JP2003049748A - 燃料分配管への燃料噴射弁接続構造 - Google Patents

燃料分配管への燃料噴射弁接続構造

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JP2003049748A
JP2003049748A JP2001240899A JP2001240899A JP2003049748A JP 2003049748 A JP2003049748 A JP 2003049748A JP 2001240899 A JP2001240899 A JP 2001240899A JP 2001240899 A JP2001240899 A JP 2001240899A JP 2003049748 A JP2003049748 A JP 2003049748A
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Takuya Ouchi
琢也 大内
Kazuhiko Sato
和彦 佐藤
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Keihin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料分配管が備える複数の接続管に、複数の燃
料噴射弁が備える弁ハウジングの後部がOリングを介し
てそれぞれ嵌合されて成る燃料分配管への燃料噴射弁接
続構造において、燃料分配管および燃料噴射弁の接続部
からの液体燃料の揮発を極力抑止する。 【解決手段】弁ハウジング8および接続管3A間に、O
リング11よりも外気側に配置される環状のシール部材
14が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、燃料分配管が備え
る複数の接続管に、複数の燃料噴射弁が備える弁ハウジ
ングの後部がOリングを介してそれぞれ嵌合されて成る
燃料分配管への燃料噴射弁接続構造の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、かかる構造は、たとえば実開平3
−6049号公報等で既に知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、燃料噴射弁の弁ハウジングと、燃料分配管の
接続管との間に介装されるOリングがガソリン等の液体
燃料に常時接触しており、このOリングから揮発した液
体燃料の微量の蒸気が弁ハウジングおよび接続管間の間
隙から外部に洩れる可能性がある。 【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、燃料分配管および燃料噴射弁の接続部からの
液体燃料の揮発を極力抑止し得るようにした燃料分配管
への燃料噴射弁接続構造を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、燃料分配管が備える複数の接続管に、複
数の燃料噴射弁が備える弁ハウジングの後部がOリング
を介してそれぞれ嵌合されて成る燃料分配管への燃料噴
射弁接続構造であって、前記弁ハウジングおよび接続管
間に、前記Oリングよりも外気側に配置される環状のシ
ール部材が設けられることを特徴とする。 【0006】このような構成によれば、Oリングよりも
外気側で弁ハウジングおよび接続管間がシール部材でシ
ールされているので、Oリングから揮発した燃料蒸気が
外気側に直接洩れてしまうことはない。ところで、Oリ
ングから揮発した燃料蒸気がOリングおよびシール部材
間で凝縮して液体となり、Oリングおよびシール部材間
に充満すると、シール部材からの揮発が始まることにな
るが、Oリングおよびシール部材間に凝縮した液体燃料
が充満するまでには長時間がかかるものであり、燃料分
配管および燃料噴射弁の接続部から液体燃料が揮発し始
めるまでの時間を飛躍的に延ばすことで、燃料分配管お
よび燃料噴射弁の接続部からの液体燃料の揮発を極力抑
止することが可能となる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 【0008】本発明の第1実施例を示す図1において、
燃料分配管1Aは、主管2の複数箇所に、たとえば鋼製
である複数の接続管3A…が主管2内に通じるようにし
て連設されて成るものである。主管2は、たとえば横断
面形状を略U字状としてたとえば鋼板をプレス成形して
成る一対の主管構成部材4,5を相互に嵌合して固着す
ることにより、横断面形状をたとえば矩形とした筒状に
構成され、該主管2の長手方向に間隔をあけた位置で一
方の主管構成部材4に設けられた接続孔6…から一部を
主管2内に突入させるようにして、各接続管3A…が主
管2に固着される。 【0009】燃料分配管1内には、図示しない燃料ポン
プからガソリン等の液体燃料が供給されるものであり、
液体燃料を噴射して図示しないエンジンに供給するため
の複数の燃料噴射弁7…が、燃料分配管1Aに接続され
る。 【0010】燃料噴射弁7の弁ハウジング8は、金属製
のハウジング主体9の大部分が合成樹脂から成る被覆部
10で被覆されて成るものであり、この弁ハウジング8
の後端は、被覆部10からハウジング主体9が突出する
ように形成される。しかも被覆部10から後方への突出
部でハウジング主体9の外周には、フッ素ゴム、ニトリ
ルゴムまたはフロロシリコン等から成るOリング11が
装着されており、弁ハウジング8の後部は、前記Oリン
グ11を燃料分配管1Aにおける接続管3Aの内面全周
に弾発的に接触させるようにして、接続管3Aに嵌合さ
れる。 【0011】ところで、接続管3Aよりも前方側で弁ハ
ウジング8における被覆部10には、外側方に張出す鍔
部10aが一体に設けられており、この鍔部10aに
は、金属製のクリップ12が係合される。このクリップ
12は、弁ハウジング8を両側から挟む一対の側板12
a,12aを有するとともに、接続管3の軸線に直交す
る断面形状を略U字状として形成されるものであり、各
側板12a,12aには、前記鍔部10aに係合する係
合爪部12b,12bが一体にそれぞれ連設されるとと
もに、接続管3Aの軸線に直交する平面に沿って相互に
平行に延びる係合孔13,13が設けられる。一方、接
続管3Aの先端には半径方向外方に張出す係合鍔部3a
が一体に設けられており、その係合鍔部3aの一部が、
弁ハウジング8の鍔部10aに係合した前記クリップ1
2における両側板12a,12aの係合孔13,13に
係合することにより、燃料噴射弁7の弁ハウジング8が
燃料分配管1Aの各接続管3A…に接続状態を維持しつ
つ取付けられる。 【0012】しかも本発明に従えば、前記Oリング11
よりも外気側で弁ハウジング8および接続管3A間に
は、環状のシール部材14が介装されるものであり、こ
の実施例では、フッ素ゴム、ニトリルゴムまたはフロロ
シリコン等から成るOリングである前記シール部材14
が、弁ハウジング8の鍔部10aおよび接続管3Aの係
合鍔部3a間に挟まれるようにして、弁ハウジング8お
よび接続管3A間に介装される。 【0013】この第1実施例によれば、燃料噴射弁7の
弁ハウジング8と、燃料分配管1Aの接続管3Aとの間
に介装されるOリング11はガソリン等の液体燃料に常
時接触しており、このOリング11から液体燃料が揮発
する。しかるにOリング11よりも外気側で弁ハウジン
グ8および接続管3A間がシール部材14でシールされ
ているので、Oリング11から揮発した燃料蒸気が外気
側に直接洩れてしまうことはない。 【0014】ところで、Oリング11から揮発した燃料
蒸気はOリング11およびシール部材14間で凝縮して
液体となり、Oリング11およびシール部材14間に充
満すると、シール部材14からの揮発が始まることにな
るが、Oリング11およびシール部材14間に凝縮した
液体燃料が充満するまでには長時間がかかるものであ
り、燃料分配管1Aおよび燃料噴射弁7の接続部から液
体燃料が揮発し始めるまでの時間を飛躍的に延ばすこと
で、燃料分配管1Aおよび燃料噴射弁7の接続部からの
液体燃料の揮発を極力抑止することが可能となる。 【0015】また上記シール部材14により、接続管3
A内への外部環境からの水分等の浸入を防止することが
できる。これにより鋼製の接続管3Aの内面、ならびに
接続管3Aの内面に対向する金属製のハウジング主体9
の外面に錆や腐食が発生することを防止することができ
る。 【0016】図2は本発明の第2実施例を示すものであ
り、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。 【0017】主管2の複数箇所にたとえば鋼製の接続管
3B…が連設されて成る燃料分配管1Bに複数の燃料噴
射弁7…が接続されるものであり、燃料噴射弁7におけ
る弁ハウジング8の後部は、Oリング11を接続管3A
との間に介在させて接続管3Bに嵌合され、接続管3B
の先端は前記弁ハウジング8に設けられた鍔部10aの
一面に当接される。一方、該鍔部10aよりも前方側で
弁ハウジング8の被覆部10には半径方向外方に張出す
鍔部10bが一体に設けられており、この鍔部10b
は、エンジン側の取付け座15に当接される。すなわち
燃料噴射弁7の弁ハウジング8は、燃料分配管1Bの各
接続管3B…との接続状態を維持しつつ燃料分配管1B
および取付け座15間に挟持されることになる。 【0018】しかも本発明に従えば、弁ハウジング8の
後部および接続管3B間に介装される前記Oリング11
よりも外気側で弁ハウジング8および接続管3B間に
は、環状のシール部材16が設けられる。このシール部
材16は、フッ素ゴム、ニトリルゴムまたはフロロシリ
コン等から成るブーツであり、一端を接続管3Bの外面
全周に密接するとともに他端を弁ハウジング8における
鍔部10aの他面全周に密接するようにして、弁ハウジ
ング8および接続管3Bに装着される。 【0019】この第2実施例によれば、Oリング11よ
りも外気側で弁ハウジング8および接続管3A間がシー
ル部材16でシールされることになり、上述の第1実施
例と同様に、燃料分配管1Bおよび燃料噴射弁7の接続
部からの液体燃料の揮発を極力抑止することが可能とな
る。 【0020】また上記シール部材16により、接続管3
B内への外部環境からの水分等の浸入を防止することが
できる。これにより鋼製の接続管3Bの内面、ならびに
接続管3Bの内面に対向する金属製のハウジング主体9
の外面に錆や腐食が発生することを防止することができ
る。 【0021】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。 【0022】たとえば上記実施例では接続管3A,3B
を鉄系である鋼製としたが、ステンレス鋼等の耐蝕性金
属材料で接続管が形成されていてもよい。 【0023】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、Oリング
よりも外気側で弁ハウジングおよび接続管間がシール部
材でシールされるようにして、燃料分配管および燃料噴
射弁の接続部からの液体燃料の揮発を極力抑止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】第1実施例の燃料分配管および燃料噴射弁の縦
断側面図である。 【図2】第2実施例の燃料分配管および燃料噴射弁の縦
断側面図である。 【符号の説明】 1A,1B・・・燃料分配管 3A,3B・・・接続管 7・・・燃料噴射弁 8・・・弁ハウジング 11・・・Oリング 14,16・・・シール部材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 燃料分配管(1A,1B)が備える複数
    の接続管(3A,3B)に、複数の燃料噴射弁(7)が
    備える弁ハウジング(8)の後部がOリング(11)を
    介してそれぞれ嵌合されて成る燃料分配管への燃料噴射
    弁接続構造であって、前記弁ハウジング(8)および接
    続管(3A,3B)間に、前記Oリング(11)よりも
    外気側に配置される環状のシール部材(14,16)が
    設けられることを特徴とする燃料分配管への燃料噴射弁
    接続構造。
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