JP2003045918A - テープキャリア用露光装置 - Google Patents

テープキャリア用露光装置

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JP2003045918A
JP2003045918A JP2001231142A JP2001231142A JP2003045918A JP 2003045918 A JP2003045918 A JP 2003045918A JP 2001231142 A JP2001231142 A JP 2001231142A JP 2001231142 A JP2001231142 A JP 2001231142A JP 2003045918 A JP2003045918 A JP 2003045918A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】両面に導体層を有する基材の配線パターンの露
光を表裏面連続して効率的に行い、配線パターンとデバ
イスホール等の位置合わせ精度に優れた高精細化及び、
高密度化対応のテープキャリア用露光装置を提供する。 【解決手段】アライメント光照明手段を定盤より下部の
位置に設けているため、テープキャリア及びフォトマス
ク5のアライメントマークを透過照明で照射でき、撮像
手段でのアライメントマーク画像のコントラストが向上
して、テープキャリアとフォトマスクの位置合わせ精度
が格段に向上し、1つの光源からの紫外線を露光部と露
光部とに切替え反転して、相互方向に紫外線照射を可能
とする機能を有し、かつ位置合わせとパターン露光を同
時に処理して、テープキャリアの露光を両面連続して行
うため、高い生産効率でテープキャリアの生産が可能と
なるテープキャリア用露光装置を提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープキャリア等
のパターン露光の際に使用されるアライメント露光装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】テープキャリアは、テレビ、携帯電話、
ゲーム機、ラジオ、音響機器、VTR等の民生用電子機
器部品や、コンピュータ、OA機器、電子応用機器、電
気計測器、通信機等の産業用電子機器部品に広く用いら
れている。近年、電子機器は小型化、高密度化、高性能
化の要望が高まり、これに基づいて、用いられる部品に
おいては配線の細線化、ビアホールの小径化、ランド、
パッド等の小径化、基材のフレキシブル化、多層化及び
高精細化が急速に進んでいる。
【0003】図6に示すように、一般的なテープキャリ
ア3の製造は、ポリイミド等の絶縁フィルム46に導体
層15が形成された絶縁フィルムテープの両端にフィル
ムテープ搬送用及び位置決め用のスプロケットホール9
を形成し、そのスプロケットホール9をガイドにして絶
縁フィルムテープ3上の導体層15にレジストパターン
形成、エッチング等のパターニング処理を施して配線パ
ターン及び電極パッド等を作製している。特に、レジス
トパターン形成するための露光工程ではあらかじめ形成
されたデバイスホール14等との位置合わせを必要と
し、高い精度の位置合わせが要求されている。
【0004】レジストパターン形成の露光工程に使用さ
れる従来の露光装置のアライメントは、フォトマスク5
の上部よりアライメント照明を行って、テープキャリア
からの反射光によりフォトマスクとテープキャリアのア
ライメントマークを読みとりパターン位置合わせを行っ
ている。このような反射照明系のアライメントではテー
プキャリアからの反射光を利用してフォトマスクとテー
プキャリアのアライメントマーク27,26(図5参
照)を読みとっているため、テープキャリア3の反射率
及び読みとり倍率等により、反射光の光量が減少し、フ
ォトマスクとテープキャリアのアライメントマーク2
7,26の所望のコントラストが得られず、パターン位
置合わせ精度を維持すると共に、効率のよい製品の生産
が難しいという問題を有しており、高精細化、高密度化
対応のテープキャリア3の製造に支障をきたしている。
【0005】一方、テープキャリア3の高性能化の目的
で、テープキャリアの導体配線層15が複数層からなる
多層構造化が検討されている。この多層構造は、例えば
2層配線化の場合、テープキャリア3の両面に形成され
た導体層15に配線を形成し、該配線パターンの形成は
表裏それぞれに異なるパターンを形成するため、前記テ
ープキャリア3の両面に形成された感光性レジスト層に
所望パターンの露光を表面と、裏面とに行う必要があ
る。
【0006】従来のテープキャリア用露光装置を使用し
て、上記基材の両面に導体パターン形成を行う場合は、
露光装置では片面の露光処理となる。そのため、まず所
望パターンを形成しない面を被覆した上で、その裏面に
エッチングレジスト(感光性レジスト層)の所望パター
ンを露光、現像をした後に感光性レジスト層のパターン
を形成、エッチングして、片面の配線パターン形成を行
う。次に、テープキャリアのパターン形成面を表裏逆に
して同様に上記配線パターンの形成を繰り返して行う必
要がある。ここで、配線パターンの形成、特に導体エッ
チングのためのレジスト露光工程では、片面ずつ露光処
理を行う必要があるため、配線パターンの多層化による
製造工程が増加が挙げられ、効率の良い製品製造が困難
となってきている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑み発明されたもので、両面に導体層を有する基材の配
線パターンの露光を表裏面連続して効率的に行い、配線
パターンとデバイスホール等の位置合わせ精度に優れた
高精細化、高密度化対応のテープキャリア用露光装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を解決するため、請求項1においては、少なくとも紫外
線光源32と、フォトマスク5と、テープキャリア3
と、定盤4と、アライメント機構20と、定盤4の後段
に配置した面反転機構12を有する露光装置であって、
前記面反転機構12が回転ロール42の外周面にテープ
キャリア3を沿わせて面反転を行うことを特徴とするテ
ープキャリア用露光装置である。
【0009】本発明に於いて上記課題を解決するため、
請求項2においては、前記請求項1記載のアライメント
機構20がアライメント光照明手段21と、撮影手段2
8と、画像処理手段29と、フォトマスクの位置を補正
する制御手段7と、テープキャリア3の巻き出し部1と
巻き取り部2とからなるテープキャリア搬送手段11を
備えることを特徴とする請求項1記載のテープキャリア
用露光装置である。
【0010】本発明に於いて上記課題を解決するため、
請求項3においては、前記請求項1又は請求項2の記載
の紫外線光源32とフォトマスク5間に紫外線光反転手
段36を有し、紫外線照射位置を任意に変更できるよう
にしたことを特徴とする請求項1又は2記載のテープキ
ャリア用露光装置である。
【0011】本発明に於いて上記課題を解決するため、
請求項4においては、前記請求項2又は請求項3の記載
のアライメント光照明手段21は前記定盤4より下部に
設けてあり、前記定盤4の開口部25より透過照明にて
前記テープキャリア3のアライメントマーク27及び前
記フォトマスク5のアライメントマーク26を照射し、
前記テープキャリア及び前記フォトマスクのパターン位
置合わせを行うことを特徴とする請求項2又は3記載の
テープキャリア用露光装置である。
【0012】
【作用】本発明のテープキャリア用露光装置は、アライ
メント光照明手段21を定盤4より下部の位置に設けて
いるため、テープキャリア3及びフォトマスクのアライ
メントマーク26を透過照明で照射でき、撮像手段28
でのアライメントマーク画像のコントラストが向上し、
テープキャリア3とフォトマスク5の位置合わせ精度が
格段に向上する。そして、前記アライメントの処理をテ
ープキャリア3の両面連続して行うため、高い生産効率
でテープキャリア3の生産が可能となる。また、1つの
光源32からの紫外線を反転して異なる方向へ紫外線照
射し、かつ位置合わせとパターン露光を同時に処理する
ことを可能とする機能を有するために高生産性により、
生産コスト低減にも貢献する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明のテープキャリア用
露光装置の一実施例を示すテープキャリア用露光装置の
構成概略図である。本発明のテープキャリア用露光装置
は図1に示すように、テープキャリア3の巻き出し手段
1と、紫外線光源32、紫外線光源32から生じる赤外
線成分を除去するコールドミラー33と、紫外線光源3
2からの照度分布を均一化させるフライアイレンズ34
と、該レンズの後近傍にシャッター部35を配置し、前
記フライアイレンズ34から放射される紫外線をテープ
キャリアに照射させる楕円凹面ミラー37と、紫外線光
照射位置を変更できる反転ミラー36とから構成する。
【0014】図2に示す露光部44、フォトマスク5、
テープキャリア3、テープキャリア3を所定に位置に固
定する真空吸着穴39と、光透過性材料25が充填され
た開口部25を有する定盤4、フォトマスク5を保持す
るマスクホルダー6と、アライメント光照明手段21、
撮像手段28、画像処理手段29及びフォトマスクの位
置を補正する制御手段7と、テープキャリア搬送手段1
1と、回転ロール42の外周面にテープキャリア3を沿
わせて面反転して搬送する面反転機構12と、アライメ
ント光照明手段21が定盤4より下部の位置に設けら
れ、定盤4の開口部25よりテープキャリア3及びフォ
トマスク5へのアライメント光を透過照明で照射できる
ようにして、撮像手段28、画像処理手段29からの指
示によって、制御手段7を用いてフォトマスクホルダー
を移動させて位置の補正を実行し、フォトマスク5とテ
ープキャリア3のアライメントマーク26,27による
位置合わせができる。
【0015】図3に示す露光部45、フォトマスク5、
テープキャリア3、定盤4上にテープキャリア3を所定
の位置に固定する真空吸着穴39、光透過性材料25が
充填された開口部25を有する定盤4、フォトマスク5
を保持するマスクホルダ6、アライメント光照明手段2
1、撮像手段28、画像処理手段29及びフォトマスク
の位置を補正する制御手段7と、テープキャリア搬送手
段11と、テープキャリア3の巻き出し手段1と、巻き
取り手段2から構成されており、そして、アライメント
光照明手段21が定盤4より下部の位置に設けられ、定
盤4の開口部25よりテープキャリア3及びフォトマス
ク5へのアライメント光を透過照明で照射できるように
して、撮像手段28、画像処理手段29よる指示により
制御手段7を用いて位置の補正をフォトマスクホルダー
6を移動させて、フォトマスク5とテープキャリア3の
位置合わせができる。
【0016】図2の露光部44と図3の露光部45は同
じ手段及び構造である。
【0017】以下図1を用いて、テープキャリア用露光
装置の各構成要素について説明する。紫外線光源32は
テープキャリア3及びテープキャリア3上の感光性レジ
スト層に所定のパターンを照射露光するに必要な照度を
露光するための光源であり、超高圧水銀灯が用いられ
る。この超高圧水銀灯32から発光される紫外線19
は、複数の発光スペクトルピークを有するため、そのス
ペクトルの混成比率により同一感光性材料であってもそ
の感度が異なる。そのため、コールドミラー33は、紫
外線光源32から生じる赤外線成分を除去するものであ
ると共に、超高圧水銀灯から生じる紫外線成分から不要
な成分となる発光スペクトルを吸収除去させるものとな
っている。
【0018】更に、フライアイレンズ34は、紫外線光
源32からの照度分布を均一化させる機能を有し、楕円
凹面ミラー37は、前記フライアイレンズ34から放射
される紫外線を定盤上のテープキャリア3上に形成した
感光性レジスト表面に照射する。また、紫外線光照射位
置を変更できる反転ミラー36は紫外線光源32から生
じる紫外線19が照射位置までの光路の中間位置に配置
され、その反転ミラー36の変更動作により紫外線19
の光路を変更して、紫外線照射位置をテープキャリア3
の露光部44の照射から、ミラーの動作により、紫外線
光照射位置をテープキャリア3の露光部45へ照射変更
する。
【0019】以下図2、図3を用いて、テープキャリア
用露光装置の動作手順について説明する。図2の露光部
44において、マスクフォルダ6に置載されたフォトマ
スク上のアライメントマーク26と、テープキャリア3
に設けられたアライメントマーク27の位置を合わせる
ため、定盤4に設けられた光透過性材料25が充填され
た開口部25から、アライメント光照明手段21によ
り、テープキャリア3のアライメントマーク27と、フ
ォトマスクのアライメントマーク26に照明を照射し、
このアライメントマーク27,26の画像を撮像手段2
8によって撮影する。この撮像手段28により得られる
画像を画像処理手段29によって最適な数値化処理を行
い、この結果を基に、フォトマスクの位置を補正する制
御手段7によって、アライメントマーク27とアライメ
ントマーク26との位置整合を行い、位置整合が完了す
ると、照射光量の制御手段43を通じて、紫外線19の
光路にあるシャッター35を開閉してフォトマスク5に
紫外線19を必要量照射する。
【0020】また、シャッター35の開閉に伴い、テー
プキャリア3は、定盤4でフォトマスク5上の所望パタ
ーンを露光され、露光部44の作業は終了する。前記露
光部44のテープキャリア3への紫外線19の照射中
と、この上記露光部45のアライメントマーク27とマ
スクのアライメントマーク26の整合とは同時に並行し
て行われる。次に、露光部44の露光照射の作業の終了
と同時に、反転ミラー36の変更動作により紫外線19
の光路を変更して、紫外線照射位置をテープキャリア3
の表面への露光部44の照射から、照射位置をテープキ
ャリア3裏面となる露光部45に紫外線光照射位置を変
更する。
【0021】次に 図3の露光部45に示すように、露
光部45において、紫外線露光面が反転されたテープキ
ャリア3は、マスクフォルダ6に置載されたフォトマス
ク5上のアライメントマーク26と、テープキャリア3
に設けられたアライメントマーク27の位置を合わせる
ため、定盤4に設けられた光透過性材料25が充填され
た開口部25から、アライメント光照明手段21によ
り、テープキャリア3のアライメントマーク27及びマ
スクのアライメントマーク26に照明を照射し、このア
ライメントマーク27,26の画像を撮像手段28によ
って撮像する。この撮像手段28により得られる画像を
画像処理手段29で最適な数値化処理を行い、この結果
を基に、フォトマスクの位置を補正する制御手段7によ
って、アライメントマーク26とアライメントマーク2
7の位置整合を行う。
【0022】図3の露光部45において、この位置整合
が完了すると、照射量の制御手段43を通じて、紫外線
19の光路にあるシャッター35を開放してフォトマス
ク5に紫外線19を必要量照射する。また、シャッター
35の開閉に伴い、定盤4でフォトマスク5上の所望パ
ターンを露光されたテープキャリア3は、定盤4の前後
にあるテープキャリア搬送手段11により必要量移動
し、巻き取りロール2の外周面に沿って巻き取りが行わ
れる。
【0023】この巻き取りロール2の動作を受け、反転
ミラー36を露光部45の紫外線19の光路から、露光
部44の紫外線19の光路の位置に変更する。以下同じ
順序で繰り返される。
【0024】次に、図2、図3を用いて、テープキャリ
ア用露光装置のアライメント作業の手順について説明す
る。前述したように、露光部44と露光部45とは同じ
機能で構成する為、図2に示す露光部44に付いてのみ
説明する。テープキャリア3は、あらかじめ絶縁フィル
ムテープ3の両端にスプロケットホール9及びアライメ
ントマーク27が形成され、パターン配置した内部エリ
アにデバイスホール14、スリットホール及び銅箔から
なる導体層15等が形成されたテープキャリア3の表裏
面をなすもので、ここでは、配線パターン及び電極パッ
ド等を形成するための感光性レジスト層が導体層上に形
成された中間工程のテープキャリア3を指している。
【0025】定盤4はテープキャリア3を保持する支持
台であると同時に、アライメント照明手段21からのア
ライメント照明光をテープキャリア3及びフォトマスク
5のアライメントマーク26に照射するするため、光透
過性材料25が充填された開口部25を有している。
開口部25はフォトマスク5のアライメントマーク2
6、及びテープキャリア3におけるアライメントマーク
27対応する位置に設けられている。更に、定盤4は露
光時にテープキャリア3をフォトマスク5に密着させた
り、アライメント処理中にテープキャリア3とフォトマ
スク5を所定間隔離反させる上下移動機構に連結してい
る。
【0026】アライメント光照明手段21の光源は、光
学レンズ22と、光路を左右2方向に分配する光路分配
器23と、及び反射板24からによって分岐され、これ
らは定盤4よりも下部の位置に設けられている。
【0027】撮像手段28はテープキャリア3とフォト
マスク5のアライメントマーク27、26、の画像を読
みとるもので、通常CCDカメラが用いられる。画像処
理手段29は撮像手段28で読みとったアライメントマ
ークのずれ量を判定処理するもので、テープキャリア2
7を基準として、フォトマスク5のアライメントマーク
26の重ねて合わせて、X、Y及び角度θのずれ量を算
出する。フォトマスクの位置を補正する制御手段7は画
像処理手段29にて算出したX、Y及び角度θのずれ量
のデータをマスクホルダー6に連結されたステージの制
御装置に送り込み、所定量移動させてテープキャリアに
おけるアライメントマーク27にフォトマスクにおける
アライメントマーク26の位置合わせを行うものであ
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明のテープキャリア用露光装置を
用いてテープキャリアを作製する事例について説明す
る。
【0029】<実施例1>まず、図4(a)に示す、両面
銅箔付きの絶縁フィルムを所定幅に断裁した銅貼りフィ
ルムテープ3の両端にスプロケットホール9及びアライ
メントマーク27と、内部にデバイスホール14を型抜
き等で打ち抜き形成したテープキャリア3を作製する。
アライメントマーク27はスプロケットホール9の形成
時に同時に打ち抜きで形成し、アライメントマーク27
の設置位置は所望パターン範囲外の位置であれば任意位
置に配置できるが、所望パターンサイズを最大限確保す
る点から、好ましくは設置間隔は個片化されるテープキ
ャリア3の左右両端に配置されるスプロケットホール列
に対し少なくとも1個配置されるようにスプロケットホ
ール9間に設けることが望ましい。アライメントマーク
27の形状は図5(b)にその一例を示すが、円形、十
字形、正方形、長方形等各種形状パターンが適用でき、
要求される精度によって適宜選択される。
【0030】次に、テープキャリア3の両面に形成した
導体層15上に厚さ5μmの感光性レジストからなる感
光性レジスト層を形成したテープキャリア3を本発明の
テープキャリア用露光装置にセットし、まず、露光部4
4において、アライメント光照明手段21よりアライメ
ント光を定盤に設けられた光透過性材料25が充填され
た開口部25から、アライメント光照明手段21によ
り、テープキャリア3におけるアライメントマーク27
及びフォトマスク5のアライメントマーク26に照射し
て、このアライメントマークの画像を撮像手段28のC
CDカメラによって撮像する。このCCDカメラで得ら
れる画像を画像処理29し、この結果を基に、パルスモ
ータ、ボールねじによって、アライメントマーク27を
基準にしてアライメントマーク26の位置整合を行う。
位置整合が完了したところで、テープキャリア3とフォ
トマスク5を密着し、1kw出力の超高圧水銀灯の紫外
線光源より200mJ/cm2の露光量でフォトマスク
5を通してテープキャリア3上の感光レジスト層に照射
露光し、このA露光部の感光性レジスト層にパターン潜
像を形成する。露光部44の照射を終了後、反転ミラー
36動作して露光部45に照射位置を切替える。
【0031】次に、露光部44と同じ手順によって、露
光部45にも、テープキャリア3上の感光性レジスト層
に照射露光し、この露光部45の感光性レジスト層にパ
ターン潜像を形成する。定盤4でフォトマスク5上の所
望パターンを露光されたテープキャリア3は、定盤4の
前後にあるテープキャリアモータに連結した搬送部によ
り必要量移動し、回転ロール42の外周面にテープキャ
リア3を沿わせる面反転機構12で、感光性レジスト層
が形成された露光面の反転が行われる。この面反転機構
12の動作を受け、反転ミラー14が動作して、露光部
45の紫外線19の光路から露光部45の紫外線19の
光路の位置を元の位置に変更する。
【0032】ここで、露光部44と、露光部45への照
射の作業が完了し、巻き取り部2によって順次に巻き取
る。前記巻き取られたテープキャリア3に形成された感
光性レジスト層の両面に対して現像、エッチング、レジ
スト剥離等の一連のパターニング処理及び、めっき処理
を施してテープキャリア3を得た。尚、このテープキャ
リア3は、テープキャリア3両面の導体層15を導通ビ
ア孔16を通じて導通がとられている。
【0033】
【発明の効果】上記のように、本発明の請求項1に係る
テープキャリア用露光装置では、前記面反転機構が回転
ロールの外周面にテープキャリアを沿わせて面反転する
為に、表裏それぞれのパターンのフォトマスクをテープ
キャリア表裏面への連続した露光処理が可能となる。そ
して、本発明の請求項2に係るテープキャリア用露光装
置では、請求項1記載のアライメント機構は、アライメ
ント照明手段21を定盤より下部の位置に設けているた
め、撮像手段でのアライメントマーク画像のコントラス
トが向上し、結果的に位置合わせ精度に優れた高精度の
テープキャリアを得ることが可能となり、更に、本発明
の請求項3に係るテープキャリア用露光装置は、紫外線
光源とフォトマスク間に紫外線光反転手段を有し、紫外
線照射位置を任意に変更でき、紫外線光を反転して異な
る方向へ紫外線照射する機能を合わせて有するので、位
置合わせを行う工程とパターン露光を行う工程を並列し
て同時に処理することが可能となり、高い生産性が得ら
れ、さらに、本発明の高精度のテープキャリアを用いる
ことで、半導体チップ等の実装工程及び検査工程で優れ
た位置整合性を確保すると共に、半導体装置の歩留まり
が向上し、テープキャリア分野において、優れた実用上
の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープキャリア用露光装置の一実施例
を示すテープキャリア用露光装置の露光部分の構成概略
図である。
【図2】本発明のテープキャリア用露光装置の一実施例
を示すテープキャリア用露光装置のアライメント部分の
構成概略図である。
【図3】本発明のテープキャリア用露光装置の一実施例
を示すテープキャリア用露光装置のアライメント部分の
構成概略図である。
【図4】本発明のテープキャリア用露光装置を用いて作
製したテープキャリアの一例を示し、(a)はテープキ
ャリアの平面図であり、(b)はA−A線で切断した側
断面図である。
【図5】アライメントマークの一例を示し(a)はフォ
トマスクに設けたアライメントマークの拡大平面図であ
り、(b)はテープキャリアに設けたアライメントマー
クの拡大平面図である。
【図6】従来のテープキャリアの一例を示す側断面図で
ある。
【符号の説明】
1…テープキャリアの巻き出し手段(部) 2…テープキャリアの巻き取り手段(部) 3…テープキャリア(絶縁テープフイルム) 4…定盤 5…フォトマスク 6…マスクフォルダ 7…フォトマスクの位置を補正する制御手段 8…銅貼りテープフィルム 9…スプロケットホール 10…テープキャリアの搬送部 11…テープキャリア搬送手段 12…テープキャリアの面反転させる搬送手段(面反転
機構) 13…搬送ローラー 14…デバイスホール 15…導体層 16…導通ビア孔 17…開口部 18…アライメントマーク 19…紫外線 20…アライメント調整部 21…アライメント光照明手段 22…光学レンズ 23…光路分配器 24…反射板 25…光透過性材料(定盤の開口部) 26…フォトマスクに形成したアライメントマーク 27…テープキャリアにおけるアライメントマーク 28…撮像手段 29…画像処理手段 30…照射部 31…照射手段 32…紫外線光源 33…コールドミラー 34…フライアイレンズ 35…シャッター 36…反転ミラー(紫外線を反転する反転ミラー) 37…凹面ミラー(楕円凹面ミラー) 38…紫外線照射位置 39…真空吸着穴 40…全体の部を管理手段 41…アライメント光照明手段光源 42…回転ロール 43…照射光量制御手段 44…A露光部 45…B露光部 46…絶縁テープフイルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも紫外線光源と、フォトマスク
    と、テープキャリアと、定盤と、アライメント機構と、
    定盤の後段に配置した面反転機構を有する露光装置であ
    って、前記面反転機構が回転ロールの外周面にテープキ
    ャリアを沿わせて面反転を行うことを特徴とするテープ
    キャリア用露光装置。
  2. 【請求項2】前記アライメント機構がアライメント光照
    明手段と、撮像手段と、画像処理手段と、フォトマスク
    の位置を補正する制御手段と、テープキャリアの巻き出
    し部と巻き取り部とからなるテープキャリア搬送手段を
    備えることを特徴とする請求項1記載のテープキャリア
    用露光装置。
  3. 【請求項3】前記紫外線光源とフォトマスク間に紫外線
    光反転手段を有し、紫外線照射位置を任意に変更できる
    ようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のテー
    プキャリア用露光装置。
  4. 【請求項4】前記アライメント光照明手段は前記定盤よ
    り下部に設けてあり、前記定盤の開口部より透過照明に
    て前記テープキャリアのアライメントマーク及び前記フ
    ォトマスクのアライメントマークを照射し、前記テープ
    キャリア及び前記フォトマスクのパターン位置合わせを
    行うことを特徴とする請求項2又は3記載のテープキャ
    リア用露光装置。
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