JP2003047666A - 水ファントム型線量分布測定装置 - Google Patents

水ファントム型線量分布測定装置

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JP2003047666A JP2001239516A JP2001239516A JP2003047666A JP 2003047666 A JP2003047666 A JP 2003047666A JP 2001239516 A JP2001239516 A JP 2001239516A JP 2001239516 A JP2001239516 A JP 2001239516A JP 2003047666 A JP2003047666 A JP 2003047666A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線である荷電粒子ビームの照射方向が患
者用ベッドに対して自由に角度を変えて移動できる放射
線照射ノズルに対しても、容易に、かつ、正確に荷電粒
子ビームの線量分布を測定できる水ファントム型線量分
布測定装置を得る 【解決手段】 水ファントム型線量分布測定装置1は、
水4の中に配置された放射線測定センサ5を内部に収納
した水容器6と、水容器6を支持する支持台7と、荷電
粒子ビーム3を通過しうる平板8及び平板8の周縁から
平板8にほぼ垂直に延在した側壁9を有した水面形成手
段10と、平板8が荷電粒子ビーム3の照射方向に垂直
に配置されるように水面形成手段10を放射線照射ノズ
ル2に取り付ける取付フレーム11とを備えている。水
容器6内の水4を水面形成手段10の内部に充満するこ
とにより、荷電粒子ビーム3は水4の水面に常に垂直に
入射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、荷電粒子ビーム
による治療前に、実際の荷電粒子ビームの線量分布を確
認するために水中で線量分布を測定する水ファントム型
線量分布測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から癌等の治療は、陽子線等の荷電
粒子ビームを病巣に照射する放射線治療により行われて
いる。このような癌等の治療は、身体の病巣周辺の正常
組織に比較的障害を与えずに治療するために、照射する
荷電粒子ビームの線量が病巣部分で大きくなるように体
内での線量分布を調整して行われる。そのため、治療に
先立って、人体に見立てた水に実際に荷電粒子ビームを
照射して水中での線量分布を測定する水ファントム型線
量分布測定装置により、体内での線量分布の確認を行っ
ている。
【0003】図12は、従来の水ファントム型線量分布
測定装置の構成を示す模式図である。図において、水フ
ァントム型線量分布測定装置101は、放射線照射ノズ
ル103から照射された荷電粒子ビーム102の線量分
布を水104の中で測定する装置であり、この水104
が溜められた水容器105と、水容器105内の水10
4中に配置された放射線測定センサ106と、水容器1
05を支持する支持台107とを備えている。
【0004】放射線照射ノズル103は、荷電粒子ビー
ム102が水104の水面に垂直に入射するように水容
器105に向かって配置されている。
【0005】水容器105は、アクリルあるいはポリエ
チレン等の荷電粒子ビーム102が通過しうる材質で作
製された容器である。また、水容器105の形状は、上
部が開放された直方体となっている。
【0006】放射線測定センサ106は、図示していな
いが水容器105に固定された駆動機構に取り付けられ
ており、水容器105内の水104中で三次元的に移動
可能となっている。
【0007】この水ファントム型線量分布測定装置10
1では、放射線照射ノズル103から照射された荷電粒
子ビーム102が水容器105内の水104にその水面
に垂直に入射し、その入射した荷電粒子ビーム102の
水104中での線量が放射線測定センサ106により測
定される。放射線測定センサ106は、水104中を三
次元的に移動可能であるので、入射した荷電粒子ビーム
102の水104中での線量分布が測定できる。また、
図の点線で示すように、放射線照射ノズル103’から
荷電粒子ビーム102’を水平方向に照射させて容器側
壁に垂直に水104中に入射させることにより線量分布
を測定することも可能である。この場合は、水容器10
5の材質を水に換算して線量分布を求める。
【0008】ここで、この測定は、荷電粒子ビーム10
2が水104の水面に入射してから水104の中を通過
した距離によって荷電粒子ビーム102の線量がどのよ
うに変化しているのかを調べるための測定であるので、
荷電粒子ビーム102が水104の水面に入射してから
の距離とその距離での線量とが正確に測定されることが
必要となる。しかし、荷電粒子ビーム102は、病巣の
大きさ等をカバーするために幅を有しており、荷電粒子
ビーム102が水104の水面に傾斜して入射する場合
には、水104の水面から一定の深さにおいて、荷電粒
子ビーム102の幅の中の各部分によって水104を通
過した距離が異なり、また荷電粒子ビーム102の幅の
中で各部分同士が影響し合うこともある。従って、水1
04の水面からの深さに対応した荷電粒子ビーム102
の線量分布を測定するのは困難で、補正したとしても誤
差を発生しやすい。そのため、荷電粒子ビーム102
は、水面に対して垂直に入射される必要がある。
【0009】図13は、従来の他の水ファントム線量分
布測定装置の構成を示す模式図である。図において、水
ファントム線量分布測定装置111は、同様に放射線照
射ノズル112からの荷電粒子ビーム102の線量分布
を水104の中で測定する装置であり、水104が充満
密閉された密閉水槽113と、密閉水槽113内の水1
04中に配置された放射線測定センサ106と、密閉水
槽113及び放射線測定センサ106を放射線照射ノズ
ル112に着脱自在に取り付けられた取付フレーム11
4とを備えている。
【0010】放射線照射ノズル112は、患者用ベッド
(図示しない)の周囲に設けられた回転ガントリ照射室
115に取り付けられており、この回転ガントリ照射室
115に沿って回転可能となっている。
【0011】密閉水槽113は、アクリル等により円柱
状に形成された密閉容器であり、この密閉水槽113の
一面に荷電粒子ビーム102が垂直に入射するように取
付フレーム114により放射線照射ノズル112に取り
付けられている。また、密閉容器113は、荷電粒子1
02の入射方向に垂直な方向に取付フレーム114に設
けられた図示しない駆動機構により移動可能となってい
る。
【0012】放射線測定センサ106は、密閉水槽11
3内で荷電粒子ビーム102の入射方向に往復移動可能
となっている。
【0013】従って、水ファントム型線量分布測定装置
111は、放射線照射ノズル112からの荷電粒子ビー
ム102の照射方向が患者用ベッドに対してどのような
角度をとっても、放射線照射ノズル112自体に密閉水
槽113が取付フレーム114により取り付けられてい
るので、密閉水槽113に対しては常に垂直となってい
る。このことから、荷電粒子ビーム102の水面入射角
度が測定結果に及ぼす影響は無くなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水ファントム型線量分布測定装置111は、荷電粒子ビ
ーム102の照射方向がどのような角度をとっても放射
線線量を測定可能だが、放射線照射ノズル112に密閉
水槽113、取付フレーム114及び放射線測定センサ
106等が取り付けられているため、これらの重量によ
り取付フレーム114にたわみ等が生じる。実際の治療
時では、これら密閉水槽113等が取り付けられていな
い状態で治療を行うため、この取付フレーム114のた
わみ等により放射線線量分布の測定時の条件が実際の治
療時の条件と異なり、正確な線量分布の測定結果を得ら
れなかったり、このたわみ等を考慮した補正をする必要
が生じるという問題点があった。
【0015】また、上記密閉水槽113等の重量が放射
線分布測定に及ぼす影響を無くすために、この密閉水槽
113等を放射線照射ノズル112に取り付けるのでは
なく、別に支持駆動機構を単独で備え、この支持駆動機
構に密閉水槽113等の重量物を取り付けて放射線照射
ノズル112とともにこれら密閉水槽113等を回転さ
せる方法があるが、この場合には、この密閉水槽113
等を放射線照射ノズル112とともに回転させ、荷電粒
子ビーム102の照射方向に密閉水槽113の面を垂直
にする制御等の管理が必要となり、コスト及び調整時間
が増加するという問題点があった。
【0016】そこでこの発明は、上記のような問題点を
解決することを課題とするもので、荷電粒子ビームの照
射方向が患者用ベッドに対して自由に角度を変えて移動
できる放射線照射ノズルに対しても、容易に、かつ、正
確に荷電粒子ビームの線量分布を測定できる水ファント
ム型線量分布測定装置を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る水ファン
トム型線量分布測定装置は、放射線照射ノズルから照射
された放射線の線量分布を水の中で放射線測定センサに
より測定する水ファントム型線量分布測定装置であっ
て、前記水の中に配置された前記放射線測定センサを内
部に収納した水容器と、前記水容器を支持する支持台
と、前記放射線を通過しうる平板及び前記平板の周縁か
ら前記平板にほぼ垂直に延在した側壁を有した水面形成
手段と、前記水面形成手段を前記平板が前記放射線の照
射方向に対して垂直に配置されるように前記放射線照射
ノズルに取り付ける取付手段とを備え、前記水面形成手
段は、前記平板が前記放射線測定センサ側で前記水に密
着することにより、前記放射線が前記水に垂直に入射す
るようになっている。
【0018】また、前記水面形成手段は、前記側壁の開
放側縁部が前記水の中に配置されて、前記水面形成手段
の内部に前記水が充満された状態を保つことにより、前
記平板が前記放射線測定センサ側で前記水に密着するよ
うになっている。
【0019】また、前記水面形成手段は、前記水面形成
手段の前記平板側が前記水の中に押し込まれて、前記水
面形成手段の外部に前記水を押しのけた状態を保つこと
により、前記平板が前記放射線測定センサ側で前記水に
密着するようになっている。
【0020】また、前記放射線測定センサと接続され、
前記水容器内で前記放射線測定センサを三次元的に移動
可能とするセンサ移動手段を備え、前記水面形成手段と
前記放射線測定センサとの相対的な位置関係を変化させ
るようになっている。
【0021】また、前記センサ移動手段は、前記放射線
照射ノズルに取り付けられている。
【0022】また、前記放射線測定センサは、前記水容
器内に固定されており、前記水容器が前記支持台ととも
に三次元的に移動可能となっていることにより、前記水
面形成手段と前記放射線測定センサとの相対的な位置関
係を変化させるようになっている。
【0023】また、前記支持台は、放射線治療を行う治
療台である。
【0024】また、前記水容器と前記水面形成手段と
は、一体となっている。
【0025】また、前記側壁は、伸縮自在の蛇腹形状と
なっており、前記平板が前記水容器に対して移動可能と
なっている。
【0026】また、前記水が充満された前記水容器に
は、前記水容器と連通し、前記水容器内の水圧を一定に
維持する圧力吸収手段が設けられている。
【0027】また、前記圧力吸収手段は、伸縮自在の袋
である。
【0028】また、前記圧力吸収手段は、前記水容器と
連通した可撓性の管状部と、前記管状部に接続され、前
記水容器より高い位置に開放された貯水部とを有してい
る。
【0029】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1に係る水ファントム型線量分布測定装置
の構成を示す模式図である。また、図2は、図1の水フ
ァントム型線量分布測定装置の原理について説明する模
式図である。図1及び図2において、水ファントム型線
量分布測定装置1は、放射線照射ノズル2から照射され
た放射線である陽子等の荷電粒子ビーム3の線量分布を
水4の中で放射線測定センサ5により測定する装置であ
る。この水ファントム型線量分布測定装置1は、水4の
中に配置された放射線測定センサ5を内部に収納した水
容器6と、この水容器6を支持する支持台7と、荷電粒
子ビーム3を通過しうる平板8及びこの平板8の周縁か
ら平板8にほぼ垂直に延在した側壁9を有した水面形成
手段10と、この水面形成手段10を平板8が荷電粒子
ビーム3の照射方向に対して垂直に配置されるように放
射線照射ノズルに取り付ける取付手段である取付フレー
ム11とを備えている。
【0030】水容器6は、上部が開放されており、この
開放された側に放射線照射ノズル2が配置され、この放
射線照射ノズル2から荷電粒子ビーム3が水容器6に向
けて照射されるようになっている。また、水容器6の開
放側縁部には、放射線測定センサ5に接続されたセンサ
移動手段12が取り付けられている。このセンサ移動手
段12は、例えばモータ等の駆動部13と、この駆動部
13の駆動力を伝達する伝達機構部14とを有してお
り、駆動部13からの駆動力を伝達機構部14を介して
放射線測定センサ5に伝達し、この放射線測定センサ5
を水4の中で移動させるようになっている。従って、放
射線測定センサ5は三次元的に移動可能となっている。
【0031】水面形成手段10は、平板8と側壁9とに
より形成されたコップ状の容器であり、平板8が放射線
照射ノズル2に向けて配置されている。この水面形成手
段10は、取付フレーム11を介して放射線照射ノズル
2に取り付けられており、放射線照射ノズル2と相対的
な位置が変化しないようになっている。
【0032】取付フレーム11は、水面形成手段10と
放射線照射ノズル2との相対的な位置関係が変化しなけ
れば、1本であってもよいが、確実に取り付けるために
は2本以上で取り付けるのが望ましい。図では取付フレ
ーム11が2本取り付けられているものが示されてい
る。また、取付フレーム11は、放射線照射ノズル2に
着脱可能に取り付けられている。
【0033】このような構成の水ファントム型線量分布
測定装置1は、以下のような原理によって水4の中にお
ける線量分布の測定をする。即ち、図2に示すように、
水面形成手段10はコップ状の容器であるため、水容器
6内の水4の中で水面形成手段10の内部から空気を排
出しその内部に水4を充満させて平板8を水面から引き
出しても、水面形成手段10の内部に充満された水4
は、空気が水面形成手段10の内部に入り込まない限
り、水面形成手段10内部から流れ落ちずにそのまま充
満された状態で持ち上がる。従って、水4は水面形成手
段10の内面に密着した状態で保持され、このことから
水4の水面形状は水面形成手段10の内面の形状と同一
形状に形成される。この水面形成手段10の平板8は放
射線照射ノズル2からの荷電粒子ビーム3の照射方向に
垂直に取付フレーム11によって放射線照射ノズル2に
取り付けられているので、水面形成手段10の内面形状
と同一形状に形成された水4もその水面が荷電粒子ビー
ム3の照射方向に垂直になっている。
【0034】従って、放射線照射ノズル2から照射され
た荷電粒子ビーム3は水4の水面に垂直に入射し、その
照射方向上に放射線測定センサ5を配置しておけば正確
な荷電粒子ビーム3の線量分布を測定することができ
る。
【0035】また、図1に示すように、水4、水容器6
及びセンサ移動手段12等の重量を支持台7が支持し、
取付フレーム11が水4が充満された水面形成手段10
のみを支持するので、取付フレーム11が支持する重量
が低減し取付フレーム11のたわみの発生は抑えられ
る。
【0036】また、放射線照射ノズル2が回転ガントリ
照射室115に取り付けられている場合では、放射線照
射ノズル2はそれ自体が移動するが、放射線照射ノズル
2が移動して荷電粒子ビーム3の照射方向が変化して
も、水面形成手段10の内部に水4が充満されている限
り荷電粒子ビーム3は常に水4に垂直に入射するので、
荷電粒子ビーム3が水面に入射する角度が傾斜している
ことによる測定誤差は無くなる。
【0037】なお、水面形成手段10の平板8は、治療
の対象となる病巣の広さをカバーできる大きさであるこ
とが望ましい。
【0038】以下に他の実施の形態について説明する
が、実施の形態1のものと同一又は同等部材、部位は、
同一符号を付して説明する。 実施の形態2.図3は、この発明の実施の形態2に係る
水ファントム型線量分布測定装置の構成を示す模式図で
ある。図3において、水面形成手段10は、側壁9の平
板8で塞がれていない開放側を放射線照射ノズル2に向
けて配置されている。この開放側で側壁9に取付フレー
ム11が取り付けられており、平板8が荷電粒子ビーム
3の照射方向に常に垂直に配置されるようになってい
る。他の構成は実施の形態1と同様である。
【0039】このような構成の水ファントム型線量分布
測定装置1は、水面形成手段10が取付フレーム11を
介して放射線照射ノズル2に取り付けられた状態で、平
板8が水4に押し込まれて線量分布が測定される。即
ち、水面形成手段10の平板8が水に押し込まれること
によって水面形成手段10の外面に水4が密着した状態
で水4を押しのける。押しのけられた水4は、その水面
が水面形成手段10の外形と同一の形状となる。平板8
は荷電粒子ビーム3の照射方向に常に垂直に配置されて
いるので、平板8の外面と同一形状の水面も荷電粒子ビ
ーム3の照射方向に常に垂直となっている。従って、荷
電粒子ビーム3は水面に常に垂直に入射し、荷電粒子ビ
ーム3の入射角度の傾斜による線量分布の測定誤差は無
くなり、正確な線量分布を測定することができる。
【0040】従って、この水ファントム型線量分布測定
装置1は、実施の形態1と同様の効果を奏するととも
に、水面形成手段10が水4に押し込まれて水4を押し
のけるので、その分浮力を生じ実施の形態1よりもさら
に取付フレーム11にかかる重量が軽減され、取付フレ
ーム11のたわみ等による悪影響も抑制される。
【0041】また、水面形成手段10が水4を押しのけ
るだけでよいので、実施の形態1のようにあらかじめ水
面形成手段10に水4を充満させておく必要がない。
【0042】実施の形態3.図4は、この発明の実施の
形態3に係る水ファントム型線量分布測定装置の構成を
示す模式図である。図4において、放射線測定センサ5
は水容器6の内部で固定されている。支持台7は、水容
器6を支持する支持板20と、支持板20を三次元的に
移動させうる駆動機構部21とを有しており、支持板2
0が駆動機構部21により移動することによって水容器
4及び放射線測定センサ5がともに三次元的に移動する
ようになっている。他の構成は実施の形態2と同様とな
っている。
【0043】このような構成の水ファントム型線量分布
測定装置1は、実施の形態2と同様に水面形成手段10
を水4に押し込んで荷電粒子ビーム3の線量分布が測定
されるが、この線量分布を測定する際に放射線測定セン
サ5のみを水容器6内で移動させるのではなく、支持板
20を駆動機構部21によって三次元的に移動させるこ
とにより水容器6ごと移動させて、結果的に水面形成手
段10の平板8と放射線測定センサ5との相対的な位置
関係を変化させて線量分布を測定する。
【0044】従って、この水ファントム型線量分布測定
装置1は、実施の形態2と同様の効果を奏するととも
に、水容器6の開放側に放射線測定センサ5のみを移動
させるセンサ移動手段12を設ける必要がないので、セ
ンサ移動手段12の配置スペースだけ水容器6の大きさ
を小さくすることができ、また、放射線照射ノズル2の
回転ガントリ照射室115による移動距離を大きくする
ことができる。
【0045】実施の形態4.図5は、この発明の実施の
形態4に係る水ファントム型線量分布測定装置の構成を
示す模式図である。図5において、図4に示す水容器6
を支持する支持台7は実際に患者を支持する治療台22
であってもよい。治療台22は支持台7と同様に三次元
的に移動可能となっている。この場合、水容器6を治療
台22から着脱可能とするために、水容器取付治具23
により水容器6が治療台22に取付固定されている。他
の構成は実施の形態3と同様である。
【0046】このような構成の水ファントム型線量分布
測定装置1は、実施の形態3と同様の動作により荷電粒
子ビーム3の線量分布を測定するが、治療台22を三次
元的に水容器6ごと移動させて、結果的に水面形成手段
10の平板8と放射線測定センサ5との相対的な位置関
係を変化させて線量分布を測定する。
【0047】実施の形態3と同様の効果を奏するととも
に、実際の治療台22に水容器6が支持されることによ
り実際の治療条件に近い状態で線量分布を測定できる。
【0048】実施の形態5.図6は、この発明の実施の
形態5に係る水ファントム型線量分布測定装置の構成を
示す模式図である。図6において、センサ移動手段12
は、取付フレーム11を介して放射線照射ノズル2に取
り付けられている。センサ移動手段12は、実施の形態
2と同様に、駆動力を発生する駆動部13と放射線測定
センサ5に接続され駆動部13の駆動力を放射線測定セ
ンサ5に伝達する伝達機構部14とを有しており、三次
元的に移動可能で、水面形成手段10の平板8と放射線
測定センサ5との相対的な位置関係が変化するようにな
っている。他の構成は実施の形態2と同様である。
【0049】このような構成の水ファントム型線量分布
測定装置1は、水4が溜められた水容器6の水4に水面
形成手段10の平板8が押し込まれてこの水面形成手段
10の外部に水4を押しのけた状態とすることにより、
放射線測定センサ5も水4の中に配置される。その後は
実施の形態2の動作と同様にして放射線測定センサ5を
センサ移動手段12によって水4の中で移動させること
により、荷電粒子ビーム3の線量分布を測定することが
できる。
【0050】従って、この水ファントム型線量分布測定
装置1は、実施の形態2と同様の効果を奏するととも
に、放射線測定センサ5が取付フレーム11を介して放
射線照射ノズル2に取り付けられているので、水容器6
には水4を溜めておけばよく、放射線測定センサ5を取
り付けた専用の水容器6を用いる必要はない。また、水
面形成手段10と放射線測定センサ5とは、取付フレー
ム11及びセンサ移動手段12を介して互いに接続固定
されているので、水面形成手段10の平板8と放射線測
定センサ5との位置関係があらかじめ設定されており、
容易に線量分布測定の準備を行うことができる。
【0051】実施の形態6.図7は、この発明の実施の
形態6に係る水ファントム型線量分布測定装置の構成を
示す模式図である。図7において、水容器6と水面形成
手段10とが一体となっている。即ち、水容器6の底壁
の一部が水面形成手段10となっている。この水面形成
手段10の平板8は水容器6の内部に入り込んでおり、
この平板8の周縁部と水容器6の底壁及び水面形成手段
10の境界部分との間に側壁9が介在している。また、
側壁9は伸縮自在の蛇腹形状となっており、平板8が側
壁9の伸縮により移動可能となっている。さらに、取付
フレーム11は、側壁9にではなく平板8に取り付けら
れており、平板8と放射線照射ノズル2との相対的な位
置関係が変化しないようになっている。図7では、支持
台7及びセンサ移動手段12を図示していないが、他の
構成は実施の形態2と同様になっている。
【0052】このような構成の水ファントム型線量分布
測定装置1は、放射線照射ノズル2が水容器6の底壁側
にある場合に、実施の形態2の動作と同様にして荷電粒
子ビーム3の線量分布を測定する。
【0053】従って、この水ファントム型線量分布測定
装置1は、水面形成手段10が水4を押しのけることに
よる浮力により重量を軽減する効果は無いが、水面形成
手段10が水容器6と一体となっていることにより、支
持台7が水面形成手段10も支持するので、取付フレー
ム11にかかる重量を軽減することができ、またその他
は実施の形態2と同様の効果を奏する。さらに、水面形
成手段10が水容器6の底壁に設けられているので、水
容器6の底壁側に放射線照射ノズル2が配置されて荷電
粒子ビーム3が水容器6に向けて照射される場合でも、
水4を水容器6から漏らすことなくこの荷電粒子ビーム
3の線量分布を測定することができる。
【0054】なお、水容器6の側面側に放射線照射ノズ
ル2がある場合に、照射される荷電粒子ビーム3の線量
分布を測定するために、水容器6の側壁の一部が水面形
成手段10となっていても構わない。
【0055】実施の形態7.図8は、この発明の実施の
形態7に係る水ファントム型線量分布測定装置の構成を
示す模式図である。図8において、水容器6と水面形成
手段10とが一体となっている。即ち、水容器6の一部
が水面形成手段10となっている。この水面形成手段1
0の平板8は水容器6の外部に配置されており、この平
板8の周縁部と水容器6及び水面形成手段10の境界部
分との間に側壁9が介在している。また、側壁9は伸縮
自在の蛇腹形状となっており、平板8が側壁9の伸縮に
より移動可能となっている。
【0056】また、水容器6には、この水容器6に連通
し、水容器6内の水圧を一定に維持する圧力吸収手段3
0が設けられている。この圧力吸収手段30は、水容器
6に連通しているホース等の可撓性の管状部31と、こ
の管状部31に接続され、水容器6より高い位置に開放
された貯水部32とを有している。従って、水4は水容
器6、管状部31及び貯水部32内を移動可能になって
おり、また外部に開放されているのは、貯水部32に溜
まった水4の水面のみとなっている。さらに、取付フレ
ーム11には、モータ等の駆動部を有したフレーム移動
手段33が取り付けられており、このフレーム移動手段
33は、放射線照射ノズル2に固定されている。フレー
ム移動手段33は、取付フレーム11を荷電粒子ビーム
3の照射方向と平行に移動させるようになっている。従
って、平板8は荷電粒子ビーム3の照射方向に対して常
に垂直の状態を保ったまま移動するようになっている。
【0057】放射線測定センサ5は、図では示されてい
ないが、水容器6に支持部材を介して固定されている。
また、支持台7は、実施の形態3に示されている支持板
20が駆動機構部21により三次元的に移動可能な支持
台7が用いられている。他の構成は実施の形態1と同様
である。
【0058】このような構成の水ファントム型線量分布
測定装置1は、水面形成手段10の蛇腹形状の側壁9を
縮めた状態で水4が水容器6に貯水部32から注入さ
れ、水容器6及び水面形成手段10の内部に空気が入ら
ないように水4が充満される。このとき、圧力吸収手段
30の内部にも、少なくとも水面形成手段10の側壁9
が最大限伸びたときの水面形成手段10の内部体積分の
水4を注入しておく。これにより、フレーム移動手段3
3により取付フレーム11及び平板8を荷電粒子ビーム
3の照射方向に移動させたときの水面形成手段10の内
部の水4の体積変化を圧力吸収手段30により吸収する
ことができる。従って、フレーム移動手段33で取付フ
レーム11を荷電粒子ビーム3の照射方向に移動させ、
及び支持台7の支持板20を荷電粒子ビーム3の照射方
向と垂直な平面上で二次元的に移動させることにより、
平板8と放射線測定センサ5との相対的な位置関係を変
化させ線量分布を測定することができる。
【0059】従って、この水ファントム型線量分布測定
装置1は、実施の形態1と同様の効果を奏するととも
に、図9に示すように、図8に示す水容器6を時計回り
に回転させて倒すことにより、放射線照射ノズル2が水
容器6の横にある場合にも、荷電粒子ビーム3の線量分
布を測定することができ、またもう一度時計回りに倒す
と、放射線照射ノズル2が水容器6の下側にある場合に
も線量分布を測定することができるので、水容器6の周
囲のどの位置に放射線照射ノズル2がある場合でも荷電
粒子ビーム3の線量分布を測定することができる。ただ
し、圧力吸収手段30の貯水部32は常に水容器6より
高い位置に配置しておくことが必要であり、支持板20
は荷電粒子ビーム3の照射方向に垂直の方向に移動可能
となっている。
【0060】なお、支持台7の支持板20を三次元的に
移動すれば、フレーム移動手段33によって取付フレー
ム11を移動させなくても荷電粒子ビーム3の線量分布
を測定できる。
【0061】実施の形態8.図10は、この発明の実施
の形態8に係る水ファントム型線量分布測定装置の構成
を示す模式図である。図10において、圧力吸収手段3
0は、伸縮自在の袋である。この袋は風船のような伸縮
性のある材質で作製されたものでも、蛇腹形状等のよう
に伸縮できる構造となったものでもよい。また、水容器
6には、水4を供給あるいは排出するコック付給排管3
5が設けられている。他の構成は実施の形態7と同様で
ある。
【0062】このように構成された水ファントム型線量
分布測定装置1は、実施の形態7と同様の動作により荷
電粒子ビーム3の線量分布を測定するが、水面形成手段
10の内部容積の変化による水4の体積変化は、圧力吸
収手段30の袋に水4が出入りしてこの袋が収縮あるい
は膨張することにより吸収される。
【0063】従って、この水ファントム型線量分布測定
装置1は、例えば図11に示すように、放射線照射ノズ
ル2が水容器6の周囲のどの位置にあっても、荷電粒子
ビーム3の線量分布を測定することができるので、実施
の形態7と同様の効果を奏するとともに、実施の形態7
に示す貯水部32を水容器6より高い位置に配置する必
要がなく、取り扱いが容易となる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、この発明
に係る水ファントム型線量分布測定装置は、放射線照射
ノズルから照射された放射線の線量分布を水の中で放射
線測定センサにより測定する水ファントム型線量分布測
定装置であって、前記水の中に配置された前記放射線測
定センサを内部に収納した水容器と、前記水容器を支持
する支持台と、前記放射線を通過しうる平板及び前記平
板の周縁から前記平板にほぼ垂直に延在した側壁を有し
た水面形成手段と、前記水面形成手段を前記平板が前記
放射線の照射方向に対して垂直に配置されるように前記
放射線照射ノズルに取り付ける取付手段とを備え、前記
水面形成手段は、前記平板が前記放射線測定センサ側で
前記水に密着することにより、前記放射線が前記水に垂
直に入射するようになっているので、前記放射線が前記
水に傾斜して入射することによって発生する測定誤差が
発生せず、容易に正確な前記放射線の線量分布を測定す
ることができる。
【0065】また、前記水面形成手段は、前記側壁の開
放側縁部が前記水の中に配置されて、前記水面形成手段
の内部に前記水が充満された状態を保つことにより、前
記平板が前記放射線測定センサ側で前記水に密着するよ
うになっているので、前記取付手段は前記水を充満した
前記水面形成手段を支持すればよく、前記取付手段の負
荷を軽くして確実に前記平板が前記照射方向に垂直とな
るようにできる。
【0066】また、前記水面形成手段は、前記水面形成
手段の前記平板側が前記水の中に押し込まれて、前記水
面形成手段の外部に前記水を押しのけた状態を保つこと
により、前記平板が前記放射線測定センサ側で前記水に
密着するようになっているので、前記水面形成手段が前
記水の中に押し込まれることによる浮力が発生し、さら
に前記取付手段の負荷が軽減される。
【0067】また、前記放射線測定センサと接続され、
前記水容器内で前記放射線測定センサを三次元的に移動
可能とするセンサ移動手段を備え、前記水面形成手段と
前記放射線測定センサとの相対的な位置関係を変化させ
るようになっているので、前記放射線測定センサを容易
に前記水の中で移動させることができ前記放射線の線量
分布を測定することができる。
【0068】また、前記センサ移動手段は、前記放射線
照射ノズルに取り付けられているので、前記放射線測定
センサと前記放射線照射ノズルとの相対的な位置関係を
容易に設定でき、また前記水容器には前記水を溜めてお
くだけでよく取り扱いが簡単になる。
【0069】また、前記放射線測定センサは、前記水容
器内に固定されており、前記水容器が前記支持台ととも
に三次元的に移動可能となっていることにより、前記水
面形成手段と前記放射線測定センサとの相対的な位置関
係を変化させるようになっているので、前記水容器で前
記放射線測定センサを移動させる手段を前記水の中に配
置する必要はなく、前記水による例えば発錆、漏電等の
弊害を防止することができる。
【0070】また、前記支持台は、放射線治療を行う治
療台であるので、実際の治療条件に近い測定を可能と
し、より正確な前記放射線の線量分布を測定できる。
【0071】また、前記水容器と前記水面形成手段と
は、一体となっているので、前記水面形成手段を前記支
持台により支持でき、前記取付手段の負荷がより軽減で
き、前記水容器の周囲のどの位置に前記放射線照射ノズ
ルがあっても前記放射線の線量分布を測定できる。
【0072】また、前記側壁は、伸縮自在の蛇腹形状と
なっており、前記平板が前記水容器に対して移動可能と
なっているので、前記平板は前記水容器内で固定された
前記放射線測定センサに対する相対的な位置を変化させ
ることができる。
【0073】また、前記水が充満された前記水容器に
は、前記水容器と連通し、前記水容器内の水圧を一定に
維持する圧力吸収手段が設けられているので、前記平板
が移動して前記水面形成手段の内部容積が変化しても前
記水容器内の水圧は変化せず、前記平板が速やかに移動
することができ、また前記水容器あるいは前記水面形成
手段等を水圧により破壊することを防止できる。
【0074】また、前記圧力吸収手段は、伸縮自在の袋
であるので、簡単な構成で水圧の変化をさせず、前記水
を漏らすこともない。
【0075】また、前記圧力吸収手段は、前記水容器と
連通した可撓性の管状部と、前記管状部に接続され、前
記水容器より高い位置に開放された貯水部とを有してい
るので、前記水圧を容易に変化させず、前記水の供給あ
るいは排出が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る水ファントム
型線量分布測定装置の構成を示す模式図である。
【図2】 図1の水ファントム型線量分布測定装置の原
理について説明する模式図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る水ファントム
型線量分布測定装置の構成を示す模式図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る水ファントム
型線量分布測定装置の構成を示す模式図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る水ファントム
型線量分布測定装置の構成を示す模式図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係る水ファントム
型線量分布測定装置の構成を示す模式図である。
【図7】 この発明の実施の形態1に係る水ファントム
型線量分布測定装置の構成を示す模式図である。
【図8】 この発明の実施の形態1に係る水ファントム
型線量分布測定装置の構成を示す模式図である。
【図9】 図8の水ファントム型線量分布測定装置を時
計回りに倒した状態を示す模式図である。
【図10】 この発明の実施の形態1に係る水ファント
ム型線量分布測定装置の構成を示す模式図である。
【図11】 図10の水ファントム型線量分布測定装置
を倒して下側に水面形成手段が位置するようになった状
態を示す模式図である。
【図12】 従来の水ファントム型線量分布測定装置の
構成を示す模式図である。
【図13】 従来の他の水ファントム型線量分布測定装
置の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 水ファントム型線量分布測定装置、2 放射線照射
ノズル、3 荷電粒子ビーム(放射線)、4 水、5
放射線測定センサ、6 水容器、7 支持台、8 平
板、9 側壁、10 水面形成手段、11 取付フレー
ム(取付手段)、12 センサ移動手段、22 治療
台、30 圧力吸収手段、31 管状部、32 貯水
部。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線照射ノズルから照射された放射線
    の線量分布を水の中で放射線測定センサにより測定する
    水ファントム型線量分布測定装置であって、 前記水の中に配置された前記放射線測定センサを内部に
    収納した水容器と、 前記水容器を支持する支持台と、 前記放射線を通過しうる平板及び前記平板の周縁から前
    記平板にほぼ垂直に延在した側壁を有した水面形成手段
    と、 前記水面形成手段を前記平板が前記放射線の照射方向に
    対して垂直に配置されるように前記放射線照射ノズルに
    取り付ける取付手段とを備え、 前記水面形成手段は、前記平板が前記放射線測定センサ
    側で前記水に密着することにより、前記放射線が前記水
    に垂直に入射するようになっていることを特徴とする水
    ファントム型線量分布測定装置。
  2. 【請求項2】 前記水面形成手段は、前記側壁の開放側
    縁部が前記水の中に配置されて、前記水面形成手段の内
    部に前記水が充満された状態を保つことにより、前記平
    板が前記放射線測定センサ側で前記水に密着するように
    なっていることを特徴とする請求項1に記載の水ファン
    トム型線量分布測定装置。
  3. 【請求項3】 前記水面形成手段は、前記水面形成手段
    の前記平板側が前記水の中に押し込まれて、前記水面形
    成手段の外部に前記水を押しのけた状態を保つことによ
    り、前記平板が前記放射線測定センサ側で前記水に密着
    するようになっていることを特徴とする請求項1に記載
    の水ファントム型線量分布測定装置。
  4. 【請求項4】 前記放射線測定センサと接続され、前記
    水容器内で前記放射線測定センサを三次元的に移動可能
    とするセンサ移動手段を備え、 前記水面形成手段と前記放射線測定センサとの相対的な
    位置関係を変化させるようになっていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3の何れかに記載の水ファントム
    型線量分布測定装置。
  5. 【請求項5】 前記センサ移動手段は、前記放射線照射
    ノズルに取り付けられていることを特徴とする請求項4
    に記載の水ファントム型線量分布測定装置。
  6. 【請求項6】 前記放射線測定センサは、前記水容器内
    に固定されており、 前記水容器が前記支持台とともに三次元的に移動可能と
    なっていることにより、 前記水面形成手段と前記放射線測定センサとの相対的な
    位置関係を変化させるようになっていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3の何れかに記載の水ファントム
    型線量分布測定装置。
  7. 【請求項7】 前記支持台は、放射線治療を行う治療台
    であることを特徴とする請求項6に記載の水ファントム
    型線量分布測定装置。
  8. 【請求項8】 前記水容器と前記水面形成手段とは、一
    体となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項7
    の何れかに記載の水ファントム型線量分布測定装置。
  9. 【請求項9】 前記側壁は、伸縮自在の蛇腹形状となっ
    ており、 前記平板が前記水容器に対して移動可能となっているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載の
    水ファントム型線量分布測定装置。
  10. 【請求項10】 前記水が充満された前記水容器には、
    前記水容器と連通し、前記水容器内の水圧を一定に維持
    する圧力吸収手段が設けられていることを特徴とする請
    求項9に記載の水ファントム型線量分布測定装置。
  11. 【請求項11】 前記圧力吸収手段は、伸縮自在の袋で
    あることを特徴とする請求項10に記載の水ファントム
    型線量分布測定装置。
  12. 【請求項12】 前記圧力吸収手段は、前記水容器と連
    通した可撓性の管状部と、前記管状部に接続され、前記
    水容器より高い位置に開放された貯水部とを有している
    ことを特徴とする請求項10に記載の水ファントム型線
    量分布測定装置。
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