JP2003052001A - 蓄積型テレビ受信機 - Google Patents

蓄積型テレビ受信機

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JP2003052001A
JP2003052001A JP2001239454A JP2001239454A JP2003052001A JP 2003052001 A JP2003052001 A JP 2003052001A JP 2001239454 A JP2001239454 A JP 2001239454A JP 2001239454 A JP2001239454 A JP 2001239454A JP 2003052001 A JP2003052001 A JP 2003052001A
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program
recording
tuner
signal
recording device
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JP2001239454A
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Masaji Hitai
正司 比田井
Koichi Hiramatsu
晃一 平松
Toyoji Makino
豊司 牧野
Shigehiro Tamaki
茂弘 玉木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 裏番組を見た後、本番組に選局復帰した場合
に、ユーザは本番組の失われた部分の内容を入手するこ
とができず、また、本番組を記録し再生する際に、ユー
ザに対し、当該番組の内容について以前見ていた状態か
らの流れを再度認識させる手段がない。 【解決手段】 本番組を視聴する場合には第1チューナ
の信号を用い、本番組を録画する場合には第2チューナ
の信号を記録装置に記録し、本番組の記録中に裏番組を
視聴する場合には第1チューナの信号を用い、記録装置
では裏番組への切替時に本番組の記録を開始する切替時
記録位置を設け、本番組の視聴に戻る場合には切替時記
録位置から読み出した再生信号を出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はテレビ放送を受信
し記録再生する機能を備えた蓄積型テレビ受信機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば特開平7−130150
号公報に示されるような従来の蓄積型テレビ受信機の構
成を示すブロック図であり、図において、6は記録装
置、25は記録装置6に画像情報および音声情報などの
受信情報を記録する記録制御部である。27は記録装置
6から記録された受信情報を再生する再生部である。2
1は制御部、22はセレクタ、29は出力信号処理部、
14は表示装置、15はスピーカである。20は制御部
21により制御され、記録装置6内での記録開始位置や
記録位置にヘッドをあわせる位置付け部である。
【0003】次に動作について説明する。テレビジョン
受信信号などのデジタル化された受信情報がセレクタ2
2に入力される。これら受信情報は、復調された画像情
報および音声情報からなり、制御部21によって選択さ
れる。選択された画像情報は出力信号処理部29を介し
て表示装置14に出力され、また選択された音声情報は
スピーカ15に直接出力され、映像と音声に再現され
る。この状態で、録画開始信号が制御部21に与えられ
ると、セレクタ22を制御し、受信情報の出力先として
記録装置6を選択する。次に、この状態で、録画再生開
始信号が制御部21に与えられた場合、制御部21は位
置付け部20に再生要求を出す。これにより位置付け部
20は再生ヘッド(図示せず)を再生位置(すなわち記
録開始位置に相当)に位置付けし、再生を行う。記録装
置6から読み出された信号は再生部27により所定の画
像情報および音声情報に再生され、出力信号処理部29
により表示装置14およびスピーカ15に供給する出力
信号に生成される。またこの時、位置付け部20は制御
部21から録画中であることを指示されたままなので、
記録用ヘッドは今まで通り記録位置に位置付けられ、録
画を続行する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の蓄積型テレビ受
信機は以上のように構成されているので、選局している
番組のみの記録、再生しか行えないので、例えば、映画
やドラマなどのように、一連の流れを踏まえて視聴して
いないと内容を把握しにくいような番組を視聴している
際に(以下、メインとして視聴している番組を「本番
組」または「録画番組」と呼ぶ)、他局の番組(以下、
「裏番組」と呼ぶ)を選局してしまうと、本番組の内容
は記録されないので欠落することになる。よって、再
度、本番組に選局復帰した場合に、ユーザは本番組の失
われた部分の内容を入手することができず、番組の内容
を理解することが困難になり、その番組の流れを掴めな
いまま視聴し続けなければならないという課題があっ
た。また、本番組を記録し再生する際に、ユーザに対
し、当該番組の内容について以前見ていた状態からの流
れを再度認識させる手段がないなどの課題があった。
【0005】この発明は、上記のような課題点を解決す
るためになされたもので、裏番組を見ている最中にも本
番組の録画が続行され、裏番組から本番組に復帰した際
に本番組の内容については一部の見損ないもなく、視聴
することができるようにした蓄積型テレビ受信機を得る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る蓄積型テ
レビ受信機は、受信したテレビ放送信号を記録装置に記
録し再生する手段を備えた蓄積型テレビ受信機におい
て、第1チューナと第2チューナとを備え、受信中の本
番組を視聴する場合には前記第1チューナにより受信し
た信号を用い、前記本番組を録画する場合には前記第2
チューナにより受信した信号を前記記録装置に記録し、
前記本番組の記録中に裏番組を視聴する場合には前記第
1チューナにより受信した信号を用い、前記記録装置で
は前記裏番組への切替時に前記本番組の記録を開始する
切替時記録位置を設け、前記本番組の視聴に戻る場合に
は前記記録装置からは前記切替時記録位置から読み出し
た再生信号を出力し、前記記録装置が前記本番組の終了
までの内容を記録し再生し続けるようにしたものであ
る。
【0007】この発明に係る蓄積型テレビ受信機は、受
信したテレビ放送信号を記録装置に記録し再生する手段
を備えた蓄積型テレビ受信機において、第1チューナと
第2チューナとを備え、受信中の本番組を視聴する場合
には前記第1チューナにより受信した信号を用い、前記
本番組を録画する場合には前記第2チューナにより受信
した信号を前記記録装置に記録し、前記本番組の記録中
に裏番組を視聴する場合には前記第1チューナにより受
信した信号を用い、前記記録装置は前記裏番組への切替
前に前記本番組の所定の期間を記録しておき、かつ前記
裏番組への切替時に前記本番組の記録を行う切替時記録
位置を設け、前記本番組の視聴に戻る場合には前記記録
装置からは前記切替時記録位置から前記所定の期間遡っ
た位置から読み出した再生信号を出力し、前記記録装置
が前記本番組の終了までの内容を記録し再生し続けるよ
うにしたものである。
【0008】この発明に係る蓄積型テレビ受信機は、第
1チューナおよび第2チューナが受信した信号がデジタ
ルテレビ放送のトランスポートストリーム信号であり、
記録装置に記録される信号が前記第2チューナの出力ト
ランスポート信号としたものである。
【0009】この発明に係る蓄積型テレビ受信機は、第
1チューナおよび第2チューナが受信した信号がアナロ
グテレビ放送の複合映像信号であり、記録装置に記録さ
れる信号が前記第2チューナの出力複合映像信号を所定
のデジタルコードにエンコードしたデジタル信号であ
り、前記記録装置から読み出される前記デジタル信号が
複合映像信号にデコードされるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による蓄
積型テレビ受信機の構成を示すブロック図である。図に
おいて、1はデジタル放送を受信するアンテナ、2は直
接視聴するためにアンテナ1で受信したテレビ放送波を
受ける第1チューナ、3は主に録画用としてアンテナ1
で受信したテレビ放送波を受ける第2チューナ、各々の
チューナ2,3は別々のトランスポートストリーム(T
ransport Stream:以下TSとする)信
号を受信可能とする。ここで、TSについて補足する。
「ストリーム」は、動画や音楽などを再生する際にすべ
てのデータを受け取る前に再生を開始するデータ配列方
式または配列データである。MPEG−2では、任意の
数の符号化された映像や音声、付加データなど個別のス
トリームを多重化し、それぞれの同期をとりながら再生
するための方式を規定しているが、広範囲のアプリケー
ションに対応するために規定されたストリームの1つが
TSである。TSは、放送に対応させるため1本のスト
リームの中を複数のプログラムで構成(各プログラム
は、デジタルの映像、音声、データのパケットの配列か
らなる)することができるもので、また、放送や通信ネ
ットワークなどデータの伝送誤りが発生する環境に適用
されることを想定して冗長度を大きくとってある。TS
は、伝送レートが固定の通信路で使用されている。
【0011】4は多重分離部で、第1チューナ2および
第2チューナ3からのTS信号を多重分離し、各パケッ
ト情報からデジタル映像およびデジタル音声を連続信号
として生成する手段である。6はTS信号を直接記録す
る記録装置、7は記録装置6の記録内容の読み出し位置
および書き込み位置を制御する記録制御部である。8は
第1チューナ2、第2チューナ3および記録装置6から
の出力TS信号を記録装置6および多重分離部4への振
り分け選択をするセレクタである。11は録画番組を選
択する録画番組選択部である。12は切替制御部で、録
画番組選択部11により選択された録画番組から裏番組
への切り替え、裏番組から録画番組への切り替え、およ
び第1チューナ2に対する裏番組から別の裏番組への切
り替え等を受け付け、セレクタ8に対してTS信号の切
り替えを要求する手段である。
【0012】13は多重分離部4により多重分離された
信号をデコードし、映像信号、音声信号、データ放送信
号を取り出すデコーダである。14はデコーダ13から
出力される映像信号により映像表示を行う表示装置、1
5は音声信号を受けて音声を取り出すスピーカである。
9はリモコン、17は番組ボタンである。16は録画番
組選択部11に録画番組の選択を指示する録画番組選択
ボタンである。この録画番組選択ボタン16を押下後、
ある一定期間以内に番組ボタン17が押下された場合に
録画番組として登録されるものとする。30はタイマ
で、録画番組選択ボタン16を押下後の一定期間を設定
し、その間、録画番組選択部11で録画番組の登録を可
能にする。31はリモコン9からの光コントロール信号
を受け付ける受光部である。32は録画番組として選択
されている番組のTS_idおよびサービス(TSを構
成する単位で、現行の地上波アナログ放送のチャンネル
に相当、以下「チャンネル」と称する)を記憶する記憶
装置である。TS_idは、各TSに割り当てられたI
Dで、デジタル放送ではTS毎に周波数帯域が割り当て
られており、TSの切り替えはこのTS_idを用いて
チューナのチューニング処理を変えることにより行われ
る。
【0013】図2は記録装置6の記録構造を模式的に表
わす説明図であり、図において、各矩形は所定のメモリ
サイズを持つメモリブロックを表す。図1で、リモコン
9の録画番組選択ボタン16が押下されたとすると、記
録制御部7は、その状態では、まだ録画番組の記録を開
始しない。リモコン操作により、録画番組から裏番組に
切り替えられた場合(状態S1)、記録装置6への書き
込みが開始される。裏番組視聴中(状態S2)は、記録
装置6への書き込みが行われ、「現在記録位置」は順次
更新されていく。裏番組から録画番組に再度切り替わる
と(状態S3)、記録装置6からの読み出しが開始さ
れ、「現在記録位置」と共に「切替時記録位置」も更新
される。読み出された後のメモリブロックは順次解放さ
れていく。
【0014】次に動作について説明する。ユーザがテレ
ビ番組を視聴している通常時には、第1チューナ2で受
信したTS信号がセレクタ8を介して多重分離部4に与
えられ多重分離される。多重分離された信号はデコーダ
13により映像信号および音声信号にデコードされ、表
示装置14およびスピーカ15にそれぞれ与えられてい
る。この状態において、リモコン9の録画番組選択ボタ
ン16を押下して一定期間以内にリモコン9の番組ボタ
ン17を押下する。すると録画番組選択部11は録画番
組の設定を行い、第1チューナ2の選局を行う。選局と
同時に、録画番組選択部11は切替制御部12に対し番
組の切り替えを要求する。要求を受け付けた切替制御部
12は、セレクタ8に対して第2チューナ3からの出力
TS信号を多重分離部4に入力するように制御する。デ
コーダ13は多重分離部4からの信号をデコードし、そ
の出力の映像信号を表示装置14に供給し、音声出力を
スピーカ15に供給する。切替制御部12は、録画番組
選択部11で選択されたTS_idおよびチャンネルを
記憶装置32に記憶させる。なお、この後の説明では、
多重分離部4以降の動作については、セレクタ8からの
出力TS信号に対して同一処理を行うので、その説明を
省略することにする。
【0015】次に、一定期間経過後、第2チューナ3に
より選局されている番組(本番組)を視聴しているユー
ザが、リモコン9の番組ボタン17により、他のTSの
番組(裏番組)に切り替えたとする。すると、リモコン
9からの選局通知を受け付けた切替制御部12は、記憶
装置32に記憶している録画番組のTS_idおよびチ
ャンネルを読み出して、切り替えたTSが録画番組のT
Sではないと判断し、第1チューナ2に対して選局要求
を行う。これと同時に、切替制御部12は、セレクタ8
に対して第2チューナ3からの出力を記録装置6に振り
向け、第1チューナ2からの出力を多重分離部4につな
ぎ替える要求を出す。この要求を受けたセレクタ8は、
多重分離部4へ出力していた第2チューナ3からの出力
TS信号を記録装置6に振り向け、多重分離部4へは第
1チューナ2からの出力TSを振り向ける。記録制御部
7は、セレクタ8からの記録要求により、図2に示すよ
うに「切替時記録位置」と「現在記録位置」の制御を開
始し、記録装置6は第2チューナ3からの出力TS信号
を記録する。
【0016】第1チューナ2により選局されている番組
(裏番組)を視聴していたユーザが、今度は、再び第2
チューナ3の番組(本番組)に切り替えるとする。する
と、リモコン9は切替制御部12に切替通知を送る。こ
の切替通知を受けた切替制御部12は、記憶装置32に
記憶している録画番組のTS_idおよびチャンネルを
読み出し、切り替えたTSが録画番組(本番組)のTS
であると判断し、セレクタ8に対し、多重分離部4への
出力切替を要求する。すると、セレクタ8は記録制御部
7に対して録画番組の再生要求を行い、記録装置6から
の読み出し処理を行わせる。記録装置6は、記録制御部
7からの指示に従い、「切替時記録位置」からの読み出
しを行い、順次セレクタ8に出力する。セレクタ8は、
この記録装置6からの再生TSを受け付けると、セレク
タ8が現在出力していた第1チューナ2からの出力TS
を、記録装置6の再生TSに切り替える。一方、この状
態で第2チューナ3からの出力TSは、セレクタ8を順
次経由して記録装置6に記録され続け、また、その再生
STが順次に読み出され本番組として視聴されることに
なる。
【0017】なお、TSのデジタル放送信号の中には、
番組の開始や終了の時点を示すデータが組み込まれてい
るので、録画番組(本番組)の終了時には記録制御部7
により終了データを検出して記録装置6の書き込み動作
を停止させることができる。また録画番組(本番組)の
再生が終了した時点では、自動的に第1チューナ2に切
り替え、本番組の元のチャンネルを受信するようにすれ
ばよいし、また、受信機の電源を切るようにしてもよ
い。上述してきた図1において、セレクタ8への入力を
第1チューナ2、第2チューナ3および記録装置6の各
出力とし、多重分離部4への入力をセレクタ8の選択出
力のみとする構成とした。このように多重分離部4の入
力を一つにできるため、多重分離部4の構造を簡便なも
のにでき、第1チューナ2、第2チューナ3からの番組
と記録された番組との切替を容易にしている。図1にお
いて、各部の構成の多くは、マイクロコンピュータとソ
フトウェアを用いて代替することができるものである。
【0018】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、複数のチューナ2,3を備え、本番組の記録のタイ
ミングを図2のように設定することにより、別のTSの
番組(裏番組)への切り替えが発生した場合にも、記録
中の本番組の内容を記録し損ねること無く記録し、連続
して再生できるようにしたので、裏番組を見ている最中
にも本番組の録画が続行され、裏番組から本番組に復帰
した際に本番組の内容について見損なうことなく、以前
見ていた状態までの流れを確認できる効果が得られる。
【0019】実施の形態2.上記実施の形態1では、記
録装置6に記録された番組内容は、録画番組から裏番組
へ切り替えられた時点からの内容であり、再生する際に
は、その切り替えた時点からの映像や音声が再生され
る。これに対し、この実施の形態2では、再生する際
に、録画番組から裏番組に切り替えられた時点よりも手
前、すなわち所定の期間だけ前から再生するようにした
構成について示す。
【0020】説明には図1および図3を用いる。図3
は、図2と同様、記録装置6の記録構造を模式的に表わ
した説明図である。記録制御部7は、セレクタ8の記録
装置6への出力に対し、「切替時記録位置」と「現在記
録位置」のほかに、「再生時の読み出し位置」を制御す
る。実施の形態2では、記録制御部7は、録画番組選択
ボタン16押下直後から、記録装置6に録画番組の内容
を書き込む(状態S4)。書き込みが進み、所定ブロッ
ク数分に録画番組の内容を書き込むと(状態S5)、随
時古いブロックから解放していき、所定ブロック数を維
持する(状態S6)。「再生時の読み出し位置」は、
「切替時記録位置」(番組ボタン17を押して裏番組に
切り替えた時点)からある一定間隔分手前の情報が記録
されている位置を示している。録画番組の記録が行われ
ている状態で、裏番組から録画番組に切り替えられた際
には、この「再生時の読み出し位置」から読み出しが行
われる。ここで、「再生時の読み出し位置」から読み出
されるブロックの位置が「切替時記録位置」を超えた場
合には、所定ブロック数を保持したまま、「再生時の読
み出し位置」についても「切替時記録位置」とともに更
新されていくものとする。
【0021】次に動作について説明する。テレビ番組を
視聴中に、ユーザのリモコン操作により、録画番組選択
ボタン16が押され、一定期間以内に番組ボタン17を
押下する。すると録画番組選択部11は録画番組の設定
を行い、第2チューナ3の選局を行う。セレクタ8には
第2チューナ3からのTS信号が入力される。選局と同
時に、録画番組選択部11は切替制御部12に対し番組
の切り替えを要求する。要求を受けた切替制御部12
は、セレクタ8に対し多重分離部4への入力を第2チュ
ーナ3の出力TSに切り替えるように要求する。第2チ
ューナ3の出力TSは、セレクタ8から多重分離部4へ
入力されると同時に、記録装置6へも入力される。この
時、図3に示すように、記録制御部7は「再生時の読み
出し位置」を記憶し、所定ブロック数分(図3では5ブ
ロック分)記録してから(状態S5)、順次古いブロッ
クを解放し(状態S6)、セレクタ8から新規に入力さ
れる情報を書き込んでいくよう動作を行う。
【0022】次に、リモコン操作により、切替制御部1
2において録画番組(現在の本番組)から裏番組への切
替が行われたとする。切替制御部12はセレクタ8に記
録制御部7に対して実施の形態1で述べたように本来の
録画要求を行う。セレクタ8は記録制御部7にその録画
要求を出す。記録制御部7は、録画要求を受け付ける
と、「再生時の読み出し位置」および「切替時記録位
置」を固定し、セレクタ8からの出力内容を随時書き込
み、現在記録位置の更新を行う。
【0023】また、切替制御部12は、再び裏番組から
録画番組(本番組)への切替通知を受けると、セレクタ
8に対し、多重分離部4への入力を記録装置6の再生T
Sに切り替えるように要求する。セレクタ8は、記録制
御部7に裏番組から録画番組への切り替わりを通知す
る。すると、記録装置6は、「再生時の読み出し位置」
からの情報を読み出し、セレクタ8を経由して多重分離
部4に出力する。この際、記録装置6において、「再生
時の読み出し位置」の更新は、ブロックの読み出し位置
が「再生時の読み出し位置」から「切替時記録位置」ま
で進んだ時点から開始される。例えば、切替時記録位置
から30秒分遡った位置を「再生時の読み出し位置」と
すると、録画番組に切り替えた場合には「再生時の読み
出し位置」から再生するが、20秒で他の番組にまた切
り替えた場合には、再生時の読み出し位置の更新は行わ
ないことになる。
【0024】以上のように、実施の形態2によれば、複
数のチューナ2,3を備え、裏番組から録画番組へ切り
替えた際に、図3のように本番組の記録のタイミングを
とるようにしたので、ユーザは、以前見ていた部分、す
なわち所定の期間遡ったところから再生して視聴するこ
とができ、事前の粗筋を思い出し、続きを違和感なく視
聴することができる効果が得られる。
【0025】実施の形態3.実施の形態3はこの発明を
アナログ放送に対して適用した場合について示すもの
で、図4はこの発明の実施形態3による蓄積型テレビ受
信機の構成を示すブロック図である。図において、図1
に相当する部分は同一符号で示し、その説明を省略す
る。18はセレクタ8から出力されるアナログの映像信
号をデジタルコードに変換するエンコーダである。19
は記録装置6に記録されていたデジタルコードをアナロ
グ信号に戻すデコーダである。10はアナログの映像信
号および音声信号を分離し表示装置14およびスピーカ
15に出力する信号処理部である。
【0026】動作については、第1チューナ2および第
2チューナ3の出力がアナログの複合映像信号であり、
記録装置6に対して入力する際にデジタルコード化し、
再生時に元の複合映像信号にエンコードしている点以外
は、実施の形態1とほぼ同じである。したがって、記録
および再生時のタイミングについては実施の形態1にな
らうこととして、その説明は省略する。
【0027】以上のように、実施の形態3によれば、セ
レクタ8と記録装置6との間に、エンコーダ18とデコ
ーダ19を設置することにより、アナログ放送に対して
も実施の形態1と同様な動作処理を行うことができ、同
様の効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、受信
したテレビ放送信号を記録装置に記録し再生する手段を
備えた蓄積型テレビ受信機において、第1チューナと第
2チューナとを備え、受信中の本番組を視聴する場合に
は第1チューナにより受信した信号を用い、本番組を録
画する場合には第2チューナにより受信した信号を記録
装置に記録し、本番組の記録中に裏番組を視聴する場合
には第1チューナにより受信した信号を用い、記録装置
では裏番組への切替時に本番組の記録を開始する切替時
記録位置を設け、本番組の視聴に戻る場合には記録装置
からは切替時記録位置から読み出した再生信号を出力
し、記録装置が本番組の終了までの内容を記録し再生し
続けるように構成したので、裏番組を見ている最中にも
本番組の録画が続行され、裏番組から本番組に復帰した
際に本番組の内容について見損なうことなく、以前見て
いた状態までの流れを確認できる効果がある。
【0029】この発明によれば、受信したテレビ放送信
号を記録装置に記録し再生する手段を備えた蓄積型テレ
ビ受信機において、第1チューナと第2チューナとを備
え、受信中の本番組を視聴する場合には第1チューナに
より受信した信号を用い、本番組を録画する場合には第
2チューナにより受信した信号を記録装置に記録し、本
番組の記録中に裏番組を視聴する場合には第1チューナ
により受信した信号を用い、記録装置は裏番組への切替
前に本番組の所定の期間を記録しておき、かつ裏番組へ
の切替時に本番組の記録を行う切替時記録位置を設け、
本番組の視聴に戻る場合には記録装置からは切替時記録
位置から所定の期間遡った位置から読み出した再生信号
を出力し、記録装置が本番組の終了までの内容を記録し
再生し続けるように構成したので、裏番組から録画番組
へ切り替えた際に、ユーザは、以前見ていた部分から再
生して視聴することができるので、事前の粗筋を思い出
し、続きを違和感なく視聴することができる効果があ
る。
【0030】この発明によれば、第1チューナおよび第
2チューナが受信した信号がデジタルテレビ放送のトラ
ンスポートストリーム信号であり、記録装置に記録され
る信号が第2チューナの出力トランスポート信号とする
ように構成したので、デジタル放送信号を受信するテレ
ビ受信機に適応して、裏番組から本番組に復帰した際に
本番組の内容について見損なうことなく、以前見ていた
状態までの流れを確認できるようにする効果がある。
【0031】この発明によれば、第1チューナおよび第
2チューナが受信した信号がアナログテレビ放送の複合
映像信号であり、記録装置に記録される信号が第2チュ
ーナの出力複合映像信号を所定のデジタルコードにエン
コードしたデジタル信号であり、記録装置から読み出さ
れるデジタル信号が複合映像信号にデコードされるよう
に構成したので、アナログテレビ放送信号を受信するテ
レビ受信機に適応して裏番組から本番組に復帰した際に
本番組の内容について見損なうことなく、以前見ていた
状態までの流れを確認できるようにする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1および実施の形態2
による蓄積型テレビ受信機の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 実施の形態1に係る記録装置の記録構造を模
式的に表わす説明図である。
【図3】 実施の形態2に係る記録装置の記録構造を模
式的に表わす説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による蓄積型テレビ
受信機の構成を示すブロック図である。
【図5】 従来の蓄積型テレビ受信機の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ、2 第1チューナ、3 第2チューナ、
4 多重分離部、6記録装置、7 記録制御部、8 セ
レクタ、9 リモコン、10 信号処理部、11 録画
番組選択部、12 切替制御部、13 デコーダ、14
表示装置、15 スピーカ、16 録画番組選択ボタ
ン、17 番組ボタン、18 エンコーダ、19 デコ
ーダ、20 位置付け部、21 制御部、22 セレク
タ、25 記録制御部、27 再生部、29 出力信号
処理部、30 タイマ、31受光部、32 記憶装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 豊司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 玉木 茂弘 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5C025 AA23 BA30 CA03 DA01 DA04 DA08 5C053 FA20 FA30 GB38 KA08 KA24 LA06 LA07 5D044 AB07 BC01 CC04 DE15 EF02 GK08 5D080 BA03 DA07 EA01 GA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したテレビ放送信号を記録装置に記
    録し再生する手段を備えた蓄積型テレビ受信機におい
    て、 第1チューナと第2チューナとを備え、 受信中の本番組を視聴する場合には前記第1チューナに
    より受信した信号を用い、 前記本番組を録画する場合には前記第2チューナにより
    受信した信号を前記記録装置に記録し、 前記本番組の記録中に裏番組を視聴する場合には前記第
    1チューナにより受信した信号を用い、 前記記録装置では前記裏番組への切替時に前記本番組の
    記録を開始する切替時記録位置を設け、 前記本番組の視聴に戻る場合には前記記録装置からは前
    記切替時記録位置から読み出した再生信号を出力し、 前記記録装置が前記本番組の終了までの内容を記録し再
    生し続けるようにしたことを特徴とした蓄積型テレビ受
    信機。
  2. 【請求項2】 受信したテレビ放送信号を記録装置に記
    録し再生する手段を備えた蓄積型テレビ受信機におい
    て、 第1チューナと第2チューナとを備え、 受信中の本番組を視聴する場合には前記第1チューナに
    より受信した信号を用い、 前記本番組を録画する場合には前記第2チューナにより
    受信した信号を前記記録装置に記録し、 前記本番組の記録中に裏番組を視聴する場合には前記第
    1チューナにより受信した信号を用い、 前記記録装置は前記裏番組への切替前に前記本番組の所
    定の期間を記録しておき、かつ前記裏番組への切替時に
    前記本番組の記録を行う切替時記録位置を設け、 前記本番組の視聴に戻る場合には前記記録装置からは前
    記切替時記録位置から前記所定の期間遡った位置から読
    み出した再生信号を出力し、 前記記録装置が前記本番組の終了までの内容を記録し再
    生し続けるようにしたことを特徴とした蓄積型テレビ受
    信機。
  3. 【請求項3】 第1チューナおよび第2チューナが受信
    した信号がデジタルテレビ放送のトランスポートストリ
    ーム信号であり、記録装置に記録される信号が前記第2
    チューナの出力トランスポート信号であることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の蓄積型テレビ受信
    機。
  4. 【請求項4】 第1チューナおよび第2チューナが受信
    した信号がアナログテレビ放送の複合映像信号であり、
    記録装置に記録される信号が前記第2チューナの出力複
    合映像信号を所定のデジタルコードにエンコードしたデ
    ジタル信号であり、前記記録装置から読み出される前記
    デジタル信号が複合映像信号にデコードされることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の蓄積型テレビ受
    信機。
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