JP2003046751A - マルチプロジェクションシステム - Google Patents

マルチプロジェクションシステム

Info

Publication number
JP2003046751A
JP2003046751A JP2001228484A JP2001228484A JP2003046751A JP 2003046751 A JP2003046751 A JP 2003046751A JP 2001228484 A JP2001228484 A JP 2001228484A JP 2001228484 A JP2001228484 A JP 2001228484A JP 2003046751 A JP2003046751 A JP 2003046751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
profile
color
screen
divided
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001228484A
Other languages
English (en)
Inventor
Kensuke Ishii
謙介 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2001228484A priority Critical patent/JP2003046751A/ja
Publication of JP2003046751A publication Critical patent/JP2003046751A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のマルチプロジェクションシステムは、貼
合わせや重合わせる分割カラー画像の画面内の央部と周
辺では色ムラや輝度ムラがあり、画面中央を基準に補正
して繋ぎ合わせても繋ぎ目が目立ち、多原色カラー画像
では色の忠実が悪くなる。 【解決手段】本発明は、それぞれのプロジェクタが投影
する分割カラー画像の画面内を複数の小領域に分割し、
該小領域の明るさと色に関する特性を測定してプロファ
イルとして測定位置を示唆する位置情報と共に保存し
て、各プロジェクタによる投影時に、出力する分割カラ
ー画像の画面を任意数の小領域に分割して、これらの小
領域の画面内位置に合った位置情報に基づき、プロファ
イルを選択して分割カラー画像に作用させて色変換を行
い、明るさと色に関する画像補正を行って1つの合成画
像を作成するマルチプロジェクションシステムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台のプロジェ
クタからスクリーン上に投影された各分割カラー画像を
繋ぎ合わせて若しくは全部を重ねて1つの画像を作成す
るマルチプロジェクションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1台のプロジェクタを用いて1つ
のスクリーンにカラー画像を投影していたが、さらに高
精細な大画面が要求されると、複数台のプロジェクタを
用いて、1つの構図を複数に分割して分割カラー画像を
作成し、これらの分割カラー画像をそれぞれのプロジェ
クタで1つのスクリーンに繋ぎ合わせるように投光して
元の構図を再構築するマルチプロジェクションシステム
が知られている。また、このマルチプロジェクションシ
ステムは、異なる色特性を持つ複数台のプロジェクタで
カラー画像を1つに重なるように投影することにより、
原色数を増加させて色域を広げた多原色をカラー画像を
作成することもできる。
【0003】このシステムにより大画面を成形するため
には、図21(a)に示すように、1つの構図からなる
カラー画像1を例えば、4台のプロジェクタ3a〜3d
の台数分で分割し、それぞれの端部に重なり部分4を持
たせた分割カラー画像1a〜1dを生成する。そして、
それぞれの分割カラー画像の端部に重なり部分4を持た
せておき、1つの大画面を成形する際には、互いに、こ
の重なり部分4を張り合わせてようにしていた。
【0004】このマルチプロジェクションシステムは、
複数台のプロジェクタを用いており、これらは同じ仕様
で製造されていても、実際にスクリーン上に投影された
画像には、色や明るさにばらつきがある。これは、各構
成部品のばらつきや発光管の明るさのばらつき等が影響
している。このため、貼り合わせにより大画面を得よう
とする場合には、それぞれの分割カラー画像と分割カラ
ー画像との色や明るさにばらつきから繋ぎ合わせ部分が
目だったりしている。
【0005】そこで、従来のマルチプロジェクションシ
ステムでは、各プロジェクタ毎に色の特性を示すプロフ
ァイル作成し、投影時にはこのプロファイルを参照して
色補正を行っていた。
【0006】このようなマルチプロジェクションシステ
ムは、画像読み込み部5と、投影位置と画像の分割を行
う幾何補正部6と、明るさムラをなくすシェーディング
補正部7と、各プロジェクタの色補正のためのプロファ
イル8a〜8nを予め測定して記憶するプロファイル保
存部9と、1つの自然な画面になるようにプロファイル
保存部9から読み出したそれぞれのプロファイルを各画
像に作用させて、色の違いムラ等を補正するプロファイ
ル作用部10と、各プロジェクタ3a〜3dへの画像信
号を出力する画像出力部11とで構成され、カラー画像
を同一スクリーン2上に投影する。
【0007】このプロファイル作用部10は、後述する
色変換部12と、プロファイル保存部9からプロファイ
ル8a〜8nを選択して読み出してファイル部19に設
定し、色変換部12へ入力するプロファイル選択部13
で構成される。色変換部12は、図21(b)に示すよ
うに、色の変換を行うマトリックス変換部14と、オフ
セット補正部15と、ガンマ特性の変換を行うガンマ変
換部16と、シューティング補正部17とで構成され、
プロファイルを参照して自然な繋がりや色合い、明るさ
を持つように、それぞれのプロジェクタ間の色合わせ、
輝度合わせ、オフセット補正、シェーディング補正等の
処理を行う。この色変換部で行なわれる計算は、本願出
願人が提案する特開2001−54131号公報におけ
る画像データ変換装置で行われる処理と同等であり、こ
こでの説明は省略する。
【0008】また同様に、画像が暗かったりする場合や
多原色画面にするためには、図22に示すように、プロ
ファイル作用部10は、さらに多原色分解部18を備え
ており、図示するように2台のプロジェクタを用いる例
では、例えば3色のR,G,Bならば、6色のR1,R
2,G1,G2,B1,B2に分解する。そして、それぞれ
の画像をスクリーン2上で1つの画面になるように重ね
て投影していた。例えば、多原色画面にするためには、
発光特性が異なるプロジェクタを用いて、これらを1画
面に投影して、色の再現範囲を広げることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、複数
の投影画面を貼り合わせたり重ね合わせる場合には、プ
ロファイルを参照して色の特性の補正を行っていたが、
それぞれ図21(b)及び図22に示すように、1台の
プロジェクタにおいては、通常、画面中央における1つ
のプロファイルが求められて記憶されており、このプロ
ファイルにより補正を施していた。
【0010】しかし明るさや色の違いは、複数のプロジ
ェクタの投影画像間だけでなく、実際には、1台のプロ
ジェクタにより投影された画面内においても、中央部分
と周辺部分では色ムラ、輝度やオフセットやγ特性のば
らつきが発生している。これらを繋ぎ合わせて大画面を
作成しようとする場合、それぞれの画面中央で補正を行
ったものを繋ぎ合わせても、画像の周辺部分に差が出る
ため、繋ぎ目が目立ってしまう。また多原色画面を得よ
うとすると、画面中央では色を忠実に再現することがで
きるが、画面周辺に行くに従い、正確な色ではなくなる
可能性がある。
【0011】そこで本発明は、各プロジェクタ毎に投光
する分割カラー画像の画面を複数の小領域に分割して、
それぞれに適切な色変換処理を施し、画面内の明るさや
色を補正して他のプロジェクタが投光する分割カラー画
像との貼り合わせ合成を行い、繋ぎ目が目立たない高精
細な貼り合わせ大画面を構築したり、また重ね合わせ合
成を行い、全画面に亘って色が忠実に再現されるマルチ
プロジェクションシステムを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、複数台のプロジェクタがそれぞれに投影す
る分割カラー画像に対して位置合わせを行い、合成画像
を作成するマルチプロジェクションシステムにおいて、
それぞれの上記プロジェクタが投影する分割カラー画像
の画面内を複数の小領域に分割し、該小領域の明るさと
色に関する特性を予め測定し、プロファイルとして、そ
の画面内の測定位置を示唆する位置情報と共に保存する
プロファイル保存部と、上記プロジェクタによる投影時
に、出力する分割カラー画像の画面を任意数の小領域に
分割して、これらの小領域の画面内位置に合った上記位
置情報に基づき、上記プロファイル保存部からプロファ
イルを選択して読み出すプロファイル選択部と、読み出
された上記プロファイルを、出力する上記分割カラー画
像に対して作用させて色変換を行うプロファイル作用部
とを備え、上記分割カラー画像の画面内及び全部の分割
カラー画像に亘って、上記プロファイルにより明るさと
色に関する画像補正を行って画像合成するマルチプロジ
ェクションシステムを提供する。
【0013】さらに、上記マルチプロジェクションシス
テムは、読み出された上記プロファイルと上記位置情報
から上記測定が行われなかった小領域において、上記プ
ロファイルをデータとして用いた補間処理を行い、補間
プロファイルを算出するプロファイルデータ補間部と、
測定により得られた上記プロファイルと補間により求め
られた上記補間プロファイルを、出力する上記分割カラ
ー画像に対して作用させて色変換を行うプロファイル作
用部とを備え、上記分割カラー画像の画面内及び全部の
分割カラー画像に亘って、上記プロファイルにより明る
さと色に関する画像補正を行って画像合成する。また、
上記マルチプロジェクションシステムの上記合成画像
は、複数の分割カラー画像のそれぞれの端部部分が重な
るように貼り合わせた大画面のカラー画像、若しくは、
発光特性が異なる複数の分割カラー画像を重ね合わせ
て、原色数が増加され色域が広げられた多原色カラー画
像のいずれかである。
【0014】以上のような構成のマルチプロジェクショ
ンシステムは、1台のプロジェクタが投影する分割カラ
ー画像画面内を複数に分割した小領域にそれぞれ合った
プロファイルを適用して、分割カラー画像の明るさを均
一にして、色に対する補正が施され、分割カラー画像と
分割カラー画像とを貼り合わせた画像合成の際に、その
繋ぎ目が目立たなくなり、明るさムラのない大画面カラ
ー画像が作成される。また、分割カラー画像と分割カラ
ー画像とを重ね合わせた画像合成の際に、重ね合わせた
カラー画像の画面全体に亘って色が忠実に再現された多
原色画面が作成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1には、第1の実施
形態として、明るさ補正及び色補正された高精細な大画
面のカラー画像を作成するマルチプロジェクションシス
テムの構成例を示し説明する。ここで、図1に示す構成
例において、前述した図21(a),(b)に示したマ
ルチプロジェクションシステムの構成部位と同等の部位
には同じ参照符号を付して、その説明を省略し、本実施
形態の特徴となる部分について説明する。尚、以下の実
施形態の説明において、複数台のプロジェクタにより作
成される高精細な大画面カラー画像や原色数を増加させ
て色域を広げた多原色カラー画像を合成カラー画像とし
て、各プロジェクタにより投影されたカラー画像を分割
カラー画像と称している。
【0016】このマルチプロジェクションシステムは、
画像読み込み部5と、投影位置と画像の分割を行う幾何
補正部6と、明るさムラをなくすシェーディング補正部
7と、各プロジェクタの色補正のための後述するプロフ
ァイルを予め測定してテーブルに記憶するプロファイル
保存部21と、プロファイル保存部21から読み出した
プロファイルを各分割カラー画像に作用させて、色ムラ
等を補正するプロファイル作用部22と、各プロジェク
タ3a〜3dへの画像信号を出力する画像出力部11と
で構成され、分割カラー画像(パッチ画像)をそれぞれ
スクリーン2上の投光面に投影して精細な大画面の合成
カラー画像を作成している。
【0017】このプロファイル保存部21には、それぞ
れのプロジェクタ1台あたりに予め測定されたM個のプ
ロファイルからなるプロファイル群25a〜25nがテ
ーブルにファイリングされている。また、プロファイル
作用部22は、後述する色変換部12と、プロジェクタ
に基づいてプロファイル保存部21内の該当するプロフ
ァイルを選択するプロファイル選択部24と、プロファ
イル選択部24により選択されたプロファイルを参照し
て自然な繋がりや色合い、明るさを持つように、それぞ
れのプロジェクタ間の色合わせ、輝度合わせ、オフセッ
ト補正、シェーディング補正等の処理が行われる。
【0018】この色変換部12は、色の変換を行うマト
リックス変換部14と、オフセット補正部15と、ガン
マ特性の変換を行うガンマ変換部16と、シューティン
グ補正部17とで構成され、カラー画像に対して階調補
正と輝度補正を施している。ガンマ変換部16による階
調補正においては、カラー画像データR(x,y)、G(x,
y)、B(x,y)は、
【数1】
【0019】により階調補正を行われ、表示用カラー画
像データRout、Gout、Boutを各プロジェクタへ出力
する。ここで、γc−1(d)(c=r,g,b)は、階調
補正データであり、最大値を”1”に正規化した入力信
号値dに対する出力輝度の逆関数を表している。この階
調補正データγc−1(d)は、プロジェクタのRGB各原
色の入力信号値について、0から最大値に対するプロジ
ェクタの表示輝度を測定することにより得られ、ガンマ
変換部16の内部に予め記憶されているものとする。ま
た、階調補正データγc−1の取得には、分光計、色差
計、輝度計、ディジタルカメラ等の画像撮影装置などを
用いることができる。スポット測光を行う分光計や、色
差計、輝度計で階調補正データを取得する方法は、精度
はよいが測定に時間を要し、カメラ等でグラデーション
パターンを撮影することによって短時間で階調補正デー
タを取得することもできる。
【0020】次に図2には、本実施形態との比較のため
に従来におけるプロファイル測定を行うための構成例を
示し、プロファイルの取得について説明する。ここで
は、プロファイル測定機として分光計を用いて、2台の
プロジェクタにおける例で説明する。まず、画像出力装
置11から出力される所定のカラー画像データに基づい
て、プロジェクタ3aは順次スクリーン2上にR
(赤)、G(緑)、B(青)の各単色画像を投影させ
る。分割カラー画像の中心で、これら各単色画像の最大
発光時のXYZ三刺激値を分光計31で測定し、得られ
た測定データをプロファイルとしてプロファイル保存部
21に記憶させる。次にプロジェクタ3bにおいても同
様に、分光計31により得られた測定データ(プロファ
イル)をプロファイル保存部21に記憶させる。
【0021】また、プロファイル測定機として分光計3
1の他にも、色差計、輝度計、ディジタルカメラを用い
て行うこともできる。ディジタルカメラを用いた場合に
は、画像出力装置11の指示により投影された所定の単
色カラー画像を撮影して光電変換により得られたカラー
画像データに基づいて、これら各単色画像の最大発光時
の画像信号に基づくプロファイルを得る。
【0022】次に図3には、本実施形態に用いられるプ
ロファイル測定を行うための構成例を示し、プロファイ
ルの取得について説明する。この構成においては、前述
した構成にさらに、分光計31の向きを変えて、その測
定方向を切り替える駆動機構32を備えており、カラー
画像内の複数箇所のプロファイル測定を自動で行う。前
述した構成例では、測定毎に分光計31の測定方向を手
動で動かしていたが、本構成例では、水平方向及び垂直
方向の直交する2軸方向に回動させることができる駆動
機構32に分光計31を取り付ける。この例では、三脚
33に駆動機構32が取り付けられた構成例である。
【0023】これらの分光計31及び駆動機構32は、
プロファイル測定制御部34により制御されており、複
数箇所のプロファイル測定を行う場合には、駆動機構3
2を駆動させて所定位置が測定できるように分光計31
を移動させて設定し、分光計31による測定を行わせて
得られた測定データ(若しくは算出されたプロファイル
データ)をプロファイル保存部21に記憶させる。この
箇所の測定が終了した後に、次の箇所へ分光計31の測
定方向を移動させて測定を行う。
【0024】図4を参照して、複数台のプロジェクタ
(3a〜3n)におけるそれぞれの分割カラー画像内の
プロファイル測定について説明する。ここでは、プロジ
ェクタ3aのみを取り出して説明する。この構成におい
て、プロファイル保存部21には、それぞれのプロジェ
クタ1台あたりに予め測定されたM個のプロファイルを
記憶させるための記憶領域(テーブル)が設けられてい
る。
【0025】まず、画像出力部11の指示により所定の
分割カラー画像がスクリーン2に投影される。この際、
投影画面内には、例えば9個のマーカー35a〜35i
等を合わせて表示させる。これらのマーカー位置を測定
することにより、測定位置と得られたプロファイルとの
関係を合致させる。後述する投影された画面上の位置情
報は、主としてこのようなマーカー位置を基準としてい
るが、画素位置(投影装置側)を基準としてもよい。
【0026】図5(a)、(b)には、このようなマー
カーの例を示す。図5(a)に示す例では、プロジェク
タに投影されたRGBの各色で塗りつぶされた分割カラ
ー画像36の画面内に、これらの色とは異なる色の枠線
の9個のマーカー37a〜37iが表示される。このマ
ーカーエリア内を測定して、プロファイルを得る。他に
も図5(b)は、クロスマークから成るマーカー38a
〜38iを表示した後、その交差点部分に測定位置を定
めた後、プロジェクタから分割カラー画像36を投影し
て測定を行い、プロファイルを得る。
【0027】以上説明した例では、図6に示すように、
プロファイル測定時に測定を行うプロジェクタのみから
分割カラー画像を投影させ、これ以外のプロジェクタは
信号値0を出力させる。従って、分割カラー画像同士の
重なり部分4を含めた輝度の大きさは、図7(a)に示
すようになる。輝度の大きさと画素位置の関係において
は、プロジェクタが投影した分割カラー画像のエッジの
重なり部分4の輝度量(バイアス)が加算されて大きく
なった特性となる。しかし、測定するプロジェクタ以外
では信号値0を出力させているため、プロジェクタ3a
の投影領域においては、図7(b)に示すような測定デ
ータを得ることができる。
【0028】このような測定方法によれば、他のプロジ
ェクタが投影した分割カラー画像による影響を受けたプ
ロファイルが測定されるが、計算を工夫することによ
り、個々のプロジェクタのプロファイルを算出すること
ができる。特に、測定を行う構成が簡単であり、短時間
でプロファイルを得ることができる。
【0029】次に、別のプロファイル測定について説明
する。図8には、各プロジェクタの前方を移動可能な遮
光装置37を備えた構成例を示す。この構成によれば、
例えば、プロジェクタ3aの測定時にプロジェクタ3b
の前方に遮光装置を配置して、プロジェクタ3bからの
分割カラー画像がスクリーン2に届かないように遮光す
ることができる。これにより、図9(a)に示すような
プロジェクタ3a,3bの輝度の大きさが、図9(b)
に示すようなプロジェクタ3aのみの輝度の大きさとな
る。従って、プロファイル測定時に、測定するプロジェ
クタ以外のプロジェクタを遮光した状態で、測定するこ
とにより、精度が高められたプロファイルを得ることが
できる。尚、複数のプロジェクタが備えられたシステム
の場合には、測定する1台のプロジェクタ以外の投影画
像を遮光してプロファイル測定を行う。また、連動して
動く複数の遮光装置(遮光マスク)を配置して、複数の
プロジェクタ配置のうち1台おきに投影させた分割カラ
ー画像即ち、画像のエッジに重なり部分が無い状態の画
像を測定すれば、遮光装置の移動回数が少なくなるた
め、測定時間が短縮される。この構成にさらに複数の分
光器を備えて、並列処理が可能な構成であれば、測定時
間をさらに短縮することができる。
【0030】次に図10を参照して、一例として4つの
画像を貼り合わせた大画面カラー画像における面内4点
測定データ選択方式について説明する。このマルチプロ
ジェクションシステムは、図10(a)に示すように、
4台のプロジェクタにより投影されるそれぞれの分割カ
ラー画像の画面内の4箇所のプロファイルを作用させ
る。つまり、1つの構図のカラー画像1の画面を2×2
の4分割した分割カラー画像1a〜1dを作成する。例
えば、分割カラー画像1aにおいては、さらに4つに分
割した各小領域40a〜40dの中央4箇所をプロファ
イル測定して、得られた測定データ(プロファイル)4
1a〜41dを記憶させておく。
【0031】ここでは、4個のプロファイルを測定した
例であるが、M個の箇所のプロファイルを画面上の位置
情報と共に予め測定して記憶させておき、投影されるカ
ラー画像の構図や色彩等に応じてカラー画像の分割数を
設定し、その分割数にあったプロファイルを選択しても
よい。つまり、プロファイル選択部22は、出力される
プロジェクタと画面の位置情報から、適切なプロファイ
ルを読み出せばよく、分割数は、3×3や5×5でも、
それ以上であってもよい。また、この例では、分割され
た分割カラー画像の画面中央で測定したプロファイルを
用いているが測定位置が限定されているものではない。
【0032】このように本実施形態によれば、1台のプ
ロジェクタが投影する分割カラー画像画面内を複数に分
割した小領域にそれぞれ合ったプロファイルを適用する
ことにより、分割カラー画像の明るさを均一にして、色
に対する補正を施すことができ、これをマルチプロジェ
クションシステムによる画像貼り合わせによる大画面カ
ラー画像の作成に適用した場合には、分割カラー画像と
分割カラー画像との繋ぎ目が目立たなくなり、明るさム
ラのない正しい色による高精細な大画面のカラー画像を
作成することができる。
【0033】次に図11には、第2の実施形態として、
原色数を増加させて色域を広げた多原色カラー画像を作
成するマルチプロジェクションシステムの構成例を示し
説明する。なお、図11(a)、(b)に示す構成例に
おいて、前述した図1に示した構成部位と同等の部位に
は同じ参照符号を付して、その説明を省略し、本実施形
態の特徴となる部分について説明する。この第2の実施
形態は、前述した第1の実施形態におけるプロファイル
作用部10にさらに多原色分解部18を備えた構成であ
り、発光特性が異なる例えば2台のプロジェクタにより
1画面上に全画像が重なるように投影して、色の再現範
囲を広げた多原色カラー画像を作成している。勿論、プ
ロジェクタは2台に限定されているものではない。
【0034】図12には、一例として多原色カラー画像
における面内4点測定データ選択方式を一例として説明
する。ここでは、4箇所のプロファイルを作用させるた
めに、測定時には1台のプロジェクタ3aから投影され
る分割カラー画像の画面を2×2の4分割し、分割され
た各小領域42a〜42dの画面中央を測定し、それぞ
れのプロファイル43a〜43dを作成し、プロファイ
ル保存部27のテーブルに記憶させる。同様に得たプロ
ジェクタ3bにおけるプロファイル44a〜44dも記
憶させる。ここでは、4個のプロファイルを測定した例
で説明したが、前述した第1の実施形態と同様にM個の
箇所のプロファイルを予め測定して画面の位置情報と共
に記憶させてておき、投影されるカラー画像の構図や色
彩等に応じてカラー画像の分割数を設定し、その分割数
にあったプロファイルを選択してもよい。分割数は、3
×3や5×5でも、それ以上であってもよい。
【0035】これらのプロファイルを作用させて色変換
処理を行う場合、プロファイル選択部24は、使用する
プロジェクタ3a、3bと分割カラー画像の位置情報か
ら適切なプロファイルを読み出して、プロファイル部2
3へ保持させる。保持されたプロファイルを適宜、色変
換部12により作用させてカラー画像における明るさ補
正や色補正を行う。この例では、分割カラー画像におけ
る各小領域の画面中央で測定したプロファイルを用いて
いるが測定位置が限定されているものではない。また、
投影によるカラー画像に発生する歪みは、幾何学補正に
より補正されている。
【0036】本実施形態によれば、各プロジェクタが投
影する分割カラー画像の明るさを均一にして、色に対す
る補正を施すことができ、これをマルチプロジェクショ
ンシステムに適用した場合には、重ね合わせたカラー画
像の画面全体に亘って色が忠実に再現された多原色画面
を作成することができる。
【0037】次に図13には、第3の実施形態として、
補間処理を利用して、高精細な大画面のカラー画像を作
成するマルチプロジェクションシステムの構成例を示し
説明する。ここで、図13に示す構成例において、前述
した図1に示した構成部位と同等の部位には同じ参照符
号を付して、その説明を省略し、本実施形態の特徴とな
る部分について説明する。
【0038】この第3の実施形態は、前述した第1の実
施形態におけるプロファイル作用部22へ、さらにプロ
ファイルデータ補間部28を設けて、マルチプロジェク
ションシステムに適用し、各プロジェクタの投影面内の
位置情報に応じたプロファイルを選択して補間処理した
後、色変換部12により作用させてカラー画像における
明るさや色補正を行うものである。
【0039】その一例としては図14に示すように、例
えば、分割カラー画像1aの画面内を例えば、7×5に
分割した小領域を作成し、4隅の小領域に対して測定し
て、4個のプロファイルを得る。これらのプロファイル
はプロファイル保存部21へ記憶させる。このプロファ
イルを作用させて明るさ補正や色補正を行う場合には、
プロファイル選択部24は、出力されるプロジェクタと
画像の位置情報から該当するプロファイルを読み出し
て、測定しなかった小領域における補間プロファイルを
補間処理により生成して用いる。
【0040】図15及び図16を参照して、この第3の
実施形態における補間処理を含む色変換処理について説
明する。まず、幾何学補正処理として投影されるカラー
画像が幾何補正部6により使用されるプロジェクタの台
数分で分割され、分割カラー画像が生成される(S
1)。この際に、画像に生じた歪み等が修正される。次
に、プロジェクタの複数(p)台あるうちの色変換処理
が行われるプロジェクタ(p=1)が決定される(S
2)。この色変換処理は、1台分の分割カラー画像の処
理が終了した後、残りのプロジェクタの画像に対しても
同様な処理がそれぞれ行われる。
【0041】このプロジェクタにより投影された分割カ
ラー画像の高さ方向の画素位置(最下位置の1画素目か
ら最上位置の画素Yまで)をyとし、同様に画像の幅方
向の画素位置(画面上で最左位置の1画素目から最右位
置の画素Xまで)をxとする(S3,S4)。ここで、
画素とは、プロジェクタの投光素子における画素を示唆
している。これらのx,yは、位置情報となり、これで
範囲を示すことにより、前述したマーカーのエリアを表
すこともできる。
【0042】次に、図15に示すような分割カラー画像
における四隅の4つのプロファイルの予め測定してある
プロファイルを取得する(S5)。この測定により得ら
れたプロファイル(測定データ1〜4)は、測定データ
1[s1=S(x1,y1)]、測定データ2[s2=S(x2,y
2)]、測定データ3[s3=S(x3,y3)]、測定データ
4[s4=S(x4,y4)]となる。
【0043】次に、補間パラメータを算出する(S
6)。まず、測定データ1と測定データ3との中間位置
における補間データSaのパラメータ、測定データ2と
測定データ4との中間位置における補間データSbのパ
ラメータ、補間データSaと補間データSbとの中間位
置における補間データSnのパラメータを求める場合に
ついて説明する。
【0044】 a=(yn-y1)/(y3-y1) xa=(x3-x1)a+x1 ya=yn 補間データSbでは、Sb=(s4-s2)a+s2 b=(yn-y2)/(y4-y2) xb=(x4-x2)b+x2 yb=yn 補間データSnでは、Sn=(Sb−Sa)n+Sa n=(xn-xa)/(xb-xa) これらの補間パラメータを用いて測定により得られたプ
ロファイルに補間処理を施して、補間プロファイルを作
成する(S7)。これらのプロファイル(測定プロファ
イル及び補間プロファイル)を色変換部12で分割カラ
ー画像に作用させて色補正を行う(S8)。次に分割カ
ラー画像の画素位置をそれぞれインクリメントする(S
9,S10)。さらに、分割カラー画像の明るさ補正や
色補正が終了した場合には、補正処理を行っていないプ
ロジェクタを選択して、前述したと同等にプロファイル
を作用させて、色変換処理を施す(S11)。
【0045】図17は、測定データが正確な格子状に並
んだ場合の補間処理を含む色変換処理について説明す
る。この場合の補間データSnでは、 Sn=(s4-s3-s2+s1)an+(s2-s1)n+(s3-s1)a+s1 a=(yn-y1)/(y3-y1) n=(xn-x1)/(x2-x1) これらの補間パラメータを用いて、前述したと同様に分
割カラー画像に対して補正処理を行う。
【0046】この実施形態によれば、分割カラー画像の
小領域全部を測定しなくとも、画面全域に亘って、プロ
ファイルを求めることができるため、短時間でプロファ
イルを得ることができる。
【0047】また、前述した図17における測定は、分
割カラー画像の四隅の4箇所で測定して他の小領域にお
けるプロファイルを補間により得たが、これに限定され
るものではなく、図18に示すように、分割カラー画像
の四隅及び中央の五箇所で測定を行い、また、図19に
示すように分割カラー画像の四隅及びそれらの中間と、
画面中央の9箇所の測定を行って、これら以外の小領域
については、補間処理によりプロファイルが求められ
る。従って、4つの測定データから補間処理により求め
たプロファイルよりも測定データに近い正確なプロファ
イルを得ることができる。分割カラー画像の面内分割
は、縦横幾つかの小領域に分割してもよいし、画素群毎
でもよい。
【0048】次に第4の実施形態として、補間処理を利
用して、原色数を増加させて色域を広げた多原色カラー
画像を作成するマルチプロジェクションシステムの構成
例を示し説明する。なお、本実施形態の構成は、前述し
た図11に示した構成例において、プロファイル作用部
22のプロファイル選択部24とプロファイル部23と
の間に、新たにプロファイルデータ補間部28を設けた
構成であり、プロファイル部23からプロファイル選択
部24を介してプロファイルデータ補間部28へプロフ
ァイルが読み出される。
【0049】本実施形態は、図20に示すように、例え
ば、分割カラー画像の画面の4隅でプロファイルを測定
する。分割カラー画像の画面を複数、例えば7×5の小
領域に分割して、測定しなかった小領域については、測
定データに基づき補間処理により、補間プロファイルを
求める。これらのプロファイルを色変換処理に作用させ
る。
【0050】この実施形態によれば、分割カラー画像の
小領域全部を測定しなくとも、画面全域に亘って、プロ
ファイルを求めることができるため、短時間でプロファ
イルを得ることができる。
【0051】また、前述した第3の実施形態と同様に、
分割カラー画像の四隅及び中央の五箇所の測定や、分割
カラー画像の四隅及びそれらの中間と、画面中央の9箇
所の測定を行って、これら以外の小領域については、補
間処理によりプロファイルが求めてもよい。分割カラー
画像の面内分割は、縦横幾つかの小領域に分割してもよ
いし、画素群毎でもよい。
【0052】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。
【0053】(1)複数台のプロジェクタの画像に対し
位置合わせを行い、重ね合わせて投影するマルチプロジ
ェクションシステムにおいて、各プロジェクタの特性を
あらかじめ測定し保存するプロファイル保存部と、各プ
ロジェクタのプロファイルを出力画像に作用するプロフ
ァイル作用部と、で構成され、上記プロファイル保存部
が各プロジェクタ内の複数箇所のプロファイルを保存で
き、上記プロファイル作用部はプロファイル選択部を具
備し、複数のプロファイルから各プロジェクタの画像内
の位置に応じて異なるプロファイルを用いて色変換を行
うことを特徴とするマルチプロジェクションシステム。
【0054】(2)上記プロファイル作用部はプロファ
イルデータ補間部を具備し、複数のプロファイルから各
プロジェクタ内の位置に応じて異なるプロファイルの補
間したものを用いて色変換を行うことを特徴とするマル
チプロジェクションシステム。
【0055】(3)上記複数台プロジェクタをスクリー
ン上でずらして投影し、大画面を実現する上記(1),
(2)項に記載のマルチプロジェクションシステム。
【0056】(4)上記複数台プロジェクタをスクリー
ン上で重ねて投影し、明るさを向上あるいは、異なる発
光特性を持つプロジェクタを用いて色域を広げる上記
(1),(2)項に記載のマルチプロジェクションシス
テム。
【0057】(5)上記複数のプロファイルを測定し、
所定のメモリに保存するプロファイル測定機を具備する
上記(1),(2)項に記載のマルチプロジェクション
システム。
【0058】(6)上記プロファイル測定機は、少なく
とも分光計、色差計、輝度計、デジタルカメラのいずれ
かを有していることを特徴とする請求項5に記載のマル
チプロジェクションシステム。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、各
プロジェクタ毎に投光する分割カラー画像の画面を複数
の小領域に分割して、それぞれに適切な色変換処理を施
し、画面内の明るさや色を補正して他のプロジェクタが
投光する分割カラー画像との貼り合わせ合成を行い、繋
ぎ目が目立たない高精細な貼り合わせ大画面を構築した
り、また重ね合わせ合成を行い、全画面に亘って色が忠
実に再現されるマルチプロジェクションシステムを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の大画面のカラー画像を作成す
るマルチプロジェクションシステムの構成例を示す図で
ある。
【図2】従来のプロファイル測定を行うための構成例を
示す図である。
【図3】本発明の実施形態に用いられるプロファイル測
定を行うための構成例を示す図である。
【図4】分割カラー画像内のプロファイル測定について
説明するための図である。
【図5】プロファイル測定に用いられるマーカーの例を
示す図である。
【図6】分割カラー画像の重なり部分について説明する
ための図である。
【図7】分割カラー画像の重なり部分の画素位置と輝度
の関係について示す図である。
【図8】遮光装置を備えたプロファイル測定について説
明するための図である。
【図9】図8における分割カラー画像の重なり部分の画
素位置と輝度の関係について示す図である。
【図10】大画面カラー画像における面内4点測定デー
タ選択方式について説明するための図である。
【図11】第2の実施形態の多原色カラー画像を作成す
るマルチプロジェクションシステムの構成例を示す図で
ある。
【図12】多原色カラー画像における面内4点測定デー
タ選択方式について説明するための図である。
【図13】第3の実施形態の補間を用いて大画面のカラ
ー画像を作成するマルチプロジェクションシステムの構
成例を示す図である。
【図14】大画面カラー画像における面内4点測定デー
タによる補間について説明するための図である。
【図15】第3の実施形態における補間処理を含む色変
換処理のルーチンを示す図である。
【図16】4点測定データによる補間計算について説明
するための図である。
【図17】格子状に配置された4点測定データによる補
間計算について説明するための図である。
【図18】大画面カラー画像における面内5点測定デー
タによる補間について説明するための図である。
【図19】大画面カラー画像における面内9点測定デー
タによる補間について説明するための図である。
【図20】第4の実施形態の多原色カラー画像を作成す
るマルチプロジェクションシステムについて説明するた
めの図である。
【図21】従来のマルチプロジェクションシステムの一
構成例を示す図である。
【図22】図21におけるプロファイル保存部及びプロ
ファイル作用部の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…合成カラー画像 1a〜1d…分割カラー画像 2…スクリーン 3a〜3d…プロジェクタ 4…重なり部分 5…画像読み込み部 6…幾何補正部 7…シェーディング補正部 8a〜8n…プロファイル 9…プロファイル保存部 10…プロファイル作用部 11…画像出力部 12…色変換部 13…プロファイル選択部 14…マトリックス変換部 15…オフセット補正部 16…ガンマ変換部 17…シューティング補正部 19…ファイル部 21…プロファイル保存部 22…プロファイル作用部 25a〜25n…プロファイル群 24…プロファイル選択部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月30日(2001.11.
30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】このようなマルチプロジェクションシステ
ムは、画像読み込み部5と、投影位置と画像の分割を行
う幾何補正部6と、明るさムラをなくすシェーディング
補正部7と、各プロジェクタの色補正のためのプロファ
イル8a〜8nを予め測定して記憶するプロファイル保
存部9と、1つの自然な画面になるようにプロファイル
保存部9から読み出したそれぞれのプロファイルを各画
像に作用させて、色の違いを補正するプロファイル作用
部10と、各プロジェクタ3a〜3dへの画像信号を出
力する画像出力部11とで構成され、画像を同一スクリ
ーン2上に投影していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 9/31 Z 5C079 9/31 9/64 Z 5C082 9/64 17/04 B 17/04 1/46 Z Fターム(参考) 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CE08 CE10 CE17 CH11 CH20 DC25 5C060 GA01 GB02 GD04 HB26 HB27 JA01 JA19 JA20 JB06 5C061 BB15 CC05 EE05 EE19 5C066 AA03 AA11 CA05 EC05 GA03 GA21 HA02 KE04 5C076 AA12 AA19 AA26 AA36 BA06 5C079 HB01 LA10 LA40 LB01 MA01 NA03 PA05 5C082 AA03 AA34 BA12 BA34 BA35 BD07 CA12 CB08 CB10 EA20 MM09 MM10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台のプロジェクタがそれぞれに投影
    する分割カラー画像に対して位置合わせを行い、合成画
    像を作成するマルチプロジェクションシステムにおい
    て、 それぞれの上記プロジェクタが投影する分割カラー画像
    の画面内を複数の小領域に分割し、該小領域の明るさと
    色に関する特性を予め測定し、プロファイルとして、そ
    の画面内の測定位置を示唆する位置情報と共に保存する
    プロファイル保存部と、 上記プロジェクタによる投影時に、出力する分割カラー
    画像の画面を任意数の小領域に分割して、これらの小領
    域の画面内位置に合った上記位置情報に基づき、上記プ
    ロファイル保存部からプロファイルを選択して読み出す
    プロファイル選択部と、 読み出された上記プロファイルを、出力する上記分割カ
    ラー画像に対して作用させて色変換を行うプロファイル
    作用部と、 を具備し、 上記分割カラー画像の画面内及び全部の分割カラー画像
    に亘って、上記プロファイルにより明るさと色に関する
    画像補正を行って画像合成することを特徴とするマルチ
    プロジェクションシステム。
  2. 【請求項2】 複数台のプロジェクタがそれぞれに投影
    する分割カラー画像に対して位置合わせを行い、合成画
    像を作成するマルチプロジェクションシステムにおい
    て、 それぞれの上記プロジェクタが投影する分割カラー画像
    の画面内を複数の小領域に分割し、任意の小領域の明る
    さと色に関する特性を予め測定し、プロファイルとし
    て、その画面内の測定位置を示唆する位置情報と共に保
    存するプロファイル保存部と、 上記プロジェクタによる投影時に、出力する分割カラー
    画像の画面を任意数の小領域に分割して、これらの小領
    域の画面内位置に合った上記位置情報に基づき、上記プ
    ロファイル保存部からプロファイルを選択して読み出す
    プロファイル選択部と、 読み出された上記プロファイルと上記位置情報から上記
    測定が行われなかった小領域において、上記プロファイ
    ルをデータとして用いた補間処理を行い、補間プロファ
    イルを算出するプロファイルデータ補間部と、 測定により得られた上記プロファイルと補間により求め
    られた上記補間プロファイルを、出力する上記分割カラ
    ー画像に対して作用させて色変換を行うプロファイル作
    用部と、を具備し、 上記分割カラー画像の画面内及び全部の分割カラー画像
    に亘って、上記プロファイルにより明るさと色に関する
    画像補正を行って画像合成することを特徴とするマルチ
    プロジェクションシステム。
  3. 【請求項3】 上記マルチプロジェクションシステムに
    おいて、 上記合成画像は、複数の分割カラー画像のそれぞれの端
    部部分が重なるように貼り合わせた大画面のカラー画
    像、若しくは、発光特性が異なる複数の分割カラー画像
    を重ね合わせて、原色数が増加され色域が広げられた多
    原色カラー画像のいずれかであることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載のマルチプロジェクションシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 上記マルチプロジェクションシステムに
    おいて、 上記プロジェクタが投影する分割カラー画像の画面内を
    複数の小領域に分割し、任意の小領域の明るさと色に関
    する特性を測定し、得られた測定データをプロファイル
    として出力するプロファイル測定機を、さらに具備する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマル
    チプロジェクションシステム。
  5. 【請求項5】 上記プロファイル測定機は、少なくとも
    分光計、色差計、輝度計、デジタルカメラのいずれかを
    有していることを特徴とする請求項4に記載のマルチプ
    ロジェクションシステム。
  6. 【請求項6】 上記プロファイル測定機は、プロファイ
    ルを測定する測定位置をエリアとして上記分割カラー画
    像の画面内に表示することをを特徴とする請求項4に記
    載のマルチプロジェクションシステム。
JP2001228484A 2001-07-27 2001-07-27 マルチプロジェクションシステム Withdrawn JP2003046751A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001228484A JP2003046751A (ja) 2001-07-27 2001-07-27 マルチプロジェクションシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001228484A JP2003046751A (ja) 2001-07-27 2001-07-27 マルチプロジェクションシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003046751A true JP2003046751A (ja) 2003-02-14

Family

ID=19060988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001228484A Withdrawn JP2003046751A (ja) 2001-07-27 2001-07-27 マルチプロジェクションシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003046751A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005269528A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Seiko Epson Corp マルチプロジェクションシステムのための画像補正方法
JP2005352171A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Sony Corp 画像投射システム及び画像投射装置
JP2006109168A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Nec Viewtechnology Ltd 画像表示システム
JPWO2006025191A1 (ja) * 2004-09-01 2008-05-08 オリンパス株式会社 マルチプロジェクションシステムにおける幾何補正方法
JP2009014814A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Ntt Advanced Technology Corp ビデオ信号補正装置、方法、およびプログラム
JP2009021771A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Hitachi Ltd 映像調整方法
JP2010157815A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Konica Minolta Business Technologies Inc プリンタ階調補正方法およびカラーグラデーション画像
WO2011021247A1 (ja) * 2009-08-20 2011-02-24 Necディスプレイソリューションズ株式会社 輝度センサ保持装置及び輝度センサ保持方法
JP2011180251A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Seiko Epson Corp 補正情報算出装置、画像処理装置、画像表示システム、および画像補正方法
JP2015008418A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、色調整システムおよびプログラム
US9513169B2 (en) 2014-01-30 2016-12-06 Sharp Kabushiki Kaisha Display calibration system and storage medium
JP2017156581A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 キヤノン株式会社 投影装置及びその制御方法
JPWO2019045010A1 (ja) * 2017-08-30 2020-10-01 株式会社オクテック 情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7237911B2 (en) 2004-03-22 2007-07-03 Seiko Epson Corporation Image correction method for multi-projection system
JP2005269528A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Seiko Epson Corp マルチプロジェクションシステムのための画像補正方法
JP4501481B2 (ja) * 2004-03-22 2010-07-14 セイコーエプソン株式会社 マルチプロジェクションシステムのための画像補正方法
JP2005352171A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Sony Corp 画像投射システム及び画像投射装置
JP4591751B2 (ja) * 2004-06-10 2010-12-01 ソニー株式会社 画像投射システム及び画像投射装置
JPWO2006025191A1 (ja) * 2004-09-01 2008-05-08 オリンパス株式会社 マルチプロジェクションシステムにおける幾何補正方法
JP4637845B2 (ja) * 2004-09-01 2011-02-23 オリンパス株式会社 マルチプロジェクションシステムにおける幾何補正方法
JP4583863B2 (ja) * 2004-10-06 2010-11-17 Necディスプレイソリューションズ株式会社 画像表示システム
JP2006109168A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Nec Viewtechnology Ltd 画像表示システム
JP2009014814A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Ntt Advanced Technology Corp ビデオ信号補正装置、方法、およびプログラム
JP4691070B2 (ja) * 2007-07-02 2011-06-01 エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社 ビデオ信号補正装置、方法、およびプログラム
JP2009021771A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Hitachi Ltd 映像調整方法
JP2010157815A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Konica Minolta Business Technologies Inc プリンタ階調補正方法およびカラーグラデーション画像
WO2011021247A1 (ja) * 2009-08-20 2011-02-24 Necディスプレイソリューションズ株式会社 輝度センサ保持装置及び輝度センサ保持方法
JP5448212B2 (ja) * 2009-08-20 2014-03-19 Necディスプレイソリューションズ株式会社 輝度センサ保持装置及び輝度センサ保持方法
JP2011180251A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Seiko Epson Corp 補正情報算出装置、画像処理装置、画像表示システム、および画像補正方法
JP2015008418A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、色調整システムおよびプログラム
US9513169B2 (en) 2014-01-30 2016-12-06 Sharp Kabushiki Kaisha Display calibration system and storage medium
JP2017156581A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 キヤノン株式会社 投影装置及びその制御方法
JPWO2019045010A1 (ja) * 2017-08-30 2020-10-01 株式会社オクテック 情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法
JP2022066278A (ja) * 2017-08-30 2022-04-28 株式会社オクテック カメラテストシステムおよびカメラテスト方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4197788B2 (ja) 色再現システム
JP3766672B2 (ja) 画像補正データ算出方法
US20070139739A1 (en) Color correction apparatus and method
JP3497805B2 (ja) 画像投影表示装置
JP4114683B2 (ja) 投写画像の位置調整方法
US7038727B2 (en) Method to smooth photometric variations across multi-projector displays
JP2003046751A (ja) マルチプロジェクションシステム
CN108630142A (zh) 一种校正led显示屏拼缝方法
US7561167B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP2009200613A (ja) プロジェクタおよびプロジェクタの表示調整方法
US7554692B2 (en) Correction data acquisition method and calibration system for image display device
JP2003333611A (ja) プロジェクタの投射面色補正方法、プロジェクタの投射面色補正システムおよびプロジェクタの投射面色補正用プログラム
EP1931142B1 (en) Projector and adjustment method of the same
JP2001054131A (ja) カラー画像表示システム
JPS5974781A (ja) カラ−受像管のコンバ−ゼンス測定方法およびその測定装置
KR20070002104A (ko) 화상 색 보정 장치, 화상 색 보정 방법 및 화상 색 보정용프로그램
JPH06178244A (ja) 投写型ディスプレイの画像処理方法およびその装置
JP2009044488A (ja) プロジェクタおよび映像信号処理方法
US20060007239A1 (en) Color correction system
US20020180765A1 (en) Image signal processing apparatus, image display apparatus, multidisplay apparatus, and chromaticity adjustment method for use in the multidisplay apparatus
JP2003018502A (ja) 投射型表示装置
JP3911456B2 (ja) マルチプロジェクションシステム及びマルチプロジェクションシステムにおける補正データ取得方法
JP2005121724A (ja) 平面型表示装置の調整方法
CN112565722B (zh) 一种基于图像融合的融合带调校方法、装置及***
JPH06105185A (ja) 輝度補正方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081007