように蓋体11が設けられており、この蓋体11はボ−
トエレベ−タ12の上に設けられている。蓋体11の上
には保温ユニット13と、ボートエレベータ12に設け
られる駆動部14と接続し、保温ユニット13内部を貫
通して設けられる回転軸15と、この回転軸15により
その下端を回転自在に保持される基板保持具をなすウエ
ハボート16とが設けられている。ウエハボート16は
多数の基板であるウエハWを棚状に保持できる構成とさ
れており、また保温ユニット13は石英フィンなどの断
熱ユニット13a及び発熱体ユニット13b等を組み合
わせた構成とされている。
【0020】蓋体11には、熱電対用の細い石英管40
が内管11a内の熱処理雰囲気に立ち上げられて貫通し
ており、この石英管40内には、例えば3段に分割され
た各ヒータ3(3a,3b,3c)が受け持つ熱処理雰
囲気の温度を夫々検出するように内部温度検出部である
3個の内部熱電対(第2の温度検出部)4(4a,4
b,4c)が設けれている。また内管1aと外管1bと
の間におけるヒータ3(3a,3b,3c)の近傍に
は、夫々ヒータ3(3a,3b,3c)の温度を夫々検
出する外部温度検出部である外部熱電対(第1の温度検
出部)5(5a,5b,5c)が設けられている。
【0021】そして、各段のヒータ3(3a,3b,3
c)に対応して、電力を供給する電力供給部20(20
a,20b,20c)、及び夫々の電力供給部20(2
0a,20b,20c)の供給電力を制御して各ヒータ
3(3a,3b,3c)の発熱量を制御するための制御
部6,7,8が設けられている。詳細は後述するが関連
部位の配線構成について簡単に説明しておくと、内部熱
電対4(4a,4b,4c)及び外部熱電対5(5a,
5b,5c)は各々が対応する各段の制御部6,7,8
のいずれかへと接続され、ヒータ3bが受け持つ中段に
設けられる外部熱電対5bから延びる信号線は、途中で
分岐して制御部7のみならず制御部6及び8へも接続さ
れる。また断熱体21の天井部に設けた天井ヒータ31
においても、ヒータ3(3a,3b,3c)と同様に熱
電対32が設けられており、制御部33から電力供給部
34を介してヒータ31に対する給電量をコントロール
することで、発熱量の調節を行う構成とされている。
【0022】ヒータ3(3a,3b,3c)及びこれに
接続する制御部6,7,8において、上記のような配線
構造としている理由は、ヒータ3を各段毎に別個に制御
する場合と、メインヒータをなすヒータ3bに対応する
外部熱電対5bの温度検出値を他の部位で利用して、ヒ
ータ3a及び3cではいわゆる追従制御を行う場合とで
切り替える運用を可能とするためであり、以下図2を参
照しながら本実施の形態の要部をなすヒータ3の制御系
の構成について説明を行う。
【0023】先ず制御部6,8は上述したように2つの
演算方法を使い分ける必要があることから制御部6には
第1の演算部61及び第2の演算部62が、制御部8に
は第1の演算部81及び第2の演算部82が、夫々設け
られており、演算方法を切り替える必要のない制御部7
には第2の演算部72のみが設けられている(71は便
宜的に欠番とする)。即ち、制御部6,8にのみ設けら
れる第1の演算部61,81は、制御部6,8が制御部
7に追従(正確には制御部7が受け持つゾーン(熱処理
雰囲気)から得られる温度検出値に追従)する演算を行
う際に使用されるものであるため、上述した外部熱電対
5bから延びる信号線は、制御部6では第1の演算部6
1へ、制御部8では第1の演算部81へと夫々接続され
る。
【0024】一方、第2の演算部62,72,82で
は、対応するゾーン毎に設けられる内部熱電対及び外部
熱電対から得られる温度検出値と、夫々別個に各ゾーン
専用に設定される温度目標値とに基づいて演算が行われ
るため、第2の演算部62(72,82)には内部熱電
対4a(4b,4c),外部熱電対5a(5b,5c)
及び目標値出力部63(73,83)が接続される。そ
して第1の演算部61,81または第2の演算部62,
72,82にて出力される演算結果は、制御信号として
電力供給部20(20a,20b,20c)へと出力さ
れる構成とされているが、制御部6(8)では切り替え
部64(84)により第1の演算部61(81)または
第2の演算部62(82)のいずれを使用するか選択で
きるようになっている。
【0025】ここで第1の演算部61,81の構成を説
明するが、これらは同じであるため、第1の演算部81
を例にとって図3を参照しながら説明する。図中811
は比較演算部、812は補正値出力部であり、比較演算
部811では、中段ゾーンに設けられる外部熱電対5b
の温度検出値を温度目標値とし、この温度目標値から補
正値出力部812から出力される補正値を加算し、更に
下段ゾーン設けられる外部熱電対5cの温度設定値を差
し引く。前記補正値は中段ゾーン及び下段ゾーンにおけ
るプロセス時の目標温度の差を補正するためのいわば静
的な補正要素であり、具体的には例えば後述する第2の
演算部72,82にて用いる目標値出力部73,83か
ら出力される双方の温度目標値の差分値である。
【0026】比較演算部811の出力側には、その出力
値(偏差分)q1に対して所定の係数kを乗じる乗算部
813が設けられる。この演算は、既述のように制御部
8が対応する下段ゾーンは反応管1aの下方側開口部に
最も近く、ウエハボート16と共に流入してくる冷たい
空気の影響を受けやすいため、中段ゾーンに比して昇温
に要する加熱出力が多くなるということを考慮し、当該
出力の増加分を出力値に反映するために行ういわば動的
な補正であり、係数kの値は例えば1.2(冷気の影響
が小さい上段ゾーンに対応する第1の演算部61では例
えば0.8)が用いられる。この出力値に対しては積分
要素I1、比例要素P1、微分要素D1についての各種
演算(PID演算)が行われ、混合部814を介して前
記偏差分q1に応じた電力供給を行うための出力値B1
が出力される構成となっている。
【0027】次に第2の演算部62,72,82の構成
を説明するが、上述した第1の演算部の場合と同様にい
ずれも同様の構成であるため、第2の演算部82を例に
とって図4を参照しながら説明する。この第2の演算部
82は、内部熱電対4cにおける温度検出値をメジャー
ループに、外部熱電対5cの温度検出値をマイナールー
プに組み込んだカスケード制御を行って制御信号B2を
得るものであり、821〜824は比較演算部、I1は
積分要素、P2は比例要素、D2は積分要素を示す。
【0028】ところで、これまで説明してきた制御部6
は、実際にはCPU、プログラムを格納したROM及び
温度設定値を記録したメモリなどにより構成され、また
は各演算プログラムによりソフト的に行われるものであ
るが、本実施の形態ではこのような演算をハード構成で
行ってもよい。また切り替え部84(64)における第
1の演算部81(61)から第2の演算部82(62)
への切り替えのタイミングは、例えばウエハボート16
を搬入した後昇温前に反応容器内の温度が安定したこと
を検出したとき、或いはウエハボート16を搬入した後
所定時間が経過した後などとすることができ、その逆の
切り替えのタイミング例えばプロセス後に反応容器内が
所定の温度に降温したときなどとすることができる。
【0029】次に上述実施の形態の作用について説明す
る。上記の装置におけるウエハWに対する加熱は、該反
応管1の側方側に設けられるヒータ3と上部側に設けら
れる天井ヒータ31とで行われるが、本実施の形態にお
ける要部は分割して設けられるヒータ3(3a,3b,
3c)の制御方式にあることから、この点に着目しなが
ら図5も参照して説明を行う。先ず基板であるウエハW
を棚状に搭載したウエハボート16は、図5のt1時点
においてボ−トエレベ−タ12を上昇させることで反応
容器(反応管1及びマニホ−ルド23)内へと搬入され
始める。このとき反応管1内は既に所定の温度例えば6
00℃程度となるように加熱されており、上下段ゾーン
に対応する制御部6,8では、既述のように中段ゾーン
の温度制御に追従するように切り替え部64,84にて
第1の演算部61,81が選択されている。
【0030】先ずウエハボート16の上端部が反応容器
内に進入し始めると、ウエハボート16及びウエハWは
それまで反応容器の外に位置していたので冷えており、
このためサブヒータ3cの受け持ち範囲である反応容器
の下段ゾーンの温度が一旦低くなる。またメインヒータ
3bの受け持ち範囲である中段ゾーンの温度も冷たいウ
エハボート16の影響を受けて、下段ゾーンよりも程度
は小さいが低くなる。そしてウエハボート16が中段ゾ
ーンに到達すると、この中段ゾーンの温度も低下する
が、ウエハボート16及びウエハWは反応容器内を上昇
するにつれて徐々に温められていくため、ウエハボート
16の搬入前の中段ゾーンの温度よりも低くなるとはい
っても下段ゾーン程低くはならない。
【0031】こうしてウエハボート16が反応容器内に
搬入されると、下段ゾーンが一番冷やされ、中段ゾーン
も冷やされ、上段ゾーンがわずかに冷却されることにな
る。下段ゾーンに対応する制御部8では外部熱電対5c
の温度が低くなるのでサブヒータ3cへの供給電力を急
激に大きくしようとするが、温度目標値である中段ゾー
ンの温度検出値も低下するのでこの低下に応じてサブヒ
ータ3cへの電力供給量の増加が少し抑えられる。その
後は中段ゾーンの温度検出値の上昇に伴い、下段のサブ
ヒータ3cの温度が高くなっていく。そして中段ゾーン
では外部熱電対5bの温度が温度目標値を越えてオーバ
シュートした状態となり、以後は外部熱電対5bの温度
が温度目標値に向かって低下し、この温度の動きに追従
して下段のサブヒータ3cへの電力供給量が制御され、
サブヒータ3cの温度が中段のサブヒータ3cの温度の
収束に合わせて温度目標値に収束していく。
【0032】また上段のサブヒータ3aにおいても中段
のメインヒータ3bの温度の動きに追従して電力供給量
が制御され、サブヒータ3aの温度が中段のメインヒー
タ3bの温度の収束に合わせて温度目標値に収束してい
く。なおサブヒータ3c(3a)が収束する温度は、図
3で示したように中段の温度検出値に補正値を加算する
演算を行っているので、例えば熱処理時(プロセス時)
に中段ゾーンよりも下段ゾーンの温度目標値が例えば1
0℃高ければ、下段のサブヒータ3cが収束する温度
は、メインヒータ3bの温度よりも10℃高い値とな
る。
【0033】そしてt2時点にてウエハボート16の搬
入が完了し、t3時点まで反応容器内の各ゾーンの温度
が安定すると、制御部6,8は第1の演算部61,81
から第2の演算部62,82に切り替えてヒータ3a,
3cの電力制御を行い、t3時点から昇温を開始し、所
定のプロセス温度まで加熱した後、t4時点(詳しくは
各ゾーンがプロセス温度に安定した後)においてウエハ
Wに対して熱処理を行う。この熱処理の一例としては、
例えば反応容器内を800℃程度に維持し、所定の成膜
ガスをガス供給管23から反応容器内に供給すると共に
排気管25から真空排気して所定の真空度に維持し、ウ
エハWに対して成膜処理を行うプロセスを挙げることが
できる。なお第1の演算部61,81から第2の演算部
62,82への切り替えは、昇温途中あるいはプロセス
温度に安定したときであってもよい。t5時点において
ウエハW表面に所定の成膜が形成されると、例えば搬入
時の温度である600℃程度まで降温した後、例えばt
6時点において搬入時とは逆の手順でウエハボート16
の搬出が行われる。
【0034】これまで述べてきたように、上述実施の形
態によれば複数分割して設けられるヒータ3(3a,3
b,3c)の温度制御において、上下段ゾーンの加熱制
御を受け持つ制御部6,8は、ウエハWの搬入時に中段
ゾーンの温度検出値を温度目標値としてこれと自己のゾ
ーンの温度検出値とに基づいて温度制御を行っているた
め、各ゾーンの温度が速やかに温度目標値に安定する。
例えば下段のサブヒータ3c近傍については、ウエハボ
ート16の搬入により温度が低下するが、温度目標値で
ある中段のメインヒータ3b近傍の温度も低下するた
め、温度目標値と温度検出値との偏差分が小さくなり、
サブヒータ3cの発熱量の増加が緩やかになる。そして
サブヒータ3c近傍の温度は本来の温度目標値を越えて
オーバシュートし、今度はサブヒータ3cの発熱量が小
さくなろうとする(温度が低くなろうとする)が、メイ
ンヒータ3b近傍の温度に追従するので、従来のように
温度目標値が一定だった場合に比べて温度の低下が緩や
かになり、この結果温度の上下の振れが抑えられて温度
目標値に速やかにソフトランディングする。また上段の
サブヒータ3a近傍についてもメインヒータ3b近傍の
温度に追従するので、温度が温度目標値に速やかに安定
する。
【0035】更に冷たいウエハボート16及びウエハW
が反応容器内に搬入されるときに、各ゾーンの温度がウ
エハボート16及びウエハWから影響を受ける度合いに
応じて制御部6,8の第2の演算部62,82の中に、
中段ゾーンにおける制御部7に対する追従割合を組み込
んでいる。例えば上述の例では、上段のゾーンが受ける
影響の度合いは中段のゾーンが受ける影響の度合いより
も小さく、また下段のゾーンが受ける影響の度合いは中
段のゾーンが受ける影響の度合いよりも大きいことか
ら、上段ゾーンにおける制御部7の追従割合は0.8、
下段ゾーンにおける制御部8の追従割合は1.2に夫々
設定している。図6は、中段ゾーンの外部熱電対5bの
温度検出値の変化と、追従割合を5%,30%,100
%に変えたときの上段ゾーンの各温度検出値とを示した
ものであり、この図から分かるように、上段ゾーンの外
部熱電対5aの温度検出値の変化幅は追従割合が大きく
なれば増加し、追従割合が小さくなれば減少する。従っ
て上述の実施の形態のようにメインヒータ3bに対する
サブヒータ3a,3cの温度制御の追従する割合を調整
しておくことにより、ウエハボート16の搬入時の反応
容器内の温度分布に見合った温度制御を上段ゾーン、下
段ゾーンの夫々で行うことができ、この点からも各ゾー
ンの温度が温度目標値に速やかに安定する。「発明が解
決しようとする課題」の項目で述べたようにウエハボー
ト16の搬入後の各ゾーンの温度安定時間がスループッ
トを大きく左右することから、この実施の形態ではスル
ープットを向上させることができる。
【0036】図7は、図1に示す縦型熱処理装置におい
て、ウエハボート16が反応容器内に搬入される前のサ
ブヒータ3a近傍,メインヒータ3b近傍,サブヒータ
3c近傍の温度が夫々575℃,573℃,560℃に
安定している状態からウエハボート16の搬入を行った
ときの各ヒータ3a〜3c近傍の温度の経時変化をシュ
ミレーションした結果を示すものである。ウエハボート
16の搬入を開始してから各ヒータ3a〜3c近傍の温
度が安定化するまでの時間はおよそ13分間であり、ウ
エハWの搬入時に各ゾーンの温度が短時間で安定するこ
とが分かる。
【0037】なお、第1の演算部61,81の説明にお
いて、上下段の各ゾーンにおける中段ゾーンとの誤差調
整を行う演算方法として、予め定めた係数kを掛け合わ
せる手法を記載したが、ウエハボート16の上昇時にお
いて、当該ウエハボート16の位置に応じてkを変化さ
せるようにしてもよい。また本実施の形態では、ウエハ
Wの搬入時に各制御部6,7,8に夫々対応する内部熱
電対4a〜4cの温度検出値を取り込み、制御部6,8
においては中段ゾーンの内部熱電対4bの温度検出値を
温度目標値として夫々内部熱電対4a,4cの温度検出
値と比較し、その偏差分に応じてサブヒータ3a,3c
の温度制御を行うと共に、制御部7においては専用の温
度目標値と内部熱電対4bの温度検出値との偏差分に応
じてメインヒータ3bを制御するようにしてもよい。更
にまた本実施の形態は、下段のサブヒータ3cについて
のみ、中段ゾーンに対応する温度検出値を温度目標値と
する追従制御を行うようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数ゾー
ンに分割された熱処理雰囲気内で基板の処理を行うにあ
たり、各ゾーン毎の温度を速やかに安定させることがで
き、スループットの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱処理装置の実施の形態を示す縦
断面図である。
【図2】本実施の形態にて使用される制御部及びその関
連部位を示すブロック図である。
【図3】前記制御部内に設けられる第1の演算部の内部
構成を示すブロック図である。
【図4】前記制御部内に設けられる第2の演算部の内部
構成を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態における温度の経時変化と使用す
る演算部との関係を示す作用説明図である。
【図6】前記第1の演算部における作用を説明するため
に作用説明図である。
【図7】ウエハボート搬入時の各外部熱電対における温
度変化の様子を示す特性図である。
【図8】従来の熱処理装置の全体構造を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ 1 反応管 16 ウエハボート 20(20a,20b,20c) 電力供給部 21 断熱体 3(3a,3b,3c) ヒータ 4(4a,4b,4c) 内部熱電対 5(5a,5b,5c) 外部熱電対 6,7,8 制御部 61,81 第1の演算部 62,72,82 第2の演算部 63,73,83 目標値出力部 812 補正値出力部 813 乗算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 CA04 FA10 JA10 KA24 LA15 4K056 AA09 BA01 BB05 CA18 FA04 FA13 4K061 AA01 AA05 BA11 CA08 DA05 FA07 GA02 5F045 BB08 DP19 DQ05 EC02 EK22 EK27 GB05 GB16

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱処理雰囲気が複数のゾーンに分割され
    た反応容器内に複数の基板を搬入し、前記反応容器内に
    処理ガスを導入して熱処理を行う熱処理装置において、 前記複数のゾーンを夫々加熱するための複数の加熱手段
    と、 各ゾーン毎に設けられた温度検出部と、 温度目標値と各温度検出部の温度検出値とに基づいて各
    加熱手段を独立して制御する制御部と、を備え、 一のゾーンに対応する制御部は、前記基板の搬入時に
    は、他のゾーンに対応する温度検出部の温度検出値を温
    度目標値として演算を行い、その演算結果を加熱手段の
    制御信号として出力する第1の演算部を備えていること
    を特徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】 温度検出部は、加熱手段の温度を検出す
    る第1の温度検出部を含み、前記他のゾーンに対応する
    温度検出部の温度検出値は第1の温度検出部の温度検出
    値であることを特徴とする請求項1記載の熱処理装置。
  3. 【請求項3】 温度検出部は、反応容器内の温度を検出
    する第2の温度検出部を含み、前記他のゾーンに対応す
    る温度検出部の温度検出値は第2の温度検出部の温度検
    出値であることを特徴とする請求項1記載の熱処理装
    置。
  4. 【請求項4】 一のゾーンに対応する制御部は、 基板の搬入時には、他のゾーンに対応する温度検出部の
    温度検出値を温度目標値として演算を行い、その演算結
    果を加熱手段の制御信号として出力する第1の演算部
    と、 基板を熱処理するときには、当該一のゾーンに設定され
    た専用の温度目標値と当該一のゾーンに対応する温度検
    出部の温度検出値とに基づいて演算を行い、その演算結
    果を加熱手段の制御信号として出力する第2の演算部
    と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の熱処理装置。
  5. 【請求項5】 加熱手段の温度を検出する第1の温度検
    出部、及び反応容器内の温度を検出する第2の温度検出
    部が設けられ、 一のゾーンに対応する制御部は、 基板の搬入時には、他のゾーンに対応する第1の温度検
    出部または第2の温度検出部の温度検出値を温度目標値
    として演算を行い、その演算結果を加熱手段の制御信号
    として出力する第1の演算部と、 基板を熱処理するときには、当該一のゾーンに設定され
    た専用の温度目標値と当該ゾーンに対応する第1の温度
    検出部及び第2の温度検出部の各温度検出値とに基づい
    て演算を行い、その演算結果を加熱手段の制御信号とし
    て出力する第2の演算部と、を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の熱処理装置。
  6. 【請求項6】 一のゾーンに対応する制御部の第1の演
    算部は、他のゾーンに対応する温度検出部の温度検出値
    に補正値を加算した値と当該一のゾーンに対応する温度
    検出部の温度検出値との偏差分に基づいて演算を行い、
    その演算結果を加熱手段の制御信号として出力すること
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の熱処
    理装置。
  7. 【請求項7】 補正値は、基板を熱処理するときに一の
    ゾーンに設定された専用の温度目標値と他のゾーンに対
    応する温度目標値との差分であることを特徴とする請求
    項6記載の熱処理装置。
  8. 【請求項8】 第1の演算部は、前記偏差分に所定の割
    合を掛けた値に基づいて演算を行うことを特徴とする請
    求項6または7記載の熱処理装置。
  9. 【請求項9】 反応容器は縦型に構成されると共に基板
    は保持具に搭載されて反応容器の下方側から搬入され、 熱処理雰囲気は、上下方向に少なくとも3段に分割さ
    れ、前記一のゾーンは最下段ゾーンであり、前記他のゾ
    ーンは、最上段以外のゾーンであることを特徴とする請
    求項1ないし8のいずれかに記載の熱処理装置。
  10. 【請求項10】 熱処理雰囲気が複数のゾーンに分割さ
    れた反応容器内に複数の基板を搬入し、前記複数のゾー
    ンに夫々対応する複数の加熱手段により各ゾーンの加熱
    を行うと共に、前記反応容器内に処理ガスを導入して熱
    処理を行う熱処理方法において、 各ゾーンに対応する温度を検出する工程と、 温度目標値と各ゾーン毎の温度検出値とに基づき各加熱
    手段を制御する工程と、 前記基板の搬入時には、一のゾーンにおける温度目標値
    として他のゾーンに対応する温度検出値を用いて加熱手
    段を制御する工程と、を含むことを特徴とする熱処理方
    法。
  11. 【請求項11】 一のゾーンにおける温度目標値は、他
    のゾーンに対応する温度検出値に補正値を加算した値と
    することを特徴とする請求項10記載の熱処理方法。
  12. 【請求項12】 補正値は、基板を熱処理するときに一
    のゾーンに設定された専用の温度目標値と他のゾーンに
    対応する温度目標値との差分であることを特徴とする請
    求項11記載の熱処理方法。
  13. 【請求項13】 前記基板の搬入時において前記一のゾ
    ーンに対応する加熱手段の制御工程は、温度検出値と、
    温度目標値または温度目標値に補正値を加算した値と、
    の偏差分に所定の割合を掛けた値に基づいて演算を行う
    工程を含むことを特徴とする請求項10ないし12のい
    ずれかに記載の熱処理方法。
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