JP2003048480A - 車載電装機器制御システム - Google Patents
車載電装機器制御システムInfo
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- JP2003048480A JP2003048480A JP2001234710A JP2001234710A JP2003048480A JP 2003048480 A JP2003048480 A JP 2003048480A JP 2001234710 A JP2001234710 A JP 2001234710A JP 2001234710 A JP2001234710 A JP 2001234710A JP 2003048480 A JP2003048480 A JP 2003048480A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】自動車の照明装置やワイパ等の電装機器や車載
オーディオ等の車載電子機器をはじめとする車載電装機
器の制御信号ケーブルの配線を削減し、車両重量を低減
した車載電装機器制御システムを提供する。 【解決手段】車載電装機器制御システムは、車載電装機
器の動作の制御信号を生成する中央制御装置と、生成さ
れた制御信号を電波によって送信するためのアンテナを
備える車載された送信装置と、電波によって送信される
制御信号をアンテナで受信し、制御信号に基づいて車載
電装機器の動作を制御する、複数の車載電装機器の各々
に１対１に対応して設けられた複数の電装機器制御装置
とを有する。
オーディオ等の車載電子機器をはじめとする車載電装機
器の制御信号ケーブルの配線を削減し、車両重量を低減
した車載電装機器制御システムを提供する。 【解決手段】車載電装機器制御システムは、車載電装機
器の動作の制御信号を生成する中央制御装置と、生成さ
れた制御信号を電波によって送信するためのアンテナを
備える車載された送信装置と、電波によって送信される
制御信号をアンテナで受信し、制御信号に基づいて車載
電装機器の動作を制御する、複数の車載電装機器の各々
に１対１に対応して設けられた複数の電装機器制御装置
とを有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載された中央制
御装置からの制御信号に基づいて車載電装機器の動作を
制御する車載電装機器制御システムに関する。
御装置からの制御信号に基づいて車載電装機器の動作を
制御する車載電装機器制御システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、乗用車等の自動車において、照明
装置や警報装置やエアコンデショナやオーディオ装置等
の各種車載電装機器の駆動装置と、これらを操作して動
作させるためのスイッチとは、ワイヤーハーネス等の有
線手段によって接続され、この有線手段を通じて、駆動
装置を駆動させる制御信号を送信していた。
装置や警報装置やエアコンデショナやオーディオ装置等
の各種車載電装機器の駆動装置と、これらを操作して動
作させるためのスイッチとは、ワイヤーハーネス等の有
線手段によって接続され、この有線手段を通じて、駆動
装置を駆動させる制御信号を送信していた。
【０００３】しかし、近年、車両駆動系の電子制御装置
やカーナビゲーションや車載ＴＶ等の付属品のように、
車載される電子機器が多種にわたり、搭載される機器の
数も増加している。従って、これらに用いられる信号ケ
ーブルや電源ケーブル等の配線も増え、また、配線のた
めのスペースも必要となり、ケーブルにより車両重量が
増加するといった問題があった。そこで、無線通信を利
用して車載された機器の制御を行なう車載ＬＡＮシステ
ムを構築して車両内のケーブルの配線を簡素化して、車
両の軽量化、省スペース化を実現する技術が提案されて
いる。
やカーナビゲーションや車載ＴＶ等の付属品のように、
車載される電子機器が多種にわたり、搭載される機器の
数も増加している。従って、これらに用いられる信号ケ
ーブルや電源ケーブル等の配線も増え、また、配線のた
めのスペースも必要となり、ケーブルにより車両重量が
増加するといった問題があった。そこで、無線通信を利
用して車載された機器の制御を行なう車載ＬＡＮシステ
ムを構築して車両内のケーブルの配線を簡素化して、車
両の軽量化、省スペース化を実現する技術が提案されて
いる。
【０００４】例えば、特開平１１−２６６２５１号公報
には、自動車内の所定位置に配置され全体の制御を司る
制御部と、この制御部から離間した位置に配置され所定
の機能を有する各種電装制御部との間に漏洩ケーブルを
配置して、漏洩ケーブルが制御部と各種電装制御部との
間で伝送される制御信号に応じた電磁場を発生させ、電
装制御部は送受信アンテナにより漏洩ケーブルとの間で
この電磁場を通じて無線通信を行なうようにすること
で、自動車のインテリジェント化に伴って複雑化してい
るワイヤーハーネスを簡素化する車両内配線装置が開示
されている。
には、自動車内の所定位置に配置され全体の制御を司る
制御部と、この制御部から離間した位置に配置され所定
の機能を有する各種電装制御部との間に漏洩ケーブルを
配置して、漏洩ケーブルが制御部と各種電装制御部との
間で伝送される制御信号に応じた電磁場を発生させ、電
装制御部は送受信アンテナにより漏洩ケーブルとの間で
この電磁場を通じて無線通信を行なうようにすること
で、自動車のインテリジェント化に伴って複雑化してい
るワイヤーハーネスを簡素化する車両内配線装置が開示
されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記車
両内配線装置は、車両内に１対のケーブルを漏洩ケーブ
ルとして敷設するため、ケーブルの重量が無視できな
い。また、漏洩ケーブルは、電磁波の送受信効率を上げ
るために電磁波の漏洩する漏洩部分と漏洩しない非漏洩
部分との差異を鮮明にするために、非漏洩部分の電磁波
の遮断を十分に行なう必要があり、漏洩ケーブル自体の
重量が重くなるといった問題がある。そのため、車両重
量を削減することはできない。
両内配線装置は、車両内に１対のケーブルを漏洩ケーブ
ルとして敷設するため、ケーブルの重量が無視できな
い。また、漏洩ケーブルは、電磁波の送受信効率を上げ
るために電磁波の漏洩する漏洩部分と漏洩しない非漏洩
部分との差異を鮮明にするために、非漏洩部分の電磁波
の遮断を十分に行なう必要があり、漏洩ケーブル自体の
重量が重くなるといった問題がある。そのため、車両重
量を削減することはできない。
【０００６】そこで、本発明は、上記問題点を解決すべ
く、各種車載電装機器の制御信号ケーブル等の配線を削
減し、車両重量を低減した、各種車載電装機器の動作の
制御を行なうことのできる車載電装機器制御システムを
提供することを目的とする。
く、各種車載電装機器の制御信号ケーブル等の配線を削
減し、車両重量を低減した、各種車載電装機器の動作の
制御を行なうことのできる車載電装機器制御システムを
提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、自動車に搭載された複数の車載電装機器
の作動のための制御信号を生成する車載された中央制御
装置と、少なくとも、前記中央制御装置によって生成さ
れた前記制御信号をアンテナから電波によって送信す
る、車載された送信装置と、送信された前記制御信号を
アンテナで受信し、前記制御信号に基づいて車載電装機
器の動作を制御する、前記複数の車載電装機器の各々に
１対１に対応して設けられた複数の電装機器制御装置と
を有することを特徴とする車載電装機器制御システムを
提供するものである。
に、本発明は、自動車に搭載された複数の車載電装機器
の作動のための制御信号を生成する車載された中央制御
装置と、少なくとも、前記中央制御装置によって生成さ
れた前記制御信号をアンテナから電波によって送信す
る、車載された送信装置と、送信された前記制御信号を
アンテナで受信し、前記制御信号に基づいて車載電装機
器の動作を制御する、前記複数の車載電装機器の各々に
１対１に対応して設けられた複数の電装機器制御装置と
を有することを特徴とする車載電装機器制御システムを
提供するものである。
【０００８】ここで、前記送信装置から前記電装機器制
御装置への前記制御信号の送信の際、少なくとも、制御
対象とする車載電装機器の識別信号を前記制御信号とと
もに送信するのが好ましい。
御装置への前記制御信号の送信の際、少なくとも、制御
対象とする車載電装機器の識別信号を前記制御信号とと
もに送信するのが好ましい。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車載電装機器制御
システムについて、添付の図面に示される好適実施例を
基に詳細に説明する。
システムについて、添付の図面に示される好適実施例を
基に詳細に説明する。
【００１０】図１は、本発明の車載電装機器制御システ
ムの一例である制御システム１０のブロック図を示して
いる。制御システム１０は、中央制御装置１２、送・受
信装置１４および、自動車に搭載された各種車載電装機
器の各々に１対１に付随した電装機器制御装置１６（１
６ａ〜１６ｇ・・・、図１中では「Ｕ−ＴＡＧ」と記載
されている）を有し、各種車載電装機器の動作を制御す
るシステムである。ここで、車載電装機器とは、自動車
の電装機器、例えば、ターンシグナルランプ、ブレーキ
ランプ、前照灯、車幅灯、バックアップランプ、テール
ランプ、フォグランプ、室内灯、スピード表示灯等の車
両点滅装置や車両照明装置の他、ワイパーの作動やウォ
シャー液の噴射、ホーンやヒータやエアコンディショナ
等の各種動作の駆動を行なう自動車ボディー電装機器の
他、ＩＴＳ（Intelligent Transport System 高度道路
交通システム）の端末器、オーディオやＴＶ等の自動車
車載用電子機器等が挙げられる。
ムの一例である制御システム１０のブロック図を示して
いる。制御システム１０は、中央制御装置１２、送・受
信装置１４および、自動車に搭載された各種車載電装機
器の各々に１対１に付随した電装機器制御装置１６（１
６ａ〜１６ｇ・・・、図１中では「Ｕ−ＴＡＧ」と記載
されている）を有し、各種車載電装機器の動作を制御す
るシステムである。ここで、車載電装機器とは、自動車
の電装機器、例えば、ターンシグナルランプ、ブレーキ
ランプ、前照灯、車幅灯、バックアップランプ、テール
ランプ、フォグランプ、室内灯、スピード表示灯等の車
両点滅装置や車両照明装置の他、ワイパーの作動やウォ
シャー液の噴射、ホーンやヒータやエアコンディショナ
等の各種動作の駆動を行なう自動車ボディー電装機器の
他、ＩＴＳ（Intelligent Transport System 高度道路
交通システム）の端末器、オーディオやＴＶ等の自動車
車載用電子機器等が挙げられる。
【００１１】中央制御装置１２は、車両の運転席の周り
に配備された、上記車載電装機器の各指示スイッチと電
気的に接続されており、指示スイッチによりドライバー
等の操作者が車載電装機器の動作を指示すると、車載電
装機器の動作の制御信号を生成する装置である。例え
ば、車両を左折させるためにドライバーがターンシグナ
ルランプの方向指示スイッチを入れると、中央制御装置
１２は、左折のためのターンシグナルランプの点滅を開
始する制御信号を生成し、方向指示スイッチを切ると、
ターンシグナルランプの点滅を停止する制御信号を生成
する。このような制御信号は中央制御装置１２において
生成され、同時に、予めメモリ等に記憶された、車両に
固有に割り当てられた車体ＩＤ信号や動作を制御する車
載電装機器に割り当てられた機器ＩＤ信号や誤動作を防
止するためのワード信号等の識別信号が呼び出されて生
成され、制御信号と識別信号が送信信号として送・受信
装置１４に送られる。ここで、車体ＩＤ信号や機器ＩＤ
信号やワード信号は、特定のビット数の０と１が所定の
規則で連続して配列された信号である。なお、ワード信
号は、例えば０を１０ビット配列し、その後１を１０ビ
ット配列したブロックを３ブロック繰り返して配置した
信号である。このような信号は、通信上ほとんど送信さ
れない信号であるため、受信した信号により車載電装機
器が誤動作することを低減することができる。なお、中
央制御装置１２は、例えば、ＣＰＵ（中央演算ユニッ
ト）や各素子が基板上に形成されて回路基板となって構
成される。
に配備された、上記車載電装機器の各指示スイッチと電
気的に接続されており、指示スイッチによりドライバー
等の操作者が車載電装機器の動作を指示すると、車載電
装機器の動作の制御信号を生成する装置である。例え
ば、車両を左折させるためにドライバーがターンシグナ
ルランプの方向指示スイッチを入れると、中央制御装置
１２は、左折のためのターンシグナルランプの点滅を開
始する制御信号を生成し、方向指示スイッチを切ると、
ターンシグナルランプの点滅を停止する制御信号を生成
する。このような制御信号は中央制御装置１２において
生成され、同時に、予めメモリ等に記憶された、車両に
固有に割り当てられた車体ＩＤ信号や動作を制御する車
載電装機器に割り当てられた機器ＩＤ信号や誤動作を防
止するためのワード信号等の識別信号が呼び出されて生
成され、制御信号と識別信号が送信信号として送・受信
装置１４に送られる。ここで、車体ＩＤ信号や機器ＩＤ
信号やワード信号は、特定のビット数の０と１が所定の
規則で連続して配列された信号である。なお、ワード信
号は、例えば０を１０ビット配列し、その後１を１０ビ
ット配列したブロックを３ブロック繰り返して配置した
信号である。このような信号は、通信上ほとんど送信さ
れない信号であるため、受信した信号により車載電装機
器が誤動作することを低減することができる。なお、中
央制御装置１２は、例えば、ＣＰＵ（中央演算ユニッ
ト）や各素子が基板上に形成されて回路基板となって構
成される。
【００１２】送・受信装置１４は、図２に示すように、
アンテナ１４ａと、搬送波を生成する発振回路１４ｂ
と、中央制御装置１２で生成された制御信号および識別
信号の生成に伴って発振回路１４ｂを駆動させるスイッ
チング回路１４ｃと、搬送波に送信信号を乗せて高周波
信号を生成し、アンテナ１４ａに送るとともに、各種車
載電装機器に接続された電装機器制御装置１６のアンテ
ナ２０（図３参照）から送信されてアンテナ１４ａで受
信された高周波信号から、確認信号や識別信号を生成
し、中央制御装置１２に送る変復調回路１４ｄとを有す
る。なお、送・受信装置１４は、少なくとも制御信号を
電波によって送信するためのアンテナを備え、本発明に
おける送信装置に対応する。
アンテナ１４ａと、搬送波を生成する発振回路１４ｂ
と、中央制御装置１２で生成された制御信号および識別
信号の生成に伴って発振回路１４ｂを駆動させるスイッ
チング回路１４ｃと、搬送波に送信信号を乗せて高周波
信号を生成し、アンテナ１４ａに送るとともに、各種車
載電装機器に接続された電装機器制御装置１６のアンテ
ナ２０（図３参照）から送信されてアンテナ１４ａで受
信された高周波信号から、確認信号や識別信号を生成
し、中央制御装置１２に送る変復調回路１４ｄとを有す
る。なお、送・受信装置１４は、少なくとも制御信号を
電波によって送信するためのアンテナを備え、本発明に
おける送信装置に対応する。
【００１３】また、図１に示すように、ターンシグナル
ランプ、ブレーキランプ、前照灯等の各種車載電装機器
は、車載バッテリ１８から電源が供給されており、本発
明における電装機器制御装置に相当する後述する電装機
器制御装置１６が、電源供給のＯＮやＯＦＦのスイッチ
ング機能をはじめとする各車載電装機器の動作の制御を
行なう。
ランプ、ブレーキランプ、前照灯等の各種車載電装機器
は、車載バッテリ１８から電源が供給されており、本発
明における電装機器制御装置に相当する後述する電装機
器制御装置１６が、電源供給のＯＮやＯＦＦのスイッチ
ング機能をはじめとする各車載電装機器の動作の制御を
行なう。
【００１４】電装機器制御装置１６は、図１においてＵ
−ＴＡＧ１６ａ〜１６ｇとして表されているもので、図
３に示すように、アンテナ２０と、変復調回路２２と、
信号生成回路２４とを有する。
−ＴＡＧ１６ａ〜１６ｇとして表されているもので、図
３に示すように、アンテナ２０と、変復調回路２２と、
信号生成回路２４とを有する。
【００１５】アンテナ２０は、アンテナ１４ａからの電
波を受信するとともに、変復調回路２２から送られてく
る高周波信号を放射するアンテナである。変復調回路２
２は、アンテナ２０で受信した高周波信号を復調して送
信信号を再生し、信号生成回路２４に送るとともに、信
号生成回路２４から送られてきた確認信号や識別信号に
基づいて図示されない発振回路で生成される搬送波を変
調して高周波信号を生成しアンテナ２０に送る回路であ
る。
波を受信するとともに、変復調回路２２から送られてく
る高周波信号を放射するアンテナである。変復調回路２
２は、アンテナ２０で受信した高周波信号を復調して送
信信号を再生し、信号生成回路２４に送るとともに、信
号生成回路２４から送られてきた確認信号や識別信号に
基づいて図示されない発振回路で生成される搬送波を変
調して高周波信号を生成しアンテナ２０に送る回路であ
る。
【００１６】信号生成回路２４は、変復調回路２２から
送られてきた送信信号から、車載電装機器の制御信号
と、車体ＩＤ信号や機器ＩＤ信号やワード信号等の識別
信号とに分離し、自ら記憶する車体ＩＤ信号や機器ＩＤ
信号やワード信号と比較照合し、信号が一致した場合、
電装機器制御装置１６に１対１に対応して接続された車
載電装機器に制御信号を送る回路である。照合の結果、
信号が一致しない場合、制御信号は車載電装機器に送ら
れない。
送られてきた送信信号から、車載電装機器の制御信号
と、車体ＩＤ信号や機器ＩＤ信号やワード信号等の識別
信号とに分離し、自ら記憶する車体ＩＤ信号や機器ＩＤ
信号やワード信号と比較照合し、信号が一致した場合、
電装機器制御装置１６に１対１に対応して接続された車
載電装機器に制御信号を送る回路である。照合の結果、
信号が一致しない場合、制御信号は車載電装機器に送ら
れない。
【００１７】車載電装機器に送られた制御信号は、例え
ば、左折のためのターンシグナルランプの点滅を開始す
る制御信号の場合、ターンシグナルランプの駆動回路を
駆動してターンシグナルランプの点滅を開始させ、ター
ンシグナルランプの点滅の停止の制御信号の場合、駆動
回路を停止してターンシグナルランプの点滅を停止させ
る。車載電装機器の動作の制御は、動作のＯＮやＯＦＦ
に限定されず、多段階に設定された動作モードから１つ
の動作モードを選択して作動させる。
ば、左折のためのターンシグナルランプの点滅を開始す
る制御信号の場合、ターンシグナルランプの駆動回路を
駆動してターンシグナルランプの点滅を開始させ、ター
ンシグナルランプの点滅の停止の制御信号の場合、駆動
回路を停止してターンシグナルランプの点滅を停止させ
る。車載電装機器の動作の制御は、動作のＯＮやＯＦＦ
に限定されず、多段階に設定された動作モードから１つ
の動作モードを選択して作動させる。
【００１８】電装機器制御装置１６は、Ｇａ−Ａｓ基板
等のチップ上に、公知のＩＣ設計技術であるモノリシッ
クマイクロ波集積回路（ＭＭＩＣ）技術を用いて作製さ
れて各回路がＩＣ化されている。そして、このチップが
例えばサイズが数１０ｍｍ×数１０ｍｍの大きさの実装
基板に搭載され、重量も例えば５ｇと非常に軽く仕上げ
られている。ここで、アンテナ１４ａから放射される電
波は、例えば、消費電力が２００ｍＷ等の微弱電波であ
り、送受信可能な範囲を例えば１０ｍ以内とする。ま
た、アンテナ１４ａから放射される電波は、例えば２．
４５ＧＨｚ〜５．８ＧＨｚの周波数帯域のマイクロ波で
ある。あるいは、例えば３１５ＭＨｚを中心周波数を周
波数帯域とする極超短波であってもよい。制御システム
１０は、上記マイクロ波帯域や極超短波帯域の電波を用
いるため、アンテナ２０や上記各回路のサイズを小型化
でき、コンパクトな電装機器制御装置１６を形成するこ
とができる。
等のチップ上に、公知のＩＣ設計技術であるモノリシッ
クマイクロ波集積回路（ＭＭＩＣ）技術を用いて作製さ
れて各回路がＩＣ化されている。そして、このチップが
例えばサイズが数１０ｍｍ×数１０ｍｍの大きさの実装
基板に搭載され、重量も例えば５ｇと非常に軽く仕上げ
られている。ここで、アンテナ１４ａから放射される電
波は、例えば、消費電力が２００ｍＷ等の微弱電波であ
り、送受信可能な範囲を例えば１０ｍ以内とする。ま
た、アンテナ１４ａから放射される電波は、例えば２．
４５ＧＨｚ〜５．８ＧＨｚの周波数帯域のマイクロ波で
ある。あるいは、例えば３１５ＭＨｚを中心周波数を周
波数帯域とする極超短波であってもよい。制御システム
１０は、上記マイクロ波帯域や極超短波帯域の電波を用
いるため、アンテナ２０や上記各回路のサイズを小型化
でき、コンパクトな電装機器制御装置１６を形成するこ
とができる。
【００１９】このような制御システム１０では、ドライ
バーや操作者の指示にしたがって、制御信号および識別
信号が中央制御装置１２で生成されて、送・受信装置１
４から電波によって送信される。一方、電装機器制御装
置１６では、電波を受信して、制御信号と識別信号を分
離して再生し、識別信号に含まれる車体ＩＤ信号、機器
ＩＤ信号およびワード信号が、自ら記憶する車体ＩＤ信
号、機器ＩＤ信号およびワード信号と照合される。照合
の結果、信号が一致する場合、制御信号が電装機器制御
装置１６に接続された車載電装機器に送られ、車載電装
機器の制御が行なわれる。そして、車載電装機器の制御
が行なわれると、車載電装機器で確認信号が生成され
て、電装機器制御装置１６に送られる。信号生成回路２
４では、送られてきた確認信号と記憶されている車体Ｉ
Ｄ信号、機器ＩＤ信号およびワード信号等の識別信号と
から送信信号が生成され、変復調回路２２を介してアン
テナ２０から送・受信装置１４に向けて電波によって送
信される。
バーや操作者の指示にしたがって、制御信号および識別
信号が中央制御装置１２で生成されて、送・受信装置１
４から電波によって送信される。一方、電装機器制御装
置１６では、電波を受信して、制御信号と識別信号を分
離して再生し、識別信号に含まれる車体ＩＤ信号、機器
ＩＤ信号およびワード信号が、自ら記憶する車体ＩＤ信
号、機器ＩＤ信号およびワード信号と照合される。照合
の結果、信号が一致する場合、制御信号が電装機器制御
装置１６に接続された車載電装機器に送られ、車載電装
機器の制御が行なわれる。そして、車載電装機器の制御
が行なわれると、車載電装機器で確認信号が生成され
て、電装機器制御装置１６に送られる。信号生成回路２
４では、送られてきた確認信号と記憶されている車体Ｉ
Ｄ信号、機器ＩＤ信号およびワード信号等の識別信号と
から送信信号が生成され、変復調回路２２を介してアン
テナ２０から送・受信装置１４に向けて電波によって送
信される。
【００２０】送・受信装置１４では、受信した確認信号
と識別信号を再生し、中央制御装置１２に送られる。こ
れにより、中央制御装置１２では、制御信号に基づい
て、所望の車載電装機器が制御されたことを確認でき、
図示されない表示パネル等に、車載電装機器の動作の制
御された旨の表示が行なわれる。なお、中央制御装置１
２は、確認信号が中央制御装置１２で得られるまで、制
御信号を一定時間送・受信装置１４に送り制御信号を送
信させてもよい。その際、アンテナ１４ａ，２０では、
制御信号と確認信号の送信と受信が、断続的に行なわれ
る。
と識別信号を再生し、中央制御装置１２に送られる。こ
れにより、中央制御装置１２では、制御信号に基づい
て、所望の車載電装機器が制御されたことを確認でき、
図示されない表示パネル等に、車載電装機器の動作の制
御された旨の表示が行なわれる。なお、中央制御装置１
２は、確認信号が中央制御装置１２で得られるまで、制
御信号を一定時間送・受信装置１４に送り制御信号を送
信させてもよい。その際、アンテナ１４ａ，２０では、
制御信号と確認信号の送信と受信が、断続的に行なわれ
る。
【００２１】以上、本発明の車載電装機器制御システム
について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定
はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各
種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんであ
る。
について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定
はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各
種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんであ
る。
【００２２】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、自動車に
搭載される各種車載電装機器の動作のための制御信号
を、車載された送・受信装置から電波を用いて送信する
ので、各種車載電装機器の制御 信号ケーブルの配線を
不要とし、車両重量を削減することができる。
搭載される各種車載電装機器の動作のための制御信号
を、車載された送・受信装置から電波を用いて送信する
ので、各種車載電装機器の制御 信号ケーブルの配線を
不要とし、車両重量を削減することができる。
【図１】 本発明の車載電装機器制御システムの一例を
表すブロック図である。
表すブロック図である。
【図２】 図１における送・受信装置の一例のブロック
図である。
図である。
【図３】 図１におけ電装機器制御装置の一例のブロッ
ク図である。
ク図である。
１０ 制御システム
１２ 中央制御装置
１４ 送・受信装置
１４ａ，２０ アンテナ
１４ｂ 発振回路
１４ｃ スイッチング回路
１４ｄ，２２ 変復調回路
１６ 電装機器制御装置
１８ 車載バッテリ
２４ 信号生成回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 3D020 BA02 BA06 BA13 BB01 BC02
BC07 BD05 BE01 BE03
3K039 AA00
Claims (2)
- 【請求項１】自動車に搭載された複数の車載電装機器の
作動のための制御信号を生成する車載された中央制御装
置と、 この中央制御装置によって生成された前記制御信号をア
ンテナから電波によって送信する、車載された送信装置
と、 送信された前記制御信号をアンテナで受信し、前記制御
信号に基づいて車載電装機器の動作を制御する、前記複
数の車載電装機器の各々に１対１に対応して設けられた
複数の電装機器制御装置とを有することを特徴とする車
載電装機器制御システム。 - 【請求項２】前記送信装置から前記電装機器制御装置へ
の前記制御信号の送信の際、少なくとも、制御対象とす
る車載電装機器の識別信号を前記制御信号とともに送信
することを特徴とする請求項１に記載の車載電装機器制
御システム。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001234710A JP2003048480A (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | 車載電装機器制御システム |
| PCT/JP2002/007844 WO2003011649A1 (en) | 2001-08-01 | 2002-08-01 | On-vehicle device network system and power supply control apparatus |
| EP02755746A EP1415862A4 (en) | 2001-08-01 | 2002-08-01 | NETWORK SYSTEM OF VEHICLE DEVICE AND POWER SUPPLY CONTROL DEVICE |
| US10/485,176 US20040207260A1 (en) | 2001-08-01 | 2002-08-01 | On-vehicle device network system and power supply control apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001234710A JP2003048480A (ja) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | 車載電装機器制御システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003048480A true JP2003048480A (ja) | 2003-02-18 |
Family
ID=19066269
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001234710A Withdrawn JP2003048480A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-02 | 車載電装機器制御システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003048480A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007095049A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-12 | Volvo Construction Equipment Ab | 建設機械の無線電装システム及びこれを用いたメンテナンスシステム |
| JP2007290698A (ja) * | 2006-04-20 | 2007-11-08 | Valeo Vision | 車両ランプ用ｌｅｄ制御装置 |
| JP2008074230A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用無線通信システムおよび車両用無線通信方法 |
| US7920608B2 (en) | 2007-03-12 | 2011-04-05 | Daylight Solutions, Inc. | Quantum cascade laser suitable for portable applications |
| JP2013048481A (ja) * | 2008-03-28 | 2013-03-07 | Samsung Electronics Co Ltd | イントラ予測映像復号化のための方法及び装置 |
-
2001
- 2001-08-02 JP JP2001234710A patent/JP2003048480A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US7920608B2 (en) | 2007-03-12 | 2011-04-05 | Daylight Solutions, Inc. | Quantum cascade laser suitable for portable applications |
| US8189630B2 (en) | 2007-03-12 | 2012-05-29 | Daylight Solutions, Inc. | Quantum cascade laser suitable for portable applications |
| US8442081B2 (en) | 2007-03-12 | 2013-05-14 | Daylight Solutions, Inc. | Quantum cascade laser suitable for portable applications |
| US8913637B1 (en) | 2007-03-12 | 2014-12-16 | Daylight Solutions, Inc. | Quantum cascade laser suitable for portable applications |
| JP2013048481A (ja) * | 2008-03-28 | 2013-03-07 | Samsung Electronics Co Ltd | イントラ予測映像復号化のための方法及び装置 |
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