JP2003054041A - 光プリントヘッド及びそれに用いるドライバic - Google Patents

光プリントヘッド及びそれに用いるドライバic

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JP2003054041A
JP2003054041A JP2001250512A JP2001250512A JP2003054041A JP 2003054041 A JP2003054041 A JP 2003054041A JP 2001250512 A JP2001250512 A JP 2001250512A JP 2001250512 A JP2001250512 A JP 2001250512A JP 2003054041 A JP2003054041 A JP 2003054041A
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electrodes
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JP2001250512A
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Katsuyuki Nishimura
克幸 西村
Mitsuhiro Bizen
充弘 尾前
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ドライバと発光素子間の配線を
良好に行なうことを課題の1つとする。また、発光素子
とドライバ間のワイヤボンド特性を向上させることを課
題の1つとする。 【解決手段】 時分割数に対応した複数の共通電極と複
数の個別電極28を有する時分割駆動型の発光素子22
と、前記複数の共通電極に接続する共通電極用のドライ
バDRと、前記複数の個別電極に接続する個別電極用の
ドライバ1とを回路基板20上に備え、前記個別電極用
のドライバ1は、その上面に前記共通電極用のドライバ
と前記複数の共通電極の間を接続するための配線SLが
形成されている。さらに、前記回路基板20は、その上
面に前記共通電極用のドライバDRと前記複数の共通電
極の間を接続するための配線パターンIPが形成され、
この配線パターンIPは、前記個別電極用のドライバ1
を基準として前記発光素子とは反対側に配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光プリントヘッド
及びそれに用いるドライバICに関する。
【0002】
【従来の技術】時分割駆動(ダイナミックタイプ)の光
プリントヘッドは、スタテックタイプに比べてワイヤボ
ンド密度が小さくなり、ワイヤボンド数を低減すること
が出来る。最近ではLEDアレイによって構成される発
光素子の内部構造を時分割駆動に対応した構造とするこ
とが提案されている。すなわち、発光素子内の複数のL
EDを時分割数に応じて複数のグループに区分けし、こ
のグループを選択するための複数の共通電極とグループ
内のLEDを選択するための個別電極を発光素子の上面
に形成している。そして、この時分割駆動対応の発光素
子と対応して、その駆動を行なうためのドライバ用のI
Cを発光素子に1対1の対応関係で配置している(例え
ば、特開平10−202947号公報等)。
【0003】ドライバICは、発光素子内の複数の共通
電極を選択するための共通電極用ドライバ(駆動部)を
内蔵しており、1つのICで1つの発光素子を駆動するこ
とが出来るようにしている。
【0004】このように、各ドライバICに共通電極を
選択駆動するためのドライバを内蔵させると、専用の1
つのドライバを設ける場合に比べて、共通電極を選択す
る回路に流れる電流を分散させることが出来る。しかし
その反面、1つのLED当たりの電流量が大きい場合等
において、発光素子の点灯パターンによっては、発光素
子間で発光状態にバラツキが大きくなり、それによって
各ドライバでの発熱状態にバラツキが生じ易く、それが
ドライバの特性に悪影響を与え、発光素子の光強度の不
均化の要因になる。これを解決するためには、ドライバ
ICの放熱を良くする必要が有り、放熱フィンの形状を
大きくする必要が有るなど、形状の大型化を招きやす
い。
【0005】したがって、このような場合には、共通電
極選択用のドライバを別途設ける方が好ましい。別途共
通電極用のドライバを設けるのが好ましい場合として
は、上記のように発光素子の1つのLED当たりの発熱
量が大きい場合や、発光素子の時分割数が2〜4と比較
的少なく、基板に時分割用の配線が占める割合が少なく
て済む場合や、共通電極用のドライバを別にして、必要
な特性に応じて設計した方が最適化設計を行なうことが
出来る場合などを挙げることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
に別途共通電極選択用のドライバを設ける場合の各種の
問題を解決することを主な課題とする。すなわち、この
ドライバと発光素子間の配線を良好に行なうことを課題
の1つとする。また、発光素子とドライバIC間のワイ
ヤボンド特性を向上させることを課題の1つとする。ま
た、ワイヤボンド用配線が発光部の発光状態に与える悪
影響を低減し、この光プリンタヘッドを組み込んだ光学
式プリンタの印字品質を良好にすることを課題の1つと
する。また、ドライバの発熱による熱問題を改善するこ
とを課題の1つとする。また、発光素子や光プリントヘ
ッドの幅が増加することを防止することを課題の1つと
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光プリントヘッ
ドは請求項1に記載のように、複数の発光部に共通接続
した共通電極の端子を上面に有する発光素子と、この発
光素子を駆動するドライバICと、このドライバICを
前記発光素子と対向する側からその反対側に横切るよう
にドライバICの上面に形成した配線パターンとを備え
ることを特徴とする。
【0008】本発明の光プリントヘッドは請求項2に記
載のように、時分割数に対応した複数の共通電極と複数
の個別電極を有する時分割駆動型の発光素子と、前記複
数の共通電極に接続する共通電極用のドライバと、前記
複数の個別電極に接続する個別電極用のドライバとを備
え、前記個別電極用のドライバは、その上面に前記共通
電極用のドライバと前記複数の共通電極の間を接続する
ための配線が形成されていることを特徴とする。
【0009】本発明の光プリントヘッドは請求項3に記
載のように、時分割数に対応した複数の共通電極と複数
の個別電極を有する時分割駆動型の発光素子と、前記複
数の共通電極に接続する共通電極用のドライバと、前記
複数の個別電極に接続する個別電極用のドライバとを回
路基板上に備え、前記個別電極用のドライバは、その上
面に前記共通電極用のドライバと前記複数の共通電極の
間を接続するための配線が形成され、前記回路基板は、
その上面に前記共通電極用のドライバと前記複数の共通
電極の間を接続するための配線パターンが形成され、こ
の配線パターンは、前記個別電極用のドライバを基準と
して前記発光素子とは反対側に配置されていることを特
徴とする。
【0010】本発明の光プリントヘッドは請求項4〜7
に記載のように、前記個別電極用のドライバは、前記共
通電極用のドライバに与える制御信号用の出力端子を備
えることができ、前記共通電極用のドライバは、前記個
別電極用のドライバに与える信号と共通の信号が与えら
れる回路によって制御されることができ、前記共通電極
用のドライバを制御する回路は、カウンタによって構成
することができ、前記カウンタに与える信号数は、前記
発光素子の共通電極数よりも少なくすることができる。
【0011】本発明のドライバICは請求項8に記載の
ように、時分割数に対応した複数の共通電極と複数の個
別電極を有する時分割駆動型の発光素子の前記個別電極
に接続されるドライバICであって、両端にワイヤボン
ド用の端子を有する配線を上面に形成したことを特徴と
する。
【0012】本発明のドライバICは請求項9,10に
記載のように、前記配線は、ドライバ1Cの上面に複数
組形成することができ、前記配線は、ドライバ1Cの長
手方向の中央部もしくは両端部に配置することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面を参
照して説明する。図1は、本発明が適用された光プリン
トヘッド20の一例を示す要部平面図、図2はその回路
ブロック図である。この光プリントヘッド20は、絶縁
性で長尺の基板21の上に複数、例えばL=20個の発
光素子22を一列に配列し、この発光素子22の片側に
隣接させてドライバ用のIC1を発光素子22と1対1
で対応させて一列に配列している。この例では、ドライ
バIC1と発光素子22を1対1の関係で配列している
が、1対複数の関係で配列することも出来る。また、こ
の例では、ドライバIC1を発光素子22の片側に配列
しているが、ドライバIC1を発光素子22の両側に配
列する場合は、発光素子22とドライバIC1を1対2
の対応関係で配列すれば良い。
【0014】発光素子22とドライバIC1間には、両
者を接続するための配線23が施される。配線23とし
ては、金線等のワイヤボンド線による直接接続構造を採
用しているが、これ以外に、中継用のパターンを介在し
たワイヤボンド線による間接的接続構造や、高密度のフ
レキシブル配線を異方性導電接着剤を用いて接続する構
造を用いることも出来る。
【0015】ドライバIC1と発光素子22の間には、
後述する配線パターンIPO1〜4がないので、配線2
3をワイヤボンド配線する場合などに、その長さを短く
することが出来、隣接する配線間の短絡事故を未然に防
止することが出来る。
【0016】基板21の上には、信号用、電力供給用等
の複数種類の配線パターン24を形成している。配線パ
ターンの大部分は、発光素子22の配列方向に沿って延
びる長尺形状に形成している。ドライバIC1と配線パ
ターン24の間には、前記配線23と同様の配線25を
設けている。
【0017】発光素子22はモノリシックタイプの半導
体発光素子で構成され、その上面に複数(例えばm×n
=384)個のLEDからなる発光部26をその長手方
向に沿って一列に、例えば1200DPI(Dot/I
nch)の密度(解像度)で配列している。そして、こ
の複数の発光部26は、時分割駆動出来るようにそれぞ
れが独立して形成されており、群単位に時分割駆動出来
るように、複数mの群に区分けしている。この例では、
発光部26の1,5,9番目を第1の群、2,6,10
番目を第2の群というように、発光部26の配置順序を
示す番号を4で割った場合の余りの数に基づいて4つの
群に区分けした場合を例示している。
【0018】そして、発光素子22は、第1〜第4の群
に属する発光部26をそれぞれ共通に接続した複数個
(m=4)の共通電極27を発光素子22の長手方向に
沿って設けている。発光素子22は、1つの群に属する
複数の発光部26を選択するための個別電極28を設け
ている。個別電極28は、異なる群に属する発光部2
6、この例では隣接する4つの発光部26に接続して構
成され、1つの発光素子22当たり96個(n=96)
の個別電極28を発光部26の配列方向と同方向に配列
して設けている。各共通電極27には、それぞれ外部取
出し用の端子27−1〜27−4が設けられ、発光素子
22上面の個別電極28が配列される側と同じ側に配列
されている。この例では、端子27−1〜27−4を個
別電極28の列に沿って配列しているが、それ以外の配
列にしても良い。
【0019】ドライバIC1は、図1,2に示すよう
に、発光素子22と対向する辺に複数の出力端子DO
と、複数の出力端子CDを配置している。出力端子CD
1〜CD4を1組とする端子部31は長辺の中央部に配
置している。出力端子DOは、端子部31の両側にそれ
を半数ずつに区分けして配置している。端子部31は、
その出力端子CD1〜CD4を、発光素子22の端子2
7−1〜27−4にワイヤボンド線を用いて接続してい
る。出力端子CD1〜CD4が設けられた長辺と反対側
の長辺には、端子CDD1〜CDD4が配置され、補助
配線SL1〜SL4を介して端子CD1〜CD4と個別
に接続している。両端にワイヤボンド用の端子を備える
補助配線SL1〜SL4は、ドライバIC1の表面に設
けたアルミニウム等の金属膜で構成され、ドライバIC
1を横切るように、この例ではドライバICの短辺と同
方向にドライバICを横切るように配置している。
【0020】回路基板21には、端子CDD1〜CDD
4に個別に共通電極選択用の信号を与えるための配線パ
ターンを形成している。このパターンは、ドライバIC
1の端子CDD1〜CDD4と対応する位置に配置した
島状のパターンIPO1〜IPO4と、この島状のパタ
ーンに形成したスルーホール等を介して対応する島状パ
ターンIPO1〜IPO4同士を相互に接続するパター
ン(基板21の端や裏側に配置)などによって構成して
いる。これらのパターンには、回路基板21の周辺もし
くは裏面等に配置した共通電極選択用のドライバ(回
路)DRが接続され、このドライバDRによって共通電
極27の1つが所定の電位、この例ではグランド電位に
選択的に切り替えられる。
【0021】ドライバDRは、複数個のトランジスタあ
るいは複数個のFETなどを組み合わせた回路あるいは
ICによって構成され、ドライバIC1の信号端子CS
1〜CS4から配線パターンIPI1〜4を経由して出
力される制御信号によってその動作が制御される。ドラ
イバDRに制御信号を与えるための信号端子CS1〜C
S4は、端子CDD1〜CDD4が配置された側と同じ
側に配置されている。配線パターンIPI1〜4は、そ
の各々に形成したスルーホールを介してドライバDRに
接続される。尚、ドライバDRは、基板21の放熱に優
れる個所に配置しておくのが望ましい。
【0022】図3は、ドライバIC1の回路ブロック図
を示している。
【0023】ドライバIC1は、図3に示すように、発
光素子駆動用(個別電極28用)の複数個(n)の出力
端子DOで構成された個別端子部と、各出力端子DOと
接続され、これらに対して駆動信号としての所定の電流
出力を与える駆動部2と、複数の群(m)を選択するた
めの回路の一部(中継用パターン)を構成する複数
(m)の補助配線SLを備える共通端子部COMを備え
ている。
【0024】駆動部2は、複数(r)のデータ入力端子
SI1〜SI4を介して順次与えられるシリアル入力デ
ータ信号を一時的に記憶するデータ信号記憶回路4と、
このデータ信号記憶回路4から出力されたデータ信号に
基づき上記各出力端子DO1〜DO96に駆動信号を出
力する駆動回路5と、この駆動回路5に定電流を供給す
る電流供給回路6と、駆動部2の各部並びに後述する端
子CS1〜4に所定のタイミング信号を供給するタイミ
ング制御回路7とを備えている。
【0025】データ信号記憶回路4は、データ入力端子
SI1〜SI4からシリアルに入力されるデータ信号を
クロック信号CLK1に同期して取り込み、データ出力
端子SO1〜SO4からシリアル出力するn×m(38
4)ビット構成の多入力シフトレジスタ8と、このシフ
トレジスタ8に取り込まれたデータ信号を、ロード信号
LOAD1に基づいてn×m(384)ビット単位に並
列に取り込むn×m(384)ビット構成のラッチ回路
9とを備えている。シフトレジスタ8から並列に出力さ
れるn×m(384)個のデータ信号はラッチ回路9を
介さないで記憶回路10に供給することも出来るように
している。
【0026】尚、データ信号を複数ビットで構成する場
合などにおいては、それに応じてシフトレジスタ8やラ
ッチ回路9等の構成を変更することもでき、例えば、シ
フトレジスタ8をアドレス指定方式のメモリで構成する
ことも出来る。
【0027】駆動回路5は、ラッチ回路9が出力するn
×m(384)個のデータ信号から、n個単位にデータ
信号を順次選択して出力する第1の選択回路11Aと、
この第1の選択回路11Aの出力に基づいて前記出力端
子DO1〜DO96を介して一定の電流を出力するn
(96)ビット構成の第1のドライブ回路12Aを基本
的な構成として備えている。駆動回路5は、この基本構
成に加えて、必要に応じて、出力電流補正に対応するた
めの補正データをn×m(384)個記憶するための補
正データ記憶回路10と、この補正データ記憶回路10
から出力されるn×m(384)個の補正データ信号か
ら、 n個単位に補正データ信号を順次選択して出力す
る補正データ用の第2の選択回路11Bと、この補正デ
ータ用の選択回路11Bの出力に基づいて増加減した電
流値の出力を前記出力端子DO1〜DO96を介して駆
動信号として出力するn(96)ビット構成の補正用の
第2のドライブ回路12Bを備えることが出来る。
【0028】記憶回路10は、 複数(S)ビット(例
えば3ビット構成)で構成される補正データを、データ
信号に対応してn×m(384)個記憶することが出来
るように、例えばS×n×mビット構成のラッチ回路で
構成することが出来る。そして、各補正データ記憶回路
10に対する補正データの書き込みは、シフトレジスタ
8から並列に供給されるn×m個単位の信号に基づいて
行われるようになっている。
【0029】補正データ記憶回路10の書き込みは、前
もって行うことが出来る。すなわち、記憶回路10のみ
を書き込み状態としてシフトレジスタ8を介して補正デ
ータの各ビットを記憶する作業を複数(S=3)回繰り
返すことによって行うことが出来る。
【0030】ドライブ回路12は、1つの出力端子DO
に対してそれぞれ電流出力が異なる複数の電流増幅器を
1組として、それを出力端子DOと同数備えて構成され
ている。電流供給回路6から電流が供給される電流増幅
器は、個々にその作動状態を制御することによって、点
灯状態における合計出力電流を4mAをベースとして3
〜5mA程度の範囲で変更出来るようにしている。
【0031】選択回路11は、時分割駆動を行うために
前記ラッチ回路9や補正データ記憶回路10に記憶され
たn×m個分のデータや補正データを、n個単位に選択
してm回取り出すための回路で、複数の論理ゲート回路
によって構成されている。この選択回路11は、タイミ
ング制御回路7の一部を構成する分割タイミング信号発
生回路14によってゲートの開閉が制御される。
【0032】この分割タイミング信号発生回路14は、
時分割のタイミング(前記選択回路の選択タイミング)
を規定するように外部から供給される制御信号の1つで
ある外部信号DIVSEL1,2に基づいて、分割タイ
ミング信号(DIV1〜4)を生成するための回路で、
論理ゲート回路を組み合わせて構成することが出来る。
このように、分割タイミング発生回路14は、少数の外
部信号DIVSEL1,2に基づいて4つの分割タイミ
ング信号(DIV1〜4)を生成するので、外部と接続
する制御信号の端子の数を削減してICの小型化を図る
ことが出来るとともに、ワイヤボンド配線などの外部配
線数を削減することが出来る。
【0033】ラッチ回路9に記憶された1つのIC1分
のデータ(384個のオン/オフデータ)は、分割タイ
ミング信号DIV1〜4が順次Hレベルに切り替わるこ
とによって、その分割タイミング信号DIV1〜4と接
続されたアンドゲート回路のみが開く結果、その間に選
択的に出力される。また、補正データ記憶回路10に記
憶された3ビット構成の補正データも同様に、分割タイ
ミング信号DIV1〜4が順次Hレベルに切り替わるこ
とによって3個一組のアンドゲート回路が開く結果、そ
の間に選択的に出力される。補正データ記憶回路10の
出力は、ドライブ回路12に供給され、電流増幅器を選
択的に動作させる。
【0034】尚、発光素子22はL個(20個)である
ので、ヘッド20全体の発光部26の数は、L×m×n
=20×4×96=7680個となる。
【0035】次に、上記ドライバIC1の動作を含めた
上記光プリントヘッド20の動作について、以下簡単に
説明する。尚、記憶回路10に記憶すべき補正データ
は、発光素子22の各発光部26の光量を均一にするた
めに、各発光部26に対応して予め求めた光量補正デー
タが用いられ、これらのデータは、既に記憶回路10に
記憶されているものとする。
【0036】20番目のドライバIC1のデータ入力端
子SI1〜SI4にデータ信号(7680個)がr個単
位に順次与えられ、これがクロック信号CLK1に同期
して順次各ドライバIC1の多入力シフトレジスタ8に
取り込まれる。ここで、各データ入力端子SI1〜SI
4に与えられるデータ信号は、入力端子SI1に1,
5,9番目のデータ、入力端子SI2に2,6,10番
目のデータというように、予め発光素子の4つの群に対
応した形態に振り分けられて入力される。1つのドライ
バIC1のシフトレジスタ8への入力が終わると、その
出力端子SO1〜4を介して、隣に位置するドライバI
C1のシフトレジスタ8にデータ信号が与えられる。こ
のように、データ信号を多入力するので、1入力の場合
に比べてデータ入力の時間を大幅に短縮することが出来
る。
【0037】1ライン分のデータ入力が終了すると、ロ
ード信号LOAD1が、所定時間Hレベルに保持され、
各IC1のシフトレジスタ8に保持されたn×m個のデ
ータ信号の取り込みが行われる。この時、ロード信号L
OAD1の立ち下がり時点でラッチ回路9が選択(ラッ
チ)されるので、シフトレジスタ8に取り込まれたn×
m個のデータ信号がラッチ回路9に一斉に入力されて記
憶される。
【0038】ロード信号LOAD1がHレベルからLレ
ベルに切り替わった直後に、外部信号DIVSEL1,
2が共にLレベルに保持され、分割タイミング発生回路
14が出力する分割タイミング信号のDIV1のみがL
レベルからHレベルに切り替わる。その直後に発光のタ
イミングを示す外部ストローブ信号(反転STB)がH
レベルから所定期間Lレベルに保持され、その関に発光
素子の選択的な発光が行われる。
【0039】外部信号DIVSEL1,2の組み合わせ
を変更することにより、分割タイミング信号のDIV2
のみをHレベルに切り替えることができ、同様に順次D
IV3、DIV4のみをHレベルに切り替えることが出
来る。
【0040】この分割タイミングDIV1〜4の切り替
わりによって、選択回路11がラッチ回路9や記憶回路
10から選択して出力するデータ信号の位置が順次切り
替わる。例えば分割タイミングDIV1によって、1番
目、5番目、…7677番目のデータが選択され、分割
タイミングDIV2によって、2番目、6番目、…76
78番目のデータが選択される。
【0041】これらのデータ(必要に応じて3ビットの
補正データが付加される)がドライブ回路12に与えら
れる。ドライブ回路12は、データ信号やそれに付加さ
れた補正データに基づいて、複数の電流増幅器を選択的
に作動させてその出力電流を出力端子DOを介して発光
素子22の各個別電極28に供給する。
【0042】全ての発光素子22の個別電極28にデー
タ信号や補正データに応じた電流が供給可能な状態とな
るが、4分の1の発光部26のみが共通電極27を介し
てグランド電位レベルに接続されているので、この例で
は4個置きの発光部26のみがストローブ信号(反転S
TB)のLレベル期間に選択的に発光する。
【0043】ここで、タイミング制御回路7が出力する
信号DIV1〜4が端子CS1〜4に与えられることに
より、図2に示すドライバDRが動作し、端子CDD1
〜4の何れかを選択的にグランド電位のレベルに保持す
る。端子CS1〜4は、各ドライバIC1に設けている
が、1つのドライバICの端子CS1〜4のみをドライ
バDRに接続すれば良い。端子CDD1〜4は、補助配
線SL、端子CD1〜CD4等を介して共通電極27の
何れか1つを選択的にグランド電位レベルに保持する。
【0044】この光プリントヘッド20を露光用光源と
して用いる光学式プリンタは、上記のような、4分の1
ずつの切り替えによる時分割駆動によって1ライン分の
選択的な発光を行い、これを順次繰り返すことによっ
て、1画面分の露光を行うことが出来る。
【0045】上記の実施形態は、ドライバIC1の長辺
の中央部に位置するように端子CDD1〜4を配置し、
補助配線SL、反対側の端子CDも同様に中央に配置し
たが、図4〜6に概略的に示すように補助配線SLを複
数組とするなど、それらの位置や数を変更することも出
来る。
【0046】図4は、補助配線SLを2組とし、補助配
線SLの一方の端をドライバIC1の一方の長辺の両端
部分に配置し、補助配線SLの他方の端を他方の長辺の
両端部分よりも若干内側に寄った位置に配置した例を示
している。ここで、長手方向の内側に寄った若干の長さ
は、隣接するドライバIC1間で信号を授受するために
設けた両端の端子部SI,SOを避けるに必要な長さと
することが出来る。
【0047】図5は、補助配線SLを2組とし、補助配
線SLの一方の端をドライバIC1の一方の長辺の両端
部分に配置し、補助配線SLの他方の端を他方の長辺の
両端部分に配置するとともに、ドライバIC1の短辺方
向の両端よりも若干内側に寄った位置に配置した例を示
している。ここで、短辺方向の両端よりも内側に寄った
若干の長さは、隣接するドライバIC1間で信号を授受
するために設けた両端の端子部SI、SOを避けるに必
要な長さとすることが出来る。
【0048】図6は、補助配線SLを2組とし、補助配
線SLの一方の端をドライバIC1の一方の長辺の両端
部分に配置し、補助配線SLの他方の端を他方の長辺の
両端部分に配置した例を示している。ここで、隣接する
ドライバIC1間で信号を授受するために設けた両端の
端子部SI,SOは、前記端子CDD1〜4を避けるよ
うにその内側に配置している。
【0049】端子CDD1〜CDD4に接続するパター
ンIPO1〜4は、図4〜6に示すように、回路基板2
1の表側に位置することにより、ドライバIC1に沿っ
て延びる複数の帯状のパターンとすることも出来る。
【0050】また、上記実施形態は、共通電極27を選
択するためのドライバDRをIC1の外に配置し、その
ドライバDRに与える制御信号をドライバIC1内部で
生成し、その信号を利用するとともに、端子CS1〜4
から取り出すようにしたが、図7に示すように、ドライ
バDRに与える制御信号をドライバIC1の外に設けた
カウンタ回路CTなどの外部回路で生成し、その信号を
利用するようにしても良い。ここで、ドライバDRに与
える制御信号を生成するための外部回路は、ドライバI
C1との同期を確実に取ることが出来るように、ドライ
バIC1に与える制御信号と同一の制御信号が共通して
与えられるようにする。この共通に与えられる信号は、
例えば発光素子22内の時分割数(m)より少ない数の制
御信号を利用するのが信号パターン数を削減する上で好
ましい。
【0051】上記のように、各ドライバIC1を、この
ICの外に配置した共通電極選択駆動用のドライバDR
とともに用いるようにしたので、このドライバDRを各
IC1に内蔵した際の熱問題を解消することが出来る。
【0052】また、光プリントヘッド20は、時分割駆
動を行う構成でありながら、1ライン分のデータ信号を
一度の処理作業で入力することが出来るので、従来の回
路で行なっていたような分割数と同じ回数にわたって繰
り返しデータ信号を入力する処理が不要となる。特に、
群の数(m)とデータ入力端子数(r)を同じに設定し
ているので、群単位に予めデータを振り分けてデータ入
力を行なうことができ、データ入力処理等を容易に実行
することが出来る。
【0053】また、時分割数を増加させても、その分割
数よりも少数の制御信号の供給線を利用して時分割用の
タイミング(分割タイミング信号)を発生させるように
しているので、ICの端子数や組立て作業数の削減を図
ることが出来る。
【0054】また、発光素子22の共通電極27に設け
た端子27−1〜27−4を発光部26の列に対して、
個別電極28と同じ側に配置したので、個別電極28と
反対側に配置する場合に比べて、端子27−1〜27−
4の配置スペース分だけ発光素子22の幅を狭くするこ
とができ、光プリントヘッド20の幅も狭くすることが
出来る。
【0055】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、種主の変更が
可能であり、上記実施形態以外の形態にも適用すること
が出来る。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、ドライバと発光素子間
の配線を良好に行なった光プリントヘッドを提供するこ
とが出来る。また、発光素子とドライバ間の間隔を短く
出来るので、ワイヤボンド特性を向上させることが出来
る。また、個別電極用と共通電極洋のワイヤボンド用配
線を同じように行なうことが出来るので、ワイヤボンド
を均一に行なうことが出来る。その結果、ワイヤによる
反射光が印字品質に与える悪影響を低減し、プリンタの
印字品質を良好にすることが出来る。また、ドライバの
発熱による熱問題を改善することが出来る。その結果、
放熱のための機構が簡素化でき、形状の小型化を図るこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す光プリントヘッドの要
部平面図である。
【図2】同光プリントヘッドの要部回路ブロックであ
る。
【図3】本発明の実施形態を示すドライバICのブロッ
ク図である。
【図4】本発明の別の実施形態を示す光プリントヘッド
の要部平面図である。
【図5】本発明の別の実施形態を示す光プリントヘッド
の要部平面図である。
【図6】本発明の別の実施形態を示す光プリントヘッド
の要部平面図である。
【図7】本発明の別の実施形態を示す光プリントヘッド
の要部回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 ドライバIC 20 光プリントヘッド 22 発光素子 SL 補助配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾前 充弘 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2C162 AE28 AE47 AH04 AH27 AH54 AH83 FA04 FA17 FA23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発光部に共通接続した共通電極の
    端子を上面に有する発光素子と、この発光素子を駆動す
    るドライバICと、このドライバICを前記発光素子と
    対向する側からその反対側に横切るようにドライバIC
    の上面に形成した配線パターンとを備えることを特徴と
    する光プリントヘッド。
  2. 【請求項2】 時分割数に対応した複数の共通電極と複
    数の個別電極を有する時分割駆動型の発光素子と、前記
    複数の共通電極に接続する共通電極用のドライバと、前
    記複数の個別電極に接続する個別電極用のドライバとを
    備え、前記個別電極用のドライバは、その上面に前記共
    通電極用のドライバと前記複数の共通電極の間を接続す
    るための配線が形成されていることを特徴とする光プリ
    ントヘッド。
  3. 【請求項3】 時分割数に対応した複数の共通電極と複
    数の個別電極を有する時分割駆動型の発光素子と、前記
    複数の共通電極に接続する共通電極用のドライバと、前
    記複数の個別電極に接続する個別電極用のドライバとを
    回路基板上に備え、前記個別電極用のドライバは、その
    上面に前記共通電極用のドライバと前記複数の共通電極
    の間を接続するための配線が形成され、前記回路基板
    は、その上面に前記共通電極用のドライバと前記複数の
    共通電極の間を接続するための配線パターンが形成さ
    れ、この配線パターンは、前記個別電極用のドライバを
    基準として前記発光素子とは反対側に配置されているこ
    とを特徴とする光プリントヘッド。
  4. 【請求項4】 前記個別電極用のドライバは、前記共通
    電極用のドライバに与える制御信号用の出力端子を備え
    ることを特徴とする請求項2もしくは請求項3に記載の
    光プリントヘッド。
  5. 【請求項5】 前記共通電極用のドライバは、前記個別
    電極用のドライバに与える信号と共通の信号が与えられ
    る回路によって制御されることを特徴とする請求項2も
    しくは請求項3に記載の光プリントヘッド。
  6. 【請求項6】 前記共通電極用のドライバを制御する回
    路は、カウンタによって構成していることを特徴とする
    請求項5に記載の光プリントヘッド。
  7. 【請求項7】 前記カウンタに与える信号数は、前記発
    光素子の共通電極数よりも少ないことを特徴とする請求
    項6に記載の光プリントヘッド。
  8. 【請求項8】 時分割数に対応した複数の共通電極と複
    数の個別電極を有する時分割駆動型の発光素子の前記個
    別電極に接続されるドライバICであって、両端にワイ
    ヤボンド用の端子を有する配線を上面に形成したことを
    特徴とするドライバIC。
  9. 【請求項9】 前記配線は、ドライバ1Cの上面に複数
    組形成したことを特徴とする請求項8記載のドライバI
    C。
  10. 【請求項10】 前記配線は、ドライバ1Cの長手方向
    の中央部もしくは両端部に配置したことを特徴とする請
    求項8記載のドライバIC。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009274449A (ja) * 2009-01-28 2009-11-26 Suzuka Fuji Xerox Co Ltd Led基板装置、ledプリントヘッドおよび画像形成装置
US8149259B2 (en) 2006-12-05 2012-04-03 Oki Data Corporation Drive device, LED array, LED head, and image forming apparatus provided therewith

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