JP2003056452A - 風力発電機用ブレード及び風力発電機 - Google Patents

風力発電機用ブレード及び風力発電機

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JP2003056452A
JP2003056452A JP2001243636A JP2001243636A JP2003056452A JP 2003056452 A JP2003056452 A JP 2003056452A JP 2001243636 A JP2001243636 A JP 2001243636A JP 2001243636 A JP2001243636 A JP 2001243636A JP 2003056452 A JP2003056452 A JP 2003056452A
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wind power
barrier member
wind
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Haruyuki Nishida
晴幸 西田
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    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03DWIND MOTORS
    • F03D1/00Wind motors with rotation axis substantially parallel to the air flow entering the rotor 
    • F03D1/06Rotors
    • F03D1/0608Rotors characterised by their aerodynamic shape
    • F03D1/0633Rotors characterised by their aerodynamic shape of the blades
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2240/00Components
    • F05B2240/20Rotors
    • F05B2240/30Characteristics of rotor blades, i.e. of any element transforming dynamic fluid energy to or from rotational energy and being attached to a rotor
    • F05B2240/301Cross-section characteristics
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機構が簡易でありながら、低い風速で始動で
きる風力発電機用ブレード及び風力発電機を提供するこ
と。 【解決手段】 発電機に連結されたロータ軸にハブ8が
取り付けられ、このハブ8に3枚の風力発電機用ブレー
ド1が、120度の間隔で放射状に取り付けられる。こ
のブレード1の風の主流方向下流側の面(背面)に設け
られ、ブレード1の回転方向Rの先端側端部に沿って、
その長手方向がブレード回転面の半径方向に配置された
背面側に突出した突条からなるバリアー部材11を備え
る。このバリアー部材11は、正面から吹いてくる風に
対して、ブレード1の回転方向R先端部側から回りこん
で乱流渦となった空気を捉え、この圧力を回転方向R向
きの回転トルクに変換することでカットイン風速を低く
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロペラ式の風力
発電機用ブレードに係り、詳しくは風速が低くても始動
可能なブレードの形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、化石燃料の使用による資源の枯渇
や、大気中の二酸化炭素の増加などを考慮して風力発電
機が増加しつつある。しかし日本での年間平均風速は、
2.2m/秒程度で、従来の風力発電機では、回転を始
めるための最低風速(カットイン風速)に達しないこと
が多く、風力発電機を設置するためには、例えばブレー
ドのピッチ(風の流れ方向に対して垂直な面に対するす
るブレードの偏角)を可変にして、カットイン風速を下
げるような手段が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ブレードの
ピッチを可変にするためには複雑な機構が必要であり、
コストが増加するという問題があった。本発明は、機構
が簡易でありながら、低い風速でも始動可能な風力発電
機用ブレード及びこの風力発電機用ブレードを用いた風
力発電機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る風力発電機用ブレードでは、風の主
流方向下流側の面のブレード回転方向の先端側に設けら
れ、その長手方向がブレード回転面の半径方向に配置さ
れた突条からなるバリアー部材を備えたことを要旨とす
る。
【0005】この構成に係る風力発電機用ブレードで
は、ブレードの形状に応じて主流方向下流側の面に比較
的圧力の高い部分と比較的圧力の低い部分とを生じさせ
て、その圧力の差を始動のために有効に利用してカット
イン風速を遅くすることができるという作用がある。
【0006】請求項2に記載の風力発電機用ブレードで
は、請求項1に記載の風力発電機用ブレードの構成に加
え、前記バリアー部材は、ブレードの一般面からの突出
距離がブレード末端側とブレード基端側とで異なること
を要旨とする。
【0007】この構成に係る風力発電機用ブレードで
は、請求項1に記載の風力発電機用ブレードの作用に加
え、生じる力の大きさをブレードの位置に応じて調整す
ることができるという作用がある。
【0008】請求項3に記載の風力発電機用ブレードで
は、請求項1又は請求項2に記載の風力発電機用ブレー
ドの構成に加え、前記バリアー部材は、ブレードの回転
方向の先端部に配設されたこと要旨とする。
【0009】この構成に係る風力発電機用ブレードで
は、請求項1又は請求項2に記載の風力発電機用ブレー
ドの作用に加え、ブレードの形状に応じて主流方向下流
側の面に比較的圧力の高い部分と比較的圧力の低い部分
とを生じさせて、その圧力の差を始動のために有効に利
用することができるという作用がある。
【0010】請求項4に記載の風力発電機用ブレードで
は、請求項1又は請求項2に記載の風力発電機用ブレー
ドの構成に加え、前記バリアー部材は、ブレードの回転
方向の先端部から所定距離離間して配設されたことを要
旨とする。
【0011】この構成に係る風力発電機用ブレードで
は、請求項1又は請求項2に記載の風力発電機用ブレー
ドの作用に加え、ブレードの形状に応じて主流方向下流
側の面に比較的圧力の高い部分と比較的圧力の低い部分
とを生じさせて、その圧力の差を始動のために有効に利
用することができるという作用がある。
【0012】請求項5に記載の風力発電機用ブレードで
は、請求項1又は請求項2に記載の風力発電機用ブレー
ドの構成に加え、前記バリアー部材は、末端側と基端側
とで前記ブレードの回転方向先端部から離間する距離が
異なるように配設されたことを要旨とする。
【0013】この構成に係る風力発電機用ブレードで
は、請求項1又は請求項2に記載の風力発電機用ブレー
ドの作用に加え、ブレードの形状に応じて主流方向下流
側の面に比較的圧力の高い部分と比較的圧力の低い部分
とを生じさせて、その圧力の差を始動のために有効に利
用することができるという作用がある。
【0014】請求項6に記載の風力発電機用ブレードで
は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の風力
発電機用ブレードの構成に加え、前記バリアー部材は、
ブレードの基端部から末端部まで連続して設けられたこ
とを要旨とする。
【0015】この構成に係る風力発電機用ブレードで
は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の風力
発電機用ブレードの作用に加え、ブレードの形状に応じ
て主流方向下流側の面に比較的圧力の高い部分と比較的
圧力の低い部分とを生じさせて、その圧力の差を始動の
ために有効に利用することができるという作用がある。
【0016】請求項7に記載の風力発電機用ブレードで
は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の風力
発電機用ブレードの構成に加え、前記バリアー部材は、
ブレードの基端部から末端部までの一部に設けられたこ
とを要旨とする。
【0017】この構成に係る風力発電機用ブレードで
は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の風力
発電機用ブレードの作用に加え、ブレードの一部にバリ
アー部材を設けることでブレードの形状に応じて主流方
向下流側の面に比較的圧力の高い部分と比較的圧力の低
い部分とを生じさせて、その圧力の差を始動のために有
効に利用するとともに、バリアー部材がないところでは
始動後の回転の空気抵抗を小さくすることができるとい
う作用がある。
【0018】請求項8に記載の風力発電機用ブレードで
は、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の風力
発電機用ブレードの構成に加え、前記バリアー部材は、
1枚のブレードに対して複数設けられたことを要旨とす
る。
【0019】この構成に係る風力発電機用ブレードで
は、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の風力
発電機用ブレードの作用に加え、ブレードを複数設ける
ことでブレードの形状に応じて主流方向下流側の面に比
較的圧力の高い部分と比較的圧力の低い部分とをさらに
生じさせて、その圧力の差を始動のために有効に利用す
ることができるという作用がある。
【0020】請求項9に記載の風力発電機用ブレードで
は、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の風力
発電機用ブレードの構成に加え、前記バリアー部材は、
ブレードと一体に設けられたことを要旨とする。
【0021】この構成に係る風力発電機用ブレードで
は、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の風力
発電機用ブレードの作用に加え、構造を単純にし、製造
工程を簡易にすることができるという作用がある。
【0022】請求項10に記載の風力発電機用ブレード
では、請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の風
力発電機用ブレードの構成に加え、前記バリアー部材
は、端部がブレードに揺動可能に支持され、ブレードの
一般面に対する角度が調節可能に構成されたことを要旨
とする。
【0023】この構成に係る風力発電機用ブレードで
は、請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の風力
発電機用ブレードの作用に加え、始動時には大きなトル
クを生じ或いは回転時に応じてバリアー部材を最も適当
な位置に調整できるという作用がある。
【0024】請求項11に記載の風力発電機用ブレード
では、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の
風力発電機用ブレードの構成に加え、前記バリアー部材
は、ブレードの一般面から突出する突出位置とブレード
内に収納される収納位置とに変位するようにスライド可
能に構成されたことを要旨とする。
【0025】この構成に係る風力発電機用ブレードで
は、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の風
力発電機用ブレードの作用に加え回転数に応じてバリア
ー部材を最も適当な突出量に調整できるという作用があ
る。
【0026】請求項12に記載の風力発電機用ブレード
では、請求項10又は請求項11に記載の風力発電機用
ブレードの構成に加え、前記バリアー部材は、少なくと
も1面がブレード一般面とともに平坦な面を形成可能な
位置に変位可能に構成されたことを要旨とする。
【0027】この構成に係る風力発電機用ブレードで
は、請求項10又は請求項11に記載の風力発電機用ブ
レードの作用に加え、ブレードの始動後にバリアー部材
を格納した場合に、回転する空気の流れに悪影響を与え
ることがないという作用がある。
【0028】請求項13に記載の風力発電機用ブレード
では、請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の
風力発電機用ブレードの構成に加え、前記バリアー部材
は、ブレードの一般面から突出した壁状の形状であるこ
とを要旨とする。
【0029】この構成に係る風力発電機用ブレードで
は、請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の風
力発電機用ブレードの作用に加え、ブレードの形状に応
じて主流方向下流側の面に比較的圧力の高い部分と比較
的圧力の低い部分とを生じさせて、その圧力の差を始動
のために有効に利用することができるという作用があ
る。
【0030】請求項14に記載の風力発電機用ブレード
では、請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の
風力発電機用ブレードの構成に加え、前記バリアー部材
のブレード回転方向先端側にブレード一般面より内部側
に設けられた空間であるチャンバーが設けられたことを
要旨とする。
【0031】この構成に係る風力発電機用ブレードで
は、請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の風
力発電機用ブレードの作用に加え、ブレードの形状に応
じて主流方向下流側の面に比較的圧力の高い部分と比較
的圧力の低い部分とを生じさせて、その圧力の差を始動
のためにさらに有効に利用することができるという作用
がある。
【0032】請求項15に記載の風力発電機では、請求
項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の風力発電機
用ブレードを備えたことを要旨とする。
【0033】この構成に係る風力発電機では、バリアー
部材を備えたブレードを用いることでカットイン風速を
遅くすることができるという作用がある。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した風力発
電機用ブレード1及びこれを用いた風力発電機2の一の
実施の形態を図1〜図10に従って説明する。まず、風
力発電機用ブレード(以下ブレードと略記する。)1が
適用される風力発電機2の概略を説明する。図1は、本
実施の形態の風力発電機2を示す図である。本実施の形
態に一例として示す風力発電機2は、簡易型の風力発電
機で、地面に固定された基礎3から垂直上方に立設され
た金属製パイプの支柱からなるタワー4の上端に水平に
回動可能なナセル5が配置される。ナセル5には発電機
6が載置される。発電機6から水平にロータ軸7が延設
され、その先端にはロータ軸7に垂直且つ同心の円盤状
のハブ8が取り付けられ、このハブ8を介して、3枚の
ブレード1a,1b,1c(以下特に区別しない場合は
ブレード1と表記する。)が120度の角度間隔で、ロ
ータ軸7と垂直且つ同心の円上に配設され取付部材10
(10a,10b,10c(以下特に区別しない場合は
取付部材10と表記する。))によりハブ8に取り付け
られている。また、ナセル5のブレード1と反対の方向
にはヨーコントロールためのテールフィン9が縦位置で
略水平に延設される。なおナセル5は、発電機6をカバ
ーするような形状としてもよい。
【0035】ここで、図2は、図1のA方向から見た取
付部材10によりハブ8に取り付けられたブレード1の
構造を示す図である。ブレード1は、細長板状の部材
で、それぞれの基端部はハブ8と取付部材10により連
結されている。取付部材10は、2つのL字状に屈曲さ
れた細長金属板からなる。この取付部材10のうちの一
方は、一端がブレード1に、他の一端が風上方向に突出
されるようにねじ止めされて固定される。また他の取付
部材は一端がハブ8に、他の一端が風下方向に突出され
るようにボルト・ナットによりねじ止めされて固定され
る。そして、これらの取付部材の突出部分同士がボルト
・ナットで相互に回動可能にねじ止めされる。そのため
ボルト・ナットを緩めることで相互に回動可能になるた
め、ハブ8とブレード1との角度αを調節することがで
きる。本願ではこの角度αをピッチ角という。
【0036】このように構成された風力発電機2の作用
を説明する。風が吹くと、その風がテールフィン9に当
たり、その風力でナセル5が回動する。そして、テール
フィン9が最も風の抵抗が小さくなる位置でナセル5が
停止する。このとき、風の主流方向において、テールフ
ィン9は風下方向(風の主流方向)に突出する位置とな
り、ハブ8及びブレード1が風上方向(主流方向と反対
方向)に対面し、ロータ軸7も風上方向に向く。このよ
うにしてテールフィン9により常にブレード1は風上方
向に対面する。即ち、このテールフィン9がこの風力発
電機2のヨーコントロールシステムとして機能してい
る。なお、大型の風力発電機であれば、別に備えられた
風向計により風向を検出し、その結果に基づいてナセル
5をコンピュータに制御されたモータコントロールなど
によりアクティブに回動させるようなヨーコントロール
システムとしてもよい。
【0037】風上に対面したブレード1は、図2に示す
ようなピッチ角αが付けられているため、風が吹くとロ
ータ軸7を中心に正面から見て時計周り(図1、2に示
すR方向)に回転しようとするモーメントが生じる。そ
して、風速がカットイン風速(起動風速)を超えると、
ロータ軸7が回転し、発電機6により発電が開始され
る。なお、この風力発電機2は一例であり、発電機6と
ロータ軸7の間に歯車装置からなる増速機を備えてもよ
い。また、クラッチ装置を備えたりブレーキ装置を備え
てもよい。さらに、かさ歯歯車を用いてロータ軸7を鉛
直下方に屈曲させてタワー4の内部を通し、基礎3の部
分に発電機6を配置したような構成でもよい。
【0038】このようにして発電機6で発電された電気
は、コンバータで直流とされたり、インバータで所定周
波数の交流とされ、或いはさらにトランス装置により昇
圧されて、系統連系に適合する電気に変換されて送電さ
れる。
【0039】次に本実施の形態の風力発電機用ブレード
1について、詳細に説明する。ここで図3は、ブレード
1を図2のW方向から見た図である。図上矢印R方向は
回転方向を示す。ブレード1は、長方形から回転方向R
後端部の末端側(半径方向外側)から中央部にかけて角
部を直線的に切り欠かれた変形5角形である。ブレード
1全体の長さは基端側(半径方向中心側)端部の幅のお
よそ5倍で、末端部は基端部の幅の40%程度の幅とな
っている。そして、ブレード1の風の主流方向下流側
(背面側)の一般面の、回転方向Rの先端側にバリアー
部材11が表層を区切るように立設されている。ここ
で、ブレードの一般面とは、バリアー部材11がない場
合のブレード1の表面をいう。バリアー部材11は、図
2に示すように、壁状の突条で、ブレード1の回転側先
端部と平行に所定距離離されて直線的に設けられる。バ
リアー部材11は、その長手方向がブレード1の回転面
の概ね半径方向になるが、本発明では、ブレードの形
状、空気の流れなどにより、例えば半径方向と45度程
度までの傾きがあってもよい。
【0040】また、本実施形態のブレード1は、前述の
ピッチ角αが15度で固定されており可変ピッチは採用
されていない。なお、本実施の形態では、説明のためブ
レード1は、その形状が単純な平面的な形状となってい
るが、大きな回転トルクを得るために種々の形状が採用
でき、さらに過回転を防止するためのストール制御を行
うようなブレード断面とする構成も好ましい。
【0041】ここで、本実施の形態の構成において、カ
ットイン風速を低下できる作用を説明する。ここで図4
は、従来のブレード101の図3に示すA−A部分に相
当する部分の断面と、その周囲の風の流れを模式的に示
した断面図である。風の主流方向をW方向とすると、停
止しているブレード101に対して、空気は、まずブレ
ード101の風の上流側の面(前面)にぶつかり、ブレ
ード101の前面に沿って流れる。また、ブレード10
1の回転方向R先端部に流れ込む空気は、この先端部が
エッジとなるため、その部分の流速が速くなる。この流
速の速くなった空気がエッジ部分を通過すると、前面側
に沿って流れていた空気の層流が剥離してブレード10
1の風の下流側の面(背面)の圧力が低くなる。しかし
ながら、この圧力の不均一は、ブレード101に対して
は、ブレード101の回転方向R若しくは回転方向Rの
反対方向への分力が生じにくいため回転のためのトルク
への影響が小さい。また、空気密度の不均一は境がない
ため速やかに均一化する。
【0042】次に、図5は、本実施の形態のブレード1
の図3に示すA−A部分の断面と、その周囲の風の流れ
を模式的に示した図である。ここでは図4と同様に風の
主流方向をW方向とすると、ブレード101の場合と同
様に、空気は、まずブレード1の風の上流側の面(前
面)にぶつかり、ブレード1の前面に沿って流れる。ま
た、ブレード1の回転方向R先端部に流れ込む空気は、
この先端部がエッジとなるため、その部分の流速が速く
なる。また、エッジ部分を通過すると、前面側に沿って
流れていた空気の層流が剥離して乱流による渦(乱流
渦)が発生する。そうすると乱流渦の部分は比較的速度
が遅くなって圧力が高くなる。
【0043】このとき、ブレード1の回転方向R側先端
部のエッジで流速が速められた空気は、ブレード1の回
転方向R側先端とバリアー部材11とに囲まれた領域L
の外側を速い速度で移動するため、領域Lの圧力を低く
する。これに対し、バリアー部材11の回転方向Rの反
対方向側の領域H部分の圧力がLに比べて高くなる。そ
のためバリアー部材11の回転方向R側の領域Lの圧力
と、バリアー部材11の回転方向Rの反対方向側の領域
Hの圧力に相対的な差が生じ、この気圧の相対的な差が
バリアー部材11に対して、Rの向きに力を生じさせ
る。その結果、この力がブレード1をR方向に回転させ
るトルクとなって、カットイン風速を低下させる。
【0044】ここから判るように、バリアー部材11を
ブレード1の回転方向Rの後端側に近づけて設けると、
ブレード回転方向Rの後端部側から流入した空気がバリ
アー部材11に対して回転方向Rと反対向きのトルクを
生じさせてしまう。従って、バリアー部材11は、後述
するように種々の取付位置・大きさ(高さ)が考えられ
るが、一般的には、上述の理由及び経験値から、ブレー
ド1の幅(円弧方向長さ)をCとし、バリアー部材11
のブレード1の回転方向R側先端からバリアー部材11
までの距離をlとした場合、0≦l≦C/2が好まし
い。また、バリアー部材11の高さ(一般面からの突出
距離)をtとした場合、tが余り大きいと、始動した後
の回転するときの空気抵抗が大きくなるため、0≦t≦
C/4が好ましい。
【0045】次に、本実施の形態についての実験例につ
いて説明する。図6は、本実施の形態の風力発電機2
と、ここに風を送る風洞装置13による実験装置の構成
を示す図である。風力発電機2の前面に風洞装置13を
設置する。風洞装置13は、円筒形の風洞14が配置さ
れ、その上流側の開口部には送風機15が配設される。
この送風機15は、回転数が駆動電流の周波数に同期す
るもので、インバータを備えた電源装置16により周波
数を変化させることで回転数を変化させて駆動できる。
また、風力発電機2側の開口部には、整流板17が備え
られ、排出する空気の流れを整流する。整流板17は、
複数の細長の板状部材を平行に垂直に交差させてメッシ
ュ状に組み合わせた周知の構成の整流板である。また、
風力発電機2には、電圧計18が接続され、発電機6で
の発電の電圧が観測できる。この発電機の発電する電圧
により風力発電機のブレード1の回転数の変化を推定す
る。
【0046】以上のような構成の実験装置を用いて以下
のような実験を行った。ここで、図7は、本実施の形態
のブレード1の断面図を示す。図7に示すように、実験
に使用したブレード1の条件として、バリアー部材11
のブレード1の回転方向R先端側からの距離を「l」、
バリアー部材11の高さ(ブレード1一般面からの突出
量)を「t」とする。
【0047】(実験例1)図8は、実験例1の結果を示
す表を示す。図9は、実験例1の結果を示すグラフを示
す。ここでは、バリアー部材11の高さt及び、ブレー
ド1の回転方向R先端部からの距離lを、 (例1)バリアー部材がない場合 (例2)t=8.5,l=5 (例3)t=12, l=5 (例4)t=12, l=8 と条件を変えて実験をした。また、風洞の排気側端部か
らブレードまでの距離を105cmとし、ブレード1の
ピッチはα=15(度)とした。
【0048】ここで、例1〜例4のブレード1毎に、電
源装置16の周波数を25.5Hzから60Hzまで上
昇させて送風機15の回転数を高めていった。そして送
風量を増加させて風速を高めていきながら、そのときの
発電機6による発電電圧(V)を電圧計18で計測し、
ブレード1の回転を推定した。ここで、明らかになった
のは、図8、図9に示すように、バリアー部材11がな
い(例1)の場合は、電源の周波数が32.0Hzにな
って初めてブレード1が回転したのに対して、(例
2)、(例3)、(例4)では、それぞれ28.0H
z、27.0Hz、29.0Hzであり、バリアー部材
11がない場合よりも低い周波数、つまり低い風速でブ
レード1の回転が始動したことが判る。
【0049】また、本実施の形態のブレード1では、
(例2)と(例3)を比較することで、バリアー部材1
1の高さtが、カットイン風速に影響を与えていること
が明らかになっている。
【0050】また、本実施の形態のブレード1では、
(例3)と(例4)を比較することで、バリアー部材1
1のブレード1の回転方向R先端部からの距離lが、カ
ットイン風速に影響を与えていることが明らかになって
いる。
【0051】バリアー部材11がない(例1)の場合
は、図9に示すグラフからわかるように電源の周波数が
例えば45Hzと上昇するのに応じて、言い換えると風
速が速くなるに従って、発電電圧(V)が1.800
(V)と急激に上昇、つまりブレード1の回転が高速に
なっている。これに対して、(例2)、(例3)、(例
4)では、それぞれ0.480(V),0.310
(v),0.400(V)と低い数値を示している。特
に、カットイン風速が最も低かった(例3)の場合が最
もブレード1の回転が低く押さえられている。このこと
から、ブレード1に設けられたバリアー部材11は、始
動時には有効な回転トルクを生じさせ、反対にブレード
1が高速で回転する場合には、回転の抵抗となっている
ことがわかる。つまり、回転が開始する時には、(例
3)のようなブレード1で回転が開始されたら(例1)
のようにバリアー部材11がないブレード1が広いレン
ジの風速で効率の良い発電が可能になるブレード1とい
える。
【0052】次に、図10は、上述実験装置において
(例1・バリアー部材なし)及び(例2・t=8.5
(mm),l=5(mm))のブレード1を用いて、電
源装置16を所定の周波数に固定した場合に、発電機6
による発電電圧(V)を時間(秒)の経過とともに調べ
たグラフである。電源周波数(Hz)を、(例1)の場
合では、29.0Hzと31.0Hzと、(例2)の場
合では、25.5Hz,27.0Hz,29.0Hz,
31.0Hzとした。ここで、(例1)で電源周波数を
29.0Hzとした場合は、(例1/29)のように示
すこととする。
【0053】ここでは、バリアー部材11がない(例1
/29)のグラフ1、(例1/31)のグラフ2の場合
では、時間の経過とともに急激に発電電圧、つまり回転
数が上がっていることがわかる。特に、速い風速に応じ
てブレード1の回転も速くなっている。
【0054】一方、バリアー部材11を設けた(例2/
31)のグラフ3,(例2/29)のグラフ4,(例2
/27)のグラフ5,(例2/25.5)のグラフ6の
場合は、いずれの場合も、グラフ1及びグラフ2に比較
して、風速に応じてブレード1の回転数が速やかに上昇
しておらず、且つ、いずれも20秒から30秒程度で発
電電圧が0.04〜0.16Vで一定値に頭打ちになっ
ていることから、回転数が頭打ちになっていることが判
る。このことから、バリアー部材11を設けることで、
カットイン風速は低くできるが、回転を始めてからはバ
リアー部材11がないほうが回転の上昇が早い。また、
バリアー部材11が設けられていることで、風速が速ま
ってもブレード1の回転が所定回転以上にならないこと
がわかる。
【0055】本実施の形態の風力発電機用ブレード1及
びこれを用いた風力発電機2では、上述のような構成及
び作用を備えるため、以下のような効果がある。 ○ バリアー部材11により、ブレード1の風の主流方
向下流側面に生じる相対的な圧力の差を捉え、ブレード
1の始動のためのトルクとして利用できるため、カット
イン風速を遅くすることができる。従って、比較的風の
弱い地域でも風力発電機の稼働率を高めることができる
という効果がある。 ○ また、バリアー部材11により、ブレード1の回転
を所定回転以上にならないように制限することができ
る。そのため、強風の場合でも、ブレード1の過剰な回
転や、過剰な発電を抑制することができるという効果が
ある。 ○ これらの効果により、複雑なピッチコントロールを
することなしに、遅い風速や速い風速に適合させること
ができるブレードを形成できるという効果がある。 ○ また、単純なブレード1の形状により、ストール制
御と同様のブレード1の過回転を防止するような制御を
行うことができるという効果がある。 ○ このため、風力発電機2の構造を簡単にでき、製造
コストを低減させることができるという効果がある。
【0056】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ○ ここで、図11は、ブレード1の変形例201を示
す図である。ブレード201は、バリアー部材211が
配設される。このバリアー部材211は、その配設され
た位置が、ブレード回転方向R先端部との距離lが、末
端部ではl=l1であり、基端部ではl=l2である。
ここで、l1<l2である。つまり、末端の方がバリア
ー部材211が回転方向R先端部に近接している。ここ
で、l1=0であってもよく、また、l1>l2であっ
てもよい。結局この距離は、ブレード211の本体形状
に応じて最も目的に応じた性能を出すためトライアンド
エラーにより決定してもよい。
【0057】また、バリアー部材211の高さtは、末
端部ではt=t1で、基端部ではt=t2であり、ここ
では、t1<t2である。つまり、バリアー部材211
は、いわゆるテーパがついた形状になっている。高さt
も、ブレード201の形状に応じて、適宜変更できるも
のであり、例えば、ブレード201が耐えうる荷重など
を考慮して決定することができる。従って、t1>t2
としてもよく、またt1=0若しくはt2=0のよう
な、形状であってもよい。
【0058】○ 図12は、ブレード1の他の変形例3
01を主流方向下流側から垂直に見た状態を示す図であ
る。ブレード301では、バリアー部材311が、ブレ
ード301の回転方向R先端部に設けられる。また、バ
リアー部材311は、ブレード301の基端部から末端
部まで連続している。このようにブレード311の形状
などによっては、距離l=0として、回転方向R先端部
に設けてもよい。また実施の形態のように、ブレード1
の回転方向R先端部の一部にバリアー部材11を設けな
い形状でもよいが、このようにバリアー部材311をブ
レード301の基端部から末端部まで連続して設けるこ
ともできる。この場合は、図5に示すブレード1の領域
Lのような部分はないが、やはりバリアー部材311の
両面にかかる圧力が異なるため、その圧力差によりブレ
ード301を回転させるようなトルクが生じうる。
【0059】○ 図13は、ブレード1のさらに他の変
形例401を主流方向下流側(背面側)から垂直に見た
状態を示す図である。ブレード401では、1枚のブレ
ード401に対してバリアー部材411aとバリアー部
材411bと複数のバリアー部材が設けられている。ま
た、図14は、図13のブレード401のB−Bにおけ
る断面図である。図14に示すように、バリアー部材4
11bの高さt3はバリアー部材411aの高さt4よ
り大きい。このように、バリアー部材411a,411
bの高さを変えてもよく、もちろん同じ高さにすること
もできる。なお、図示は省略するが、バリアー部材41
1は、3以上設けてもよく、それ自身のブレード401
上における位置及びバリアー部材411同士の位置関係
も平行に限定されない。また、その高さもそれぞれ決定
することができる。
【0060】○ 次に、図15(a)は、ブレード1の
さらに他の変形例であるブレード501を示す断面図で
ある。ここでは、ブレード501にバリアー部材511
aが、ヒンジ511bにより枢着されている状態を示
す。このようにバリアー部材511aを支承することで
バリアー部材511の角度を変更することができる。図
示しないモータ、油圧、エア、ソレノイドなどで駆動し
てもよいし、ねじなどで手動で調整するようなものでも
よい。さらに、図15(b)に示すように、完全に寝か
せてブレード501の面に密着させるようにしてもよ
い。このようにすることで、速度に応じたバリアー部材
511aの影響を調整できる。
【0061】○ 図16(a)は、ブレード1のさらに
他の変形例であるブレード601を示す断面図である。
バリアー部材611は、摺動可能に構成されており、図
16(b)に示すように、ブレード601に設けられた
空間601aに完全に埋没するように収納される。その
ため、バリアー部材611の一面がブレード601の一
般面と略同一平面を形成するため、バリアー部材611
の影響を完全になくすことができる。なお、スライド方
向は、ブレード601の面に垂直に変位するものに限ら
ず、いずれかの方向に傾いたようなものでもよい。
【0062】○ 図17(a)は、ブレード1のさらに
他の変形例であるブレード701を示す断面図である。
バリアー部材711aは、ヒンジ711bによりブレー
ド701に枢着されている。そして、図17(b)に示
すように、バリアー部材711aは、ヒンジ711bを
中心に揺動して変位し、バリアー部材711aのブレー
ド回転方向R後端側のブレード701の内部に設けられ
たチャンバー701aに収納され、その表面は平坦にな
る。そのため、バリアー部材711aをチャンバー70
1aに収納すれば、バリアー部材711の一面とブレー
ド701の一般面とが略同一平面を形成し、バリアー部
材711aの影響をなくすことができる。このため、ブ
レード701が回転する場合の抵抗となることがない。
【0063】○ 図18は、ブレード1のさらに他の変
形例であるブレード801を示す断面図である。ここに
はブレード801と一体に成形されたバリアー部材81
1が設けられ、さらにその回転方向R先端側には、ブレ
ード801の内部に形成されたチャンバー801aが設
けられている。このようにバリアー部材811をブレー
ド801と一体に形成することで部品点数が減少すると
ともに製作工程も1工程減らすことができる。その結
果、生産を容易にし、生産コストも下げることができ
る。また、バリアー部材811も、壁状の形状のみなら
ず回転方向R後端側が切り落とされたバンク状の形状な
ども採用でき、回転方向R先端側の上バリアー部材81
1を空気抵抗の少ない形状にするなど、空力的な影響を
考慮した形状とすることもできる。さらに、バリアー部
材811の回転方向R先端側にチャンバー801aを備
えることで、ブレード801の主流方向下流側の面に発
生した圧力の比較的高い部分と圧力の比較的低い部分と
の圧力の差を有効に始動時のトルク回転力として用いる
ことができる形状とすることもできる。
【0064】○ なお、実験例2から明らかなように、
バリアー部材11の効果により、ロータ軸7の回転数を
抑制できるため、過回転にならないように所望の回転数
が維持されるようにバリアー部材11を構成することが
できる。
【0065】○ また、本実施の形態では、ピッチ固定
式のブレード1を例に説明したが、ピッチ可変式のブレ
ードに設けることを妨げるものでもない。
【0066】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に係る風
力発電機用ブレード及びこの風力発電機用ブレードを用
いた風力発電機では、機構が簡易でありながら、低い風
速で始動できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態の風力発電機2を示す図。
【図2】 図1のA方向から見た取付部材10によりハ
ブ8に取り付けられたブレード1の構造を示す図。
【図3】 ブレード1を図2のW方向から見た図であ
る。
【図4】 従来のブレード101の図3に示すA−A部
分に相当する部分の断面と、その周囲の風の流れを模式
的に示した断面図。
【図5】 本実施の形態のブレード1の図3に示すA−
A部分の断面と、その周囲の風の流れを模式的に示した
図。
【図6】 本実施の形態の風力発電機2と、ここに風を
送る風洞装置13による実験装置の構成を示す図。
【図7】 本実施の形態のブレード1の断面図。
【図8】 実験例1の結果を示す表。
【図9】 実験例1の結果を示すグラフ。
【図10】 実験装置において(例1)及び(例2)の
ブレード1を用いて、電源装置16を所定の周波数に固
定した場合に、発電機6による発電電圧(V)を時間
(秒)の経過とともに調べたグラフ。
【図11】 ブレード1の変形例201を示す図。
【図12】 ブレード1の他の変形例301を主流方向
下流側から垂直に見た状態を示す図。
【図13】 ブレード1のさらに他の変形例401を主
流方向下流側から垂直に見た状態示す図。
【図14】 図13のブレード401のB−Bにおける
断面図。
【図15】 (a),(b)ブレード1のさらに他の変
形例であるブレード501を示す断面図。
【図16】 (a),(b)ブレード1のさらに他の変
形例であるブレード601を示す断面図。
【図17】 (a),(b)ブレード1のさらに他の変
形例であるブレード701を示す断面図。
【図18】 ブレード1のさらに他の変形例であるブレ
ード801を示す断面図。
【符号の説明】
1(1a,1b,1c)…風力発電機用ブレード 2…風力発電機 8…ハブ 10…取付部材 11…バリアー部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H078 AA02 AA26 BB11 BB13 CC02 CC12 CC22 CC41 5H607 BB02 CC03 CC05 CC09 DD07 DD08 DD19 EE02 EE06 EE13 EE31 FF26

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風の主流方向下流側の面のブレード回転
    方向の先端側に設けられ、 その長手方向がブレード回転面の半径方向に配置された
    突条からなるバリアー部材を備えたことを特徴とする風
    力発電機用ブレード。
  2. 【請求項2】 前記バリアー部材は、 ブレードの一般面からの突出距離がブレード末端側とブ
    レード基端側とで異なることを特徴とする請求項1に記
    載の風力発電機用ブレード。
  3. 【請求項3】 前記バリアー部材は、 ブレードの回転方向の先端部に配設されたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の風力発電機用ブレー
    ド。
  4. 【請求項4】 前記バリアー部材は、 ブレードの回転方向の先端部から所定距離離間して配設
    されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    風力発電機用ブレード。
  5. 【請求項5】 前記バリアー部材は、 末端側と基端側とで前記ブレードの回転方向先端部から
    離間する距離が異なるように配設されたことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の風力発電機用ブレー
    ド。
  6. 【請求項6】 前記バリアー部材は、 ブレードの基端部から末端部まで連続して設けられたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
    記載の風力発電機用ブレード。
  7. 【請求項7】 前記バリアー部材は、 ブレードの基端部から末端部までの一部に設けられたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
    記載の風力発電機用ブレード。
  8. 【請求項8】 前記バリアー部材は、 1枚のブレードに対して複数設けられたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の風力発
    電機用ブレード。
  9. 【請求項9】 前記バリアー部材は、 ブレードと一体に設けられたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項8のいずれか1項に記載の風力発電機用ブレ
    ード。
  10. 【請求項10】 前記バリアー部材は、 端部がブレードに揺動可能に支持され、ブレードの一般
    面に対する角度が調節可能に構成されたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の風力発
    電機用ブレード。
  11. 【請求項11】 前記バリアー部材は、 ブレードの一般面から突出する突出位置とブレード内に
    収納される収納位置とに変位するようにスライド可能に
    構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項10の
    いずれか1項に記載の風力発電機用ブレード。
  12. 【請求項12】 前記バリアー部材は、 少なくとも1面がブレード一般面とともに平坦な面を形
    成可能な位置に変位可能に構成されたことを特徴とする
    請求項10又は請求項11に記載の風力発電機用ブレー
    ド。
  13. 【請求項13】 前記バリアー部材は、 ブレードの一般面から突出した壁状の形状であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記
    載の風力発電機用ブレード。
  14. 【請求項14】 前記バリアー部材のブレード回転方向
    先端側にブレード一般面より内部側に設けられた空間で
    あるチャンバーが設けられたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項13のいずれか1項に記載の風力発電機用ブ
    レード。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至請求項14のいずれか1
    項に記載の風力発電機用ブレードを備えたことを特徴と
    する風力発電機。
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