JP2003055910A - 架橋用プレストレスコンクリート用ケーブルとその成形法 - Google Patents

架橋用プレストレスコンクリート用ケーブルとその成形法

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JP2003055910A JP2001239874A JP2001239874A JP2003055910A JP 2003055910 A JP2003055910 A JP 2003055910A JP 2001239874 A JP2001239874 A JP 2001239874A JP 2001239874 A JP2001239874 A JP 2001239874A JP 2003055910 A JP2003055910 A JP 2003055910A
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sheath
grout
cable
negative pressure
forming
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Masami Yakura
正美 矢倉
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PLAS TECH CORP
PLAS-TECH CORP
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PLAS TECH CORP
PLAS-TECH CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は架橋用プレストレスコンクリート
用ケーブルとその成形法に関し、特にシース内に気泡が
存在せず、しかもシース内へのグラウトの充填を稠密に
行なえるようにしたケーブルトその成形法に関する。 【解決手段】 鋼条線を内包するシース内を負圧装置を
介してほぼ真空状態に維持させ、この状態下のシース内
にグラウト注入装置を介してグラウトをシース全体に充
填することでケーブルを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は架橋用プレストレ
スコンクリート用ケーブルとその成形法に関し、特にシ
ース内に気泡が存在せず、しかもシース内へのグラウト
の充填を稠密に行なえるようにしたケーブルの成形方に
関する。
【0002】
【従来の技術】架橋用プレストレスコンクリートの構造
としては、内ケーブルと外ケーブルの2方式が用いられ
ており、両ケーブルは複数本の鋼条線よりなる鋼線をグ
ラウトによって保護されているが、この場合グラウトを
充填するシース内の残留空気の発見と除去のため外ケー
ブルの場合にはシースを透明にすることが発案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のケーブルは図5
に示すように、鋼条線を内包するシースに対して常圧下
においてシース開口部より圧送ポンプを介してグラウト
を注入しており、シースの上または下わん曲部などに残
留空気1′が存在することになり、この残留空気の排出
を行う必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は内または外ケ
ーブルの形成に際して、シース内を負圧状態にしてお
き、あらかじめシース内の空気を除去した後に、このシ
ース内にグラウトを注入充填することで残留空気の存在
しないケーブルを形成しようとするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】図1によりこの発明の実施の形態
を説明すれば次のとおりである。同図において、符号1
は鋼条線2を内包するシース、3はグラウト、4,5は
開口部と端末部に設けた閉塞部材、6は負圧ポンプ、7
はグラウト注入ポンプをそれぞれ示している。なお鋼条
線としてはPC鋼線あるいはPC鋼より線などがある。 1.図1の(a)で示すように両開口部を閉塞部材4お
よび5によって閉塞されたシース1中の空気は負圧ポン
プ6を介して系外に排出される。 2.図1の(b)で示すようにシース1中の空気がほぼ
真空状態まで排出された段階で負圧ポンプ6の弁61を
閉止する。 3.図1の(c)で示すように、図1の(b)で示す無
空気状態のシース1に対してグラウト注入ポンプ7を介
してシース1内へグラウト3を注入する。 4.図1の(d)で示すように、上記a,bおよびcの
行程を経て、鋼条線2を内包するシース1内にグラウト
3が無空気状態でしかも均等に充填される。
【0006】
【実施例】この発明の実施例を図2により説明すれば次
のとおりである。同図において、1はシース、2は鋼条
線、21は鋼条線を架橋側に緊締するための定着部、2
2は固定体、8はシース端の閉塞体、9はシース1と閉
塞体8との継手体を表わし、90は支圧板を示す。同図
から明らかなように、シース1の開口端11は継手体9
の継手部91に圧着リング92を介して封密状に接続さ
れており、閉塞体8とシース1とは閉塞空間として形成
されている。なお23は定着部に設けた適孔である。な
おシース1の他の開口端は特に図示しないが上記した閉
塞体と同構造の閉塞体によって閉塞されている。
【0007】また閉塞体8は全体を支圧板90に固定さ
れており、しかも閉塞体8には排気用管81とグラウト
注入用管82とが設けられている。排気は負圧ポンプ6
を介して行なわれ、グラウト注入は注入ポンプ7を介し
て行なわれる。なお61,71は排気ポンプ、注入ポン
プ側のそれぞれの管に設けた弁である。また定着部21
は支圧板90に固定されており、鋼条線の端部はくさび
等の固定体22によって定着部に固定されている。
【0008】上記したケーブル成形法によるケーブルの
成形手段を図2および図3により説明すれば次のとおり
である。図2に示すように、グラウトの注入ポンプ側の
弁71を閉とし、負圧ポンプ側の弁61を開として負圧
ポンプ6を作動する。その結果シース1間の空気はほぼ
真空状態に排出された。図3に示すように、シース1が
前記負圧状態に維持された段階で負圧ポンプ側の弁61
を閉とし注入ポンプ7を介してグラウト3をシース1内
に圧入する。上記手段によって製造されたケーブルは図
3に示すようにシース内に残留空気の存在しないケーブ
ル10が形成された。
【0009】〔他の実施例〕図4は負圧下でのグラウト
の充填状態を模式的に示したもので、この手段は、シー
ス1の両端の封密具91,92によって密閉しておき、
シース1の中間部にシースの閉塞部材80を取付け、こ
の閉塞材80に排気管81とこの管に設けた開閉弁61
と負圧ポンプ6とで形成される負圧装置と、注入管82
とこの管に設けた開閉弁71と注入ポンプ7とで形成さ
れるグラウトの注入装置とで構成されている。この実施
例の場合は、シース1に対してシース両端の封密手段9
1,92と中間部の閉塞材80の構造を簡略化できるば
かりでなく、シース全体への注入長さをほぼ1/2にで
きる利点がある。この発明は上記実施例に限定されるも
のでなく、例えばシース端部の閉塞体および中間部の閉
塞部材あるいは負圧装置およびグラウトの注入装置に関
しては公知技術を用いて任意に設計できるものである。
【0010】
【発明の効果】この発明は鋼条線を内包するシースに対
して閉塞空間を形成し、この閉塞空間内の空気を負圧手
段によってほぼ真空状態まで排除し、この真空状態下の
シース内にグラウトを注入するものでシースに内包され
ている鋼条線に対してグラウトによってその周囲を包み
こむので鋼条線の保護機能を充分にはたすことができ
る。またこの発明はシース全体が空気の存在しないグラ
ウトで充填されているので従来残留気体の存在によって
生じていた鋼条線の腐触を生じさせることがない。その
上、この発明は、特に外ケーブルの場合に行なわれてい
た透明シースの必要がなく、しかも内ケーブルの場合で
あっても無空気あるいは無気泡のケーブル提供できるも
のである。またこの発明はケーブルを形成するためのシ
ースの材質に関して特に限定されるものではなく、採用
の自由度が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の説明図である。
【図2】この発明の実施例の説明図である。
【図3】この発明に係るケーブルの説明図である。
【図4】この発明の他の実施例の説明図である。
【図5】従来のケーブルの説明図である。
【符号の説明】
1 シース 11 開口端 2 鋼条線 21 定着部 22 固定体 23 通孔 3 グラウト 4 閉塞部材 5 閉塞部材 6 負圧ポンプ 61 弁 7 注入ポンプ 71 弁 8 排気管 81 排気管 82 注入管 9 継手体 91 継手部 92 圧着リング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼条線を内包するシースの一端部を閉塞
    し、他端の開口部にこの開口部を閉塞する閉塞体を取付
    けると共に、この閉塞体の一方端に負圧装置をまた他方
    端にグラウト注入装置をそれぞれ設け、第1工程で負圧
    装置を介してシース内の空気を排除してシース内をほぼ
    真空状態に維持し、第2工程でほぼ真空状態に維持され
    ているシース内でグラウト注入装置を介してグラウトを
    充填するようにしたことを特徴とするプレストコンクリ
    ート用ケーブルの成形方。
  2. 【請求項2】 鋼条線を内包するシース内を負圧装置を
    介してほぼ真空状態に維持させ、この状態下のシース内
    にグラウト注入装置を介してグラウトをシース全体に充
    填して形成したことを特徴とするプレストレスコンクリ
    ート用ケーブル。
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